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2010年1月 2日 (土)

ルーテル学院vs帝京

激戦の東京Aブロックを制し、3年連続34回目の出場となる帝京が、国立競技場での開幕戦カードに登場、あの大津高校を熊本県大会で破って全国に出てきたルーテル学院と戦いました。余談ですが、ルーテル学院が2年前初出場した時に、kumazemiさんの(やや遠めだそうですが)お母様方の親戚もベンチ入りしていたそうです。

試合の方は、両校相手の出方を伺うような立ち上がりでしたが、15分過ぎあたりから徐々にルーテル学院にテンポのあるパスや、サイドからの攻撃が形作られるようになり、流れを引き寄せ始めます。

そのルーテル学院ですが、前半25分には右サイドから出たグラウンダーのクロスに飛び込んだ11番の選手が合わせるチャンスがありました。これは惜しくも枠の外に外してしまいますが、一瞬にして決定的なチャンスを作るこの全国のレベルに、会場は沸きあがります。続く前半26分には、ルーテル学院が右サイドのスローインから素早く右サイドにスペースを見つけてそこから攻撃、24番の選手からの早いグラウンダーのクロスに中央で11番の選手ががダイレクトで合わす場面もありました。

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そして、前半32分に試合が動きます。ルーテル学院の右サイドでの短いパス交換を帝京がインターセプトしかけたところをルーテル学院9番の選手が奪い返し、そのまま中央の空いたスペースに持ち込んで帝京ディフェンダーを引きつけてシュート、低い弾道となったボールがをゴール左隅に決まり、今大会初ゴールとなる先制点が生まれます。

前半終了間際の40分には両校、ゴール前でチャンスを作りますが、両校に決めきれず、ルーテル学院が1点をリードしたまま後半へ折り返します。

後半は、帝京に最初のチャンスが訪れます。FKを直接狙い、ルーテル学院DFの壁を超え、GK目の前でバウンドしたボールにルーテル学院GKがパンチング、このボールにに帝京がヘッドで合わせに行きました(惜しくも枠の外)。しかし、続く後半16分でした。帝京は自陣からのFKをゴール前までロングボールを供給、ボールはやや前目に位置取っていたGKの頭上を超えていきますが、ここに帝京10番キャプテンの稲垣選手がDFをくっ付けたまま上手くヘッドで合わせ、ついに帝京が同点に追いつきます。これで試合の行方は全くわからなくなります。

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ここから、王者帝京が流れを掴むかと思ったのですが、今日の帝京は重圧からかパスの精度がいまいちで、リズム感のあるサッカーがなかなかできません。逆に同点に追い付かれたルーテル学院の方が、カウンター攻撃やサイド攻撃を織り交ぜたいい流れのサッカーを展開、タテ一本で相手の裏を突く攻撃も仕掛けるなど、いいリズムを作っていました。

そして、後半28分でした。相手ボールを奪ったルーテル学院は素早くカウンターを仕掛け、前方の11番の選手にロングフィードのパスを出すと、これを落ち着いて頭でトラップ、帝京ゴールキーパーが飛び出している位置を確認すると、瞬時に選ループを選択、ボールはキーパー頭上を弧を描きながら越えていき、勝ち越しゴールとなります。

ゴールを決めたルーテル学院11番山本選手が両手で掲げた「1番」ポーズに、バックスタンド応援席は俄然湧きあがります。勝ち越された帝京は後半34分、右、左、左と立て続けのCKのチャンスを掴みますが、全員が戻ってゴール前を固めるルーテル学院の堅い守備を崩すことが出来ません。

そして、このまま終わってしまうのかと思えた後半39分、帝京GKがペナルティエリアの外へ飛び出してヘッドでクリアしたボールが、絶好調のルーテル学院11番山本選手の足元へ、山本選手はそのまま正確なダイレクトキックでがら空きのゴールを狙います。このロングシュートは、またもや見事な放物線を描きながらバーぎりぎりをかすめて帝京ゴールに吸い込まれ、試合を決める3点目となりました。

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試合はこのまま終了、ルーテル学院が第88回大会のオープニングマッチを制しました。

敗れた帝京ですが、昨年87回大会初戦で優勝した広島皆実をあと一歩まで追い詰めながら無念のPK負けでした。私自身、この試合は帝京復活の足がかりになったと思っていまして、事実、今年の東京の(新人戦、総体、選手権の高体連ベースの)公式戦では負け知らずの完全制覇だったのでした。今回それでも全国はそう簡単には勝たせてもらえないという厳しい現実をもまた実感させられました。

しかし、現在の全国どこの代表校も優勝する力を持つ時代となったのは、Jリーグ発足による地域における普及促進があるにせよ、80年代に帝京が王者として君臨、選手権のメディア効果と相まって標的であり目標となって牽引してきた歴史もあるでしょう。私はファンとしてカナリア軍団の復活を大いに期待しています。

取材:ぬまちちぶ

2009年11月30日 (月)

帝京vs成立学園

Aブロック決勝。この壮絶な横綱対決、記事はご勘弁願います。

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覇権奪還!

2009年11月28日 (土)

都東久留米総合vs修徳

東京Bブロックは2005年以来3年ぶりの全国大会出場を目指す名門修徳高校と2006年に都久留米高校以来、新たに東久留米総合高校になってからは初出場を狙う両校の激しい決勝戦となりました。場内は9000人を超える観客に見舞われ、この第2試合も引き続き超満員のまま試合が開始されました。

開始早々の前半2分、東久留米総合が右コーナーキックをニアに入れ、これに合わせにいきますが、修徳は落ち着いてクリア、逆に修徳は4分にCK、10分にFKを得るも東久留米の厚いDFに攻撃を阻まれます。ここからは中盤での激しい展開となりますが、東久留米DF陣は修徳にサイドのスペースを突かせない守備を徹底します。

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東久留米は15番佐々木選手が何度と無くチャンスを作ります。前半17分、東久留米の左コーナーからの攻撃はゴール前の混戦を生み、6番の選手が左足でシュートを撃ちますが、これは修徳のGKが右手でファインセーブ。続く24分にも左サイドから柔らかいドリブルで数人交わして持ち込んでのまシュートも修徳GKが堅実にさばきます。

一方修徳は前半22分、右サイドからのクロスを中央で受けてシュートに持ち込みますが、準決勝のような効果的なサイド攻撃を展開できません。この後もセットプレーからの攻撃はありながらも、お互いの得ストロングポイントを消し合う展開は、なかなか決定的な場面が現れず、前半はスコアレスのまま折り返すことになります。

前半は、東久留米は徹底して左サイドのスペースを意識して決してラインを下げることなく足を動かし続け、修徳は左右のみならず中央からの攻撃も含む展開を見せました。また、両校激しいプレッシャーとフィジカルの強さを見せる展開でした。

後半に入って3分、東久留米右サイド14番の選手のドリブル突破は惜しくもラインを割ってしまいますが、続く9分には左サイドから展開した攻撃では修徳ゴール前で決定機を作りますが、フィニッシュまで持ち込めません。一方修徳は18番の選手をを投入した直後の11分、一瞬空いた左のスペースからのサイド攻撃を展開、ニアサイドで10番の選手がダイビングヘッドで合わせますが、わずかに左ポストの外。このあたりから一気に試合のボルテージが上がっていきます

続く13分、東久留米はペナルティエリア内で受けた10番の選手が素早く反転してシュートを放ちますが、これは枠の外でした。さらに15分、またも東久留米は10番の選手が起点となり右サイドからのクロスでチャンスを作るも修徳DFは集中して守ります。

修徳も押されたままではなく、17分、右サイド7番の選手から6番の選手へ出たパスからクロスと思いきや、直接狙ったようにも見えたシュートはクロスバーを直撃、これは惜しかったです。

そしてゲームは東久留米が20番の選手を投入直後の20分に動きます。左のショートコーナーから、この20番の選手が上げたクロスに2番金丸選手がドンピシャのタイミングでヘディングシュート、これが修徳ゴールにズバッと決まり、遂に東久留米が先制点を奪います。

しかし、まだ残り20分。準決勝東京朝鮮戦のあの修徳の怒涛の攻撃の記憶がよみがえります。それでも、東久留米はこの得点後も攻撃の手を緩めることなく修徳を攻め続けます。ここで東久留米は19番の選手を投入、ワントップ気味のシステムを変更します。しかし、このあたりから若干流れが変わり、これまで相当足を動かしてきた東久留米に足を攣ってしまう選手が見え始めます。

このままでは終われない名門修徳の最後の攻撃がここから始まりました。32分に得たフリーキックを蹴るのは11番。東久留米の壁を回転の掛かったボールがうまく抜け、ゴール左上枠に見事な放物線を描きますが、これが何と左ポスト内側に当たって反対側へ転がりでます。東久留米には運があるなと感じざるを得ないシーンでした。

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続く33分には左コーナーキックから東久留米GKの弾いたこぼれ球をシュートに持ち込むもキーパー正面。35分には大きなサイドチェンジから逆サイドの11番の選手がシュートを打つも左に外してしまいます。ここでロスタイム3分の表示。それでも修徳の仕掛ける猛攻を東久留米は疲労困憊ながらも必死に守り、開校3年目にして全国大会初出場を勝ち取りました。

今年の修徳イレブンは例年にも増してすごいサイド攻撃を見せる攻撃的なチームでした。その修徳イレブンが、試合終了のホイッスルの後、立ちあがれないシーンを見て、目頭熱くなりました。東久留米総合にはこの修徳の涙の分も全国大会で暴れて欲しいと思います。

初戦はここ西が丘です。臆することなく、東京代表の誇りを胸に、熱い戦いを期待しています。

記事:ぬまちちぶ サポート:kumazemi、コータロー、ヨンプラザ中野、ピアノマン、カトリーヌ,、補助ゲリラ

kumazemi's favorite players 2009:修徳の11番(宇都宮選手)

2009年11月 9日 (月)

都東久留米総合vs実践学園

Bブロック決勝進出をかけての第1試合はここまで堅守で接戦をものにしてきた東久留米総合と実践学園との組み合わせとなりました。

長身の選手が揃う実践学園は、序盤からハードなプレーを見せますが、最初のシュートシーンは前半4分の東久留米総合11番の選手でした。一方、実践学園は前半5分の左CKを長身10番の選手の頭に合わせますが、やはりこの10番の選手は常に相手を脅かす存在ですね。続く前半19分には、実践学園が左サイドから逆サイドへの大きなサイドチェンジを展開、一瞬外れたマークに実践学園8番の選手が反応、東久留米総合GKと1対1の場面を作りますが、ここは東久留米総合GKがタイミングよく飛び出し、ファインセーブで防ぎました。

この後も実践学園は3番の選手のロングスロー、右サイドから切れ込む8番の選手の仕掛けのプレーなどで、都東久留米総合陣地に攻め入りますが、都東久留米総合DFは落ち着いて対処し、その後は決定的な場面を作らせません。ここらあたりはさすが「堅守の東久留米だ」と感じました。

前半30分くらいからは、都東久留米総合のショートパス攻撃がいいリズムを作り出し、実践学園DFラインが徐々に下がっているように見えました。前半終了間際には東久留米14番の選手が自軍ゴール前で拾ってから、50mくらいはあったであろう長い距離をドリブルで持ち込むシーンもありましたが、前半はスコアレスのまま折り返します。

実践学園の前半は、サイドを使った効果的な攻撃を駆使しながらも、ややゴール前で時間を掛けすぎてしまいシュートまで持ち込めない感じでしたが、ここを後半どう対応してくるか、対する東久留米総合は中盤をきちんと構成しながら、足を止めない持ち前の粘りの展開でどうゴールに迫るのか、これを楽しみに後半開始を待ちました。

後半の立ち上がりは実践学園でした。後半4分に得たFKから19番がヘッドで合わせるもこれはゴールネットの上、続く10分にもゴール右からのFKのチャンスを掴みます。一方、都東久留米総合は人とボールが連動するようになり、どんどん追い越してスペースを作っては仕掛けるサッカーを展開します。この時間帯の都東久留米総合は、MF10番の選手、DF6番の選手が容赦なくオーバーラップを仕掛け、後半15分には、11番の選手から左サイドに流れるようなパスを繋いで14番の選手から5番の選手につなぎシュートへ持ち込みました。

ゲームが動いたのは後半29分でした。左CKからのこぼれ球を都東久留米総合13番の選手がヘディングでゴールへ決め、遂に東久留米総合が先制点を叩き出します。

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残り10分となったところで先制された実践学園は、3人の選手交代を行って攻撃を仕掛けますが、都東久留米総合は足を止めることなく集中して守ります。後半終了間際の39分には、実践学園の決死のダイビングヘッドも飛び出しますが、これは僅かゴール左へ逸れてしまいます。

しかし、実践学園の決して諦めない必死のプレーも東久留米総合の堅守に阻まれ、このまま試合は終了、生まれ変わった東久留米総合が開校3年目にして西が丘行きの切符を手にしました。

相手に持ち味を出させない東久留米総合の堅守もすばらしかったですが、実践学園の統率のとれた守備にも目を見張るものがありました。この両校の守備意識の高さが、堅い守りをバックに1点を争う好ゲームとなりました。これを見事にプロデュースした両校監督に感謝いたします。

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Bブロック決勝戦はイタリア対オランダという感じになりました。楽しみですね。

取材:ぬまちちぶ 速報:ヨンプラザ中野 輸送担当:防府天神鱧

2009年11月 8日 (日)

修徳vs東京朝鮮

東京Bブロックの準決勝第2試合は、本大会下馬評高き東京朝鮮と虎視眈々と代表の座を狙う名門修徳が対決するという見逃すわけにはいかないカードとなりました。

キックオフ直後から修徳は右サイドの7番の選手と左サイド11番の選手が躍動、得意の攻撃スタイルをみせます。しかし、最初にゴール前まで仕掛けたのは東京朝鮮でした。前半5分、右サイドから持ち込んだ7番の選手からのパスを10番の選手がペナルティエリア付近からシュートを放ちます、これは修徳GKの正面でしたが、やはり、東京朝鮮の不動のエース10番ユン・ヨンスン選手のシュートはものすごい威力です。

続く前半7分、東京朝鮮がファウルからFKを得ます。中央やや左、ゴールまで約30mくらいの位置だったと思いますが、これを直接狙ったボールが見事に修徳ゴール右に突き刺さり、セットプレーから東京朝鮮が先制します。

しかし、驚いたのはこの後11分の東京朝鮮の攻撃です。中盤でのボール争いから右サイドに展開、フリーで受けた東京朝鮮11番の選手が思いきりよくペナルティエリア外から左足ミドルを一閃、放たれたボールは無回転のまま修徳ゴール左に突き刺さります。何と開始10分で東京朝鮮が修徳相手に2点をリード、東京朝鮮恐るべしといった感じの序盤となります。

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一方修徳は、前の試合でもキーとなった左サイドの11番の選手がスペースを作ってはしきりにボールを呼び込むのですが、東京朝鮮もこの修徳のストロングポイントを消すべくこのスペースを潰し、修徳の思うようなゲームを展開にはさせません。それでも、前半21分頃には、修徳がダイレクトやワンタッチの速いパス交換を織り交ぜてスペースを作り、東京朝鮮DFラインの裏を突くチャンスを作りますが、これはGKと交錯しファウルとなってしまいました。このあたりから、2点ビハインドとなった修徳も徐々にエンジンが掛かってきた感じはしました。しかし、前半はこのまま東京朝鮮2点リードで折り返します。

2点追う形になった修徳は何か仕掛けてくるのか?はたまた東京朝鮮はこのリードを守り抜くのか?このように後半の激しくなるであろうゲーム展開を大いに期待していたのですが、実際には私たちの期待も想像もはるかに超越した展開になります。

後半まずは両チーム選手交代を実施、東京朝鮮は14番、修徳は14番と15番を投入しましたが、開始早々に修徳と東京朝鮮と両校にイエローが出てしまい、激しい立ち上がりとなります。

しきりに左サイドを攻め続けていた修徳キーマン11番の選手がファウルを受けます(彼は負傷し一旦ピッチを出ます)が、ここで得たFKを今度は修徳が直接狙います。ボールは東京朝鮮ゴールマウスを捕らえますが右ポストを直撃、しかし、これをきっちり詰めていた15番の選手が押し込んで修徳が1点を返します。選手交代ずばり的中、しかもセットプレーからのこのゴールを機に修徳の動きが俄然良くなっていきます。忘れてならないのは、前半あれだけ左サイドから展開していたのに、後半は右サイドからの展開中心に変えた修徳の戦術転換です。これが東京朝鮮右サイドを面白いように崩します。

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押せ押せになってきた修徳は続く後半11分には、再三狙い打ちしていた右サイド7番の選手からのクロスに9番の選手がドンピシャヘッドを打つも惜しくもGK正面、直後の12分にはこれも右サイドからのクロスに中央10番の打ったシュートのこぼれ球を11番の選手が決めてついに修徳が同点に追いつきます。このシーンでは修徳はツキも呼び込んでいる感じがしました。

追いついた修徳の猛攻はまだ続き、後半14分、空いた右サイドを9番の選手が長いドリブルで持ち込んでそのままシュートの場面がありました。そして、続く後半15分でした。またも右サイドからの早いクロスにこれまで再三チャンスを演出する側だった11番の選手がドンピシャのタイミングでヘッドでこの日2点目を決め、ついに逆転します。

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よもやの逆転を喰らった東京朝鮮も負けじと19分、6番の選手がFKを直接狙い、壁を綺麗に越えていきましたが、これは修徳GKも必死のパンチングでクリアします。しかし、相手に流れを渡さず攻撃の手を緩めない修徳は、後半21分、これでもかと完全にバランスを崩した東京朝鮮右サイドをえぐり、7番の選手のクロスに左サイド11番の選手がシュートを決めて4点目を奪取、修徳11番宇都宮選手のハットトリックが成立します。

後半の15分間で4点をもぎ取って逆転した修徳は後半を支配しますが、東京朝鮮も意地を見せ、34分の絶好の位置でのFKは名キッカー6番の選手に託されましたが、これは惜しくもバーに嫌われ、このまま4対2で修徳が3年ぶりの決勝の舞台へ駒を進めました。

この試合、修徳が後半見せたサイド攻撃の完成度の高さはすばらしかったです。東京朝鮮も10番の選手を中心に全員が高い技術があり、本当に最後まで質の高いサッカーを見せてくれました。個人的には東京朝鮮がまさか4失点するとは全く予想だにしていませんでした。

この試合は本当にスペクタクルなゲームでした。両校の選手に感謝し、心から拍手を贈りたいです。

kumazemi's favorite players 2009:東京朝鮮の10番

2009年10月26日 (月)

成立学園vs暁星

第1試合の熱気も冷めやらぬままに、もう1つの準決勝がキックオフとなりました。雨は上がったものの芝はまだスリッピー、そして冷たい風が吹き付けます。

強豪同士の対戦にふさわしく、序盤から迫力のあるゴール前でのプレーが次々と生まれていきました。成立学園は前線の3人、9番、10番、11番の選手が暁星ディフェンスラインの裏を狙いチャンスをうかがいます。長身の9番の選手はポストプレーやリーチの長さを存分に活かしたボールキープで攻撃のアクセントとなっていました。前半13分に10番の選手がドリブル突破を見せると、14分には11番の選手がシュートに持ちこみ成立学園応援団を大いに沸かせます。

Seiriz_shoot2jpgやや押され気味の立ち上がりとなった暁星は、前半15分に高い位置でボールを奪うと9番の選手がシュート。成立学園GKが何とか触ったボールはクロスバーに弾かれました。暁星はこの後も中盤で数多くのボールを奪いチャンスにつなげていきますが、その立役者となったのが4番、5番、8番の選手。自由にポジションを替えながら攻守両面でチームを引っ張っていきます。

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お互いに一歩も譲らぬ一進一退の攻防が続いていた前半36分、成立学園が先手を取ります。ディフェンスライン裏へと出たボールを、10番の選手が見事に浮かせたシュートでGKをかわしてゴールへと送り込みました。前半は成立学園1点リードで終わります。

後半に入り、追いつきたい暁星は全体的に前がかりとなり、対する成立学園はカウンターを狙う構図となります。前半も激しいプレーは見られましたが、後半になるとボディコンタクトはさらに激しいものとなりました。両チームの気持ちの強さが表れているようでした。

後半15分を過ぎた辺りから試合のテンポが速くなります。18分にワンタッチでつないでから成立学園10番の選手がシュート、23分には暁星が左サイドから崩します。25分には成立学園10番の選手が今度はスルーパスを出すと、9番の選手がシュートしますが暁星GKがナイスセーブを見せました。手に汗握るとはまさにこういう展開のことを言うのでしょう。

後半28分、暁星は10番の選手を投入し状況の打開を図ります。そして直後の29分、右サイドでボールを受けた9番の選手が強烈なミドルシュートを決めて1-1の同点に持ちこみました。スタンドを埋め尽くした暁星応援団が選手達と共に喜びを爆発させます。

残り10分で同点となった試合はますます激しさを増していきます。32分、左サイドをオーバーラップした成立学園5番の選手のシュートは暁星GKが弾きました。37分には暁星がコーナーキックから、38分には成立学園がフリーキックからそれぞれゴールを狙いますが、いずれも得点には至りません。

第1試合に続いて延長戦に突入かと思われた後半39分、試合を決定づけるゴールが生まれます。成立学園2番の選手が左サイドでボールを持ち上がると、もの凄い勢いで走り込んできた11番の選手へとパス。トップスピードでボールをコントロールした11番の選手は、ペナルティエリア左からグラウンダーのシュートを打ちます。ボールはゴール右へと吸い込まれ、成立学園に勝利と決勝戦進出をもたらしました。

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決勝まであと一歩で涙を飲むこととなった暁星ですが、ここまでの試合はどれも見ている者をワクワクさせてくれるものでした。最後まで気持ちの強さを見せてくれた選手達、素晴らしい応援でチームを後押しした応援団の皆様に拍手を贈らせて頂きたいと思います。

流れるようなパスと、2列目から次々とゴール前に飛び込んでくる迫力満点の攻撃で決勝戦まで勝ち上がった成立学園。帝京の堅い守備陣とのマッチアップは壮絶なものになることでしょう。2年前、同じく西が丘で両校が演じたビッグゲームが思い出されます。今年はどんな結末が待っているのでしょうか…

取材:コータロー(速報隊1号)&ぬまちちぶ(速報隊2号)&カトリーヌ

2009年10月25日 (日)

帝京vs東海大菅生

今年も西が丘の季節がやって参りました。あいにくの空模様とはなりましたが、キックオフ1時間前の開場時間には既に多くの人が集まります。両校のブラスバンドや応援団が徐々にバックスタンドを埋めていくと、期待感や緊張感の合い混ざった独特な雰囲気が醸成されてきました。ファイナリストの座を懸けた試合がいよいよキックオフです。

序盤から両校のゴールへ向かう姿勢が鮮明に表れた展開となりました。帝京は前半4分、8分、10分と、それぞれロングフィード、パス交換、コーナーキックからチャンスを演出しますが、この試合のキーマンの1人となる東海大菅生GKの好判断もあり得点には至りません。東海大菅生も9分、12分と11番、7番の選手が右サイドからの突破でゴールを狙います。非常にスピーディーな展開に、あっという間に15分が経過していきました。

前半19分、東海大菅生が左サイドでフリーキックを得ます。キッカー8番の選手が蹴ったボールはファーサイドへ向かい、完璧なタイミングで選手が飛び込んで行きます。が、帝京GKが見事なファインセーブでゴールを守りました。

このプレーで勢いに乗った東海大菅生は、20分、23分とクロスボールから得点を狙っていきました。両サイドから精度の高いセンタリングが上がりますが、中でも8番の選手のボールは毎回会場からどよめきが聞こえる程の鋭さで、ゴール前での激しい競り合いを生み出します。これを堅牢な帝京ディフェンスが跳ね返していくシーンは迫力満点でした。

