東京Aブロック決勝戦です。この1年で急速に力をつけた都つばさ総合が平成になって12度目の全国出場を狙う最強横綱帝京に挑みました。
試合は序盤から成立学園戦との壮絶な試合を勝ち抜いた帝京が押し込んでいきます。開始2分でCKをゲットするなどこれでもかと波状攻撃をかけますが、つばさ総合も8番の選手のすばらしいカバーリングなど集中して守ります。
しかし、帝京のかけるプレッシャーは速くて強く、つばさ総合のエース9番富樫選手も帝京キャプテン3番浦田選手にがっちり押え込まれ、なかなかいい形が作れません。しかし、この帝京3番の浦田選手、守備だけではなくて、ここぞと言う場面では果敢に攻撃参加し、帝京の分厚い攻めを演出していました。特に8分に見せた右サイドを駆け上がって右足アウトサイドで中央10番新選手に供給した低いクロスは凄かったです。普通にやってました。
今日の帝京は奪ったボールをロングボールやショートパスを織り交ぜたサイドからの攻撃が目立ちました。ただ、私は準決勝の成立学園戦よりロングボールが目立っていたように感じました。
つばさ総合には我慢の時間が続きます。11分、12分、15分には立て続けにCKを取られ、17分にくらった速攻では10番新選手に決定的なクロスが渡ってしまうなど、激しい攻撃を受けてしまいます。しかし、20分に帝京自陣右サイドでのパスミスをうまく突いたチャンスではエース9番富樫選手にボールが渡りシュートまで持って行きました。惜しくも右サイドネット外側でしたが、帝京DFの寄せも速かったため、一回タッチが多くなってしまった分、ゴールから遠い方の外へ持ち出さざるを得ませんでした。ここらへんも帝京はさすがです。
そして27分、帝京はつばさ総合のクリアボールが小さかったところを突き、そのボールを拾って右サイドへ展開、中央に走りこんだ7番の選手にどんぴしゃかと思えるクロスが入りますが、これを7番の選手が外してしまいます。
このあたりはつばさ総合にもツキがあったように感じました。
それにしても帝京の身体能力はすごいです。ジャンプ力、当たりの強さ、瞬発力と技術もさることながら「個」の能力が高いなと感じました。
11番井上選手もドリブル突破がなかなかできず、つばさ総合はかなり苦しかったと思います。この時点で私は11番井上選手が左足に故障を抱えていることに気づいておりました。しかし、つばさ総合は集中を切らさず粘り強い守備で前半無失点に抑え、0-0で折り返します。
前半そこそこあったチャンスを決め切れなかった帝京がどう出てくるのか、速いプレスになかなかいい展開を作れなかったつばさ総合がどんな工夫をしてくるのか、ここらへんが後半のフォーカスポイントでした。
左足を傷んでいながら11番井上選手がこん身のミドルを放って勝負の後半が始まります。しかし、ハーフタイムの指示はどのようなものだったかわかりませんが、先に帝京が仕掛けが成功します。
5分でした。右サイドでいったんポイントを作った後、ヒールパスを駆使して局面を打開、深めに入れたクロスに11番奥山選手が迷わずボレーシュート、これが見事に決まって帝京が先制します。この時間帯での先制点献上はつばさ総合には痛すぎるものだったと思います。すぐにつばさ総合ベンチは動き、6番の選手に代えて3番の選手を投入します。しかし、ますます強まる帝京の速い寄りに、ボールを奪ってもあっという間にパスコースを塞がれ、前線にいいボールを供給できません。後半中盤からはロングボールも使い、何とか9番富樫選手に前を向かせさようとします。
18分には帝京が8番の選手に代えて18番の選手を投入、20分には再びつばさ総合が10番の選手に代えて17番の選手を投入、ベンチも慌しくなってきます。
そして後半25分、この試合の2ゴール目が帝京に入ります。この試合6本目のCKをファーサイドへ蹴りこむと、後ろから走りこんできた5番浅田選手がつばさ総合DFの背後から飛び込み、ヘッドで突き刺しました。

激しい攻撃を受け、足にきているはずのつばさ総合ですが、必死に走って反撃を試みます。しかし、帝京の有する全てにおける速さと強さはその威力を落とすことはなく、ゲームはこのまま2対0で終了、帝京が5年ぶりの全国切符を手にしました。
これでつばさ総合の3年生と私はお別れです。思えば昨年の学習院戦、あの延長逆転勝から1年数ヶ月見てきましたが、本当に試合毎に成長していきましたね。
こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、去年の夏の時点ではまさか翌年決勝までくるチームになるとは予想していませんでした。でも、とても嬉しいです。ブログでは勝手なことばかり書いてきましたが許してください。
みんな元気に明るく次の進路に向かってがんばってください。
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