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2009年1月12日 (月)

広島皆実vs鹿児島城西

第87回全国選手権決勝、今日の国立競技場は雹まじりでした。ここまで5試合9得点の大迫選手に日本中の注目が集まる中、広島皆実が堅実に自分たちの持ち味を出し、戦いました。

広島皆実の二人のボランチ浜田選手と宮下選手が全体のバランスを取りながら攻守の切り替えをコントロール、そして大迫選手へつながる起点をことごとく潰します。これが広島皆実にいいリズムを作り出し、優位に試合を進めていきます。複数の相手にタイトに囲まれても、高校生離れしたボディバランスとアフリカ勢選手のような長く柔軟な足で振り切って確実に決められる大迫選手ですが、今日はクサビのパスを受けても前を向くことはもちろん、得意のポストプレーも阻まれる場面が目立ちました。それぐらい広島皆実は徹底的に大迫選手と中盤を分離させ、野村選手とのストライカーコンビを孤立させます。

Img_5765しかし、やっぱり大迫選手は怪物でした。前半20分、鹿児島城西は右タッチラインからのスローインから速い展開を仕掛けて前線の大迫選手に立てパス、当然に広島皆実DF陣に囲まれますが、ここでも長くて柔軟な足を駆使して粘り、こぼれ出たボールに左足を振り抜き、見事に広島皆実ゴールにねじ込みます。

サッカーでは、えてして押されている方が先制するということがありますが、この先制点を見て、青森山田、大阪桐蔭、滝川第二といった超強豪校から大量点取ってきたこのチームの凄さを感じました。

これでゲームは面白くなりますが、広島皆実は焦ることはなく、よく動いてボールをつなぎ、右に左にとワイドに展開、ここにタテへの突破を絡めて反撃します。そして前半23分、7番浜田選手が左サイドを突破して倒れこみながらファーへクロス、これを8番佐々木選手が中をよく見てマイナス気味に落としたところ、走りこんできた9番金島選手がダイレクトで蹴り込み同点に追いつきます。

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Img_5808これで勢いづいた広島皆実は33分には自陣で奪ったボールを大事につないでタメをつくり、一気に左サイドを駆け上がった9番金島選手へロングパス、ここでいったん止めて後ろから上がってきた10番谷本選手のシュートを演出、一度ははじかれますが、こぼれたボールを豪快に蹴り込み、広島皆実が勝ち越しに成功します。前半はこのまま鹿児島城西1点ビハインドで終了しました。

後半アタマから鹿児島城西が7番大迫希選手に代えて14番平原選手を投入します。この采配がズバリ当たります。後半17分でした。中盤での大迫選手のダイレクトパスを受けた代わって入った14番平原選手が左サイドを突き、激しいプレッシャーに耐えて中央へグラウンダーのパス、これを鹿児島城西もう一人のストライカー11番野村選手がダイレクトで流し込み同点となります。

これで押せ押せになるかと思いきや、直後の21分、右サイドを2番村田選手がオーバーラップ、相手の寄せが甘いと見るや一気にタテに突破、しかも完璧なクロスを供給、そこに9番金島選手がドンピシャで飛び込み見事なヘディングシュートを決めます。これで3対2となります。しかし、この直後の23分にはタテに走ってボールを受けた大迫選手が、寄せられながらツータッチで一気に抜け出しシュートまで持ち込みます。しかし、これをGK神舎選手がナイスセーブで防ぎました。この神舎選手のプレーはポイントとなったプレーであったと思います。

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試合はこの後も両校激しい攻防がありましたが、広島皆実が逃げ切り、初優勝を飾りました。それにしても見ごたえのあるいい試合でした。個人得点記録がかかる初めての決勝戦、しかも国立競技場の大観衆の前、相手の執拗で激しいマーク、これらをかいくぐって得点する大迫選手はすごいです。アントラーズの、いや日本代表のエースストライカーになってほしいです。

広島皆実は、自身が掲げる「堅守強攻」のとおり、堅い守備と確実なパスワーク、ここぞという局面を個人で打開する力、90分走りきる運動量、どれをとっても日本一にふさわしいチームです。本当におめでとうございます。

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金島選手、センター試験がんばってください!

2009年1月 5日 (月)

前橋育英vs國學院久我山

選手権もいよいよ準々決勝です。駒沢会場、2試合14得点の國學院久我山と3試合無失点の前橋育英の対決というインターハイの再戦となりました。

夏の総体でも顔を合わせている両校の対戦は、前橋育英ペースで幕を開けました。前半3分、5分と立て続けにフリーキックからゴールを狙います。さらに7分には、スルーパス1本からGKと1対1の局面を迎えました。これは久我山GK間宮選手がカード覚悟のファールで止めましたが、前橋育英はこのように次々とチャンスを作り出していきます。

対する久我山は持ち味である中盤での素早いパス交換から攻撃を組み立てます。しかし、どの局面でも素早い寄せで数的優位に立つ前橋育英のディフェンスに苦しみ、なかなかリズム良くパスを回すことができませんでした。そんな中でもボールをつないで得た前半20分のコーナーキック、選手の密集するゴール前で合わせたボールはゴールへと向かいますが、惜しくもクリアされてしまいます。

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ここからは前半終了まで、前橋育英が激しく攻め立てる展開となりました。長身の25番皆川選手と13番西澤選手の2トップが常に久我山ディフェンスラインの裏を執拗に狙い、そこへ10番佐藤選手を中心とした中盤からスルーパスが送り込まれます。何度も決定的な場面を迎えますが、GK間宮選手がナイスセーブ連発で久我山ゴールを死守し、前半は0-0のまま終わります。

前橋育英の猛攻は後半に入っても変わりません。そんな中、久我山は後半9分にFW20番具島選手と交代でMF19番洞内選手を投入し、中盤でプレーする10番田邉選手を前に上げて11番川久保選手との2トップにします。攻撃のキーマン田邉選手をよりゴールに近い位置でプレーさせ、何とか局面を打破したいという采配だったように感じました。

しかしこの日の前橋育英の試合運びは一枚も二枚も上手でした。手を緩めることなく攻撃を続けた後半16分、中盤でボールを持った7番六平選手がドリブルで切り込んでパスを出すと、10番佐藤選手が絶妙なボールコントロールから先制点となるシュートを決めます。そしてここからも終始ボールを支配し、追加点を奪いにかかりました。

同点に追いつくため何とか前線へとボールをつなぎたい久我山ですが、守備に追われて思うような組み立てができません。GK間宮選手を中心に前橋育英の猛攻を凌ぐのが精一杯でした。最後まで失点を1に止めたものの、どうしても欲しかったゴールは遠く、無情にも久我山の選手権はここに終わりを告げました。

百戦錬磨の前橋育英に敗れこそしましたが、最後まで自らのスタイルであるパスサッカーを貫き通したその姿は美しいものでした。それに何と言っても全国ベスト8です。選手の皆さん、胸を張ってください。君たちは偉業を成し遂げたのです。

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我ら東京代表の2008年度は國學院久我山のベスト8という形で終わりました。帝京をPKで破った広島皆実はベスト4に勝ち残っています。紙一重で上位進出を阻まれていますが、昨年度の三鷹に続いて2年連続8強入りを果たしました。何をどうすればいいかなどいうことは私の口からは言えません。しかし、確実に覇権奪還に向けての胎動は聞こえてきています。

久我山が見せてくれたトータルフットボールと帝京の堅固な守備は、2010年に向けて東京にとって大きな財産となりました。この財産を発展させつつどう次世代につなげていくか。一ファンとしてこれからも応援し続けたいと思います。

2009年1月 4日 (日)

四日市中央工vs筑陽学園

さいたま市駒場スタジアムでは三重県代表四日市中央工業高校と福岡県代表筑陽学園高校の選手権3回戦が行われました。

立ち上がりは、両校激しいボールの奪い合いとなり、球際に強い筑陽学園が徐々にボールを奪取する場面増えていきますが、ゲームが落ち着き始めた前半15分頃からは四中工がペースを掴み始め、まずは右CKからのこぼれ球を右サイド14番の選手がペナルティエリアやや外から放ったシュートのこぼれ球を詰めます。これはゴールライン上で筑陽DFが必死のクリアで阻止しました。続く前半25分には、四中工がゴール20mやや左の位置からのFKを直接狙うもこれも筑陽GKがセーブしました。この四中工の攻撃が続く中で、筑陽の中盤にややスペースが目立つようになります。

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ボールを奪ってから縦のロングボールでカウンター気味に攻撃を仕掛ける筑陽学園に対し、四中工は右サイド13番、左サイド5番の選手が常に逆サイドを意識し、この展開が中央からの攻撃にも厚みを増していきます。筑陽学園の空き気味となってしまった中盤をどう修正するのかが気になりましたが、両校DFの厚い守備の前に前半は無得点のまま折り返します。

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後半は開始早々からエンジンがかかった四中工が陽陣地へ攻め入ります。筑陽は後半5分、11分とに得たセットプレーから流れを変えたいところでしたが、四中工ディフェンスの集中力も切れません。得意のプレッシングサッカーで三重県大会を勝ち抜いてきた四中工は、より足を動かし、ボールを持った選手を追い越してボールを受ける、果敢な動きがボール支配率を高めていきます。

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後半10分には2列目から追い越してきた10番の選手がペナルティエリア内で相手DFの裏でボールを受け、そのままシュートに持ち込むも惜しくもバーの上を越してしまいます。その後は、後半22分、25分と両校選手交代を行いますが、ともに高い集中力でのディフェンスから相手に決定的な場面を作らせず、後半30分を過ぎた辺りからは両校の意地と意地とのぶつかり合いのように奪っては仕掛け、またそれを奪っては仕掛けるという激しい攻防が繰り広げられますが、ともにゴールを決めることが出来ず、このままPK戦での決着に勝敗をゆだねることになりました。

先行の四中工に対し、後攻の筑陽学園は3本終わったところで3-1。四中工は4本目を外すも5本目を決め4-2で死闘を制しました。今年のチームはなかなか結果を残すことが出来なかったという四日市中央工業が5年ぶりのベスト8進出を決めました。

第87回大会は波乱の大会といわれながらも、三重県内最多出場回数を誇る名門の復活に、準々決勝広島皆実戦がものすごく楽しみになってきました。

國學院久我山vs那覇西

前日西が丘で見事な勝利を飾った國學院久我山が、ベスト8進出を賭けて那覇西と駒沢陸上競技場で対戦しました。

両チームとも前日と同じスタメンで臨んだこの試合、開始直後にいきなり動きがありました。前半3分、左サイド深い位置からのグラウンダーでの折り返しを、ペナルティエリア内で10番田邉選手がシュートして久我山が先制します。早い時間のこの得点が、試合の流れを方向付けることとなります。

リードした久我山はいつものようにボールを支配し、チャンスとあらば素早いパス交換で中央から切り崩していきます。押し込まれる那覇西は、中盤へのくさびのパスをカットして攻めに転じようとしますが、久我山の早い寄せにボールを落ち着けることができません。逆に久我山は、得意のワンツーであっという間にライン裏へ抜け出した11番川久保選手が、GKの動きを見て冷静にゴールを決めます。前半23分のことでした。

続く前半28分、センターサークル付近でのFKから左サイド10番田邉選手へとつなぐと、ゴールライン際まで切り込んでのマイナスのボールを再び11番川久保選手がしっかりとミートさせて3点目を上げます。33分には、相手ボールを奪ってからの素早い攻めで、18番松村選手がゴールを決めました。攻撃時に5人の選手が一気に前に駆け上がる迫力満点の久我山の攻撃に対し、那覇西は対応しきれぬまま前半は4-0で終了します。

後半立ち上がり、久我山のプレッシャーが緩くなったところを那覇西は突いていきました。前半も良い動きを見せていた俊足11番津波選手がややワントップ気味となり、10番仲田選手と共に那覇西の攻撃を担います。そして後半10分、ペナルティエリアわずか外、ゴールに向かって左45度の位置から、その仲田選手が見事なドライブシュートを突き刺しました。

まず1点を返し反撃に転じたい那覇西でしたが、前半守備に追われた疲れもあるのか、はたまた久我山がエンジンをかけ直したのか、徐々にペースは久我山へ移っていきます。後半16分にゴール前の混戦から、21分には相手GKとDFの間でボールを奪って10番田邉選手が立て続けに決めてハットトリックを達成します。さらに23分には、田邉選手とのワンツーから11番川久保選手が、これまたハットトリックを成し遂げ、一気にスコアを7-1としました。それにしても田邉選手と川久保選手のお互いの動きを理解しあったホットラインは驚異的です。しかも彼らだけでなく、どの選手にも足元の技術と高いパス精度が備わっているのですから、チームとしての破壊力にも納得がいくというものです。

大量リードされてからも、那覇西は最後までゴールを狙う姿勢を変えることはありませんでした。後半途中から投入された17番仲座選手や、10番仲田選手、11番津波選手が局面打開を試みていきます。しかしこの日は久我山DFのねばり強い守備に軍配が上がり、試合はこのまま終わりを迎えました。那覇西は前半立ち上がりの失点が悔やまれますが、11番津波選手や17番仲座選手など2年生も多いチームなだけに、来年もまた楽しみなチームになる予感がします。

久我山は次戦、ベスト4をかけて夏の総体で敗れた前橋育英と対戦です。久我山らしく、美しく勝ってください!

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※久我山イレブンへ。ゴール前中央の守備、きちんとね!マーク離しちゃダメだよ!Kumazeminame

2009年1月 3日 (土)

藤枝東vs境

王国復活という期待のもと、昨年は決勝の舞台に立った藤色のユニフォームが今年も選手権の舞台に戻ってきました。寒風吹き付ける等々力競技場のスタンドには藤枝東応援団と、境高校サポーターが試合前から熱い声援を送ります。

試合開始のホイッスルから間もない前半3分にまずは藤枝東が仕掛けます。立ち上がりでまだリズムの掴み切れていない境に対し、藤枝東10番藤田選手が右サイドから持ち込み、中央に出した早いパスにフリーでスペースを作った13番蓮池選手がこれに合わせ、試合開始早々の先制点を叩き込みます。

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立ち上がり間もない時間帯での攻撃が先制点に繋がり、藤枝東の応援団が一気に沸きあがります。一方、境もすぐに気を取り直し、前半17分には中央から持ち込んだ8番松原選手がグラウンダーのミドルシュートを打ち込みます。これは惜しくも藤枝東GKのセーブに阻まれますが、流れを渡すまいと必死にプレーします。しかし続く前半18分、左サイドからのコーナーキックを得た藤枝東は、7番大井選手から出たやや早めのボールに藤枝東9番新井選手が叩きつけるようなヘディングで合わせ、序盤早くも藤枝東が2-0とし、優位なゲーム展開となります。

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前半はこの後、藤枝東のコンパクトにまとまた中盤からサイドに広く展開する攻撃で何度か追加点のチャンスを作りますが、境も必死のディフェンスで追加点を許しません。前半はこのまま2-0と藤枝東リードのまま折り返します。

後半に入って4分、追う境は左サイドに出たボールをドリブルで持ち込みそのままシュートを打ち込むなどチャンスメイクをします。しかし、なかなか決定的なチャンスをクリエイトすることが出来ません。一方、藤枝東は前半から引き続き左サイドの20番海野選手への大きなサイドチェンジ、その間に中央で瞬時に数的優位を作る等、藤枝東のボールを支配する時間が徐々に境を追い込み始めます。

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そして、後半10分には、藤枝東2番増田選手の逆の右サイドに大きく出したボールに藤枝東11番村松選手が境DFを引き付けたまま持ち込み、そのままゴール左に叩き込んで3点目。続く後半16分には中盤のこぼれ球を藤枝6番小林選手が中央から放ったミドルシュートが境のディフェンスに当たって方向が変わって境GKが反応するも届かずゴールイン、藤枝東が4-0とリードを広げます。

藤枝東の時間をかけないシンプルな攻撃は、精度の高いパスと、スピーディーに数的優位をつくる動きにより展開されるのですが、カバーリングを徹底する基本に忠実な守備こそさすが名門中の名門というべきものです。試合は4-0のまま終了、3回戦へは藤枝東が進出しました。

藤枝東は昨年とは勢力図が一変している今年も王国復活を背負いながらどのように戦っていくのか、非常に楽しみです。事前情報どおりに行かないこの選手権を勝ち残れる高校は、努力と実力と運を持ち合わせた高校なのだなと思っております。

2009年1月 2日 (金)

國學院久我山vs松山北

第87回選手権二回戦、國學院久我山が西が丘に登場しました。

両チームとも立ち上がりにCKのチャンスがありましたが、静かな立ち上がりで、ファーストシュートは久我山10番田邉選手でした。松山北は11番玉井選手を中心にスピーディに、特に左サイドから攻撃を仕掛け、久我山はワンタッチ、ツータッチのパスを織り交ぜて中央から外からと自由自在に攻撃します。

そして前半12分、自陣右からのやや速攻気味の攻撃から、一度はたいた10番田邉選手がリターンを受けて抜け出してGKをよく見てシュート、これが決まってあっさり久我山が先制します。

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松山北は9番、11番のスピードのある選手を軸に攻撃を組み立てたいところですが、高い技術を駆使し、連動して正確なパスを少ないタッチでつないでくる久我山に対して、少し後手に回り始めます。

ところが前半21分、自陣でボールを奪った松山北は11番玉井選手が一気にドリブルで駆け上がり、右サイドから走りこんできた6番続木選手に見事な裏を突くスルーパスを供給、GKと1対1となったところを股下を抜くシュートを決め、同点に追いつきます。流れ的に久我山になっていたので、この一発の同点劇には、私も一瞬唖然としてしまい言葉が出ませんでした。

Img_5641_3しかし、久我山は追いつかれても動じませんでした。この後も流れを失うことなくいつものプレーを展開、前半終了間際に混戦から右にこぼれたボールを18番松村選手が豪快に蹴り込み2対1と勝ち越し、ここで前半が終了しました。

後半は久我山11番川久保選手の動きがいっそうシャープになり、この川久保選手の粘りから7番松田選手のミドルが放たれるなど、いつもの連動攻撃が冴えわたり、國學院久我山怒涛のゴールラッシュ劇が始まります。

まずは後半16分、右サイドからの展開からパスを受けた久我山10番田邉選手が中を確認しながらタメを作り、上がってきた8番森藤選手にラストパス、タメと完璧なパス強度で流れるようなファインゴールを演出しました。

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                                25分には、持ち前のスピードで中央を突破した11番川久保選手がキックフェイント一発で相手をかわしてシュート、これが決まって4対1となります。

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続く29分には相手のパスをインターセプトして左タテ一本から中央へ展開、受けた9番石尾選手がきっちり決めて5対1となり、36分には途中出場した14番伊藤選手が倒されて得たFKにファーに位置取っていた4番河村選手がヘッド一発で6対1、最後は終了直前、左サイドの突破からエース川久保選手がこの日2点目となるシュートを決めて7対1となり、ここでタイムアップとなりました。

結果的には森藤選手の3点目が松山北には堪えたのではないかと感じました。パンフレット見るに松山北は3年生1人だけの若いチームで、経験の差が出てしまったかもしれません。それでも、11番玉井選手のキレのあるドリブルと攻撃センスはとても2年生とは思えませんでした。末恐ろしいです。

勝利した久我山ですが、まさにファンタスティック、あっぱれとしか言いようがありません。しかし、初戦7点取ったインターハイベスト4の佐賀東が那覇西から得点が奪えずPKで敗れ去っているように、サッカーは非連続のスポーツでもあります。

いつもどおりのスタイルで戦ってください。ベスト8目の前です。

2008年12月31日 (水)

広島皆実vs帝京

昨年の選手権2回戦での組み合わせの再現となったこのカード。前回は広島皆実の前に涙のんだ帝京が、東京代表として駒沢陸上競技場のピッチに登場しました。

まさに"東京の冬"といった感じに寒く晴れ渡った駒沢には、大勢の帝京応援団が詰めかけます。お互いに様子を窺う立ち上がり5分を過ぎてから、その迫力ある応援に後押しされた帝京が徐々にペースを握っていきました。強い風の風上に立ったことも有利に働き、ロングボールを多用してゴール前での局面を作り出します。クリアボールが押し戻されるほどの強風に悩まされていた広島皆実は、帝京の攻撃を最終ラインで受け止め、足元でのパスをつなげてプレーを組み立てようとしているのがよくわかりました。

試合のポイントとなるプレーもロングボールから生まれたものでした。前半17分、帝京左サイドからのロングボールに反応し、ライン裏に抜け出ようとした選手を広島皆実DFが後ろから倒すと、審判はレッドカードを提示します。序盤で1人少なくなった広島皆実は、FW9番金島選手に替えてMF14番秦選手を投入し、前線を1トップにして対応しました。

数的優位に立った帝京は、サイドチェンジやロングボールから両サイド深い位置へとボールを運び、センタリング攻勢を仕掛けます。こぼれ球も次々と拾い、厚みのある攻撃を見せますが、最後の最後で合わずなかなかシュートを打つことができません。時間が経つにつれ広島皆実が中盤でボールを奪う回数が多くなり、個人技を武器に帝京ゴールに襲いかかるようになりました。前半ラスト5分は帝京が再び主導権を握り、右サイドを起点として先制点を狙いますが、広島皆実DFの懸命な守備もあり、0-0のまま前半は終了します。

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後半開始から帝京は"何が何でも先制点を取る!"という意気込みの伝わってくる攻撃を展開します。広島皆実も後半5分に左からのセンタリングをヘディングで落とし、ボレーシュートで帝京ゴールを脅かしましたが、大勢を変えることはできません。それでもチーム全員が良く走る守備を見せ、帝京に決定的なチャンスをなかなか作らせませんでした。

後半23分、帝京は6番徳武選手、14番廣瀬選手を投入し中盤の顔ぶれを変えて膠着状態の打破を狙います。その効果もあったのでしょうか、30分にこの試合最大の決定機を迎えました。右サイドからのセンタリングに、9番キャプテン小川選手が見事なヘディングで合わせます。しかし無情にもクロスバーに弾かれてしまいました。直後の32分には、この日再三チャンスを演出してきた10番村松選手が左足で強烈なミドルシュートを放ちますが、GK神舎選手にキャッチされます。

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どうしてもゴールが遠い帝京は後半38分にFW16番石塚選手を送り込み、最後の最後まで得点を奪いに前に出ます。しかし両者無得点のままホイッスルの音が響き渡り、決着はPK戦へと持ち越されました。そして4-4で迎えた6人目で勝敗が決し、広島皆実が2回戦進出を決めました。

"たら""れば"は禁物ですが、後半30分のヘディングが入っていれば、の一言に尽きる試合でした。勝敗はサッカーの常ですが、都大会からここまで無失点という素晴らしい記録を打ち立てたチームが大会を去るのは非常に寂しい思いがします。尽きない運動量での全員守備は、多くの人の記憶に残るものだったのではないでしょうか。

引退となる3年生にはそれぞれの進路が待っていると思いますが、形を問わず今後もサッカーに関わっていって欲しいと勝手ながら思います。また、名門チームを引き継ぐ1、2年生には、再び全国の舞台で躍動してほしいです。

しつこいですが、都大会1回戦海城4対0、2回戦関東第一1対0、準々決勝駿台学園2対0、準決勝実践学園0対0PK、決勝国士舘2対0、そして今日広島皆実に0対0。公式戦6試合連続無失点はやはりすごいです。しかし、実力が拮抗する全国大会では、少ないチャンスをモノにする力が必要であるということ、運も味方につけなければならないということもあらためて知らされました。

奥山選手と村松選手のプレー、もう1度見たかったです。

2008年12月30日 (火)

鹿島学園vs一条

去年は突然霙まじりとなる激寒の開幕戦でしたが、87回大会は温かい日差しが射す国立競技場で行われました。

国立競技場という晴れの舞台でのゲームとあり、両校とも立ち上がりは流れを失うまいと最終ラインのディフェンスはリスクをおかさずにセーフティーなプレーを、そして中盤は短いパスからスペースを作って前線へという立ち上がりでした。

最初にチャンスを迎えたのは鹿島学園の前半9分の攻撃でした。左サイドから持ち込んだシュートに中央にスペースを作ってヘッドで合わせるもこれは惜しくもゴール左へ外れてしまいます。続いては前半12分の一条の攻撃ではペナルティエリア右側から得たフリーキックは鹿島学園3人の壁の頭を越えたキックは惜しくもゴールネット外側を揺らします。決定的なチャンスとは言えないまでも両校とも攻撃のパターンが出たところからゲームは中盤での非常にコンパクトなエリアでの攻防が続き、膠着状態が続きます。

突然ゲームが動いたのは前半32分でした。両サイドを広く使い始めた一条が左サイド8番への大きなサイドチェンジから中に入れたボールに10番の選手がタイミングよくシュートを合わせたところを鹿島学園DFが懸命に足を出しブロック、しかしそのこぼれ球を右サイドから詰めてきた9番の選手がが押し込むようにシュート、これが決まって大会初ゴールが生まれます。

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鹿島学園は中盤での再三のボール支配も決定的機会を創出するボールをなかなか供給できなかったのに対し、一条は両サイドを大きく使ったワイドな展開から貴重な先制点をゲットしました。
前半はこのまま一条1点リードのまま折り返しますが、鹿島学園もボール支配率や足もとの技術を見ていてもこのまま終わるようには思えないだけに後半の立ち上がりが楽しみなゲームとなりました。

後半はやはり追う鹿島学園が立ち上がりからペースを掴もうと果敢な攻撃を仕掛けます。後半5分から20分過ぎまでは鹿島学園の怒涛の攻撃になります。ここから一条の辛抱の時間が続きますが、よく集中して守ります。

流れの中からなかなかゴールを決めることのできない鹿島学園は後半17分、左コーナーキックに鹿島学園2番の選手が後ろの方から飛び出して頭で合わせ、鹿島学園が同点に追いつきます。よく耐えていた一条でしたが、やはりこういう展開におけるセットプレーは怖いですね。

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その後も鹿島学園の攻撃は続き、徐々に一条に疲れが見え始めてきますが、中盤からのくらいつくようなディフェンスはすばらしいものがありました。

後半30分過ぎには両校とも選手交代を行いますが、鹿島学園も決定的なチャンスをものにすることが出来ず、長いロスタイムを終え、非情のPK戦となりました。PK戦では最初の2本を外してしまった一条を鹿島学園が5本目を待たずして勝利のホイッスルを聞くこととなりました。