前半も残すところ10分程。帝京が相手ゴールに押し寄せる時間が始まりました。東海大菅生は、コーナー付近で競り合った6番の選手が負傷してしまう不運なアクシデントがありましたが、15番の選手が交代で入り猛攻を凌ぎます。31分には帝京左サイドから切り込んでのシュートを、東海大菅生GKがナイスプレーで防ぎました。35分にはコーナーキックから打点の高いヘディングを放つなど、帝京は休む間もなく攻め続けます。東海大菅生は38分、ボールを奪ってからのロングフィードに10番の選手が走りこみチャンスとなりますが、今度は帝京GKが飛び出してクリア。両者一歩も譲らない前半は0-0で終わります。

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この両チームは関東大会と総体の予選でも対戦していますが、思い返せばどちらも拮抗した激しい内容の試合でした。この試合もまだまだ凄いことになる、そう予感しつつ後半開始の時間となりました。

後半立ち上がり、帝京が一気に東海大菅生ゴールに押し寄せます。13分には左サイドでタメを作った8番の選手から10番の選手へ、そこからクロスが上がり17番の選手が頭で合わせる流れるような攻撃も出てきます。17分には再び左サイドからボールを入れ次々とシュートを打ちますが、東海大菅生の体を張った必死の守備をこじ開けることはできませんでした。

今度は東海大菅生が流れを引き寄せます。18分に8番の選手のセンタリングから合わせると、23分、25分と10番の選手がシュートしますが、隙を見せない帝京ディフェンスが攻撃を凌ぎます。

後半26分、ついに試合が動きます。ここまでも攻撃のアクセントとなっていた帝京8番の選手が、左サイドに出たボールへ走り込むと、飛び出してきた東海大菅生GKを巧みにかわすシュートでゴールネットを揺らしました。帝京は直後の28分にもコーナーキックをニアサイドで合わせる決定機がありましたが、これは東海大菅生GKが素晴らしい反応で弾きます。

後半ラスト10分、後が無い東海大菅生はチーム全体が前に出てゴールを目指しますが、帝京の堅牢な守りをなかなか崩せません。そして迎えたロスタイム、右サイドからのセンタリングを、15番の選手が混戦の中で押し込んで試合を振り出しに戻します。壮絶な試合の行方は延長戦に委ねられることとなりました。

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延長前半の10分間は目まぐるしく過ぎて行きました。帝京がセットプレーから次々とチャンスを作り、東海大菅生が懸命に守る時間が続きます。7分には、東海大菅生7番の選手のクロスのこぼれ球を19番の選手がコントロールしてシュートに持ちこもうとしますが、帝京DFがすかさずカット。続く9分、帝京18番の選手のゴール正面からの強烈なシュートは、東海大菅生GKがこの日何度目かわからないファインセーブでゴールを割らせません。

延長後半に入っても両チームの勢いは全く衰えません。6分に東海大菅生がクロスボールのこぼれ球を押し込もうとするも帝京DFがブロック。8分には全く逆の場面がありましたが、今度は東海大菅生DFがシュートを打たせません。こうしてお互いに力をぶつけ合った100分間のプレータイムが終了し、勝負はPK戦へと持ち越されます。そしてこれを制した帝京が決勝戦への切符を勝ち取りました。

試合後の東海大菅生イレブン、そして応援団からは敗れてなお爽やかな印象を受けました。帝京をここまで追いつめられるチームはそう多くはありません。西が丘の歴史に大きな足跡を残したことを誇りに感じて欲しいと思います。また個人的なことで恐縮ですが、今年東海大菅生の多くの試合を見せて頂けたことを幸運に思いますし、深く感謝しています。

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私みたいな素人が言うのも失礼かと思いますが、今年の帝京イレブンの勝負強さは本物です。同じ相手と3度死闘を演じ3度とも勝つのは並大抵のチームにはできません。3大大会東京完全制覇まで残るはあと1試合。最後の相手は、成立学園です。

取材:コータロー(速報隊1号)&ぬまちちぶ(速報隊2号)&カトリーヌ

2009年10月24日 (土)

帝京vs私武蔵

駒沢第2球技場のラストゲームは16:45キックオフ。陽が落ちてひんやりとした空気の中で始まりました。

試合は帝京のゴールで幕を開けました。前半4分、7番の選手が目の覚めるようなミドルシュートをネットに突き刺し、早々とリードを奪います。

サッカーほど前評判が当てにならないスポーツもありません。グラウンド上では最後まで何が起こるかわからないものです。それがわかっていても、帝京のいきなりの先制点に「一方的な試合になるのだろうか」との考えが頭をよぎってしまいました。しかし、この考えが間違いだったことを、すぐに武蔵イレブンが教えてくれます。

空中戦でのぶつかり合いや1対1の局面ではフィジカル面で上回る帝京が圧倒しますが、ゲーム全体ではお互いに攻め合う魅力的な展開となりました。武蔵が前半10分に右サイドを起点としてGKと1対1のチャンスを作れば、帝京は17分にオーバーラップしたDFの強烈なシュートで追加点を狙います。熱心な武蔵応援団の歓声も加わり、すっかり暗くなったグラウンドに熱気が満ちてきました。

前半25分を過ぎたころから、帝京が攻める時間が続くようになります。27分には再び7番の選手がミドルシュートを決めてスコアを2-0とします。右サイドでボールをもらってから、中へと持ちこんでの素晴らしいシュートでした。ここから前半終了までは帝京の猛攻となりますが、武蔵はチーム全員での体を張った守備でゴールを割らせません。帝京の2点リードでハーフタイムを迎えます。

後半立ち上がりも帝京ペースで始まりました。6分に帝京7番の選手が右サイドからのクロスボールをヘディングで決め、見事ハットトリックを達成します。ボールを支配しさらなる得点を狙う帝京と、押し込まれながらも懸命な守備からカウンターのチャンスをうかがう武蔵といった構図となっていきました。後半18分には20番の選手のゴールで帝京が4点目を奪います。

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後半20分、30分と帝京主導で時間が経過していきますが、両チームとも全く疲れを感じさせない全力でのプレーを披露し続けます。追いかける武蔵イレブンからは、何とか一矢を報いたいという強い気持ちが伝わってきました。前線でなかなかパスを繋げることができず、主にセットプレーからチャンスを狙いますが、帝京守備陣の堅い牙城を崩すことができません。終始試合をコントロールし続けた帝京が4-0で勝利し、準決勝進出を決めました。

帝京の次戦は、この日攻撃が爆発した東海大菅生との顔合わせとなります。息つく暇もない激しい展開となること必至の、素晴らしい試合となることでしょう。楽しみですね。

最後まで諦めず全力プレーの武蔵イレブンには拍手を贈らせて頂きます。ギリギリの人数でここまで勝ち上がってきたこと誇りに思ってください。また、応援団の皆様の暖かさも印象的でした。来年も是非注目させて頂きたいと思います。

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取材:コータロー(速報隊1号)&kumazemi(速報隊4号)&補助ゲリラ(運転手)

修徳vsかえつ有明

薄暗くなった中行われた駒沢補助競技場第4試合は修徳対かえつ有明です。

ゲームは、前半3分のショートコーナーをシュートまで持っていった場面や、前半7分の左サイドからゴール前に切り込んでのシュートなど、序盤はかえつ有明優勢でゲームが進みます。両校とも豊富な運動量を武器に、かえつは巧みな技術、修徳はお馴染みサイドのスピードと、お互いカラーを出しながら戦います。前半9分には、修徳が左サイドからのFKに9番の選手がヘディングで合わすチャンスがありましたが、これはかえつ有明GK正面でした。

かえつ有明は足を止めず、球際にも強いプレーを見せ、修徳にチャンスらしいチャンスを与えませんが、前半18分、ついにこれぞ修徳という展開が生まれます。それは、修徳左サイド11番の選手からの展開です。しかし、何回も戦っているであろう両校、勝手知ったるかえつ有明もなかなか決定機を作らせません。

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前半30分を回ったころから、序盤押し込まれていた修徳もペースを取り戻していきますが、かえつ有明は守備の集中が切れることはなありません。前半37分には、かえつ有明が右に大きくできたスペースに走りこんだ4番の選手を使ったカウンター気味の攻撃を見せ、クロスからシュートにつなげる攻撃を見せましたが、ゴールを割るまでには至りません。すると、今度は修徳が前半39分、ペナルティエリアすぐ外からフリーでミドルを打ち込みますが、かえつ有明GKが素早く反応、こちらも得点を許しません。

前半終了間際は両チームともゴール前の攻防がとありましたが、締まったゲーム展開のまま0対0で前半を折り返します。

後半もかえつ有明の攻撃で幕を開けます。右CKを3連続で得ますが、修徳に空中戦を挑むのは不利とみたか、ショートコーナーを多用、しかし修徳の厚いディフェンスに阻まれシュートまでは持ち込めません。そして、このゲームの最初のゴールシーンは思いもよらない形で迎えます。

かえつ有明CK3連発直後の後半3分、かえつ有明が右から攻め込んできた修徳の選手にペナルティエリア内でファウルを犯してしまい、なんと修徳がここでPKを得ます。これを修徳7番の選手が落ち着いて決め、先制点が修徳に入ります。相手を見て戦術を決めるというより、自分たちのストロングスタイルを愚直なまでに貫く修徳ですが、ゴールは得意のサイド攻撃ではなくPKからでした。

これで勢いに乗った修徳は、これでもかこれでもかと左サイド11番を起点とした攻撃を仕掛け、かえつ有明がこの左サイドに気を取られていると逆サイドに振ったりと、いいリズムになっていきます。後半8分には、この左サイドからのアーリークロスにヘディングシュート、続く9分には、これまた左サイドからの低い弾道のクロス(これは中央合わず)、さらに11分にはCKからボレーと、立て続けにかえつ有明ゴールを脅かします。この修徳の両サイドを広く使ったスピーディな展開は見ごたえがありました。

しかし、これを耐えたかえつ有明も反撃を開始、高度なテクニックに、ダイレクトプレーを織り交ぜ、フィジカルの強い修徳守備陣を振り回し始めます。そして、後半16分にはカウンターから4番の選手が修徳GKと1対1になる決定的チャンスが来ますが、修徳GKがハラルド・シューマッハー(古い!)ばりの信じられないスーパーセーブで阻止します。これは本当にすごかったです。このあたりから激しいゲーム展開になりました。だんだん時間がなくなってきた後半37分、かえつ有明がFKをゲット、これを直接狙い、こぼれ球にも反応して詰めますが、惜しくも枠外でした。

そして、このピンチを凌いだ修徳は、終了間際の39分、今まで繰り返し仕掛けてきた修徳11番の選手のクロスに6番の選手が合わせてゴールを決め、勝負を決定づける2点目を奪いました。そして、試合はこのまま終了、この激しいゲームは2対0で修徳が制しました。

かえつ有明の技術、運動量、パスワークはすばらしいものでした。ただ、勝利の女神は毎年ロッベンみたいな選手を擁し、シンプル&スピーディなサイド攻撃という歴史的スタイルを持つ修徳に微笑んだのです。

次の準決勝、修徳は東京朝鮮との試合です。修徳にとって西が丘は帝京の次に庭みたいなものですが、相手の東京朝鮮は相当手ごわいです。特にエースの10番ユン・ヨンスン選手は高校生レベル超えてます。この点も含めてみどころの多い、激しい準決勝になるでしょう。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)&kumazemi(速報隊4号)

2009年10月23日 (金)

東京朝鮮vs保善

駒沢補助競技場準々決勝第3試合は保善対東京朝鮮です。

序盤、激しいボールの奪い合いがありながらも、5分が過ぎたあたりから東京朝鮮が流れを掴んでいきます。前半8分、東京朝鮮14番の選手がペナルティエリアの外から打ち込んだ枠を捕らえたシュートは、保善GKのパンチングで得点には至りませんでした。

この勢いのまま、前半11分でした。東京朝鮮7番の選手ががゴール前に持ち込み、保善GKをかわして打ったシュートは見事に保善ゴールに決まり、東京朝鮮が先制します。そして、その3分後の前半14分、東京朝鮮はCKからのこぼれ球を11番の選手が押し込んで立て続けにゴールを決め、2対0となります。ここから東京朝鮮押せ押せになりますが、保善もここで一気に3点目決められますとかなりきつくなることから、集中して守り、徐々に盛り返していきます。

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しかし、東京朝鮮エース10番の選手が、高い個人技で相手DFをひきつけたまま一瞬で外して放った強烈なシュートを見て、これは保善が流れを奪い返すのはそんなに容易ではないなと感じました。

このまま東京朝鮮の流れで終わるかと思えた終了間際の前半39分、保善は右CKからのボールを10番の選手がドンピシャのヘディングで1点を返します。この時間帯の追撃ゴールで、勝敗の行方は全くわからなくなりました。保善が後半どう巻き返すのかを想像しつつ、ハーフタイムに入ります。

しかし、後半開始早々の2分、東京朝鮮エース10番の選手がドリブル突破を図って、GKと1対1になり、これを落ち着いて決めて3対1となります。立て直しの機会を伺う間もなかったこの時間帯の追加点は、保善にはかなり効いたのではないかと思います。これでスコアは3対1となります。

それでも反撃を狙う保善は後半10分、右サイドからのロングボールに8番が胸でトラップしてからのシュート、しかし、東京朝鮮DFはこの選手にきっちり体を寄せ、自由にさせないハードな守備で阻止します。ここからは東京朝鮮がテンポ良く中盤でパスを回し、保善ゴールを向いてプレーする時間帯が長くなっていきます。

押し込まれた保善のディフェンスラインもやや下げざるを得ない状態となり、カウンター攻撃が増えますが、ラストパスを高い精度で供給することが出来ず、決定機を創出できません。

後半24分には東京朝鮮10番の選手の威力のあるミドルシュートがポストに嫌われ、後半25分には、最後保善DFの意地のスライディングで枠の外へはじき出されましたが、同じく10番の選手が保善GKと交錯しながらもシュートを打つなど、東京朝鮮エース10番の選手を中心に攻め立てます。

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保善もあきらめずに力を振り絞って東京朝鮮ゴールへ仕掛け続けましたが、ゲームはこのまま終了、3対1で東京朝鮮が準決勝進出を決めました。

最後まで東京朝鮮にくらいついた保善にはすごい闘志を感じましたし、東京朝鮮エース10番の選手の高校生離れしたプレーもあって、見ごたえのある素晴らしい準々決勝でした。東京朝鮮は久々の西が丘で名門修徳との準決勝、しかも一発勝負です。

このカードは間違いなくすごい試合になります。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)

2009年10月22日 (木)

都東久留米総合vs日本学園

駒沢補助競技場第2試合は、今大会初戦で早実を破った日本学園と都東久留米総合の組み合わせとなりました。

立ち上がり早々、日本学園が左サイドからファーサイドへ入れたクロスにヘッドで合わせるチャンスがあり、続く前半6分には右CKからの二次展開でペナルティエリアまで攻め込みます(ここはファウルを取られてしまいました)。

一方、東久留米も右サイドのオープンスペースに出たボールを中央へ折り返してのシュートや、FW12番の選手ががフリーで持ち込んでのシュートを打つなど応戦、立ち上がりは両チームともに良い形を作ります。そして前半13分、最初の決定機が日本学園に訪れます。これは左サイドからのセンタリングに逆サイドでフリーで受けた11番がそのままDFを交わすというものでした。しかし、このピンチは東久留米GKが正面でセーブします。

続く前半16分、今度は東久留米が右サイドから5番の選手がが中央へ持ち込み、体勢を崩しながらも打った見事なシュートを放ちますが、得点に至ることが出来ません。日本学園は守備に敷いた4バックがきっちりとブロックを形成、東久留米に有効なスペースを与えない守備を集中して行います。

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ゲームが動いたのはこの後前半24分でした。東久留米10番の選手が中盤に空いたスペースにドリブルで進入、いったん右サイドへ出したボールが再び10番の選手につながってできたゴール前混戦から、日本学園DFを押し込むようにシュート、これがゴールに吸い込まれて東久留米が先制します。

先制され、前半のうちに追いついておきたい日本学園は、前半32分、相手のミスからボールを奪い、素早く展開、右サイド8番の選手から繰り出されたクロスにヘッドで合わせ、そのセカンドボールにフリーの10番が反応してシュートまでいく場面がありましたが、東久留米DFも必死に守り、前半はこのまま東久留米1点リードで終わります。

後半早々、日本学園はFKのチャンスに、ボールが飛び出した東久留米キーパーの頭上を越えていく場面がありましたが、これは惜しくもラインを割ってしまいます。1点ビハインドで攻め立てる日本学園に対し、リードする東久留米はやや守勢にまわり、この時間における中盤での優位性は日本学園にありました。ここで、この流れを変えようとしたか、東久留米ベンチが先に動き、選手交代を行います。

後半15分過ぎから20分あたりも、日本学園はサイドから、中央からと攻撃の手を緩めることなく東久留米を攻め立てますが、東久留米DFの集中力はすばらしく、そう易々とチャンスを作らせません。それでも攻め続ける日本学園は、後半31分、敵陣ペナルティエリアすぐ右での決定的チャンスを掴みますが、ここも東久留米DF2番のスライディングで好機を逸してしまいます。

忍耐の時間を乗り越えた東久留米は、後半37分、パスを何本か繋いだ後、左サイド11番がミドルレンジのシュートを放ちますが、そのボールは日本学園GKの手を弾き、クロスバーに当たったところを9番の選手が押し込んで追加点をもぎ取ります。この時点で残り時間3分、しかし、日本学園は決してあきらめず、怒涛の攻撃を見せ、18番の選手のシュートで1点を返します。しかし、あまりにも時間がなさ過ぎました。日本学園の反撃もここまでとなり、2対1で都東久留米総合の名において初の西が丘行きの切符を手にしました。

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この東久留米の勝利は、苦しみながら勝ち取った貴重な勝利です。次戦は実践学園ですが、少し時間が空きます。必ず課題は修正されて臨んでくることでしょう。準決勝が楽しみです。

実は私たちkumaゲリラの中では、日本学園をダークホース的存在と見ていました。そして、カギは準々決勝と見ていたのですが、やはりここがポイントでした。しかし、早実を破って城北に大勝してのブロックベスト8は立派です。次の世代のチームにも期待しています。

補助競技場は低い視点で見ざるを得ないゆえ、ところどころ見間違い、見落としがあるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)

2009年10月21日 (水)

実践学園vs都国分寺

駒沢補助球技場で行なわれた準々決勝第1試合は実践学園と国分寺の顔合わせでした。

試合開始のホイッスル後まもなくの立ち上がりは、まず実践学園が仕掛けます。すぐに、シンプルなパスを繋ぎながら、サイドへ展開、右サイドから入ったクロスに合わせてゴール前でヘディング、そしてそのこぼれ球を詰めるシーンがありました。しかし、これは惜しくもクロスバーに阻まれます。

このビッグチャンスを機に実践学園がペースを掴みます。前半8分には中央から打ったシュートがゴールキーパーを越え、無人のゴールに吸い込まれていくような場面がありましたが、国分寺DFが必死に戻ってゴールライン手前でクリアします。

国分寺も押されたままではなく、15番の選手がスルーパスに鋭く反応した2列目から一瞬にして飛び出し、巧くあわせてシュートチャンスを作りますが、これは惜しくも決めることが出来ません。前半は両チームともに何度と無くチャンスをつくるものの、得点に繋げることが出来ず、0対0まま終了します。

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後半に入ってから、実践学園がサイドを使った攻撃で国分寺を攻め立てますが、前半にも増して国分寺のディフェンスラインは統率され、高い集中力で堅固な守備網を築きます。しかし、徐々に実践学園の高いクロスに長身12番の選手の高さを活かしてゴールを狙う場面も増えていきます。しかし、それでも国分寺ディフェンダーはきっちりと体を寄せ、決してフリーでは打たせません。

一方、国分寺はややディフェンシヴになりながらも、タイミングを見計らってはカウンター気味の攻撃を仕掛け、特に一気にスピードを上げてドリブルで持ち込む10番の選手が目を引きました。後半31分には、この10番の選手そのままドリブルで持ち込んでシュートを撃ちますが、実践学園GKがこれをファインセーブ、守備の堅い両校の痺れる試合展開になってきます。

結局、守備が崩れなかった両チームの攻防は前後半80分では決着がつかず、延長戦へともつれ込みます。

延長に入ってからはやや地力に勝る実践学園が押し気味に展開、延長前半3分には実践学園9番のヘディングシュート、続く9分には19番のダイナミックなボレーシュートと実践学園の好機が増えていきます。しかし、国分寺の堅い守備を崩すことが出来ません。

国分寺もロングボールを駆使して繰り返しカウンターを狙いますが、実践学園のディフェンスも国分寺に負けず劣らず堅固で、落ちついてきっちりこれに対応します。

しかし、決着をつるプレーは突然起こりました。このまま無情のPK戦かと思われた延長後半8分、実践13番の選手でしょうか、クロスボールに見事なヘッドで合わせてドンピシャリと決め、ついに国分寺ゴールを打ち破りました。そして、結果的にこれが西が丘行きを決める値千金のゴールとなりました。

試合終了とともに崩れおちる国分寺イレブンを見て、何とも言えない気持ちになりましたが、実践学園応援団が用意されていた団扇の裏面にある「心で勝負」の文字が目に入ると、本当にこの心で負けなかった実践学園のゲーム内容に感動を覚えました。

実践学園は西が丘の舞台で都東久留米総合との準決勝ですね。国分寺高校の分まで精一杯プレーしてください。

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大いに期待しております。

取材:ぬまちちぶ(速報隊2号)

2009年10月20日 (火)

東海大菅生vs堀越

Aブロック準々決勝、駒沢第二の第3試合です。この時点で私は親指のみならず、腰と首も痛くなってきておりました。しかし、ゲームの方は、動きにくくなった親指をさらに高速に動かさざるを得ないほど激しい試合になりました。

ゲームは、開始直後から堀越が優位に進め、前半3分4分と立て続けにチャンスを掴みます。特に4分の左サイド突破からのクロスに合わせた攻撃は、堀越のコンディションの良さを感じました。

対する東海大菅生はこの流れるような堀越の攻撃に相手を捕まえきれておらず、劣勢を強いられます。このような展開の中、前半9分でした。これまた絶妙なスルーパスからのクロスに10番の選手が合わせて堀越が先制します。

さらに続く前半10分、またもサイドから仕掛けた攻撃で東海大菅生GKがペナルティエリア外まで引っ張り出されてしまい、がら空きになったゴールにまたも堀越10番の選手が正確なロングキックでゴールに蹴りこみ、あっという間に2対0となります。両手を挙げる堀越10番の選手のそばでは、東海大菅生の選手達が何が起こったのかわからないような顔で立ちすくんでいました。

しかし、この堀越の疾風怒濤の2得点が眠れる獅子を起こすことになります。

ベンチからの指示も飛んでいたものの、2点ビハインドとなった東海大菅生はもはや吹っ切れたか俄然動きが良くなり、2点目を失した2分後の前半12分、左SH7番の選手の物凄いダイレクトボレーが決まり、1点差に詰め寄ります。速報にも書きましたが、一生懸命堀越2点目を携帯に打ち込んでいる間にこのゴールが生まれ、申し訳ないのですが見逃してしまいました。

これはえらいことになってきたと思っていた矢先の前半15分、東海大菅生エース10番の選手が中央をドリブル突破、スピードで堀越DFラインを引きちぎってシュート、GKが必死にセーブして弾いたところをきっちり詰めて同点ゴール、あっという間に試合が振り出しに戻ります。

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ここから完全に目を覚ました東海大菅生が猛然と堀越に襲い掛かり、前半29分には右CKから、先ほどドリブルで堀越を切り裂いたエース10番の選手がヘッドで決めて3対2と逆転、35分には中央攻撃からまたもや10番の選手が抜け出してシュートを決め、4対2となります。前半はこのまま東海大菅生2点リードで終了しました。

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前半壮絶な点の取り合いとなったこの試合、後半はさすがに落ち着くかと思われましたが、2点先行をあっという間にひっくり返された堀越は心の切り替えができなかったのか、後半開始早々の5分にカウンターから11番の選手のクロスに9番の選手にダイレクトで合わされて5点目を失ってからは、東海大菅生タイガー軍団に一方的に攻撃されてしまいました。

