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2010年2月11日 (木)

本当、すみません

昨年11月後半から年明けにかけて取り巻く環境が激変、仕事と学業と家庭での役割がドーンと一気に覆いかぶさってきまして、今はこれらに専念せざるを得ない状況になっております。

コメントやメールも多数いただいたにもかかわらず、きちんとお答えできず申し訳ありませんでした。

今やるべき役割をきちんと果たし、それぞれ決着をつけて、関東大会予選から取材活動を再開します。

それまでは過去コンテンツをお楽しみください。

ただ、ところどころで日記風に現況をお伝えしたいと思ってます。

本当、ご心配おかけしてすみませんでした。

Kumazeminame

2010年1月 2日 (土)

ルーテル学院vs帝京

激戦の東京Aブロックを制し、3年連続34回目の出場となる帝京が、国立競技場での開幕戦カードに登場、あの大津高校を熊本県大会で破って全国に出てきたルーテル学院と戦いました。余談ですが、ルーテル学院が2年前初出場した時に、kumazemiさんの(やや遠めだそうですが)お母様方の親戚もベンチ入りしていたそうです。

試合の方は、両校相手の出方を伺うような立ち上がりでしたが、15分過ぎあたりから徐々にルーテル学院にテンポのあるパスや、サイドからの攻撃が形作られるようになり、流れを引き寄せ始めます。

そのルーテル学院ですが、前半25分には右サイドから出たグラウンダーのクロスに飛び込んだ11番の選手が合わせるチャンスがありました。これは惜しくも枠の外に外してしまいますが、一瞬にして決定的なチャンスを作るこの全国のレベルに、会場は沸きあがります。続く前半26分には、ルーテル学院が右サイドのスローインから素早く右サイドにスペースを見つけてそこから攻撃、24番の選手からの早いグラウンダーのクロスに中央で11番の選手ががダイレクトで合わす場面もありました。

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そして、前半32分に試合が動きます。ルーテル学院の右サイドでの短いパス交換を帝京がインターセプトしかけたところをルーテル学院9番の選手が奪い返し、そのまま中央の空いたスペースに持ち込んで帝京ディフェンダーを引きつけてシュート、低い弾道となったボールがをゴール左隅に決まり、今大会初ゴールとなる先制点が生まれます。

前半終了間際の40分には両校、ゴール前でチャンスを作りますが、両校に決めきれず、ルーテル学院が1点をリードしたまま後半へ折り返します。

後半は、帝京に最初のチャンスが訪れます。FKを直接狙い、ルーテル学院DFの壁を超え、GK目の前でバウンドしたボールにルーテル学院GKがパンチング、このボールにに帝京がヘッドで合わせに行きました(惜しくも枠の外)。しかし、続く後半16分でした。帝京は自陣からのFKをゴール前までロングボールを供給、ボールはやや前目に位置取っていたGKの頭上を超えていきますが、ここに帝京10番キャプテンの稲垣選手がDFをくっ付けたまま上手くヘッドで合わせ、ついに帝京が同点に追いつきます。これで試合の行方は全くわからなくなります。

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ここから、王者帝京が流れを掴むかと思ったのですが、今日の帝京は重圧からかパスの精度がいまいちで、リズム感のあるサッカーがなかなかできません。逆に同点に追い付かれたルーテル学院の方が、カウンター攻撃やサイド攻撃を織り交ぜたいい流れのサッカーを展開、タテ一本で相手の裏を突く攻撃も仕掛けるなど、いいリズムを作っていました。

そして、後半28分でした。相手ボールを奪ったルーテル学院は素早くカウンターを仕掛け、前方の11番の選手にロングフィードのパスを出すと、これを落ち着いて頭でトラップ、帝京ゴールキーパーが飛び出している位置を確認すると、瞬時に選ループを選択、ボールはキーパー頭上を弧を描きながら越えていき、勝ち越しゴールとなります。

ゴールを決めたルーテル学院11番山本選手が両手で掲げた「1番」ポーズに、バックスタンド応援席は俄然湧きあがります。勝ち越された帝京は後半34分、右、左、左と立て続けのCKのチャンスを掴みますが、全員が戻ってゴール前を固めるルーテル学院の堅い守備を崩すことが出来ません。

そして、このまま終わってしまうのかと思えた後半39分、帝京GKがペナルティエリアの外へ飛び出してヘッドでクリアしたボールが、絶好調のルーテル学院11番山本選手の足元へ、山本選手はそのまま正確なダイレクトキックでがら空きのゴールを狙います。このロングシュートは、またもや見事な放物線を描きながらバーぎりぎりをかすめて帝京ゴールに吸い込まれ、試合を決める3点目となりました。

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試合はこのまま終了、ルーテル学院が第88回大会のオープニングマッチを制しました。

敗れた帝京ですが、昨年87回大会初戦で優勝した広島皆実をあと一歩まで追い詰めながら無念のPK負けでした。私自身、この試合は帝京復活の足がかりになったと思っていまして、事実、今年の東京の(新人戦、総体、選手権の高体連ベースの)公式戦では負け知らずの完全制覇だったのでした。今回それでも全国はそう簡単には勝たせてもらえないという厳しい現実をもまた実感させられました。

しかし、現在の全国どこの代表校も優勝する力を持つ時代となったのは、Jリーグ発足による地域における普及促進があるにせよ、80年代に帝京が王者として君臨、選手権のメディア効果と相まって標的であり目標となって牽引してきた歴史もあるでしょう。私はファンとしてカナリア軍団の復活を大いに期待しています。

取材:ぬまちちぶ

2010年1月 1日 (金)

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。

しかし、昨年はプライベートでも仕事でもいろんなことがありました。

でも、よーく考えてみると、エキサイティングな年でもありました。

12月は12月でかなり忙しかったのですが、ならばこの際最後までエキサイティングでいようと、部署の忘年会も盛大に3次会までやりました。

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この写真撮影時ですでに2時は回っていたのではないでしょうか。

ちなみに私も映っています(男3人しか映ってないですね・・・)。

忘年会やってあらためてびっくりしたんですが、私には35名の部下がいるのでした。

部下のみんな、こんな上司でごめんなさい。

話は変わりますが、31日の西が丘は2009年の締めくくりとして現場に行きました。

そこに盛岡市立高校の応援横断幕があったのですが、申し訳ないのですが拝借させてください。

私も今年はこれで行きたいと思います!

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なんでこれで行きたいと感じたかと言いますと、「美をも求めて」っていうところにグッと引き込まれたからです。

こんな私ですが、今年もよろしくお願いします。

Kumazemi_new_rogo

2009年11月30日 (月)

帝京vs成立学園

Aブロック決勝。この壮絶な横綱対決、記事はご勘弁願います。

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覇権奪還!

2009年11月28日 (土)

都東久留米総合vs修徳

東京Bブロックは2005年以来3年ぶりの全国大会出場を目指す名門修徳高校と2006年に都久留米高校以来、新たに東久留米総合高校になってからは初出場を狙う両校の激しい決勝戦となりました。場内は9000人を超える観客に見舞われ、この第2試合も引き続き超満員のまま試合が開始されました。

開始早々の前半2分、東久留米総合が右コーナーキックをニアに入れ、これに合わせにいきますが、修徳は落ち着いてクリア、逆に修徳は4分にCK、10分にFKを得るも東久留米の厚いDFに攻撃を阻まれます。ここからは中盤での激しい展開となりますが、東久留米DF陣は修徳にサイドのスペースを突かせない守備を徹底します。

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東久留米は15番佐々木選手が何度と無くチャンスを作ります。前半17分、東久留米の左コーナーからの攻撃はゴール前の混戦を生み、6番の選手が左足でシュートを撃ちますが、これは修徳のGKが右手でファインセーブ。続く24分にも左サイドから柔らかいドリブルで数人交わして持ち込んでのまシュートも修徳GKが堅実にさばきます。

一方修徳は前半22分、右サイドからのクロスを中央で受けてシュートに持ち込みますが、準決勝のような効果的なサイド攻撃を展開できません。この後もセットプレーからの攻撃はありながらも、お互いの得ストロングポイントを消し合う展開は、なかなか決定的な場面が現れず、前半はスコアレスのまま折り返すことになります。

前半は、東久留米は徹底して左サイドのスペースを意識して決してラインを下げることなく足を動かし続け、修徳は左右のみならず中央からの攻撃も含む展開を見せました。また、両校激しいプレッシャーとフィジカルの強さを見せる展開でした。