サイドから中央、そしてその逆とメリハリを持った一条イレブンの攻撃と集中力を切らさずプレスをかけ続けた一条DFは素晴らしかったです。鹿島学園は短いパスから展開する技術の高さはきっと武器になると思います。この一条イレブンの分まで2回戦を頑張ってほしいものです。

ここから1月12日まで続く選手権大会、各都道府県代表の皆さん、精一杯、持てる力を発揮して悔いの残らない貴重な時間を過ごして欲しいと思います。今年も皆さんのプレーを全力で応援したいと思います。

TEAM kumazemi

2008年11月16日 (日)

帝京vs国士舘

東京Bブロック決勝は2年連続33回目の出場を狙う帝京が総体東京代表の国士舘と戦いました。第1試合の時と変わって、今にも雨が降り出しそうな曇天に変わった中、15時15分にキックオフされました。

先発11人中6人が1、2年生の帝京には驚きましたが、ここまで失点0の帝京に強力な攻撃組み立てトリオと柔剛フィニッシャーコンビがどう挑むかが見どころとしましたが、序盤前半10分までは五分五分で、両校とも比較的早めにタテにいれる展開でした。

最初にビッグチャンスを掴んだのは国士舘で、前半18分、自陣深いところからのロングボールに10番山本選手がオフサイドぎりぎりから飛び出し、GKと1対1となり、トラップして勝負するのではなく右のアウトによるダイレクトを選択、横から見てて「決まったか!」と思いました。が、ボールは僅かにそれ、決定機を逃してしまいます。

その2分後の20分でした。これまで国士舘のあまり中盤でこねくり回さないで速めにタテに入れる得意の展開にシュートを撃てずにいた帝京ですが、左サイド国士舘スローインのボールを奪取して逆サイドに展開、開いて受けた10番村松選手がいったん中に行くと見せかけて事前に空いていることを確認していたタテにドリブル突破を仕掛けます。これに国士舘DF3人が対応したものの、村松選手は引き付けたところで早めにクロスを上げ、このボールにニアサイドに向かって11番奥山選手がものすごい勢いで突っ込みます。

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ボールは合わなかったもののこのプレーが国士舘GK結城選手とDF関根選手の交錯を招き、こぼれたボールを7番2年生稲垣選手が体を倒しながら見事なダイレクトボレーを叩き込み、帝京が先制します。あの予測しにくい場面に相手に寄せられながら瞬間的にあのプレーが出るのですからあっぱれとしか言いようがないです。

それにしてもここまで無失点で勝ち上がってきた帝京、堅守と言ってしまえば簡単ですが、前線の選手も中盤の選手も守備の意識が高くてプレッシャーかけるのがものすごく速く、これが高い再現性を持って展開されるのでDFが危険を察知しやすいのです。また、GK2年生内田選手も飛び出しのタイミング、正確なキャッチング、勇気とどれをとっても一級品、帝京は口で言うのは簡単ですがなかなかできない「全員守備」ができているのです。

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雨が降り始めた後半ですが、帝京の速いプレスは一向に衰えないどころか冴えを増し、いいリズムの中の後半6分、左サイド攻撃から8番高木選手による二アサイドを狙った低いクロスに10番村松選手が飛び込み、右足を投げ出しながらシュート、これが決まって2対0となります。

後半15分には8番高木選手の左足ミドルシュートがクロスバーを叩くなど、帝京押せ押せムードが高まります。この高木選手、皆さんご存知元日本代表高木琢也さんのご子息だそうですが、高さがあって大砲と呼ばれたお父さんとは異なるプレースタイルです。

ゲームはこのまま帝京が速いプレスで国士舘の強力攻撃陣を封じ込んで完封、2対0で勝利し、2年連続で全国選手権出場を決めました。

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今年の帝京はひと夏越えて1、2年生が伸びてレギュラーの座を獲得、全体的に小柄ながらスピードあり持久力ありで、全国制覇を狙えるチームに変貌しました。抜きん出たスターはいないそうですが、東京大会全試合を無失点で勝ち上がるのはそう簡単にできるものではありません。

この1年、今さらながら、試合中今おかれている状況を把握し展開を予測して動くことによる連動と、定められた試合時間フルに走ることのできる走力・持久力といったものがどれだけ大切なことか、また勉強させていただきました。ただ、ジャンプ力とか一瞬でトップスピードに入れる能力は、やっぱり持って生まれた才能なのかなぁ・・・研究してみます。

帝京の皆様、全国制覇目指してがんばってください!夢の決勝東京勢対決、よろしくお願いします!

Kumazeminame

2008年11月15日 (土)

國學院久我山vs駒澤大学高

ついに決勝の日がやってきました。西が丘は無風で暖かく、大勢のファンが詰めかけました。それにしても駒大高の大応援団には、試合開始前から圧倒されたのでした。

両校どちらもコンディションが良さそうでしたが、前半2分に右サイドからの攻撃でドリブルで持込んだFW11番川久保選手川久保選手の切り返しからいきなりチャンスが生まれるなど久我山の動きが良く、このようなFW11番川久保選手の左右のスペースへの流れる動を生かしたサイド攻撃が展開されます。

しかし、大応援団の声援に後押しされる駒大高も、その直後に久我山DFの自陣での不用意なプレーを突いて惜しいループシュートに繋げるなど、両校序盤からチャンスを作ります。

私としましては駒大高が何とか先に先制して、高い技術を持つ久我山を焦らせれば面白い展開になると思っていたのですが、序盤から持ち前の華麗なパスサッカーを展開する久我山が、前半8分、右CKから中央から2番高橋選手がヘディングシュート、これが駒大GKを手をすり抜けゴールに吸い込まれ、先制します。

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追う展開となった駒大高ですが、失点直後にセンターサークル付近でのFKをヘディングシュートに結びつけ、反撃を開始します。守備では駒大高6番の選手も久我山10番田邉選手に競り合いで勝り、このまま流れを久我山に行かせないようくらいついていきます。

しかし、今日の久我山はいつにも増してコンディションが良く、視野広く持ち前の技術の高さをいかんなく発揮します。特に中盤でのタメも効かせ方と、そこから前へ仕掛けていく際のダイレクトパスのタイミングと精度がすばらしく、これぞファンタスティックという展開を見せます。駒大高は35分に19番の選手に代えて8番の選手を投入しますが、前半はこのまま久我山ペースで終了します。

後半に入っても久我山ペースは変わらず、守備では前半少し不安定さがありましたが、中盤6番7番の選手が効き、安定さを取り戻していきます。この二人が簡単に確実にプレーしますので、リズムが崩れないのです。

しかし、前半押されながらも最小失点に抑えた駒大高もセットプレー一つ一つ大事にチャンスに結びつけ、展開では後半8分には右サイドの崩しからゴール前でのビッグチャンスも作り出すなど、私は見ていて追いつくチャンスは必ずいくつか来ると思っていました。

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そして 後半16分でした。私が駒大高勝利のカギを握っている見ていた(4×4+2=)18番稲富選手が投入されます。入ってすぐ右サイドを駆け上がりシュート性のロビングを放ち、これがクロスバーをかすめるシーンがありました。押されている中ではこのような思い切ったプレーが流れを変えることがあります。事実、このあたりからチャンスを何度も作りながらもやや手間をかけすぎたか2点目を取れない久我山に対して、駒大高がいいリズムになりました。

しかし、久我山は上手いだけでなく、したたかさも持っていて、同点期を狙って押せ押せになる駒大高をさらに焦燥させるようなプレーも展開、そうこうしていると10番田邉選手が左足で強烈なミドルシュートを見舞うなど、本当によく鍛えられてます。

駒大高も32分に14番の選手を投入、必死に反撃を試みますが、ゲームはこのまま終了、國學院久我山が全国選手権出場切符を手にしました。

敗れた駒大高ですが、格上の久我山相手に初めての決勝でしたが、最後まで必死にくらいついて全力でプレー、特に守備では6番の選手を中心に最後まで集中切らさず守りきりました。すばらしかったです。

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私も長年高校サッカー見てますが、西が丘で試合終了後にバックスタンド応援席への挨拶だけでなく、ゴール側スタンドまで挨拶している景色は初めて見ました。それぐらい駒大高の応援はすごかったです。そして、その応援団に感謝の気持ちを表す駒大高サッカー部のみんなの深々と頭を下げていた時間は相当のものでした。今年ベスト4の壁を突破した駒大高、来期も期待しています。

勝った國學院久我山ですが、プロ入りが決まっている絶対的エースを擁し、FWに得点力があって、きちんと汗かき役もいる東京代表にふさわしいチームです。今日も全員が高い技術と戦術眼をあわせ持つ横綱にふさわしい試合運びでした。

全国制覇狙えます。

2008年11月11日 (火)

国士舘vs農大一

雨天の西が丘サッカー場の第2試合では農大一高と国士舘が対戦しました。
格上の国士舘に対し、農大一高はどのような戦いを挑むのか楽しみにしていた一戦です。

序盤はDFラインをそれほど上げずに落ち着いた立ち上がりを迎える国士舘に対し、農大一の4バックはラインを高い位置でコンパクトにしてゲームを展開します。前半10分に右サイドの深い位置でファウルを取った農大一は、キッカー14番の選手から柔らかいボールが出ますが惜しくも合わせられず、また14分には相手のクリアミスを拾ってからのスルーパスに10番の選手が詰めますが、国士舘GKのファインセーブに阻まれます。

そして前半15分を過ぎると徐々に国士舘が動き始めます。FW10番の選手がしきりに農大一DFラインの裏を狙う動きをとりますが、農大一もDF3番の選手を中心にラインを修正してきます。この動きにより、農大一はライン修正しながらもやや中盤にスペースを作らせてしまうことになり、国士舘7番の選手が左サイドを制し始めます。前半31分、この空いた左サイドのスペースへ出たパスを受けた国士舘7番の選手がそのままドリブルでゴールエリアへ持ち込みますが、これは惜しくもキーパー正面。ここからはやや膠着状態が続きます。前半終了間際には国士舘キャプテン5番の選手がドリブルからシュートを打ちますが、農大一GKが落ち着いてキャッチしました。

前半終了まで、しつこいくらいに繰り返しラインの裏を果敢に取ろうとする動きから出来始めたスペースをうまく使い始めた国士舘にリズムが生まれ始めたところで、前半終了のホイッスルとなり前半は0対0で折り返すことになります。

後半は、前半の3バックから4バックに切り替えた国士舘がどのような攻撃を仕掛けるのか楽しみでしたが、中盤でチャンスメーカーとなっていた農大一10番の選手の動きにも注目しました。後半始めに流れを掴んだのは農大一でした。左サイドからの10番の選手のロングボールを、右サイド7番の選手がフリーで受けて右足で放ったシュートは惜しくも外れてしまいます。続くコーナーキックからのチャンスも国士舘DFが必死の守りを見せました。

守りの時間を耐え抜いた国士舘は、後半15分頃からチャンスを作りはじめます。後半14分、ロングボールをゴール前でヘッドで落としたところに走りこんだ9番の選手のミドルシュート、FW11番の選手が農大一DFのマークを付けたままゴール前に持ち込んでのシュート、いずれもゴールにはなりませんが、先ほどまで流れを掴んでいた農大一が一方的にディフェンシブにならざるをえなくなります。こうなってくると国士舘の攻撃は止まることを知らず、後半23分には3本のコーナーキックを立て続けに得ます。セカンドボールを必ず拾い、そこからくる2列目からのシュートに何度もヒヤッとさせられた農大一でしたが、全員でゴールを死守します。こうして約10分間の国士舘の波状攻撃を何とか乗り切りました。

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そして農大一の7番の選手に代わり17番の選手が入って間もない後半31分にゲームが動きます。農大一のクリアボールを国士舘10番の選手が奪うとそのまま持ち込み、一人かわして放ったシュートが決まり国士舘がついに均衡を破ります。相手のクリアミスで崩れたDFを突く、国士舘の一瞬の隙を見逃さない攻撃はここしかない、というシーンでした。

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農大一ベンチも再度後半35分に動き、FW18番の選手、20番の選手を投入します。直後の37分、ロングボールに合わせてペナルティエリア外正面からミドルボレーを放つと、綺麗に国士舘ゴールに吸い込まれましたが、惜しくも直前のゴール前でのプレーがファウルとなってしまい、幻のゴールとなってしまいます。集中力の切れない両校は、攻守の切替の激しい死闘を残り5分間でも繰り広げました。国士舘の決定的な攻撃に対し、農大一は何度も捨て身の守備を見せ追加点を許しません。どぢて、西が丘に鳴り響く試合終了のホイッスルが、1対0で国士舘の決勝進出を告げました。

国士舘は終始バランスよく、そしてシンプルに攻め、時には両サイドからの揺さぶりも出来、また5番の選手をはじめとする安定したディフェンスは、帝京との名門決戦に大きな期待を持たせてくれるものです。

また、大応援団を率いた農大一は、最後まで集中力を切らすことなく全力で国士舘を攻め立てた攻撃や、統率の取れたディフェンスラインは素晴らしいものでした。農一旋風が限りなく吹き荒れたこの選手権だったと思います。来年、また新チームになってこのグラウンドに緑の旋風が吹き荒れることを楽しみにしたいと思います。

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私が密かにマークしていた早大高等学院(地区予選で専大附属、都保谷、都石神井を完封撃破))を破った農大一、ベスト4はその実力を示すものであり、国士舘相手に喰らいつけたのも納得です。

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農大一高、ありがとう。

Kumazeminame

2008年11月10日 (月)

帝京vs実践学園

昨日と変わり映えしない曇天の中、この天気と真逆の展開でBブロック準決勝が展開されました。

総体都大会で國學院久我山に0対4と信じられないスコアで決勝トーナメントを阻まれた帝京ですが、ここまでの3試合全て完封で勝ち上がり、しかも準々決勝では駿台学園に完勝してここまで来ました。対する実践学園は初戦足立学園の粘りに苦しみつつも準々決勝では都駒場を一蹴して勝ち上がってきました。

Img_5320_2試合は序盤から帝京が厳しいプレッシャーをかけ、セカンドボールに対する読みも対応も速く、実践学園を圧倒します。攻撃では10番の選手が中心となってダイレクトプレーを随所に織り交ぜ、信じられない身体能力を持つキャプテン11番の選手の突破力と空中戦に強く一発のある13番の選手を中心に多彩な攻撃を仕掛けます。

対する実践学園攻撃のカギは両サイドハーフかなと思っていたのですが、これでもかこれでもかと繰り返される帝京の分厚い攻撃に、守勢に回らざるを得なくなります。それでも前半11分と12分に立て続け似合ったFKのチャンスでは、ゴール前GKの出にくいポイントにボールを入れてこぼれ球を狙うパターンを展開しました。

20分過ぎには帝京が時折ロングボールを入れる攻撃も見せ始め、迫力ある連続攻撃でどんどん実践学園を追い詰めていきます。正直、失点も時間の問題かなと思いましたが、実践学園は守備でつまらないミスを犯さず、体を張り堅実にとにかく耐え続けていました。帝京の26分の右サイドFKから10番の選手のヘッド、30分の10番の選手に右サイドを突破されての13番の選手へのニアでの合わせにも必死に守り、37分の右CKをグラウンダーでニアに合わされたピンチも体を張って守りました。このように帝京の分厚い怒涛の攻撃にとにかく耐える実践学園でしたが、前半はこのまま凌ぎ切り、何とか0対0で前半を終えます。

後半も実践学園の耐える時間は長くなるだろうなと思っていたのですが、ベンチワークが流れを一転させます。後半5分、実践学園は4番の選手に代えて8番の選手を投入します。この8番の選手がそれまでの耐える実践学園を苦しみから解放します。縦横無尽に動き回り、正確な技術で果敢に帝京に挑み、これにより前半は孤立して機能していなかった前線11番9番の選手にボールが入るようになり、ダイレクトプレーがバンバン出てきて前半と打って変わって見違えるようなチームになります。逆に8番の選手が入ってから15分くらいは、連続セットプレーを受けるなど帝京が耐える時間となりました。

押され気味だった帝京も後半20分過ぎからは盛り返し、25分には左ファーサイドへのクロスにフリーの13番の選手に決定的チャンスが訪れるなど徐々にリズムを奪い返しに行きます。しかし、この直後の29分には実践学園が右サイドからロビング気味のクロスに前に出てきた帝京GKが触れない惜しいヘディングシュートもありました。

そして26分の帝京の選手交代の後、34分に実践学園はいつものスーパーサブ19番の選手を投入、両チーム延長を見据えます。試合はこのまま0対0で終了、昨日のAブロックの2試合に続いてまたもや延長戦突入となります。

延長前半6分、帝京にビッグチャンスが訪れます。ゴール右側すぐそばで帝京が間接FKを得たのです。このプレースキックは観衆が息を飲むドキドキの場面となりました。キッカーを任されたのは6番の選手でした。

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この絶体絶命のピンチを防いだ実践学園は8番の選手の豊富な運動量と19番の選手のスピードで息を吹き返して逆襲しますが、さすがここまで失点0の帝京守備陣、強く堅実な守りで決定機を作らせません。このような息詰まる両者の攻防に20分は短すぎ、ゲームはこのまま終了、PK戦にまでもつれ込みました。結果は7人目まで行って7対6で帝京が決勝進出を決めました。

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それにしても壮絶な試合でした。前半の実践学園は、あれは作戦だったのかと勘ぐりたくなるほど後半・延長は別のチームに変貌、とても見ごたえある展開となりました。特に実践学園8番の選手の動き、レフティ7番の選手の正確無比な左足のプレースキックには唸るものがありました。

帝京はこれで初戦海城戦から連続4試合無失点で決勝まで勝ち上がりました。さすがです。

kumazemi's favorite players 2008:実践学園の8番

Kumazeminame

2008年11月 9日 (日)

駒澤大学高vs修徳

雨の上がった西が丘、Aブロック準決勝第2試合です。

過去何度かベスト4まで勝ち上がったものの準決勝の壁に阻まれていた駒大高が、何度も西が丘の芝を踏んでいる修徳にどんな戦いを挑むのか注目していました。

立ち上がりからお互い強い当たりと速いチェックで相手の出足を封じ込みあう激しい展開となりました。ファーストシュートこそ修徳でしたが、セカンドボールやルーズボールをことごとく拾う駒大高がややペースを掴みます。この駒大高のプレシャーに伝統のサイド攻撃を封じられる修徳でしたが、そこはさすが名門、守備ではマークがずれることなくきっちりと相手を捕まえ、決定的場面は作らせません。やや膠着気味の展開が続いていきますが、前半20分あたりから高い技術を持つ10番の選手を起点に攻撃を仕掛ける修徳が流れを取り返していきます。

対する駒大高は前半36分に右FKをファーポスト方向に入れ、ヘッドでフィニッシュまでいきますが、ここは修徳GKがナイスセーブで防ぎました。でも特筆すべきは両校のディフェンスで、特に駒大高は集中切らさず人数をかけて3試合で11得点の修徳を封じ込みます。とにかく両校の守備に関する意識の高さはすばらしく、動けど動けどほとんどフリーになれない両校FWはかなり苦しい展開だったと思います。そんな中、愚直なまでにポストプレーに徹する修徳FW9番の選手がことのほか光っていました。ただ、前半はこのまま両チーム無得点で終了します。

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後半に入ると最初から駒大高がエンジンかけてきて、9分、11分と同じような位置(修徳陣内右タッチライン際)から連続してFKのチャンスを得てゴール前での競り合いを仕掛け、13分にはもっと近いペナルティエリアすぐ外でのFKを得て8番の選手のヘディングシュートに結び付けますが、ゴールを割ることはできませんでした。このように後半20分くらいまでは修徳押され気味の展開でした。

しかし、後半21分に修徳が右ペナルティエリアすぐ外のFKをファーへ蹴り込み、そのこぼれ球をシュートまで持って行ったあたりからリズムが出てきます。駒大高は22分に長身の14番の選手を送り込みますが、入った直後の競り合いで頭部を負傷、流血のため交代するアクシデントが起こります。

ここら辺から1対1がやたらと強い両校が激しいぶつかり合いを展開、38分に駒大高が左サイドからゴール前にすばらしいクロスを供給、そこにヘッドで飛び込みますが僅かに合わないビッグチャンスがありました。

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試合はこのまま両チーム前後半無得点のまま延長戦に突入、ここでも両校集中を切らすことなく、高い守備の意識で激しく戦い、どちらかというと駒大高の怒涛の攻めに、修徳がやれるものならやってみろ的な強力な守備で対抗、延長前後半20分の激闘はスコアレスドローで終了しました。そして決着はPK戦でということになり、先攻の駒大高が4人目まで落ち着いて決め、決勝戦切符を掴み取りました。都三鷹、暁星、修徳を破っての決勝進出、グレートです。

100分間集中切らさず守り抜くことがどんだけすごいか、敗れた修徳を見ていて、サッカーやったことある方なら魂揺さぶられたと思います。修徳のひたむきで必死で一生懸命なプレーを見ていて、我が子もそういう子供に育てたいなと思いました。

駒大高の決勝戦におけるカギは4×4+2です!

Kumazeminame

2008年11月 8日 (土)

國學院久我山vs成立学園

ついに西が丘サッカー場です。冷たい雨がそぼ降る中、東京を代表するチーム同士の準決勝が行われました。美しさを追求する理想高き名門が、今日は泥臭く勝負に挑みました。

全員坊主刈りで出てきた久我山イレブンにはびっくりしましたが、立ち上がりは普通の髪型の成立学園がペースを握りました。6番、7番の選手が中盤を形作り、前線10番、11番の選手に当ててサイドに展開、そして再び強力フィニッシャー11番の選手を狙います。対する久我山は“ダイナモ”8番の選手が、6番の選手にパスを出し、その6番の選手を追い越して右サイドに飛び出しリターンを受けるなど、今日も動き回ってチャンスメークします。

Img_4969 前半20分くらいまでは成立学園優勢で、久我山はなかなかいいチャンスを作れない展開だったと思います。特に成立学園の中央の守備は強固で、FC東京入団が決まっている10番田邉選手やエース11番の選手の突破をも簡単には許しません。

しかし、今日の久我山はロングボールを入れる展開も感じるににいつもよりやや多く、攻撃にスピードがあって守備にはタイトなマークを誇る成立学園相手に泥臭さも見せていました。それでも久我山10番田邉選手の個人技はエレガントであり、時折見せる切り込んでいくドリブルでは何人もの成立学園DFを引き付け、チャンスになっていました。

やや成立学園が攻めあぐねる展開になってきた前半34分、やはりここでも久我山10番田邉選手が右サイドからドリブルで切り込みゴール前で決定的チャンスを作り出しますが、ここは成立学園DFが凌ぎました。前半は55対45くらいで成立学園が押し気味だなという感じで0対0で終わりました。

後半になると、久我山が開始直後からガンガン来ました。後半6分には、素早いダイレクトパスの交換から、一瞬のスキを見逃さず8番の選手がミドルシュート、直後の7分には中央から10番田邉選手の左足のシュートとフィニッシュまで行く展開が連続しました。しかし、成立学園も激しい守備で真っ向勝負、見ごたえのあるゲーム展開になっていきました。

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ここらあたりからベンチワークも見ものになってきますが、先に動いたのは成立学園で、後半8分に10番と14番の選手に代えて9番と18番の選手を投入、攻撃スタイルがFWに当ててサイドへの展開から手間かけずに早めにDFの裏を突く攻撃に切り替わりました。後半20分には今度は久我山が9番の選手に代えて長身かつ一気に抜け出す力のある20番の選手を投入、こちらもいざという時の空中戦一発とタテ一本を準備します。そして後半25分でした。左サイドを駆け上がった久我山4番の選手のクロスにFW11番の選手が反応、見事なトラップから落ち着いてゴール右上に蹴り込みました。これは技術の高さがよくわかるすばらしいゴールでした。

流れ的にこのまま先制した久我山が押し切るかと感じていた後半30分、執拗にDFの裏を狙っていた成立学園が、左サイドから入れたロビング気味のボールに、9番の選手がゴール遠目の位置ながらヘディングシュート、ボールは見事な弧を描いてゴールキーパの頭上を越え、ゴールに吸い込まれていきました。これで再びゲームは振り出しに戻ります。

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ゲームはこの後もお互いに譲らずに終了、延長戦に入ります。延長前半5分に成立学園が6番の選手に代えて13番の選手を投入、この13番の選手が縦横無尽に動き回って久我山を攻め立てますが、直後の8分、華麗なパスサッカーが持ち味の國學院久我山がついにタテ一本をかまし、抜け出した20番の選手がGKと接触しながらもゴールに流し込み勝ち越し、と思いきや、これはファウルでノーゴールとなってしまいました。こんなこともあってゲームは何となく異様な雰囲気のまま、勝負は延長後半に持ち越されます。

そして延長後半6分でした。久我山の“ダイナモ”8番の選手から左サイド寄りでボールを受けたエース11番の選手が、受ける前に空いていることを確認していた右側(つまりゴール方向)にコントロール、そのままゴールに向かってドリブル突破を開始、ペナルティエリア直前で10番田邉選手が前に走りこみ成立学園DFを引き付けて一瞬スペースができたところを、止めにかかる成立学園DFに寄せられてバランスを崩しながらもシュート、これがゴールをネットを揺らしました。しゃがみこむ成立学園DFに、喜びを爆発させる久我山イレブン、あまりにも強烈なコントラストでした。この後、残りわずかとなっても成立学園は諦めずに猛攻を仕掛けましたが、無情にもタイムアップ、東京を代表するチーム同士のセミファイナルは國學院久我山に軍配が上がりました。

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それにしてもハイレベルなすばらしいゲームでした。手に汗握るとはこのことですね。横綱が苦しみながらもエースストライカーの2発で底力を見せ、久しぶりの決勝に進みました。いよいよ次が最終決戦です。

kumazemi's favorite players 2008:國學院久我山の11番

Flying_gutsman

2008年10月22日 (水)

修徳vsかえつ有明

午前中より風が少し強くなった清瀬内山グラウンドで行われたベスト4をかけての修徳vsかえつ有明戦、速報隊員が写真は撮れなかったものの感動のリポートを届けてくれました。

キックオフ直後は両校とも探り合いのような状況で、中盤でボールの奪い合いという展開でしたが、前半10分のかえつ有明の初シュートを皮切りに、徐々にかえつ有明がペースを上げていきます。かえつ有明は、右サイドを細かいパス回しでつなぐ攻撃を中心にペースをつかんでいき、FW10番の選手が俊足を生かして修徳DFの裏を取ったり抜き去ったりと活躍を見せ、修徳ゴールに襲い掛かりますが、修徳はチームプレーで猛攻を防いでいました。

