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2008年1月15日 (火)

流経大柏vs藤枝東

第86回選手権も昨日14日に決勝が行なわれ、見事、流経大柏が優勝いたしました。大前選手を中心とした得点力もさることながら、守備力が凄まじく、正直今の日本のユース年代でこのチームから得点を奪うのは極めて困難であろうと思いました。組立、攻撃、守備どれをとっても本当にすばらしく、史上最強の高校サッカー部です。

藤枝東は名門復活とサッカー王国復刻を一身に背負ったプレッシャーなのか、卓越した個人技とピッチを広く使った戦術で都三鷹に完勝したあの姿が見えません。対する流経大柏は藤枝東がどう出てこようと関係ないといった感じで、最初から伸び伸びプレーし、ガンガンいきます。

そして今日の試合はうんだらかんだらと同伴のメンバーと話していた開始6分、流経大柏があっという間に先制します。右サイドを駆け上がったキャプテンから低めのクロスを受けたエース10番大前選手が、藤枝東DFを2人引きつけながらキープ、巧みな技術でかわそうとしていたところをシュートを打たれたらたまらんということでもう1人のDFが寄って3人がかりで潰そうとします。しかし、小柄ながらがっちりとしていていかにも屈強そうな大前選手はバランスを崩すこともなくフリーの8番村瀬選手へボールを通し、受けた村瀬選手が難なくゴール左に蹴り込んだのです。

Sensei1 Sensei2 Sensei3

Sensei4 Sensei5

あまりに早い先制弾被弾で、藤枝東は浮き足立った、というかパニックに陥ったかもしれません。藤枝東は守備陣がボールを奪って中盤へ繋いでもあっと間に寄せられパスコースを消され、攻守の切り替えが速くてかつマークを外さない流経大柏に対し、何をどうすればいいのかわからなくなっている感じを受けました。流経大柏は活動範囲が広くて得点力のある大前選手を、いつどこにいるのか一瞬わからなくする周りの選手のアクションと上條選手のどんな体制でも執拗に前を向こうとするプレーがすばらしかったです。正直、守る方としては上條選手の方が怖かったのではないでしょうか。大前選手自身が「僕の得点はみんなのおかげです」と言っていましたがうなずけました。この言葉は心の底からでてきた衷心からの本音の告白に違いありません。

Kasiwa_shusan Kasiwa_difense

上の写真は前半の藤枝東の攻撃シーンで、左サイドとバイタルエリア付近を撮ったものです。効果的な攻撃になるであろうコースとスペースは消されており、勝率五分五分かか四分六分以上で不利なところで勝負するしかありません。Matsuda

それでいて流経大柏はみんな1対1がめっぽう強く、テクニックある藤枝東もどうにもなりません。あの松田選手もサイドに流れて深い位置への切り込みを図りますが、これも徹底的に阻止します。

左の写真は藤枝東の松田選手と流経大柏3番天野選手の後半右サイドでの1対1ですが、ここでも天野選手は半身に構えて松田選手を中側に誘い、見事に突破を止めてボールを奪いました。

このように1対1で負けず、速いプレスで中盤を制圧して河合選手にも仕事させず、シュートも撃たせず、攻撃では少ないタッチと突破を織り交ぜ藤枝東守備陣を翻弄、必ずフリーの選手を作り出してはそこへラストパス、そして撃つ方は正確にボールを捕らえてGKの届かないところへ蹴りこむ・・・凄まじいの一言です。

Oomame3tenme Kasiwa4tenme1

今大会は島原商などの古豪の出場、都三鷹の快進撃、名門藤枝東の決勝進出と話題の多い大会でした。

昨年に続いて長い間教育に携わり、こつこつ努力され、人生賭けて高校サッカーに取り組んできた指導者が栄冠を勝ち取りました。努力を重ね、耐えに耐えて信じてやり続けてきた方が最後に報われるというのは、今の社会に最も大切な価値観ではなかろうかと私は思います。全国高校サッカー選手権においては、今年もこれが見事に具現されました。

これで私の2007年度のゲームリポートは終了です。

2008年1月 5日 (土)

都三鷹vs藤枝東

都三鷹の選手の皆さん、お疲れ様でした。すばらしい戦いでした。感動しました。

「ひたむきにやる」「一生懸命やる」「ズルしないでやる」「諦めないでやる」「明るくやる」「仲間を思いやりながらやる」・・・ここまでのみんなの戦いぶりから思い起こしたことです。もう疲れて疲れて仕方がないでしょう。私が言うのも何ですが休ませてあげたいです。

今日は選手権で藤枝東と準々決勝を戦った証のみでご容赦ください。

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すでに進路が決まった選手もいるとは思いますが、受験が控えている3年生は『ここ集中!』でがんばってください。

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ゲームについては、ちょっと休んでから書いてみます。

2008年1月 3日 (木)

都三鷹vs宮城県工

夢ではありません。三鷹がここ10年帝京以外の東京代表が成し遂げられなかったベスト8進出を果たしました。

今日は3試合目で疲れもピークでしょうし、相手の宮城県工は鹿実とのフィジカル戦を完勝、強烈な攻撃陣を擁するチームでしたので今日はヤマ場だと思っていました。昨日の鹿実vs宮城県工の試合がどんな試合だったか、下の写真でイメージしてください。

5vs9 15vs7

昨日の肉弾戦の影響だったのでしょうか、三鷹のキックオフで始まったこのゲーム、宮城県工はプレッシャーのかけ具合で三鷹を下回り、前半劣勢を強いられます。逆に三鷹は戦うごとに守備力が向上しており、この日もほとんどディフェンスは綻びを見せず、宮城県工の8番、9番、10番の選手を完封する見事なゲーム運びを展開しました。

三鷹は相手に自由にさせないようがっちりマークして守りますので、守から攻への切り替えの際に少ない人数、つまり数的不利な状況で前へボールを運ばなければならないケースが多いのですが、ここでも連動した動きと少ないタッチでつないでいくパスサッカーを展開します。逆に宮城県工は奪ったボールの展開スピードが昨日より遅く、ここを三鷹に狙われて思うように攻撃ができません。

このような流れの中の前半11分、矢板中央戦決勝点の再現のような4番繁澤選手のゴールが生まれます。矢板中央戦の時よりかなり深めの位置で得たFKを5番酒井選手がゴール前へ蹴り込み、ここに4番繁澤選手と20番林選手の二人が一気にGKに競り合いを仕掛けたところ、ボールはGKの手からこぼれ、先制ゴールとなりました。5番酒井選手はキック力があってしかも正確ですね。しかし、この場面、ゴール前で警戒したいたはずなのに宮城県工の守備陣は競りかけず、GKは相手二人と競り合う形になってしまいました。もしかしたらここらあたり昨日の鹿実戦の影響が少しあったかもしれません。

1 2

先制した三鷹ですが、持ち味の粘り強い守備、即ち綻びを見せない守備のポイントに一つに常に逆のサイドや後ろから上がってくる選手への徹底したケアが上げられると思います。ここらへんは本当によく声やジェスチャーで確認し合っていますね。あと一つ挙げるとすれば1対1の強さ、というかうまさです。飛び込んで一発でやられる場面は少なく、もし抜かれてもそれを見越した別の守備者がすぐに飛んできて寄せていきます。これをダイレクトプレーをふんだんに織り交ぜた速攻をちらつかせながら80分やり続けますから、相手はたまったものではありません。勝ち進んでいるのはただ運がいいわけででも偶然でもないのです。

試合の方は優勢に進める三鷹が24分に追加点を上げます。これも見事でした。宮城県工が4番キャプテンの選手のロングスローで深く攻め込みますが、これを三鷹DFがクリア、ボールがいったん自陣左サイドまで押し戻されます。このライン際で宮城県工7番の選手がキープして組み立て直そうとしていたところを三鷹11番吉野選手と14番玉江選手が急襲、挟みこんでボールを奪います。とその直後、手でボールの欲しいところを指しながらスペースに走りこんでいた10番白井選手にそのままパス、白井選手は見事なファーストタッチで前を向き、GKをかわして流し込みました。

いや、本当に見事でした。ここでも三鷹とは逆に宮城県工守備陣はボールのあるサイドに気を取られていて逆サイド方向から走りこんできた白井選手をケアしていませんでした。それにしても常にこういう場面を狙っていてしかもゴールに結び付けられる白井選手はある意味特殊な才能を持っていると言えるでしょう。強い、速い、高い、うまい、といった外国人型ストライカーばかりに目が行きがちですが、ジャパニーズスタイルを確立するなら白井選手のようなストライカーを目標とすべきではないでしょうか。

Photo

後半は球際の強さと粘りを取り戻した宮城県工がDF3番の選手のスパイスの効いた動きとプレーなどもあってチャンスを作り出しますが、三鷹の守備が崩れることはなく、このまま2-0で三鷹の勝利となりました。

高校生の秘めた能力というのはすごいですね。私は三鷹を東京予選から何回も観てますが、明らかに別のチームになってます。見てて逞しくなったのがわかります。自信に満ち溢れてます。

次は藤枝東です。王国復活を賭けるあの藤枝東です。

「勝てば国立だ」ではなく、「藤枝東に勝ちたい」と感じて試合に臨んでください。

2008年1月 2日 (水)

都三鷹vs矢板中央

1時間前には会場に着くように家を出ましたが、着いたらすでに長蛇の列、三鷹の快進撃を一目見ようと大勢のファンが西が丘サッカー場につめかけていました。

というわけで私は出遅れたわけですが、試合での三鷹は出遅れることなく開始直後から全開、これまた手に汗握るすごい試合になりました。今日はkumazemi's favorite players 2007:都三鷹の4番繁澤選手であることを最初に申し上げておきます。