後半に入って3分、東久留米右サイド14番の選手のドリブル突破は惜しくもラインを割ってしまいますが、続く9分には左サイドから展開した攻撃では修徳ゴール前で決定機を作りますが、フィニッシュまで持ち込めません。一方修徳は18番の選手をを投入した直後の11分、一瞬空いた左のスペースからのサイド攻撃を展開、ニアサイドで10番の選手がダイビングヘッドで合わせますが、わずかに左ポストの外。このあたりから一気に試合のボルテージが上がっていきます

続く13分、東久留米はペナルティエリア内で受けた10番の選手が素早く反転してシュートを放ちますが、これは枠の外でした。さらに15分、またも東久留米は10番の選手が起点となり右サイドからのクロスでチャンスを作るも修徳DFは集中して守ります。

修徳も押されたままではなく、17分、右サイド7番の選手から6番の選手へ出たパスからクロスと思いきや、直接狙ったようにも見えたシュートはクロスバーを直撃、これは惜しかったです。

そしてゲームは東久留米が20番の選手を投入直後の20分に動きます。左のショートコーナーから、この20番の選手が上げたクロスに2番金丸選手がドンピシャのタイミングでヘディングシュート、これが修徳ゴールにズバッと決まり、遂に東久留米が先制点を奪います。

しかし、まだ残り20分。準決勝東京朝鮮戦のあの修徳の怒涛の攻撃の記憶がよみがえります。それでも、東久留米はこの得点後も攻撃の手を緩めることなく修徳を攻め続けます。ここで東久留米は19番の選手を投入、ワントップ気味のシステムを変更します。しかし、このあたりから若干流れが変わり、これまで相当足を動かしてきた東久留米に足を攣ってしまう選手が見え始めます。

このままでは終われない名門修徳の最後の攻撃がここから始まりました。32分に得たフリーキックを蹴るのは11番。東久留米の壁を回転の掛かったボールがうまく抜け、ゴール左上枠に見事な放物線を描きますが、これが何と左ポスト内側に当たって反対側へ転がりでます。東久留米には運があるなと感じざるを得ないシーンでした。

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続く33分には左コーナーキックから東久留米GKの弾いたこぼれ球をシュートに持ち込むもキーパー正面。35分には大きなサイドチェンジから逆サイドの11番の選手がシュートを打つも左に外してしまいます。ここでロスタイム3分の表示。それでも修徳の仕掛ける猛攻を東久留米は疲労困憊ながらも必死に守り、開校3年目にして全国大会初出場を勝ち取りました。

今年の修徳イレブンは例年にも増してすごいサイド攻撃を見せる攻撃的なチームでした。その修徳イレブンが、試合終了のホイッスルの後、立ちあがれないシーンを見て、目頭熱くなりました。東久留米総合にはこの修徳の涙の分も全国大会で暴れて欲しいと思います。

初戦はここ西が丘です。臆することなく、東京代表の誇りを胸に、熱い戦いを期待しています。

記事:ぬまちちぶ サポート:kumazemi、コータロー、ヨンプラザ中野、ピアノマン、カトリーヌ,、補助ゲリラ

kumazemi's favorite players 2009:修徳の11番(宇都宮選手)

2009年11月27日 (金)

いよいよ決勝!

麒麟さま、ごめんなさい。さぼってるわけではないんですが、ここのところ家帰ってバタンキューなもんですから、記事かけずにいました。

あと、番付も必ずやります。選手権都大会が終わりましたら2009年度の番付作ります!

仕事のほかに何やってるかと言いますと、「本」呼んでるんです。というより必要に迫られて読まざるを得なくなっているのです。

例えばこんなようなやつです。

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正直、「わけわかんねー」って感じなので、日経新聞スクラップしながら必死に理解に努めてます。

あとは「サッカーで燃える国 野球で儲ける国-スポーツ文化の経済史-(Stefan Szymanski、 Andrew Zimbalist」っていうのと「世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す(Joseph E. Stiglitz)」ってのも読みました。
明後日は帝京、成立、修徳そろい踏みに新生東久留米の登場ですね。例年通りなら先々週に終わってるはずですが、今回は変則日程で11/28になってますので、いくら温暖化しているとはいえ防寒対策が必要です。

しかし、女房が今日から私と子ども二人置いて一泊の箱根旅行に行ってまして、土曜日の私はけっこう大変なのであります。もう1ヶ月以上前から11/28は都大会決勝だから(一日家空けるから)頼むねと言っておいたにもかかわらず、完璧に無視して予定を組まれ、今朝さっさと行ってしまいました・・・

ま、いつも迷惑かけてるのは私の方なので、女房には束の間ですが旅を楽しんでもらいたいと思います。

さて、高校サッカーファンの皆様、泣いても笑っても本年度の東京の高校サッカーは明日で終わります。まだ、プログラムを持っていない方はぜひ買ってください。地区予選結果も出てますし、西が丘の芝を踏むのがどれだけ大変なのか、さらにここで試合に出場するということがどれだけ大変なことなのかがちょっぴりですがわかります。

では、皆様西が丘でお会いしましょう。もちろん速報もやります!

でも私を探さないでください。あと、高校生の皆さんで立ち話の中で私の話題が出たときは、いちおう40年以上生きてて皆さんより多少人生経験ありますので、呼び捨てしないでせめて「さん」か「ちゃん」程度は付けていただくとうれしいです!

2009年11月 9日 (月)

都東久留米総合vs実践学園

Bブロック決勝進出をかけての第1試合はここまで堅守で接戦をものにしてきた東久留米総合と実践学園との組み合わせとなりました。

長身の選手が揃う実践学園は、序盤からハードなプレーを見せますが、最初のシュートシーンは前半4分の東久留米総合11番の選手でした。一方、実践学園は前半5分の左CKを長身10番の選手の頭に合わせますが、やはりこの10番の選手は常に相手を脅かす存在ですね。続く前半19分には、実践学園が左サイドから逆サイドへの大きなサイドチェンジを展開、一瞬外れたマークに実践学園8番の選手が反応、東久留米総合GKと1対1の場面を作りますが、ここは東久留米総合GKがタイミングよく飛び出し、ファインセーブで防ぎました。

この後も実践学園は3番の選手のロングスロー、右サイドから切れ込む8番の選手の仕掛けのプレーなどで、都東久留米総合陣地に攻め入りますが、都東久留米総合DFは落ち着いて対処し、その後は決定的な場面を作らせません。ここらあたりはさすが「堅守の東久留米だ」と感じました。

前半30分くらいからは、都東久留米総合のショートパス攻撃がいいリズムを作り出し、実践学園DFラインが徐々に下がっているように見えました。前半終了間際には東久留米14番の選手が自軍ゴール前で拾ってから、50mくらいはあったであろう長い距離をドリブルで持ち込むシーンもありましたが、前半はスコアレスのまま折り返します。

実践学園の前半は、サイドを使った効果的な攻撃を駆使しながらも、ややゴール前で時間を掛けすぎてしまいシュートまで持ち込めない感じでしたが、ここを後半どう対応してくるか、対する東久留米総合は中盤をきちんと構成しながら、足を止めない持ち前の粘りの展開でどうゴールに迫るのか、これを楽しみに後半開始を待ちました。

後半の立ち上がりは実践学園でした。後半4分に得たFKから19番がヘッドで合わせるもこれはゴールネットの上、続く10分にもゴール右からのFKのチャンスを掴みます。一方、都東久留米総合は人とボールが連動するようになり、どんどん追い越してスペースを作っては仕掛けるサッカーを展開します。この時間帯の都東久留米総合は、MF10番の選手、DF6番の選手が容赦なくオーバーラップを仕掛け、後半15分には、11番の選手から左サイドに流れるようなパスを繋いで14番の選手から5番の選手につなぎシュートへ持ち込みました。

ゲームが動いたのは後半29分でした。左CKからのこぼれ球を都東久留米総合13番の選手がヘディングでゴールへ決め、遂に東久留米総合が先制点を叩き出します。

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残り10分となったところで先制された実践学園は、3人の選手交代を行って攻撃を仕掛けますが、都東久留米総合は足を止めることなく集中して守ります。後半終了間際の39分には、実践学園の決死のダイビングヘッドも飛び出しますが、これは僅かゴール左へ逸れてしまいます。

しかし、実践学園の決して諦めない必死のプレーも東久留米総合の堅守に阻まれ、このまま試合は終了、生まれ変わった東久留米総合が開校3年目にして西が丘行きの切符を手にしました。

相手に持ち味を出させない東久留米総合の堅守もすばらしかったですが、実践学園の統率のとれた守備にも目を見張るものがありました。この両校の守備意識の高さが、堅い守りをバックに1点を争う好ゲームとなりました。これを見事にプロデュースした両校監督に感謝いたします。

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Bブロック決勝戦はイタリア対オランダという感じになりました。楽しみですね。