一方、修徳も黙ってはいません。高さのある堅い守りからボールを奪うと、攻め上がっているかえつ有明の右サイドのスペースへとロングボールを流し込み、一気に駆け上がります。この時、修徳10番の選手が攻守にわたりサポートし、DFの裏を狙うべく動きまわる9番にボールを入れ、シュートチャンスを作っていきます。ライン際でのかえつ有明のショートパス、修徳のロングパスは見もので、両校ともライン際の強さ・うまさが光るいいプレーが続出の展開でしたが、試合としては膠着状態が15分ほど続きます。

試合が動いたのは前半27分です。かえつ有明がまたもや右サイドを細かいパス回しで攻め上がり、中央へグラウンダークロスを出すと、それに反応して走りこんできた選手がドンピシャのタイミングで足を合わせゴールを決めました。かえつ有明がスコアを1-0とします。

先制し、勢いづいたかえつ有明は、その後10分ほど左サイドを中心にショートパスをつなぎ波状攻撃を仕掛けます。修徳にとっては耐える時間帯となっていましたが、先制されても焦ることもなく、運動量・集中力とも切らさず必死に守りを続けます。必死の守りから前線へボールを運び、攻撃回数を増やしていくことで、少しずつ自分たちのペースを取り戻し、試合は膠着状態のまま前半戦終了となります。

後半戦、先にペースをつかんだのはリードしているかえつ有明でした。両サイドを使いながら短くパスを回し修徳ゴールに襲い掛かる、かえつ有明押し気味の試合展開となります。

修徳は後半10分に9番の選手がバイタルエリア右から強烈なシュートを放ちますが、枠左に外れます。両校ともに疲れの見えだしてきた後半21分、修徳ベンチが動き2名の選手を交代をします。これが功を奏したのでしょうか、ここから徐々に修徳がペースを取り戻し、少し運動量が落ちてきたかえつ有明からボールを奪う場面が増えてきます。

後半30分過ぎから修徳が怒涛の攻撃を見せ始めます。後半34分には、修徳7番の選手が右サイドを駆け上がり絶妙なクロスを上げると、12番の選手が頭で合わせましたが枠右に外れました。疲れの見えてきたかえつ有明に対し、2人の選手交代から勢いに乗ってきた修徳。2人に引っ張られるかのように、他の9人の選手も運動量を落とさず、果敢にかえつ有明ゴールを脅かしていきます。かえつ有明も必死の守備で修徳の攻撃を防ぎますが、後半36分に修徳がPKのチャンスを得ました。後半の疲れのある中、攻守ともに必死に走り回っていた修徳10番がキッカーです。プレッシャーのかかる中、落ち着いてキーパーのいない真ん中へ蹴りこんでゴールを決めました。修徳が追いつき、1-1となります。

このまま修徳押し気味の試合が続きますが、ロスタイムも消化し後半終了となります。ベスト4を掛けた戦いにふさわしく、激闘は延長戦に突入していきました。延長前半2分にはかえつ有明、3分には修徳がペナルティーエリアからシュートを放ちますが、ゴールにはなりません。疲れがピークに達しているであろう身体に鞭打ち、両校一進一退の攻防を繰り広げますが、膠着状態のまま延長戦前半は終了します。

延長戦後半、最初のシュートはかえつ有明でした。風の影響もあり、あわやゴールかと思われましたがクロスバー上に外れます。試合が動いたのは延長後半5分。修徳の攻撃を防ごうと、かえつ有明は必死に守っていましたが、ペナルティーエリア内でファールを取られ、修徳にPKのチャンスを献上します。修徳サポーターはビッグチャンスに大声援の嵐。私の周りにはかえつ有明のサポーターの方が多かったのですが、みなさんからはため息の声でした。そんな中立派だったのが、かえつ有明選手応援団でした。キーパーを信じ、最後まであきらめずに大声で応援をしていました。その祈りが通じたのか、何とPKをファインセーブ。修徳のキッカーも左上の厳しいところを狙ったのですが、かえつ有明キーパーが横っ跳び一番でゴールを死守します。ピッチの雰囲気が一瞬にして逆転しました。かえつ有明のキーパーの精神力・判断力には本当に感動しましたし、その後ピッチの雰囲気が変わった中でも決して攻撃の手を緩めない修徳イレブンの集中力・精神力にも感動しました。

この感動さめやらぬまま、両校ゴールを奪えず、両校イレブンが死力を尽くした延長戦も前後半終了し、PK戦に突入します。PK先攻は修徳、後攻がかえつ有明です。激闘の試合を戦った満身創痍のイレブンが共に肩を組み、勝利を信じ、気持ちを一つにしているのが、見ていてすごく伝わってきます。どこからこのエネルギーが出てくるのか、と不思議な気持ちになるぐらいのオーラを選手は出している中、PK戦がスタートしました。

結果、修徳のキーパーがファインセーブを連発し、4-1で修徳が激闘の末の逆転勝利を手にしました。

トーナメント戦は勝者がいれば、必ず敗者がいます。そのような極度の精神状態の中で試合をしていた両校イレブンは、試合終了後、極度に張りつめた緊張感と敗れた悔しさから、涙を流して崩れていました。

修徳イレブンは最後まであきらめず、走り切った100分。本当にお疲れ様でした。そして、本当におめでとうございます。準決勝も素晴らしい戦いをしてくれることを期待しております。また、惜しくも敗れたかえつ有明イレブン。本当にお疲れ様でした。そして、感動を本当にありがとう。選手応援団を率いていた方も泣き崩れていましたが、このようなお互いを信じ支えあえるチームというのは本当に素晴らしいと思います。この悔しさをバネに、3年生はこれからの人生を素敵な人生に、2年生、1年生は来年に向けてまたいいチームを作って選手権予選に出場してきて下さい。両校イレブン、監督、コーチ、保護者の皆様、このような素晴らしい試合を見せて頂き本当にありがとうございました。

2008年10月21日 (火)

駒大高vs暁星

2回戦から約4週間が経ち、Aブロックベスト4の切符をかけて熾烈な戦いが行われました。ひと夏超えて総体の雪辱に燃える暁星、昨年の全国選手権ベスト8都三鷹を破って勝ち進んできた駒大高、どちらが西が丘のピッチに立つのか、注目の一戦です。

キックオフとともに駒大高の早い寄せに暁星はロングボールで対抗、序盤は互いにペースを握らせない展開でした。すこしずつ駒大高がリズムを掴み変えてきたなと感じていた前半13分、暁星はゴールやや左で得たFKに12番の選手が頭で合わせて先制点を叩き込みます。やや押されながらもセットプレーからのチャンスをものにしたこの先制点で、暁星応援席が一気に湧き上がります。

前半19分過ぎには、1点先制した暁星が左右のCKを3本立て続けに得ますが、駒大高GKのファインセーブや、強いDF陣の前に決めることができません。この後はやや膠着状態が続きますが、駒大高のパスの精度が高くなってきた前半30分くらいから、ゲームのリズムが徐々に変わり始め、暁星の相手の裏をつくカウンター攻撃に対し、駒大は繰り返し左右のサイドをテンポ良く切り崩して攻撃を仕掛けていきます。

そして前半34分、リズムを掴みつつあった駒大高は、ペナルティエリア右で得たFKからの競り合いでポストに当たったこぼれ球にしっかり反応、詰めていた13番の選手が落ち着いて蹴りこみ、ゲームは振り出しに戻ります。

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前半の残り時間はややディフェンシヴながらも俊足の12番や10番の選手を軸に攻撃する暁星、同点に追いつき士気の上がる駒大高がきちんとパスを繋いで空いたスペースを狙うといった感じでした。この後、駒大高は前半36分にゴール左いい位置でのFKのチャンスがありましたが、。前半は1対1の同点で折り返すことになります。

後半立ち上がり早々の1分、リズムを掴んだ駒大高が3本連続のCKの場面を作りますが、暁星もディフェンスを厚くしてこのピンチを凌ぎます。後半5分には、今度は暁星がFKのチャンスを得ますが、ここは駒大高GKがうまくセーブしました。後半15分には駒大高がFKを得てセットプレーのチャンスを得、9番の選手がが壁の上を抜きながら変化させて直接狙いますが、暁星GKがパンチングでファインセーブします。この両校のセットプレーからの攻防は見ごたえがあり、両GKのファインプレーもこれからの展開にワクワクさせてくれるものでした。

後はどちらが流れを掴むかがポイントだと思っていましたが、駒大高が徐々に中盤を支配、高い精度のパスを織り交ぜた攻撃に暁星はディフェンシヴにならざるを得ない時間帯が続きます。そして後半26分、駒大高が左サイドからのワンツーとペナルティエリアでの短いパス交換でテンポ良く切り込み、相手DFを振り切った駒大8番の選手が逆転ゴールを蹴りこみます。残り時間を考えても早く同点に追いつきたい暁星は、これまでのややディフェンシヴなサッカーから、一転攻撃的サッカーに切り替え、球際にも強さを発揮して駒大高ゴールを攻め立ていきます。

逆転した駒大高もDFを固め、明らかに先ほどまでとは違う暁星の波状攻撃に耐えていた後半37分、前架かり気味で守備の薄くなった暁星右サイドを駒大高10番の選手がドリブル突破、ゴール右に走り込んだ7番の選手がパスを受けてシュート、駒大高が決定的とも言える3点目を奪取します。

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ロスタイムに入っても、暁星は最後まで諦めることなく駒大ゴールを襲いますが、このまま3対1で駒大高が暁星を破って聖地西が丘の切符を手にしました。

駒大高はこれでAブロックベスト4、次は名門修徳との決戦です。選手権都大会において、さほど前評判が高くない時の修徳はデンジャラスです。駒大高にとって準決勝はある意味鬼門であり、ここからはプレッシャーとの戦いでもありますが、正確なパスとここ一番でのスピード攻撃ですばらしいパフォーマンスを期待しています。この駒大高vs修徳は間違いなくすごい試合になります。

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Kumazeminame

2008年10月20日 (月)

農大一vs日本学園

午前中の快晴から一転、曇り空となってきた都立東久留米総合高校グラウンド第二試合です。

序盤は日本学園がパスをしっかりつないで両サイドから攻め込む形となりました。前半6分にはサイド攻撃から得たコーナーキックに、ペナルティエリア中央の3番の選手が合わせますが、これはGKが落ち着いてキャッチします。しかし、まずは受けてに立って落ち着いてからゲームを組み立てようとしていた農大一がセットプレーから先制します。前半10分、右サイドでのフリーキックからのボールにニアサイドの選手が触れ、逆サイドに流れたボールを5番の選手が押し込みました。日本学園の方が欲しかったであろう先制点を、私が今大会密かに注目していた早大高等学院を破った農大一がゲットします。

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リードされた日本学園でしたが、両サイドをワイドに使っての攻撃でペースを握っていきます。その中でもアクセントとなっていたのがFW9番の選手でした。サイドを突破してセンタリングを上げたかと思えば、クロスに合わせて中央に飛び込んだり、ゴール正面から積極的にシュートを狙ったりと、どこにでも顔を出して日本学園の攻撃を牽引します。一方主導権を相手に渡した形となりながらも先制し、しっかりと守る農大一は、1本のパスからチャンスを作ろうとする意識が随所に見られました。

ゲームが動いたのは前半32分でした。農大一のゴール正面やや左からのシュートを日本学園DFが弾くと、ゴール右につけていた選手がそのこぼれ球を冷静に流し込み、リードを2点に広げます。このまま農大一が試合巧者ぶりを発揮していくのかと思いきや、どっこい日本学園も36分、10番の選手が、左サイドからゴール狙いすまして右隅上を撃ち抜く見事なシュートを決め、1点を返します。ゲームは予想外の点の取り合いの形相を示し、前半はこのまま2対1で終了します。

後半立ち上がりは、お互いにセットプレーから得点機を窺います。日本学園は後半5分、中盤右約30mのフリーキックを直接狙うものの、これはわずかに右に外れました。8分には同じような位置から農大一のフリーキックがありましたが、直接GKがキャッチします。また、日本学園は10分に、左サイドで11番だったでしょうか、ドリブルで3人を引きつけてから中央へパスを出し、そこからシュートを撃ちますが左に外れました。

両チームとも積極的にゴールを狙っていく中で残り時間が消化され、だんだんと当たりが激しくなり、ボールが落ち着かず激しい奪い合いの展開となっていきます。その中でゲームがどっちにころぶか流れを決めそうな次の1点が、農大一に入ります。後半18分でした。ペナルティエリア右の11番の選手が、ロングボールをポストプレーで上手く中央へ返すと、2番の選手が胸トラップで上手くコントロール、GKとの1対1に持ち込み落ち着いて決めました。これで得点差は再び2点となります。

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この得点の後から、2点差をつけ当然に逃げ切りを図る農大一が、試合の主導権を握る時間帯に入りました。追いかける日本学園が前がかりになったところを速攻で上手く突くなど、相手を攻撃だけに集中させないところは試合巧者ですね。残念ながら後半31分には農大一2番の選手が退場となってしまいましたが、前線に10番の選手だけを残した形にし、守備のバランスは崩しませんでした。

終盤近くなり日本学園は必死にゴール近くまでボールをつなぐものの、なかなかいい形でシュートを撃たせてもらえず、攻めきれません。37分には、右からのセンタリングに9番の選手がニアで頭で合わせますが、これもGKに阻まれてしまいました。そして、ゲームはこのままスコアは動かず、農大一が3対1での勝利を飾りました。

勝った農大一は準決勝で(無手勝流番付では)格上の国士舘との顔合わせとなりますが、何とか試合巧者ぶりで自分たちのペースに持ち込みたいですね。日本学園は敗れてしまいましたが、両サイドからどんどん切れ込んでくる攻撃は迫力がありました。毎年、都上位への進出を狙えるチーム作りをされている指導者の方々の努力には敬服いたします。来年度もリスクを冒してでも積極的に攻撃するアグレッシヴなチームでまた挑戦してください。

Kumzeminame

2008年10月19日 (日)

国士舘vs東海大菅生

都立東久留米総合高校グラウンドでは快晴の空の下、まず東海大菅生と国士舘がベスト4の座をかけて対戦しました。

立ち上がりペースを握ったのは国士舘でした。右サイドで7番の選手を軸に、9番、10番の選手が絡みながら崩しにかかります。右からのコーナーキックやセンタリングに、長身11番の選手がヘディングで合わせて東海大菅生ゴールを脅かしました。また中盤ではボールを持った相手選手に対して早めにプレッシャーをかけ、パスの選択肢を多く与えません。

パスコースが無く苦しい立ち上がりとなった東海大菅生でしたが、前半10分過ぎ頃から前線でボールが回り始めます。11分には中盤右サイドからのパスが通り、9番の選手がシュートを撃ちます。これはGKが弾きコーナーキックとなりましたが、攻めの流れをたぐり寄せるきっかけとなりました。17分にはゴールかと思われるプレーがありましたが、その前にオフサイドの判定があり得点にはなりませんでした。

前半はまるで時間を計っていたかのように、約10分毎に主導権を握るチームが入れ替わります。国士舘は19分、右サイドから9番の選手がドリブルでペナルティエリア内に切れ込みシュートを撃ちますが、これはGKのナイスセーブに阻まれました。24分にはコーナーキックのこぼれ球を7番の選手がシュートしますが、またもクリアされます。こうして迎えた29分、右サイド9番の選手のセンタリングを、ニアサイドにポジションを取った8番の選手が体をひねってヘディングで合わせると、ボールはポストに当たりゴールインしました。

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先制された東海大菅生でしたが、前半30分を過ぎてから主導権を取り返します。31分に得たコーナーキックでは、この試合で初めてショートコーナーを使うなど攻撃にアクセントもつけてきました。33分に7番の選手がミドルシュート、35分にはフリーキックからゴールを狙っていきます。そして37分、中盤でボールを奪いDFラインとGKの間にパスを出すと、10番の選手が走り込みます。一度は飛び出したGKがクリアしますが、こぼれ球を9番の選手だったでしょうか、GKの頭上を越す見事なループシュートを突き刺しました。互角の内容だった前半は、スコアも1-1の同点で終わります。

後半は東海大菅生がまず仕掛けていき、2分、6分、11分とゴールエリアまでボールを運びますが、ここは国士館がいずれもクリアしました。対する国士舘は前線でなかなかボールが落ち着かず、受け身となる時間帯が続きました。しかし後半15分、その国士舘が素早いパス回しから追加点を上げます。右サイドのハーフウェーライン付近でボールを奪い、4番の選手から中盤真ん中の8番の選手へ、そしてロングパスで左サイドを駆け上がる7番の選手へとつなぐと、低い弾道のシュートをゴール右サイドネットへと決めました。

わずか数秒間のたった2本のパスで勝ち越した国士舘は、ここから勢いに乗り一気に攻め立てます。押し込まれた東海大菅生はベンチからの「落ち着け!」の声もありなんとか凌ぎきると、今度は反撃に転じます。後半19分に右からのコーナーキックをニアで11番の選手がヘディング、続く22分にも国士舘ゴールに襲いかかりますが、どちらも国士舘GKがファインセーブで防ぎました。ちなみにこのGKは顔を負傷していたようで、プロテクトマスクを装着していましたが、それを全く感じさせないガッツ溢れるプレーを見せていました。

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立て続けのゴールチャンスを防がれてしまった東海大菅生ですが、まだまだ押し込む時間帯は続きます。27分にはこれまでの試合でも途中交代で果敢なプレーを見せていた20番の選手を、33分には高さのある14番の選手を投入し、ゴール前にどんどんボールを上げていくパワープレーへとシフトしていきました。「意地でも入れるぞ!!」の声も出て気迫溢れる攻撃を展開する東海大菅生に対し、守る国士舘も体を投げ出しての迫力ある守備で応えます。この意地と意地とのぶつかり合いを制したのは、国士舘でした。前線で時間を使うプレーも交えながらリードを守りきり、2-1の勝利で準決勝への切符を手にしました。

攻守がめまぐるしく入れ替わる、非常に見応えのある一戦でした。どちらが勝っても不思議ではない、紙一重の試合だったと思います。インターハイに出場して終われる立場の国士舘ですが、保善戦に続いて接戦・激闘を制しての準決勝進出、この底力には凄まじいものがあります。

東海大菅生もさすが選手権出場経験校、ひと夏越えてすばらしいチームになっていました。来年度新チームの巻き返しに期待です。

Kumazeminame

2008年10月 1日 (水)

駿台学園vs学習院

第1試合のが終わって本降りとなってしまった清瀬内山グランドに駿台学園が登場してきました。相手は1回戦で都城東に先制されながらも試合終了直前の逆転で1回戦を突破した学習院。駿台学園は東の横綱として、結果だけでなく内容も求められる選手権予選の初戦です。

試合開始直後から駿台学園はボールを支配し、ワンタッチでパスを回してリズムを掴みにいきますが、学習院も寄せを速くして、対抗していきます。ボールは奪えないながらも、そう自由にはプレーさせない学習院の守備に、駿台学園もなかなか学習院ゴール付近まで持ち込めず、決定的な場面を作ることができません。確かに技術面では差を感じるところはありましたが、久々に都大会に出てきた学習院の泥臭いサッカーにも眼を見張るものがありました。

このような展開の中、駿台学園は前半20分までシュートシーンを作れず、膠着した展開が続きます。しかし徐々に流れを掴んで学習院ゴール前でのショートパスを織り交ぜた攻撃が見られるようになってきたが前半21分、駿台学園7番の選手が足下にこぼれたボールを落ち着いてゴールに叩き込み、駿台学園がついに先制します。

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相手のストロングポイントを消そうと泥臭く喰らいついていた学習院ですが、先制して勢いのついた駿台学園のプレッシャーが激しくなり、ここまでよく走って粘り強く戦っていた学習院の足がやや鈍くなってきて、駿台学園のパスが綺麗に回り始めます。

しかし、前半30分、学習院の右からのコーナーキックにヘッドで競り、そのセカンドボールを2列目から放ったシュート(惜しくも駿台GKが正面右でセーブ)は惜しいチャンスでした。ここから前半終了までは駿台学園がゆっくりとボールを回しながら、時折見せる学習院のロングボールからのカウンター攻撃もきっちり対応し、このまま前半を1点リードで折り返します。東の横綱には内容への注文も厳しくなってしまいますので申し訳ないのですが、駿台学園としてはやや内容面では物足りない前半だったかもしれません。

後半は開始直後から学習院が盛り返します。後半4分には立ち上がり早々のシュートを駿台ゴールに見舞う(惜しくもゴールならず)など、ハーフタイムで何らかの指示を受けたであろう学習院ががんばります。

しかし、後半10分でした。学習院はゴール右のペナルティエリアすぐ外の位置で、駿台学園にFKのチャンスをを与えてしまいます。絶好の位置から蹴られたボールは、学習院の壁に当たって方向が変わって学習院ゴールネットを揺らし、駿台学園に喉から手が出るほど欲しかった追加点となってしまいます。この2点目からペースは駿台学園に戻り、左右両サイドへのワイドな展開、ダイレクトパスを使った中央突破等、ここにきて横綱の底力の差を見せつけ始めます。攻撃の手を緩めない駿台学園は後半21分には7番の選手がゴール右サイドネットに3点目を叩き込み3対0となります。ここからの約20分、学習院は横綱の醸し出す圧力に耐え続けながら逆襲のチャンスを伺う展開となりましたが、得点を奪うことはできず、ゲームはこのまま3対0で終了しました。

番付どおりなら駿台学園はもっと圧勝の形ができたうように思えますが、学習院はみんなが全力でプレーは駿台学園の良さを出させない時間帯を多くしました。

まだ初戦を突破しただけですが、このあと少し空いた後に名門帝京との戦いが行われます。東の横綱とは言え、選手権都大会で帝京と戦うのは大きなプレッシャーがかかることでしょう。しかし、この調整期間で再度修正するところは修正し、きっちり仕上げてくるはずです。帝京戦が楽しみですね。

それにしましても、横綱相手に怯むことなく全力でボールを奪いにいくガッツ溢れる学習院のプレーには感銘を受けました。

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2008年9月23日 (火)

東海大菅生vs都東久留米総合

都立東久留米総合高校グラウンドでは、ともに1回戦を3点差で勝利した東海大菅生と都東久留米総合が激しい戦いを演じました。



立ち上がりから両チーム積極的にゴールを狙っていきます。前半7分には東久留米総合が右サイドから突破すると、9番の選手がゴール正面からシュートしましたが、これはGKがキャッチしました。東久留米総合は右サイドに流れる7番、8番、9番の選手の動きがポイントとなります。彼らが右サイドで崩すと、中央に2列目の選手が飛び込んできてシュートを撃つというパターンが試合を通して見られました。

対する東海大菅生は、7番、9番の選手が存在感を示す中盤から両サイドにボールをさばき、そこからのセンタリングに空中戦に強さを見せる10番、11番の選手が合わせて得点を狙っていきます。前半22分にこの形から決定機を作りましたが、ゴールライン上でクリアされ先制点を上げることはできませんでした。

お互いに中盤であまり時間をかけずにボールを前線に送り込む速い展開がしばらく続きましたが、30分頃から流れが落ち着いてきます。同時に東久留米総合の時間帯となり始めました。そして前半終了間際に東久留米総合が先制します。左サイドからのFKに対して、飛び込んできた8番の選手がGKの目前でヘディングしゴールを決めました。前半は東久留米総合の1点リードで折り返します。

ハーフタイムから雨が降り始めてきた中、後半がスタートします。前半ラストは思うようにボールを前に運べなかった東海大菅生でしたが、セットプレーを中心に東久留米ゴールを脅かすシーンが増えてきます。何度かのチャンスを東久留米総合の堅い守備に阻まれてきた後半19分、ペナルティエリア右側へのロングボールを11番の選手が頭で合わせてボールをゴールに送り込みました。このプレーでGKと激突した11番の選手は顔面を強打してしまったようで、すぐに呼ばれた救急車で搬送されていきました。その後の状態がとても心配で気になりますが、勇気あるプレーに拍手を贈りたいと思います。

アクシデントがありながらも同点に追いついた東海大菅生は、一気に流れを引き寄せ逆転ゴールを奪いにかかります。対する東久留米総合は、雨で滑りやすくなったボールの扱いに苦労し、思うようにパスをつなげられなくなります。こうして東海大菅生ペースで進んだ後半37分、ゴールエリア右よりでの浮き球を、東海大菅生8番の選手が思い切りよくボレーシュートすると、ドライブのかかったボールはGKが伸ばした手をすり抜けてゴールへ突き刺さりました。東海大菅生が2-1と逆転に成功します。

追いつめられた東久留米総合は最後の力を振り絞って攻撃を仕掛けますが、残り時間も少なく、後半39分にセンタリングのボールがクロスバーを直撃するのが精一杯となってしまいました。

最後まで結末のわからない激闘を制した東海大菅生からは、チームメイトの負傷というアクシデントを乗り越えての逆転に、精神力の強さを感じました。次は国士舘との対戦となりますが、相当タフな試合になる予感がします。今日のような強さをまた見られるのを楽しみにしたいと思います。

わずかに力及ばす悔しい結果となってしまった東久留米総合でしたが、最後まで戦い抜いた選手達には、人に感動を与える試合をしたことに誇りを持って欲しいと思います。素晴らしい試合をありがとうございました。

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取材:コータロー

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都東久留米総合は3年生いないんですよね。それで東海大菅生とこの戦いぶりですから、さすがです。サッカーする環境も格段に良くなったようですし、東久留米の伝統、来年度は間違いなく復活しますね。

Kumzeminame

2008年9月22日 (月)

駒大高vs都三鷹

08年度選手権東京都大会二回戦、東伏見会場では昨年度全国選手権ベスト8の都三鷹と駒大高が戦いました。

総体では駒大高が國學院久我山に2対3、都三鷹は国士館に1対3と、共に東京代表となったチームと戦って惜敗だった実力校同士の対戦です。

総体都大会で駒大高の青稜戦を見ましたが、この日の駒大高はあの時とは別のチームかと思うほど進化していました。

立ち上がりから速い寄せと奪ったボールを速く回してスピーディに攻撃する駒大が優勢に進めます。とにかくボール保持者対しての寄せが速く、パスの受けてに対してもアタックの準備をすぐに整えるので、都三鷹のパスサッカーが封じられていきます。特に7番、9番、10番、19番の織り成すスピードに乗った攻撃はすばらしいものがありました。