試合前のスタンドでは暖かく風も弱く感じたのですが、始まる頃のピッチには北風がやや強く吹いていました。三鷹は国立競技場開幕戦だった1回戦よりさすがに落ち着いた立ち上がりを見せ、風上に立ったこともあってやや優位に進めていきます。4分にはロングシュートがバーを叩くシーンもありました。

対する矢板中央は攻撃に絡む8番、9番、10番の選手が技術も高く、したたかで一瞬で相手を置き去りにするスピードを持っています。ボールを奪ったら9番の選手をターゲットにして攻撃を仕掛けますが、この9番に気を取られていると10番の選手や左サイドの8番の選手が飛び込んできます。特にこの10番の選手は囲まれようが一人二人ががっちり寄せていようが、一瞬で振りほどいてゴールに突き進んでいくのです。非常にデンジャラスな選手でした。

しかし、三鷹は持ち味の集中を切らさずにカバーリングをしっかりした粘り強い守備とサボらず全員が動いてつなげるサッカーを展開、スーパーエースを擁する矢板中央と互角以上に渡り合います。

Photo_3 事実、10分には右スペースから玉江選手がシュート、16分には炭谷選手のミドル、20分には北見選手からの見事なロングフィードから白井選手がシュート、と風上の優位性も利用しながらチャンスを多く作り出していました。しかし、いいリズムながら決めきれずに時間が過ぎていきます。

しかし、決めきれないながら0-0で前半を終えるも、後半訪れる劇的瞬間を予感させるプレーが随所にありました。

それはDF4番繁澤選手の数々のプレーです。

守備では果敢に体を張り、自陣ゴール前競り合いでも勇気を持って戦いを挑み、攻撃時、特にセットプレーでは上がって相手の背後に飛び出してゴールを狙うなど、守備も献身的にきっちり役割を果たしながら攻撃でも相手にプレッシャーをかけていました。何より休むことなく動き続けていました。

Photo_2 1_3

後半に入って風上に立った矢板中央はボールの支配率を高め、前へ前へと出てきました。三鷹は奪ったボールの最初の出所をことごとく狙われ、矢板中央は完全に前半の劣勢を撥ね返してきました。

Df しかし、三鷹はカバーリングを怠らない粘り強い守備で完全に崩されることはありませんでした。

ただ都大会決勝早実戦や開幕戦でセットプレー、それもコーナーから失点していたので、18分、20分、21分と立て続けに来たコーナーキックのピンチにはハラハラしました。が、今日の三鷹DF陣はセカンドボールをなかなか拾えずに我慢が続く時間帯でも集中が切れることはありませんでした。

このように矢板中央押せ押せの中後半24分、三鷹ベンチは19番大木選手を投入、対する矢板中央ベンチは32分に10番を下げて長身の17番の選手を投入して勝負に出ます。

そして「その時」はPK戦がちらつく後半37分に訪れました。確か14番玉江選手だったと思いますが、左サイドからドリブルを仕掛け、方向を変えて中へ切り込んでいこうとしたところを矢板中央4番の選手に倒されFKを得ます。圧倒的に押し込まれながら凌いできた後半もあと3分しかなく、三鷹のラストチャンスかという場面になりました。

このFKを炭谷選手が奇をてらわず普通にゴール前に蹴りこみます。そしてこの蹴りこまれたボールのたどりつく先は4番繁澤選手だったのであります。疲れた体の最後の力を振り絞るかのように繁澤選手が矢板中央GKとの競り合い勝負に出ました。

1

この競り合いに勝った繁澤選手の強靭な上半身の捻りから生み出されたヘディングシュートは相手の誰にも触れることなく矢板中央ゴールに吸い込まれ、この劇的なヘディングシュートが決勝点となりました。

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全員が役割を果たそうという姿勢で、決して手を抜かず、仲間を信じて必死にプレーする三鷹の勤勉フットボールが16強まで来ました。明日はベスト8かけて鹿実を破った宮城県工との試合です。私が今日見たところではあの鹿実に完勝でした。はっきり申し上げて宮城県工の個々は速くて強くてうまいです。ただ、今の三鷹ディフェンスを完全に崩しきる組織攻撃力があるかどうかはわかりません。いつもどおりにやれば必ず勝機があります。私たちに夢を見させてください。

2007年12月31日 (月)

都三鷹vs高知中央 Vol.2

コーヒー飲んで席に着いたら、すぐ後半がはじまりました。それにしても多くのお客さんが来てました。ちびっ子もたくさん来てましたし、少年サッカーの指導者のような方たちもいて、午前中に大掃除をササっと済ませて見に来て正解だったなと思いました。ものすごい元気をもらえました。

さて、試合ですが、前半と逆でファーストシュートは三鷹が撃ちました。少し動きがよくなってくるのかなと思っていた矢先の後半3分、攻め込まれた三鷹がゴール付近での浮き球を、そんな体の大きくない林選手が全身を伸びきらせながらヘッドでクリア、しかしそのクリアボールが無情にもいいところにいた高知中央9番の選手の目の前に、それを慌てず右足ボレー、ボールは右ポスト内側に当たってネットを揺らし高知中央が先制します。

後半開始直後、しかも完璧に崩されたわけでなく、セットプレーからの失点・・・流れが高知中央に行ってしまうのかなと思いました。しかし、逆にこの1点で吹っ切れたのか、この後は三鷹の動きががぜんよくなり、高知中央の動きが悪くなっていきます。思えば東京朝鮮、関東第一、都駒場、早実と1試合とて気の抜けない激戦をしぶとく勝ち抜いてきた三鷹の本領発揮のお膳立てができたのでした。

Photo_9 ここからの三鷹は前半より運動量が増え、ボールもよく動き、詰めも速くなっていきます。運動量が増えた分パスコースの選択肢も増え、がっちりマークされていたながらクサビを待ち続けた白井選手もボールを受けやすくなります。そして、前半より深いところまで仕掛ける攻撃が目立ち始め、やや安定さに欠ける高知中央DFに果敢に仕掛けていきます。受身に回った高知中央はいい形で入ると三鷹にとってデンジャラスになるの10番の選手にまったくボールが入らなくなりました。

こうなるといつものシンプルパスサッカー全開です。雨も上がって運も味方につけました。そんな中の11分、ここで高知中央が6番の選手に替えて22番の選手を入れます。6番の選手はスピードがあり、林選手と激しくやり合い林選手得意のオーバーラップを躊躇させているのではないかと私には映っていたので、ちょっとびっくりしてしまいました。ケガでもしていたのでしょうか。このあたりでは北見選手が見事な反転からからタテを狙った11番吉野選手にパス、シュートにつながるプレーも出て、だんだんリズムがよくなっていきます。

Photo_7後半16分でした。高知中央の選手が自陣左サイドの何でもないプレーからGKにバックパス、しかしこれが距離の割りに弱すぎ、すぐに反応した三鷹のエース白井選手がボールを奪取してシュート、GKに一度は止められますが跳ね返りを落ち着いて流し込み同点となります。

不安定さがこのような形で出てくるとは私も思わなかったのですが、高知中央にとっては痛い失点に結びついてしまいました。でも10番の選手は「まだ1-1の同点だ」と仲間を鼓舞してました。すばらしいキャプテンシーです。

息を吹き返した三鷹はさらにプレッシャーを強め、21分にCK、22分には中央25mの位置でFKゲット、23分にはこの日6本目となるCKを得るなど押せ押せになります。

Photo_8 そして後半28分、スローインから右サイドをタテに抜け出した14番玉江選手がゴールラインすれすれの深い位置からセンタリング、二アサイドに詰めた白井選手がこの浮き球を右足ツータッチで見事にボールコントロール、スリータッチ目のシュートがGKの股間を抜けついに逆転します。前半あれだけ素早く寄せていた高知中央ですが、ここでは一歩寄せきれず玉江選手のセンタリングと白井選手のシュートを許してしまいました。

三鷹の中盤の局面局面であっという間に数的優位を作り出して次々と繰り出すタテへの効果的なパスは本当にリズミカルでした。

3_2 この後に19番大木選手を投入(関東第一戦でも後半出てきて暴れまくってましたね)、31分にこの大木選手がタテへ突進してミドルシュート、しかしまったくミートせずボテボテのゴロに・・・これに左側にいた18番炭谷選手が素早く反応して拾ってシュート、一度はGKがはじきますが、そのはじいたボールがドフリーの3番山崎選手の目の前へ・・・これをダイビング気味にヘッド、見事な3点目が決まりました。

白井選手のバックパスをゲットするという、ただ目の前に転がりおちてきたようなチャンスにも慌てず落ち着いて決める能力、同じく白井選手の2点目、あの位置へ信じて走る真摯なプレー姿勢と見事なボールコントロール、3点目の炭谷選手の反応と、あそこに位置取り、目の前にきたこぼれ球を焦らず難なくヘッドで押し込んだ山崎選手。日ごろ相当練習していないとできないプレーです。特に攻撃の場合、ゴール前で自分が走りこんだところにドンピシャでボールが来るのは何十回に一回あるかないかですから、何時も信じて走り続けるというのは並大抵のことではないのです。そしてツイてない時はこの自分に入るボールやポストやバーの跳ね返りがセンチメートル単位でずれるんです。

三鷹の選手は後半普通にやってましたが、制約の多い練習環境の中で、素晴らしい指導者の下、選手一人ひとりが考え、工夫し、時間が足りない分を質で補ってここまで来たのでしょう。

歴史を作った皆さんに心からおめでとうと言いたいと思います。

感動させていただきました。

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2007年12月30日 (日)