取材:ぬまちちぶ 速報:ヨンプラザ中野 輸送担当:防府天神鱧

2009年11月 8日 (日)

修徳vs東京朝鮮

東京Bブロックの準決勝第2試合は、本大会下馬評高き東京朝鮮と虎視眈々と代表の座を狙う名門修徳が対決するという見逃すわけにはいかないカードとなりました。

キックオフ直後から修徳は右サイドの7番の選手と左サイド11番の選手が躍動、得意の攻撃スタイルをみせます。しかし、最初にゴール前まで仕掛けたのは東京朝鮮でした。前半5分、右サイドから持ち込んだ7番の選手からのパスを10番の選手がペナルティエリア付近からシュートを放ちます、これは修徳GKの正面でしたが、やはり、東京朝鮮の不動のエース10番ユン・ヨンスン選手のシュートはものすごい威力です。

続く前半7分、東京朝鮮がファウルからFKを得ます。中央やや左、ゴールまで約30mくらいの位置だったと思いますが、これを直接狙ったボールが見事に修徳ゴール右に突き刺さり、セットプレーから東京朝鮮が先制します。

しかし、驚いたのはこの後11分の東京朝鮮の攻撃です。中盤でのボール争いから右サイドに展開、フリーで受けた東京朝鮮11番の選手が思いきりよくペナルティエリア外から左足ミドルを一閃、放たれたボールは無回転のまま修徳ゴール左に突き刺さります。何と開始10分で東京朝鮮が修徳相手に2点をリード、東京朝鮮恐るべしといった感じの序盤となります。

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一方修徳は、前の試合でもキーとなった左サイドの11番の選手がスペースを作ってはしきりにボールを呼び込むのですが、東京朝鮮もこの修徳のストロングポイントを消すべくこのスペースを潰し、修徳の思うようなゲームを展開にはさせません。それでも、前半21分頃には、修徳がダイレクトやワンタッチの速いパス交換を織り交ぜてスペースを作り、東京朝鮮DFラインの裏を突くチャンスを作りますが、これはGKと交錯しファウルとなってしまいました。このあたりから、2点ビハインドとなった修徳も徐々にエンジンが掛かってきた感じはしました。しかし、前半はこのまま東京朝鮮2点リードで折り返します。

2点追う形になった修徳は何か仕掛けてくるのか?はたまた東京朝鮮はこのリードを守り抜くのか?このように後半の激しくなるであろうゲーム展開を大いに期待していたのですが、実際には私たちの期待も想像もはるかに超越した展開になります。

後半まずは両チーム選手交代を実施、東京朝鮮は14番、修徳は14番と15番を投入しましたが、開始早々に修徳と東京朝鮮と両校にイエローが出てしまい、激しい立ち上がりとなります。

しきりに左サイドを攻め続けていた修徳キーマン11番の選手がファウルを受けます(彼は負傷し一旦ピッチを出ます)が、ここで得たFKを今度は修徳が直接狙います。ボールは東京朝鮮ゴールマウスを捕らえますが右ポストを直撃、しかし、これをきっちり詰めていた15番の選手が押し込んで修徳が1点を返します。選手交代ずばり的中、しかもセットプレーからのこのゴールを機に修徳の動きが俄然良くなっていきます。忘れてならないのは、前半あれだけ左サイドから展開していたのに、後半は右サイドからの展開中心に変えた修徳の戦術転換です。これが東京朝鮮右サイドを面白いように崩します。

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押せ押せになってきた修徳は続く後半11分には、再三狙い打ちしていた右サイド7番の選手からのクロスに9番の選手がドンピシャヘッドを打つも惜しくもGK正面、直後の12分にはこれも右サイドからのクロスに中央10番の打ったシュートのこぼれ球を11番の選手が決めてついに修徳が同点に追いつきます。このシーンでは修徳はツキも呼び込んでいる感じがしました。

追いついた修徳の猛攻はまだ続き、後半14分、空いた右サイドを9番の選手が長いドリブルで持ち込んでそのままシュートの場面がありました。そして、続く後半15分でした。またも右サイドからの早いクロスにこれまで再三チャンスを演出する側だった11番の選手がドンピシャのタイミングでヘッドでこの日2点目を決め、ついに逆転します。

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よもやの逆転を喰らった東京朝鮮も負けじと19分、6番の選手がFKを直接狙い、壁を綺麗に越えていきましたが、これは修徳GKも必死のパンチングでクリアします。しかし、相手に流れを渡さず攻撃の手を緩めない修徳は、後半21分、これでもかと完全にバランスを崩した東京朝鮮右サイドをえぐり、7番の選手のクロスに左サイド11番の選手がシュートを決めて4点目を奪取、修徳11番宇都宮選手のハットトリックが成立します。

後半の15分間で4点をもぎ取って逆転した修徳は後半を支配しますが、東京朝鮮も意地を見せ、34分の絶好の位置でのFKは名キッカー6番の選手に託されましたが、これは惜しくもバーに嫌われ、このまま4対2で修徳が3年ぶりの決勝の舞台へ駒を進めました。

この試合、修徳が後半見せたサイド攻撃の完成度の高さはすばらしかったです。東京朝鮮も10番の選手を中心に全員が高い技術があり、本当に最後まで質の高いサッカーを見せてくれました。個人的には東京朝鮮がまさか4失点するとは全く予想だにしていませんでした。

この試合は本当にスペクタクルなゲームでした。両校の選手に感謝し、心から拍手を贈りたいです。

kumazemi's favorite players 2009:東京朝鮮の10番

2009年10月26日 (月)

成立学園vs暁星

第1試合の熱気も冷めやらぬままに、もう1つの準決勝がキックオフとなりました。雨は上がったものの芝はまだスリッピー、そして冷たい風が吹き付けます。

強豪同士の対戦にふさわしく、序盤から迫力のあるゴール前でのプレーが次々と生まれていきました。成立学園は前線の3人、9番、10番、11番の選手が暁星ディフェンスラインの裏を狙いチャンスをうかがいます。長身の9番の選手はポストプレーやリーチの長さを存分に活かしたボールキープで攻撃のアクセントとなっていました。前半13分に10番の選手がドリブル突破を見せると、14分には11番の選手がシュートに持ちこみ成立学園応援団を大いに沸かせます。

Seiriz_shoot2jpgやや押され気味の立ち上がりとなった暁星は、前半15分に高い位置でボールを奪うと9番の選手がシュート。成立学園GKが何とか触ったボールはクロスバーに弾かれました。暁星はこの後も中盤で数多くのボールを奪いチャンスにつなげていきますが、その立役者となったのが4番、5番、8番の選手。自由にポジションを替えながら攻守両面でチームを引っ張っていきます。

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お互いに一歩も譲らぬ一進一退の攻防が続いていた前半36分、成立学園が先手を取ります。ディフェンスライン裏へと出たボールを、10番の選手が見事に浮かせたシュートでGKをかわしてゴールへと送り込みました。前半は成立学園1点リードで終わります。

後半に入り、追いつきたい暁星は全体的に前がかりとなり、対する成立学園はカウンターを狙う構図となります。前半も激しいプレーは見られましたが、後半になるとボディコンタクトはさらに激しいものとなりました。両チームの気持ちの強さが表れているようでした。

後半15分を過ぎた辺りから試合のテンポが速くなります。18分にワンタッチでつないでから成立学園10番の選手がシュート、23分には暁星が左サイドから崩します。25分には成立学園10番の選手が今度はスルーパスを出すと、9番の選手がシュートしますが暁星GKがナイスセーブを見せました。手に汗握るとはまさにこういう展開のことを言うのでしょう。

後半28分、暁星は10番の選手を投入し状況の打開を図ります。そして直後の29分、右サイドでボールを受けた9番の選手が強烈なミドルシュートを決めて1-1の同点に持ちこみました。スタンドを埋め尽くした暁星応援団が選手達と共に喜びを爆発させます。

残り10分で同点となった試合はますます激しさを増していきます。32分、左サイドをオーバーラップした成立学園5番の選手のシュートは暁星GKが弾きました。37分には暁星がコーナーキックから、38分には成立学園がフリーキックからそれぞれゴールを狙いますが、いずれも得点には至りません。

第1試合に続いて延長戦に突入かと思われた後半39分、試合を決定づけるゴールが生まれます。成立学園2番の選手が左サイドでボールを持ち上がると、もの凄い勢いで走り込んできた11番の選手へとパス。トップスピードでボールをコントロールした11番の選手は、ペナルティエリア左からグラウンダーのシュートを打ちます。ボールはゴール右へと吸い込まれ、成立学園に勝利と決勝戦進出をもたらしました。