守勢に回らざるを得なくなった都三鷹ですが、たとえボールを奪っても、展開に少しでも手間取るとあっという間に詰められますので、この日の駒大相手にリズムを取り返すには、連動を意識して駒大と互角かそれ以上の運動量を費やすか、ダイレクトやワンタッチが有効だったように思います。

また、駒大高のコーナーキックでは長身でいかにも強そうなDF6番の選手が上がって、彼に3本中2本合わせます。そのままヘディングシュートもありますし、ファーポストあたりで競って落とさせ、そこに10番の選手が突っ込む作戦だったかと思います。

このような展開の中、前半18分、スピードで圧力をかけ続ける駒大高が先制します。やや都三鷹DF陣が処理にもたついたところをうまく突き、10番の選手が思い切りよく左足を振りぬき、ゴールに突き刺しました。写真はその先制シュートの場面です。

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先制された都三鷹ですが、DF15番の選手から前線へ供給されるパスは有効で、駒大高の豊富な運動量とスピードに支えられたパスサッカーに対抗するには、こういった思い切ってウラ狙ってそこにポイントを作る攻撃も有効だと感じました。21分には、ゴール前にロビング気味に上げたボールが駒大ゴールのクロスバーに当たり、跳ね返りを押し込む(ここはGKがナイスセーブ)という場面もありました。しかし、前半は1点リードの駒大高のペースでこのまま終わります。

後半になって雨が降り出します。ハーフタイムでどのような指示があったかはもちろん知る由もないのですが、いきなり都三鷹に前半にはなかったプレーが飛び出します。自陣左サイドからタテ方向に攻撃を仕掛け、19番の選手がウラにに抜け出した9番の選手にタテパス、受けた9番の選手がそのまま右アウトサイドのダイレクトで浮かせてシュート、ボールはいったん止めて前を向くだろうと前に出てきていた駒大高GKの頭上を越え、そのままゴールインしました。しかし、無情にもウラに抜け出した9番の選手が僅かにタイミングが速くオフサイドの判定、ノーゴールとなりました。

このプレーから都三鷹が息を吹き返し、その2分後には強烈なミドルシュートを見舞うなど昨年度チャンピオンの意地を見せ始めます。、このあたりから雨足が強くなりますが、後半22分にはコーナーキックのチャンス、23分にはゴール前のこぼれ球を5番の選手が押し込む(これも駒大高GKがセーブ)など、前半と打って変わって駒大高陣内での展開時間が長くなっていきます。

しかし、この展開をじっと我慢し、したたかに追加点を狙っていた駒大高は後半26分、数少ない後半のチャンスの一つを、この試合でキーマン的存在感を示していた9番の選手がシュートを決め、2対0とします。

最少得点差のまま、後半になっていいリズムを取り返したかに見えた都三鷹にとっては、これはあまりにも痛い失点でした。ここら辺からはさらに雨足も強くなります。

後半38分には都三鷹19番の選手と4番の選手の連動で左サイドから崩しにかかりますが、駒大高守備陣も落ち着いて守り、試合はこのまま終了、2対0で駒大高が勝利しました。

Img_4903都三鷹の選手権まで残った3年生の皆さん、お疲れ様でした。いろんな意味で今年はこれまで大変だったと思います。負けた悔しさ、言いようのない安堵感、様々な思いが沸き起こっているでしょう。

でも皆さんの高校生活には、練習のつらさと同等かそれ以上のいい思い出が残ったことと思います。

駒大高は次は暁星です。総体時の暁星はいいところなく国士舘に破れましたが、ひと夏越えて変わっているはずです。

でも、今日のゲームのような展開ならば勝機はあります。

kumazemi's favorite players 2008:駒大高の9番

2008年9月21日 (日)

2008選手権都大会結果(9/21二回戦)

選手権東京都大会、9月21日(日)の結果です。

【08年度選手権東京都大会Aブロック2回戦】

結果 会場(試合時間) 速報隊員
國學院久我山5(延)2正則学園 駒沢補助(14:00) えりも岬
東京朝鮮3(延)2都松が谷 駒沢補助(16:00) コータロー
日大三3対1都野津田 駒沢補助(10:00) のぶラゲーニョ
成立学園2対0早稲田実業 駒沢補助(12:00) のぶラゲーニョ
駒大高2対0都三鷹 東伏見(9:30) マツケンザウルス
暁星3対1中大杉並 東伏見(11:30) マツケンザウルス
修徳5対2都国分寺 駒沢第二(16:00) カトリーヌ
かえつ有明6対2八王子 駒沢第二(14:00) カトリーヌ

【08年度選手権東京都大会Bブロック2回戦】

結果 会場(試合時間) 速報隊員
駿台学園3対0学習院 清瀬内山(12:00) ホソゼミ&ポチ
帝京1対0関東第一 清瀬内山(10:00) ホソゼミ&ポチ
実践学園1(PK3-0)1足立学園 実践学園高尾(10:00) ピアノマン
都駒場3対1都足立 実践学園高尾(12:00) ピアノマン
農大一1対0城北 駒沢第二(12:00) カトリーヌ
日本学園2対1青山学院 駒沢第二(10:00) カトリーヌ
東海大菅生2対1都東久留米総合 都東久留米総合(10:00) コータロー
国士館1(延)0保善 都東久留米総合(12:00) コータロー

今日で両ブロックともベスト8が出そろいました。

  • Aブロック:國學院久我山、東京朝鮮、日大三、成立学園、駒大高、暁星、修徳、かえつ有明
  • Bブロック:駿台学園、帝京、実践学園、都駒場、農大一、日本学園、東海大菅生、国士館

都三鷹と早稲田実業の昨年度ファイナリストはここで敗退、國學院久我山、修徳、実践学園は苦しみながらの勝利、かえつ有明vs八王子は壮絶な撃ち合いだったようです。

東京朝鮮vs都松が谷戦ですが、後半ロスタイムに都松が谷が追いつき延長戦に突入、追いつかれた東京朝鮮が延長前半2分に執念で勝ち越し、そのまま逃げ切って豪雨の激闘を制しました。

2008年9月19日 (金)

都足立vs高輪

雨が降るとの予報を良い意味で裏切るように陽が差してきた駒沢補助競技場。ここでの第2試合は、PK戦、延長戦に競り勝って2地区から勝ち上がってきた都足立と、4地区で昨年のファイナリスト都つばさ総合との激闘を延長戦の末に制した高輪が顔を合わせました。試合はここまでの両校の軌跡を思い返させるような、息をのむ激しい展開となります。

激しいゴールの奪い合いの幕を開けたのは、都足立でした。前半7分、ゴール前からこぼれた浮き球を、5番が30mの距離から巧くドライブをかけてシュートします。ボールはGKの指先をすり抜けてクロスバーのすぐ下に入りました。先制した都足立は勢いに乗り攻め続け、10分には11番の選手がゴール前までドリブル突破しシュートを撃ちますが、高輪DFがゴールライン際で何とか防ぎました。

ここまで押され気味の高輪は、13分頃から前へ向かう気持ちが形となり、相手陣内でボールを持つ時間が増えてきます。小柄な選手の多い高輪は、体格の良い都足立守備陣に苦戦しますが、サイド攻撃、特に右サイドからチャンスを窺い、また、果敢にミドルシュートを狙っていました。徐々に良い形になってきた高輪でしたが、都足立が再び主導権を握り厚い攻撃を繰り出します。都足立は10番の選手と11番の選手がパス回しの中心となり、中でためてサイドにさばく形が多く見られました。

前半25分には右サイドからのアーリークロスに、12番の選手が飛び込んで触りましたがこれはゴール上に。28分には8番の選手が出したスルーパスから、12番の選手がGKと1対1の局面を迎えましたが、シュートはゴールポストわずか右にそれました。

ここからは両チーム一進一退の攻防を演じます。33分に高輪8番の選手だったでしょうか、左サイドからシュートするとGKが弾くと、そこに詰めますがDFがクリアします。そのままボールは都足立の前線に渡りカウンターとなりました。このように速い展開のサッカーが繰り広げられましたが、スコアは変わることなく1-0のまま前半は終わります。

後半最初の決定機は都足立のものでした。後半2分に右からのコーナーキックを、ファーサイドの11番の選手がヘディングで叩きつけます。跳ねたボールはゴール上部へ向かいましたが、ここは高輪GKがファインセーブを見せ凌ぎました。この直後から「ピンチの後にチャンスあり」という言葉通りに高輪の時間帯が訪れます。

後半5分、右サイドでの組み立てから同点ゴールを奪うと、続く7分にはスルーパスに反応した選手がGKと1対1となったところを、右寄りでフリーの9番の選手に落ち着いてパスを出します。9番の選手は無人のゴールにボールを送り込み、わずか2分間で高輪が逆転に成功しました。これで試合の流れは一気に高輪に傾き、16分にはゴールライン際の角度の無いところからのシュートがGKを脅かすシーンもあり、このまま高輪が勝負を決めるかと思われました。

しかし後半20分を過ぎたあたりから都足立が底力を見せ始めます。前がかりとなりディフェンスと中盤との間が空き気味となりましたが、そのリスクを負って攻撃を仕掛けました。そして24分、右コーナーキックからのボールを、GKと交錯しながらヘディングしゴールに突き刺しまして2-2の同点に追いつきました。さらにその4分後には、ロングボールに反応した11番が、GKよりわずかに先にボールに触りゴールに流し込んで3-2と逆転します。都足立は31分にはクロスバーを叩くシュートを撃つなど、一気にペースを握りました。

再度の逆転を狙う高輪は、選手を2人入れ替えてチームの活性化を図ります。しかし、ここまで縦横無尽に走っていた疲れのためか、気持ちにプレーが追いつかずもどかしい印象を受けました。さらに都足立が引いてしっかり守りを固めていたためチャンスを作ることができず、試合はこのまま3-2で都足立の勝利に終わりました。

都足立はこれで地区予選から立て続けに接戦を制したことになります。ギリギリの局面を打破してきたねばり強さは、トーナメント戦では大きなものではないでしょうか。都駒場との次戦でも底力を見せてくれるのか楽しみですね。敗れてしまった高輪もねばり強さでは決して劣っていませんでした。1年生も多い若いチームのようですので、来年の飛躍を期待していたいと思います。

最後に、素晴らしい試合を見せてくれた両チームに感謝して終わらせて頂きたいと思います。

by コータロー

高輪は若いチームだと伺った覚えがあります。この都大会での激闘は今の2年生、1年生にはとても大きな経験になったと思います。対する都足立は先制しながら追いつかれ、逆転されながら最後に再び逆転しての勝利、見事な精神力です。こういう試合をモノにするとノッてきますので、都足立、要注目です。

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2008年9月18日 (木)

足立学園vs和光

今年もついに高校サッカー選手権都大会の季節がやって来ました。14日は各地で熱戦が繰り広げられましたが、その中から駒沢補助競技場で開催された和光VS足立学園の試合をリポートします。私、不覚にもカメラを玄関に置き忘れてきてしまったため、文章のみとなりますことを深くお詫び申し上げます。

立ち上がり直後に和光がコーナーキックを得て試合は始まりました。和光は中盤で相手にプレッシャーをうまくかけていたのですが、前半8分頃から足立学園の選手がその間を縫ってパスを通し始めます。攻める時間帯が続いた足立学園は、16分に和光ディフェンスに一瞬の隙が生まれたのを見逃さず先制ゴールを決めました。

リードを奪ってからも足立学園ペースは続きます。コーナーキックからは長身センターバックの4番の選手がターゲットとなり、また右サイドでは10番の選手と20番の選手のコンビネーションで和光守備陣を悩ませます。23分には左からのセンタリングを10番の選手がペナルティエリア中央でヘディングしましたが、これは和光DFが身を挺して防ぎました。押し込まれて苦しい和光はカウンターからの反撃を狙います。28分にはゴール前での巧いコントロールからシュートを放ちますが、GKに阻まれました。

前半30分、足立学園が追加点を上げます。ゴール右45度、約30mの位置でFKを得ると、キッカー7番の選手が左足でシュートを撃ちます。ボールは壁を越えながらカーブを描き、GKが手を伸ばして触りましたが、ゴール右上に突き刺さりました。会場が沸き上がる見事なゴールでスコアを2-0とします。その後両チームともに1人ずつ選手交代があり、前半を終了しました。

後半に入っても足立学園ペースは変わりません。後半4分には9番の選手が左サイドから切れ込んでGKと至近距離で1対1の局面を作ります。シュートをGKが弾くと、こぼれ球を、10番の選手だったでしょうか、頭で押し込もうとしましたが、クロスバーに弾かれました。足立学園は両サイドからのセンタリングから数多くのチャンスを生み出していましたが、それを支えていた1つの要因は7番の選手の正確な左足のキックでした。精度の高いキックがあり、さらに空中戦に強い選手を揃えているのは、相手にとっては大きな脅威でしょう。

まず1点を返したい和光は、ボールを奪ってから両サイドを使っての攻めを試みます。右サイドでは8番の選手と18番の選手がうまく絡みながら崩しにかかります。ですが、チーム全体が後ろに下がってしまっていたせいか、なかなか前線に人数がおらず思うようにパスをつなぐことができませんでした。

試合も終盤に差しかかってきた後半27分、足立学園が再びリードを広げました。左サイドでボールをキープした11番からのセンタリングを、ペナルティエリア中央に走り込んできた選手が頭で合わせてゴールへ突き刺します。試合はこのまま3-0で終わり、足立学園が2回戦進出を決めました。

思い通りにプレーさせてもらえず残念な結果になってしまった和光でしたが、最後まで戦い抜いた選手たちには暖かい拍手を贈らせて頂きたいと思います。足立学園は2回戦では実践学園との対戦です。選手の中で目立って映ったのは、正確な左足を持つ7番の選手と、ラスト5分で投入された、細かいタッチを得意とする14番の選手でした。14番の選手は短い時間のプレーでしたが、試合の流れを変える何かを持っていそうな、どこかワクワクさせてくれる選手という印象を受けました。

by コータロー

速報アップしながら、よくぞ取材した。北大卒は才能が違う!

Kumzeminame

2008年9月17日 (水)

2008選手権都大会結果(9/14,15)

選手権東京都大会、9月14日(日)15日(月)の結果です。

【08年度選手権東京都大会Aブロック1回戦】

結果 会場(試合時間) モバイル速報隊員
正則学園4対1都江戸川 都葛飾野(12:00) てっちり
東京朝鮮8対2青稜 駒沢補助(14:00) エスパニョールしげ
都野津田2対0大森学園OOO 駒沢第二(14:00)OOO1 コータロー
成立学園4対0都南平 駒沢補助(16:00) コータロー
都三鷹1対0都府中東 私立武蔵(10:00) マツケンザウルス
中大杉並2対1都福生 私立武蔵(12:00) マツケンザウルス
修徳5対0都葛飾野 都葛飾野(10:00) てっちり
八王子1対0都東大和 都葛飾野(14:00) てっちり

【08年度選手権東京都大会Bブロック1回戦】

結果 会場(試合時間) モバイル速報隊員
学習院2対1都城東 清瀬内山(12:00) ホソゼミ&酒癖悪男
帝京4対0海城 清瀬内山(10:00) ホソゼミ&酒癖悪男
足立学園3対0和光 駒沢補助(10:00) コータロー
都足立3対2高輪 駒沢補助(12:00) コータロー
農大一1対0早大学院 駒沢第二(10:00) エスパニョールしげ
青山学院2対0東京成徳 駒沢第二(12:00) エスパニョールしげ
東海大菅生5対2東亜学園 都東久留米総合(12:00) コータロー
都東久留米総合3対0都新宿 都東久留米総合(10:00) コータロー
保善7対0都山崎 駒沢第二(16:00) エスパニョールしげ

14日と15日はモバイル速報隊員(通称:くまゲリラ)が各会場に潜入し、開設した携帯サイトにリアルタイムで速報流してくれました。イメージとして足立学園対和光のゲームの速報記事をそのまま掲載いたします。ここからどんな感じで速報が流れるかイメージしていただけたらうれしいです。

和光vs足立学園(By コータロー)

  • 試合終了 足立学園が3対0で勝利し、は二回戦進出を決めた。
  • 後38〔足立学園〕14番がゴール前で3人かわしてシュート!GKが防ぐ!
  • 後35〔足立学園〕交代9、20がOUT、13、14がIN
  • 後32〔足立学園〕中盤からの長いFKにヘディングするが右に外れる。依然として主導権は足立学園
  • 後28〔和光〕交代4がOUT、12がIN
  • 後27〔足立学園〕3点目!左サイド11番のセンタリングに走り込んだ選手が頭で触ってゴール!
  • 後24〔足立学園〕左サイドでボールをつないで9番シュート!GK正面でキャッチ
  • 後17〔和光〕右サイド8番と18番のコンビで突破狙う
  • 後14〔足立学園〕左深い位置からのFKに中央で合わせるも左に外れる
  • 後9 前半からの足立学園ペースは続く
  • 後4 〔足立学園〕左サイド切れ込んだ9番がシュートもGK弾く。こぼれ球10番ヘディングもクロスバー
  • 後半開始
  • 前半終了 足立学園2点リード
  • 前34〔足立学園〕交代3がOUT、2がIN
  • 前33〔和光〕交代10がOUT、9がIN
  • 前30〔足立学園〕ゴール!0対2.右45度30mFKを7番が左足でゴール右上へ。GK触るも
  • 前28〔和光〕ゴール前で上手いコントロールからシュート打つもDFがブロック
  • 前23〔足立学園〕右センタリングを中央の10番がヘディング。DF何とかクリア
  • 前21〔和光〕押し込まれているがカウンターから同点チャンス伺う
  • 前16〔足立学園〕一瞬の隙を突いて先制!0対1
  • 前12〔足立学園〕攻める時間が続く
  • 試合開始

たったこれだけなんですが、手持ちの携帯で電波さえ入ればどこでもリアルタイムでスコアや展開がわかり、しかも同時進行の他会場の状況も同様に見られるので、ハラハラドキドキします。

ただ、この日のくまゲリラたち、極限まで集中を高めた状態で試合と向き合って随時携帯に入力する、という重労働を基本1人1会場で全試合対応いう状態でしたので、終わった後は疲労困憊、熱っぽくなって頭クラクラ、ビール飲む元気も無しという状況だったようです。

特にホソゼミは、途中携帯故障により速報入力ができなくなったてっちり(葛飾野潜入くまゲリラ)から送られてくるメールを、代わりに記事にしてアップするという付加作業が発生、かわいそうにこの日の夜に扁桃腺がはれて熱が40度になってダウン、二日間寝込むという状態になってしまいました。

2008年9月16日 (火)

帝京vs海城

光陰矢のごとし。1年はあっという間ですね。昨年は都三鷹フィーバーに沸いた東京ですが、今年はどんな展開が待っているのでしょうか。好天に恵まれ強い日差しが降り注いだ清瀬内山グランドから帝京vs海城戦をリポートします。

帝京は昨年の東京Aブロック優勝校であり、今年は堂々都大会からの出場、対する海城は接戦を次々に制し、3地区予選をしぶとく勝ち抜いてきました。

ゲームは開始早々、黄色とブルーのユニフォーム帝京が、両サイドをフルに使った大きなサイドチェンジを交えた攻撃でペースを握ります。特にサイドバックの4番の選手やMFの10番の選手のスピードは圧巻で、海城イレブンはしばらく耐える時間が続きます。

前半4分には、帝京がバイタルエリアへの供給された鋭いパスを起点に中央からの攻撃を仕掛け、くさびのパスに反応した帝京の選手がフリーの状態でシュートする場面がありました。どこかで聞いたフレーズですが、人とボールが連動する、この帝京の見事な攻撃が序盤から続き、王者の底知れぬ力を感じさせます。

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前半17分には右サイドから帝京4番の選手がペナルティエリア内の11番の選手にボールを供給、頭で合わせるもこれはわずかに枠を外してしまいます。

ここまでは、帝京がゲームを支配して決定的なチャンスを幾度も作りながら決めることのできない時間が続き、海城は猛攻に耐えながら集中切らさず必死に守備を固めて少ない好機を狙うという展開だったと思います。しかし、帝京イレブンの「集中!」の声が大きくなり始めた前半の中盤過ぎから、徐々に海城が帝京の重圧に圧迫され始めます。

そして迎えた前半22分、右サイドから帝京7番の選手ががふんわり浮かしたロビング系ボールが、海城ゴール右ポストに当たってそのままゴールイン、意外な形で帝京に先制点が入ります。続いて前半35分には、中央からフリーだった帝京8番の選手が振り抜いた右足のシュートが海城ゴール左サイドネットに突き刺さり、2点目をゲットします。必死に耐えていた海城でしたが、前半で王者相手に2点ビハインドとなってしまいました。

後半が始まってもゲームは圧倒的に帝京が支配しますが、ここでもいまひとつ攻めきれず、海城もあきらめずに必死に守って反撃の糸口を探します。しかし、後半19分に帝京が低いクロスに11番の選手ががヘッドで3点目、35分には9番の選手がこれまたヘッドでとどめの4点目をゲット、勝負がつきました。

帝京は難しい初戦をものにしましたが、ややディフェンスラインと中盤とが間延びしてしまい、必要以上にビルドアップに時間を掛けてしまうこともあったりしましたが、そこは王者帝京、次戦に向けてきっちり修正してくることでしょう。

ただし、次の相手は強豪関東第一です。帝京の属するこのブロックには駿台学園もいる激戦ブロックで、目が離せません。

健闘むなしく初戦で破れた海城ですが、オールブルーに漢字で「海城」、かっこよかったです。

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2008年8月28日 (木)

大森学園vs東工大附

4地区決勝4連戦の最後の試合は、東の小結である東工大附属に大森学園が挑みました。前の試合後半から強くなった雨で、砂のグラウンドは見ているだけでも重くなっているようでした。

最初の5分間は東工大附が押し込みますが、それを凌いだ大森学園が一気に攻勢に転じます。前半8分、自陣からのロングボールがゴール正面にこぼれたところを、9番の選手がダイレクトボレーでゴールに突き刺しました。13分には再び9番がゴール右角度の無いところから強烈なシュートを放ちます。これは左ポストに弾かれましたが、この選手はチャンスあらばシュートを撃っていく姿勢が全身から伝わってきていました。また、11番の選手も活発に動き回り、東工大附ディフェンス陣を翻弄していきます。

P1070532一時は大森学園の勢いに飲まれた東工大附でしたが、前半20分頃に立て続けにコーナーキックを得て同点弾を狙います。そして前半22分、左からのコーナーキックを、ファーサイドの長身5番が完璧なヘディングでゴールしました。このゴールにより今度は東工大附が勢いに乗って攻める時間となります。押し込まれた大森学園はミドルシュートで反撃するのが精一杯で、次々と上げられるセンタリングへの対応に専念する形となっていました。激しい展開の前半は1-1で終わりを迎えます。

後半はやや落ち着いた立ち上がりとなりましたが、7分に均衡を破る得点が生まれます。大森学園がゴール正面やや左25mでFKを得ると、キッカーの7番の選手がゴール右に一直線でボールを送り込みました。大森学園が再びリードを奪います。

ここからは前半の再現かのように、再び東工大附が猛攻を仕掛けます。後半14分にスルーパスから1対1のチャンスを作ったのをはじめ、休む間もなく大森学園ゴールに迫っていきます。しかし最後の最後でゴールを割ることができず、試合は2-1で大森学園の勝利となりました。

大森学園はほとんどの時間を守備に追われながらも、思い切りの良い2得点で見事勝利しました。積極的にどんどん得点を狙っていく姿をまた見せて欲しいですね。

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取材:コータロー

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総体は青稜に都大会進出を阻まれた大森学園が東工大附属を破って都大会出場を決めました。この試合、CKからヘッドで同点弾突き刺した東工大附属を、大森学園が直接FKからの決勝点で勝利ですか。セットプレーは恐ろしいですね。

Kumzeminame

2008年8月27日 (水)

青稜vs都小山台

雨が降ったり止んだりと不安定な空の下で試合は続いていきます。第3試合では青稜と都小山台が対戦しました。

前半4分に青稜が、6分には小山台がまずフリーキックからチャンスを伺う序盤となりました。前半10分を過ぎた頃から徐々に青稜ペースとなり、猛攻の時間が始まります。青稜のシュートをゴールラインギリギリで都小山台DFがクリアする場面もありました。

青稜でチームを引っ張っていたのは中盤7番の選手でした。絶えずチームメイトへの声かけをしていましたし、14分にはポストに嫌われてしまいましたが約35mのミドルシュートを放つ活躍を見せます。チーム全体で積極的にシュートをしていく青稜の時間帯が続きました。

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対する都小山台は、上手く守られて攻撃をなかなか組み立てられず苦しい戦いとなります。その中でも健闘していたのが9番の選手でした。相手DFを背中に背負ってボールを受けることが多かったのですが、やわらかいボールタッチで反転して突破を試みていました。小山台は時間と共にリズムが良くなっていきましたが決定機までは持ち込めず、また青稜も攻め疲れなのかゴールに近づく回数が少しずつ減っていきます。こうして無得点のまま前半は終了しました。

試合が動いたのは後半に入った直後でした。後半1分、青稜9番の選手だったでしょうか、ペナルティエリア左でフリーになり落ち着いてシュートを決めて先制点を上げました。リードして一気に流れを掴むかと思われた青稜でしたが、守りきる意識が強くなってしまったのでしょうか、監督は「守りに入るな!」と指示を出していましたが受け身のプレーが目立つようになり都小山台がボールを持つ時間が多くなり、ディフェンスラインの裏を狙ってボールを送り青稜ゴールを脅かします。しかし、次の得点を決めたのは青稜でした。
雨が強まってきた後半30分、左サイドのスローインを起点としたパスから、10番がGKとの1対1を制してリードを2点に広げます。続いて34分にも追加点を上げ、終わってみれば3-0のスコアで青稜が勝利しました。

青稜はリードして受け身になってから、もう一度盛り返して見事追加点を奪うという難しいことをやってくれました。相手に渡った流れを取り戻せるのは力のある証拠だと思います。都大会でもその粘り強さを見たいものです。

取材:コータロー

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総体都大会で、あの駒大高と延長までもつれ込む熱戦を演じた青稜が都大会出場を決めました。私の注目する青稜9番(総体時)の選手も順調に仕上がってるようですね。選手権都大会は独特の雰囲気がありますから、これにのまれないよう、落ち着いて持てる能力を100%発揮して欲しいです。彼は本当に要注目です。