見ていた感じでは、堀越イレブンから焦燥感はなく、いつもどおりのプレーをしようという雰囲気を感じましたが、精神的に優位に立った東海大菅生に抗う力はなくなっていたのかもしれません。

この後、後半30分には、これまたカウンターからの左クロスに9番の選手がダイレクトで蹴り込み6点目、後半34分には右CKからのゴール前混戦で6番の選手が押し込み7点目、結果的に2点先行された東海大菅生が、その後7点取り返すという大逆転を演じ、西が丘行きの切符を手にしました。

昨年の選手権は地区予選敗退とここ最近は苦しんでいる感がある堀越ですが、今年は2勝してブロックベスト8まで来ました。

私は、堀越の平成元年の都大会決勝も平成3年の都大会決勝も西が丘で見ました。今年の都大会2勝を足がかりにぜひ復活してほしいと思っています。

こう考えると、見たわけでないのにこんなこと言うのもおこがましいですが、帝京、暁星、修徳のように、東京で何十年もずっと上位の強豪校として存在し続けているということはものすごいことであり、関係者の皆様の熱意と努力は、それはそれは並大抵のことではないに違いないということがよくわかります。

この第三試合が終わった時点で、私は放心状態となりました。

2009年10月19日 (月)

成立学園vs駒大高

この日は大学院の1単位捨ててまで4試合速報に臨んだところ、第一試合の熱戦ですでに親指がよく動かなくなってきた状況の中、第二試合が始まりました。昨年、決勝進出でベスト4のカベを乗り越えた駒大高校の登場です。しかし、相手は成立学園、これも興奮するゲームとなりました。

駒大高はいつもの赤黒じゃなくて白のユニフォーム、成立学園はお馴染みブルーの縦じまです。見どころはどう考えればいいかなぁ、なんて考えていた前半2分、あっという間に成立学園が先制します。駒大高ゴールまでかなり距離のあるやや右側深い位置で得たFKをファーサイドの放り込み、その競り合いから生まれたセカンドボールを8番の選手が押し込んだものです。あっという間でした。

この後も成立学園は小柄ながらスピードがあり、ピッチを縦横無尽に走り回る11番の選手を核弾頭に攻めまくり、駒大高が押し込まれていきます。前半15分にはこの成立学園11番の選手がそのスピードで中央を抜け出し、GKと激突して一時フィールド外で手当てを受ける場面もありましたが、すぐ戻ってきたところみると相当体も強そうな感じがしました。

先制され押し込まれながらも、時間の経過とともに落ち着いてきた駒大高ですが、前半19分にスピードに乗ったワンツーから11番の選手が強烈なミドルを放つなど、盛り返していきます。駒大高が盛り返してくる前に追加点取ってゲームを優位に進めたい成立学園ですが、高さを持つ9番の選手が駒大高キャプテンDF10番の選手にがっちりマークされ、なかなか思うように行きません。それでも前半30分に見せてくれた11番の選手から28番の選手そして8番の選手と流れるようなパスワークによる攻撃は、さすが成立学園と唸ってしまいました。

しかし、前半33分でした。駒大高が右サイドを基点に攻撃を仕掛けてボールを成立学園ゴール付近まで運び、ここでペナルティエリアやや真ん中左寄りの位置取りをしていた7番の選手が、ゴールを背にしてボールを受けたところ、何の迷いもなく振り向きざまに右足一閃、この強烈ミドルが成立学園ゴール右隅に突き刺さり同点となります。いや、このシュートはすごかったです。私、あっけにとられてしまいました。

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前半はこのまま1対1のまま終了、勝負は後半に持ち越されます。

後半に入ってからは、追いついた駒大高がサイドを使った攻撃で成立学園を苦しめ、4分にはそのサイド攻撃から中央にいた同点ゴール決めた7番の選手に通って絶好機となりますが、ここは成立学園GKがすばらしい飛び出しで防ぎました。この後も駒大高、成立学園ともに一歩も譲らず、一進一退の展開となっていきます。

このような1点を争う緊迫した展開で後半中ごろに差し掛かりますと、ベンチワークがポイントになったりしますが、このゲームで最初に動いたのは成立学園でした。後半15分に8番の選手に替えて15番の選手を投入します。すると駒大高は後半20分に6番の選手に替えて18番の選手を投入します。この間、両校ともCKのチャンスがありましたが、後半はあえて甲乙つけるとすれば、やや駒大高の方がリズムが良かったような気がします。

さらに成立学園は後半29分に10番の選手に替えて20番の選手を投入、おおっ!と思いましたが、そこは選手層の厚い成立学園、そしてこのメンバーチェンジが後々功を奏することになります。

後半32分には成立学園がカウンターから駒大高守備陣と3対2の優位な局面を作りますがこのビッグチャンスを決められず、すると間髪いれず成立学園は何と11番の選手を下げて16番の選手を投入、ベンチも慌しくなってきます。

さらに、後半39分には、成立学園のセンターサークル付近からのFKから決定的チャンスが生まれます。そして、この決定機はさきほど投入された20番の選手のところに行って彼がそのままシュート!決まったか!と思いましたが、これを駒大高GKが神がかり的セーブでこれを阻止、場内どよめきが起こります。

ここで私は「この試合も延長戦だ」と確信し、右手親指のストレッチを始めようとした矢先のロスタイムに入った後半42分でした。成立学園はゲットした右CKからのチャンスを、後半から投入され、ものの数分前の決定機を阻止されてしまった20番の選手が待ち構えてヘッド、これが駒大高ゴール左に吸い込まれ、2点目が入ります。直後に終了のホイッスル、成立学園が後半ロスタイムにコーナーキックからヘッド一発決勝点を上げるという劇的な幕切れになりました。

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第一試合は暁星がロスタイムにコーナーキックから同点弾、第二試合は成立学園がロスタイムに同じくコーナーキックから決勝弾です。野球で言えば9回裏二死走者なしからの起死回生の同点ホームランとサヨナラホームランです。

敗れた駒大高ですが、前半こそ主導権握られたものの、その後盛り返して成立学園をかなり追い詰めました。正直、後半は駒大高の流れだったと思います。キャプテンDF10番の選手は昨年もレギュラーで前から見ていますが、すばらしいボディスタイル持ってますね。ぜひ卒業後もプレイを続けて欲しいです。

しかし、この後の第三試合が、ここまでの二試合とは打って変わって速報が追いつかない壮絶なゲームになろうとは、この時点では誰も思ってもいなかったはずであります。

kumazemi's favorite players 2009:駒大高の9番

2009年10月18日 (日)

暁星vs都駒場

見事な秋晴れの駒沢第二会場、準々決勝第一試合です。私は初めての4試合フル速報隊員として9時前に現地入りしました。

駿台学園を寄せ付けず、國學院久我山にも完勝したここまでの戦いぶりから、暁星はかなり強いと思っていましたが、さすが山下監督率いる都駒場、そうは問屋がおろさない、名門を土俵際まで追い詰める見事な戦いぶりでした。

ゲームの方は開始直後から地力に勝る暁星が積極的に攻め込みます。1分にはゴール前混戦からファーストシュート、続く2分にも右サイド大きな展開から決定機を掴むなど、受ける姿勢の全くない雰囲気でした。

対する都駒場も前半7分にこの日最初のシュートを放ちますが、直後の8分、暁星左サイド展開から中央14番の選手にクロスバーかすめるシュートを浴びるなど、序盤は都駒場やや劣勢で展開していきます。

都駒場は技術が高くスピードのあるFW11番の選手を中心に攻撃を仕掛けるのですが、いかんせん1人では國學院久我山を完封した暁星守備陣を崩すことはなかなかできません。しかも、暁星は寄せも速くプレッシャーがきついので、最終ラインでボールを奪っても、浅い位置で待ち構える暁星4番、8番、16番の選手達の定置網に引っかかってしまい、攻撃への構築がなかなかできません。

しかし、都駒場はよく耐え、集中して守って失点につながるような危機は回避していきます。前半はこのような感じで暁星が優勢のまま終わりました。

後半に入ってすぐ、いきなり上述都駒場の11番の選手が、持ち前のスピードを活かしてドリブルで中央突破を図ります。スピードのある選手は往々にして細かい技術が不足している場合がありますが、この選手は技術もかなり高いレベルにあります。昨年の帝京にいた奥山選手みたいな感じです。

そして後半8分でした。会場がおおっとどよめくシーンが訪れます。

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守備を修正し、リズムを取り返してきた都駒場がスピーディな展開からファインゴールを決めます(上の写真)が、これは無情にもオフサイド。前半押し込まれていた都駒場が先制か!という、ゲーム展開的には最高のシーンは幻となってしまいました。しかし、ハーフタイムで指示があったのでしょう、その修正ポイントを具現してリズムを取り返し、あわや先制かと思わせたこの情景は都駒場に勢いを与え、逆に暁星から前半のようなリスクを恐れないアグレッシヴさを奪っていきます。

続く後半11分には、都駒場の5番の選手と11番の選手が見事なワンツー、これが暁星のファウルを誘ってFKをゲット、そしてこのFKを10番の選手が直接狙うも惜しくも右サイドネット直撃、これで完全に前半と打って変わって都駒場が息を吹き返しました。

ここから両軍ベンチが動き出します。まずは後半12分に都駒場が3番の選手に替えて13番の選手を投入、すると今度は暁星が10番の選手に替えて5番の選手を投入、するとその1分後に都駒場が7番の選手に替えて14番の選手を投入と総力戦の様相を呈してきます。

そして後半20分でした。暁星GKのちょっとしたミスを突いてボールを奪った都駒場がその折り返しを頭で押し込み、先制します。

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よもやの先制を許した暁星はここから猛反撃、連続攻撃で攻めたてますが、その最中の後半36分、都駒場ベンチは流れを断ち切ろうとしたか、何と攻撃の中心11番の選手に替えて20番の選手を投入、残り数分になってボルテージは最高潮に達します。

すると後半38分でした。暁星が激しく攻め立てる中、ドリブル突破を試みた3番の選手が都駒場の選手の体を張ったディフェンスで負傷、そのまま担架で運び出されます。続行不可能と判断した暁星ベンチは間髪入れずに20番の選手を投入、両校激しい戦いでここまでもところどころピッチに倒れこむ選手はいましたが、ついに負傷退場者が出てしまいます。

試合再開後の暁星FKの場面、すでに私の腕時計は後半40分を指していましたが、このFKを13番の選手が祈る気持ちで直接狙いましたが、ボールは無情にもクロスバーの上を通っていきました。この時、暁星応援席ではぽつぽつと席を立ち始める方がいらっしゃいました。実際、私も暁星これまでか、と思いました。

しかし、天は暁星を見放しませんでした。もうこれで正真正銘最後のワンプレーだった後半44分の暁星左CK、都駒場が必死にクリアしたボールが暁星選手の前へこぼれ、それを思い切りミドルシュート、すると都駒場の選手に当たったこぼれ球がこれまた絶好の位置へ弾き出ていき、暁星がこれをズバッと決めて、何と最後の最後、土壇場で暁星が同点に追いつきます。歓喜する暁星イレブンにうなだれる都駒場イレブン、あまりにも対照的な両チームを見て、理屈もへったくれもなく、一瞬の偶然で点が入ってしまうサッカーとは、何とエキサイティングで残酷なスポーツなのかと思いました。

ゲームはこの後、延長戦に入り、前後半暁星優勢の展開でしたが、土壇場で追いつかれた都駒場も気力を振り絞って守ってPK戦までもつれこみましたが、西が丘の切符は暁星が手にしました。

それにしても、林先生対山下先生と別の切り口での観方もできたこのゲーム、やはりもつれにもつれて興奮するゲームとなりました。それは地力で勝る暁星相手に必死にプレーした都駒場の選手達の奮闘によるものと言って間違いありません。

それにしても、「西が丘サッカー場」というのは、東京の高校生のいろんな部分を引き出します。しかし、この時点ではまだ、僕はこの日、この会場で、このようなシーンを再び観ることになるとは、全く想像していませんでした。

kumazemi's favorite players 2009:都駒場の11番

2009年9月27日 (日)

堀越vs東京実業

菅生学園学びの城グラウンド、第2試合は堀越と東京実業が登場です。

堀越は細かいパス回しからの組み立て、東京実業はロングボールをシンプルにターゲットへと当てていく展開で、試合は幕を開きます。最初に決定機を迎えたのは東京実業。前半10分に右サイドからのクロスをファーサイド14番の選手が頭で折り返すと、ペナルティエリア中央の9番の選手がこれをトラップ。背中にDFを背負った状態から振り向きざまにシュートします。GKが防ぎましたが、鮮やかな流れ、動きのプレーでした。

堀越は直後の12分、中盤でボールを奪うと9番の選手がドリブルで上がっていきます。そのままエリア内へと侵入しシュートを決めて先制に成功しました。

このゴールで勢いがついたのか、ここから堀越の時間帯が始まります。中盤で素早くタイトな寄せを徹底し、東京実業の選手がボールを持ってもなかなか前を向かせません。攻撃に切り替わってからは右サイドに流れる9番の選手を起点として、追加点のチャンスをうかがいます。時にワンタッチでボールを捌くテンポの良いサッカーを披露しました。

思うように前に出られない東京実業ですが、ここぞという場面ではしっかりとフィニッシュまで持ちこみます。前半20分にはカウンターから14番の選手がシュート。また34分には積極的なミドルシュートもありました。前半は堀越1点リードのまま終了します。

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後半立ち上がりは両チームともゴールへの強い意志を感じられるプレーが目立ちました。2分には東京実業の8番の選手だったでしょうか、シュートを放ちますが堀越GKがナイスセーブ。5分には今度は堀越が右サイドからのパス交換でシュートに持ちこみますが、これはクロスバー上へと外れます。どちらにゴールが入ってもおかしくない状況の中、東京実業は後半6分にFW11番の選手を投入し前線の活性化を図ります。

後半11分、堀越に追加点が生まれます。中盤から右サイドへ見事にパスが通ると、前半からポイントとなっていた9番の選手が再び持ちこんでシュート。リードを2点に広げます。東京実業は後半15分に20番の選手を投入し局面打開を狙うと、19分にはセットプレーからチャンスとなりますが、ゴールには結びつきません。そして後半24分、堀越に3点目が入りスコアは3-0となりました。

さあここから!という時間帯に得点されリズムが途切れてしまった東京実業ですが、ラスト10分も諦めることなくゴールを目指します。しかし堀越は選手交代などで中盤での激しいプレッシャーを最後まで緩めず、チャンスの芽を摘み取っていきました。後半37分のミドルシュート、39分のフリーキックなど惜しい場面もありましたが、堀越守備陣の厚い壁は最後まで崩れません。このまま堀越が3-0で勝利を手にしました。

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堀越の動きのある中盤は魅力的でした。東海大菅生との次戦は相当に激しい試合となるのではないでしょうか。この試合で2点を決めた9番の選手がいる堀越右サイドと、東海大菅生DFのマッチアップは見応えあると思います。

2009年9月26日 (土)

東海大菅生vs足立学園

壮大な自然に囲まれた菅生学園学びの城グラウンド。正午に第1試合がキックオフとなりました。

強豪校同士の対戦ということもあり序盤から動きのある展開になるだろうと予想していましたが、その通り両チームとも素早い寄せで激しくボールを奪い取りにかかる、中盤での主導権争いでゲームの幕が開きます。どちらもしっかりとパスをつないで攻撃を組み立てたいという意図伝わってきました。

先手を取ったのは足立学園。前半6分に右サイドを突破しゴールライン際から折り返しのボールを入れると、6番の選手だったでしょうか、ゴール左サイドネットにきれいに流し込みます。しかし東海大菅生はその5分後、前半11分にゴール前で高くバウンドしたボールを、11番の選手が巧く頭で押し込み試合を振り出しに戻しました。

ここからもお互いに一歩も譲らない白熱した時間が過ぎていきます。少しずつですが主導権を握っていった東海大菅生が、持ち前の両サイドを広く使ったダイナミックなボール回しで好機を演出します。前半18分にはロングボールから9番の選手のシュートがありましたが、これは足立学園GKがナイスセーブ。この9番の選手は後にも左サイドから切れ込んでゴールを狙うなど、前線でのアクセントになっていました。

中盤をやや抑えられ気味の足立学園は、手数をかけずシンプルに前線にボールを入れてきます。このあたり臨機応変な対応ができるのは見事でした。こちらも9番の選手が右サイドから中へ切れ込む動きを何度も見せ、攻撃陣を活性化させます。前半29分、ハーフウェーライン付近右サイドから、左サイド20番の選手へと見事な対角線のパスが通ります。ドリブルで持ちこんでからのシュートは惜しくも左へ外れますが、素晴らしいプレーでした。

目まぐるしい展開の前半終了間際、結果的に決勝点となるゴールが生まれます。東海大菅生左サイドからのセンタリングを、足立学園DFがクリアしようと足を伸ばしますが、当たったボールはゴールへと吸い込まれました。思いもよらない形で均衡が破れ、ハーフタイムを迎えます。

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後半も真っ向勝負の様相を呈します。両校とも自分たちのスタイルを崩すことなく、サイドを起点とした攻めで次の得点を奪いに行きます。好ゲームと呼ぶに相応しい息をもつかせぬ攻防が続きました。

後半20分、足立学園にビッグチャンスが到来します。中盤から出たスルーパスに、ここまでも独特の存在感を放っていた6番の選手が抜け出してシュート。これは東海大菅生GKがファインセーブで得点を許しません。26分にはクロスボールのこぼれ球を9番の選手が拾い、DFともつれながらシュートしますが、こちらもGKが判断の良い飛び出しで防ぎました。

足立学園にはもどかしい終盤となりました。次々とゴール前でチャンスを作るも、東海大菅生の懸命な守備をこじ開けられず、なかなかシュートで終わらせることができません。この流れは最後まで変わることなく、東海大菅生が激戦を制することとなりました。

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「運」という言葉を軽々しく使うのはピッチで戦い抜いた選手達に失礼だとは思いますが、どうしてもサッカーにおける運の存在を感じずにはいられない試合でした。イタリア代表カラーがカッコいい足立学園イレブンが姿を消してしまったのは残念ですが、先輩達の気持ちを引き継いだチームが見られることを、来年の楽しみにしたいと思います。

東海大菅生の次戦は堀越との試合です。ボールを持つことを基本とする両チームの対戦、どんなドラマが生まれるのでしょうか。

2009年9月25日 (金)

日本学園vs城北

赤の日本学園vs白緑縦縞の城北の試合は12:00日本学園ボールでキックオフしました。

開始1分には早くも日本学園がシュートまで行きますがゴール右に外れます。続く3分にも左サイドを突破してシュートまで行きますが、これは左に外します。 
前半4分、城北は左サイドを突破しFKを得てゴール前の攻防になりますが決定打とはなりません。
前半8分押し気味に展開する日本学園8番が右から切れ込んで中央へドリブルで入り、ミドルシュートを打ちますがクロスバー上へ外しました。

そして前半11分でした。日本学園10番がゴール前でこぼれ球を受け、落ち着いてゴール左へ流し込み日本学園が先制します。
前半15分には城北10番がドリブルで持ち込みますがシュートまでは至りません。続いて城北7番がスルーパスに反応しますが、これは日本学園DFがカバーします。
前半21分、日本学園8番が中央を突破しゴール前へ迫りますがシュートには至らず。 逆に24分には城北8番がこぼれ玉を直接ミドルを撃ちますが、不運にも味方に当り外れます。 

前半25分、城北10番の見事なボール捌きと切り返しに思わず日本学園DFが足を引っ掛けてしまいFKを与えますが得点にはなりません。 前半28分には城北10番へ出たパスを7番へ折り返しシュートしますが、これは日本学園GKがキャッチ、続く29分、日本学園は今度は正面遠目のFKを得て、これをサインプレーで7番が流れたところへ配球し7番がダイレクトシュートを放ちますがゴール右へ外れてしまいます。 ここまでは日本学園の時間帯が続きますが、城北DFも体で日本学園の攻めを跳ね返し守ります。

そして前半35分、日本学園7番が中盤右サイドからドリブルで中へ持ち込み、右足のアウトサイドに掛けたインステップで強烈な弾丸シュートをゴール左へ突き刺し、追加点を奪いました。ジャストミートされ低い弾道のミドルシュートで、これぞ「弾丸シュート」と言えるもので、すばらしい得点シーンでした。
2点を追う城北ですが、前半36分37分とゴール前にせまり、6番が足元に入ったパスをうまくトラップして振り向きざまに反転シュートしますが、日本学園GKがキャッチ、そして前半は日本学園2-0城北で終了しました。

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後半は城北のキックオフで開始します。

直後の後半1分、日本学園がクリアしたボールを城北DFが自陣ゴールへ向かって下がりながら見送り、キーパーに預けようとしたところを狙いすました日本学園8番が城北DFを追い越してGKの前でかっさらい、ゴール右へ流し込み3点目をゲットします。城北守備陣の連携ミスもありましたが、それを予測していたかのように日本学園8番が猛ダッシュで走り込む様は、僅かな可能性でも労力を惜しまず得点に結び付けようとする姿勢が感じられました。

しかし、後半3分、日本学園の選手が反則で一発レッドとなり、日本学園は10名で戦うことを余儀なくされます。そしてその直後、日本学園ベンチが動き前半から精力的な動きで貢献してきた8番に代えて18番を投入します。

その直後の後半7分、日本学園はFKからのボールがゴール前でこぼれたところを押し込み、4点目を追加、更に1分後には日本学園10番が右サイドからのシュートを見事にゴール左へ入れてあっという間に5点目を上げます。サッカーでは一人少なくなった方がいい流れになることはよくあることですが、この日の日本学園も10人で戦っている感じをまったく感じさせません。

その後も日本学園が押し気味で時間が経過して行きますが、後半12分には城北7番がゴール前へ走り込みキーパーと絡みながらシュートしましたが、これは惜しくも右サイドネットに外します。シュートを防ぐために飛び出した日本学園GKは城北7番と交錯して負傷しましたが、何とかその場で手当てをして数分で試合再開しました。

後半20分を過ぎた辺りから城北は左右逆サイドに大きく展開して局面打開を図ります。サイドチェンジのパス精度は高くチャンスへ結びつきそうなのですがなかなか決定的な状況まではいけません。この時間帯でも11人対10人の影響あまり感じられませんでした。

後半途中から日本学園はCF18番を前線に置いて、他の選手は引き気味に試合を進めます。そういう状況の中、城北もミドルを放ちますがクロスバーの上に外れます。 そして29分日本学園は守備固めなのでしょうか11番に代えて19番が入ります。 後半31分には城北も8番に代えて16番が入りました。

後半30分を過ぎた辺りから城北の時間帯となります。ようやく数的有利の恩恵が出てきたのでしょうか?この時間帯の日本学園の攻撃は、3選手のみで他の選手は守備固めなのか前へは出てきません。日本学園は3人のみの攻撃でもシュートまで行きますが得点にはなりません。城北はやや攻め急ぎ始め、ミドルを打ちますが枠を捉えられません。

後半37分には城北のセンタリングを日本学園GKがパンチ、こぼれ玉に両チームの選手がもつれて城北の右CKになります。これを走り込んできた城北7番にニアで合わせてヘディングしますが惜しくもクロスバーを越えます。続く後半39分には日本学園が城北陣の左サイドへ持ち込み細かくパスを回してキープ、これを10番が中央へ向けてドリブルで持ち込み、ゴール左45度から放ったシュートが決まって決定的な6点目を奪います。

後半43分、日本学園は10番を下げて16番を投入、直後に7番が見事なスピードのあるドリブルで左サイドを突破してゴール前へ左から持ち込みます。ここに中央から左方向へ斜めに走り込んだ日本学園18番が7番を追い越し、足元に来たボールをゴールへ入れますが判定は18番のオフサイド。

ロスタイムも5分を過ぎ、一矢報いたい城北は日本学園ゴールへ向けて攻め入りますが、得点には至らず、ゲームはこのまま日本学園6対0で城北を下しました。 後半は10人で3点奪って城北を完封、日本学園はかなり強いです。