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決勝まであと一歩で涙を飲むこととなった暁星ですが、ここまでの試合はどれも見ている者をワクワクさせてくれるものでした。最後まで気持ちの強さを見せてくれた選手達、素晴らしい応援でチームを後押しした応援団の皆様に拍手を贈らせて頂きたいと思います。

流れるようなパスと、2列目から次々とゴール前に飛び込んでくる迫力満点の攻撃で決勝戦まで勝ち上がった成立学園。帝京の堅い守備陣とのマッチアップは壮絶なものになることでしょう。2年前、同じく西が丘で両校が演じたビッグゲームが思い出されます。今年はどんな結末が待っているのでしょうか…

取材:コータロー(速報隊1号)&ぬまちちぶ(速報隊2号)&カトリーヌ

2009年10月25日 (日)

帝京vs東海大菅生

今年も西が丘の季節がやって参りました。あいにくの空模様とはなりましたが、キックオフ1時間前の開場時間には既に多くの人が集まります。両校のブラスバンドや応援団が徐々にバックスタンドを埋めていくと、期待感や緊張感の合い混ざった独特な雰囲気が醸成されてきました。ファイナリストの座を懸けた試合がいよいよキックオフです。

序盤から両校のゴールへ向かう姿勢が鮮明に表れた展開となりました。帝京は前半4分、8分、10分と、それぞれロングフィード、パス交換、コーナーキックからチャンスを演出しますが、この試合のキーマンの1人となる東海大菅生GKの好判断もあり得点には至りません。東海大菅生も9分、12分と11番、7番の選手が右サイドからの突破でゴールを狙います。非常にスピーディーな展開に、あっという間に15分が経過していきました。

前半19分、東海大菅生が左サイドでフリーキックを得ます。キッカー8番の選手が蹴ったボールはファーサイドへ向かい、完璧なタイミングで選手が飛び込んで行きます。が、帝京GKが見事なファインセーブでゴールを守りました。

このプレーで勢いに乗った東海大菅生は、20分、23分とクロスボールから得点を狙っていきました。両サイドから精度の高いセンタリングが上がりますが、中でも8番の選手のボールは毎回会場からどよめきが聞こえる程の鋭さで、ゴール前での激しい競り合いを生み出します。これを堅牢な帝京ディフェンスが跳ね返していくシーンは迫力満点でした。

前半も残すところ10分程。帝京が相手ゴールに押し寄せる時間が始まりました。東海大菅生は、コーナー付近で競り合った6番の選手が負傷してしまう不運なアクシデントがありましたが、15番の選手が交代で入り猛攻を凌ぎます。31分には帝京左サイドから切り込んでのシュートを、東海大菅生GKがナイスプレーで防ぎました。35分にはコーナーキックから打点の高いヘディングを放つなど、帝京は休む間もなく攻め続けます。東海大菅生は38分、ボールを奪ってからのロングフィードに10番の選手が走りこみチャンスとなりますが、今度は帝京GKが飛び出してクリア。両者一歩も譲らない前半は0-0で終わります。

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この両チームは関東大会と総体の予選でも対戦していますが、思い返せばどちらも拮抗した激しい内容の試合でした。この試合もまだまだ凄いことになる、そう予感しつつ後半開始の時間となりました。

後半立ち上がり、帝京が一気に東海大菅生ゴールに押し寄せます。13分には左サイドでタメを作った8番の選手から10番の選手へ、そこからクロスが上がり17番の選手が頭で合わせる流れるような攻撃も出てきます。17分には再び左サイドからボールを入れ次々とシュートを打ちますが、東海大菅生の体を張った必死の守備をこじ開けることはできませんでした。

今度は東海大菅生が流れを引き寄せます。18分に8番の選手のセンタリングから合わせると、23分、25分と10番の選手がシュートしますが、隙を見せない帝京ディフェンスが攻撃を凌ぎます。

後半26分、ついに試合が動きます。ここまでも攻撃のアクセントとなっていた帝京8番の選手が、左サイドに出たボールへ走り込むと、飛び出してきた東海大菅生GKを巧みにかわすシュートでゴールネットを揺らしました。帝京は直後の28分にもコーナーキックをニアサイドで合わせる決定機がありましたが、これは東海大菅生GKが素晴らしい反応で弾きます。

後半ラスト10分、後が無い東海大菅生はチーム全体が前に出てゴールを目指しますが、帝京の堅牢な守りをなかなか崩せません。そして迎えたロスタイム、右サイドからのセンタリングを、15番の選手が混戦の中で押し込んで試合を振り出しに戻します。壮絶な試合の行方は延長戦に委ねられることとなりました。

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延長前半の10分間は目まぐるしく過ぎて行きました。帝京がセットプレーから次々とチャンスを作り、東海大菅生が懸命に守る時間が続きます。7分には、東海大菅生7番の選手のクロスのこぼれ球を19番の選手がコントロールしてシュートに持ちこもうとしますが、帝京DFがすかさずカット。続く9分、帝京18番の選手のゴール正面からの強烈なシュートは、東海大菅生GKがこの日何度目かわからないファインセーブでゴールを割らせません。

延長後半に入っても両チームの勢いは全く衰えません。6分に東海大菅生がクロスボールのこぼれ球を押し込もうとするも帝京DFがブロック。8分には全く逆の場面がありましたが、今度は東海大菅生DFがシュートを打たせません。こうしてお互いに力をぶつけ合った100分間のプレータイムが終了し、勝負はPK戦へと持ち越されます。そしてこれを制した帝京が決勝戦への切符を勝ち取りました。

試合後の東海大菅生イレブン、そして応援団からは敗れてなお爽やかな印象を受けました。帝京をここまで追いつめられるチームはそう多くはありません。西が丘の歴史に大きな足跡を残したことを誇りに感じて欲しいと思います。また個人的なことで恐縮ですが、今年東海大菅生の多くの試合を見せて頂けたことを幸運に思いますし、深く感謝しています。

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私みたいな素人が言うのも失礼かと思いますが、今年の帝京イレブンの勝負強さは本物です。同じ相手と3度死闘を演じ3度とも勝つのは並大抵のチームにはできません。3大大会東京完全制覇まで残るはあと1試合。最後の相手は、成立学園です。

取材:コータロー(速報隊1号)&ぬまちちぶ(速報隊2号)&カトリーヌ

2009年10月24日 (土)

帝京vs私武蔵

駒沢第2球技場のラストゲームは16:45キックオフ。陽が落ちてひんやりとした空気の中で始まりました。

試合は帝京のゴールで幕を開けました。前半4分、7番の選手が目の覚めるようなミドルシュートをネットに突き刺し、早々とリードを奪います。

サッカーほど前評判が当てにならないスポーツもありません。グラウンド上では最後まで何が起こるかわからないものです。それがわかっていても、帝京のいきなりの先制点に「一方的な試合になるのだろうか」との考えが頭をよぎってしまいました。しかし、この考えが間違いだったことを、すぐに武蔵イレブンが教えてくれます。

空中戦でのぶつかり合いや1対1の局面ではフィジカル面で上回る帝京が圧倒しますが、ゲーム全体ではお互いに攻め合う魅力的な展開となりました。武蔵が前半10分に右サイドを起点としてGKと1対1のチャンスを作れば、帝京は17分にオーバーラップしたDFの強烈なシュートで追加点を狙います。熱心な武蔵応援団の歓声も加わり、すっかり暗くなったグラウンドに熱気が満ちてきました。

前半25分を過ぎたころから、帝京が攻める時間が続くようになります。27分には再び7番の選手がミドルシュートを決めてスコアを2-0とします。右サイドでボールをもらってから、中へと持ちこんでの素晴らしいシュートでした。ここから前半終了までは帝京の猛攻となりますが、武蔵はチーム全員での体を張った守備でゴールを割らせません。帝京の2点リードでハーフタイムを迎えます。

後半立ち上がりも帝京ペースで始まりました。6分に帝京7番の選手が右サイドからのクロスボールをヘディングで決め、見事ハットトリックを達成します。ボールを支配しさらなる得点を狙う帝京と、押し込まれながらも懸命な守備からカウンターのチャンスをうかがう武蔵といった構図となっていきました。後半18分には20番の選手のゴールで帝京が4点目を奪います。

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後半20分、30分と帝京主導で時間が経過していきますが、両チームとも全く疲れを感じさせない全力でのプレーを披露し続けます。追いかける武蔵イレブンからは、何とか一矢を報いたいという強い気持ちが伝わってきました。前線でなかなかパスを繋げることができず、主にセットプレーからチャンスを狙いますが、帝京守備陣の堅い牙城を崩すことができません。終始試合をコントロールし続けた帝京が4-0で勝利し、準決勝進出を決めました。