Kumzeminame

2008年8月26日 (火)

高輪vs都つばさ総合

この日第2試合目は、東の張出大関の都つばさ総合に前頭筆頭高輪が挑むカードとなりました。自校グラウンドで試合をするつばさ総合の応援はもちろん多かったですが、高輪もそれに負けないくらいの応援団が詰めかけていました。

試合は両者の激しい応酬で幕を開けます。キック・アンド・ラッシュという表現がまさにぴったりの、ボールを奪ったら速い展開で前線につないでシュートを狙う攻防が繰り広げられました。お互いに気持ちが入りすぎとも思える程のプレーの中、地力で上回るつばさ総合が徐々にペースを握っていきます。

前半10分には、ゴール正面約25mからつばさ総合10番の選手がフリーキックでゴールを狙いますが、これはわずかに右にそれました。つばさ総合はFW17番、ボランチの14番が攻撃のアクセントとなり、高輪ゴールに次々と迫っていきます。

つばさ総合の攻勢に対し、高輪は文字通りの全員守備で必死にピンチを凌いでいきます。中でも光っていたのが中盤8番の選手でした。ここぞという時に相手を止める力と、運動量の豊富さはすごかったです。もちろん彼だけではなく、チーム全体の運動量が半端なものではなかったため、最後まで持つのか心配になるほどでした。こうして高輪が耐えて0-0でハーフタイムを迎えます。

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後半1分、6分と高輪がシュートを撃ち、反撃を感じさせましたが、再びつばさ総合が主導権を握りはじめます。長い時間攻めているためか、やや攻撃が単調になりがちでしたが、右サイドバック4番が積極的にオーバーラップするなどでアクセントをつけていました。後半12分、15分と17番が絡んだチャンスが生まれますが、いずれも高輪GK、DFの体を張ったブロックに阻まれゴールにはなりません。攻めるつばさ総合に守る高輪、という構図で進んでいきましたが、後半30分過ぎから高輪がカウンターで決定機を作るようになります。後半32分には、中盤でボールを奪い出したスルーパスに9番が走り込み、DFをかわしてシュートを放ちます。しかしこれは枠に飛ばず、スコアレスドローのまま決着は延長戦に持ち越されることとなりました。ちょうどこの頃から雨が降り始めます。

延長前半2分にも、高輪が先ほどと同じパターンでつばさゴールを脅かします。延長戦に入って明らかに試合の流れが変わりました。ここまで攻め続けてきたつばさ総合がなかなかシュートまで持ち込めなくなったのに対し、守備に忙殺されてきた高輪はボールが良く通るようになってきます。そして延長前半9分、中盤左サイドのフリーキックから高輪8番が上げたセンタリングを4番の選手が合わせると、ボールは右ポストに当たりゴールに吸い込まれました。高輪が先制し、延長前半は終わります。

P1070517雨が止んで始まった延長後半もペースを握ったのは高輪でした。延長後半1分、8番の選手だったでしょうか、スルーパスに反応してGKと1対1となったところを、冷静にシュートを決めてリードを2点に広げます。つばさ総合が前がかりになり、自陣に大きなスペースができていたところを上手く突いたゴールでした。後の無いつばさ総合は猛攻をしかけますが、完全に勢いに乗った高輪の守備を崩すことができませんでした。終了直前には18番の選手がゴール正面でGKと1対1になりますが、シュートはキャッチされ万事休す。高輪が2-0で激戦を制し、地区予選を見事突破しました。

昨年は都大会決勝まで駒を進めたつばさ総合、ここで姿を消しました。これが一発勝負というものなのでしょうが、気になる選手も多くいただけにちょっと残念な感もあります。ただ、彼らを上回って勝ち進んだ高輪イレブンを見続けられるのは非常に楽しみです。運動量に裏打ちされた全員サッカーが旋風を起こすのでしょうか。

取材:コータロー

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竹原先生率いる高輪は、コータローからの情報によるとスタミナがあって集中力が切れず、ここぞという場面での決定力もあるすばらしいチームとのことでので、都大会が大いに楽しみですね。対するつばさ総合は、昨年度は関東大会に出場して選手権都大会準Ⅴですから、今年のチームは他校には執拗にマークされ、周囲からは否が応でも前チームと比較され、といった感じで大変だったと思います。堀川先生、いつかまた旋風を巻き起こしてください。

Kumzeminame

2008年8月25日 (月)

正則学園vs明治学院

選手権都予選への出場校が続々と決まった今週でしたが、その最後を締めくくったのは4地区でした。この日は都つばさ総合高校グラウンドで4試合が行われ、それぞれ勝利した4校が都予選への切符を手にしました。雲行きの怪しい中始まった第1試合では、正則学園と明治学院が顔を合わせました。

立ち上がり最初にチャンスを作ったのは明治学院でした。前半6分、カウンターから11番がドリブルで切れ込みGKと1対1となりますが、決めることはできませんでした。正則学園は長身の18番をはじめ空中戦の強い選手を前線に擁しており、両サイドからのセンタリングが大きな武器となります。また、右サイド8番の選手が何人もの相手選手を引きつけられるドリブラーだったため、右サイドからの攻撃が自然と多く見られました。12分には、その8番のドリブルから得たコーナーキックをヘディングでゴールに突き刺し、先制点を奪います。パターンにはまった得点、という印象でした。

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リードしてからはしばらく正則学園の時間帯が続きます。自陣でボールを奪った瞬間の、前線の8番、11番、18番の動き出しの早さが非常に良く目立ちました。明治学院は10番、11番が軸となりパスを丁寧につないでボールを前に運ぼうとしますが、上手く守られてしまいなかなかゴールに近づくことができません。しっかりと守って、カウンターで一発を狙う形でチャンスを伺う形となっていきました。前半はこのまま正則学園のリードで終えます。

後半も正則学園ペースで始まります。前半は大人しかった18番が積極的にボールに絡みはじめ、またセンターバックの5番が積極的に前に出てミドルシュートを狙うなど、勢いを感じさせるプレーを見せました。押し込まれる時間が続く明治学院でしたが、後半21分にはフリーキックのこぼれ球を6番がシュートするなど、セットプレーからゴールに近づく場面が増えてきます。そして試合終了間際の34分に最大のチャンスを迎えました。12番の選手が中盤でボールを奪いロングパスを出すと、7番の選手がディフェンスラインの裏に抜け出しGKと1対1の局面を迎えます。しかし思い切りよく撃ったシュートはゴール右に外れてしまい、試合は1点のリードを守りきった正則学園の勝利となりました。

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この日は1得点に終わりましたが、正則学園の両サイドからのセンタリングの数は凄まじいものがありました。都予選でも空中戦でのゴールシーンを期待したいですね。

取材:コータロー

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正則学園はサイド攻撃が得意のようですね。実力校がまず第一のハードルを超え、都大会出場を決めました。敗れた明治学院も守備をきっちりして真正面から戦い、決定的チャンスも作ったようです。正則学園は間違いなく都大会ではマークされるものと思いますが、得意のサイド攻撃にさらに磨きをかけて、最高のパフォーマンスを見せてください。

Kumzeminame

2008年8月11日 (月)

流経大柏vs市立船橋<幻の決勝戦>

千葉県決戦となった今年のインターハイ。試合開始時刻の17時が近づくにつれて期待が高まってきますが、雲行きも怪しくなってきました。開始15分頃前から降り出した雨は次第に強まり、雷がかなり近い距離で落ちます。当初は17時半キックオフに変更となった試合でしたが、雷雨が止む気配が全くないため、安全確認ができてから30分後のキックオフがアナウンスされました。

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しかし、いくら待てども雨足は弱まらず19時前だったでしょうか、試合中止と両校優勝が発表されました。安全上仕方のないこととはいえ、この対戦カードが観られないのは非常に残念でした。

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by コータロー

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2008年度全国高校総体は、アクシデントもあって流経大柏と市立船橋の両校優勝で幕を閉じました。市立船橋は総体連覇、流経大柏は昨年の全国選手権に続いて高体連大会冬夏連覇となりました。

何をどうやったら千葉県のようになれるのでしょうか。

一県だけ別ルート走っているような気がします。

Kumazeminame

2008年8月10日 (日)

流経大柏vs佐賀東

前日の準々決勝を勝ち抜いた流経大柏と佐賀東が、駒場運動公園競技場で対戦しました。会場では気温が35度を超えたとアナウンスされていましたが、ピッチ上の体感温度はそれ以上だったのではないでしょうか。

過酷な環境でのゲームとなりましたが、両チームとも中盤で激しくボールを奪い合います。流経大柏は、9番久場選手と10番田口選手にボールが入ると、何かしてくれるような予感を漂わせていました。また、チーム全体として高い位置からどんどんプレッシャーをかけに行こうという姿勢が非常に良く伝わってもきていました。

P1070284佐賀東は、前半14分に10番桃井選手がすり抜けるようなドリブルからチャンスを作りCKを獲得します。このCKからゴール前で混戦となりますが、流経大柏DFが必死のクリアで凌ぎました。ここからしばらく佐賀東の時間帯となりましたが、ボールを奪ってから前へ運ぶ際の約束事が徹底されているようで、自陣からでもあっという間に前線の選手にボールが渡るシーンが非常に多く見られました。

前半25分頃から、徐々に流経大柏のペースとなります。決定的な場面になると必ずと言って良いほど久場選手がボールに絡み、シュートまで持ち込みますがなかなかゴールにつなげることができません。両者拮抗した前半はこのまま0-0で終了します。

後半開始直後の3分に流経大柏が先制点を奪います。右サイドのスローインから上手くボールを回して、ペナルティエリア内の14番吉村選手がゴールを決めました。

P1070288_3 後半10分を回ったあたりから、佐賀東の選手たちの足が止まり始めます。猛暑のせいもあるのでしょうが、後半立ち上がりに決められた影響というのもあったのだろうと思います。中盤での激しさはあまり変わらなかったのですが、流経大柏が高い位置でボールを取る機会が多くなりました。後半18分には、右からのスローインを10番田口選手がヘディングしたボールがバーに当たるなど、追加点を狙っていきます。

そして迎えた後半30分、流経大柏が見事な攻撃で2点目を決めました。中盤で久場選手がボールを持つと、すかさず田口選手がDFラインの裏へ走り出します。その動きに合わせてふわりと浮かせたパスが出ると、田口選手はしっかりとコントロールしてシュートを撃ちました。走り込むタイミングとパスの質の両方がバッチリかみ合った綺麗な得点でした。

残り時間わずかとなり、リードされた佐賀東は前がかりとなってどんどんシュートを撃っていきますが、ボールを枠内に飛ばすことができず、試合は2-0のまま幕を閉じました。

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決勝進出を決めた流経大柏には、見事という形容詞しか浮かんできません。決勝ではどういう試合を見せてくれるのか、非常に楽しみでした。今回は敗れてしまった佐賀東も、流れるようなパスでボールを前に運ぶ攻撃は、また観たいと思わせるものでした。選手権予選の動向も気にしていきたいと思います。

取材:コータロー

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今大会、佐賀東は旋風を巻き起こしましたね。九州も各県実力が拮抗してきて、どんどんレベルが上がっている感じがします。でも、勢いある相手をきっちり迎え撃つ流経大柏はさすがです。

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2008年8月 9日 (土)

市立船橋vs大津

駒場運動公園競技場での準決勝2試合目は、市立船橋と大津が顔を合わせました。第1試合と同じ「千葉県vs九州」という構図は、今の高校サッカーの勢力図を表しているのでしょうか。

中盤でのボールの奪い合いが特徴的だった第1試合とは変わって、両校ともロングボールで一気に相手ゴール前まで進める序盤となりました。ボールの動きが非常に速く、お互いにどんどん決定機を作っていく見応えのある展開です。

P1070314時間が経つにつれて大津がキープする時間が増えていきます。市立船橋DFラインが若干下がり気味だったこともあり、中盤で大津の選手が前を向いてボールを持つシーンが目立ちました。この試合初めてのゴールが生まれたのが前半17分のことでした。大津右サイドからのセンタリングを、ファーで14番谷口選手が折り返すと、ニアに詰めた9番黒木選手が倒れ込みながらのシュートでゴールしました。

先制された市立船橋でしたが、すぐさま反撃に出ます。しかし、19分にDFのミスを突いた10番中村選手のシュートはバーに跳ね返され、21分の9番笈川選手のシュートもGKにセーブされます。こうしてシュートまで持ち込みますが、流れとしては大津ペースという印象はぬぐえません。前半30分頃には、大津ディフェンスが市立船橋にボールを前に運ばせない程でした。

ただ、それでも同点に追いついてしまうのが市立船橋の強さなのでしょう。前半32分に、左サイドを12番鈴木選手がドリブルで上がっていくと、グラウンダーでセンタリングを出します。それを10番中村選手が綺麗にトラップしてから左足を振り抜いてのシュートでゴールを決めました。1-1の同点でハーフタイムを迎えます。

後半に入ってもお互いにゴール前でのプレーが目立ちます。後半2分には市立船橋11番野口選手がシュートを撃ちますが、GK江藤選手がセーブしました。12分に大津が得たゴール正面のFKは、GK若尾選手が好守を見せてました。

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次に試合を動かしたのは、後半20分頃に3人を入れ替えた大津でした。右サイド深い位置からのセンタリングを9番黒木選手が何とか触り、ゴール左隅に流し込み再びリードを奪います。残り時間も少なくなり追いつめられた市立船橋でしたが、ここで驚異的な粘りを見せました。後半31分に右からのCKを得ると、12番鈴木選手の蹴ったボールを、ニアサイドに走り込んできた7番望月選手が頭で合わせて、再度試合を振り出しに戻しました。そしてスコア2-2のまま前後半70分が終了し、PK戦へと突入します。

さっきまでは賑やかだったスタジアムが急に静まりかえり、両チームの選手が決勝戦への切符をかけてゴールに臨みます。ここで主役となったのは、試合終了間際に交代した市立船橋GK有富選手でした。PKストッパーとして投入される重圧をものともせず、大津3人目のシュートを見事防ぎました。4人目まで蹴り終わった時点で4-3で市立船橋のリード。大津5人目が蹴ったボールがゴール上に外れてしまい、市立船橋の決勝進出、決勝での千葉県対決が決まりました。

2度も同点に追いつき、PK戦のためにGKを代えて勝利する市立船橋の底力を感じた一戦でした。大津も素晴らしいサッカーを見せてくれましたし、暑い中良い試合を見せてくれた両校選手に拍手を贈り、感謝したいと思います。

取材:コータロー

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ものインターハイ史に残るようなすごい試合だったようです。私も観たかったです!これで決勝が千葉対決となりました。このときはまさか決勝戦があのような展開になるとは想像もしておらず、同県決戦にワクワクドキドキしていたのですが・・・

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2008年8月 8日 (金)

市立船橋vs作陽

準々決勝の埼玉スタジアム第2グラウンドには、流経大柏に続いて千葉県代表の市立船橋が登場しました。岡山の作陽と準決勝進出をかけての試合が始まります。

両者ともに多少相手の出方を伺いながらの立ち上がりとなりました。市立船橋は10番中村選手が中心となって攻撃を組み立てていきます。対する作陽は、ワンタッチでのパス交換を多用しながら、隙あらばロングパスで裏を狙っているようでした。

流れを大きく変えたのは前半18分のワンプレーでした。市立船橋9番笈川選手が中盤でパスを受けると、ボールを前に運びながら周囲を見渡します。と、そこから一気にスピードを上げ、ドリブルでペナルティエリアに進入しました。作陽の体を張ってのディフェンスにバランスを崩しますが、倒れ込みながらも足を伸ばして撃ったシュートがゴールに吸い込まれました。こうして市立船橋が先制します。

直後の21分には、市立船橋の中村選手が左サイドを突破してセンタリングを上げると、このボールが作陽DFに当たってオウンゴールになり、リードは2点に開きました。作陽としては、決して内容で押されていた訳ではなかっただけに痛恨の3分間となってしまいました。

26分には作陽が見せ場を作ります。左サイドからのロングボールに合わせて抜け出した7番吉田選手が、GKが前に出てきたのを見てループシュートを狙いますが、勢いが弱くキャッチされてしまいました。続く29分には再び市立船橋がゴールを奪います。中盤でボールを奪って笈川選手につなげると、ドリブルでDFを突破しGK山本選手との1対1を制してスコアを3-0としました。市立船橋は試合を通して前線から激しくボールを追いプレッシャーをかけており、高い位置でマイボールになればドリブルで一気にゴールまで持ち込める強力な武器が見事にハマったのがこのシーンだったと思います。

後半に入り作陽が押す時間帯がありましたが、得点が生まれたのは市立船橋側でした。後半17分、市立船橋GK若尾選手からのロングフィードを作陽DFがトラップミスすると、中村選手がそこを逃さずボールを奪い4点目となるゴールを決めました。

作陽はここからもパスをつないでの攻撃で得点を狙いますが、どうしてもゴールが遠く反撃することができません。4-0で市立船橋が勝利しました。

得点差こそ大きくついたこの試合でしたが、流れが一方に大きく偏っていたというわけではありませんでした。こうした試合でも一気に得点を決めることができるのが、市立船橋の勝負強さなのかもしれません。そんな市立船橋の中でも一際目立っていたのが12番鈴木選手でした。運動量が非常に豊富で、ここぞというときに最適の場所にいるタイプの選手でしょうか。個人的に注目していきたいと思います。

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取材:コータロー

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作陽に4対0ってすごいね。市立船橋さすがです。笈川選手は将来楽しみですね。

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2008年8月 7日 (木)

流経大柏vs大分鶴崎

前日に休息日を挟んで迎えた準々決勝から、埼玉スタジアム第2グラウンドで行われた流経大柏と大分鶴崎の試合をリポートします。この日は日差しこそ弱かったものの非常に蒸し暑く、座っているだけで汗が止まらないコンディションでした。こんな中でプレーできるだけでもすごいことと思います。

会場への到着が少し遅れてしまい、不覚にも大分鶴崎の先制点を見逃してしまいました。どうやら前半4分という早い時間に、7番伊賀上選手の決めたゴールだったようです。いきなり追う形となった流経大柏でしたが、徐々にペースを握っていきます。そして前半26分、右からのCKから、ペナルティエリア中央で待ち構えていた5番野村選手が、右足インサイドで丁寧にシュートし同点としました。これで勢いに乗った流経大柏は、前半終了まで攻勢をかけます。左サイドの7番河本選手の突破などからチャンスを作りますが、大分鶴崎GK挟間選手が好セーブを連発し、ゴールを許しませんでした。

後半に入ると、大分鶴崎はロングパスを通して足の速い選手をDFラインの裏へ走らせる攻撃が多くなりました。大きなサイドチェンジから折り返しのセンタリングを上げ、中の選手がシュート、という場面もありましたが、シュートが枠から逸れてしまいます。一方の流経大柏は、中→外→中のパスを多用して相手DFを崩すパターンが目立つようになりました。後半から入った右サイドの2番中森選手がフリーになりチャンスを演出しますが、こちらもゴールまでつなげることが出来ません。

試合が動いたのは終盤に差しかかった63分でした。中盤右寄りでボールをもらった流経大柏9番久場選手が、ペナルティエリア付近で中に切れ込みながらDF2人をかわし放ったシュートがゴール左に突き刺さりました。

リードを奪った流経大柏は、ボールをキープして無理に攻めない展開へ持ち込みます。追いつきたい大分鶴崎でしたが、なかなかチャンスを作らせてもらえることができず、このまま2-1で流経大柏が準決勝進出を決めました。この試合、どちらかが圧倒的に支配していたわけではありませんでした。その中で逆転勝利を果たしたところに、流経大柏の強さがあるのかな、と感じた一戦でした。

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by コータロー

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四谷での事前mtgどおり、行ってくれたんですね。暑い中、お疲れ様です。

Flying_gutsman

2008年8月 1日 (金)

市立船橋vs矢板中央

埼玉県さいたま市にあるレッズランドで行われた全国高校総体の2回戦のリポートです。畏れ多くも、かの市立船橋をゲーム分析ド素人のホソゼミが取材させていただきました。

レッズランドは周りを緑に囲まれた、やや芝は深めのグラウンドでした。昨年度インターハイの覇者で、高校サッカー界のキングとして君臨する市立船橋と富山選手を擁する矢板中央の登場とあり、多くのファンが見つめるカードとなりました。

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試合開始早々はお互い探り合いという感じのボール回しが目立ちますが、最初にチャンスメイクしたのは、赤のユニフォーム矢板中央でした。サイドから供給されたボールにヘッドで合わせ、あわや先取点というシーンをつくります。

対する市立船橋は矢板中央の攻撃を受けながらも、徐々にエンジンの回転数を上げていき、ピッチを広く使ったサイドは攻撃と攻守の切り替えを速くしていきます。矢板中央はワイドに展開する市立船橋のパスのインターセプトを狙い、奪ったボールを左サイドのに展開、市立船橋右サイドに勝負をかけます。ゲームが動き出してきたなと感じていた前半26分、矢板中央は自陣ペナルティエリア内でファウル、不覚にもイエローカードをもらってしまい、市立船橋がPKをゲット、これを10番中村選手がきっちり決めて先制します。

このイエローカードは流れが変わってしまったポイントだったのかもしれません。ここから市立船橋10番中村選手、11番野口選手、12番鈴木選手の矢板中央ゴール前でプレーするシーンが増えますが、矢板中央も必死に踏ん張ります。

前半はこのまま1対0で市立船橋リードで折り返しますが、後半の見どころは追う立場になった矢板中央の富山選手を中心とした攻撃です。

Img_9867_2しかし、後半に入ってもきっちりパスをつないで、サイドを全開にして左右から攻撃を仕掛けるスタイルはますます勢いを増し、矢板中央に疲労が見え始めた後半13分、市立船橋MFの笈川選手が50mほどドリブルで持ち込み、そのままシュートを決めます。これは圧巻でした。

後半の中盤あたりから、猛暑もあって、両チーム共に疲労が目立ち始めます。自然と短いパスよりもロングパスを選択して裏のスペースを狙う仕掛けが目立ってきます。後半27分には、矢板中央17番湯澤選手が市立船橋ゴール前の競り合いを制して押し込むように1点を返しますが、後半34分には市立船橋12番鈴木選手が見事なループで3点目を決めます。

Img_9901 3対1となっても市立船橋の10番中村選手の攻撃意識は高く、足もとの技術、ドリブル、切り返し、視野どれをとっても、「さすが市立船橋の10番」です。私はあまりのすごさに見入ってしまい、ボーっとしている間にゲーム終了のホイッスルを耳にしました。

千葉県は新サッカー王国というよりサッカー合衆国ですね。今日観た市立船橋にご存知昨年度選手権覇者の流経大柏がいて、八千代と習志野もいるのです。恐ろしいです。

これで今年のインターハイ、市立船橋の連覇なるか、決勝千葉県対決はあるのか、興味がさらに高まりました。

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拝啓 ホソゼミ様 市立船橋の観戦記に挑戦されたことに敬意を表します。

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2008年7月30日 (水)

前橋育英vs國學院久我山

東京第1代表の國學院久我山が、1回戦で野洲を3対2で破ったご存知関東の強豪中の強豪前橋育英と戦いました。

ピッチに出てきた久我山イレブン見て、ほどよく気合も入っている感じで、そんなに硬くなっている感じは受けなかったのですが、試合開始2分で前橋育英に先制されてしまいます。前橋育英が右サイドの展開から中央へボールを供給、13番の選手のシュートのこぼれ球を完全にフリーだった5番の選手が難なく決めました。あっという間の出来事でした。

前橋育英はフィジカルも強くて運動量も豊富、そこから繰り出されるピッチを広く使った攻撃は分厚く、國學院久我山にいつもの華麗なるパスサッカーをさせません。また、サイド展開の際、特に左サイドですが、中盤左サイド5番の選手が中に切り込むそぶりを見せると、左サイドDF3番の選手が猛然とできたスペースに走りこみ、同サイドからの数的有利な攻撃に備えると同時に、5番の選手にシュートを打ちやすくするような動きするなど、前橋育英はとにかくよく動き、よく走るチームでした。

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一方、國學院久我山は前半6分には中央へのロビング気味のボールに、果敢に競り合いを仕掛けて押し込みましたが、これは惜しくもオフサイドでノーゴール、反撃の狼煙を上げます。

しかし、前橋育英の運動量は一向に衰えず、厳しく速いチェックに國學院久我山は苦しむ時間が続きます。激しいプレッシャーからか心なしか國學院久我山のパスの精度も今一歩となり、16分に前橋育英守備陣の連携ミスからチャンスを作るシーンもありましたが、ほぼ前橋育英のペースで試合が進んでいきます。

飲水タイム後あたりから、國學院久我山は個人で仕掛ける場面も出てくるようになり、リズムを掴みかけますが、前半28分には自陣ヘディングクリアのミスからGKと1対1になるピンチを招く(ここは久我山GKがスーパーセーブで得点阻止)など、乗り切れない感じでした。

そして迎えた前半32分、國學院久我山は前橋育英5番の選手に中央をこじ開けられ、つないだ13番に落ち着いてシュートを決められ2点のビハインドとなります。國學院久我山は得意のパスサッカーを封じられ、FW11番の選手も孤立するシーンも多く、運動量の差で押し込まれた感の強く残った前半となってしまいました。

後半に入ると、リードする前橋育英ベンチが先に動いて、8番の選手に代えて9番の選手を投入、続いて7分には今度は國學院久我山ベンチが動き、FW11番の選手に代えて15番の選手を投入します。このあたりから、前半押え込まれていたプロ並みの技術を持つ國學院久我山のエース10番の選手が、持ち前の個人技による局面打開を図りだし、チャンスが生まれるようになっていきます。

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そして後半21分、國學院久我山は右コーナーキックから4番の選手がシュートを決め、1点返します。これでゲームはわからなくなります。このあたりから、前橋育英は前半のようなリスクを負った猛攻スタイルではなく、きちんと守ってカウンターを狙うような感じになってました。

流れを掴んだ國學院久我山は、24分に絶好の位置でのFK、29分には目の覚めるような強烈ミドル、33分には怒涛の3連続コーナーキックなど攻めに攻め続けます。しかし、押しまくっているさなかに無情のタイムアップ、國學院久我山は1点差で涙をのみました。

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双方持ち味は異なるものの、互角の戦いだったと思います。國學院久我山は、都予選の駿台学園戦でほとんどシュートを撃たせなかったあのディフェンスが見られず、特にゴール前での守備が甘くなり失点してしまったのが痛かったです。でもこれが全国大会なのでしょう。國學院久我山はこの経験を選手権都大会につなげて欲しいです。秋にはもっと磨きのかかったあの華麗なるパスサッカーをぜひ見せてください。