都三鷹vs高知中央 Vol.1

東京の高校サッカー史に残る歴史的瞬間をこの目で見ようと、国立競技場へ行きました。そしてその瞬間に立ち会えることができました。三鷹イレブン、山下先生、香取先生、コーチングスタッフ、在校生、卒業生そしてご父兄の皆様、本当におめでとうございます。

ここ最近の全国選手権への都立高校の出場は3回ありますが、平成4年度第71回大会の都久留米(初戦東海大五に0対1惜敗)、平成9年度第76回大会の都駒場(初戦米子工に2対2からPK戦敗退)そして昨年第85回大会の都久留米(初戦準優勝した作陽に1対2惜敗)といずれもあと一歩のところで初戦突破を阻まれていました。

もし都三鷹が勝てば都立勢初の初戦突破となるというわけであり、よって上述の「東京の高校サッカー史に残る歴史的瞬間」と表現しました。それにしても試合はハラハラドキドキの展開になりました。

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開始直後から三鷹は技術もしっかりしていてスピードのある高知中央攻撃陣にかき回され、やはり緊張からかいつものパスサッカーに冴えが見られず、開始1分でCK取られるなど高知中央優勢で試合が進みます。今日の三鷹はボールを奪取してもなかなかつなぐくことができず、特に白井選手に入るクサビのパスにはとりわけ高知中央も素早く詰め、白井選手も苦しそうでした。キャプテン北見選手も右の林選手がオーバーラップできない(前半はしない作戦だったかもしれません)こともあってか再三左サイドの突破を試み、相手の中央の守備陣形を崩そうとしますが、高知中央DFの配置はそう簡単に崩れず、なかなかチャンスが作れません。しかも私が家を出るときはあんなに陽がさしていい天気だったのに、あっという間に国立の空を覆いつくした分厚い雨雲から雨が滴り落ちて来たのです。水を含んだ芝のピッチはボールコントロールを難しくするので私は「嫌だな」と思っていました。

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このような状況でも、選手たちはいつもの三鷹らしく少ないタッチでスピーディにつないで・・・という意思はわかるのですが、やはり雨の影響を受けたピッチコンディションに加え、高知中央のプレッシャーも速く押される時間が長くなっていきます。

しかし、私はこの前半あることに気がつきました。それは、「高知中央の守備陣はいい守備もするが不安定さもあるな」ということです。確かに白井選手にそう簡単に前を向かせずシュートも1本も打たせず、サイド攻撃を受けても中の配置を崩さずしっかり相手をマークする守備ができる反面、奪ったボールの最初の処理やビルドアップしていく時の連携に大なり小なりミスが目立っていたのです。

でもこの前半、ビッグチャンスはやはり押し気味に進める高知中央にやってきました。20分、左サイドからの攻撃で高知中央の選手が低いライナー気味のクロスを入れられ、18番炭谷選手がとまずいと思って素早く戻ってゴール前でクリアしようとしたのですが濡れた芝で球足が速く、かすった形になってあわやオウンゴールかというシーンがありました。これには私も冷や汗が出ました。

一方三鷹は33分、右サイドで高知中央6番の選手とマッチアップになっていた林選手が粘ってタテに流れた11番FW吉野選手にパスを通し、その吉野選手からの折り返しにキャプテン北見選手がシュートを打った場面がありました。シュートはGK正面でしたが、高知中央20番の選手が素早くきっちり寄せてきたので左に蹴りこむことができませんでした。あの寄せがもう一歩遅かったら、北見選手の技術をもってすればGK左側を抜いて得点になっていたのではないでしょうか。

このように前半は緊張と雨の影響からかパスの強弱や精度がいまひとつでなかなかいつもどおりのシンプルパスサッカーができない三鷹でしたが、スピードと高い技術、そしてフィジカルの強さを持つ高知中央攻撃陣に対して守備の集中だけは切らさず0-0で終わりました。攻撃に関しては、堂尾選手にいいミドルを打てるチャンスが複数回ありました。晴れてたら1本は決まってたと思うのですが(堂尾君失礼なこと書いてごめんね)、いかんせんこの雨でやりにくそうでした。

私は、思いっきり期待させていてドーンと落とすようなことする今日の天気を恨みつつ、後半間違いなく戦い方を変えてくるであろう山下采配にワクワクしながら、無失点で切り抜けた安堵とともにコーヒーを買いに席を立ちました。

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2007年11月18日 (日)

都三鷹vs早稲田実業

Bブロック決勝、予想通り見ごたえ十分のすばらしい試合になりました。

10 両チームとも堅い守りが特徴ですが、私は三鷹のシンプルフットボールかキャプテン10番世良選手を擁するストロングスタイルの早実か、という見方から入りました。開始早々ヘッドの競り合いで早実8番の選手が顔面を負傷、右まぶたが腫れ上がるというアクシデントから幕が開きます。

序盤は前へ前へと力強く展開する早実が押し気味で、三鷹はその圧力に耐えるという展開でした。三鷹は傑出した選手はいませんが、みんなで協力し合いながら少ないタッチで次々と体勢のいい選手につないでいくサッカーが持ち味なのですが、早実の個のパワーとスピードに阻まれ、なかなかいい展開に持ち込めません。

11前半中ごろからは三鷹のパスワークも冴え始め、この辺は一進一退といった感じでした。早実には34分には右サイド11番の選手からの低いクロスに9番の選手が飛び込むチャンスが、三鷹には38分に中央ロビングから10番白井選手の飛び込むチャンスがありました。しかし、両校決定的といえる場面はなく、前半は0-0で終わり、勝負は陽が沈んだ後半に持ち越されました。

早実は後半アタマから今大会の秘密兵器20番佐藤選手を投入します。しかし、後半は前半よりも三鷹のパスサッカーがさらに冴えてきている感じがしました。そしてDF20番林選手が積極的に攻撃参加するようになり、11番2年生吉野選手の動きも活発になります。

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そして後半14分、これぞ三鷹のシンプルフットボールと唸る場面があり、これが先制点につながります。ワンタッチでポンポンつながれたボールはバイタルエリア付近の10番白井選手へ、これを白井選手が体を相手DFに預けながらダイレクトでキャプテン7番北見選手に絶好のボールを供給します。そして受けた北見選手がこれまた躊躇することなく早実DF2番の選手が寄せてくる前にダイレクトでシュート、と言う流れでした。自陣からワンタッチパスを4本つないだ本当に見事な、そして華麗な得点シーンでした。

2先制した三鷹ですが、これで舞い上がることはなく、愚直なまでに自分たちのスタイルを貫きます。そして先制から6分すぎた20分、早実陣内右寄り浅めの位置で得たFKをゴール左深めに蹴り込み、これに上がっていたDF二人が同時にヘディングで反応、DF20番林選手の頭が捉えたボールが右隅の転がり込み、三鷹が追加点を上げます。

残り20分で2点ビハインドとなった早実はレッドゾーン振り切るくらいに全開で攻撃を仕掛けます。そして24分、左CKのチャンスに3番の片桐選手が先の2点目を演出したDF二人の間にうまく入り込みヘッドで突き刺し1点返します。

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これでゲームはわからなくなります。時間は15分あり、1点を追う早実が猛攻を仕掛けます。ベンチも動き出し、早実が29分に13番の選手を投入、三鷹は33分に19番の選手を投入します。中盤でのボールの奪い合いは双方体を張り合い、スペースを見つけては走り、詰まれば逆にスペースを作るために動く、このように両チーム激しく動き、会場の熱気は頂点に達します。

しかし、すばらしいなと思ったのはこの流れでも本当に三鷹の選手は焦らないし、集中が切れないのです。どんな局面でも無造作にプレーせず、意図のわかるプレーを繰り返します。

早実は39分にカウンターから5番宮田選手からの深めのロングボールに17番斉藤選手が反応、ロスタイムに入っても速めにゴール前に入れて次々にシュート浴びせます。しかし、無情にもここで終了のホイッスル。三鷹が2-1で早実を振り切り、初の全国選手権出場を勝ち取りました。

それにしても80分興奮しっ放しの見ごたえのあるすばらしいゲームでした。そして山下先生おめでとうございます。インタビューは茶化してましたが、全国では虎視眈々と何かを狙っていることでしょう。選手権の舞台で三鷹のシンプルフットボールはどこまで通用するのか、また楽しみが増えました。

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kumazemi's favorite players 2007:都三鷹の10番、早実の14番

2007年11月17日 (土)

帝京vs都つばさ総合

東京Aブロック決勝戦です。この1年で急速に力をつけた都つばさ総合が平成になって12度目の全国出場を狙う最強横綱帝京に挑みました。

試合は序盤から成立学園戦との壮絶な試合を勝ち抜いた帝京が押し込んでいきます。開始2分でCKをゲットするなどこれでもかと波状攻撃をかけますが、つばさ総合も8番の選手のすばらしいカバーリングなど集中して守ります。

8しかし、帝京のかけるプレッシャーは速くて強く、つばさ総合のエース9番富樫選手も帝京キャプテン3番浦田選手にがっちり押え込まれ、なかなかいい形が作れません。しかし、この帝京3番の浦田選手、守備だけではなくて、ここぞと言う場面では果敢に攻撃参加し、帝京の分厚い攻めを演出していました。特に8分に見せた右サイドを駆け上がって右足アウトサイドで中央10番新選手に供給した低いクロスは凄かったです。普通にやってました。

今日の帝京は奪ったボールをロングボールやショートパスを織り交ぜたサイドからの攻撃が目立ちました。ただ、私は準決勝の成立学園戦よりロングボールが目立っていたように感じました。