※取材:GK16さん(kumaゲリラ最高齢、OVER50)。GK16さんはこの後急いで帰宅、シニアサッカー公式戦に出場したそうです。人生を楽しんでおられます。

2009年9月24日 (木)

都東久留米総合vs東京成徳

後半ユニフォーム東久留米総合対うすい山吹色と濃紺のユニフォーム東京成徳の試合は、強風の中、成徳大学ボールのキックオフで始まりました。

開始早々いきなり東京成徳が東久留米総合ゴール前へ迫りますが東久留米総合が守り逆襲をかけて、前半2分には右コーナーキックを得ますがこれは東京成徳GKがキャッチ。 東久留米総合はダイナモ的な動きで8番が左サイドを駆け上がりますが決定的なチャンスまでは至りません。

前半7分東久留米総合は東京成徳ゴール前で10番がチャンスを作り、左コーナーを得ますが東京成徳GKがキャッチ。 その後も東久留米総合11番が右サイドから東京成徳ゴールラインギリギリを中への突破を試み押し気味に進めます。 この流れの中から東久留米総合10番が右から中へ突破してシュートしますが惜しくもゴール右へ外れます。この時間帯、更に東久留米総合は右からクロスを入れますが、これは成徳大学GKがキャッチ。
前半12分には、東京成徳が右サイドへ展開し粘り強くボールに絡むことでゴール前の混戦に持ち込みますが、これは東久留米総合GKがボールを確保します。

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前半18分、東久留米総合が左サイドを攻めあがって粘り、ペナルティーエリア外の左45°FKを得ます。 この時、東京成徳ディフェンスが負傷し、再開までにしばらく時間が有りました。そして前半19分、FKを東久留米総合8番が見事な右足シュートでゴール左上へ打ち込み東久留米総合が先制します。

東京成徳は挽回を図るため攻め上がり、前半22分には中央からループ気味のミドルを放ちますが、これは東久留米総合GKが必死のジャンプとパンチで、何とかクロスバーに当てて逃れます。 その跳ね返りが幸運にも東京成徳の選手の前へ落ち、フリーでシュートを打ちますが、右へ外してしまいます。会場では悲鳴とドヨメキとため息が渦巻きました。ミドルに始まったこの一連のチャンスは東京成徳にとっては本当に惜しい時間帯でした。

前半24分には東久留米総合が右CKを得て、ファーサイドからニアサイドへ走り込んで来る20番に合わせます。ジャンプヘッドでシュートしますが、惜しくもクロスバーの上へ外してしまいます。
前半32分には東久留米総合14番が右サイドから東京成徳ゴールライン上を中へ切り込んで行きグラウンダーでマイナスのセンタリングを入れますが、これは合わずに逆サイドのタッチラインまで転がってしまいます。 14番の迫力のある突破でした。

前半36分、今度は東京成徳が左サイドでFKを得ます。これを9番に合わせてヘディングシュートに持っていきますがクロスバーの上へ外れてしまいます。 この直後に東久留米総合は右サイドで11番へスルーパスを通そうとしますが、これは東京成徳DFが見事なカット。

前半39分、東京成徳10番が右サイドのペナルティーエリア外で倒されてFKを得ます。これを低い弾道でゴール前へ入れますがDFがカット。更に東京成徳の右サイドバック(だと思います)5番がクロスを入れますがこれもクリアされてしまいます。

前半40分、東久留米総合は右サイドの長い距離を自陣からドリブルで駆け上がります。この時、同時にゴール前へ向かって何と5人もの選手が走り込んで行きました。すごい迫力の攻め上がりでしたが残念ながらクロスは合わず決定的なチャンスまでは行きません。

そして前半は東久留米総合1対0東京成徳で終了しました。 

大きな影響は無いようですが試合開始時に比べて少し風が弱まった中、後半は東久留米総合のキックオフで始まりました。 東京成徳ベンチは後半から1名を交代投入しました。

後半開始から数分間、東久留米総合の時間帯が続き、24番が低い弾道のシュートまで行きますがこれはGKがキャッチ。後半6分には東京成徳8番が東久留米総合DFを細かくかわして6番へパスします。これを6番がシュートしますが高過ぎました。7分には東京成徳10番から9番にパスが出てこれをシュート。しかしDFにカットされ跳ね返ったところを10番がもう一度シュートしますが右へ外れてしまいます。惜しいチャンスでした。

その後、東久留米総合は2回のCKを得ますが、何れも東京成徳DFにクリアされます。更に東久留米総合が押し気味に展開しますが決定的な状況までは行きません。 東京成徳はハーフライン近くのサイドから2番がアーリークロスを入れるなどトライしますがこちらも決定的な状況にはなりません。

後半17分、東久留米総合は左サイドを突破してファーサイドの14番へクロスを上げます。これを14番が中へ折り返しますがセンターの選手とは合いませんでした。

後半18分東久留米総合ベンチが動き、14番に替わって17番が入ります。20分、東京成徳はスローインから8番がドリブルで中まで持ち込みシュートしますがDFの足に当たりCKをゲット。 このCKはGKがキャッチします。東久留米総合は8番と9番の精力的な動きに10番の足技を絡めて攻撃を仕掛けています。

後半22分、やはり東京成徳2番がアーリークロスを放り込み8番がシュートに行きますが、これはタイミングが合わず空振り、ゴール前でもつれ合っての攻防が起きますが、何とか東久留米DFがクリアしました。

後半25分、東京成徳ベンチは8番に代えて15番を投入し、一進一退の攻防が続き、東久留米ベンチも30分に20番に代えて19番を投入。直後に東京成徳が右サイドから何回か攻めますがなかなかシュートまではいけません。

後半33分には試合開始から東久留米総合のダイナモ役を果たしてきた8番の足が攣ってしまい15番に交代します。
後半34分、東久留米総合は7番から11番へスルーパスを出しますが、長過ぎて東京成徳GKがキャッチ、続く後半35分には東久留米総合5番がFKを東京成徳GK前へ走り込んだ11番の頭に合わせ、これを11番が流し気味にシュートしますがクロスバーを越えていきました。

後半36分、東京成徳が2本続けてCKのチャンスを得ますが得点には結びつきません。そしてその後も東京成徳は東久留米総合サイドで押し気味に試合を進め、16番が右サイドからシュートまで行きますが浮いてしまいクロスバーを越えます。この試合終了に近い時間帯は最後の気力を振り絞る東京成徳の時間帯となっています。ロスタイムも東京成徳が攻め入りますが得点は生まれず、ついに後半もタイムアップ、ゲームセットとなりました。 

とてもスピーディーで緊張感のあるすばらしいゲームを東久留米総合が1点を守りきり勝ち抜けました。東京成徳も惜しいチャンスがありました。結局勝負は1本のFKで決しましたが、痺れる試合でした。

※取材:GK16さん(kumaゲリラ最高齢、OVER50)

2009年9月23日 (水)

暁星vs國學院久我山

駒沢補助グラウンド第4試合は、國學院久我山と暁星の名門対決が行われました。

試合開後、久我山が美しいショートパスをテンポよく繋ぎながら、徐々に暁星エリアに攻め入るといった展開を見せます。ゴール前での狭いスペースでパスを繋ぎ、そのまま久我山11番がシュートに持ち込みますが、これは暁星GKパンチングでクリアします。

久我山は前半15分くらいまで、代名詞とも言えるパスサッカーを展開、暁星陣内に攻め込みますが、今日の暁星は寄せが速く、そして球際の強さを発揮して、久我山にリズムを掴ませません。その暁星はセットプレーでの惜しい場面もありつつ、中盤では速いプレスを繰り返し行い、久我山にペースを握らせず一進一退で流れていきます。

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しかし、前半15分を過ぎた頃から、心なしか久我山のDFラインが下がり始め、暁星陣内でのプレー時間が減ってきます。そして前半19分、暁星は右コーナーキックからヘディングシュートを見舞います。これは惜しくも合いませんでしたが、続く28分にはバイタルエリアからのドライブの掛かったシュートを放ち、徐々に暁星がゴールを襲う機会が増えてきます。ディフェンディングチャンピオンの久我山も流れを渡すまいと前半30分に9番の選がゴール前で美しい個人技を披露、DFを交わしてループを放ち、さらに32分には10番が左サイドからのグラウンダーのクロスからのシュートと、暁星ゴールを脅かします。

しかし、いずれもゴールを割ることができず、両者互角の攻防で前半が終わりかけようとした前半39分でした。暁星の左サイドからのクロスを久我山DFがクリアして得た右CKにヘディングで合わせ、ついに暁星が均衡を破ります。前半終了間際のセットプレーからの先制点が、暁星のムードを一気に湧きたてることとなりましたが、ゲーム展開としては五分五分で後半へ折り返します。

前半、あれだけプレスを効かせた暁星のスタミナは大丈夫なのか?久我山は気持ちを切り替えて持ち前のパスサッカーの冴えをみせるのか?このあたりが後半のポイントになるであろうと思いました。

後半の立ち上がりは久我山でした。左サイドから11番が持ち込んでそのままシュートを放ちますが、これは暁星GK落ち着いてセーブします。しかし、久我山はDFからのバックパスをキーパーがまさかのトラップミス、あわやオウンゴールといった、いつもの久我山からは想像できないミスが出たり、中盤ではパスを繋ぎながらもラストパスでは精度を欠いてしまう等、久我山は暁星の勝利への執念にいつものプレーがなかなかできません。対する暁星は心配していたスタミナも落ちることはなく、守備では集中も切らさず、久我山を追い詰めていきます。

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そして後半23分でした。暁星は、ヘディングシュートがクロスバーに当たって跳ね返ってきたこぼれ球を9番の選手が落ち着いて押し込み、欲しかった追加点をゲットします。久我山も反撃を試みますが、暁星はスタミナ切れを起こすことなく動き回り、守勢に回らず終始手を緩めることなく攻め続け、強豪國學院久我山を破りました。

相手のストロングポイントを消し去り、球際で負けず、持てるフィジカルと途切れることの無いスタミナを持ち合わせた暁星には「強さ」を見せられました。一方、久我山は今年も本当に素晴らしい技術とチームワークを兼ね揃え、最後まで諦めない姿を見せてくれました。終始途絶えることなく声援を送る久我山1、2年生はきっと3年生の姿を糧に来年、選手権に挑んでくれると思います。

2009年9月22日 (火)

都駒場vs都城東

駒沢補助球技場第2試合は駒場と城東の都立高対決となりました。

両校、激しい中盤のボール争いが続きますが、序盤で先に仕掛けたのは駒場でした。5分過ぎから両サイドをうまく使いながら相手陣内に入り込み、シュートまで持ち込むシーンを何度となく見せます。しかし城東GKの堅守にゴールを割ることはできません。

前半18分には駒場が左CKからのこぼれ球をペナルティエリアやや外で拾った6番がそのままシュート、枠に飛びますが、これも城東GKがファインセーブします。駒場は押しながらもなかなか決定的場面を創出できない時間帯が続きますが、中盤では簡単にボールを失うことはなく、自軍へ傾いた流れをきっちりキープします。

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しかし、前半32分、駒場6番のパスが演出した胸でトラップ→ボレーは、惜しくもクロスバーに嫌われてしまったものの、破壊力抜群のシュートに会場がどーっと湧きます。このシーンを目の当たりにした城東ですが、ひるまずに35分には惜しくも枠の外でしたがいいミドルシュートで応戦します。このような展開で両校、カウンター気味の攻撃が多かったですが、両校ともディフェンスに集中力を切らすことはなく、前半をスコアレスのまま終了します。

後半に入って立ち上がり早々の4分、あれほど集中切らさず守っていた城東ディフェンスを駒場8番が左サイドから持ち込んで崩してシュート、これが決まってあっという間に駒場が先制します。

続く後半7分には駒場14番がシュートのこぼれ球をきっちり決め、さらに後半13分には右サイドからのクロスに合わせてで3点目をゲット、前半堅守に阻まれていた駒場がたった10分強で3点もぎ取ります。城東は中盤での駒場のパスの出所を抑えきれず、ウラのスペースやサイドを広く使われて揺さぶられ、バランスを崩される形となりました。

後半27分にはここまで駒場のゲームメイクの軸となってきた10番がゴール前でのボールを落ち着いて拾って駄目押しの4点目を決めます。しかい、城東は下を向いてあきらめることなく、果敢に駒場ゴールへ迫り、後半33分、ついに左サイドからのクロスをきっちりトラップしてシュートを決め、ついに駒場から1点を奪取します。

しかし、試合は3点差のままタイムアップ、4対1で駒場が城東を破って準々決勝進出を決めました。

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前半掴めそうで掴めなかったリズムをハーフタイムで何かを修正したのでしょう、後半はピッチを大きく使いながら、相手の裏を突く攻撃が随所に見られました。試合は駒場が完勝でしたが、城東にとって後半33分の得点はきっと次につながっていくでしょう。

駒場の準々決勝の相手は、國學院久我山を倒した暁星です。これは両監督の采配含め要注目の一戦ですね。

2009年9月21日 (月)

都国分寺vs学習院

実践学園高尾グラウンド第二試合です。第一試合が壮絶なゲームでしたので最初は静かなゲームに映りましたが、どっこい後半の40分は準々決勝進出をかけた激しい試合になりました。

ゲームはあえて甲乙つけるとすればやや学習院押し気味で展開、その学習院は10番、11番を中心に攻撃し、なぜか4番をつけたストライカーが密かにゴールを狙います。

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前半18分にはこの学習院10番の選手の振り向きざまのすごいシュートがありました。

Img_7653対する国分寺はゆっくりと急がないビルドアップから時折ワイドに展開、速攻はなかなかはまらないものの確実なパスワークでサイド攻撃を仕掛ける感じだったと思います。

スピードスターはいないものの中央にひき付けておいてから左右に展開(14番の選手が効いてました)、そのクロスに15番、19番の選手が突っ込み、こぼれ球もしっかり狙うというスタイルですね。そしてこの引き付け役だったのが9番の選手でした。

前半はこのままスコアレスで終了、後半勝負となります。

そして、後半に入ってすぐの3分でした。国分寺ディフェンダーが特に焦る必要もなかったボールにやや緩慢な処理をしたところ、学習院4番の選手がすかさず絡んでボールを奪取、滑りながらも蹴りこんで学習院が先制します。

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しかしここから、国分寺がアクセル全開になってきます。前半のあの展開は何だったのかと思わせるようなドリブル突破、スピードに乗ったサイド攻撃を仕掛けます。そして後半10分、自らのミスで先制点を献上してしまった国分寺DFが、正確無比な低い弾道のパスを右のオープンスペースを狙っていた14番の選手に通し、そこから中央へクロス、そこに19番の選手がヘッドで合わせて同点に追いつきます。この19番の選手、ヘッド強くてどんなボールにも果敢に飛び込むハンターの香りがしますが、顔は以外にかわらしくしかもけっこうハンサムです。もう一人攻撃面でかなり効いていた15番の選手の方がワイルドですね。

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そしてこの5分後には、ゴール前やや正面左寄りの位置にいた選手が浮き球にヘッドで合わせ国分寺が2対1と逆転に成功します。すると今度は学習院が混戦から抜け出た4番の選手がいい位置からシュートと前半と打って変わって打ち合いの様相を呈してきます。

逆転されて受身に回ってはいけない学習院ですが、国分寺の左右へ振り回す攻撃とドリブル突破を織り交ぜた攻撃への対応に終始せざるを得ない苦しい展開になっていきます。

そして後半29分でした。国分寺は、自陣内センターライン付近で得たFKをDF15番の選手が見事な軌跡を描いた速くて強いボールを蹴り込んだところGKがファンブル、そこをまたもや愛すべきゴールハンター19番の選手が詰めて押し込み3点目をゲットします。

この後両校メンバーを変えますが、試合はこのまま終了、国分寺が勝利しました。それにしても国分寺は面白いチームですね。高校生なのに大人のサッカーします。ノックアウト方式の選手権予選で、しかも後半にミスで先に失点するとガタガタっと崩れそうなものですが、どっこい国分寺は違います。平然といつもの練習どおりかつ監督のゲームプランどおりできる能力を持ってますね。ちなみに私は全くできません。実践学園は半端じゃないですが、いいゲーム期待しています。

kumazemi's favorite players 2009:都国分寺の15番

2009年9月20日 (日)

実践学園vs国士舘

やや風があるものの雲ひとつない快晴の実践学園高尾グラウンドで、東京を代表する強豪同士が早くも顔を合わせました。そして、ゲームの方も手に汗握るものとなりました。

最初のチャンスは前半3分、ホームの実践学園が右CKをファーサイドに蹴り込み、ここに10番の選手がボレーで合わせます。

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この最初のチャンスでリズムを掴んだ実践学園は押し気味に試合を進めますが、対する国士舘にはまずは相手の出方を見て受ける余裕も少し感じました。両校ともエースFWが長身でキャプテン、中盤に運動量豊富なMFを配置と似ていると言えば似ているチーム同士ですが、ここまで何度も試合しているであろう両校は闘志あふれるプレーを見せ、攻守の切り替えの速さは私たちの目を釘付けにします。

前半12分には実践学園が自陣FKからゴール前で絡んだ8番がFWキャプテン10番に通してチャンスを作り、国士舘も3分後の15分には右クロスをこちらもFWキャプテン11番に合わせるなど、試合はエース対決の様相を呈してきます。序盤は実践学園優勢でしたが20分過ぎから国士舘も盛り返し、まさしくがっぷり四つに組んだ展開となります。

しかし、前半32分でした。国士舘8番の選手が中央やや右に抜け出たエース11番にスルーパス、やや長かったところをあきらめボールを追ったところ、セービングに出てきた実践学園GKと激突、しばらく起き上がれず、治療時間が長かったので頭打ったかと思いましたが、左足を負傷してしまったようでした。ここから実践学園は8番の選手が執拗に右サイドのスペースを突いてチャンスメークしますが、前半はこのまま0対0で終わりました。

後半も序盤は実践学園優勢で、2分には右CKから7番の選手がヘッド、5分にはゴールに向かってやや右のペナルティエリアすぐ外で得たFKを直接狙い、10分にはミドルシュートがクロスバーを叩くシーンも見られました。

このあたりで両校ベンチが動き、メンバーチェンジを行いますが、後半20分過ぎから国士舘が怒涛の攻めを展開、実践学園は相手に流れを渡すまいと遅攻と速攻を織り交ぜて抵抗します。

後半30分過ぎから再び両軍がメンバーをチェンジ、両校ともゴール前での激しい攻防が多く繰り広げられるようになり、迫力満点のゲームになりますが、国士舘のセカンドボールへの反応と処理が実践学園に勝るようになり、いいリズムになります。しかし、集中切らさない実践学園もそう簡単には決定機を作らせず、ゲームはこのまま終了、延長戦に入ります。

延長に入ってすぐの2分、国士舘が得たゴール正面やや右よりのペナルティエリアすぐ外の位置でのFKを昨年もレギュラーだった7番の選手が直接狙い、これが見事に決まって国士舘が1点もぎ取ります。やはりこういう展開でのセットプレーは怖いですね。

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延長前半の10分はこのまま国士舘1点リードで折り返し、延長後半に入ります。泣いても笑ってもゲーム自体はあと10分ということになりますが、その3分、実践学園が繰り出すハイパント攻撃から高いボールが国士舘ゴール前に上がりますが、これをGKがキャッチできずに落球、ここに実践学園の選手が猛然と突っ込みますが押し込めず、時間が刻々と過ぎていきます。9分にはまたもや実践学園がハイパント攻撃を見せ、こぼれたところから決定的場面を作りましたがシュートが外れ、観客席からため息が漏れます。私もこれで終わったと思いました。

ところが延長後半終了直前でした。国士舘ゴール前での空中戦からファーサイドに飛んでいったボールにフリーで待ち構えていた実践学園10番の選手が両足踏ん張ってダイビングヘッド、何とこれが決まって土壇場で同点に追いつきます。歓喜する実践学園イレブンにうなだれる国士舘イレブンのシーンは、広く高校サッカー全てを応援する私の心は何とも言えない色に染まりました。

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そしてタイムアップのホイッスル、決着はPK戦となり、奇跡的に追いついた実践学園が国士舘を振り切り、準々決勝進出を決めました。

kumazemi's favorite players 2009:国士舘の11番(私なんぞにと思われるかもしれませんが選ばせてください。)

2009年9月18日 (金)

都大泉vs成城学園

9月13日(日)、私立武蔵会場第2試合、明るい陽射しのグラウンドに映える、オレンジの成城学園と青の都大泉の両イレブンが登場しました。

この試合も立ち上がりからスコアの動く早い展開となりました。キックオフから間もない前半4分、甘いバックパスのボールを奪った都大泉の選手がゴールキーパーの股下を転がす技ありシュートで先制点を決めます。続いて11分には都大泉13番の選手が、右サイドから粘りのドリブルで切れ込むと、角度のない場所からこちらも見事なシュートで追加点を上げました。

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いきなり2点のリードを奪われてしまった成城学園は、前半13分に右コーナーキックからのゴール前でのチャンスを迎えますが、混戦の中一足早く都大泉DFがクリアします。中盤の真ん中を都大泉が支配する状況下で、成城学園はサイドにボールを振り分け、長身FW11番をシンプルに狙いたいところ。サイドへの早いパスを積極的に出していきますが、都大泉DFラインのオフサイドにかかり思うように繋げない時間が続きました。

前半24分には都大泉3点目のゴールが生まれ苦しくなった成城学園でしたが、前半35分頃から怒濤の攻撃を見せます。35分のペナルティエリアすぐ外からのシュートは惜しくもゴール上へ。38分には10番の選手が右サイドから上げたクロスボールに11番の選手が懸命に足を伸ばしてコースを変えますが、ゴール左へと外れてしまいました。都大泉3点リードで試合は折り返しとなります。

後半立ち上がり、成城学園にいきなりのビッグチャンスが訪れますが、ゴールへと向かうボールを都大泉DFが必死のクリアでかき出します。たらればは禁物ですが、これが入っていれば展開が大きく変わったかもしれない、という場面でした。

前半思うようにパスの繋がらなかった成城学園ですが、後半15分頃からはボールを回して崩しにかかるプレーが目立つようになります。リードする都大泉の中盤でのプレッシャーが少し緩まったためかもしれません。いずれにしても成城学園が押す展開となり、後半23分には待望の得点が生まれスコアは3-1、まだまだ試合はわかりません。27分にも成城学園が決定的なチャンスまであと一歩、というプレーがありました。

都大泉は最終ラインでの堅実な守備で成城学園の勢いを防ぎます。また、前がかりになった相手中盤にスペースを見つけると、そこでボールを持ち速い展開で裏を取りに行きます。このあたりの判断はさすが、と思わせるところでした。

終盤に入ると成城学園はチーム全体が上がっての攻撃を仕掛けます。後半37分にはセンタリングに対して滑り込んだ選手がボールをゴール内へと送り込みますが、これは惜しくもオフサイドの判定。その後も最後の最後までゴールへと向かう姿勢を貫き通しますが、スコア3-1のまま試合終了となりました。

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都大泉の次戦は帝京とのカードとなります。春、夏に続き秋のタイトルも狙う王者帝京が相手ですが、力まずに自分達のサッカーで勝負してください。楽しみにしています。

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2009年9月17日 (木)

都石神井vs東京

駒澤補助第二試合は都石神井と東京の試合です。
立ち上がりはゆっくりと相手の出方をうかがいながら、ショートパス中心のゆっくりとした序盤となりました。

前半7分、東京は前線でボールを受け、サイドを使ってスペースへ入り込むと、ペナルティエリア外右からのショートパス交換からダイレクトでのシュートは、両校通じてこの試合2本目のシュートとなります。続く前半9分、東京10番のフリーキックは惜しくも石神井ゴールのバーの上をかすめていきます。ここまでは何となく東京がリズムを掴むかと思いました。

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まだ中盤ではボールが落ち着かない状態でしたが、前半16分に石神井のパスが綺麗に縦に繋がります。中央から左サイド、そしてゴール前付近で相手DFの裏を取るように受けた石神井6番は落ち着いてディフェンスを交わし、流れを止めることなく欲しかった先制点を東京ゴール左サイドネットへ突き刺しました。

東京は先制点を許しながらも、集中力が切れることなくプレー、両者一歩も引くことの無い中盤でのボール争いが続きますが、前半30分を過ぎたあたりに東京にチャンスが訪れます。

前半38分には東京5番が石神井ディフェンスに勝負をかけ、ドリブルからそのままシュートまで持ち込みますが、これは枠を捉えきれず、ゴールマウスを捉えられません。前半も終盤になり、ロスタイムに入ろうかとしたところで、石神井10番のシュートが東京ゴール右へ決まります。これで石神井が2点を先行し前半を折り返します。

後半は10分を過ぎたあたりから両チームともに気迫のプレーが繰り広げられます。石神井3番(キャプテン)は守備の代償に負傷を負い、一度はピッチに戻りますが、出血が止まらず選手交代を余儀なくされます。このあとも石神井は10番の選手や7番の選手を中心に、東京ゴール前を中央から左から揺さぶる仕掛け、そしてフィニッシュまで何度と無く試みます。

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このまま終わるわけに行かない東京も試合終了直前に石神井ゴールを脅かす怒涛の2連発のシュートで反撃を試みますが、試合はこのまま終了、石神井が2対0で東京高校を下し、2回 戦進出となりました。

両サイドを上手く使いながら中央に入り込んでシュートチャンスを作る石神井は、中央でパスのリズムを作らせなかった東京の中盤に苦しめられたように見えましたが、次は保善高校との2回戦です。まだまだ熱い戦いはこれからといったところではありますが、頑張ってください。

都立の名門 石神井復活!

