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2010年12月31日 (金)

駒澤大学高vs大津

快晴の国立競技場での開幕戦となったのは激戦の東京都Aブロックを制した駒大高と、熊本の名門大津高校の顔合わせとなりました。この日は非常に気温が低く、観戦には防寒対策無くしてはいられないほどでしたが、両校イレブンの気迫のこもる戦いは寒さを吹き飛ばすものでした。

立ち上がりは駒大高が仕掛けます。前半1分過ぎには、駒大9番高平選手がミドルを放ちます。ボールは枠をp捉えますが、ここは大津GKがきっちり捕球しました。対する大津は前半3分、左サイドから9番米良選手へパスを供給しますが、駒大高DFも必死に体を寄せこの場面を凌ぎます。

そして前半7分でした。都大会でも再三見せていた駒大高8番の黒木選手からのロングスローを、11番須貝選手がシュート、こぼれたボールが右に詰めていた駒大高9番高平選手の前へ絶好の形で流れ、これを落ち着いて蹴り込み、駒大高が今大会初ゴールとなる先制点を決めました。

Photo

続く前半10分には、駒大高は左サイドからの大きなクロスに10番山本選手が合わせますが、これは大津GK落ち着いてクリアします。この時間、大津は序盤にいせていたエース9番米良選手にロングボールを集める攻撃パターンから、サイド攻撃のパターンに切り替え、駒大高最終ラインの手前に出来たスペースを狙って攻め立てます。

前半17分、右サイドからのパスを大津10番若杉選手が受けると、ディフェンス二人をかわし、素早い反転から左足でシュート、これが駒大ゴールに決まって大津が同点に追いつきます。この場面も若干空いた最終ラインの手前のスペースに走り込んできた若杉選手に高い技術を駆使されの失点でした。

Photo_2

これで試合は振り出しとなります。その後も前半21分、大津8番車屋選手のミドルシュートを駒大高GK岸谷選手がパンチングでクリアする場面や、前半35分には駒大高左サイドからのグラウンダーのクロスに10番山本選手がスライディングシュートを合わせる場面など双方攻撃を仕掛ける場面がありましたが、前半は1対1のまま折り返します。

後半開始直後の4分、大津はペナルティエリア付近でのFKを得ますが、駒大高GK岸谷選手も高い集中力でこれを決めさせません。逆に駒大高は後半13分、8番黒木選手が左に大きくサイドチェンジを織り交ぜ攻撃、これは決まりませんでしたが、大きくサイドを使って揺さぶる攻撃が出てきます。

そして後半27分でした。駒大高は距離のあるFKを大きくゴール前に入れると、これを大津DFはヘッドでクリアしかしこのボールに駒大高8番黒木選手が右サイドで奪取、すぐさまゴール前にロビングを供給、これに駒大高11番須貝選手がダイビングヘッドで合わせ、駒大高が勝ち越します。

Photo_3

この綺麗なゴールに私は言葉を失い、抱き合う選手たちの姿がとても美しく映りました。追う展開となった大津は、後半33分、FKからのこぼれ球を5番植田選手が必死に詰めますが、駒大高DFにクリアされゴールになりません。続く後半34分、大津は若杉選手と宮本選手を下げ、17番と20番の選手を投入して転機を図ります。しかし、時間は刻一刻と過ぎ、このままアディショナルタイム3分を終えようとする時でした。

大津がロングボールをヘッドでつないで一気に駒大高ペナルティエリア内に進入したところ、必死に後ろから止めに行った駒大高はファウルを犯してしまい、何とこの時間帯に大津にPKのチャンスを与えてしまいます。歓喜する大津とうなだれる駒大高。鮮やかなコントラストを描く緑のピッチ上にはキッカーのキャプテン4番藤本選手が登場します。静まり返る中、藤本選手が蹴った左コースには、駒大高GK岸谷選手が見事な読みで反応し、これをセーブ。するとここでゲーム終了のホイッスルが鳴り響き、駒大高が初出場にして国立競技場での開幕戦に勝利しました。

Pk

都大会決勝の帝京との試合と同様、我慢を強いられる厳しい試合を勝ち抜いた駒大高の次戦は星陵です。強豪ですが、これまでの練習を思い出してください。それに皆さんには運があります。トーナメント戦は、運のあるチームがその流れをキープしたまま大仕事をすることが多々あります。が大事です。

それにしても敗れたとは言え、大津の選手の皆さんの高い技術力には驚きました。九州の実力を実感しました。昨年のルーテル学院に続き、熊本県勢との開幕戦は記憶に残る開幕戦となりました。

取材:ぬまちちぶ

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