敗れはしましたが、フェアなプレーで警告を受けることもなく、十分美しかったです。

Kumazeminame

2008年6月22日 (日)

國學院久我山vs駿台学園

総体代表をかけた準決勝、春のチャンピオンに泣く子も黙る國學院久我山が挑む形の試合となりました。

今日の國學院久我山はいつもよりエンジンがかかるのが早く、特に守備における意識の高さもあって、前半序盤からボールを支配、ゲームを優位に進めます。

開始直後に駿台20番の選手が負傷退場となるというアクシデントが発生しますが、何より國學院久我山のこの試合にかける意気込みはすごいものがあり、早くも5分にCKからヘッドで競り勝ち、ボールがクロスバーを叩くシーンもありました。

Img_4409特に國學院久我山9番の選手の運動量、技術、ハードワークを厭わない姿勢が駿台学園守備陣をきりきり舞いさせます。國學院久我山は、はたくと見せかけて寄せが甘いとすぐに前を向いてパス展開、前が空いてればドリブル突破、寄せが速いとワンタッチツータッチでポンポンつなぎます。よって、駿台学園は飛び込むに飛び込めず、的確な間合いを取れないため、結果的にプレッシャーが甘くなっていいように展開されてしまいます。

駿台学園の誇るスーパー高速ドリブラー19番の選手も、この日だけは國學院久我山DFキャプテン2番の選手を中心とする守備陣に得意のパターンを出させてもらえません。また、國學院久我山は左右のスペースもことごとく消し、駿台学園に思うようなサイド攻撃もさせません。とにかく國學院久我山の守備が高いレベルで機能しているので、ボールを出すところがないのです。しかし、前半は駿台学園もよく耐え、両校無得点のまま終わりました。前半は正直7対3ぐらいで久我山ペースだったと思います。

後半に入っても國學院久我山は中盤を制圧、9番の選手が正確なキックで右に左に振り回し、自身もいたるところに顔を出していました。

そして迎えた後半12分、空いた左サイドでボールを受けた國學院久我山10番の選手が、1対1の勝負を選択、巧みな個人技とスピードで駿台DF2番の選手を抜き去り、ゴール右スミにシュートを決めて先制します。直後、1点ビハインドになった駿台学園は長身11番の選手を投入しました。

この日の駿台学園はやや運動量も少ない感じがしました。ただ前半の20番の選手に続いて、後半20分過ぎには4番の選手も負傷退場と、この日はアゲンストの風が吹いていたのかもしれません。

それでも國學院久我山は攻撃の手を緩めず、全く変わらないリズムでパスをつなぎ続けチャンスをうかがいます。本当、久我山の選手は無駄なことしませんね。無理もしないし、疲れることしない見事なサッカーです。少し淡白なところもありますが、これも國學院久我山の伝統です。こういうサッカーは、再現性の極めて高い正確な技術が必要で、日頃から実戦形式で、数的不利有利、狭い狭くない、サイドか中央か、といろいろな場面局面の打開を図る練習をしているのではないでしょうか。

このような展開の中、後半32分、國學院久我山が今度はセットプレーから追加点を上げます。右CKからヘッドで突き刺しました。

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この2点目は駿台学園にはかなり堪えたと思います。19番の選手もセンターに入って激しく仕掛けようとしますが、この日は國學院久我山の方が一枚上でした。

この日の久我山はまさしく「Oh Fantastic!」でした。

ゲームはこのまま2対0で國學院久我山が春のチャンピンである東の横綱に快勝し、見事インターハイ出場権をもぎ取りました。試合終了後の喜びようはすごかったので、名門とはいえ、ここ最近全国に顔を出せず相当苦労していたのでしょう。

これでインターハイ東京代表は國學院久我山と国士館という東京を代表する高校サッカーの名門二校となりました。

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kumazemi's favorite players 2008:國學院久我山の9番

Flying_gutsman

2008年6月21日 (土)

国士館vsかえつ有明

今にも雨が降り出しそうな暗い空の下、全国への切符をかけて国士舘とかえつ有明が対戦しました。豊富な運動量で圧倒するかえつ有明でしたが、ここまで勝ち上がってきた勢いで運まで味方につけた国士舘がインターハイの切符を手にしました。

序盤からかえつ有明の良さが目立つ展開となりました。フォワードからディフェンダーまで、どの選手もビックリするくらいよく走るのですが、無駄な動きというものがありません。ボールをもらった国士舘の選手に対して一気に寄せてボールを奪うと、その瞬間に前線の選手はパスをもらうための動きだしを始めます。特に目立っていたのは10番の選手でした。どこにでも顔を出してパスをつなぎ、またドリブルでの突破も見せていました。

かえつ有明は前半17分、CKのこぼれ球からシュートを撃ちますが、これはポストに弾かれてしまいます。ここからも両サイドから精度の高いセンタリングを上げてゴールを狙っていくものの、国士舘の懸命な守備になかなかシュートまで持ち込ませてもらえませんでした。

国士舘も決して防戦一方だったわけではありませんが、かえつ有明の勢いに良さを出し切れていない印象もありました。それでもしっかりとチャンスを組み立てていきます。前半終了間際には、GKからのボールをゴール前でうまくつないでシュートまで持ち込む場面がありました。

0-0で試合を折り返して迎えた後半も、かえつ有明が押し気味に進めますが、後半8分に試合が動きます。かえつ有明は中央でのパス交換で空けた左サイドに展開し、そこから中へ切り込んでゴール正面からシュートを放ちました。これをGKがセーブした国士舘は、ボールを素早く前線へ送ります。このボールを受けた左サイド11番が深い位置まで突破しセンタリングを上げると、中央で1人潰れたその向こう側でフリーで待ち受けていた8番にボールが渡ります。これをしっかりと決めた国士舘が先制に成功しました。

このゴールで流れが大きく変わりました。国士舘は俄然動きが良くなり、17分には速攻からゴール前で数的優位を作りますが、11番のシュートはかえつ有明GKの好セーブに阻まれます。続く22分には、中盤でドリブルを始めた10番が左に流れながらペナルティエリア内に入ると、GKの位置を確認して浮かせたシュートを打ちます。このボールがかえつ有明DFに当たりオウンゴールとなりました。国士舘が2点のリードを奪います。

あっという間に得点差をつけられてしまったかえつ有明でしたが、ここから再び猛攻を仕掛けます。29分、右サイドから崩すと、ペナルティエリア内でGKと1対1の局面を迎えます。狙い澄まされたシュートは入ったかと思われましたが、国士舘GKの片手で弾くスーパーセーブに阻まれました。38分には左サイドでフリーとなった10番のシュートがポストに跳ね返される場面があり、どうしてもボールがゴールに入ってくれません。

結局、かえつ有明の猛攻を凌ぎきった国士舘の勝利で試合は終わりました。ホイッスルと共にかえつ有明の選手はピッチに崩れ落ちてしまっていました。立派な試合をしても勝てない試合がある、と口で言うのは簡単ですが、戦った選手達にそう言っても良いのかどうか、正直なところ自分でもわかりません。ただ、観ていて強く印象に残るプレーをまた観せて欲しいと、誠に勝手ですがこの場を借りて伝えられればと思います。

国士館には、持ち前の相手の攻撃を凌いでワンチャンスを決められる勝負強さでインターハイでも上を目指して欲しいです。

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取材:コータロー

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獅子がついに起き上がりましたね。名門の底力はさすがです。

2008年6月19日 (木)

國學院久我山vs駒大高

衝撃的な結末を迎えた第1試合の興奮が冷めやらぬまま、清瀬内山グラウンドには國學院久我山と駒大高のイレブンが姿を現しました。西の大関と張出大関の戦いということで楽しみにしていましたが、本当に素晴らしい攻防を見せてくれました。

久我山といえば細かいパスをつないで崩すサッカーですが、立ち上がりから中盤でのパス交換からチャンスを作ります。前半2分には、ゴール正面でのパス回しから、左サイドでフリーになった選手がシュートを撃ちます。8分には右サイドの9番の選手が戻し気味に上げたセンタリングに、10番の選手が合わせる場面がありました。どちらもゴールにはなりませんでしたが、久我山が自分たちの形を作って駒大ゴールに襲いかかります。

対する駒大も、11分に左サイドからのセンタリングを、ファーに走り込んだ9番の選手がヘディングで合わせるチャンスを作ります。また、中盤で当たり激しくプレッシャーをかけ、奪ったボールを素早く前につないでいくシーンが目立ちました。

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駒大の寄せの速さに苦しんでいた久我山ですが、個々の技術力の高さでうまくマークを外してボールをつなげられるようになります。18分、21分、23分、28分と、次々とパスで崩してシュートに持ち込みました。しかし、駒大GKの好セーブもありゴールを割ることはできません。

サッカーとは不思議なもので、どんなに主導権を握っていても、ゴールが決まらないと突然流れが変わることが多々ありますが、まさにその通りの展開が待ち受けていました。33分、駒大は左からのCKに6番の選手が見事に頭で合わせて先制ゴールを奪います。久我山は39分に、ゴール正面からのFKを6番の選手が枠に飛ばしますが、またしても駒大GKが好守を見せ、駒大1点リードで試合を折り返しました。

後半に入ると、リードする駒大は前線に1人を残し、中盤でさらに激しいディフェンスを展開していきます。しかし、それでもパスサッカーで前へボールを運んでいく久我山が、後半12分にPKを獲得すると、10番の選手が落ち着いて決めて同点に追いつきます。これで勢いに乗った久我山は、続く19分には、左サイドから上手く崩してペナルティエリア中央の選手(12番の選手だったでしょうか)がダイレクトでゴールに突き刺し、一気に逆転してしまいます。ここからは久我山がボールをキープし、駒大にチャンスを作らせません。さらに28分に11番の選手が3点目を決めると、試合は決着がついてしまったかのように思われました。

しかし、駒大がここから驚異的な粘りを見せます。33分、中盤でボールを持った6番の選手が、右サイドの19番の選手に素晴らしいパスを送ると、そこからクリア気味となったボールを拾った9番の選手がゴール右隅に流し込み、スコアを3-2としました。1点差まで詰め寄り一気に畳みかけたい駒大に対し、久我山はボールをキープしながらワンチャンスでダメ押し点を狙うという、手に汗握る攻防がラスト数分間繰り広げられます。結果的には、この最後の局面を乗り切った久我山が準決勝進出を決めました。

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抜群の攻撃力で激戦を制した久我山は、準決勝で駿台学園と対戦します。どうしても前線の選手に目が行きがちな久我山ですが、彼らを後ろで支える選手たちと、駿台攻撃陣との戦いには是非注目したいと思います。ほんのわずかな差で敗れてしまったという印象の駒大は、高い位置からの激しいディフェンスが光っていました。あれをやられると相手のチームは相当やりづらいなと、観てる側からでも感じるほどでした。

取材:コータロー

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このゲーム、すごい試合だったようですね。駒大高は青稜戦では少しらしくない試合運びだったりしましたが、やっぱりさすがですね。この短期間に相当修正したようです。

準決勝は本当に左右両ブロックとも興味深い対戦カードになりました。ちょっと大げさですが新旧交代の幕開けとなるのか、東京の高校サッカー界に君臨してきた名門が踏ん張るのか、って感じでしょうか。

今週末、できれば曇りであってほしいです。

Flyinggutsman2

2008年6月17日 (火)

かえつ有明vs実践学園

強い日差しが降りそそぐ駒沢補助球技場ピッチから新人戦決勝での取材以来となるかえつ有明と、この総体で素晴らしい戦いを見せてくれてきた実践学園のゲームをリポートします。

序盤から両校とも持ち前の得意な攻撃パターンで仕掛け合います。ショートパスでリズムを作ろうとするかえつ有明に対し、実践学園はスペースを詰めてパスコースを絞り込み、奪取したボールをサイド展開を図ります。序盤のペースは実践学園が握っていたように思えました。前半10分にはセットプレーからの右クロスに合わせたボレーシュートがあり、右サイドから供給される精度の高いパスをシュートに持ち込むシーンが前半9分、15分、20分と立て続けにありました。しかし、いずれも惜しくも枠の外へ外れてしまいます。

かえつ有明は守備に割く時間が長くなりますが、この日の実践学園は今までやってきた自分達のサッカーを展開、相手のパスを複数で取り囲んで奪って自分達の流れを作っていきます。前半37分にはかえつ有明のマークが一瞬ずれたところを見逃さず、実践学園7番の選手がグラウンダーのパスを足もとに受けてシュートを打ちますが、これも僅かに枠の外へと流れていきました。

ここで前半終了となりますが、前半は実践学園の流れだったと言えるでしょう。後半は関東大会に出場してシード校となった実力をどのように見せてくれるのか期待していました。しかし、後半5分に惜しくもオフサイドでノーゴールとなるも実践学園のシュートがゴールネットを揺らすなど、この後半も引き続き序盤は実践学園ムードで展開します。なかなかゴール前のシーンが作れないかえつ有明ですが、後半19分、左サイドから出されたパスに8番の選手が飛び出し、かえつ有明が先制ゴールを奪います。終始押され気味だったかえつ有明ですが、さすが決定的なチャンスを逃さない勝負強さがありました。

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この先制点の後は五分五分の戦いとなりますが、時計が35分をまわり、このまま逃げ切るのかと思った終了間際の39分、途中交代で入った実践学園19番の選手がドリブルで左サイドに膨らみながら、フリーの状態でシュートを決め、起死回生の一発を叩き込みます。この実践学園19番の選手は、必殺仕事人「ガッツ」君です。いつも後半途中から出てきてムードを高める実践学園の秘密兵器です。

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この一撃で試合は振り出しに戻り、延長戦に突入します。この延長戦でも終始実践学園の流れでしたが、ゲーム途中で足を怪我したようにも思えたかえつ有明4番の選手の必死のディフェンスもあってゲームは大いに盛り上がります。延長後半になるとさすがに実践学園の激しい攻撃にかえつ有明守備陣も疲れの色が隠せなくなってきます。しかしながら、関東大会に出場して自信を深めたかえつ有明はゴール死守、このまま延長戦も終了、決着は無情にもPK戦となりましたが、耐え抜いたかえつ有明がGKのファインセーブもあって、準決勝進出を決めました。

実践学園は展開力、個々の技術と戦術理解力、持久力とバランスのとれた素晴らしいチームでしたが、最後は決定的な場面においてゴールを許さなかったかえつ有明の執念が勝りました。準決勝は両カードとも春の2強対名門中の名門となりました。今週末、いよいよ東京の夏のチャンピオンが決まります。

取材:ホソゼミ

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かえつ有明、自信がついたんですね。こういう試合をしぶとく勝ち上がることでさらに自信を深めたことでしょう。

Flyinggutsman2

2008年6月16日 (月)

駿台学園vs早稲田実業

清瀬内山グラウンドの第1試合は、駿台学園と早稲田実業の対戦です。手に汗握る攻防の最後に待っていたのは、衝撃的なスーパーゴールでした。

立ち上がりから両チームとも積極的にゴールを狙う姿勢を見せていきます。駿台は左サイドバックの5番、中盤左の18番が良くボールに触り、サイドからの攻撃を組み立てます。対する早実もサイドを起点として、高い精度のクロスに空中戦の強いフォワードが飛び込んでいく迫力ある攻めを見せます。両チームともサイド狙いという点では共通していましたが、その中でも駿台は中央でのパス交換をアクセントとしていたのに対し、早実はロングボールをポストプレーでつなぎサイドに開くというように、チームカラーの良く出た展開となっていました。

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前半20分過ぎから、早実が主導権を握る時間に入りました。前線からどんどん相手にプレッシャーをかけパスコースを消していき、中盤でどんどんボールを奪います。奪ったボールを中盤の6番が中心となり前線に供給し、9番の正確なポストプレーで攻めの形を作っていきますが、シュートはGKに阻まれ、なかなか得点には結びつけられませんでした。

思うようにボールがつながらない駿台は、前線で活発にポジションチェンジを繰り返すなど突破口を模索します。前半最後の5分には、うまくファウルをもらいFKのチャンスを2度得ましたが、早実ディフェンスの壁を崩すことはできません。非常に内容の濃い前半は0-0のまま終わります。

後半も早実ペースで始まります。3分、早実9番の絶妙なポストプレーから6番が抜け出します。ここは駿台DFがカットするのですが、GKがキャッチしたところバックパスでファールを取られ、ゴール至近距離からの間接FKを得ました。これは飛び出してきた駿台DFにクリアされたものの、ここから早実は勢いづきます。11分にはCKから、ペナルティエリア中央の4番が完璧なタイミングでヘディングしますが、駿台GKが好セーブを見せました。

ロングボール、ポストプレー、サイドからセンタリング、という流れで押し続ける早実を前に、駿台は守備に追われる時間帯が続きます。そこを耐えて耐えて迎えた38分に1本のパスから試合を決めるゴールが生まれました。

右サイドへのロングボールを駿台19番が受けて勝負にでます。サイドで1人抜くと、内側に切れ込んで2人目を交わしにかかりました。足を伸ばしたDFに一度はボールを止められるのですが、それを奪ってペナルティエリア内に入っていきます。そしてまた1人交わし、ちょうどゴール正面で体をひねりながら左足で放ったシュートは、ゴール右隅へと決まりました。鳥肌の立つこのゴールがそのまま決勝点となり、駿台が準決勝への切符を手にすることとなりました。

思うような攻撃が出来ない中でも、ワンプレーで得点を取れてしまうところに、駿台の勢い、勝負強さをかいま見たような気がする試合でした。準決勝では久我山相手にどのような試合を見せてくれるのか、楽しみでなりません。早実は終始主導権を握っていただけに悔しい結果となってしまいましたが、チームの完成度は抜け出ているのではないでしょうか。闘将という言葉が似合うセンターバックの4番を中心に、プレーに妥協を許さない姿勢を感じることができましたし、まだまだ強くなるチームだという予感がしてなりません。

取材:コータロー

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8日の記事の見どころでも触れましたが、やっぱり駿台スーパードリブラー19番のビッグプレーが出ましたか。

押していながらワンプレーでやられてしまうっていうのも、これまたサッカーなんですね。

Kumzeminame

2008年6月15日 (日)

国士館vs暁星

梅雨も一休みとなった父の日、名門同士がベスト4かけて戦いました。

一次予選で東京朝鮮を破った暁星ですが、私は成立学園と都三鷹を破って久々に上位に進出してきた、勢いを感じさせる国士館がどういう試合をするのかを注視していました。結果、この勢いそのままにピッチを縦横無尽に駆け回った国士館が暁星を圧倒しました。

その休むことを知らない国士館の攻撃組立トリオが次の皆様です。

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そして見事な柔&剛のフィニッシャーコンビが次のお二人です。

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ゲームは開始直後こそヒヤッとするシーンがあったものの、寄せの速さと鋭い読みで国士館が支配します。

国士館の先制点は前半9分でした。左から供給されたボールにポジションチェンジして走りこんできた7番の選手がほぼフリーの状態で蹴り込みました。これはいい時間帯の得点でしたね。この後も国士館は鋭い出足でボールを支配、執拗に暁星陣内左サイド(国士館からは右サイド)のウラを狙います。絞り込んで狭くしてボールを奪う守備に7番の選手のスピーディなゲームメイクには見事でした。前半は終了間際にも決定的チャンスもあったりして、終始国士館ペースで終わりました。

後半になっても国士館の出足の速さとセカンドボールへの対応のうまさは衰えず、暁星はなかなかリズムを掴めません。密かに期待していた暁星9番の選手にもなかなかいいボールが入らず、新人戦の修徳戦で見せた縦へのドリブル突破もなかなかさせてもらえません。

このような展開の中、後半15分、中央狭いところでのパス交換から最後9番の選手のショートパスが7番の選手に通り、これを落ち着いて決めて国士館が追加点を奪います。

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これまたいい時間帯に2点目が決まり、がぜん国士館のムードがよくなります。「柔」の10番と「剛」の11番に気を取られていると、上述の組立工トリオがこの二人を追い越してまでゴール前に迫ってきますので、守備陣はたまったものではありません。

このブログを読んでる方々には釈迦に説法みたいなものですが、今日の国士館見ててやっぱりサッカーは「連動」だなと改めて感じました。

後半、暁星の17番の選手がは国士館が絞り込んだ逆サイドの大きなスペースを使おうと必死に声を出しながら狙いますが、ボール保持者に素早く寄せて判断を遅らせ、その間にセカンドDFがボールの出所をきっちり押さえる国士館のパターンに効果的な攻撃に至りませんでした。

ゲームはこのまま2対0で国士館が勝利し、ベスト4に進出しました。攻撃面ばかり記述してしまいましたが、守備は壁のように立ちはだかるキャプテン5番の選手を中心に安定しており、また、前線の選手特に10番の選手の献身的な前からの守備にも感動するものがありました。

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国士館、いい感じになってきましたね。

kumazemi's favorite players 2008:国士館の10番

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2008年6月11日 (水)

早稲田実業vs城北

実践学園高尾グラウンドでの第2試合は、早稲田実業と城北の顔合わせです。延長戦までもつれ込んだ第1試合の興奮もようやく落ち着いて来た頃、両チームの選手がピッチに登場し、キックオフの笛が吹かれました。

最初の得点が生まれたのは、試合開始からわずか2分のことでした。早実左サイドの8番がDFラインを突破すると、うまく回転をかけたシュートでゴール右サイドネットにボールを送り込みました。さらに9分にはまた左サイドから、今度は9番とのパス交換からペナルティエリアに入り込んだ7番が中央へパスを出すと、11番が確実に押し込んで2点目を奪います。あっという間に2点のリードを奪った早実が、ここからも主導権を握って試合を進めていきます。

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まずは1点を返したい城北ですが、早実の中盤での速いプレッシャーに思うようにパスがつなげない時間が続きます。その中でも一際目立っていたのが右サイドバックの16番でした。基本的には右サイドバックのポジションでプレーしていましたが、攻撃シーンでは自由に前線に上がっていきます。その分長い距離を走っていましたので、キツそうな表情も見せていましたが、その動きは強いアクセントとなっていました。

城北はセンタリングからのチャンスを狙い続けましたが、前半は2-0のまま終了しました。早実としては2点は取ったものの、その他の決定機を活かしきれなかった印象も残りました。

後半も主導権は動かず、早実が後半12分にオーバーヘッドで3点目、14分には4点目を追加します。城北イレブンはさすがにこれがこたえたのか、少し集中が切れてしまったようにも見えました。早実も無理に攻めることはせず、比較的落ち着いた展開で時間が過ぎていきます。

後半36分、城北が一矢を報いました。中盤でパスをつなぐと、パスを受けた10番がダイレクトシュートを決めます。早実は終了間際にさらに追加点を上げ、最終的には5-1で勝利を飾りました。

勝った早実は、次は駿台学園との対戦となります。この日も高精度のセンタリングから多くのチャンスを作っていましたが、両サイドでの攻防が1つのポイントになるのではないかと思います。城北には厳しい試合となってしまいましたが、ここまで勝ち上がってきたチームですから、次の活躍に期待しています。

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城北はよくぞ早実から1点取りました。これは大きいです。久々の上位進出で選手の皆さんも必要以上に力が入ったことでしょう。

夏の練習で守備をもっと強固にして、選手権では再び上位に食い込んで欲しいです。

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2008年6月 9日 (月)

実践学園vs都駒場

総体の都大会もいよいよ大詰め。ここまで勝ち上がってきた10校がトーナメントの上を目指して激突します。その初戦、西の大関・都駒場と西の張出大関・実践学園の試合が、高尾の実践学園総合グラウンドで行われました。

立ち上がりは両者ともに探り合いの意味もあったのでしょうか、DFラインの裏を取ろうとロングボールを多用した展開となります。ただ、それだけではなく、中盤でのパス交換からラインを引き出そうとする動きも見られました。20分を過ぎた頃から駒場の時間帯に入ります。実践学園は4番と7番、駒場は6番と10番がそれぞれ中盤でボールを奪い、パスを出す役割を果たしていましたが、駒場は6番の活躍が目立ちはじめ、中盤でボールを奪う機会が増えました。そこから10番の選手などがどんどんスルーパスを出していき、実践学園ゴールへと押し寄せます。駒場の流れは前半終了まで続くのですが、実践学園は、キャプテンの10番が統率する最終ラインでことごとく食い止め、シュートを打たせませんでした。

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後半の出だしも駒場が勢いよく押し込んでいきます。16分にはグラウンドを広く使ったリズムの良いパス交換からシュートを放ちますが、枠からは外れてしまいました。一方の実践学園は、両サイドで11番、16番がアクセントとなり、センタリングが多く上がるようになってきます。終盤になると主導権を握り攻め続けますが、終了間際に訪れた決定的なヘディングのチャンスも、ゴールに結びつけることはできません。展開の速い攻防の繰り広げられた80分はあっという間に終わり、決着は延長戦へと持ち越されます。

Img_1748試合が動いたのは延長前半7分のことでした。実践学園の右からのCKは一度クリアされますが、再び中に入れたボールが浮いたところを、10番の選手がGKよりわずかに早く頭で触り、ゴールネットを揺らしました。均衡が崩れるとはこういうことなのか、直後の8分には駒場がチャンスを迎えます。左サイドで8番が抜け出してセンタリングを上げると、GKが飛び出しますがうまくクリアできません。そのこぼれ球をすかさずシュートしましたが、ゴールライン上で実践学園10番がボールをはじき返しました。その後も駒場は前へ前へとボールを運びますが、そのまま延長前半は終了します。

駒場のゴールを目指す執念は延長後半に入っても変わりませんでしたが、実践学園19番の投入が試合の流れを変えました。この選手が前線から激しくプレッシャーをかけ、ボールに食らいつくことで駒場陣地でのプレー時間が長くなっていきます。そして試合終了直前には、その19番が得た約25mのFKを9番が直接決め、スコアを2-0とした実践学園が激闘を制することとなりました。

両チームとも攻守のバランスに優れ、展開の速いサッカーを見せてくれた非常に面白い試合でした。最後の最後で実践学園の気迫がわずかに上回ったということかもしれませんが、駒場がここからさらに成長した姿を見られるのを楽しみにしておきたいと思います。実践学園は次戦かえつ有明との対戦になりますが、中盤での激しい攻防が見られる予感がしますね。

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by こーたろー

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スコアレスで延長入って2対0ですか・・・。実践学園の精神力は凄まじいですね。次のかえつ有明戦では、こーたろーの言うとおり、中盤で激しい攻防が繰り広げられるでしょう。

一つ言わせてください。やっぱり「19番」ですよ。

2008年6月 3日 (火)

暁星vs東京朝鮮

第2試合は東京朝鮮と暁星の決勝カードです。言わずと知れた強豪校同士の対戦、しかもこの雨で人工芝ピッチということで、どんな試合になるかドキドキワクワクしていました。試合開始前の練習を見ていて、東京朝鮮のFW10番の選手、暁星高校のFW10番の選手が気なりました。

比較的小柄な暁星イレブンは、ゲーム開始から豊富な運動量で東京朝鮮に立ち向かいます。ただ、前半30分を過ぎた頃にはFW10番の選手が起点となってDFの裏を狙った攻撃がありましたが、ここは東京朝鮮DF3番と4番の選手が落ち着いて対応、チャンスの芽を摘みます。反対に東京朝鮮FW10番はやや右サイドで受けたボールを少し中央に持ち込んで自身でシュートを打つなど、個人技を生かしたシュートシーンが幾つかありました。

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今日のように雨でスリッピーになっているピッチでのゲームでは、やや遠目からのシュートでもでもゴールの可能性が高くなります。無論、両校守備陣もそれを警戒しますので、必然的にややゴールから離れたエリアでも前のスペースを空けないよう、チェックは厳しくなります。

ゲームの方は東京朝鮮に惜しいチャンスもあったりして、やや東京朝鮮押し気味かなという展開でした。しかし、両校とも百戦錬磨ですから、お互いにゴールを割らせることはなく、前半無得点のまま折り返しました。私は東京朝鮮の攻撃を見ていて、この試合はミドルシュートがKeyになるなと予感しました。

後半立ち上がり5分は東京朝鮮の猛攻タイムとなります。しかし、東京朝鮮のヘディングシュートば僅か1枚のDFの壁に止められ、左隅を狙って打ったシュートはポストに嫌われてしまうなど、少しツキがなく、ゴールの女神に見放されてしまったかのようにも思えました。それでも暁星GKのファンブルを招くシュートを浴びせたり、幾つか決定的なシーンがあり、攻める東京朝鮮に凌ぐ暁星という感じでした。

しかし、サッカーは本当にわからないもので、後半12分押されて凌ぐ時間を耐えた暁星が先制いたします。やっぱりミドルシュートでした。長いパスから左に抜け出て受けた暁星20番の選手が思い切りよく打った20m以上のミドルシュートがポストに当たりながらも綺麗に東京朝鮮のゴールに突き刺さりました(※後日、「 高校サッカー好きオヤジ 」様からのご指摘により5番の選手のミドルであることが判明しました。大変失礼いたしました。 「 高校サッカー好きオヤジ 」様、本当にありがとうございました。 by くまぜみ)

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押し込みながら先制を許した東京朝鮮はここから反撃を仕掛けますが、そこを暁星FW10番の選手がDFのしたたかに裏を狙い始めます。そして後半25分、このFW10番の選手が右サイドの裏を取って飛び出してシュート、セービングを試みた東京朝鮮GKも防ぎきれず2点目が決まります。

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ここから残りの時間はほぼ東京朝鮮の攻撃の時間となりますが、暁星も粘りに粘って守りきり、2対0で暁星が勝ちました。

かえつ有明側ブロックに入った暁星の次の相手は国士舘です。風間選手がいた昨年一昨年に比べて今年は少し小粒かもしれませんが、この日東京朝鮮に完封勝ちし、新人戦では修徳を逆転で破ってますから、名門の底力は無視できません。対する国士舘も東京を代表するサッカー強豪校です。共に選手権出場実績を有する名門同士、熱い戦いを期待したいと思います。

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ホソゼミのリポートに再三出てきた東京朝鮮の10番の選手のヘディングシュートの場面をご紹介します。打点が高い!