帝京の次戦は、この日攻撃が爆発した東海大菅生との顔合わせとなります。息つく暇もない激しい展開となること必至の、素晴らしい試合となることでしょう。楽しみですね。

最後まで諦めず全力プレーの武蔵イレブンには拍手を贈らせて頂きます。ギリギリの人数でここまで勝ち上がってきたこと誇りに思ってください。また、応援団の皆様の暖かさも印象的でした。来年も是非注目させて頂きたいと思います。

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取材:コータロー(速報隊1号)&kumazemi(速報隊4号)&補助ゲリラ(運転手)

修徳vsかえつ有明

薄暗くなった中行われた駒沢補助競技場第4試合は修徳対かえつ有明です。

ゲームは、前半3分のショートコーナーをシュートまで持っていった場面や、前半7分の左サイドからゴール前に切り込んでのシュートなど、序盤はかえつ有明優勢でゲームが進みます。両校とも豊富な運動量を武器に、かえつは巧みな技術、修徳はお馴染みサイドのスピードと、お互いカラーを出しながら戦います。前半9分には、修徳が左サイドからのFKに9番の選手がヘディングで合わすチャンスがありましたが、これはかえつ有明GK正面でした。

かえつ有明は足を止めず、球際にも強いプレーを見せ、修徳にチャンスらしいチャンスを与えませんが、前半18分、ついにこれぞ修徳という展開が生まれます。それは、修徳左サイド11番の選手からの展開です。しかし、何回も戦っているであろう両校、勝手知ったるかえつ有明もなかなか決定機を作らせません。

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前半30分を回ったころから、序盤押し込まれていた修徳もペースを取り戻していきますが、かえつ有明は守備の集中が切れることはなありません。前半37分には、かえつ有明が右に大きくできたスペースに走りこんだ4番の選手を使ったカウンター気味の攻撃を見せ、クロスからシュートにつなげる攻撃を見せましたが、ゴールを割るまでには至りません。すると、今度は修徳が前半39分、ペナルティエリアすぐ外からフリーでミドルを打ち込みますが、かえつ有明GKが素早く反応、こちらも得点を許しません。

前半終了間際は両チームともゴール前の攻防がとありましたが、締まったゲーム展開のまま0対0で前半を折り返します。

後半もかえつ有明の攻撃で幕を開けます。右CKを3連続で得ますが、修徳に空中戦を挑むのは不利とみたか、ショートコーナーを多用、しかし修徳の厚いディフェンスに阻まれシュートまでは持ち込めません。そして、このゲームの最初のゴールシーンは思いもよらない形で迎えます。

かえつ有明CK3連発直後の後半3分、かえつ有明が右から攻め込んできた修徳の選手にペナルティエリア内でファウルを犯してしまい、なんと修徳がここでPKを得ます。これを修徳7番の選手が落ち着いて決め、先制点が修徳に入ります。相手を見て戦術を決めるというより、自分たちのストロングスタイルを愚直なまでに貫く修徳ですが、ゴールは得意のサイド攻撃ではなくPKからでした。

これで勢いに乗った修徳は、これでもかこれでもかと左サイド11番を起点とした攻撃を仕掛け、かえつ有明がこの左サイドに気を取られていると逆サイドに振ったりと、いいリズムになっていきます。後半8分には、この左サイドからのアーリークロスにヘディングシュート、続く9分には、これまた左サイドからの低い弾道のクロス(これは中央合わず)、さらに11分にはCKからボレーと、立て続けにかえつ有明ゴールを脅かします。この修徳の両サイドを広く使ったスピーディな展開は見ごたえがありました。

しかし、これを耐えたかえつ有明も反撃を開始、高度なテクニックに、ダイレクトプレーを織り交ぜ、フィジカルの強い修徳守備陣を振り回し始めます。そして、後半16分にはカウンターから4番の選手が修徳GKと1対1になる決定的チャンスが来ますが、修徳GKがハラルド・シューマッハー(古い!)ばりの信じられないスーパーセーブで阻止します。これは本当にすごかったです。このあたりから激しいゲーム展開になりました。だんだん時間がなくなってきた後半37分、かえつ有明がFKをゲット、これを直接狙い、こぼれ球にも反応して詰めますが、惜しくも枠外でした。

そして、このピンチを凌いだ修徳は、終了間際の39分、今まで繰り返し仕掛けてきた修徳11番の選手のクロスに6番の選手が合わせてゴールを決め、勝負を決定づける2点目を奪いました。そして、試合はこのまま終了、この激しいゲームは2対0で修徳が制しました。

かえつ有明の技術、運動量、パスワークはすばらしいものでした。ただ、勝利の女神は毎年ロッベンみたいな選手を擁し、シンプル&スピーディなサイド攻撃という歴史的スタイルを持つ修徳に微笑んだのです。

次の準決勝、修徳は東京朝鮮との試合です。修徳にとって西が丘は帝京の次に庭みたいなものですが、相手の東京朝鮮は相当手ごわいです。特にエースの10番ユン・ヨンスン選手は高校生レベル超えてます。この点も含めてみどころの多い、激しい準決勝になるでしょう。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)&kumazemi(速報隊4号)

2009年10月23日 (金)

東京朝鮮vs保善

駒沢補助競技場準々決勝第3試合は保善対東京朝鮮です。

序盤、激しいボールの奪い合いがありながらも、5分が過ぎたあたりから東京朝鮮が流れを掴んでいきます。前半8分、東京朝鮮14番の選手がペナルティエリアの外から打ち込んだ枠を捕らえたシュートは、保善GKのパンチングで得点には至りませんでした。

この勢いのまま、前半11分でした。東京朝鮮7番の選手ががゴール前に持ち込み、保善GKをかわして打ったシュートは見事に保善ゴールに決まり、東京朝鮮が先制します。そして、その3分後の前半14分、東京朝鮮はCKからのこぼれ球を11番の選手が押し込んで立て続けにゴールを決め、2対0となります。ここから東京朝鮮押せ押せになりますが、保善もここで一気に3点目決められますとかなりきつくなることから、集中して守り、徐々に盛り返していきます。

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しかし、東京朝鮮エース10番の選手が、高い個人技で相手DFをひきつけたまま一瞬で外して放った強烈なシュートを見て、これは保善が流れを奪い返すのはそんなに容易ではないなと感じました。

このまま東京朝鮮の流れで終わるかと思えた終了間際の前半39分、保善は右CKからのボールを10番の選手がドンピシャのヘディングで1点を返します。この時間帯の追撃ゴールで、勝敗の行方は全くわからなくなりました。保善が後半どう巻き返すのかを想像しつつ、ハーフタイムに入ります。

しかし、後半開始早々の2分、東京朝鮮エース10番の選手がドリブル突破を図って、GKと1対1になり、これを落ち着いて決めて3対1となります。立て直しの機会を伺う間もなかったこの時間帯の追加点は、保善にはかなり効いたのではないかと思います。これでスコアは3対1となります。

それでも反撃を狙う保善は後半10分、右サイドからのロングボールに8番が胸でトラップしてからのシュート、しかし、東京朝鮮DFはこの選手にきっちり体を寄せ、自由にさせないハードな守備で阻止します。ここからは東京朝鮮がテンポ良く中盤でパスを回し、保善ゴールを向いてプレーする時間帯が長くなっていきます。

押し込まれた保善のディフェンスラインもやや下げざるを得ない状態となり、カウンター攻撃が増えますが、ラストパスを高い精度で供給することが出来ず、決定機を創出できません。

後半24分には東京朝鮮10番の選手の威力のあるミドルシュートがポストに嫌われ、後半25分には、最後保善DFの意地のスライディングで枠の外へはじき出されましたが、同じく10番の選手が保善GKと交錯しながらもシュートを打つなど、東京朝鮮エース10番の選手を中心に攻め立てます。

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保善もあきらめずに力を振り絞って東京朝鮮ゴールへ仕掛け続けましたが、ゲームはこのまま終了、3対1で東京朝鮮が準決勝進出を決めました。

最後まで東京朝鮮にくらいついた保善にはすごい闘志を感じましたし、東京朝鮮エース10番の選手の高校生離れしたプレーもあって、見ごたえのある素晴らしい準々決勝でした。東京朝鮮は久々の西が丘で名門修徳との準決勝、しかも一発勝負です。

このカードは間違いなくすごい試合になります。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)

2009年10月22日 (木)

都東久留米総合vs日本学園

駒沢補助競技場第2試合は、今大会初戦で早実を破った日本学園と都東久留米総合の組み合わせとなりました。

立ち上がり早々、日本学園が左サイドからファーサイドへ入れたクロスにヘッドで合わせるチャンスがあり、続く前半6分には右CKからの二次展開でペナルティエリアまで攻め込みます(ここはファウルを取られてしまいました)。