2009年9月16日 (水)

日本学園vs早稲田実

駒沢補助球技場では早稲田実業と日本学園の選手権都大会1次予選が行われました。

立ち上がりは両チームともに短いパスでリズムを作ろうと試みますが、両校DFは決定的なところを通させません。そんな中、はじめにチャンスを作ったのは前半5分の日本学園で、相手ファウルから得たフリーキックです。これは早実の壁に阻まれますが、なかなか良い立ち上がりを感じました。

しかし、前半10分を経過した頃から試合の流れが傾き始めます。攻守のバランスが良くなっきた早実は、全体のラインを高い位置で保ちながら、中盤中央で相手DFを引きつけ、サイドへ展開します。これを執拗に繰り返したゆえ、徐々に日本学園DFラインが下がり始めます。さtらに早実は相手の僅かなミスを見逃さずに、中盤でパスをインターセプトし、そのまま早い攻撃への切替でゴール前へ開していきます。

そして前半19分、早実はパスカットしたボールを10番へ出し、ペナルティエリア右から放たれた低いシュートが対角線の日本学園右サイドネットへ突き刺さり、先制点を叩き込みます。

先制された日本学園はなかなか修正が出来ず、早実の早いプレッシングにパスの出し所を失い、最終ラインでボールを回す時間が増えていきます。一方、先制した早実は攻めながらも決定的な機を逃し、追加点を決めきることが出来ません。前半は完全にラインを下げて戦う日本学園は攻撃枚数を欠いてしまい、カウンター攻撃に頼らざるをえない展開となってしまいました。

しかし、後半に入り、立ち上がりから攻守のバランスを立て直した日本学園はサイド展開しながら、そこでの1対1の局面で果敢に相手DFに仕掛けます。前半とは大きく違うこの姿勢に徐々に流れを取り戻した日本学園は、後半7分、こぼれ球をペナルディエリア外からシュートを放ち(これは惜しくもクロスバー左上に嫌われてしまいます)、俄然、流れは自分達のところにあることを実感するように、チームの士気があがります。

ここで均衡し始めた展開には選手交代を織り交ぜながら、後半、23分、右コーナーキックからのこぼれ球を左サイドへはたき、そこから入ったクロスをヘディングで併せて遂に日本学園が同点に追いつきます。

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追いつかれた早実も落ち着いたプレーはするものの、中盤からのダイナミックな展開を封じられてしまいます。そして終了間際の後半39分、日本学園左サイドから長めに出たクロスに7番がヘディングで合わせたシュートはふんわりと吸い込まれるように早実ゴール右隅へ決まり、ついに逆転、ゲームはそのままタイムアップのホイッスルとなりました。

前半の課題を見事修正し、一度傾いた流れをもう一度引き寄せ、そして逆転した日本学園は見事でした。これで日本学園は強豪早稲田実業を破っての2回戦進出となりました。

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2回戦、楽しみです。

2009年9月15日 (火)

堀越vs都日比谷

13日桐朋高校会場第一試合です。前日の雨でややスリッピーの中、両軍滑りながらも全力のパフォーマンスを見せてくれました。

10時キックオフで午前中の澄んだ空気もあったか、ゲームの序盤はゆっくりとしたペースで進んでいきました。名門に挑む日比谷はFW9番の選手のポストプレーから左右に展開、そのクロスにチャンスを見出そうとする展開、対する堀越はボランチ6番の選手の巧みなゲームコントロールと配給により、ワンツーでの中央突破やサイド攻撃など多彩な攻撃を仕掛けます。

徐々に堀越が流れを掴み、日比谷は集中してしっかり守るという感じでゲームが進んでいきましたが、まだスコアが動いていない前半の22分、受動的にならずに先手を打とうという采配かそれとも負傷によるものかわかりませんでしたが、都日比谷はDF3番の選手に替えて15番の選手を投入します。

とにかく堀越はボランチ6番の選手が有効に機能していて、状況判断が良くて緩急つけたプレーができ、決して焦らずそれでもって1対1が堅いので、リズムが悪くならないのです。

このような中、前半25分、この6番の選手が起点となって左に展開、それを受けた8番の選手が蹴りこんで堀越が先制します。都日比谷はここまでよく集中して守っていたのですが、できればあげたくなかった先制点を与えてしまいます。

追いかける展開になった都日比谷は遠目からミドルを放つなど流れを引き寄せようとしますが、なかなか決定機を得られず、逆に堀越は前半40分、またも6番の選手が絡んだ少ないタッチでのパス交換から左に展開、またも待ち構えていた8番の選手が1点目と同じような位置からシュートを決め、2対0となります。都日比谷にとっては、この前半終了間際の失点が後々響いてくることになります。

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後半に入ってからも地力に勝る堀越がペースを握りますが、なかなか突き放すゴールを奪うことができません。しかし、守備ではセンターの二人のDFが都日比谷の攻撃をことごとくはね返し、中盤の守備とも相まってと日比谷FWにいいボールを入れさせないプレーは徹底していました。

しかし、後半17分でした。都日比谷は、右サイドで一瞬堀越のマークが甘くなったところを突いて豪快に左サイドネットに突き刺し、1点差に詰め寄ります。

ここから都日比谷は俄然動きが良くなってきますが、後半20分、堀越ベンチはすかさず動いて7番と8番の選手を同時に交代、14番と16番の選手を投入、傾きかけた流れを食い止めに入ります。

そして後半38分でした。都日比谷は時間的に当然前掛かりになっていたわけですが、堀越がその速攻を凌いでボールを奪って逆に速攻で逆襲、都日比谷が守備陣形を整える前の浅いディフェンスラインを11番の選手が突破、試合を決定づける3点目を決めました。

堀越はこの勝利で次戦は地区予選無失点の東京実業と戦うことになりました。名門のプレッシャーがあるとは思いますが、皆さんの代は皆さんが中心ですから伸び伸びプレーしてください!

kumazemi's favorite players 2009:堀越の6番(私の愚息“ちびゲリラ”もあなたのプレーを見て、「こんどのしあいでまねしてみる!」と言っていました。)

2009年9月14日 (月)

都三鷹vs都野津田

私立武蔵会場の第1試合、他会場より30分早い9時半キックオフということで、今年の選手権東京都予選の開幕戦となりました。

このところ都大会常連となりつつある都野津田が言わずと知れた強豪都三鷹にどう挑むのか、立ち上がりがポイントになると思ってホイッスルを聞いたのですが、いきなり試合が動くとは全くの驚きでした。前半1分、左サイドでフリーキックを得た都三鷹が見事に11番の選手に合わせて先制します。

早いタイミングでリードを奪った都三鷹は中盤の6番、7番、14番、16番の4選手がポジションを交換しながら効果的にボールをキープ、速くそして長いパスを両サイドへ振り分け厚みのある攻撃を披露します。受け身にならざるを得なくなった都野津田でしたが、自陣でパスを回されながらも大事なポイントでしっかりと守りきり、簡単には崩させません。しかし、この時間帯の展開が後半に大きな影響を及ぼすことなります。

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前半22分、都三鷹に目の覚めるようなミドルシュートがありましたが、これは都野津田GKがファインセーブを見せます。この好プレーに鼓舞されたのかもしれません、25分頃から都野津田が徐々に前に出られるようになってきました。シンプルにDFライン裏を狙ったボールからチャンスを作り、コーナーキックを立て続けに得る時間帯に突入します。ただ都三鷹守備陣を崩すまでには至らず、決定的なシュートの場面まではなかなか持ち込めませんでした。両チームとも見せ場のあった前半は都三鷹1点リードで終わります。

後半立ち上がり、都三鷹が勢いのある攻撃を繰り出します。後半6分に11番の選手が中盤から出たパスからこの日2点目の得点を決めて2-0に、12分にはクロスからファーサイドのキャプテン7番の選手が見事にボレーをミートさせ3-0とします。一気にリードを広げた都三鷹、これで勝負あり、と思わせる数分間でした。

追いつめられた都野津田ですが、このままでは終わらせないという気持ちの入ったプレーを見せます。7番の選手のミドルシュートや、クロスボールに対しての9番の選手のシュートなど惜しい場面がありました。しかし前半から都三鷹のボール回しに必死に食らいついてきた疲れもあったのでしょうか、イメージ通りにパスが繋がらないシーンが見られるようになってきます。気持ちに体がついていかないもどかしさが伝わってくるようでした。

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そして後半29分、都三鷹10番の選手が追加点を決め、4-0で地力で勝る都三鷹の初戦突破となりました。次は東京朝鮮との対戦となりますが、中盤での激しい攻防を制することができるかが決め手となる予感がします。この試合でのように自由自在な中盤を披露して欲しいと思います。

敗れた都野津田ですが、前線の選手には2年生が多いようですし、来年もこの舞台を狙っていることでしょう。今年のチームは闘う気持ちの非常に強い選手が多いように見えましたので、その気持ちを引き継いで頑張って欲しいと思います。

2009年9月13日 (日)

大成vs豊島学院

気合入れて桐朋高校会場へ向かい、選手権都大会1回戦のレポートです。昨日まで涼しかったのに、今日は夏日になりました。

勝てば成立学園と対するブロックということで、勝利への執念が相当表現されるであろうと思っていましたが、試合は予想通り激しい点の取り合いとなりました。

その幕開けは前半5分でした。攻め入った豊島学院が得た左コーナーキックに大型FW10番の選手が完璧に競り勝ち、大成ゴールに突き刺したのです。

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先制された大成ですが、2年前の選手権都大会で見たときから近い将来間違いなく強豪校の一角に入ってくるだろうなと思っていましたが、この試合も先制されても慌てることなく、技術の高い選手がその持てる力をいかんなく発揮してゲームを支配していきます。

そして先制されたあとのわずか3分後、大成は右コーナーキックからものすごいヘッドを突き刺し、あっという間に振り出しに戻します。ここから大成は短いタッチでのパス交換にサイドを長いドリブルで突破を図ったり、ロングボールを裏に入れたりといろんな攻撃バリエーションを繰り出し、豊島学院を追い詰めていきます。

迎えた前半14分、左サイドから攻撃を仕掛けた大成は、11番の選手が豊島学院DFに何度も絡まれながら粘り続けてシュートを放ちますが、これが決まって先制されてからわずか10分で逆転します。攻撃バリエーションが多彩なだけでなく、フィジカルも強く、相手ゴールに近いところで2~3人に囲まれてもそう簡単にボールを渡さないところは相当鍛えられているなと感じました。

この後も逆転した大成の優位は動かず、26分に3点目、31分にはゲットしたPKを確実に決めて4対1となり、やや一方的な展開になります。が、どっこい豊島学院のエース大型FW10番の選手がエースにふさわしいプレーを見せてくれます。

それは前半34分でした。押し込まれる時間が長く、なかなかいい形で攻撃できなかった豊島学院ですが、「エース、頼むぞ!」と言わんばかりに手数かけずに大成中央DFの裏に浮き球を供給、あうんの呼吸で反応した10番の選手がそのままゴールまで持ち込み、GKが出てくるところを力まない見事なプレーで流し込みました。

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これで4対2となりましたが、残りたっぷり時間がある中、ゲームはわからなくなってきたところで前半が終了します。

後半開始直後に立て続けにコーナーキックを得るなど前へ出てきた豊島学院ですが、4分、何でもないように見えたバウンドしたハイボールに、大成GKがジャンプのタイミングを計り損ねてしまい、豊島学院に思いもよらぬ3点目が入ります。やはり想像したとおり、一時3点差ついたこのゲームはこれで1点差になり、ますますどうなるかわからないゲームだなと思いました。

ここで大成ベンチが動き、6番の選手に替えて18番の選手を投入、すると落ち着きを取り戻したか、13分、確実なパス回しからゴール前にロビングを上げ、そこにいかにも攻撃が好きそうなDF7番の選手が反応、見事にゴールに流し込んで突き放します。この1点差に追い上げて10分も経たないうちに突き放されたのは豊島学院にはかなり堪えたのではないでしょうか。

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豊島学院ベンチも動いて選手を替えますが、あと2点取ってやっと同点というところまで追い詰められた豊島学院は疲れもあったでしょう、ややマークが甘くなり、後半25分にはそこを突かれて6点目を献上、さらにラスト数分のところでこれまた替わって入ってきた14番の選手が巧みに絡んで7点目を奪われ、万事休しました。

大成高校は一昨年よりも格段に進化していて、これは相当に力のあるチームだと思いました。次は成立学園ですが、名前負けする必要ないし、監督のゲームプランをしっかり理解し、それを具現化するべく持てる実力を出し切れば相当いい戦いになると思います。

kumazemi's favorite players 2009:豊島学院の7番、大成の6番

2009年8月24日 (月)

都福生vs成蹊

このところ好天に恵まれている東京ですが、今日も太陽の照りつける1日となりました。その中でも一番暑いであろう14時半にキックオフの都福生と成蹊の試合を、東久留米総合高校グラウンドからリポートいたします。

昨年の地区決勝でも顔を合わせた両校だからでしょうか、探り合いの一切ない、出だしから持ち味を出し合う試合となりました。最初にシュートしたのは都福生4番の選手。右に外れてしまいましたが、隙あらば狙っていく姿勢を感じさせる良いプレーでした。都福生は、ボールを奪ってから手数をかけずにライン裏を突くシンプルなサッカーで先制のチャンスをうかがいます。

対する成蹊は、長身FW9番の選手をターゲットにロングボール中心でいくかと思われましたが、スペースを巧く使いワイドなボール回しで攻撃を組み立てます。中盤でのセカンドボールをほとんど拾っていたこともあり、ボールを支配する時間が続きました。またコーナーキックでは、ファーサイドの9番の選手を狙いつつ、ニアに直接ゴールへ向かうボールを入れるなど、変化をつけて攻め立てます。

前半23分、都福生が一瞬の隙を突いて先制点を上げます。何番の選手だったか確認できなかったのですが、浮いたボールを見事にミートさせ、成蹊GKが伸ばした手とクロスバーとのわずかな隙間を通す約35mものドライブシュートを決めました。思い切りの良さとテクニックのどちらかが欠けても生まれない素晴らしいゴールで都福生が先手を取ります。

このゴールでやや慌ててしまったのでしょうか、ここまでロングボールをしっかりと跳ね返していた成蹊DFに乱れが出始めます。都福生はそこを突いて追加点を奪いたいところですが、時間が経過するにつれて落ち着きを取り戻した成蹊が再びペースを握り返しました。前半35分には成蹊9番の選手のシュートがありましたが、これは都福生GKがセービング。都福生1点リードで試合を折り返します。

後半に入ってもボールを持つのは成蹊。しかし都福生はバイタルエリアにボールが入ると、ほぼ必ず数的優位に立ちボールを奪っていきます。これは実際にプレーしている選手にしかわからないことでしょうが、成蹊がボールを支配していたのか、それとも都福生がボールを支配させていたのか、どちらともとれるような状況のように見えました。後者のように思えたのは後半7分、都福生が素早い展開から右サイドを崩し強烈なシュート。成蹊GKがファインセーブで凌ぎます。

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後半15分を過ぎたあたりから成蹊が次々とチャンスを生み出します。17分には11番の選手のミドルシュートがクロスバーをかすめると、27分にも右サイドから8番の選手が足を振り切ってシュートしますが、これもクロスバーへ。成蹊イレブンのもどかしい気持ちが伝わってくるような場面が続きました。

長く耐えていた都福生が反撃に出たのは後半30分でした。右サイド7番の選手が粘って折り返すと、待ち受けていた9番の選手が落ち着いて決めてリードを広げます。この時9番の選手以外にも何人か飛び込んできていたのですが、このように中盤の選手が一気に走り込んでくるシーンは他にもありました。練習から徹底してやっていたプレーと思いますが、見事の一言に尽きます。

成蹊は後半35分に1点を返し、応援団の声援を背中に受け最後まで同点ゴールを目指しましたが、無情にも試合終了のホイッスルが響きました。猛暑の中で戦い抜いた両校の選手たち、お疲れ様でした。

昨年に引き続き都大会への切符を手にした都福生は、守るべき所でしっかり守り、決めるべき所でしっかりと決める勝負強さを持つチームでした。昨年は1回戦で姿を消してしまいましたが、今年はどこまで勝ち上がって行くのか、期待したいと思います。

敗れた成蹊は運に見放されてしまった面もあったかと思いますが、自分たちのスタイルを明確に持ち、最後まで変えることがありませんでした。何事も最後まで貫き通すのは難しいことです。それをやってのけた選手達に拍手を贈らせて頂きたいと思います。

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2009年8月16日 (日)

都清瀬vs都武蔵野北

猛暑の中、8地区の地区予選に行ってきました。それにしても本当に暑く、このような環境下で必死に戦った両校イレブンにまず敬意を表したいと思います。

試合開始直後の1分、まずは武蔵野北のファーストシュートで幕が開きました。8分には右CKをファーサイドで合わせるなど、序盤は武蔵野北が押し気味で展開されます。対する清瀬は奪っちゃボールをエース10番の選手に預け、そしてこの10番の選手が巧みなボディバランスで一気にドリブルでゴールに迫るという展開でした。この都清瀬の10番の選手はどこかクールで難しいことを簡単にやるあの石塚啓次(山城高校→ヴェルディ)を髣髴とさせる選手ですね。

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試合の方は前半19分、確か8番の選手だと思いますが、敵陣やや左寄りの位置から思い切り良く右アウトサイドにかけたロングシュートを放ち、これが見事に清瀬ゴールに吸い込まれ武蔵野北が先制します。これは一瞬周囲が凍りつくシーンでした。というのもあそこからまさかあんなシュートが放たれるとは誰も予想できなかったと思うからです。武蔵野北は清瀬7番、9番からのエース10番の選手へのパスを分断、さらに大柄な2番の選手が清瀬10番をタイトにマーク、清瀬にシュートらしいシュート打たせずこのまま1対0で前半が終わります。

後半に入り4分、10番の選手の粘りから清瀬が左サイドの崩しから決定的チャンスを作りますが、ここは誰も押し込めませんでしたが、この執拗な左サイド攻撃がこの後生きてきます。

そして後半21分、またもや左サイドの粘りから確か7番の選手だったと記憶してますが、抜け出してシュート、ボールは反対側サイドネットに突き刺さり同点となります。ここらへんから清瀬6番の選手の配球がキーポイントとなるのではなかろうかと感じました。

しかし、追いつかれた武蔵野北は直後の23分、左サイドのドリブル突破からいとも簡単に勝ち越しゴールを奪います。正直、試合の流れ的にこれで勝負あったかと思いました。

ところが、残り10分前後になって清瀬の決してあきらめない精神力がやや武蔵野北の逃げ切りの意識を上回ったか流れが徐々に清瀬に傾いていきます。しかし、、武蔵野北もキャプテン11番の選手の豊富な運動量と右サイドの駆け上がりで必死にチャンスを作ろうとします。

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ただ、上述した清瀬の7番の選手と11番の選手が絡んだ左サイドからの攻撃は、武蔵野北も本当に嫌そうな感じを持っているのでないかという印象を受けました。そしてタイムアップまであと少しとなった後半33分、清瀬は右サイドからの展開により生まれたゴール前の混戦から豪快に蹴り込み、ついに同点に追いつきます。

70分間のうち半分以上、追いつかねばという展開だった清瀬が最後の最後に追いつき、PK戦を5対4で制して3回戦に進出しました。

それにしても清瀬の劣勢でも自分たちのスタイルを変えない戦法には脱帽しました。一発勝負で1点ビハインドですとどうしてもいつもやらない戦術を採ることが多いですが、清瀬は自分たちのスタイルを貫き通しました、あっぱれです。

一方敗れた武蔵野北ですが、私は見ていてサッカー、とりわけ一発勝負のトーナメントにおける1点リードという状況の難しさ、逃げ切ることの難しさをあらためて感じざるを得ませんでした。

清瀬の次戦は強豪東大和南ということで、あっと驚く奇襲が必要な相手かもしれませんが、エース10番の選手がスパークすればきっと好勝負になると思います。

kumazemi's favorite players 2009:都清瀬の7番

2009年8月14日 (金)

明大明治vs都調布北

いよいよ13日から6地区を皮切りに今年の選手権地区大会が始まりました。14日は7地区で9試合、8地区で10試合が行われ、その中から府中東会場の第三試合を見てきました。

ゲームの方は実力が拮抗する両校が激しく1点を争うタイトでシビアなゲーム展開となりました。

調布北は2年前にも一度取材しましたが明大明治は初めてです。その明大明治が開始7分に長身FW11番の選手が抜け出しシュートまで持っていくチャンスがありましたが、両校負けたら終わりの一発勝負からか、なかなかボールが収まらない展開となります。

序盤は調布北は中盤9番、10番の選手の粘り強いプレーからサイドアタックを仕掛け、対する明大明治は早めに前線にフィードして11番の選手の競り合いをポイントにゴールに迫るという感じでした。

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20分には明大明治がGKと1対1の決定的チャンスを得るものの決めきれず、24分には調布北が左からのクロスにシュートする場面が訪れるも惜しくも決まらず、両校先取点を奪うべくもがき苦しむ時間が過ぎていきます。やや調布北優勢という展開で進んだ前半はこのまま0対0で終了、勝負は後半に持ち越されます。

調布北は、前半見てて私が「この選手が鍵になる」と睨んでいた9番の選手のボールに触れる機会が増え、守備では明大明治エース11番の選手にゴール付近では絶対に自由にさせず、流れを引き寄せようとします。しかし、明大明治も個人技のある10番の選手を中心に前半の早めのタテ攻撃からサイドを使ったり緩急つけたりと、後半は両校とも前半とは違う趣でゲームが構成されていきました。

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このような展開の中、後半17分でした。自陣右サイドからビルドアップを始めた明大明治ですが、これはチャンスになると見て前線中央で早めに動き出した10番の選手にロビングボールが供給(と言っても弾道は結構速かった)されます。このボールは調布北DFが待たないで直接ボールを処理することができそうでできないポイントに落ちます。ここに早めに動き出していた明大明治10番の選手が果敢に絡んだいったことでボールは調布北ゴール側にこぼれ出します。決定的ピンチとなった調布北GKが猛然と飛び出しましたが、ボールは明大明治10番の選手が先に触れて流し込み明大明治が待望の先制点と奪いました。

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これは普段から練習しているのでしょうか、膠着した状況を一発で打開するサイドから前線中央へのロングボール攻撃が見事にはまった瞬間でした。調布北は明大明治11番の選手へのロングボールは高いレベルで警戒していましたが、この場面はボールの受け手が大柄でない10番の選手であったことも影響していたかもしれません。でも、この10番の選手のプレー、特に動き出しが見事でした。