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Kumzeminame

2008年6月 2日 (月)

実践学園vs関東第一

“入梅宣言”を目前にしてそぼ降る雨がの実践学園高尾グランドでは、総体都大会のブロック決勝カード最後の2試合が行われました。リポートは最近よく登場するホソゼミでございます。

初めて行く実践学園高尾グランドの入口がどこかわからず迷ってしまい(ちゃんと調べてから行け!byくまぜみ)、グランドに到着したのが前半が終わりかけようとした頃だったので、残念ながら実践学園の先制ゴールを見逃してしまうという、何ともお恥ずかしいリポートになってしまいますこと、最初にお詫び申し上げます。

前半も終わりに差し掛かろうとする25分くらいでしたが、さすがにホームグランドということだけあって、実践学園側のスタンドは満員で、両チームともほぼ互角の戦いを演じておりました。然しながらよく観てみると、関東第一は守備から攻撃へ切り替えが速く、勿論、早い時間帯で追いつきたいということもあったと思いますが、やや優位に展開しているような感じも受け、後半は激しい試合になると予感しました。

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この予感どおり、さすが昨年度インターハイ東京代表、関東第一も粘り強く戦い、実践学園に決定的場面は作らせず、逆に時間帯によっては実践学園ゴールを脅かすようなシーンもありました。

しかし実践学園がホームの利もあるのか、徐々に両サイドをうまく使った攻撃で、関東第一を揺さぶる攻撃が目立ちはじめます。特に14番、7番の選手は、スペースを作るオフザボールの動き、見方が作ったスペースをうまく使う動きが素晴らしく、加えて中盤におけるディフェンスもきちんと行いバランスのとれた展開を見せてくれます。

しかし、結果的に(私が迷子になって見逃してしまった)前半の1点が決勝点となり、実践学園が勝利しました。

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水を多く含んだ人工芝ピッチで思うようなプレーが出来ないようにも感じた時間帯もありましたが、やっぱりこのレベルのチームになると基本がしっかりしていて対応力が高いので、すばらしいパフォーマンスを見せてくれますね。
関東第一としてはなかなか攻め切れないゲームとなってしまいましたが、この僅かな差は何なのかを夏の練習で克服し、選手権はがんばって欲しいと思います。

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関東第一を完封して二次トーナメントに進んだ実践学園の次の相手は都駒場です。実践学園vs都駒場のカードって興味深いですね。

この日ホソゼミは防寒対策を怠り、体の芯まで冷え切った状態で帰路についたそうです。私にメールがありました。その私はというと、子供たちの運動会が翌日曜日に順延になり、ずっと息子と将棋してました・・・

2008年5月27日 (火)

早稲田実vs都葛飾野

入梅が近いことを感じさせる不安定な天候のもと、総体東京都大会Bブロック決勝カードが早大東伏見グランドで行われました。強豪早稲田実業に挑むは下町都立の雄、葛飾野高校。この試合はホソゼミさんがリポートしてくれました。

試合開始早々、両チーム足を使ってリズムを掴もうとしますが、早実がワンタッチまででまわすテンポの速いパス回しでリズムを作っていきます。開始早々ながら自然とボールは葛飾野サイドで早実が仕掛ける攻撃が目立ち始めた前半10分。左サイドから上がったボールにヘッドで綺麗に合わせて葛飾野ゴールに先制点を叩き込みます。

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その後、間もなく、前半15分にはまたも早実がカウンターで中盤から出た長いスルーパスに9番が合わせて葛飾野ゴールに追加点を決めます。

前半15分を回ったところで早実が2点リード。このまま早実の完勝ペースで終わってしまうのか?

この後も早実はスムーズなパス回しで左右に揺さぶりながらゲームを展開しますが、決定的なシーンを作らせず耐える葛飾野が後半30分に19番が打ったロングシュート。ここから葛飾野の動きがよくなって来たように感じるとともに、今まではなんてことなく繋がっていた早実のパスが要所要所でカットされ、リズムが乱れ始めます。ここからはお互い早めにタテへ入れる展開が目立つようになりますが、スコアは動かないまま後半へ向かいます。

後半、早実のパスをつなげて組み立てる展開が再び繰り広げられるかどうかをポイントと見ていましたが、逆に葛飾野が積極的に攻撃を仕掛けるシーンが目立ち始めました。泥臭くも見えますが、豊富な運動量と体を張ってボールを保持しようとする葛飾野の攻撃に早実が耐える時間が続く中、セットプレーから流れが変わります。後半25分左サイドからの早実のコーナーキックに12番がヘッドで合わせてゴールネットを揺らします(が、後日ファウルにより得点でないことが判明)。続く33分にはセットプレー(FK)のチャンスに7番の選手がが綺麗な弧を描くシュートを葛飾野ゴールに突き刺しました。

ここまでで3対0と点差は開いてしまいましたが、諦めず早実ゴールへ仕掛ける葛飾野は後半39分に13番の選手が早実ゴール左へシュートを決め1点返しますが、無情にもここでタイムアップとなりました。

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得点差が3点ありながらも互角の戦いのように感じさせた葛飾野イレブンの頑張りはすばらしく、試合直後の光景を見て早実イレブンは終了間際に失点から何か課題を掴んだかのように感じました。

思うようにいかない時にどのようにするべきか、その中で自分達らしさを出すにはどのようにするべきか。日々の生活や仕事でも同じようなことがあります。その答えは、日々積み重ねられていく練習にあるのでしょう。

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葛飾野の39分の1点は大きな1点ですね。早実相手に3対0と3対1では大きな違いです。強豪相手に突き刺したこの1点は、今夏の成長に必ず寄与するものと思います。

早実の次の相手は城北です。そして勝った方が春のチャンピオンに挑みます。

※ホソゼミさん、これからはゴールかノーゴールかはしっかり観るよう、心よりお願い申し上げます。

Kumazeminame

2008年5月20日 (火)

東亜学園vs攻玉社

筑波大附属高会場の第二試合です。都大会出場二度目の中高一貫私立校が第73回選手権に東京B代表として出場した実績を持つ古豪に挑みました。

東亜学園は発達した大腿四頭筋を持つ短髪軍団、対する攻玉社はしなやかな脚線美を持つ長髪軍団という絵図でありました。

前半開始早々から東亜学園がコーナーキックを2本得るなど、スピードとパワーに勝る東亜学園が主導権を握って展開していきます。特に6番、7番、8番の選手が豊富な運動量でピッチをかき回してチャンスを作り出していきます。しかし攻玉社の攻撃にはアイデアがあり、面白い展開も見せていました。事実、最初の決定機は前半10分に攻玉社が掴みました。これは惜しくも決め切れませんでしたが、守備が崩壊しなければ面白いゲームになるのではなかろうかと感じました。

上述のとおりスピードとパワーで押し込む東亜学園ですが、攻玉社はシュートまで持っていかせない粘り強いディフェンスで対抗します。最後の最後のしぶとさはすばらしかったです。しかし、こういう展開で気をつけなければならないのはセットプレーとなのですが、前半35分、東亜学園がFKを直接決めて先制します。

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壁の位置をよく確認し、グラウンダーの速いボールを蹴り込みました。見事です。押していながらなかなかシュートまで持ち込めない消化不良気味の流れがこれで好転し始めます。そして前半はこのまま東亜学園1点リードで終わりました。

しかし、後半に入っても攻玉社の体を張ったしぶといディフェンスは綻びず、東亜学園はなかなか崩すことができません。攻玉社の守備は本当によく鍛えられているなと感じました。

一方、東亜学園の方は、DFの栗原選手がピッチ内の仲間からもベンチからも「くりはら~」「くりはら~」「くりはら~!!!」と連呼されていました。試合中、四方八方からあんなに名前を呼ばれる栗原君はきっと人気者に違いありません。

私の推測が誤っていなければ、DF2番の選手が栗原選手ではないかと思います。上背があって空中戦が強く、見た目もすごい感じがする選手です。でも笑顔がサイコーです!

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攻玉社は16分に10番の選手に代えて18番の選手を投入するなどベンチも動いて対抗しますが、逆に追加点を取られ、試合は2対0で東亜学園が勝利いたしました。

それにしても攻玉社の粘り強い守備が印象に残るゲームでした。選手権では面白い存在になるかもしれません。

kumazemi's favorite players 2008:東亜学園の2番、攻玉社の10番

2008年5月19日 (月)

国士舘vs成立学園

三鷹高校会場の総体都大会二回戦をホソゼミさんがリポートしてくれました。この日は仕事と聞いていたのですが、時間作って行ってくれたようです(感謝!)。

18日日曜日に都内各地で行なわれた総体都大会2回戦の中から、早大学院を破った“眠れる獅子”国士舘高校とこの試合が初戦となる昨季のリーグ戦王者成立学園の三鷹高校会場のゲームをリポートさせて頂きます。

開始早々から両チームともていねいにパスを繋いで展開することが出来ず、長めのボールでカウンターを狙うパターンが目立つような展開となります。国士舘ベンチからは「寄せを早く」との指示が飛び、それに国士舘イレブンが呼応すると次第に成立学園のが乱れ始めます。スコアが動かないまま時間が過ぎ、前半30分あたりからお互いに狭いエリアでぶつかり合う場面が多くなりますが、前半は両チームとも決定的なシーンを作ることが出来ないまま時間だけが流れ、勝負は後半へと持ち越されます。

前半は国士舘陣内での展開が多く、成立学園の攻撃が目立っていましたが、私は国士舘の後半立ち上がりがカギのように思っていました。すると後半の国士舘は運動量を増やし、徐々に成立学園陣内でプレーする時間も大くなり、いよいよ国士舘が攻撃を仕掛け始めたなと感じていました。土のグランド特有のバウンドの変化でうまく繋げられない点もありましたが、後半開始からの15分間は終始国士舘ペースで展開していきます。それでも攻めきらせない成立学園には耐える時間帯となりますが、攻撃に関しては今ひとつ打ち手を掴めないでいるようにも見えました。

このような展開の中、後半22分、国士舘がフリーキックのチャンスを得ます。キッカーの位置に立った国士舘7番の選手の左足から放たれたキックは、壁の外を巻いて成立学園ゴールに突き刺さります。このセットプレーから得た得点は、出足を速くして後半の立ち上がりから流れを作っていこうという国士舘イレブンの意気込みの結果なのでしょう。

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残りの時間を成立学園がどう出てくるのか?ここからは前半にも増してフィジカル面での競い合いが多くなりますが、国士舘は気合と根性で体を張って成立の攻撃を阻止します。この試合、国士舘は負傷交代が3名程出て、キーパーを含めて多くのプレーヤーが体を張る試合となりましたが、それでも成立学園に決定的な場面は作らせないまま、後半終了のホイッスルとなりました。

強い者に果敢に正面から立ち向かっていく姿は、大人でもなかなかお目にかかれない姿勢でありますが、今日の国士舘イレブンを見ていると、どんなに倒れても、お腹を押さえながらも「大丈夫」と立ち上がってまた正面からぶつかっていく姿勢を見せてくれました。また、必死に体を張ってくる相手に対して、それこそ真っ向勝負で果敢に攻め続けた成立学園の姿も立派でした。

次は都立三鷹高校との戦いとなる国士舘高校、どんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。

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ここのところ各大会でなかなか上位に食い込めないでいた“眠れる獅子”国士舘がここで成立学園を破りました。次戦は都三鷹ということで、こちらもすごい試合になるでしょう。このブロックはFブロックですので勝ち上がるとEブロックの勝者とあたります。そしてEブロックには暁星、東京朝鮮、足立学園が入っています。

Kumzeminame

2008年5月18日 (日)

駒大高vs青稜

総体都大会一次予選2回戦です。筑波大附属高グラウンドに行ってきました(あの上り坂はおじさんにはつらい!でもすごくいいところです)。

セブンイレブンに寄ってたら会場到着が遅れてしまい、着いたらすでに駒大高が1点リードしていました。青稜高校は初めて見るのですが、密かにマークしていた興味あるチームでした。実際にタレントもいてかなり力のあるチームでした。

しかし、試合の方は駒大高が前半15分に中央からいったん右サイドに展開して作ったチャンスをシュートに結びつけ、GKが弾いたところを落ち着いて押し込んで2点目をあげます。駒大高はご存知T1リーグにも所属する強豪中の強豪ですから、都大会初戦を突破してきた青稜もやはりここまでかと思いました。

ところがどっこい、ここから思いも寄らぬ青稜の反撃が始まり、ゲームは予想外の展開を見せます。

ここまでの前半でも、空中戦もよくがんばり、何より集中が切れずあきらめない姿勢の青稜は、駒大高DF陣のウラを狙う攻撃を仕掛けていきます。駒大高は中盤のプレッシャーは激しいのですが、なぜかDF陣はやや安定さを欠く状況でした。このあたりはちょっとらしくないなと感じたのですが、青稜は中盤で持ちすぎるとあっという間に寄せられて奪われてしまう危険性もあり、早めに両サイドのウラを突くようにしたのでしょう。

そして前半30分、青稜は右サイドに展開して折り返したクロスに10番の選手がヘッドで合わせ1点返します。青稜は小柄ながらスピードがあって技術力も高い9番の選手にボールが入るとチャンスにつながり、ここに8番の選手が絡むと攻撃が多彩になりますね。あとこの8番の選手は思い切りもよく、なかなかの選手と見ました。

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1点返された駒大高ですが、この失点直後の35分にゴール前やや左の位置からフリーでシュートする場面がありましたが、ここは決めておきたかったです。

しかし、筑波大附属グラウンドはピッチが硬く、このあたりがボールコントロールに微妙な狂いを生じさせたかもしれません。

そして38分、安定感を取り戻せない駒大高DFは今度は左サイドから粘られてクロスを上げられ、これに青稜11番の選手がダイレクトで合わせてついに同点に追いつきます。ここでは駒大高DF、少しボールウォッチャーになってしまいました。

ゲームが振り出しに戻ったところで前半が終了、決着は後半以降に持込まれます。

Img_3700 後半は両チームとも勝負かけてよく動いていました。5分には駒大高に右CKからのゴール前混戦から押し込むもクロスバーに当たる場面もがあり、続く8分には、今度は青稜の8番の選手が、左サイドの裏のスペースに飛び出して受けたボールをそのままダイレクトで撃ったロングシュートがクロスバーをかすめる場面もあったりして、両チーム決着つけるべく激しく仕掛けます。

ベンチワークとしましては駒大高が先に動いて10番の選手に代えて15番の選手を、少し遅れて16番の選手に代えて14番の選手を投入、対する青稜は11番の選手に代えて20番の選手を、終盤に14番の選手に代えて6番の選手投入しました。駒大高は15番の選手が入ってリズムがよくなった感じがしました。不安定だったDF陣も、裏を取られるのを恐れるがあまり引き気味になっていたラインが徐々に修正されて激しい攻防となりましたが、このまま後半も終了。延長戦でも両チーム持久力の続く限り戦い抜くといった、闘争心あふれるすばらしい姿勢で決着つかず、PK戦となりました。

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結果的にPK戦で駒大高が次に進むことになりましたが、駒大高相手に2点ビハインドから追いつき、PK戦決着まで追い込んだ青稜の健闘にはすばらしいものがありました。自信になったのではないでしょうか。でも、これは偶然ではないです。チーム力ではまだ課題が多いとは思いますが、個々の能力やかけひきなどの面ではかなりのレベルです。

また楽しみなチームが1校出現しました。

kumazemi's favorite players 2008:青稜の9番

2008年5月 3日 (土)

駿台学園vsかえつ有明

私は所用で行けませんでしたが、TEAM kumazemiのホソゼミが、選手権決勝以来久々に取材レポートをくれました。

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関東大会都大会の決勝が雨の駒沢第2球技場にて、準決勝でそれぞれ暁星、国学院久我山と名門を破ってこの決勝に進んだフレッシュな顔合わせで行なわれました。

天候が冴えない中での人工芝決戦、やはりポイントはこの雨を制することができるかどうかだったと思います。

試合開始早々、かえつ有明が先制しました。かえつ有明は狭いスペースの中で、短いダイレクトパスを繋いでリズムを作り、降り続ける雨でピッチが水を含み、球足が速くなりミスタッチが出てしまう中でも、かえつ有明は高い技術を駆使したボールコントロールで前半は終始ペースを作っていきます。

特に7番、8番、9番の選手が適宜ポジションチェンジをしながらの展開は見事でした。しかし、駿台学園DFラインもよく踏ん張り、決定的なシーンを作らせません。

前半は1-0でかえつ有明ペースで折り返しますが、このまま終わるとも思えないなんとも言えない空気のまま、後半を迎えます。

ハーフタイムでどのような指示があったのか、前半は全体的にディフェンシヴだったた駿台学園が、後半早々、攻撃の枚数を増やしてかえつ有明陣内でプレーする時間が徐々に長くなってきます。中盤では激しいボールの奪い合いが展開され、試合の流れの変化をを見ていた後半21分、かえつ有明GKがペナルティエリアから出てきてクリアしようとしたところクリアミス、拾った駿台学園が無人のゴールに蹴り込むもカバーに入った有明DF陣が「落ち着いて胸でトラップしてクリアしよう・・・」としたところまさかのコントロールミス。これが無情のオウンゴールとなってしまいます。

やはり、この雨のせいでしょうか。このプレーがここまでの流れを変えてしまいます。直後の23分には左のコーナーキックから駿台学園9番の選手が低い弾道にヘッドで合わせて、かえつ有明ゴール左サイドネットに突き刺さります。

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この3分間はあっという間の出来事でした。逆転されたかえつ有明も7番、8番、9番の選手を中心に攻撃を組み立て、駿台学園は19番の選手が得意のドリブルでの打開を図りますが、スコアは動かず、駿台学園の初優勝となりました。

80分の試合の中で僅か3分間で流れを変えてしまった駿台学園と、終始流れを作りながらも追加点を取ることができなかったかえつ有明。展開のあやもあったと思いますが、これもサッカーです

これから始まる東京の熱い戦いを予感させる決勝戦となりました。

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駿台学園のみなさん、優勝おめでとうございました。関東大会ではいいゲームを期待しています。

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2008年4月21日 (月)

駿台学園vs暁星

名門対新鋭の構図となっていた準決勝、第1試合で名門が敗退しこの試合はどうなるのか注目の一戦でした。ただ、申し訳ないのですがどうしても外せない所用があったため、前半のみの観戦となりました。ご了承ください。

昨年の関東大会予選決勝は帝京vs関東第一で、4強はこの二校に都つばさ総合と実践学園でした。都つばさ総合は3位決定戦で実践学園とのハードな試合を勝って関東大会に出場(後に選手権神奈川代表になる日大藤沢に惜敗)し、秋の選手権予選で決勝まで進んだのはご承知のとおりだと思います。高校生にとって「自信」は成長していくのに最も大きなエネルギーとなります。

さて、この試合ですが、第1試合よりも風が強くなってきて悪コンディションでのスタートとなりました。やはり風上の暁星が優勢に進めますが、両チームともややパスの精度が良くない感じがしました。

Gyosei_senseiそんな中、前半10分くらいだったと思います。暁星は左からのロングスローをヘッドでねじ込んで先制します。このパターンは繰り返し練習しているのでしょうか、修徳戦でも何回か見たような気がします。とにかく比較的早い時間に得点が生まれました。

あっさり先制を許した駿台学園ですが、選手一人ひとりの能力はかなりのレベルでして、特に攻撃の時のスピードは凄いものがありました。正直、修徳戦をスピードとダイレクトプレーで粉砕した暁星より、駿台学園の方がスピーディに感じました。

前半風下にまわった駿台学園ですが、そんなことお構いなしでボールが風の抵抗で止まることも味方につけるかのようなオープン攻撃も見られました。

そして前半終了間際、暁星相手陣内のFKのこぼれ球を奪った駿台学園がここから速攻を仕掛け、(駿台学園のユニフォームのデザインがやや番号が見づらいカラーなので曖昧なのですが確か)19番の選手が1人で中央をドリブルで突破し、暁星DF陣を次々と振り切りそのままシュートを決め、同点に追いつきました。

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試合は後半2点を奪った駿台学園が暁星を破り、こちらも初の決勝進出となりました。

これで5月3日の駒沢第2はかえつ有明vs駿台学園です。フレッシュな決勝カードですね。とは言え、それぞれ國學院久我山、暁星を破っての決勝進出ですからその実力は推して知るべしです。

旋風巻き起こす高校が毎年入れ替わり立ち代わり出てきて、ビッグネームとてうかうかできない東京は本当にエキサイティングですね。

2008年4月20日 (日)

かえつ有明vs國學院久我山

関東大会東京都大会は、本日強風の中、準決勝が行われ、ここまで成立学園、帝京を破り波に乗る國學院久我山に、ベスト4の壁を突破したかえつ有明が挑みました。

開始早々からGKと1対1の場面が出るなど、スロースターターのイメージがある國學院久我山の猛攻が続きます。國學院久我山は選手個々の技術が高く、かつ視野が広いので次々とスペースを見つけては仕掛けていく感じでした。かえつ有明は完全に守勢にまわり、シュートまで持込むことができず、我慢の時間が続きます。

10分には國學院久我山9番の選手の左サイドからの低いクロスに見事に合わせる決定的な場面がありましたが、かえつ有明6番の選手がゴールマウスからはじき出して防ぎました。

Img_3439 ここで國學院久我山は7番の選手に替えて13番の選手を投入します。この選手は私のFavorite Player 2007です。心なしか体格ががっちりした感じがしました。元気そうでよかったです。

この後も國學院久我山の9番、10番、11番がこれでもかとかえつ有明陣内をかき回し、完全にペースを握ります。とにかく視野が広いのであっという間にスペースを見つけてはそこを突くという感じに見えました。対するかえつ有明はパスコース選択の判断がやや遅い感じもしました。

國學院久我山は25分にも決定的場面がありました。結果論ですがこれらここまでの多くのチャンスを決めきれなかったことが、勝敗に影響してしまったような気がします。

Kaetsu_sensei対するかえつ有明はこの25分のピンチを凌いだ後、右サイドからのオープン攻撃から激しいスライディングを間一髪かわして中央へ入れたボールを(よく見えなかったのですが、たぶん)11番の中村選手が押し込んで先制します。中村選手も3年生になって精かんな顔つきになりましたね。何回もあった決定的場面を決められなかった國學院久我山に対して、たった1回のシュートまで行ったチャンスをかえつ有明はモノにします。前半はこのままかえつ有明リードで終わりました。

後半に入るとリードするかえつ有明の出足が見違えるようによくなります。國學院久我山10番の選手にはかえつ有明4番の選手ががっちりマーク、前半しばしば見られたDF不安定さも見えなくなってきました。

Kugayama_pk_2 こう着状態が続いていた後半25分、國學院久我山の選手がレッドカードを食らってしまいます。このあたりは少し苛立ちがあったのかもしれません。1人少なくなった國學院久我山は6番の選手に替えて12番の選手を投入します。しかし、かえつ有明は出足鋭く攻撃の芽を摘み、リズムを崩しません。私もこれで決まったかと思った後半37分、かえつ有明のパスミスからボールを奪った國學院久我山が左へ速攻を展開、すぐに中へ折り返したところをペナルティエリア内で痛恨のファウル、かえつ有明がPKを与えてしまいます。國學院久我山はこれを難なく決めて同点に追いつきます。

試合はこのまま同点で終了、延長戦に入ります。延長に入るとかえつ有明は13番佐々木選手を投入しました。1年生の時はDFで選手権都大会であの石神井をはね返し続けたあの選手です。國學院久我山は1人少ない疲れからやや攻撃が淡白になってきてここで10番の選手に替えて18番の選手を入れますが、かえつ有明も延長後半に9番の選手が退場となってしまうなど両チーム決め手を欠き、決着はPK戦にもつれ込みました。

PK戦は専攻かえつ有明は2人目の選手が止められてしまいますが、國學院久我山は3人目4人目が連続で止められ、5人目3番の選手がきっちり決めたかえつ有明が4対2で勝利しました。

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これでかえつ有明は決勝進出です。脅威の1年生軍団だった2006年から足掛け3年で春の都大会で決勝まで来ました。國學院久我山破っての決勝進出です。すごいですね。しかし、決勝で9番の選手が見られないのは残念です・・・

kumazemi's favorite players 2007:かえつ有明の19番

2008年4月15日 (火)

新人戦(関東大会予選)準々決勝結果

もう皆様ご存知だとは思いますが、春の東京都4強は以下のとおりです。

この日はどうしても外せない用事があり、取材に行けませんでした。

コメントいただいた「ちー」様、本当にごめんなさい。

【東京都新人戦都大会準々決勝(関東大会予選)取組結果】

結果 勝利チームの番付 一言
國學院久我山5-0成立学園 西の張出大関 東の横綱を連続撃破
かえつ有明2-1都駒場 東の関脇 かえつ有明ついに4強
駿台学園3-0都つばさ総合 東の張出関脇 駿台学園かなり強い
暁星3-1正則学園 東の張出大関 暁星さすがです

横綱は全て消え、準決勝は両カードとも大関級vs関脇級ということになりました。

実績ある名門校にここ最近メキメキ力をつけてきた新鋭2校が挑む構図ですね。

かえつ有明3年目に入ってメンバー変わっているのかな。

動画配信の方に駿台学園vs関東第一アップしましたのでご覧になってください。両校の激しい攻防が伝わってくると思います。

このブログも3期目に入り、私が勝手に取材した選手達が大学リーグとかでがんばっているという情報もちらほらいただいており、今年はkumazemiブログのOBたちを追いかける取材も敢行してみたいと思います。

あと私が独断で勝手に選ばせていただきましたfavorite playersですが、その後の彼らの情報を持っている方がいらっしゃいましたら教えてください!