つばさ総合には我慢の時間が続きます。11分、12分、15分には立て続けにCKを取られ、17分にくらった速攻では10番新選手に決定的なクロスが渡ってしまうなど、激しい攻撃を受けてしまいます。しかし、20分に帝京自陣右サイドでのパスミスをうまく突いたチャンスではエース9番富樫選手にボールが渡りシュートまで持って行きました。惜しくも右サイドネット外側でしたが、帝京DFの寄せも速かったため、一回タッチが多くなってしまった分、ゴールから遠い方の外へ持ち出さざるを得ませんでした。ここらへんも帝京はさすがです。

7そして27分、帝京はつばさ総合のクリアボールが小さかったところを突き、そのボールを拾って右サイドへ展開、中央に走りこんだ7番の選手にどんぴしゃかと思えるクロスが入りますが、これを7番の選手が外してしまいます。

このあたりはつばさ総合にもツキがあったように感じました。

それにしても帝京の身体能力はすごいです。ジャンプ力、当たりの強さ、瞬発力と技術もさることながら「個」の能力が高いなと感じました。

11番井上選手もドリブル突破がなかなかできず、つばさ総合はかなり苦しかったと思います。この時点で私は11番井上選手が左足に故障を抱えていることに気づいておりました。しかし、つばさ総合は集中を切らさず粘り強い守備で前半無失点に抑え、0-0で折り返します。

11_2 前半そこそこあったチャンスを決め切れなかった帝京がどう出てくるのか、速いプレスになかなかいい展開を作れなかったつばさ総合がどんな工夫をしてくるのか、ここらへんが後半のフォーカスポイントでした。

左足を傷んでいながら11番井上選手がこん身のミドルを放って勝負の後半が始まります。しかし、ハーフタイムの指示はどのようなものだったかわかりませんが、先に帝京が仕掛けが成功します。

5分でした。右サイドでいったんポイントを作った後、ヒールパスを駆使して局面を打開、深めに入れたクロスに11番奥山選手が迷わずボレーシュート、これが見事に決まって帝京が先制します。この時間帯での先制点献上はつばさ総合には痛すぎるものだったと思います。すぐにつばさ総合ベンチは動き、6番の選手に代えて3番の選手を投入します。しかし、ますます強まる帝京の速い寄りに、ボールを奪ってもあっという間にパスコースを塞がれ、前線にいいボールを供給できません。後半中盤からはロングボールも使い、何とか9番富樫選手に前を向かせさようとします。

18分には帝京が8番の選手に代えて18番の選手を投入、20分には再びつばさ総合が10番の選手に代えて17番の選手を投入、ベンチも慌しくなってきます。

そして後半25分、この試合の2ゴール目が帝京に入ります。この試合6本目のCKをファーサイドへ蹴りこむと、後ろから走りこんできた5番浅田選手がつばさ総合DFの背後から飛び込み、ヘッドで突き刺しました。

2

激しい攻撃を受け、足にきているはずのつばさ総合ですが、必死に走って反撃を試みます。しかし、帝京の有する全てにおける速さと強さはその威力を落とすことはなく、ゲームはこのまま2対0で終了、帝京が5年ぶりの全国切符を手にしました。

Photoこれでつばさ総合の3年生と私はお別れです。思えば昨年の学習院戦、あの延長逆転勝から1年数ヶ月見てきましたが、本当に試合毎に成長していきましたね。

こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、去年の夏の時点ではまさか翌年決勝までくるチームになるとは予想していませんでした。でも、とても嬉しいです。ブログでは勝手なことばかり書いてきましたが許してください。

みんな元気に明るく次の進路の向かってがんばってください。

2007年11月15日 (木)

早稲田実業vs修徳

駒澤陸上競技場の第1試合は、早稲田実業と修徳の対戦です。暁星に競り勝って上がってきた早稲田実業と、農大一相手に圧倒的な強さを見せた修徳との、東西大関対決となりました。

Photo試合開始の11時には雨こそ降っていませんでしたが、ピッチは水を含んで滑りやすくなっているようでした。序盤は足を取られる選手も目立ちましたが、両チームとも積極的にシュートを狙います。とはいえ決定的場面は生まれず、お互いに探り合いという感じで前半の10分は過ぎていきました。ただ、両チームの色は出ていたかと思います。修徳は9番など大きな選手をターゲットとしてロングボールを出していく一方、早稲田実は左サイドの11番へパスをつなぎ、そこから崩したい意図が感じられました。

前半15分ごろから、徐々に早稲田実ペースになっていきます。攻撃の起点となるのはやはり左サイド。積極的にセンタリングを上げ、またCKも奪っていきます。22分のCKでは、5番が蹴った直接枠内に向かうボールを修徳GKがギリギリで防ぐシーンもありました。修徳も直後に、中央10番、右7番、左11番とパスがつながりシュートを撃ちますが、これはクロスバーに弾かれました。どちらもゴールへの意識が強く、目を離す暇もないスピーディな攻防が展開されていきます。

次に大きなチャンスを迎えたのは早稲田実でした。後半37分、左からのCKがクロスバーに当たります。蹴ったのはまたも5番でした。CKからこういうことができるというのは、守る修徳にはとても嫌だっただろうと思います。他にも2番のロングスローなど、様々な手を持っている早稲田実が押し気味の展開で前半は終了しました。

Photo_2 後半もこの流れは続きます。早稲田実はパスをつないでゴールに近づきますが、修徳の早いチェックに決定的な場面を作れません。対する修徳も効果的なロングパスが出せず、お互いに攻めてが無くなってきた印象を受けました。また、重いピッチでプレーする疲れもあるのか、後半15分ごろからファールが多くなります。そして後半17分、ゴール正面約25mで修徳がFKをもらいます。慎重にボールとの距離をとった4番のシュートは壁を越え、逆を取られたように見えたGKの手に当たりながらもゴールに吸い込まれました。ここまで若干圧され気味だった修徳が先制に成功します。

均衡が崩れたためなのか、ここから激しい攻防が始まります。後半23分に早稲田実7番が胸トラップで落としたボールをボレーしますが、これはGKがしっかりとキャッチしました。続く24分、今度は修徳10番が、右サイドからのセンタリングをトラップして果敢にオーバーヘッドでゴールを狙います。うまくミートしませんでしたが、追加点を奪いたい気持ちとガッツが伝わってくるシーンでした。

後半28分、早稲田実は11番に代えて20番を投入します。準々決勝の暁星戦で彼が入った直後に得点が生まれたことや、ほぼ同じ時間帯に監督から「簡単に入れろ!」との指示も出ていたこともあり、試合の流れに何かしら変化がある予感がしていました。すると30分、早稲田実の左からのCKを、5番がゴール右サイドネットに直接突き刺し同点に追いつきます。この日何度も狙っていたゴールでしょうが、ここで決めてしまう5番の集中力の高さには脱帽です。

14 残る10分は追いついた早稲田実が勢いに乗って攻めますが、そこは修徳も譲らず、1-1のまま延長戦へと突入しました。延長前半は修徳の勢いが目立ちます。6分に、これまでにあまり見られなかったパス交換からゴールを奪おうという動きもありました。ただ、チャンスを作ったのは早稲田実でした。8分に中盤右で約30mのFKをもらうと、セットプレーで大活躍の5番が枠内にシュートを放ちますが、これは修徳GKが懸命なセービングで守ります。あっという間に延長前半は終わりました。

延長後半1分、修徳はパスをつないで中央の9番にボールを預けます。ここからディフェンスを1人かわしてのシュートは、惜しくもゴール左に外れました。このまま修徳ペースで進むかと思われましたが、早稲田実が厚い攻撃を仕掛けていきます。ですが、7分の左サイドからのセンタリングはフリーの選手に合わず、8分に5番が蹴ったFKもGKにキャッチされました。最後の最後に修徳がロングボール、ロングスローで一発を狙います。それもゴールには結びつかず、勝敗はPK戦で決せられることとなりました。

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観ている側ですら緊張するのですから、ピッチ上の選手たちは言うまでもないでしょう。競技場全体が見守るプレッシャーの中、先攻の早稲田実、後攻の修徳が次々とゴールを決めていきます。命運を分けたのは4人目でした。まず早稲田実3番がゴール左上隅に決めてスコアを4-3とします。続いて修徳9番がゴール右上を狙いますが、これが外れてしまいました。早稲田実は5人目の5番がしっかりとゴールを決め、決勝への切符を手にしました。

PK戦で敗れた修徳ですが、攻撃に非常に迫力のある観ていて気持ちのいいチームでした。その攻撃陣の中核を担った9番の選手がPKを外してしまうとは、何とも言いようのない気持ちになる試合でしたが、ここで味わった悔しさを乗り越えて、次のステップに進んでほしいと思います。

決勝行きを決めた早稲田実は、攻守ともに堅実なバランスのとれたチームでした。それでいて5番のFK、CKという強力な武器もありますし、決勝戦でどのような試合を見せてくれるのかすごく楽しみです。20番の投入タイミングも気になりますね。

記事:こーたろー/写真:酒乱ぜみ

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やっぱり早稲田実業は後半にあの20番の選手を投入してきたのですね。修徳は昨年決勝に続いて今年もPKで涙をのみました。しかし、毎年選手権で決勝、準決勝まで進出してくることは並大抵のことではないです。これが伝統の力なんですね。

Kumazeminame

2007年11月13日 (火)

都三鷹vs都駒場

駒澤の準決勝第2試合目は、三鷹と駒場の都立対決です。小雨が降るか降らないかというスッキリしない空模様の下、準々決勝でそれぞれ関東第一と國學院久我山の強豪を下した両校が、決勝への切符をつかむべくピッチに飛び出しました。