一方、東久留米も右サイドのオープンスペースに出たボールを中央へ折り返してのシュートや、FW12番の選手ががフリーで持ち込んでのシュートを打つなど応戦、立ち上がりは両チームともに良い形を作ります。そして前半13分、最初の決定機が日本学園に訪れます。これは左サイドからのセンタリングに逆サイドでフリーで受けた11番がそのままDFを交わすというものでした。しかし、このピンチは東久留米GKが正面でセーブします。

続く前半16分、今度は東久留米が右サイドから5番の選手がが中央へ持ち込み、体勢を崩しながらも打った見事なシュートを放ちますが、得点に至ることが出来ません。日本学園は守備に敷いた4バックがきっちりとブロックを形成、東久留米に有効なスペースを与えない守備を集中して行います。

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ゲームが動いたのはこの後前半24分でした。東久留米10番の選手が中盤に空いたスペースにドリブルで進入、いったん右サイドへ出したボールが再び10番の選手につながってできたゴール前混戦から、日本学園DFを押し込むようにシュート、これがゴールに吸い込まれて東久留米が先制します。

先制され、前半のうちに追いついておきたい日本学園は、前半32分、相手のミスからボールを奪い、素早く展開、右サイド8番の選手から繰り出されたクロスにヘッドで合わせ、そのセカンドボールにフリーの10番が反応してシュートまでいく場面がありましたが、東久留米DFも必死に守り、前半はこのまま東久留米1点リードで終わります。

後半早々、日本学園はFKのチャンスに、ボールが飛び出した東久留米キーパーの頭上を越えていく場面がありましたが、これは惜しくもラインを割ってしまいます。1点ビハインドで攻め立てる日本学園に対し、リードする東久留米はやや守勢にまわり、この時間における中盤での優位性は日本学園にありました。ここで、この流れを変えようとしたか、東久留米ベンチが先に動き、選手交代を行います。

後半15分過ぎから20分あたりも、日本学園はサイドから、中央からと攻撃の手を緩めることなく東久留米を攻め立てますが、東久留米DFの集中力はすばらしく、そう易々とチャンスを作らせません。それでも攻め続ける日本学園は、後半31分、敵陣ペナルティエリアすぐ右での決定的チャンスを掴みますが、ここも東久留米DF2番のスライディングで好機を逸してしまいます。

忍耐の時間を乗り越えた東久留米は、後半37分、パスを何本か繋いだ後、左サイド11番がミドルレンジのシュートを放ちますが、そのボールは日本学園GKの手を弾き、クロスバーに当たったところを9番の選手が押し込んで追加点をもぎ取ります。この時点で残り時間3分、しかし、日本学園は決してあきらめず、怒涛の攻撃を見せ、18番の選手のシュートで1点を返します。しかし、あまりにも時間がなさ過ぎました。日本学園の反撃もここまでとなり、2対1で都東久留米総合の名において初の西が丘行きの切符を手にしました。

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この東久留米の勝利は、苦しみながら勝ち取った貴重な勝利です。次戦は実践学園ですが、少し時間が空きます。必ず課題は修正されて臨んでくることでしょう。準決勝が楽しみです。

実は私たちkumaゲリラの中では、日本学園をダークホース的存在と見ていました。そして、カギは準々決勝と見ていたのですが、やはりここがポイントでした。しかし、早実を破って城北に大勝してのブロックベスト8は立派です。次の世代のチームにも期待しています。

補助競技場は低い視点で見ざるを得ないゆえ、ところどころ見間違い、見落としがあるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)

2009年10月21日 (水)

実践学園vs都国分寺

駒沢補助球技場で行なわれた準々決勝第1試合は実践学園と国分寺の顔合わせでした。

試合開始のホイッスル後まもなくの立ち上がりは、まず実践学園が仕掛けます。すぐに、シンプルなパスを繋ぎながら、サイドへ展開、右サイドから入ったクロスに合わせてゴール前でヘディング、そしてそのこぼれ球を詰めるシーンがありました。しかし、これは惜しくもクロスバーに阻まれます。

このビッグチャンスを機に実践学園がペースを掴みます。前半8分には中央から打ったシュートがゴールキーパーを越え、無人のゴールに吸い込まれていくような場面がありましたが、国分寺DFが必死に戻ってゴールライン手前でクリアします。

国分寺も押されたままではなく、15番の選手がスルーパスに鋭く反応した2列目から一瞬にして飛び出し、巧くあわせてシュートチャンスを作りますが、これは惜しくも決めることが出来ません。前半は両チームともに何度と無くチャンスをつくるものの、得点に繋げることが出来ず、0対0まま終了します。

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後半に入ってから、実践学園がサイドを使った攻撃で国分寺を攻め立てますが、前半にも増して国分寺のディフェンスラインは統率され、高い集中力で堅固な守備網を築きます。しかし、徐々に実践学園の高いクロスに長身12番の選手の高さを活かしてゴールを狙う場面も増えていきます。しかし、それでも国分寺ディフェンダーはきっちりと体を寄せ、決してフリーでは打たせません。

一方、国分寺はややディフェンシヴになりながらも、タイミングを見計らってはカウンター気味の攻撃を仕掛け、特に一気にスピードを上げてドリブルで持ち込む10番の選手が目を引きました。後半31分には、この10番の選手そのままドリブルで持ち込んでシュートを撃ちますが、実践学園GKがこれをファインセーブ、守備の堅い両校の痺れる試合展開になってきます。

結局、守備が崩れなかった両チームの攻防は前後半80分では決着がつかず、延長戦へともつれ込みます。

延長に入ってからはやや地力に勝る実践学園が押し気味に展開、延長前半3分には実践学園9番のヘディングシュート、続く9分には19番のダイナミックなボレーシュートと実践学園の好機が増えていきます。しかし、国分寺の堅い守備を崩すことが出来ません。

国分寺もロングボールを駆使して繰り返しカウンターを狙いますが、実践学園のディフェンスも国分寺に負けず劣らず堅固で、落ちついてきっちりこれに対応します。

しかし、決着をつるプレーは突然起こりました。このまま無情のPK戦かと思われた延長後半8分、実践13番の選手でしょうか、クロスボールに見事なヘッドで合わせてドンピシャリと決め、ついに国分寺ゴールを打ち破りました。そして、結果的にこれが西が丘行きを決める値千金のゴールとなりました。

試合終了とともに崩れおちる国分寺イレブンを見て、何とも言えない気持ちになりましたが、実践学園応援団が用意されていた団扇の裏面にある「心で勝負」の文字が目に入ると、本当にこの心で負けなかった実践学園のゲーム内容に感動を覚えました。

実践学園は西が丘の舞台で都東久留米総合との準決勝ですね。国分寺高校の分まで精一杯プレーしてください。

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大いに期待しております。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)

2009年10月20日 (火)

東海大菅生vs堀越

Aブロック準々決勝、駒沢第二の第3試合です。この時点で私は親指のみならず、腰と首も痛くなってきておりました。しかし、ゲームの方は、動きにくくなった親指をさらに高速に動かさざるを得ないほど激しい試合になりました。

ゲームは、開始直後から堀越が優位に進め、前半3分4分と立て続けにチャンスを掴みます。特に4分の左サイド突破からのクロスに合わせた攻撃は、堀越のコンディションの良さを感じました。

対する東海大菅生はこの流れるような堀越の攻撃に相手を捕まえきれておらず、劣勢を強いられます。このような展開の中、前半9分でした。これまた絶妙なスルーパスからのクロスに10番の選手が合わせて堀越が先制します。

さらに続く前半10分、またもサイドから仕掛けた攻撃で東海大菅生GKがペナルティエリア外まで引っ張り出されてしまい、がら空きになったゴールにまたも堀越10番の選手が正確なロングキックでゴールに蹴りこみ、あっという間に2対0となります。両手を挙げる堀越10番の選手のそばでは、東海大菅生の選手達が何が起こったのかわからないような顔で立ちすくんでいました。

しかし、この堀越の疾風怒濤の2得点が眠れる獅子を起こすことになります。

ベンチからの指示も飛んでいたものの、2点ビハインドとなった東海大菅生はもはや吹っ切れたか俄然動きが良くなり、2点目を失した2分後の前半12分、左SH7番の選手の物凄いダイレクトボレーが決まり、1点差に詰め寄ります。速報にも書きましたが、一生懸命堀越2点目を携帯に打ち込んでいる間にこのゴールが生まれ、申し訳ないのですが見逃してしまいました。