先制された調布北でしたが、後半は前半よりセカンドボールを拾えるようになっていましたので、この1点でそんなに焦りはなかったと思いますが、明大明治の動きも先制したことで俄然良くなり、なかなか調布北はチャンスが作れません。

そして後半20分過ぎに調布北ベンチが動きます。21分に18番の選手に代えて19番の選手、24分に16番の選手に代えて5番の選手、そして26分には9番の選手に代えて13番の選手を次々に投入、そしてこの投入された3人の選手は全員大柄、遮二無二1点を取りに行きます。しかし、前掛かりになってできてしまった中盤のスペースを明大明治MF陣にかき回され、なかなか前線にいいボールを供給できないままタイムアップ、明大明治が1対0で勝利しました。

実力互角な両校による1点を争うゲームでしたが、一瞬のスキを突き、あっという間に決定的場面を演出してしまうロングボール攻撃の怖さをあらためて思い知りました。

kumazemi's favorite players 2009:都調布北の3番

2009年6月21日 (日)

帝京vs東海大高輪台

前日にインターハイ出場権を獲得した両校が駒沢補助競技場に登場です。朝から激しく降り続ける雨に水浸しのピッチという悪条件の中、試合が始まりました。

全くボールが転がらずドリブルもままならない状況に始めはとまどっていたように見えた選手達も、すぐに適応し浮き球、ロングボール主体の組み立てが見られるようになりました。徐々に中盤を支配し始めた帝京が試合の主導権を握っていきます。前半11分にロングボールからチャンスを演出すると、その5分後の16分に左サイドを起点に崩し先制ゴールを決めました。

先制された東海大高輪台は、20分に11番の選手のシュート、25分に9番の選手がチャンスを迎えますが、堅い帝京守備陣に阻まれました。ロングボールがバウンドせずに着地点に止まるような状態で、攻めも守るも本当によく頑張ります。

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前半28分、帝京6番の選手がペナルティエリアに持ちこんで自らシュートを決めてリードを2点に広げます。その後は東海大高輪台が盛り返すのですが、わずかにゴールが遠いといった感じでした。40分には得意のセットプレーから4番の選手がヘディングしますが、クロスバーの上へと外れてしまいます。

雨は弱まる気配を見せず、後半がスタートします。前半と同様に、中盤でのボールの奪い合いから、一気に前線へとロングボールを運ぶシーンが必然的に多くなっていきました。試合を押し気味に運ぶのは帝京で、後半7分にはゴール前での混戦から、後半12分にはミドルシュートから追加点を狙います。後半24分にはロングボールに飛び出した東海大高輪台GKが触れなかったところを、8番の選手が無人のゴールへシュートしてリードをさらに広げました。

東海大高輪台は一矢を報いようと前線に選手を投入して突破を図りますが、力ある帝京ディフェンスを破ることはできませんでした。昨日の準決勝で延長戦までプレーした疲れもあったのかもしれません。結局このまま試合終了のホイッスルが響き、帝京が関東大会に続いてインターハイでも東京の頂点に立つこととなりました。

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本来の自分達のサッカーが出来ないような状況で両チームともよく頑張りました。インターハイでの健闘を祈っています。

2009年6月20日 (土)

東海大高輪台vs國學院久我山

インターハイ予選もいよいよあとわずか。好天に恵まれた駒沢補助球技場第1試合では、國學院久我山と東海大高輪台が顔を合わせました。

立ち上がりから主導権を握ったのは國學院久我山でした。持ち前のパスを細かくつないでの崩しからチャンスをつくっていきます。前半15分には、10番の選手がゴール前の混戦から一瞬空いたコースを狙いシュートしますが、これはGKが正面でキャッチしました。

やや押され気味の東海大高輪台ですが、駆けつけた大応援団の声援を受けて粘り強い守備で対応します。チーム全員の守備の意識が非常に高く、ペナルティエリア付近にはそう簡単には入らせません。ボールを奪ってからは國學院久我山の中盤でのプレッシャーを受けなかなか前へつなげませんが、セットプレーからチャンスを演出していきます。前半25分には左からのコーナーキックを、ファーサイドで見事に叩きつけるヘディングで合わせますが、國學院久我山DFがゴールライン上でボールを跳ね返しました。

前半28分には、國學院久我山8番の選手がスルーパスに抜け出し、飛び出してきたGKをかわすシュートを撃ちますが、惜しくも左に外れました。堅い守備に思うようにボールを回せない國學院久我山ですが、それでも個人で打開できるキープ力、ドリブル力には素晴らしいものがあります。前半残り時間もやや押し気味で試合を進めますが、0-0のままハーフタイムを迎えました。

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後半に入ると東海大高輪台の勢いが目立つようになります。後半5分に右サイド突破から絶好のチャンスを迎えますが、2度のシュートは2度とも跳ね返されました。また、セットプレーでは8番の選手の精度の高いキックで國學院久我山ゴールを脅かしていきます。
國學院久我山は中盤からどんどんスルーパスを出してDFライン裏へ抜けようとしますが、巧みにオフサイドをとられてしまいます。東海大高輪台にうまく守られてなかなかゴールに近づけない時間が続きました。

時間は過ぎていき後半39分、東海大高輪台が右サイドからのクロスのこぼれ球をシュートしますが、これはクロスバーの上へ。両者無得点のまま延長戦へと突入しました。

両チームとも最後の力を振り絞ってゴールへと向かいます。延長前半4分、國學院久我山20番の選手がロングボールに抜けるも飛び出したGKがクリア、7分には見事な崩しからエリア中央18番の選手がシュートしますが、惜しくもゴール上に外れました。延長後半3分には今度は東海大高輪台がクロスボールからチャンスを迎えますが、飛び込んだ選手はわずかにボールに届かず流れてしまいます。9分の國學院久我山のシュートも枠には飛ばず、ついに決着はPK戦へと持ちこまれました。PK戦ではこの日大活躍の東海大高輪台GKがシュートを止めて、チームに勝利をもたらしました。

東海大高輪台にとっては、守り勝ったという試合だったでしょうか。最後まで集中の切れない堅いディフェンスで猛攻を凌ぎきりました。國學院久我山は惜しくも敗れてしまいましたが、美しいサッカーは健在でした。選手権予選ではさらに美しいプレーを見せて欲しいと期待しています。

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2009年6月15日 (月)

実践学園vs東京朝鮮

清瀬内山グラウンドの第2試合は壮絶な撃ち合いとなりました。

立ち上がりは両チームともボールが落ち着かない、中盤での奪い合いが目立つ展開となりました。どちらが先にペースを握るか、と注目していた矢先の前半8分、実践学園が先手を取ります。右からのコーナーキックは一度クリアされましたが、こぼれ球を7番の選手が見事にミートさせてゴールへと突き刺しました。

ここからは先制された東京朝鮮がやや押し気味の時間が始まります。前半13分には11番の選手の思い切ったミドルシュートもありました。ただやはりボールが落ち着かない印象は変わらず、膠着状態に陥っていきます。

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スコアが動いたのは前半32分、実践学園8番が絶妙なスルーパスから冷静なシュートで追加点を決めました。試合が激しく動いたのはこのゴールからでしょうか、差を広げられた東京朝鮮の反撃が始まると、40分に1点を返して2-1でハーフタイムを迎えます。
後半序盤は息をもつかせぬ目まぐるしい展開となりました。まずは後半5分、実践学園がヘディングゴールで再びリードを広げます。東京朝鮮の攻撃力が爆発したのはここからでした。6分に10番の選手が相手DFを見事にかわしてペナルティエリア内からのシュートを決めて1点差、9分には7番の選手が倒されて得たPKを6番の選手がしっかりと決め手同点に追いつきます。さらに11分、ボールを持った10番の選手がDF2人に寄せられながらも間を突破し、ゴール右へシュートを決めて逆転に成功します。しかしリードは長く続きませんでした。後半16分に実践学園が同点弾を押し込みスコアを4-4とします。

激動の時間帯が過ぎても、両チームとも次の1点のために気持ちを出したプレーが続きます。激しいコンタクトも目立つようになり心配になる場面もありましたが、それ以上に選手達の勝利への執念が伝わってきました。ただ突然ゴールが遠ざかってしまったかのように均衡を破る得点の生まれないまま、試合は延長戦へと突入していきます。

蒸し暑い中で前後半を戦った選手達は体力的には限界に近いものがあったのでしょう。足がつってしまう選手も続出しますが、お互いに一歩も譲ることなくゴールを狙う展開は変わりません。そしてPK戦突入かと思われた延長後半ロスタイム、実践学園10番の選手がコーナーキックに頭で合わせて劇的な決勝ゴールを決めました。

両チームともにチャンスとあらば積極的にシュートを撃っていく姿勢、最後まで諦めずに戦い続ける姿は素晴らしいものでした。この場からも拍手を贈らせていただきます。

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2009年6月14日 (日)

帝京vs東海大菅生

清瀬内山グラウンドの第1試合は帝京と東海大菅生の対戦です。両校は4月末に関東大会都予選準決勝で、奇しくもここ清瀬内山で顔を合わせたばかり。その時は帝京がPK戦の末勝利しましたが今回はどうなるのか。期待の高まる中、試合開始のホイッスルが響きました。

流石にお互いに相手のことは良くわかっているということでしょうか、探り合いも無く序盤からそれぞれが自分たちのスタイルでプレーを披露します。帝京は得意の前線からのハイプレッシャーでボールを奪い、相手DFライン裏に積極的にボールを入れてチャンスをうかがいます。一方の東海大菅生は、徹底してGKからパスをつないでの組み立て、タッチライン際まで大きく広がった両ウイングを活かしてのワイドな攻撃を展開します。

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DFラインから左ウイングへのロングフィードが効果的につながる東海大菅生が、序盤ペースを握ります。2度のシュートチャンスはいずれも帝京GKのファインセーブに防がれました。

東海大菅生ペースで進む中、先制点を決めたのは帝京でした。前半18分、右サイドでパスを受けた帝京9番の選手が、ペナルティエリア内右から強烈なシュートで菅生ゴールを破ります。流れが相手にある中で迎えたチャンスをきっちりと決める勝負強さを感じさせるゴールでした。

この得点で流れを引き寄せた帝京は、中盤を支配し相手に自由にパスを回させません。東海大菅生はセンターバック4番、5番の選手がロングボールを前線に供給しますが、帝京のタイトな守備になかなかボールを落ち着けることができませんでした。追加点を狙う帝京には13番の選手のシュートなど惜しい場面も生まれましたが、前半は1-0のまま終わります。

後半は立ち上がりこそ帝京ペースでしたが、5分過ぎから東海大菅生の怒濤の攻撃が始まります。6分に4番の選手がドリブルからシュート、10分にはFKからヘディングで狙うもどちらも帝京GKに阻まれました。しかし直後の後半11分、右サイドからのセンタリングに2番の選手がゴール正面で低空ダイビングヘッドで合わせてスコアを1-1とします。ニアサイドで潰れた11番の選手の動きが非常に効果的なシーンでした。

この同点ゴールで東海大菅生が勢いに乗るか、そんな空気が漂い始めた清瀬内山グラウンドでしたが、この日の帝京の勝負強さは特別。後半15分に6番の選手のゴールで再びリードを奪います。帝京が中盤を支配する時間帯が始まりました。

東海大菅生がもう1度自分たちの時間帯に持ちこんだのは終盤のことでした。ラスト10分次々とゴール前でチャンスを生み出していきます。しかし堅牢な帝京守備陣を崩すことができず、スコア2-1のまま80分間は終了。前回の対戦に続いて帝京に軍配が上がりました。

敗れこそしましたが東海大菅生、最後尾から丁寧にパスをつないで組み立てていくスタイルがどこまで磨かれていくのか、とても楽しみです。

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2009年5月24日 (日)

駒澤大学高vs早稲田実業

実践学園高尾グラウンド第二試合です。実力校同士の熱い戦いになりました。昨年ついにベスト4の壁を突き破った駒大高がどんなチームになっているのか、早実はいかなるチームカラーなのか、みどころ満載のゲームでした。

序盤はお互い出方うかがうかと思いきや、開始1分には早実にファーストシュートがあり、直後には今度は駒大高が早実DFのちょっとした連携ミスを突いて決定的な場面をつくるなど、何か嵐を予感させる出だしでした。

お互いにあまりこねくり回さず、駒大高は俊足FW11番の選手を活かし、早実は前を張る3人を活かす、といったシンプルに攻撃する印象を受けました。しかし、セカンドボールの奪い合いは両校激しいものがありました。

何回も戦ってるであろう両校は、相手のストロングポイントを出させないゲーム運びで、膠着する時間もけっこうありましたが、駒大高のディフェンスラインはカバーリングの意識が高くて安定、対する早実はセカンドボール確保で勝り、前半はやや早実優勢で0対0で折り返します。

後半に入ると早実の勢いが増し、駒大高は長めのフィードを使い、速攻気味の攻撃に活路を見出すような展開になり、9番⇒11番のホットラインがチャンスを作るなどだんだん駒大高も盛り返します。ところが、早実もそう簡単には駒大高にリズムを作らせず、後半13分にすごい場面が出ます。

早実11番の選手が左サイドをドリブル突破、駒大で前期からレギュラーのキャプテン4番の選手に1対1を挑み、重心が左足に乗ったところを右を抜く狙いすましたシュートを放ちます。思わず入ったと思いましたが、駒大高GKのものすごい横っ飛びもあって惜しくも決まりません。しかし、このプレーは凄かったです。

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これで流れをぐっと引き寄せた早実は続けて右サイド攻撃からチャンスを作るなど、早実ペースになりかけます。なりかけますと表現したのは、この後の駒大高タテ一本からループに持ち込んだプレーの直後に夏場特有の「給水タイム」が取られ、結果論ですが、ここで流れが変わったような気がしたからです。

そして再開直後の後半22分、早実の不用意なバックパスを駒大高攻撃陣がかっさらってそのまま流し込み、やや劣勢だった駒大高に先制点が転がり込むのです。これだからサッカーはわからないのです。

追う展開になった早実は後半26分、28分と続けて選手を交代、攻撃的な流れを掴みにいきますが、逆に駒大高は後半35分、鮮やかなパス交換で早実左サイドを崩して見事なシュートが決まり、点差を2点に拡げます。このサイドの崩しはすばらしかったです。

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残り時間が少なくなって早実は前掛かりになって激しく攻撃しますが、逆に駒大高にカウンター攻撃から終了間際にPKを献上、これを決められ3対0となり、勝負アリとなりました。

3対0というスコアとなるような内容ではありませんでしたが、サッカーには流れというものがあり、ときおりこの流れがゲームを予想外の展開に誘っていく場合があります。あらためてサッカーにおける「流れ」の怖さを見たような気がしました。

2009年5月23日 (土)

実践学園vs攻玉社

やっぱりインターハイはこうでなくちゃ!と感じた真夏のような中、実践学園高尾グラウンドでEブロック決勝が行われました。駒沢も行けたのですが、攻玉社が実践学園にどう挑むのか、これをこの目で確認すべく、ここ高尾に参りました。

序盤から実践学園が東京ヴェルディ船越優蔵選手を髣髴とさせる9番の選手のポストプレー中心に攻め入ります。この9番の選手は空中戦の強さだけでなく、ポストプレーが上手く、足もとの技術もしっかりしている脅威のFWです。

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そして、前半6分、この9番の選手が左からのクロスにさっと頭で合わせて、あっという間に実践学園が先制します。挑む立場の攻玉社としては、先に入れられるという最悪の展開になりますが、押されながらも相手に流れを完全に渡さず、粘り強く守りながら速攻でチャンスをうかがいます。前半24分には攻玉社のミドルシュートが実践学園ゴールのクロスバーをかすめるシーンもあり、「行ける!」と感じた攻玉社も受身にならずに果敢に攻め入るようになります。そして27分、左サイドからの展開から7番の選手がスルーパス、これを受けた11番の選手が前を向いて勝負に持込み、競り勝ってシュート、これが決まって攻玉社が同点に追いつきます。

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しかし、実践学園は慌てません。追いつかれた2分後、攻玉社陣内バイタルエリア付近で混戦状態を作り、そこから思い切りよくミドルシュート、これが攻玉社DFに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれ、これまたあっと言う間に勝ち越します。地力に勝る実践学園優勢の中、前半はこのまま折り返します。

後半に入っても球際に強い実践学園が圧力をかけ続け、後半4分にはまたも9番の選手が二アサイドから強烈なシュートを放ちますが、これはポスト直撃でした。このような運も味方につけた攻玉社も粘り強く守ってカウンターを狙います。そして最大の運が来たのが後半5分でした。左サイドの突破を図られた実践学園DFが、ペナルティエリア内で痛恨のファウル、攻玉社がPKを得ます。これをチームの支柱である10番の選手が右端狙ってキック!しかし、読み切っていた実践学園GKが見事にセーブ、実践学園応援団がヒートアップしました。

ここから実践学園はメンバーを入れ変えてきますが、攻玉社も下向くことなく、体を張ってディフェンス、1点差のまま白熱したゲームとなります。それでも実践学園守備陣の間延びしないようラインをきっちりコントロールする技術は見事で、攻玉社の速攻の目をことごとく潰していきます。

そして後半34分でした。実践学園が攻玉社陣内ペナルティエリアすぐ右で得たFKを見事なキックで攻玉社ゴール右隅に決め3対1と突き放します。ここから、少し寄せが甘くなったところを実践学園は攻撃の手を緩めず攻め続け、ゲームは3対1で実践学園が勝利しました。

サッカーの神様は決して片方のチームだけに味方することはないですね。両チームに同じように「運」が発現しました。しかし、強豪相手にアウェーの中で攻玉社は本当によく戦いました。本郷と日本学園を下した実力はホンモノです。現3年生が選手権予選をどうするのか、私に何か物言う資格はないですが、実力ある爽やかなチームなので、ぜひもう一度公式戦で見たいです。

kumazemi's favorite players 2009:攻玉社の11番

2009年5月20日 (水)

東海大高輪台vs桐朋

総体都大会1次予選Dブロック準決勝、桐朋高校と東海大高輪台高校の試合をリポートします。狛江会場は、第1試合の途中から吹き始めた強風が更に勢いを増してきましたが、こちらも時間通りのキックオフとなりました。

試合開始から両校ともに果敢にボールを奪いに行く激しい展開となりますが、強風の影響もあって正確なロングフィードが難しい時間が続きます。

前半15分くらいから徐々に東海大高輪台がペースを掴み始め、桐朋のディフェンスラインがやや低くなりますが、桐朋はボールを奪うと前の11番の選手が飛び出し、そこへ長めのパスを入れて反撃します。中盤の支配はやや東海大高輪台の方に分がある状態ですが、最後は攻め崩させない桐朋のディフェンスは見事でした。

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しかし、前半32分でした。ペナルティエリア付近ゴールやや右のポジションで、東海大高輪台10番の選手に綺麗なパスが通りますが、これを慌てることなく落ち着いて桐朋ゴール左へ決め、東海大高輪台が先制します。これで少し落ち着いた東海大高輪台は、直後の前半34分、今度は左サイドから中央に入ったボールに9番の選手が上手く合わせますが、これは桐朋ディフェンダーが必死に体を張ってディフェンス。このまま前半を高輪台の1点リードで折り返します。

後半に入ると、東海大高輪台はワイドな展開をが多くなりましたが、1点を取りに行かねばならない桐朋の攻撃機会も増えてきます。前半同様、桐朋のディフェンスラインは決して高い位置ではなく、MFも引き気味でFWとの間のスペースが目立ちますが、桐朋右サイドバック2番の選手やFW11番の選手が何度も何度も繰り返し長い距離を走るカウンター攻撃は迫力がありました。

しかし、後半26分にサイドチェンジのパスに右サイドで落ちついて受けた東海大高輪台7番の選手が、そのままペナルティエリアに持ち込み、前目のポジションをとっていた桐朋GKの上を勢い抜く放ったシュートを放ち、これが桐朋ゴール左に突き刺さって東海大高輪台2点のリードとなります。

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試合はこのまま2対0で東海大高輪台が勝利し、Dブロック決勝(対暁星)進出を決めました。しかし、暁星は強いです。決して一人でがんばりすぎず、連係プレーで束になってかかって行きましょう。

2009年5月18日 (月)

駒澤大学高vs都狛江

総体都大会1次予選Fブロック準決勝第1試合、駒澤大学高校と都狛江高校の試合です。前夜からの雨は朝方まで降り、グラウンドはだいぶ緩い状態でしたが、都狛江高校にも駒澤大学高校にもたくさんの応援が駆けつけ、大いに盛り上がる中、試合は時間通りに開始されました。

ゲームの方は、やはり緩い足下にいつも通りのプレーが出来ないといった感じでしたが、先にチャンスを掴んだは駒大高校で、ゴール左25mくらいの距離で得たフリーキックを直接狙いました。これは都狛江GKに阻まれてしまいますが、この後もフィールドを大きく使った展開を試みるものの、やはりピッチコンディションの悪さからかやや苦しんでる様子でした。

しかし、徐々に両校、やや重のピッチに慣れてきて、前半20分には駒大高20番の選手がドリブルシュート、これは惜しくもゴール左へ外れてしまいます。ただ、こういうグラウンドコンディションで、遠目から低いシュート打たれるとGKは嫌なものですよね。

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前半26分には駒大高GKのちょとしたミスを都狛江FW9番の選手が詰めますが、これは駒大高DF2番が懸命のディフェンスでクリア、この後にはペナルティエリア右サイド20番の選手がフリーの9番の選手にパス、決定的と思われた場面を創出しますが、これはインサイドに引っ掛けてしまい、枠の左へ外してしまいました。

続く32分には、今度は駒大高10番の選手が胸トラップ⇒そのままボレー!という場面、20番の選手の右サイドからゴール前に持ち込み放った低い弾道のシュートの場面があり、前半は駒大高優勢で進みました。しかし、決定的な場面は作りきれないまま、前半を折り返します。

後半に入って駒大高は9番の選手を起点として、厚い攻撃を仕掛けます。後半13分、この9番の選手が右サイドで受けたボールを、じっくり中央の上がりを待って出した低めのボールに、走りこんだ10番がこれに合わせるも、ボールはクロスバーの上へ。前半から決定的な場面で踏ん張りを効かない足下に何度となくチャンスを逃します。

ゲームはほぼ駒大高が支配しながらも、後半30分に都狛江14番の放ったミドルレンジからのシュートはボールを完璧にミート、しかし、コースが甘く駒大高GK正面にいってしまいました。このような都狛江のカウンター攻撃には、狛江応援団も一斉に沸きました。

そして、もう40分を回ってロスタイムに入った頃、駒大高右サイド8番から前方中央に大きく出したボールに駒大高11番の選手が都狛江ディフェンダーを3人引き連れたままシュートに持ち込み見事ゴールを決め、これが決勝点となって駒大高がFブロック決勝へ駒を進めました。

終始ゲームを支配しながらも駒大高はなかなかゴールを決めきれませんでしたが、最後まで攻撃の手をゆるめることなく得点に執着したことで、最後のゴールが生まれた気がしました。

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前半終了したあたりから風も強くなり、ボールコントロールが難しい状況で戦った両校、本当お疲れさまでした。もう少しコンディションの良い状態でやれていれば・・・と思ってしまいましたが、グラウンドが土であろうと人工芝であろうと、乾いて硬かろうが雨でぬかるんでいようが、いつでもどこでもきちんと基本スキルを発揮できることが大事です。

駒大高、次は早実ですね。

2009年5月12日 (火)

都野津田vs中央大学高

総体1次トーナメントHブロックから、都立東久留米総合高校グラウンドで開催された都野津田と中央大学高の試合です。

立ち上がりペースをつかんだのは中央大学高でした。中盤でパスがよく回り、リズムよく攻めの形を作っていきます。開始早々の前半6分には9番のシュートで先制点を奪い、これ以上ない試合の入り方となりました。その後もしっかりとしたパス交換、緩急をつけたボール運びでチャンスを作り、18分、20分とフィニッシュまで持ちこむシーンが見られます。