両校とも準々決勝では高いチーム力を見せており、どちらが先に主導権を握るか気になっていたのですが、先手を取ったのは三鷹でした。前半4分、中央でボールを持つ18番のスルーパスから、10番が落ち着いてシュートを決めていきなり先制します。お互いに探り合っているかな?と思われた段階での得点だけに、その後の展開に大きく影響したのではないでしょうか。最初のチャンスをしっかりと決める勝負強さは見事の一言です。

Photo_4 リードして少し余裕が生まれたのか、ここから三鷹ペースで試合は進みます。駒場はこの日もよく声を出していたGKをはじめ、ディフェンス陣の出番が多い受け身の展開となりました。前線にボールを運んでCKやFKを得ることも多かったのですが、三鷹が中盤で効果的にプレッシャーをかけていたため、なかなか前でボールをキープできません。駒場には耐える時間が続くこととなります。

三鷹は前半26分、7番が左サイド深い位置からセンタリングを上げ、11番が飛び込む惜しい場面を作ります。非常に速くて迫力のある展開でした。27分には、またも左サイドでのパス交換から7番がミドルシュートを撃ちますが、これはGKがキャッチします。36分にも左サイドから14番が1人かわしてシュートすると、駒場4番に当たったボールはクロスバーわずか下の枠内へ向かって飛んでいきますが、GKが見事なセービングでゴールを死守します。この時間帯は、2点目を取りたい、取らせないというせめぎ合いでしたが、守る駒場の気持ちが上回っていたように感じました。前半はこのまま三鷹1点リードで終わります。

後半に入ると駒場が積極的に攻撃を仕掛けます。後半6分、左サイドからのセンタリングに、ファーサイドの10番が果敢にオーバーヘッドで合わせました。ゴールにこそならなかったものの、まず同点に追いつきたい駒場の気持ちが伝わってくるプレーでした。もちろん気持ちだけでなく、事実、前半よりも前線でパスがつながっていきます。ハーフタイムでしっかり修正できるのは、さすが準決勝まで勝ち上がってきたチームです。

Photo_5 ここまで駒場ペースで進む後半でしたが、後半10分ごろから三鷹が勝負を決めようと一気にたたみかけます。15分に駒場19番のシュートがわずかにゴール上に外れる場面がありましたが、それ以外は約10分間にわたって三鷹の厚い攻撃が続きました。体を張って守る駒場の壁を崩したのは、またしても10番でした。中央の7番からのスルーパスに反応し、うまくボールをコントロールしてからのシュートは、GKが足で触るもゴールに吸い込まれました。1点目と同じパターンで得点できるところに、三鷹の強さをかいま見たような気がします。

2点差をつけられた駒場は自然と前がかりになります。左サイド9番がアクセントとなり三鷹ゴールに近づきますが、決定的な局面は作らせてもらえませんでした。対する三鷹は後半31分、左サイドでロングボールを受けた10番が、一瞬でスピードを上げゴールライン際まで持ち込みます。そして中央でフリーの18番に「後は決めるだけ」のパスを出すと、18番がこれをきっちりと決めてスコアを3-0としました。試合はこのまま終了し、三鷹が西が丘での決勝に駒を進めました。

7_33-0という結果や、7番、10番、18番など前線の選手の巧さから、どうしても攻撃陣に目がいってしまう三鷹ですが、この試合は守備陣の働きがとても効いていたと思います。早い段階で相手にプレッシャーをかけボールを奪い、すぐに前線にパスを供給する場面が多かった印象が残りました。決勝戦でも、攻守のバランスが非常に良く取れたサッカーを見たいな、と思います。

敗れた駒場ですが、早い時間帯に先制されてしまったのが悔やまれるところです。ただ、私が言うのも失礼な話ですが、最後まで立派に戦い抜いていたと思います。國學院久我山との試合で見せてくれたチームの結束力は、多くの人に強い印象を残したはずです。選手権は終わってしまいましたが、これからも是非サッカーを続けていって欲しいと思います。

記事:こーたろー/写真:酒乱ぜみ

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都三鷹が平成17年度以来二度目の決勝進出を果たしました。それにしてもすごい快進撃ですね。東京朝鮮に3対1、関東第一に2対0、この日都駒場に3対0です。その都駒場は駒大高、国士舘、國學院久我山を破ってきていたのですから、この都立2校でそうそうたる顔ぶれを打ち破ってきたことがわかります。

今や学校群制度もなく学区域外からも受験できるらしいので都立高校にも才能豊かな選手が集まる可能性はあるでしょう。でも、ここまで来るのは極めて困難なことです。これもすばらしい指導者と何にも増してサッカーだけは真面目にやる部員、献身的に彼らを支える女子マネージャー、そして熱く応援する在校生の協力あってのことに違いありません。このようなことと淡い恋を総じて世の中では「青春」と言ってます。三鷹応援席の写真を見てそんな「青春」を思い浮かべましたので掲載させてください。

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あー、俺もあのころに戻りてー!(kumazemi)

2007年11月12日 (月)

都つばさ総合vs東京成徳

西が丘準決勝第2試合は決勝としてはフレッシュな顔合わせとなりました。しかし、空は全くフレッシュじゃなく、ゲームは分厚い雨雲に覆われ霧雨と本降りが交互に訪れる重苦しい雰囲気の中始まりました。

ここまで本当に苦しみながら勝ち上がってきた関東大会出場校つばさ総合に、若いチームながら一戦一戦伸びてきた東京成徳がチャレンジする形です。といっても両校とも勝てば初めての決勝、この日の西が丘も初めてということで決してつばさ総合も受身ではなかったと思います。しかし、つばさ総合はこれまでの苦戦で浮かび上がった課題を見事に修正して臨んできました。

これまでややプレスが甘くそこを突かれて失点していたつばさ総合ですが、今日はディフェンスラインを浅めに敷き、高い位置からプレッシャーをかけ、背後に空かせたスペースを使われそうになると絶妙なラインコントロールで東京成徳自慢の攻撃陣をことごとくオフサイドの網にかけていきます。

8fk 9 10

私はこの日初めて東京成徳を見たのですが、はっきり申し上げてみんな上手です。堀越退けてここまで来たのは絶対にフロックではありません。特に8番、9番、10番の選手が織り成す高い技術に裏打ちされた巧みな攻撃は見ていてとても楽しいものでした。

事実、序盤ボール保持率で優位に立つつばさ総合に決定的場面を作らせず、逆に20分頃にはつばさ総合の自陣パスミスを突いて決定的場面(ここはワンタッチ多かった!)を作るなど東京成徳はがんばります。ただ、つばさ総合は攻撃がフィニッシュまで行くことが多いので押されながらも悪いリズムになりません。とはいえ前半の中盤以降は東京成徳が押し始め、前半35分には高い個人技からゴール前で混戦を作り、そこを押し込んで東京成徳が先制か!というシーン(オフサイドでノーゴール)を見せるなどこのあたりは東京成徳が優位でした。

しかし、東京で指折りの強豪になったつばさ総合がその強豪たる所以を感じさせるスーパープレーが飛び出します。前半38分でした。正直このあたりはつばさ総合の流れではなかったのですが、別に特段すぐに危険に陥る場所でもないセンターサークルよりちょっと前あたりに浮き球が飛んできました。ピッチにいた22人中21人はただのゲームの中でのワンシーンにすぎず、彼がボール止めたらどうすんのかな?ぐらいに足止めて見てたと思いますが、つばさ総合にたった1人だけ違うことを考えていた子がいました。彼はその浮き球を普通に処理した後、何を思ったかそのままシュート、しかしこれが見事に東京成徳ゴールに突き刺さります。その彼とはつばさ総合の不動のエース9番の選手です。突き刺さるという表現がこんなにぴったりくるシュート、私も久々に見ました。結果的にこの先制ゴールは東京成徳に傾きかけた流れをもう一度引き寄せ、精神的にも優位に立つことになりました。流れを読み、よくないと感じたらワンプレーでその悪い流れを断ち切る。これは「強豪」でなければできません。前半はこのまま1-0で折り返します。

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後半になって雨足も強くなり、芝のピッチはやりづらくなります。これは技術を駆使して組み立てる東京成徳にはやや不利だったかもしれません。ゲームはつばさ総合のリズムで展開されていきます。そしてリードするつばさ総合ベンチが先に動き、後半16分、16番の選手に替えて3番の選手を入れます。ここらへんからつばさ総合に左右に揺さぶる攻撃も出始め、後半20分に右から左へ大きく展開した後に中へ入れ、受けた選手がワンタッチで振り向き落ち着いてシュートを決めます。これで2-0。30分には東京成徳ベンチも動き、16番と20番の選手を同時に投入、反撃を試みますが、きょうのつばさ総合は守りの集中が切れず、特に8番の選手がかなり効いてました。東京成徳に深い位置に入り込ませる前に激しくプレスをかけ、入られてもすぐカバーととても貢献していたと思います。

東京成徳は後半、私が「彼が要の選手だな」だなと感じた8番の選手になかなかいいボールが入らず、苦しそうでした。でも、終了間際に見せた左サイドの裏に通したパスから20番の選手が抜け出して作ったチャンス(つばさ総合GKがナイスセーブ)は見ごたえがありました。

そして試合の方はこのまま2-0でつばさ総合が勝ち、初の決勝進出を決めました。

思えば昨夏のつばさ総合もほぼ2年生だけのチームで選手権ブロックベスト8まで行き、ひと冬越えてたくましくなって実践学園まで破って関東大会にも出場しました。そして選手権では決勝進出です。相手は最強横綱ですが、君達だって他校がため息つくほど強いんだから正々堂々真正面から立ち向かい、金星あげてください。