これはえらいことになってきたと思っていた矢先の前半15分、東海大菅生エース10番の選手が中央をドリブル突破、スピードで堀越DFラインを引きちぎってシュート、GKが必死にセーブして弾いたところをきっちり詰めて同点ゴール、あっという間に試合が振り出しに戻ります。

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ここから完全に目を覚ました東海大菅生が猛然と堀越に襲い掛かり、前半29分には右CKから、先ほどドリブルで堀越を切り裂いたエース10番の選手がヘッドで決めて3対2と逆転、35分には中央攻撃からまたもや10番の選手が抜け出してシュートを決め、4対2となります。前半はこのまま東海大菅生2点リードで終了しました。

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前半壮絶な点の取り合いとなったこの試合、後半はさすがに落ち着くかと思われましたが、2点先行をあっという間にひっくり返された堀越は心の切り替えができなかったのか、後半開始早々の5分にカウンターから11番の選手のクロスに9番の選手にダイレクトで合わされて5点目を失ってからは、東海大菅生タイガー軍団に一方的に攻撃されてしまいました。

見ていた感じでは、堀越イレブンから焦燥感はなく、いつもどおりのプレーをしようという雰囲気を感じましたが、精神的に優位に立った東海大菅生に抗う力はなくなっていたのかもしれません。

この後、後半30分には、これまたカウンターからの左クロスに9番の選手がダイレクトで蹴り込み6点目、後半34分には右CKからのゴール前混戦で6番の選手が押し込み7点目、結果的に2点先行された東海大菅生が、その後7点取り返すという大逆転を演じ、西が丘行きの切符を手にしました。

昨年の選手権は地区予選敗退とここ最近は苦しんでいる感がある堀越ですが、今年は2勝してブロックベスト8まで来ました。

私は、堀越の平成元年の都大会決勝も平成3年の都大会決勝も西が丘で見ました。今年の都大会2勝を足がかりにぜひ復活してほしいと思っています。

こう考えると、見たわけでないのにこんなこと言うのもおこがましいですが、帝京、暁星、修徳のように、東京で何十年もずっと上位の強豪校として存在し続けているということはものすごいことであり、関係者の皆様の熱意と努力は、それはそれは並大抵のことではないに違いないということがよくわかります。

この第三試合が終わった時点で、私は放心状態となりました。

2009年10月19日 (月)

成立学園vs駒大高

この日は大学院の1単位捨ててまで4試合速報に臨んだところ、第一試合の熱戦ですでに親指がよく動かなくなってきた状況の中、第二試合が始まりました。昨年、決勝進出でベスト4のカベを乗り越えた駒大高校の登場です。しかし、相手は成立学園、これも興奮するゲームとなりました。

駒大高はいつもの赤黒じゃなくて白のユニフォーム、成立学園はお馴染みブルーの縦じまです。見どころはどう考えればいいかなぁ、なんて考えていた前半2分、あっという間に成立学園が先制します。駒大高ゴールまでかなり距離のあるやや右側深い位置で得たFKをファーサイドの放り込み、その競り合いから生まれたセカンドボールを8番の選手が押し込んだものです。あっという間でした。

この後も成立学園は小柄ながらスピードがあり、ピッチを縦横無尽に走り回る11番の選手を核弾頭に攻めまくり、駒大高が押し込まれていきます。前半15分にはこの成立学園11番の選手がそのスピードで中央を抜け出し、GKと激突して一時フィールド外で手当てを受ける場面もありましたが、すぐ戻ってきたところみると相当体も強そうな感じがしました。

先制され押し込まれながらも、時間の経過とともに落ち着いてきた駒大高ですが、前半19分にスピードに乗ったワンツーから11番の選手が強烈なミドルを放つなど、盛り返していきます。駒大高が盛り返してくる前に追加点取ってゲームを優位に進めたい成立学園ですが、高さを持つ9番の選手が駒大高キャプテンDF10番の選手にがっちりマークされ、なかなか思うように行きません。それでも前半30分に見せてくれた11番の選手から28番の選手そして8番の選手と流れるようなパスワークによる攻撃は、さすが成立学園と唸ってしまいました。

しかし、前半33分でした。駒大高が右サイドを基点に攻撃を仕掛けてボールを成立学園ゴール付近まで運び、ここでペナルティエリアやや真ん中左寄りの位置取りをしていた7番の選手が、ゴールを背にしてボールを受けたところ、何の迷いもなく振り向きざまに右足一閃、この強烈ミドルが成立学園ゴール右隅に突き刺さり同点となります。いや、このシュートはすごかったです。私、あっけにとられてしまいました。

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前半はこのまま1対1のまま終了、勝負は後半に持ち越されます。

後半に入ってからは、追いついた駒大高がサイドを使った攻撃で成立学園を苦しめ、4分にはそのサイド攻撃から中央にいた同点ゴール決めた7番の選手に通って絶好機となりますが、ここは成立学園GKがすばらしい飛び出しで防ぎました。この後も駒大高、成立学園ともに一歩も譲らず、一進一退の展開となっていきます。

このような1点を争う緊迫した展開で後半中ごろに差し掛かりますと、ベンチワークがポイントになったりしますが、このゲームで最初に動いたのは成立学園でした。後半15分に8番の選手に替えて15番の選手を投入します。すると駒大高は後半20分に6番の選手に替えて18番の選手を投入します。この間、両校ともCKのチャンスがありましたが、後半はあえて甲乙つけるとすれば、やや駒大高の方がリズムが良かったような気がします。

さらに成立学園は後半29分に10番の選手に替えて20番の選手を投入、おおっ!と思いましたが、そこは選手層の厚い成立学園、そしてこのメンバーチェンジが後々功を奏することになります。

後半32分には成立学園がカウンターから駒大高守備陣と3対2の優位な局面を作りますがこのビッグチャンスを決められず、すると間髪いれず成立学園は何と11番の選手を下げて16番の選手を投入、ベンチも慌しくなってきます。

さらに、後半39分には、成立学園のセンターサークル付近からのFKから決定的チャンスが生まれます。そして、この決定機はさきほど投入された20番の選手のところに行って彼がそのままシュート!決まったか!と思いましたが、これを駒大高GKが神がかり的セーブでこれを阻止、場内どよめきが起こります。

ここで私は「この試合も延長戦だ」と確信し、右手親指のストレッチを始めようとした矢先のロスタイムに入った後半42分でした。成立学園はゲットした右CKからのチャンスを、後半から投入され、ものの数分前の決定機を阻止されてしまった20番の選手が待ち構えてヘッド、これが駒大高ゴール左に吸い込まれ、2点目が入ります。直後に終了のホイッスル、成立学園が後半ロスタイムにコーナーキックからヘッド一発決勝点を上げるという劇的な幕切れになりました。

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第一試合は暁星がロスタイムにコーナーキックから同点弾、第二試合は成立学園がロスタイムに同じくコーナーキックから決勝弾です。野球で言えば9回裏二死走者なしからの起死回生の同点ホームランとサヨナラホームランです。

敗れた駒大高ですが、前半こそ主導権握られたものの、その後盛り返して成立学園をかなり追い詰めました。正直、後半は駒大高の流れだったと思います。キャプテンDF10番の選手は昨年もレギュラーで前から見ていますが、すばらしいボディスタイル持ってますね。ぜひ卒業後もプレイを続けて欲しいです。

しかし、この後の第三試合が、ここまでの二試合とは打って変わって速報が追いつかない壮絶なゲームになろうとは、この時点では誰も思ってもいなかったはずであります。

kumazemi's favorite players 2009:駒大高の9番

2009年10月18日 (日)

暁星vs都駒場

見事な秋晴れの駒沢第二会場、準々決勝第一試合です。私は初めての4試合フル速報隊員として9時前に現地入りしました。

駿台学園を寄せ付けず、國學院久我山にも完勝したここまでの戦いぶりから、暁星はかなり強いと思っていましたが、さすが山下監督率いる都駒場、そうは問屋がおろさない、名門を土俵際まで追い詰める見事な戦いぶりでした。

ゲームの方は開始直後から地力に勝る暁星が積極的に攻め込みます。1分にはゴール前混戦からファーストシュート、続く2分にも右サイド大きな展開から決定機を掴むなど、受ける姿勢の全くない雰囲気でした。

対する都駒場も前半7分にこの日最初のシュートを放ちますが、直後の8分、暁星左サイド展開から中央14番の選手にクロスバーかすめるシュートを浴びるなど、序盤は都駒場やや劣勢で展開していきます。

都駒場は技術が高くスピードのあるFW11番の選手を中心に攻撃を仕掛けるのですが、いかんせん1人では國學院久我山を完封した暁星守備陣を崩すことはなかなかできません。しかも、暁星は寄せも速くプレッシャーがきついので、最終ラインでボールを奪っても、浅い位置で待ち構える暁星4番、8番、16番の選手達の定置網に引っかかってしまい、攻撃への構築がなかなかできません。