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リズムをつかむのに苦労しているように見えた都野津田は、前半20分頃の給水休憩を終えてから徐々に前に出てきます。24分にチャンスを迎えていた9番が、その4分後にドリブルから切れ込んでのシュートでスコアを1-1としました。この得点シーンもそうでしたが、両サイドの空いたスペースにシンプルにボールを入れる形がハマっていきます。ハーフタイム間際の38分には、右サイド7番からのセンタリングから12番だったでしょうか、ヘディングで押し込んで逆転します。

直接の因果関係があったかどうかはわかりませんが、給水休憩後に流れが変わった前半でした。サッカーは流れのスポーツとはよく言われますし、夏の試合はこの辺りもポイントになってくるのかもしれません。

後半最初の10分は都野津田が一気に流れを引き寄せます。2分に右からのクロスを9番がヘディングで、直後の3分には左からのコーナーキックに7番がボレーシュートで合わせて一気に2得点を追加します。さらに8分、ペナルティエリア右から14番が狙い澄ましたクロスをあげると、9番がハットトリックとなる得点を再び頭で押し込んでリードを広げます。

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短い時間で離されてしまった中央大学高でしたが、ゴールへ向かう気持ちは変わらずに前に出て行こうとします。しかし、かなりの暑さだったこともあり、あと少しのところで足が出なかったり、わずかなズレでボールが繋がらないという場面が目立ち始めます。思うようなプレーができないもどかしさが伝わってくるかのような時間が続きました。

終盤に入っても前線からのプレッシャーを緩めない都野津田は後半28分、スルーパスから途中出場の16番がゴールを決めます。スコアはここから動かず試合終了となりました。

都野津田は地区予選決勝から2試合連続での逆転勝ちです。チームに勢いのある証拠なんでしょうね。この日ハットトリックの9番を中心に、流れに乗ったときの攻撃陣は非常に迫力がありました。

逆転されてしまった中央大学高でしたが、最後まで懸命にボールを追い続ける姿、素晴らしかったです。敗れた悔しさをバネに、今度は選手権予選で勇姿を見せてください。

2009年5月11日 (月)

修徳vs国士舘

総体都大会一次トーナメントAブロック日野台会場第二試合です。観戦料払うべきではないかと思えるこの両校の対決、前半はパンチの応酬、後半は距離を測って一撃必殺を狙う、というような激しい展開でした。

始まってすぐでした。4分くらいでしょうか、国士舘がゴール正面やや左でのFKを直接叩き込んで先制します。

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しかし、先制された修徳の攻撃も激しく、16分、右サイドでボールを受けた選手がタテに突破、上げた低めのクロスに7番の選手がボレーで突き刺し、同点となります。

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とにかく両チームとも攻守の切り替えが速く、プレッシャーも激しく、攻めてたと思ったら一瞬で守備に回るという感じで、見てて凄みのある展開でした。

追いつかれた国士舘ですが、エースでキャプテンの11番の選手が精神的支柱なんでしょうね、みんな鼓舞し合いながら、これまた激しく攻撃を仕掛けます。そして24分でした。ゴールまでは距離があったたものの、浮き球に反応した国士舘6番の選手が思い切りよくボレー、アウトがかかったボールが修徳ゴール左隅に吸い込まれ2対1と勝ち越します。

すると今度はその直後の25分、早めに入れたロビングに6番の選手が国士舘GKが出てくる前にバックヘッド、そのボールが国士舘ゴールに吸い込まれ、あっという間に2対2の同点となります。

ここからまたゲームは激しさを増し、東京を代表する名門校同士の戦いは意地と意地のぶつかり合いの様を呈し、勝負は後半に持ち越されます。

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後半はハーフタイムでの指示もあったかもしれませんが、打ち合いという感じではなくなるものの、それでもボールの奪い合い、1対1の攻防どれをとってもド迫力、サッカーにおいて「ボールを受けて前を向く」ことがこれほどまでに困難なことなのか、と唸ってしまいました。

すると国士舘ベンチが動き出し、8分、23分、26分と選手交代を敢行、修徳ベンチは対照的に動かないという状況の中、観ている誰もが延長とかPKに考えが及ばないような、両校の何が何でも決勝点となるであろう次の1点を「先に取る」という気迫を感じました。

しかし、ゲームは思いもよらぬ展開になります。後半33分くらいだったと思います。修徳が国士舘ゴール前に攻め入ったんですが、何か変な動き(遠くてよく見えなかったのですが、何か国士舘の選手がアウトオブプレーになったかのように止まったように見えました)から、ボールを拾った修徳の選手がそのまま蹴り込み、常に先行されていた修徳が3点目を取ってついにリードします。

何が起こったのかわからないのでこの件については触れるつもりはありませんが、名門の意地と意地がぶつかり合い、前半は激しい点の取り合いが展開され、後半は必死に守って1点を争う、というハラハラドキドキするいいゲームだったので、ちょっぴり残念な気持ちになってしまいました。

試合はこれが決勝点となって修徳が勝ちました。これで次戦は成立学園vs修徳ということになります(これも凄そうです・・・)。

2009年5月10日 (日)

成立学園vs都日野台

今日から総体都大会が始まりました。二次トーナメント進出枠は8。A~Hのブロック別に戦います。その中で、全国大会出場経験のある4校が入ったAブロックを見に都日野台高校に行ってきました。

関東大会予選では東海大菅生に延長戦の末0対1惜敗、今大会支部予選も二試合とも零封してきた都日野台が成立学園にどう挑むのか、組合せ見たときから行くと決めておりました。

その成立学園ですが、大型FW9番の選手を擁し、サイドチェンジを頻繁に行ってグラウンドを広く使い、サイドから仕掛ける時はほぼ必ずボール保持者を追い越して厚みのある攻撃を展開します。

都日野台は中盤構成力でまともに組み合わずにシンプルな攻撃を展開、高いテクニックとスピードを持つ10番の選手にいい向きでボールを供給しようと14番や9番の選手が動き回ります。前半7分には、この攻撃が功を奏して中央から突破を図り、あわやというシーンがありました。

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総合力で上回る成立学園ですが、ここまでは攻撃面でやや最後の詰めに正確さを欠き、押しているものの決定的な場面をなかなか作れません。

そんな中の前半24分、都日野台が速攻を仕掛け、パスを受けた10番の選手がタテへ行くとみせかけて絶妙な右足アウトサイドでのパスを中央へ供給、これを受けた9番の選手がノートラップで、これも右足アウトにかけた見事なシュートを打ちます。私も思わず「入った!」と立ち上がりそうになったんですが、完全に成立学園GKの頭上を抜けたボールは、無情にもクロスバーを直撃、これは運がなかったとしか言いようがないシーンでした。

格上チームと戦ってて「やった!」と思ったシュートが、GKのファインセーブやこのようなクロスバーやポストに阻まれると、見てる方は「これはいけるぞ!」と思ったりするのですが、やってる方はこんなチャンスまたくるかな・・・なんて弱気になったりするんですよね。それぐらい強豪校がじわじわかけてくる圧力はすごいのです。

この直後の24分でした。成立学園が繰り返し仕掛けていた右サイド攻撃から高いクロスを入れ、このボールにトールタワー9番の選手が競り合いながら見事なヘッドを決め先制します。これはすごかったです。

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先制された都日野台ですが、30分と36分にフィニッシュまで行く攻撃があり、34分の成立学園のこれまた右サイドからの攻撃で決定的場面もしのぎ、前半はこのまま終了します。

後半、点を取りに行かなければならない都日野台でしたが、10分に右ショートコーナーからヘッドで押し込まれ2点目を献上、14分にはこれまた右コーナーキックから10番の選手にヘディングシュートを決められ0対3、ここまでの3点すべてヘディングで決められてしまいました。確かに成立学園は背の高い選手が2枚揃っていますが、上背があるだけでヘッドで3点入れられるわけではないです。読み、体の使い方、空間認知力が優れているんですね。ならば、いいボールを上げさせないようにするしかないのですが、これでもかと繰り返す成立学園のサイド攻撃はボール保持者がスピードでタテを切り裂くだけでなく、後ろの選手が追い越していく中で展開されていきますので、防ぐには相当の瞬間スピードとこれを繰り返す持久力が要ります。

都日野台ベンチは28分に19番の選手を投入、ホームグラウンドで大勢の観戦者がいる中1点を奪いにいきますが、ややプレッシャーが甘くなってきたところを逆に突かれ、終了間際の40分にゴール前混戦からとどめの一発を決められ、4対0で成立学園が勝利いたしました。

駒沢補助で現在柏レイソルで活躍されている大津選手擁する成立学園見たとき、目ん球飛び出そうになりましたが、今日のヘッド3発も圧巻でした。さすがです。

敗れはしましたが、都日野台の戦い方は間違っていなかったと思います。東海大菅生、成立学園と上半期に公式戦で戦えたこの経験、選手権予選に生かせるかどうかはこれから約3ヶ月の練習にかかっています。がんばってください。

Kumazeminame

2009年5月 6日 (水)

帝京vs東京朝鮮

既に関東大会出場を決めている帝京と東京朝鮮が、春の東京チャンピオンの座をかけて駒第2球技場で対戦しました。

立ち上がりから、まさに決勝戦にふさわしい濃密な内容のサッカーが展開されていきます。前10分頃までにお互いにスルーパスからのシュートがありましたが、いずれもGKがセービングしました。両チームとも攻撃と守備の切り替えが非常に素早く、研ぎ澄まされた集中力でプレーしていることが観ている側にもひしひしと伝わってきます。

そんな中で主導権を握っていったのは帝京でした。相手への寄せのスピードが速く、東京朝の選手がボールを持つとあっという間に数的優位を作ってカットしていきます。前線でも2列目から選手がどんどん飛び出していき、クロスボールへのターゲットを多くしていました。前半22分の、左サイドからのボールに2人が飛び込むプレーは、ゴールにこそなりませんでしたが迫力のあるものでした。

次々と上がってくる帝京の選手に対応するため、どうしても引き気味になってしまった東京朝鮮でしたが、最終ラインでボールを奪ってからは前線の選手へテンポ良くつなぎます。10番、15番、16番の3人がキープしてタメを作り、活発に動く11番の選手などが追い越していく場面が見られました。23分にはその11番がセンタリングに合わせてヘディングしますが帝京GK内田君がキャッチ、25分には中盤でボールを奪取し16番から15番へスルーパスが出ますがオフサイドの判定となりました。主導権は握られているものの、決して受け身にはなりません。

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帝京は28分に右から11番がエリア内に侵入し、こぼれたボールを7番が詰めますがGKが防ぎます。また34分に東京朝鮮10番がドリブル突破から放ったシュートもGKに阻まれます。息つく暇もない前半は0-0で終わりました。

後半に入っても緊迫した流れは続きます。後半13分、相手のミスからボールを奪った東京朝鮮11番が左サイドを駆け上がる10番にパス、丁寧にシュートしますがGK内田君のファインセーブに阻まれました。試合が動いたのはその5分後のことです。

後半18分、ペナルティエリア内で浮いたボールを、帝京14番が倒れ込みながらうまくボレーシュートしてゴールへ突き刺しました。待望の先制点は帝京があげることとなりました。

東京朝鮮は直後の19分、ゴール正面からループシュートを放ちます。これはクロスバーを越えていきましたが、まず1点を取り返す、という気持ちの伝わってくるシュートでした。24分には右サイドでのパス交換から14番がシュートしますが、GK内田君が正面でキャッチしました。

ボールを持った相手への激しいプレッシャーを維持する帝京は、後半30分過ぎから怒濤の勢いで攻め込みます。コーナーキック、スルーパス、ミドルシュートなど様々な形で次々と東京朝鮮ゴールに襲いかかります。そして38分、9番がゴール右約45度から強烈なミドルシュートを撃つと、GKはこれを弾ききれずゴールへと吸い込まれていきました。残り時間わずかで帝京が2点リード。このまま試合は終わるかのように思われました。

しかし、東京朝鮮は最後までゴールに向かいます。40分に11番だったでしょうか、ゴール左からシュートを流し込み1点差に詰め寄りました。さらに猛攻は続き、さすがの帝京もこの勢いに押しこまれます。終了間際には右コーナーキックからファーサイドに絶妙なボールが上がりますが、帝京GK内田君がナイスキャッチで防ぎました。そしてタイムアップ。激戦の末に春の東京を制したのは帝京でした。

試合を通して安定していた帝京の守備は素晴らしいものでした。昨年選手権も経験したGK内田君の存在も大きいでしょうが、チーム全体が走り続けることを厭わず有機的に相手にプレッシャーをかけ続けるのには脱帽します。関東大会でもこのアグレッシブな守備を見せて欲しいものです。

東京朝鮮も敗れはしましたが、完成度の高いチームという印象を受けました。今日の試合終盤で見られたような、「ここだ!」という時の迫力ある攻撃は非常に魅力的です。今年も軸となるチームの1つとして、東京高校サッカーシーンを盛り上げてくれそうですね。

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2009年5月 4日 (月)

都田無vs専大附属

総体南支部予選の都大会出場決定戦、私立武蔵会場です。それにしてもいいグラウンドですね。所用があってキックオフには間に合わなかったのですが、概ね8割以上は見ることができました。しかも、すばらしいゲームでした。

到着しましたらすでに専大附属が先制点を上げた後で、都田無が追う展開でした。専大附属の8番の選手は右サイドでボールを受けると、間合いを計りながら一気に加速、あっという間に突破して、きっちりクロスを入れてきます。見ててワクワクする選手でした。

対する都田無は専大附属のスピーディな動きにやや押され気味でしたが、全員がよく動き、全員攻撃全員守備といった感じのいいチームだなと思って見てました。特に16番の選手の危険察知能力は相当高く、鋭い読みとカバーリングがかなり効いていたと思います。

ゲームを優位に進めていた専大附属ですが、なかなか追加点が取れません。すると、前半半ばだったと思いますが、都田無が右コーナーキックのチャンスに、ファーにいた選手がヘディングで押しこみ、同点に追いつきます。サッカーでは、押されながらも凌いでいた方が、セットプレー決めて一気に盛り返すケースがよくありますが、このゲームも結果的にそういう展開になりました。

Img_61521対1の同点で折り返した後半、都田無は長身ドリブラー10番の選手が思いっきり暴れ出し、専大附属も止められない場面が続出します。10番に気を取られていると個人技があって反転が上手な14番の選手に嫌なところ突かれ、徐々に専大附属の出足が遅くなっていきます。これを感じ取ったか都田無は縦を急がず、きちんとボールをつなぐようになり、リズムがよくなります。

後半9分には都田無が同点弾と同じようにファー狙いコーナーキックからのヘディングシュートがクロスバーを叩く場面がありました。これは相当練習していて自信があるのでしょうね。

選手個々の技術、スピード、パワーで勝る専大附属ですが、10番の選手が右に左に縦横無尽に動くものの孤立したり無理な体勢からシュートを撃ったりと少し焦っているのかなと感じました。

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都田無はすばらしかったのは、サボる選手がいると成立しない全員攻撃全員守備戦法を貫く姿勢です。この戦法を負けたら都大会に行けない試合で、しかも先制され追いつかなければならない展開でやるのですから、メンタルも相当強いチームと見ました。

このような流れの中、後半30分でした。都田無が右サイドから攻撃を仕掛け、7番の選手がミドルシュート、これをGKがキャッチしきれなかったところを11番の選手が押し込み、2点目が都田無に入ります。7番の選手が撃ったミドルは、最もGKの取りにくい位置でバウンドしました。

苦労しつつもイマジネーション豊かにゴール前まで攻め上がる専大附属に対して、難しいことしないのですが、シンプルにチャンスを作る都田無でした。あと、都田無はの10番の選手は自分の力に相当の自信持っていますね。自信あふれるアグレシヴなプレーは見ている者を引き付けます。

ゲームはこのまま2対1で都田無が勝利し、都大会の切符を手にしました。サッカーに“たられば”は禁物ですが、専大附属は前半にあのコーナーで追いつかれる前に、追加点が取れていたら、後半に一歩出足が遅くなることもなく、全く違う展開になっていたと思います。しかし、専大附属は個々の選手の能力は相当高く、運動量も豊富で、そのスピード生かした攻撃には一昨年の修徳を髣髴とさせる迫力がありました。正直、地区予選で敗退するようなチームではありません。

都田無の皆さん、都大会でも今日のような劣勢でも自分を見失わない、何事にも動じない淡々とした全員サッカー、ぜひ見せてください。

2009年5月 3日 (日)

都野津田vs都保谷

各地で開催されている総体支部予選から、南支部決勝の1つ、都野津田VS都保谷のリポートをお届けします。

前半立ち上がりから、保谷が主導権を握っていきます。中盤での効果的なプレッシャーが良く効き、野津田が前につなげようとするボールをことごとく奪い取り激しく攻め立てました。前半20分頃には2本続けてのミドルシュートもあり、得点の予感がし始めます。そして24分、左からのコーナーキックのクリアボールを拾った5番がミドルシュートをゴール左上に決め、保谷が待望の先制点を決めました。

追う形となった野津田は26分に18番がミドルシュートを放つなど、何度かシュートの場面がありましたが、保谷に中盤でうまく守られていたこともあり、流れを引き寄せることができません。前半はこのまま保谷1点リードで終わります。

保谷のシュートで幕を開けた後半も前半の流れが続くかと思われましたが、少しずつ中盤でボールを持てるようになってきた野津田が、攻撃にかける時間を増やしていきます。後半13分には、ゴール正面でパスを受けた9番が振り向きざまにシュートしますが、これは右に外れました。また、左サイドの3番にボールが良く渡り、そこを起点とした組み立てが目立つようになります。

保谷も攻撃の手は緩めません。15分、17分とキャプテン10番が左サイドを巧みにドリブル突破してチャンスを作ると、18分には右サイドのセンタリングから11番がシュートする形を作ります。左サイドの10番、右サイドの7番が次々と突破する攻撃は迫力満点でした。

保谷の厚みのある攻撃を、飛び出し判断の良いGKを中心に守り続けた野津田にチャンスが訪れたのは後半33分。左サイドで奮闘していた3番が中へ入れたボールからゴール前で混戦となり、そこから7番が同点ゴールを決めました。これでスコアは1-1、このまま延長戦に突入します。

延長戦は、お互いに勝利への気持ちが全面に出た激しい20分となりました。延長前半8分、保谷左サイド7番からの絶妙なセンタリングにファーサイドで合わせようとしますが、ここは野津田GKが腕を伸ばしてファインセーブ。延長後半4分には、野津田10番のフリーキックが高く巻いた弾道でゴール右上に向かいますが、今度は保谷GKがナイスセーブを見せる番でした。手に汗握る攻防が続いていきます。

均衡を破るゴールが生まれたのは延長後半8分のことでした。ハーフウェーライン付近からのロングボールに反応した野津田9番がディフェンスラインの裏へ飛び出すと、落ち着いたシュートでゴールネットを揺らします。保谷は残されたわずかな時間も諦めることなくゴールを目指しますが、スコアは動かぬまま試合終了のホイッスルが響きました。

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試合を通して緊張感の漂う、どちらが勝ってもおかしくない名勝負でした。野津田は総体都予選で、保谷は選手権地区予選で、より成長した姿を見られるのを楽しみにしています。素晴らしい試合をありがとうございました。

2009年4月29日 (水)

都大泉vs都深沢

黄金週間、いかがお過ごしでしょうか。東京ではすでに総体予選が始まっていますが、その中で、新人戦5地区大会で、石神井戦のスコアレスドローを除いて、早大学院、堀越、東亜学園、私武蔵、都保谷の強豪を次々に破って優勝した都大泉を見ておきたいと思い、取材に行ってまいりました。

開始早々2分に都大泉は右ロビングから8番の選手がフリーでシュート(これは決めたかった!)を撃つなど、ゲームは序盤から都大泉が支配、都深沢は苦しい展開となります。都深沢のプレスがやや甘く、都大泉は楽に前を向いてプレーできるので、左サイドの9番の選手を多用しながら多彩な攻撃を仕掛けることができました。

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都大泉の先制点は前半4分、すすっと抜け出した13番の選手が落ち着いて流し込みました。8分にはゴール前混戦から16番の選手が正面から決めて2対0、15分にはシュート気味の速い右クロスをGKがファンブルしてしまい3点目、25分には14番の選手がものすごいミドル決めて前半で4点差つけました。

不要不急なドリブルはせず、パスワークで相手を翻弄、特に奪ったボールをいったんFWに当てて、そのボールを大きくサイドに展開、そこに攻守の要とも言える9番の選手が駆け上がって強弱緩急をつけたクロスを供給、これは見事でした。

対する都深沢は2番の選手がやや孤立気味ながら果敢に中央突破を試み、前半34分には都大泉9番の選手が攻撃参加後にできる背後のスペースを、この日もっとも都深沢で輝いていた15番の選手が突き、そこへ絶妙なボールが供給され、この15番の選手がトラップしないでそのままダイレクトでシュート、惜しくもサイドネットでしたがすばらしい攻撃でした。

後半に入ってすぐ、都大泉はゴール前フリーだった9番の選手がシュートミスしてしまい決定機を逃しますが、この後は都深沢が盛り返していきます。後半4分、まともや都深沢15番の選手のミドルシュートから2本連続でコーナーキックを得るチャンスがありました。7分にも右コーナーキックから8番の選手がダイレクトでボレーを撃つなど、1点返すか!と思うような流れでした。

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しかし、前半から守備に相当の時間を費やしてきた都深沢は後半12分に5点目を奪われてからは、1点返す余力がだんだんなくなっていきます。それでも、足をつってしまう選手も出たりする中、DF9番の選手は最後まで気力を振り絞って最終ラインで波のように押し寄せてくる都大泉攻撃陣に立ち向かっていましたし、15番の選手も後半は下がり目にポジションを取って守りを意識していました。一方的な展開となってしまった中、これは立派です。

ゲームは都大泉の大勝となりましたが、新人戦5地区無敗優勝はやはりダテではないです。本物です。また、楽しみなチームが出てきました。

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kumazemi's favorite players 2009:都大泉の9番

Kumazeminame

2009年4月26日 (日)

帝京vs東海大菅生

前日の雨もすっかり上がり晴れ渡る清瀬内山グラウンドにて、関東大会都予選準決勝が行われました。第1試合は帝京と東海大菅生の対戦です。

まずペースを握ったのは帝京でした。中盤から速い展開で前へとボールをつなぎ菅生ゴールに迫ります。8分には左サイドでポイントとなっていた14番のシュートもありました。押される形となった菅生はボールを奪ってからの素早いカウンターでチャンスをうかがっていきます。FW11番がロングボールの受け手となり奮戦しますが、帝京の堅い守備の前に思うようなプレーをさせてもらえません。守備が光っていたのは菅生も同じで、決定的な形は作らせませんでした。

帝京に大きなチャンスが訪れたのは前半30分のことでした。9番がスルーパスに走りGKと1対1となりシュート。ここは菅生GKのナイスセーブで得点とはなりませんでした。緊張感漂う攻防の前半は両者無得点のまま終わります。

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後半開始直後の1分、菅生に大チャンスが訪れます。センタリングを跳ね返されたこぼれ球をつないで入れたボールを、9番がDFと競り合いながらシュートします。放物線を描いてゴールへと向かったボールは無情にもクロスバーに跳ね返されました。

出だしに決定機を作った菅生でしたが、時間が経つにつれて帝京の厚い攻撃に押されていき、攻める帝京と守ってカウンター狙いの菅生、という構図が出来上がっていきました。帝京は6番が存在感を放つ中盤から次々とボールを入れてゴールをこじ開けようとしますが、菅生はセンターバック3番を中心に懸命なディフェンスで持ちこたえます。終盤に入ると、菅生が帝京ディフェンス裏に空いたスペースをどんどん狙い、どのプレーで点が入っても不思議ではない手に汗握る展開となりました。しかしそれでも得点は生まれず、延長戦へ突入します。

延長戦に入っても一進一退の攻防は続きます。延長後半10分にはゴール前での混戦から帝京のシュートがありましたが、この日大活躍の菅生GKが好セーブを見せて延長戦も終了。決着はPK戦に持ちこまれ、3-1で制した帝京が決勝進出を手にしました。