そして敗れた東京成徳ですが若いチームと聞いてます。この冬のトレーニング如何では今期のつばさ総合のようになるのも不可能ではありません。事実、今回は準決勝まで来たですから。技術は高く、スピードもありますので、もっともっと体を強くしてたくましくなってください。そうすれば東京成徳は次年度は間違いなく東京の強豪の一角を占めることになります。

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kumazemi's favorite players 2007:都つばさ総合の9番

2007年11月11日 (日)

帝京vs成立学園

準決勝西が丘会場第1試合、“横綱対決”です。誰もが注目するカードでしたのでたくさんのファンがつめかけましたが、曇天の西が丘には何とも言えない雰囲気が漂ってました。

両校とも立ち上がりから気合十分闘志むき出しのプレーを見せ、「これは壮絶な試合になるな」と予感させます。成立学園は開始2分で右サイド攻撃からCKをゲットするなど序盤はやや成立学園押し気味だったと思います。8分には10番大津選手が巧みな個人技からシュートを放つ(これは惜しくもポストにはじかれる)など成立学園の高校生離れした攻撃が展開されていきます。

Photo 対する帝京はしっかり守ってカウンター狙いという感じですが、サイドを広く使うようなことは少なく、ドリブルやショートパスで中をこじ開けるシーンが目立ちました。しかし、これは作戦だったようです。上述大津選手の惜しいシュートの直後の9分、帝京は中央への攻撃から6番の選手が思い切りのいいミドルシュートを撃ち、これが左スミに突き刺さって先制します。バイタルエリア付近で一瞬マークが甘くなったところを躊躇せずにあのような正確なシュートを撃てるところはさすがです。

しかし、この後追う展開となった成立学園に悲劇が起こります。DFマイケル選手が2枚目のイエローで退場となってしまったのです。14分のことでした。会場は何ともいえない雰囲気になりました。開始15分足らずで主力選手を1人欠くことになった成立学園ですが、このムードを断ち切るように激しく攻撃を仕掛けます。横綱は精神力も本当によく鍛えられています。

押せ押せになってきた帝京は9番の選手がよく動いてボールにからみ、14番の選手の冷静な配球からチャンスを作りますが、まだ成立学園優勢の展開が続きます。ただ、攻撃がほとんどシュートで終わるので、押されているのに流れが悪くならないのです。ここらへんもやっぱり横綱は違います。

11人少ない成立学園もいい流れで猛攻を仕掛け、両横綱がっぷり四つで展開されていきます。このまま前半終わるかなと思い始めていた35分、厳しくマークを受けながら正々堂々と帝京守備陣に挑む大津選手と一緒にここまで主力選手として成立学園を引っ張ってきた8番菅野選手がゴールエリア付近から流し込み同点に追いつきます。前半はどよめきと驚嘆の声が入り混じる中タイスコアで終了します。

後半は前半と異なる展開となります。速いプレスで成立学園の高い技術+スピードの突破を封じ、豊富な運動量と一瞬でも“間”が空けばあっという間に前を向いてシュートを放つ10番新選手の活躍など帝京の動きががぜん良くなり、一方的な展開となります。成立学園は接触プレーで傷んでしまったで9番の選手を交代させざるを得なくなるなど帝京相手に1人少ないハンデがじわじわ効いてきていたのかもしれません。Photo

とにかく帝京が押していました。くどいようですが攻撃がシュートで終わることが多いのでそれだけCKを獲得する機会も多く、このようなセットプレーでの守備機会が多かったのも疲労につながっていたのかもしれません。それでも成立学園はGKの選手を中心に集中切らさず声を掛け合い、必死に帝京の攻撃を防いでいました。19分に帝京9番の選手からゴール前7番の選手にボールが渡ったときの成立学園の速いタックルは見事でした。ただ、28分にはGKのキックミスを拾われてピンチを招き、直後にはゴール前の浮き球の処理に手間取ったところからGKと1対1になる決定的な場面があったりとどんどん帝京の圧力が増していきました。でも大津選手も自陣ゴールライン付近まで猛ダッシュで戻って守備したりと本当に成立学園は死力を尽くしていたと思います。ゲームはこのまま終了、延長戦に突入します。ちなみに両校のCKですが、帝京が9本(前半2本)成立学園が3本(前半2本)でした。

延長ですが開始直後の2分に左サイド突破から放たれたシュートがクロスバー直撃するなど帝京有利だなと思っていましたが、成立学園も息を吹き返し、大津選手も疲れているはずなのですがこれでもかと突破を図ります。ここでもときおり右に張り出す9番の選手がボールに絡むと帝京にチャンスが訪れるという場面が多かったです。

延長後半に入ると帝京ベンチが動き出し、3分に18番の選手が、10分に13番の選手がピッチに入ります。もうここまでくると精神力です。でも1人少ない成立学園ですが、よくここまで動けますね。このチームは鍛えられ方が違います。個々の才能もさることながらきちんとトレーニングを積んでいなければ帝京相手にハンデ背負ってこんなゲームはできません。延長後半11分に帝京が速攻から掴んだチャンスでシュートまで持って行きましたがこれもポストを直撃、がんばる成立学園に運も味方しているかのような展開でした。そしてタイムアップ。決着は私が最も恐れていたPK戦でつけることとなりました。

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結果は5人のキッカーのうち4人が決めた帝京が勝ち、決勝に駒を進めました。対決が決まったときから当事者である両校関係者、ご父兄、選手の友人知人、高校サッカーファンと大勢の人が注目していたカードです。こんな中、大観衆の西が丘で平常心でやれという方が無理です。でもこの両チーム、立ち上がりこそややファウルの目立つ気合入りすぎの場面もありましたが、この点を見事にコントロールした穴沢主審の手腕もあってすばらしい感動のパフォーマンスとなりました。ファーストタッチ、プレッシャー下でのボールコントロール、スピード、キックの精度、視野・・・どれもこれもが「これぞ横綱」という見事なゲームでした。今日西が丘にいることができた私は幸せです。女房と子供たちに感謝します。

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kumazemi's favorite players 2007:成立学園の1番(GK)

2007年11月 5日 (月)

都つばさ総合vs都国分寺

師匠が駒沢補助球技場に出陣した関係でこちらの試合もホソゼミがリポート、写真は酒乱ゼミと素人二人の合作となりました。お見苦しい点、何言ってるかよくわからない点も多々あると思いますが何卒ご了承ください

12:40分、前試合、都立江戸川高校に先制されながらも後半逆転で勝ちあがってきたブルーのユニフォームつばさ総合と、都立大付属高校を破ってきた都立の強豪グリーンのユニフォーム国分寺高校の一戦です。

私としてのこの試合のポイントは勝手ながらも、前試合にて立ち上がりが良くなかったつばさ総合がこの1ヶ月でそこを修正してきたかいう点と、張出関脇の国分寺が大関のつばさにどのようなゲームプランで臨むのかという2点でした。

前半開始から国分寺の攻撃がつばさ総合のゴールに襲い掛かります。声を出してピッチをところ狭しと駆ける国分寺イレブンが優勢だなぁと思えた前半10分、国分寺10番がゴール前こぼれ球を押し込んで先制ゴール!
またもやつばさ総合は先制点を奪われる形、それも序盤での失点。この試合も追いかける形となったつばさは、前回の江戸川高校の試合のように一気に流れを変えることは出来るのか?

11 必死にパスを組み立てながら国分寺エリアに仕掛けるつばさ総合に対し、ボールを回しながらも声を張り上げムードを作っていく国分寺高校。どちらも敵陣のゴール前では泥臭くプレーし、必死に戦う22人はこのまま前半戦を1-0で国分寺リードのまま折り返します。

後半こそはと、つばさ総合の反撃に期待しつつも、国分寺の足は一向に止まる気配を見せません。パスで組み立てるつばさ総合に果敢にインターセプトを狙っては、奪ったボールをスピーディに右サイドに展開してカウンターを仕掛けます。守備でもつばさ総合のマークを外さないよう集中する国分寺がこのまま逃げ切ってしまうのかと思っていた後半29分。ゴールエリア外から放たれたミドルシュートが見事に国分寺ゴールに吸い込まれ、つばさが同点に追いつきます。

ただ、ホソゼミが前回取材した江戸川戦の時のつばさ総合とは何かが違っているように感じたのは私だけでしょうか。あの時の追いついた後の爆発的エネルギー今日のつばさにはあまり感じられず、逆に再び突き放してやる!という国分寺の勝ちに対する執念の方が上回っていたのです。どうした、つばさ総合?