しかし、都駒場はよく耐え、集中して守って失点につながるような危機は回避していきます。前半はこのような感じで暁星が優勢のまま終わりました。

後半に入ってすぐ、いきなり上述都駒場の11番の選手が、持ち前のスピードを活かしてドリブルで中央突破を図ります。スピードのある選手は往々にして細かい技術が不足している場合がありますが、この選手は技術もかなり高いレベルにあります。昨年の帝京にいた奥山選手みたいな感じです。

そして後半8分でした。会場がおおっとどよめくシーンが訪れます。

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守備を修正し、リズムを取り返してきた都駒場がスピーディな展開からファインゴールを決めます(上の写真)が、これは無情にもオフサイド。前半押し込まれていた都駒場が先制か!という、ゲーム展開的には最高のシーンは幻となってしまいました。しかし、ハーフタイムで指示があったのでしょう、その修正ポイントを具現してリズムを取り返し、あわや先制かと思わせたこの情景は都駒場に勢いを与え、逆に暁星から前半のようなリスクを恐れないアグレッシヴさを奪っていきます。

続く後半11分には、都駒場の5番の選手と11番の選手が見事なワンツー、これが暁星のファウルを誘ってFKをゲット、そしてこのFKを10番の選手が直接狙うも惜しくも右サイドネット直撃、これで完全に前半と打って変わって都駒場が息を吹き返しました。

ここから両軍ベンチが動き出します。まずは後半12分に都駒場が3番の選手に替えて13番の選手を投入、すると今度は暁星が10番の選手に替えて5番の選手を投入、するとその1分後に都駒場が7番の選手に替えて14番の選手を投入と総力戦の様相を呈してきます。

そして後半20分でした。暁星GKのちょっとしたミスを突いてボールを奪った都駒場がその折り返しを頭で押し込み、先制します。

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よもやの先制を許した暁星はここから猛反撃、連続攻撃で攻めたてますが、その最中の後半36分、都駒場ベンチは流れを断ち切ろうとしたか、何と攻撃の中心11番の選手に替えて20番の選手を投入、残り数分になってボルテージは最高潮に達します。

すると後半38分でした。暁星が激しく攻め立てる中、ドリブル突破を試みた3番の選手が都駒場の選手の体を張ったディフェンスで負傷、そのまま担架で運び出されます。続行不可能と判断した暁星ベンチは間髪入れずに20番の選手を投入、両校激しい戦いでここまでもところどころピッチに倒れこむ選手はいましたが、ついに負傷退場者が出てしまいます。

試合再開後の暁星FKの場面、すでに私の腕時計は後半40分を指していましたが、このFKを13番の選手が祈る気持ちで直接狙いましたが、ボールは無情にもクロスバーの上を通っていきました。この時、暁星応援席ではぽつぽつと席を立ち始める方がいらっしゃいました。実際、私も暁星これまでか、と思いました。

しかし、天は暁星を見放しませんでした。もうこれで正真正銘最後のワンプレーだった後半44分の暁星左CK、都駒場が必死にクリアしたボールが暁星選手の前へこぼれ、それを思い切りミドルシュート、すると都駒場の選手に当たったこぼれ球がこれまた絶好の位置へ弾き出ていき、暁星がこれをズバッと決めて、何と最後の最後、土壇場で暁星が同点に追いつきます。歓喜する暁星イレブンにうなだれる都駒場イレブン、あまりにも対照的な両チームを見て、理屈もへったくれもなく、一瞬の偶然で点が入ってしまうサッカーとは、何とエキサイティングで残酷なスポーツなのかと思いました。

ゲームはこの後、延長戦に入り、前後半暁星優勢の展開でしたが、土壇場で追いつかれた都駒場も気力を振り絞って守ってPK戦までもつれこみましたが、西が丘の切符は暁星が手にしました。

それにしても、林先生対山下先生と別の切り口での観方もできたこのゲーム、やはりもつれにもつれて興奮するゲームとなりました。それは地力で勝る暁星相手に必死にプレーした都駒場の選手達の奮闘によるものと言って間違いありません。

それにしても、「西が丘サッカー場」というのは、東京の高校生のいろんな部分を引き出します。しかし、この時点ではまだ、僕はこの日、この会場で、このようなシーンを再び観ることになるとは、全く想像していませんでした。

kumazemi's favorite players 2009:都駒場の11番

2009年10月 9日 (金)

7人制ラグビー、五輪種目正式承認!

7人制ラグビーが五輪種目に正式に承認されました。

この男子7人制ラグビー日本代表の村田亙監督とは毎週寿司食べたり、焼き魚食べたりしてます。何でかっていうと同じ大学院に通ってて同じ領域を研究しているからです。みんなは親しみこめてwataさんと呼んでます。

こうやって時間を共有していますと、トップアスリートしか語ることのできない貴重なお話を聞けます。春先からずっとこのオリンピックでの正式種目の件を話してましたから、きっと今はホッとしつつ、気合入れなおしていることでしょう。

下の写真は春に日曜演習があったときの写真です。

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wataさんの隣にいるのはクボリンです。彼も彼で半端じゃないです。この間なんか仕事で南アフリカのサッカー・コンフェデレーションカップに行ってきちゃってました(わしが行きたいっつーの)。別に顔出しNGではないと思いますが、顔が濃すぎるので薄めました。

私の学んでいる領域の1年は11人。wataさんとクボリンの他に、元某有名ラグビー強豪校からこれまたラグビー強豪大学出たフツーのサラリーマン、某強豪大学ボクシング部コーチ(アマ日本代表コーチも務める)、ワイルドで子だくさんの某私大公式テニス部コーチ、仕事くれくれうるさい元女子アナ、埼玉県の某小学校ハンサム教頭先生、つまんないダジャレ連発するセーラー、帰国子女で大学時代アメフト選手だったヘビースモーカー、頭良すぎて何言ってるかよくわからない管理栄養士、私です。

この私の大切な10名の大学院の仲間たちから、いつの日かkumaゲリラが誕生するかもしれません(本当のところ、みんなあの携帯打ち込み生中継を恐れていますけど・・・)。

先生(教授)のことも書きたくて書きたくてしょうがないんですが、それはまたのお楽しみとさせていただきます。

毎度のことで大変申し訳ないのですが、モバイルアンケート、ぜひご協力お願いします!

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2009年9月28日 (月)

選手権東京都大会16強

東京ではAブロックBブロックともにベスト8が決まり、ここからしばらく空きます。次の戦いは熾烈になるでしょう。なぜなら勝った方が西が丘行きの切符を手にするからです。

その16強の組合せは、

A-1(左側)ブロックが帝京vs私武蔵と堀越vs東海大菅生、A-2(右側)ブロックが成立学園vs駒大高と都駒場vs暁星で、B-1(左側)ブロックが実践学園vs都国分寺と日本学園vs都東久留米総合でB-2(右側)ブロックが保善vs東京朝鮮とかえつ有明vs修徳です。

総体代表の東海大高輪台は修徳に屈し、國學院久我山は暁星の前に敗退、早稲田実、国士舘、都三鷹も敗れました。次戦カード見るとA-2(右側)の成立学園vs駒大高と都駒場vs暁星は要注目です。保善vs東京朝鮮というのもすごい試合になりそうですね。

あと、毎年ひと夏超えて変貌する修徳と日本学園がコンディションもモチベーションもいい状態のように感じます。

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kumaゲリラのウラ話ですが、13日1回戦は1人足りずにつばさ総合会場の速報対応ができず、20日にいたっては7会場同時進行ということで半ばあきらめていたのですが、直前になって50代から20代半ばの世代を超えたkumaゲリラを6名編成、清瀬内山会場は1人で2会場を同時に対応させて何とか仕上げました。

試合見ながら携帯に文字を打ち続けるというのはけっこう難しい技でございまして、ここに撮影が入るともうこめかみがキリキリ状態です。言い訳じみて申し訳ないのですが、見落としたり見誤ったりして誤字脱字や入力ミスなどでご迷惑おかけしているのでないかと思います。でも、最近はみんなだいぶスキルが上がってまいりました。

可能なら20日のような日は、夏の甲子園みたいに1日4試合を4会場くらいでやっていただけると嬉しいですね。そしてkumaゲリラ側も2人1組で対応できたら万全です。このあたりは早急に改善を要する課題ですので、10月第1週あたりにはどっかでもつ鍋でも食べながら反省会&10.18対策会議を開きたいと思います。

最後に一つお願いなのですが、モバイルのアンケート、ぜひご協力お願いします!

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