100分間の激闘の末にPK戦で勝者が決まったこの試合、実力の拮抗した2チームによる素晴らしい試合でした。最後まで集中力が切れることなく戦った選手達に拍手を贈らせて頂きたいと思います。

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2009年4月20日 (月)

東京朝鮮vs都三鷹

晴天に恵まれた関東大会3回戦が清瀬内山グランドにて行われました。

試合開始直後から東京朝鮮はサイドを大きく使います。左右サイドバックが果敢に攻撃に参加、大きなサイドチェンジから切れ込む攻撃で都三鷹を揺さぶり、速くて精度の高いクロスで攻撃をく仕掛けます。

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特に右サイドを7番の選手が、左サイドを8番の選手が、何れも前線の選手を追い越して攻撃参加、厚みのある攻撃を見せます。前半8分には、9番の選手を追い越した7番の選手に都三鷹DFがつられ、できたスペースへそのまま9番が切れ込んでシュートまで持ち込むシーンもありました。

東京朝鮮優勢で進んでいた前半10分、今度は左サイドのスペースに飛び込んだ11番へパスが通るとそのままシュート、きっちりインパクトされたボールが都三鷹ゴール右へ突き刺さり、東京朝鮮が先制します。

流れが掴めず我慢すべき時間に失点してしまった都三鷹ですが、東京朝鮮の少ないタッチで速くリズミカルなパス回しや、何度となく繰り返されるサイド攻撃に守備に割く時間が長くなり、、なかなかチャンスを作れません。結果的に前半はこのまま東京朝鮮1点リードで終了、都三鷹の前半26分と36分にチャンスがありましたが、何れも決定的なチャンスにはならず、前半は東京朝鮮に優位にゲームを運ばれる展開でした。

後半に入って、2分でした。1点を追う都三鷹が東京朝鮮ゴール前にボールを運び、ややゴール左のポジションからシュートに持ち込み、何とか流れを掴みたいところでしたが、攻撃力に勝る東京朝鮮が再び攻撃のアクセルを踏むと、またもや速くて精度の高いクロスでサイド攻撃を展開、都三鷹に流れを渡しません。

早めのタテ攻撃からチャンスの糸口を見つけようとする都三鷹でしたが、東京朝鮮はサイド展開、中央突破、そして速攻、遅行と多くの選択肢を有し、ついに後半16分、後半からゲームメークに冴えを見せ始めていた10番の選手が、ゴールを背にしてボールを受けながらも素早い反転からシュート、すると都三鷹DFの寄せも間に合わず、見事に三鷹ゴールに突き刺さり、リードしていた東京朝鮮が追加点を奪取しました。

この2点目は試合の流れからしてもかなり大きな得点となり、この後も東京朝鮮は攻撃の手を緩めず、三鷹陣地でのゲームを展開、集中を切らさない守備でゴールを脅かされる場面を作らせないまま、2対0で東京朝鮮が勝利しました。

東京朝鮮は高い個人技を持ち、さらに精度の高いパスサッカーができ、春先の新チームとしては完成度が高い感じを受けました。

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東京朝鮮の次の相手は山下先生率いる都駒場です。一昨年選手権都大会でのあの試合のリベンジは、この都駒場に勝ってこそ果たせるという思いでしょう。この準決勝カードは両校によるすばらしいパフォーマンスを期待できそうです。

そういえばパク リョンイ君どうしてるかな。

2009年4月16日 (木)

大学院三日目

今日はとても面白い講義でした。「サッカーと階級」。

講義初日で何もわかってないことがわかりましたが、三日目では何も知らないことを知りました。通うたびに自分のレベルの低さがどんどんわかり、仕事しながら学問に打って出るのもいいことだなとあらためて思いました。

しかし、講義終わった後のみんなで行った近場で飲み屋では、クラスメートのパーソナリティが少しわかり、何とかついて行こうと思ったのでした。ここが引けた後、私と同じ駅で乗り換えるお二方ともう一軒行こうということになり、性懲りもなくまた深酒の世界へといざなわれていったのであります。

そこではそのお二方には私のもう一つの顔、すなわち私が高校サッカーを応援している人物であるという事実をお伝えいたしました。これにはお二方とも仰天してました。ちなみに、そのお二方のうちのお一方は、ラグビー好きな方なら全員知っているスーパーアスリートです。また、この方と私に意外な共通点もあったことが判明、大いに盛り上がりました。

もう一方の方もラガーマンで、某ラグビー名門校出身なのですが、その恰幅のいい体型からプロップだろうと思ったら、「ウィングです」って答えが返ってきて、こちらは私が仰天いたしました(笑)。

これからどんどん講義の内容のレベルが上がり、演習なども入ってきて本格的になっていくのだろうと思われますが、私のストロングポイントである「相手をぶっ倒してでもゴールに向かう」姿勢で突き進んでいこうと思います。

Kenkajoto

がんばります。

2009年4月14日 (火)

都三鷹vs早稲田実業

実践学園高尾グラウンドの第2試合、少し風が出てきた中で三鷹と早稲田実業の両イレブンが登場しました。

前半1分に三鷹6番のシュートで幕を開けた試合は、立ち上がり10分で大きく動きました。4分、三鷹7番からのスルーパスに抜け出した10番が落ち着いてシュートすると、早実GKが体に当てますがゴールへと転がり三鷹が先制します。続く9分には右からのコーナーキックに6番の選手だったでしょうか、ニアサイドで倒れ込みながらヘディングして三鷹が開始早々に2点のリードを奪いました。

いきなり追いかける形となってしまった早実は、両サイドからの攻撃でリズムをつかもうとボールを広く展開していきます。しかし三鷹の中盤の選手がディフェンスラインとの距離を近く保ち、スペースを与えないようにしていたこともあり、決定的な場面を作るまでには至りません。

三鷹は26分には中盤での流れるようなパスから7番のミドルシュートなど、良さが存分に発揮された前半でした。この7番の選手は攻撃の中心として活躍していましたが、見ていてワクワクさせてくれるようなアイディアのある選手でした。

後半に入ると早実が徐々に流れをつかんできます。後半6分、4番から長いスルーパスが出ると9番がペナルティエリア左からシュート。三鷹GKが足一本でナイスセーブを見せました。三鷹も3分、9分とシュートの場面がありましたが、こちらも飛び出し判断の良い早実GKのナイスセーブがありました。

後半16分、三鷹14番が倒されて得たPKを自ら決め、得点差を3とします。苦しい状況に追い込まれた早実イレブンでしたが、諦めることなくゴールを目指してのプレーを続けます。18分には右サイドからのセンタリングをファーの7番がシュート、20分には再び右からのボールをファーで狙うなど、クロスからファーサイドでの合わせを徹底していました。コーナーキックやロングスローからも良いボールが供給されるため脅威となっていましたが、この日はゴールまでつなげることはできません。試合はこのまま3-0で幕を下ろします。

序盤の2得点で大きく流れの決まったこの試合、早実としては持ち味を出し切れなかったところかもしれません。その状況でも最後まで前を向く姿勢というのは素晴らしいものです。

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取材:コータロー

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思い出しますね、2007年度選手権Bブロック決勝。すごいゲームでした。山下先生が都駒場に移られ、香取新体制となった三鷹、上々のスタートを切りました。駒場と三鷹、今大会同じ側のブロックにいますね・・・

Kumazeminame

2009年4月13日 (月)

実践学園vsかえつ有明

やわらかな陽射しが心地良い、春の実践学園高尾グラウンドからのリポートです。

試合開始早々、かえつが4番のミドルシュートや連続でのコーナーキックでチャンスを作ります。実践も前へ前へという気持ちが見られ、両チームとも積極性が目立つ立ち上がりは、徐々に実践ペースとなっていきました。

19分には右サイドで7番から9番へパスがつながり、縦に切り込んだ9番がセンタリングから好機を演出すると、24分には再び右サイドからのクロスに、4番がハーフボレーでゴールを狙います。この2つのプレーにも関わっていた中盤の4番、7番がよく前線に飛び出すことで、実践に良い形が生まれていたような印象を受けました。

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押され気味のかえつは、ボールを奪ってから縦に速い展開で打開策を探りますが、ボールがなかなかつながらず耐える前半となります。また、実践の選手と比較して体格の小さい選手が多いためでしょうか、ショートコーナーを多用しますが、決定機は作れません。

29分、速いパス回しから実践6番がボールをゴールに流し込み先制かと思われますが、その前のプレーでファールがあり得点にはなりませんでした。これで得たFKはわずかに右に外れます。終始実践がペースを握っていた前半は無得点のまま終わりました。

後半に入っても流れは変わらず、押す実践と受けるかえつという構図が続きます。時間が経つにつれて疲れもあるのでしょうか、かえつはゴール前でフリーキックを与えることが多くなってきました。この流れは後半25分過ぎまで続きますが、スコアは0-0のまま動きません。

終盤に来て、これまで長く耐えていたかえつにチャンスが訪れます。まずは29分に11番が左サイドを突破してチャンスを生み出すと、33分にはキャプテン6番がシュート、さらに34分には再び6番がスルーパスからシュートを撃ちますが、実践GKがナイスセーブを見せました。対する実践も31分に19番がゴール正面やや左から巧く巻いたシュートでゴール右隅を狙いますが、ボールはわずかに外に飛びます。

激しく動き出したこの時間帯に勝負を決めたのは実践でした。35分、左からのボールを2番が押し込んで先制。これが決勝点となり実践が3回戦へ進出、帝京との対戦となりました。

かえつ、実践ともに新チームの初々しさが感じられましたが、その中にもチームカラーというのは出てくるものですね。夏、そして秋へとそれがより鮮明になっていくのでしょう。それを見守っていきたいと思います。

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取材:コータロー

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かえつ有明がオール1年生で旋風巻き起こしてたあの時から3年経ったのか・・・私も3歳年をとったということですね。でも、高校サッカー追っかけてると1年あっという間で、老け込むヒマがないので、若くいられます。

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2009年4月12日 (日)

暁星vs都足立

くまゲリラにご応募いただきました五十代の今春某強豪都立に娘さんがご入学されたファンの方が、東伏見グランドでの暁星vs都足立戦をリポートしてくれました。

開始早々暁星は18番の足を活かして都足立ゴール前へ攻め入りますが、都足立ディフェンスは堅い守備とオフサイドにも助けられシュートは許しません。その後も暁星は都足立ディフェンスの裏へボールを放り込みチャンスメークを図りますがシュートまでは行けない状況が続きます。暁星左サイドのタッチラインからのスローインは3番のロングスローで、度々ペナルティーエリア内の攻防を演出しますが決定的な場面までは至りません。

17分に都足立はペナルティーエリア外の左でFKを得ます。これを15番が壁を越え枠内へシュートしますが暁星キーパーがキャッチ。また、20分、都足立は右サイドを攻め上がりシュートを放ちますが、これは惜しくもゴール左にそれてしまいます。この後一進一退の攻防が続き、都足立の攻撃場面では11番が前線で起点を作る動きで何とか形勢打開を図りますがなかなか良い形に持って行けない状況です。その後も中盤の攻防と、ぎりぎりのディフェンスラインの守備で双方共に決定期を与えません。

25分を過ぎるあたりから、徐々に暁星がルーズボール支配率を上げてゆき、34分には暁星FWが左サイドをドリブル突破、サイドから中へ切れ込み二人をかわしてゴール前へマイナスのパスを出し決定的なチャンスを演出し、2列目から走り込んできた選手がシュート。しかし惜しくもゴール左に外れます。
また、39分には暁星左サイドからのアーリークロスを8番がペナルティーエリア内で都足立ディフェンスと競りながらコントロールし、うまく体を使い決定的なハーフボレーシュートを放ちますが、クロスバーに当たり跳ね返されます。

前半は0-0の攻防でしたが、徐々に暁星のポゼッションが増え、得点に繋がってもおかしくない状況となってきていました。
後半は暁星の怒涛の攻めが始まりました。暁星は前線の9番、18番、を走らせて都足立ゴール前へ攻め入ります。2分にはコーナーキックの跳ね返りを暁星2番がミドルシュートしますが、クロスバーの遥か上です。4分、暁星は左サイドから攻め入りますがシュートまでは行けません。5分には都足立が左サイドから攻め上がり、7番がシュートまで行きますがゴール左に外れます。
6分、暁星は都足立ペナルティーエリアの右サイドを攻め上がり、センタリング。これを都足立のディフェンスが胸でトラップしますが、このボールが思ったよりも弾んでしまったのか、走り上がってきた暁星選手の前に絶好のパスとなり、ダイレクトでゴール右隅に流し込み1-0です。これは暁星怒涛の攻めの序章のように感じました。

続けて暁星は、7分にミドルを放ちますが、これはクロスバーを越えます。8分には暁星右からのセンタリングを都足立ディフェンスがカットしコーナーキック。暁星右からのコーナーキックは中央でヘディングシュートまで行きますが、これはキーパーがキャッチ。10分以後は、都足立ディフェンス裏のスペースへ放り込まれたボールに、暁星9番と18番が絡んでゴール前まで持ってゆく場面が増えます。

12分にはスルーパスに反応した暁星18番がキーパーに競り勝ち中へ折り返しますが得点には至らず。更にその後、18番がディフェンスライン突破を試み、ディフェンスと競りながらシュートしますが、これはキーパー正面。
13分、都足立はメンバーを入れ替えて戦局打開を図ります。
15分、都足立の逆襲はFW11番へのロビング状のスルーパスを出し、これに反応した11番を抑えようとした暁星ディフェンスがファール。都足立はゴール正面の絶好の位でFKを得ます。これを都足立15番が蹴り壁を越えてゴール左上隅枠内に飛んだボールを暁星ゴールキーパーが素晴らしいセーブで凌ぎます。キックもセーブも素晴らしいと思いました。
その後、都足立はファーサイドに飛んだコーナーキックのボールを中へ折り返し、11番がヘッドでシュートしますが、これはキーパー正面。この時間帯は、久しぶりに都足立の時間帯でした。

19分には、暁星5番が粘り右サイドでコーナーを得ます。このコーナーから暁星はゴール前で2本のシュートを放ちますが、都足立ディフェンスとキーパーの気迫のプレーで得点には至らず。
20分、前半はあまり見られなかった右サイドの14番からの攻めを使い始めた暁星は、14番から18番のスルーパスを通し、キーパーと1対1の場面となりますが、僅かにゴール左へ外します。
23分、暁星は右サイド18番から9番へのセンタリングに9番がうまくキーパーをかわしてゴールへ流し込み追加点を挙げます。

35分、後半途中で入った暁星20番が起点となり、中でフリーの9番へパスし、これを落ち着いて右隅に決めて3点目を挙げます。36分には右コーナーからのボールを暁星8番がシュートしますが、都足立キーパーが気迫のセーブ。

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39分、都足立は攻め上がりゴール前まで行きますがシュートには至らず。
ロスタイムも都足立の必死の攻めが続きますがゴールには至らずにタイムアップ。結果は後半怒涛の攻めで暁星3-0都足立となりました。

取材:16GK

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16GK様、お忙しいところ、ありがとうございました。ペンネームにGKが入っているところみると現役時代はゴールキーパーだったのでしょうか。私より先輩の方にこのような形で参画していただけて大変感動いたしました。

Kumzeminame

2009年1月27日 (火)

都足立vs成立学園

駒沢補助競技場の第2試合は都足立と成立学園が熱い試合を繰り広げました。

どちらのチームもしっかりとパスをつなぐサッカーを披露する序盤、先手を取ったのは都足立でした。FW11番の選手がドリブル突破、成立DFライン裏への飛び出しで次々とチャンスを演出します。特にライン裏を狙う動きには鋭いものがあり、前半10分にはスルーパスから見事に抜け出してGKとの対決を制し、都足立に先制点をもたらしました。都足立はリードしてからも18分にはミドルシュートで、20分には直接FKから成立ゴールを脅かしていきます。

対する成立は両サイドを広く使っての展開、持ち前の技術の高さによるワンタッチでのパス交換を織り交ぜながら攻撃を組み立てていきました。9番の選手がポイントとなり良い形を次々と生み出しますが、オフサイドとなる場面が目立ちます。また、都足立がディフェンスと中盤の2つラインをコンパクトに維持しパスの選択肢を消していたこともあり、なかなかシュートを打たせてもらえないままハーフタイムを迎えました。

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後半に入ると、追いかける成立がボールを支配する時間が長くなります。後半7分には右サイドバック2番の選手のクロスに合わせファーサイドに飛び込むチャンスがありました。これはクリアされましたが、点を取りに行くという強い意志が感じられるプレーでした。9分には前線に13番と15番の選手を投入、ベンチからは「動け!」の声が飛びます。

活発に動き迫り来る成立に対し、都足立は徐々に深く引いての守備を余儀なくされていきます。必然的に中盤ではスペースを与えることになり、成立の長く、厚い攻撃が始まりました。

後半17分と26分にはミドルシュート、27分には都足立GKの弾いたボールをヘディングシュートしますが、わずかなところでゴールを割ることができません。30分に13番の選手が放ったシュートも、GK正面でキャッチされます。猛攻にさらされる都足立はフレッシュな選手を投入し持ちこたえ、またGKが後半35分、37分の立て続けのピンチをナイスセーブで救うなど、こちらも迫力のあるプレーでゴールを死守しました。成立はロスタイムに12番の選手がドリブルからシュートを放ちますが、これもGKに阻まれタイムアップ。早い時間の先制点を守りきった都足立が見事1回戦突破となりました。

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成立は最後の局面を打開できず敗れてしまいましたが、個々の技術の高さは流石なものです。今年も質の高いパスサッカーで驚かせてもらえそうだと期待してしまいます。後半は防戦一方となってしまった都足立は、11番の選手を中心とした縦に速い攻撃が非常に魅力的でした。4月の2回戦も楽しみです。

2009年1月25日 (日)

都三鷹vs国士舘

すがすがしい快晴の空の下、2009年公式戦の幕開けとなる関東大会都予選が始まりました。 駒沢補助競技場の第1試合は、国士舘と三鷹が顔を合わせます。

立ち上がり、両サイドへボールを送りそこからの突破を図る三鷹がやや押し気味で試合を進めます。国士舘は3バックと中盤から降りてきた両サイドの2選手がそれにうまく対応し、決定的な形は作らせません。ボールを奪ってからは、ロングボールを効果的に用いて前線へ早めにつないで攻撃を組み立てていきました。

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試合最初のチャンスは三鷹に訪れました。前半17分、左サイドからのセンタリングを17番の選手がボレーシュートします。国士舘も19分、22分とセンタリング、コーナーキックからゴールを窺いました。前半は両チームとも形を崩してまで点を取りに行くことはなく、どちらもディフェンスが健闘したこともあり無得点で終わります。

後半に入ると、国士舘が仕掛けます。右サイド突破からのセンタリングで三鷹ゴールを脅かし、また後半9分には中盤でボールを奪い右サイド11番へつなぎ、そのままシュートに持ちこみました。うまくプレスをかけ相手のパスコースを消していき、絞ったところでボールを奪い攻めに転じるシーンが目立ちました。やや受け身となった三鷹は、長いボールに選手を走らせるなど、パターンを変えて局面の打開を図ります。

後半20分を過ぎたあたりから試合が動き始めます。21分、国士舘はゴール前での混戦からこぼれたボールを押し込む決定的なチャンスを迎えますが、ここは三鷹DFが必死のクリアで凌ぎました。時間が経つにつれて両チームとも中盤にスペースができていき、ゴール前までの展開が速くなっていきます。

そして後半33分にこの試合唯一のゴールが生まれます。三鷹右サイドからのボールを、ペナルティエリア中央で巧みに受け、シュートを決めました。リードされた国士舘は残り時間が限られた中で精一杯同点ゴールを狙いに攻めますが、ここは三鷹DFの対応に軍配が上がり、試合は三鷹1-0の勝利となりました。

三鷹はピッチをワイドに使った展開力のある攻撃、国士舘は長短のパスを効果的に使い分けるスタイルと、両チームともらしさがかいま見られた試合でした。ここから選手達がどのように成長していくのか期待させてくれる、この時期の試合の魅力を再確認できたような気がします。

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2008年11月24日 (月)

武蔵工大vs都野津田

先週幕を閉じた選手権都予選と並行して、来年に向けての新人戦地区予選も着々と開催さています。今回は第6地区から、武蔵工大VS都野津田のリポートです。

両チームとも4-4-2のフォーメーションで臨みますが、中盤の構成が異なり、それによって撃の組み立ても変わってきます。中央でコンパクトにする武蔵工大は、自然と空いたサイドのスペースに長めのパスを送り、後ろから選手が走り込んで突破を図ります。対する都野津田は、サイドに開いた選手へボールをつなぎ、そこから縦への突破と中央へのパスを組み合わせた攻撃を見せていました。

前半、攻撃がうまく機能していたのは都野津田でした。中盤の11番、14番の選手がボール供給し、7番、9番の選手のドリブル突破から得たセットプレーやロングスローでチャンスを作ります。コーナーキックではファーサイドを徹底して狙っていました。こうして攻めの時間帯が続いていた前半23分、相手GKのクリアボールを拾った18番の選手が、ペナルティエリア右からクロスを上げると、ニアサイドに詰めた9番の選手が上手く押し込んで先制に成功します。

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武蔵工大は中盤でなかなかボールを自分たちのものにすることができず、ボールの落ち着かい前半となってしまいました。9番、10番、14番の選手の攻撃トリオが奮闘しますが、少ないチャンスでは如何ともし難く、前半は都野津田1点リードで終わります。

後半に入ると、試合の表情が一変します。1点を追う武蔵工大は前線中央に積極的にボール入れるようになり、これが都野津田DFを悩ませました。後半4分、5分と9番の選手が巧いシュートを放ちますが、ここは都野津田GKはファインセーブで乗り切りました。立ち上がり押し込まれた都野津田でしたが、前がかりになった武蔵工大の裏のスペースに向けてボールを出し、追加点を狙っていきます。

一進一退の攻防が続く中、都野津田に変化が生まれました。押し込まれて下がるDFラインと裏への飛び出しを狙い気持ちが前へ向く前線の2つに分かれてしまいます。武蔵工大はこれを見逃さず、徐々にペースを握っていきます。後半22分に、交代出場の11番の選手だったでしょうか、左サイドから中央へ切り込んでのシュートを決めて同点とすると、続く27分にはノープレッシャーでボールをもらった4番の選手が、約30mの豪快なミドルシュートを突き刺し逆転します。

残りわずかで追う立場となった都野津田は最後まで諦めず攻めますが、一度傾いた流れをき戻すことはできず、試合はこのまま武蔵工大の勝利で終わりました。

他会場の結果もあり、決勝トーナメント進出はならなかった野津田でしたが、先の選手権都選で披露していたパスサッカーはしっかりと受け継がれていました。今後のチームの成長と、個人的な印象ですが中盤で軸となっていた11番の選手の成長が非常に楽しみです。

この勝利でリーグ戦Bブロック1位となった武蔵工大は、決勝トーナメント初戦で都山崎との戦となります。70分間通しての安定したプレーと、戦術の変更に柔軟に対応する力は素晴らしかったです。特に9番、10番、14番の攻撃トリオは見ものだと思います。

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これで東京6地区(目黒区・世田谷区・町田市・狛江市・稲城市)の4強が出揃い、準決勝カードはは武蔵工大vs都山崎、都狛江vs桜美林ということになりました。その他の地区では、4地区(千代田区・港区・大田区・品川区・島嶼)注目対決であたった東海大高輪台vs正則学園はPKで東海大高輪台が勝ち、7地区決勝カードが都三鷹vs都日野台、8地区決勝カードが早稲田実業vs都国分寺に決定しています。

  • 7地区:三鷹市・調布市・府中市・国立市・立川市・日野市・多摩市・八王子市
  • 8地区:武蔵野市・小金井市・小平市・国分寺市・清瀬市・東久留米市・東村山市・東大和市・武蔵村山市・あきる野市・青梅市・西多摩郡・昭島市・福生市