同点に追いつかれながらも国分寺は良い雰囲気でカウンターを仕掛けます。これを繰り返すことでパスの精度が徐々に落ちてきているように感じるつばさ総合。
1-1のままこの第2試合も延長戦へ突入です。

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ゴールネット裏からは両チームの応援が飛び交い、延長戦の開始です。やはり後半戦のムードは変わることがなく、国分寺はそれぞれのプレイヤーがボールを呼び込んではそこからカウンターを仕掛けます。つばさは防戦一方といった感じではありながらも10番の選手を中心に両サイドを意識してゲームを組み立てます。共に80分を戦い終えた後のエクストラゲームは、気力がどれだけあるかということがゲームの明暗を分けます。

Photo_4 そんな中で、つばさの足がやや止まりますが、両者の死力を尽くした攻防は延長前全後半をスコアレスで終わってしまい、無情のPK戦に突入となりました。

勝負とは「勝」と「負」を明確にすることです。現代教育では子供に「勝ち」「負け」をつけてしまうことを避ける傾向もあると聞きますが、勝負をつけることは決して教育を後退させるものではないと思います。事実、このPK勝負は多感な時期にひたむきにサッカーに打ち込んできた選手達が、見ている大人に「感動」を与え、負けにも意味があるのだということを思い起こさせてくれたはずです。

このPK戦は、7-6というスコアでつばさ総合に勝利をもたらすことになりました。ただ、国分寺イレブンはゲームでは決して負けていませんでした。それはたぶん、つばさ総合イレブンが一番分かっているのだと思います。だからこそ、次の準決勝こそは本来のつばさ総合“らしさ”を見せてくれると思いますし、きっと、国分寺イレブンもそれを願っているはずです。
11/11の聖地西が丘へ、貴重な切符を取ったつばさ総合イレブン、この清瀬内山という舞台で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた国分寺イレブン、これから先の人生できっとこの試合から学ぶことが生きてくれるものと願っております。
最後に生意気ながらもホソゼミから両校へ「ありがとう」を贈らさせて頂きます。

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2007年11月 1日 (木)

成立学園vs足立学園vol.2

てっきり酒乱ゼミが写真撮ってただけかと思ってましたら、ホソゼミがきっちり取材してました。昨晩遅くに突然メールで原稿が来ました。私は白金台での楽しいひとときを速攻でお開きにして帰宅、記事をまとめました。これで我がチーム、まるで統制がとれていないということがよくおわかりになったと思います・・・

それにしてもホソゼミさん、次はもうちょっと早く提出してください。あと、提出する前にきちんと文字校正して「てにをは」と誤字脱字ぐらいはチェックしてください!

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時計の針が12時を迎える頃、ここ清瀬内山グランドでは東のもう一校横綱、成立学園と関脇大東大一、大関東海大菅生をいずれも無失点で破ってきた足立学園高校の戦いです。関脇、大関に続き大金星となるか、それとも王者の貫禄を見せるのか、晴天に恵まれたピッチはキックオフを迎えます。
前半開始早々の第一印象は、しばらく中盤でのボールをどちらが支配するのかに興味を持ってましたが、開始早々前半10分、ゴールやや右のエリアで成立学園に出たボールは足立のマークがずれてフリーでシュートを決めます。シンプルな展開ながらもきちっと技術を発揮する成立学園が先制ゴール。第1試合(帝京vs京華)とは違って王者の先制。足立学園は今大会初の失点。成立学園を初めて目の当たりにするホソゼミとしては言いようのない恐怖感を覚えました。

ここからは緩い流れの展開が続きます。成立学園は攻めきれず、若干中盤は足立学園が取っていたようにも思えます。一進一退の攻防の中、前半30分頃、成立学園8番の選手が目に止まりました。この流れを変えようと一人気が伝わる雰囲気を左サイドで展開しているように見えました。

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この時間帯からいよいよ成立学園が動き始めたように思います。前半33分、成立学園9番の選手のヘディングは綺麗に足立ゴールを捕らえるもこれは惜しくもオフサイド。
後半終了直前に成立に見えたのは、気持ちの部分からわずかに修正されたのかもしれません。前半終盤は足立学園ゴールエリアでの成立学園の支配が増え、シュートで終わる攻撃が目立つようになりました。
しかしこのまま前半は終了しますが、とはいえ、スコアは前半終わって1-0。まだまだ分からないこの準々決勝は足立学園のディフェンスが気になり、取材位置を移動するとますます太陽が眩しくなってきたのでは?と思ったところでと後半開始です。
そこには前半とは違う王者の姿がピッチにはありました。開始早々の後半3分成立学園10番の軽いフェイントから出たボールに反応する足立学園DFがあと一歩届かず、成立学園9番のシュートがゴール左に吸い込まれます。
またもよどみない流れからの得点にこれまで無失点で勝ち上がってきた足立学園DF陣はどう立て直すのか?

しかし後半15分、足立学園ゴール前での混戦からのこぼれ球に反応した成立学園10番が足立学園ゴールに決定打ともいえる3点目を突き刺します。

この時間帯から成立13番が中心となって左サイドの展開を始めます。そこをピシッとマーキングし、キチッと攻撃の芽を摘む足立学園5番の選手が目に入ります。3-0なのにそんな得点差を感じない展開にきっと違和感を覚えたのでしょう。後半30分をまわった頃、足立学園の足が止まってきたかな?と思うと、後半終了直前38分には成立学園が左サイドからの展開で4点目の追加点。またロスタイムに入って成立学園11番の選手が綺麗に左隅へゴールを決めて得点は5-0に・・・。

でも、何故か成立学園のゲーム全体を支配しきれていない感じがしたのは、もしかしたら足立学園DF5番の選手の存在なのかもしれません。
個の技術や組織力だけではカバーできないサッカー特有の「気」を凄く意識した見方になってしまい、リポートもそこに偏った内容になってしまう点を反省しつつも、この先、11月11日に聖地 西が丘サッカー場で迎える横綱対決では、試合がどちらの横綱の色に染まるかは、もしかしたら技術を超越した“精神力=「気」“であるのかなと思います。
また、そう感じさせてくれた足立学園5番をはじめとするDF陣に、大きな拍手を送りたいと思います。

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2007年10月31日 (水)

東京成徳vs堀越

酒乱ゼミによる東京成徳vs堀越戦です。

夏のインターハイでは都大会1次トーナメント初戦で成立学園に敗れたものの、今大会地区予選初戦で保善を破り、ここまで城北と江北を破って勢いに乗る東京成徳が堀越とどう戦うか、興味深い一戦でした。

申し訳ありませんが酒乱ゼミなので記事はありませんが、フォトをご堪能ください。

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上の写真は堀越のいい感じのシュートです。実績では堀越に及ばない東京成徳ですが、ディフェンス面でよくがんばったみたいですね。

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よく「守りに守って無失点に抑え・・・」っていう表現がありますが、サッカーにおいて守り抜いて0点に抑えることはまず極めて困難です。超守備的に戦ったとしても、有効な攻撃を織り交ぜなければ、まず無失点は無理です。

よって格上相手に前後半80分と延長戦って失点なしですから、東京成徳に実力がある証拠なのです。一戦ごとに成長してきたのだと思います。PK戦はいつ見てもつらいものがありますが、ベスト4をベスト5にはできませんので、これもサッカーなのだと思うほかありません。これで二試合続けて無失点です。

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去年、関東第一が準々決勝のカベを突破して西が丘に行き、今年インターハイ東京代表になりました。若いチームである東京成徳が楽しみになってきました。

一方、堀越ですが、PK戦は仕方がないとしても無得点に終わったことが悔やまれることだろうと思います。しかし、春に帝京に大敗しながら見事にチームを立て直し、インターハイでは成立学園を破りました。選手権はブロックベスト8でしたが、下を向かないで、みんなこれからもずっとサッカーに関わり続けて欲しいなと思います。

2007年10月30日 (火)

成立学園vs足立学園vol.1

10.21清瀬内山会場です。

ここまで堅い守備で無失点で勝ち上がってきた足立学園が成立学園に挑戦しました。

しかし、やっぱり成立学園はすごかったようです。酒乱ゼミに任せたので戦評はない(彼はずーっと野球一筋)ので写真でお伝えします。

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ゴールを背にしてボール受けるも左腕で相手DFとの距離を測り、一瞬で前を向き、シュートを打てるスペースへすぐに移動、そのままシュートです。Img_2820

そして打点が高く、正確にボールをとらえるヘディングシュート。ジャンプのタイミングも抜群なんですね。頭二つくらい出てる感じです。Img_2808

凄まじいです。

2007年10月29日 (月)

帝京vs京華

ここ清瀬内山グランド第1試合では今年の夏を感じさせられるような強い日差しに迎えられ、西が丘サッカー場行きの切符をかけて8校が登場します。Aグランドの模様をホソゼミがリポートさせて頂きます。

緑のピッチから跳ね返る強い日差しに反射するような黄色のユニフォーム帝京高校と高輪高校を延長の末破って登場するブルーのユニフォーム京華高校の戦い。
試合開始から両チームとも短いパス、長めのパスを用いてボールは止まりません。お互いのエリアでそれぞれ仕掛けようとしている反面、これは相手の調子を確認しているようにも思える独特の時間帯。帝京が長めのパスでゴール前に揺さぶりをいれても京華DFラインは数的優位を保ちながらきちっと帝京FWをチェックします。

Img_2523ゆるく流れていくように感じた前半26分。右サイドからのボールが帝京ゴールに押し込まれ、いきなり訪れたの京華専制ゴール。これは何が起きたのか。そしてこれから何が起きようとしているのか。

京華イレブンの手には強く握り締めた拳。残りの56分をこの11人の選手はどのように戦うのか、そして帝京イレブンは・・・。「ピーッ」試合が再開し、ネット越しに見えるグランドでの異変にすぐさま気付きます。先ほどまでの帝京とは様子が違い、パス、左右への展開、全く別のチームがここにはいるように感じます。ゴールエリアでの帝京のアタックが多くなった前半32分、帝京高校2番の選手がゴール前での毀れ球に容赦なく詰め寄り、京華ゴールに押し込み、帝京、同点に追いつきます。追いついた帝京、強豪相手に専制を遂げた京華は、追いつかれた今、どのように戦おうとしているのか。この前半残り10分弱の在り方が全てなのかもしれない。そう感じていた5分後、前半38分、帝京10番の選手が京華GKのハンブルしたボールに詰。め寄りこれをきっちり決めて帝京逆転。これで前半は折り返しか?と思っていた前半ロスタイム。帝京6番、11番、9番と回したボールはゴールエリア右から京華ゴールを襲い、前半を終えて3-1。

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前半の3点は確かに京華には痛い3点かもしれませんが、京華DF陣も必死にマーキングし完全に崩しきれない帝京がいたからそこ泥臭いながらも押し込むゴールシーンになっていたのだと思います。この集中力で京華DFは後半を乗り切ることは出来るか?