それが大学サッカーでも社会人サッカーでも地域クラブでもサークルでも時間があれば突撃取材いたします!

Kumzeminame

2008年4月 9日 (水)

暁星vs修徳

東京を代表する名門同士がここで対決しました。

お馴染みの赤が暁星、伝統の白-紺-紺が修徳です。思い出しますね、2006年選手権東京都大会Aブロック決勝。あれもすごい試合でした。暁星は絶対的エースだった風間君が卒業し、修徳は小澤君&目黒君&西谷君のスーパー攻撃陣と寡黙なボランチ原選手が抜けてどんなチームになっているか興味津々で会場に来ました。

試合の方は開始直後から両チーム全開、激しいゲームになりました。両チームとも「20番」の選手がエースストライカーなのだと思って見ていましたが、先に修徳の「20番」の選手が大仕事をします。修徳はタテへの意識が強く、局面によっては少しボールを落ち着かせて攻撃してもいいのになとは思いましたが、お家芸のサイド攻撃はこのチームでも健在でして、サイドに出たらどんどん仕掛けていきます。

そして前半10分でした。修徳は中央付近から暁星DFが足を投げ出しても届かなかったに低くて速いグラウンダーのパスを右サイド出します。これを受けた右サイドの選手が間髪入れずこれも低くて速いグラウンダーのボールで折り返し、ものすごいスピードで詰めてきた「20番」の選手がダイレクトで蹴りこんで先制しました。

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暁星はややパスの制度を欠き、いつものため息が出るようなダイレクトプレーがなかなか出ません。これも修徳の守備が集中していたからだと思いますが、前半中ごろあたりから暁星がスピードに乗った攻撃が出始め、修徳もボディコンタクトを強めて対抗します。しかし、前半20分、暁星は右サイドから速攻を仕掛け、修徳はその折り返しの対応に激しく対応したのですがこれがファウルとなってしまい、PKを献上してしまします。しかし、暁星はこのPKを外してしまい、当然私は「これで流れは修徳だな」と思いました。

しかし、この後暁星持ち前のスピード&ダイレクトが冴え始め、24分にはゴール前に放り込んだFKから押し込むもクロスバーに当たる場面もありました。それにしても暁星の18番の選手と11番の選手は速いです。この二人がサイドに流れては繰り返し繰り返し強引に突破を図るので、リスク対応に追われた修徳DFがだんだん連携が崩れだし、不安定になっていきます。

そして前半30分でした。暁星は左サイドからロングスローを入れ、これをダイレクトでポンポンつなぎ、無理せずいったん下げたところをこれまたダイレクトでミドルシュートを叩き込み、同点に追いつきます。見ていてこれぞ暁星サッカーの真骨頂だなと感じました。

先制してPKのピンチを凌いだ修徳でしたが、なかなか守備の修正がうまくいかず、ここから暁星の怒涛のスピード&ダイレクト攻撃が始まります。35分には暁星の11番の選手が右寄りの位置でボールを受け、途端に大きく空いた前のスペースにドリブル突破を仕掛けます。この11番の選手へのタテパスがよかったです。修徳DFは一瞬彼をフリーにしていました。修徳のDFはファーストディフェンダーーが並走して突破を止めにかかりますが振り切られてしまい、危険を察知したセカンドディフェンダーがもの凄いスピードで止めに入りましたが最後間に合わず、ゴール右スミに流し込まれてしまいました。

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逆転した暁星は完全に流れを引き戻し、4分後の39分にも自陣FKをこれまたヘッドでポンポンとつなぎ、最後もダイレクトでシュートを決めあっという間に3対1になりました。本当、アッという間の3得点でした。

後半は両チームとも得点できず、試合はこのまま終了、3対1で暁星がベスト8に進出しました。

今年も暁星のスピードを生かし、そして巧みなダイレクトを多用した攻撃が見られそうです。そして修徳もこの日明らかになった課題はきっちり修正して夏に出てくるでしょう。

本年もこの名門対決がドラマを生み出すことを願ってやみません。

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2008年4月 8日 (火)

正則学園vs都三鷹

めっきり春らしくなってきました。6日には先の全国高校サッカー選手権で旋風巻き起こした都三鷹と正則学園のゲームを始め、帝京vs國學院久我山、暁星vs修徳の名門対決もありました。好天に恵まれ、各会場いずれも接戦が展開されたようです。ここでは都三鷹と正則学園のゲームをリポートします。

都三鷹は一見して大型チームになってまして、選手権で大暴れした白井選手に雰囲気が似ている6番の選手がキャプテンです。対する正則学園にも長身の外国人の選手もいて、またがっちりした体格のいい選手が揃っていました。

都三鷹は長身FW11番の選手の空中戦を仕掛け、正則学園は6番の選手と7番の選手が織り成すシンプルでスピーディな組み立てに早くて上手な11番の選手が絡んで攻撃を仕掛けます。前半はやや正則学園優勢かという感じでしたが、0対0で終わりました。

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後半、正則学園はメンバーを変えたようでしたが、後半開始早々から正則学園は高い位置からガンガンプレッシャーかけ、ボールを奪ったらすぐに仕掛けていき、三鷹DFの対応がやや後手に回り始めます。

そして後半7分、バイタルエリアを突破されそうになった三鷹DFがファウルを犯してしまい、このペナルティエリアすぐ外のほぼゴール正面という絶好の位置でFKを与えてしまいます。正則学園はこのFKを(確か右ポストをかすめたのではないかと思われます)ゴールに直接叩き込んで先制します。

先制された三鷹は10分に大木選手を投入します。大木選手といえばあの選手権開幕試合対高知中央戦のぼてぼてシュートを思い出しますが、そもそも昨年から秘密兵器としてほぼ必ず後半投入され、出ると前線で動き回って相手DFをかき回す必殺仕事人であります。

しかし、正則学園の早い出足は一向に衰えず、逆に三鷹DFラインからのタテパスをことごとく狙い打ち、なかなか効果的な攻撃をさせません。

そして後半13分、正則学園は右コーナーキックのチャンスにヘディングシュートを決め、2点目を奪います。このヘディングシュート、かなり難しい状態から放たれたもので、正則学園の選手のレベルの高さがうかがえました。

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上の写真はそのヘディングシュート直後の画像です。この直前に大きく体のバランスを崩されており、そこから立て直して反り返りながらきっちりミートし、ゴール枠内に飛ばしました。本当、見事でした。すごいです。ただ、正則学園はこの後も速い展開で決定機を作りますが決めきれませんでした。

2点のビハインドとなった三鷹もスピードにある13番の選手が再三突破を試みるようになり、反撃を開始します。ピッチを広く使って左右に大きく揺さぶる攻撃も出始め、ゴール前に混戦を作り出してチャンスを作るなどいい攻撃が見られるようになってきます。

そして後半30分でした。三鷹は敵陣やや浅い位置で得たFKを7番の選手がゴール前に送り込み、ここで粘って混戦を作り出して押し込み、1点返します。この場面ではやっぱり秘密兵器の大木選手が絡んでました。

これでゲームはわからなくなりますが、正則学園は37分に8番の選手に替えて12番の選手を、39分にはエース11番の選手に替えて19番の選手を投入、イケイケになってきた三鷹のリズムをこれ以上よくさせまいとベンチが絶妙のタイミングで流れを崩し、このまま2対1で逃げ切りました。

新チームになったばかりですので「個」にフォーカスしてみましたが、私個人的にはスピードがあって体の使い方が上手い正則学園の11番の選手が印象に残りました。

西の横綱はここで姿を消しましたが、新チームの重圧は相当なものだと思います。16~17歳に過度な期待と注目は必ずしもメンタル面にいい効果が表れるとは限りません。選手の皆さんは自分たちらしいプレーをしてください。正則学園はもともと力の以前から力のある学校ですが、堀越、三鷹と接戦を勝ち抜き、いい感じになってきました。要注目です。

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2008年4月 7日 (月)

都つばさ総合vs足立学園

1回戦から約3か月。待ちに待った関東大会・都予選2回戦が各地で開催されました。つばさ総合高校グラウンドでの、都つばさ総合VS足立学園の試合をリポートします。

お互いのCKで幕を開けたこの試合は、まず足立学園ペースで進みます。中盤での浮き球をほぼ自分たちのボールとして、厚みのある攻撃で先制点を狙いました。前半15分と20分には左サイドからのセンタリングに、ゴール前に飛び込んでいく場面がありましたが、得点に結びつけることはできません。つばさ総合はなかなかボールを前に運べない中、9番と10番がワンツーでの突破を見せたり、ミドルシュートを撃つなど局面の打開を試みます。また、ディフェンス陣も集中した守りで足立学園の攻撃を凌ぎました。前半は0-0で終了します。

後半も足立学園が攻める展開が続きます。後半9分にはセンタリングを、4番だったでしょうか、頭で合わせてゴールに入れますが、その前にファールがあり得点は認められませんでした。この4番の選手は、センターバックとして攻守ともに非常に存在感がありました。

P1060970試合の大きな転換点となったのが15分でした。足立学園10番が退場となってしまいます。よくわからなかったのですが、イエローカードを受けたことに抗議して、もう1枚もらってしまったようでした。ここからしばらくは足立学園が攻め続けますが、つばさ総合も徐々に相手ゴールに近づいていきます。そして32分、ゴール前の混戦から押し込んで先制点を奪いました。足立学園も直後の34分に、7番のシュートが弾かれたのを押し込んで、あっという間に1-1の引き分けに持ち込みます。その後は両ゴール前での攻防が続きましたが、得点は生まれず延長戦へと突入することとなりました。

延長前半は、さすがに疲れが出てきたのかコンタクトプレーが少し目立つようになってきました。まず足立学園18番がディフェンスラインの裏を取る動きを見せますが、ここはつばさ総合DFがうまく守ります。対するつばさ総合も裏を狙いますが、オフサイドをとられてしまいました。終了間際には、足立学園7番がセンタリングに合わせてボレー気味のシュートを撃つも、ゴール左に外れます。

延長後半に入ると、とにかくゴール前でプレーしたい気持ちからでしょうか、ロングボールを多用した展開となります。試合を決める得点が生まれたのも、そこからでした。つばさ総合がロングボールから1人抜け出してゴールに流し込みます。試合はこのまま2-1でつばさ総合の勝利となりました。

P1060979_2 1人少ない中で、最後までそれを感じさせないサッカーを見せていた足立学園には、残念な結果となってしまいましたが、この場を借りて敬意を表したいと思います。つばさ総合は、次は駿台学園との対戦となりますが、この日のように粘りのある守備を見せて欲しいです。

by コータロー

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つばさ総合、今年もいい感じみたいですね。昨年のチームは個性派ぞろいで面白いチームでしたが今年はどのように進化していくのでしょうか。

つばさ総合相手に10人で延長までの持ち込んだ足立学園も夏までにはきっちりとチーム力を高めてくることでしょう。高校生は短期間にグーンと伸び、時折信じられないような成長しますので、総体予選が楽しみです。

Kumzeminame

2008年2月15日 (金)

修徳vs中大杉並

駿台学園vs東京成徳に引き続き、駒沢補助競技場では修徳と中大杉並の試合が始まります。時間が遅くなるにつれ寒さもどんどん厳しくなってくる中、両チームの選手がピッチに登場しました。

立ち上がり主導権を握ったのは修徳です。4分に右の6番からのセンタリングを、中央の9番がヘディングで合わせますが、これは左に外れました。空中戦で絶対的な強さを見せるこの9番の選手は、この試合のキープレーヤーとなります。15分ごろまでは修徳が、武器のサイドからのセンタリングを多用して攻め込む時間帯が続きました。

中大杉並は16分、7番がペナルティエリア付近でボールをキープし、少し後ろに戻すと、13番がミドルシュートを撃ちます。ゴール左に外れましたが、これをきっかけに攻勢に転じます。25分には右CKからゴールを狙いますが、これは修徳GKが何とかクリアしました。

しかしこの後、流れが再び修徳に傾きます。28分に、ロングボールをエリア内で9番が競り、こぼれたボールを10番がシュートして先制点を上げました。その後も9、10、11番が中心となり、ロングボールから次々と追加点を狙いに行きました。ここは中大杉並が踏ん張り、修徳1点リードでハーフタイムを迎えます。

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前半からの勢いに乗る修徳は後半6分、左サイドからのロングボールをエリア内で9番がポストプレーで落とします。ここに10番が走り込んでミドルシュートを決め、リードを2点に広げました。1点目と同じパターンで決められるところに、修徳の強さをかいま見た気がしました。

2点を追う展開になった中大杉並でしたが、ここから必死の追い上げを見せます。9分、12分と良い攻撃の形を作ると、14分にはパス回しからボールをキープし、ペナルティエリア内で相手を抜こうとした7番が倒されてPKを獲得します。このPKを7番自らが落ち着いてゴール右に決め、スコアを2-1としました。

ここから26、7分まではお互いにゴール前までボールを運ぶ展開が続きます。守りに重点を置いてロングボールでチャンスを作りたいように見えた修徳に対して、GKの「勝たなきゃ上行けねーぞ!!」の声に象徴されるように、ゴールするしかない中大杉並が勢いで勝っていきました。30分前後は、12番、18番をはじめとして積極的にシュートを撃っていきますが、なかなか枠内には飛びません。そうしている内にペースを取り戻した修徳が守りきり、結局2-1のまま試合は終了しました。

敗れた中大杉並ですが、後半の猛反撃は思わず応援してしまうほど気持ちの入ったものでした。見方を変えれば、それを凌ぎきった修徳が試合巧者だったということでしょうか。暁星と当たる2回戦が行われるのは4月になりますが、完成度のより高まった修徳を観られるのは楽しみですね。

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昨年の選手権予選対かえつ有明戦でも感じましたが、中大杉並は確実に実力をつけてきていますね。関脇、大関クラスはそう簡単には勝たせてくれませんが、夏が楽しみです。

なお、この記事もコータロー君が取材してくれました。

※07シーズンも終了いたしましたのでkumazemi's favorite players 2007をオープンします。

Kumzeminame

2008年2月 3日 (日)

駿台学園vs東京成徳

私の一番弟子コータロー君による凍える寒さの駒沢で行われた新人戦都大会1回戦、駿台学園vs東京成徳のリポートです。

先にチャンスを作ったのは駿台でした。2分に中盤からのボールに19番が反応すると、スピードを活かしてあっという間にDFを置き去りにし、GKと1対1の局面を迎えます。ここはGKが落ち着いて足でシュートを防ぎました。対する成徳も4分、CKの競り合いからボールがゴール左上隅に当たりこぼれますが、DFにクリアされます。

両者ともチャンスを迎える展開の早い立ち上がりでしたが、ここからは駿台の時間が続きました。7番、9番、19番の3人を中心にテンポよく攻め上がっていきます。中でもスピードが武器の19番は、成徳DFには嫌な存在だったでしょう。何度か決定的な場面がありましたが、ここでもGKが必死の守りを見せ失点を許しません。

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防戦一方となり、なかなかボールを前に運べない成徳でしたが、28分に右からのシュートがDFに当たりこぼれると、9番が果敢に飛び込んでいきます。GKと交錯してファールをとられたものの、このプレーが引き金となったのか、前に出る場面が目立つようになります。35、36分と立て続けに左右サイドからの攻撃を試みるも、シュートまでは持ち込むことはできませんでした。攻撃の勢いが少し緩まった駿台も、前半終了間際には再び19番がディフェンスラインの裏を取りますが、またしてもGKが飛び出してクリアしました。駿台が成徳の攻撃を凌ぎきった、との印象を残してハーフタイムに入ります。

後半立ち上がりは成徳が仕掛けます。2分にミドルシュートを狙うと、5分にはペナルティエリア内から9番がシュートを放ちますが、これはGKにクリアされました。7分にもFK、CKのチャンスを得るなど、相手陣内でプレーする時間帯となっていました。

その流れが一気に変わったのが14分。駿台の右からのセンタリングがファーに流れ、ボールが7番の足下に収まります。ここから外に持ち出し、左足でのシュートをゴールを決めました。直後の15分には、中盤でのワンツーからエリア内に切り込んだ10番が足をかけられてPKを獲得します。10番がしっかりと決めて、わずか2分で駿台が2点のリードを奪いました。ここからは完全に駿台の流れとなり、31分には再び10番が得点し、3-0で駿台が勝利しました。

成徳にとって悔やまれるのは立て続けの2失点だったかもしれません。あそこを1点に抑えておけば別の展開になっていたかもしれませんが、すぐに追加点をあげた駿台の勝負強さが素晴らしかったということでしょうか。

以下は個人的な話なのですが、昨年末の地区予選でも駿台の試合を観ておりまして、今回でわずかですがチーム色を感じることができました。次戦は4月に関東第一とですが、できることなら観に行きたいと思っております。

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流経大柏の衝撃から1月はボーっとしてまして、なかなか記事が書けずにすみませんでした。読者の皆様からのネタ情報お待ちしてますので、何かございましたらいつでもメールしてください!

2月、3月は自然や芸能文化などに親しみつつ、カメラを手入れして来る4月の関東予選本戦に備えます。

それにしてもハイレベル3地区は今年度も目が離せないですね。

Kumzeminame

2008年1月20日 (日)

新人戦都大会1回戦結果(1/20)

今日20日に行われた16試合の結果です。横綱は安泰、大関級では都国分寺、早稲田実業、実践学園、東京成徳、堀越の5校が姿を消し、シード組10勝に対して地区予選組は6勝でした。

【東京都新人戦1回戦】

勝利チーム 試合結果 次の相手
帝京(横綱) 2-0東海大菅生(張出関脇) 國學院久我山
國學院久我山(張出大関) 2-0日本学園(関脇) 帝京
本郷(張出小結) 3-0京華(関脇)       成立学園
成立学園(横綱) 8-0都江戸川(小結) 本郷
都駒場(大関) 8-0都調布南(小結) 保善
保善(関脇) 4-0都国分寺(張出大関)  都駒場
かえつ有明(関脇) 2-1農大一(関脇)    駒大高
駒大高(関脇) 2-1早稲田実業 (大関) かえつ有明
都つばさ総合(大関) 3-1都豊島(前頭筆頭)       足立学園
足立学園(張出大関) 1-0実践学園(大関)     都つばさ総合
関東第一(大関) 1-0八王子(小結)       駿台学園
駿台学園(張出関脇) 3-0東京成徳(張出大関) 関東第一
修徳(大関) 2-1中大杉並(小結)       暁星
暁星(張出大関) 4-0都東大和南(張出関脇)     修徳
正則学園(関脇) 1-1PK4-3堀越(張出大関) 都三鷹
都三鷹(横綱) 2-0東工大附属(張出関脇)     正則学園

この時期にチーム力云々を語るのは時期尚早ですが、保善、駿台学園の3地区組は強そうですね。

都東大和南と都調布南は残念でしたが、いずれも相手が相手ですからこの結果にうなだれることなく、この冬のトレーニングで課題をしっかり克服して総体予選で暴れて欲しいです。

次戦は4月16日ですが、帝京vs國學院久我山、修徳vs暁星という春から初夏の東京勢力図を占うのに見逃せないカードがあります。

Hata

08年度もすでにスタートしておりますが、私は今年もエネルギーのある限り現場に足を運びたいと思っております。くまぜみ動画もどんどんコンテンツをアップしていきますので、こちらの方も合わせて応援よろしくお願いします。

2007年12月10日 (月)

駿台学園vs大東大一

ちょっと時間が空いてしまいましたが、私が外せない所用で行けなかった12月1日の3地区予選準決勝をTEAM kumazemiのコータロー君が観に行ってくれました。写真はないのですがリポートをお届けします。

選手権都大会決勝から2週間経ち、ひとまず熱も収まった感もありましたが、新人戦地区予選は佳境を迎えていました。その中から第3地区の準決勝第2試合、駿台学園VS大東大一の試合をレポートさせていただきます。写真とレポートの両立ができない未熟者ですので、文章だけとなりますことお許しください。

最初にゴールに迫ったのは駿台学園でしたが、前半序盤は大東大一ペースで進みます。5分に試みた右サイドでのテンポ良いパス交換は前につながりませんが、7分には1本のパスから9番が抜け出してシュートを打ちます。これは駿台学園GKが体で止めました。

駿台学園は13分、中央からのロングボールに左サイド7番が抜け出し、GKと1対1の局面を作りだします。これに反応して飛び出したGKを冷静に見極めた7番が、ループシュートを決めて駿台学園が先制に成功しました。

ペースを握っていた中で失点してしまった大東大一ですが、その後立て続けに良い形を作ります。16分の左サイドからのFKには、ペナルティエリア中央で8番が高く抜け出て頭で合わせますが、これはゴール上へ外れました。18分には、11番からボールを受けた9番がためてスルーパスを出すと、これに11番が走りこみますが惜しくも届きません。

ここから両チームとも大きなチャンスを迎えます。まずは23分に駿台学園11番が右から中央に切り込み、エリア正面からシュートを打ちます。大東GKは一度はじきますが、しっかりとキャッチしました。直後の24分には、大東大一の選手がペナルティエリア隅から放ったシュートを、駿台学園GKが弾いてCKに逃れます。1本目をクリアされ再び得たCKのこぼれ球を11番がハーフボレーすると、これをまたGKが弾きました。3本目のCKはGKがファーサイドでキャッチし、駿台学園が大東大一の勢いを食い止めた形となりました。

その後はお互いに攻め合うといった感じでしたが、決定的な場面は生まれず、駿台1点リードで前半の35分は終了しました。

後半に入り、まず駿台学園が決定機を迎えます。2分に左サイドからのFKをエリア中央の8番が頭で合わせます。クリアされたボールを駿台学園の選手がフリーでシュートしますが、枠の上に外れてしまいました。しばらく駿台学園の時間帯が続きましたが、大東GKがロングパスに対し積極的に飛び出しチャンスの芽を摘んでいきます。前半には自らの飛び出しが裏目に出て失点してしまいましたが、それでも前に出ていく姿勢は素晴らしいと思いました。

再び試合が動いたのは19分でした。右からのCKを得た駿台は、ファーポストにボールを送ると、しっかり詰めていた選手が押し込んで追加点を奪います。サイドネットが破れていてボールが外に転がっていったため、ゴール判定に時間がかかるアクシデントもありましたが、非常に良い形でのゴールでした。

苦しい状況に立たされた大東大一は、23分に11番がエリア内からシュートを撃ちますが、GKに阻まれてしまいました。ここからは両者ともに疲れが出てきたのか、思い通りの攻めができなくなってきます。ラスト10分はどちらも大きなチャンスが作れぬまま過ぎ、2-0で勝利した駿台学園が決勝進出を決めました。

個人的には駿台学園のキャプテン8番の活躍が印象的でした。わずか1試合観ただけですが、中盤から左右にボールを配り、なおかつ相手のボールを奪える選手かな、と思います。彼を含めて、この日プレーしていた選手達をまた観られる日を楽しみに待っています。

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この3地区の決勝はこの日の第1試合で東京朝鮮を破った保善が延長の末に駿台学園を2対1で下し、3地区の地区予選優勝を果たしました。

07年度はやや不本意だったであろう保善、駿台学園といった強豪がこうやって勝ち抜いてきてくれるのはとてもうれしいことです。リポートからは大東大一の強さも伺えますし、地区予選免除組も来年の都大会はうかうかできないでしょう。

あとは2地区(本郷、都豊島、都小石川、郁文館)と6地区(国士舘、日本学園、駒大高、日大三)を残すのみとなりました。

しかし、1年経つのは速いですね。

Kumzeminame