後半のキックオフです。前半とは打って変わってグランドを広く使い始める帝京。何よりも左右でのサイドチェンジ、ダイレクトまたはワンタッチでのパス回し、京華へのプレス、どれをとっても試合を優位に展開し始める帝京。これが強豪たる由縁とも感じる後半6分、ゴール前でヘッドで落としたボールを帝京10番の選手がボックス右から強烈なシュートで追加点。
勿論この展開やコンビネーションは素晴しいですが、それよりも後半立ち上がりのこの時間帯に追加点を入れることがどれだけ京華にとっての精神力を打ち砕かれた事か。これから残された時間で帝京は得点をどれだけ積み上げようとしているのか。帝京がここを意図していたとしたら恐ろしいチームです。確かにこの後も帝京はグランド全体を早いパス回しで展開していくゲーム展開で何度も京華ゴールを脅かします。京華も必死にゴール前でのディフェンスから攻撃を試みますが、徐々に疲労が足を止めてしまう場面も目立つようになってきてしまいます。

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Img_2607後半33分帝京19番がフリーの状態でゴール左へ、続いて後半35分には左コーナーから上がったボールに帝京2番がヘディングでゴール。6-1でゲーム終了のホイッスル。確かに技術面での力の差は存在していたのかもしれませんが、それ以上に帝京の凄さという部分が見えた試合でありました。得点を入れるタイミングや時間帯。こういったところで相手に与えるプレッシャーは必ずしも大きく、また、強さを表現することの出来る部分なのですね。

2007年10月24日 (水)

都駒場vs國學院久我山

TEAM kumazemiの最新秘密兵器コータローの初取材記事です。以下全文加筆修正なしで掲載いたします。なお、写真は「普通のおじさん」アキゼミが撮影いたしました。

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小春日和」よりも「小夏日和」がしっくりとくる陽気の中、駒沢補助競技場に國學院久我山と都立駒場が登場です。私、こと高校サッカーに関しては全くのド素人で、レポートさせて頂くこと自体恐れ多いのですが、ド素人なりに感じたことを表現してきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

この試合、感動という言葉そのままに、感情を揺り動かされた80分間でした。

前半は久我山ペースで始まります。独特の間合いとリズムの10番を中心に細かいパス回しを見せると、左サイドに張る14番や、中央の8番が積極的にゴールを狙い、駒場DF陣を悩ませました。特に久我山左サイドの攻防は激しく、駒場が2人でボールを奪いに行っても、久我山はその隙間を縫うようにパスをつないでいきます。シュートまで持ち込む場面もあったのですが、得点を奪うことはできません。

前半14分頃、久我山の最初のCKだったでしょうか、ファーサイドで久我山8番と駒場DFが接触し倒れます。このとき久我山8番が、駒場DFが起き上がるのを待って軽くタッチしたのですが、こういうシーンは大好きです。かっこいいですね。

話が少し逸れましたが、試合は久我山ペースのまま進んでいきます。10番と9番がきれいなワンツーで突破すれば、ゴールを背にしてボールを受けた8番がワントラップで振り向き相手を置き去りにする場面もありました。32分頃にはCKからファーサイドで4番が完璧なヘディングを放ちますが、無情にもクロスバーに弾かれてしまいます。圧倒的に攻めているのにどうしてもゴールが奪えないのは、久我山側としては非常に嫌な展開だったと思います。

反対に駒場側としては、攻められていても失点していないとポジティブに考えられたかもしれません。私はそう感じたのですが、それは駒場GKのプレーがとても印象的だったからです。好セーブや思い切った飛び出しに加え、良く声が出ていました。一方的に攻められている中で、彼の声はDF陣に力を与えていたように見えました。

両チームの選手がどう感じていたかは想像の域を出ませんが、圧倒的な久我山ペースという事実は変わりません。特に35分以降は、10番がこれまで以上に鋭いプレーを次々と見せていきますが、ゴールは依然として遠い存在のままでした。

前半終了間際、猛攻を耐え抜いた駒場に突然のチャンスが訪れます。ロングボールから11番がシュートを撃ちますが、これは久我山GKが好セーブを見せ、0-0のままハーフタイムに突入しました。

後半に入り、駒場が積極的にシュートを撃ちに行く場面がありましたが、久我山の勢いは前半から衰えを見せません。前線の選手がポジションを流動的に代えながら、休み無く厚みのある攻撃を展開します。後半13分にはCKから2番がニアに飛び込み合わせますが、これがポストに当たってしまいました。直後に10番がGKと1対1の局面を迎えると、シュートではなくフリーの2番へのパスを選択しますが、これはオフサイドとなります。

試合が動いたのは後半22分でした。駒場が右サイドで浮き球を拾いゴール前に入れると、最後はゴール前に詰めていた9番が押し込んで先制しました。予想外、と言っては駒場に失礼ですが、全く予期せぬゴールに会場はどよめきます。これで勢いづいた駒場は、直後にもGKと1対1の局面を作りますが、ここは久我山GKが果敢に飛び出してセーブしました。
確実に流れを変えた駒場のゴールでしたが、久我山も徐々に反撃に転じます。後半28分、右の10番から中央9番へパスが通り、絶好のチャンスを迎えました。シュートは駒場GKが弾いてCKになります。2本続いたCKを凌いだ駒場でしたが、ここでGKがボールを持ったままエリア外に出てしまい、危険な位置でFKを与えてしまいます。

Pict0265_2ゴール正面やや左、約20mからのFKをゴール左にきれいに沈めた久我山10番は、喜びを爆発させながら駒場ベンチに向かって絶叫していました。ゴールを決めて相手ベンチに向かう行為自体は、賛否両論あるかもしれません。ですが私は、彼が心の底から出したかのような声がとても好きでした。感情をストレートに表現する姿に、若干のうらやましさを感じたことも否めません。

さて試合に戻りましょう。残り時間が10分ほどということもあり、両チームとも勝利への執念がさらに燃え上がったのでしょうか、激しい攻防が繰り広げられます。少しずつ押し込む久我山が、隙を突かれてハーフウェーライン付近でボールを奪われたのが37分のことでした。ゴールまで無人のフィールドを独走しようとする駒場の選手を後ろから久我山の選手が掴み、一発レッドで退場となりました。

Pict0307 決定的チャンスを潰された駒場でしたが、ここでもらったFKから決勝点が生まれます。3番が大きくゴール前に上げたボールが、ニアで流されてゴールに吸い込まれました。後が無くなってしまった久我山は、とにかくボールを前線に運びシュートを撃ちます。終了間際には久我山8番が1人で突破しますが、駒場DFとGKの気迫あふれる守備を破ることはできませんでした。

終始攻めながらもゴールが遠かった久我山には、つらい試合だったと思います。試合終了と同時に倒れ込んだ選手の姿が、全てを物語っていたようでした。残念な結果にはなりましたが、観る者をゾクゾクさせるような攻撃には誇りを持って欲しいと思います。少なくとも私の記憶と感触には、この日の久我山サッカーがしっかりと刻まれました。感謝しています。

番狂わせを演じた駒場にも、ホイッスルと共に崩れ落ちた選手がいました。最後列からチームを励まし続けたGKです。失点のきっかけが自分のミスだったこともあり、ギリギリの精神状態で最後まで戦っていたのだと思います。その彼にチームメイトが手を差し伸べた時、チームが1つ成長した瞬間を見たような気がして、私、年甲斐もなく泣いてしまいました。準決勝でもチーム力を出し切ってサッカーをして欲しいと心から思っています。

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20代の感性豊かな青年によるみずみずしい文章です。何も言うことはありません。彼は天才です。

私(kumazemi)は今日(24日)の午後から26日まで海外へ出かけますので、清瀬内山会場のレポートは帰国後にアップいたします。

2007年10月23日 (火)

早稲田実業vs暁星

駒沢補助球技場の準々決勝第4試合です。

昨年、Aブロックで頂点に立ち、連続出場を狙う暁星と去年の選手権予選は準々決勝で国士舘に0対2、今年のインターハイ予選でも準々決勝で都つばさ総合に2対2からPK負けと立ちはだかる「準々決勝」のカベ突破を狙う早稲田実の試合です。

早稲田実はかなり気合が入っていました。試合前からそれが伝わってきました。

早稲田実は8番の選手の豊富な運動量とスピードを生かした攻撃、暁星は何と言っても風間選手のスピードです。当然早稲田実は風間選手を徹底的にマークします。特にウラに飛び出されてそこにパス通されると決定的な仕事をされてしまいますので、風間選手が飛び出してトップギアに入りそうになると、早稲田実DFは抜かれたらすぐに次がアタック行けるように4~5人でチェックしていました。

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前半6分には右サイドでの風間選手の粘りからゴール前でチャンスが生まれ、23分には風間選手の右ファーポストを狙ったFKがあったりして、暁星やや優勢に見えました。早稲田実は前半はリスクを冒さないで進めるプランだったのかもしれません。このような展開で双方チャンスを多く作ることが出来ず、前半はこのまま0-0で終わりました。

前半両チームとも決め手を欠く展開でしたが、後半最初に早稲田実ベンチが動きます。8分にFWの位置に20番の選手を投入します。いがぐり頭で背番号が大きい数字なので2年生か1年生なのかはわかりませんが、結果的にこの選手交替が早稲田実に流れを大きく引き寄せます。この20番の選手、荒削りなんですが、とにかき動き、そして追うのです。

Pict0602 そしてこの交替から3分後の11分、暁星のミスからボールを奪った早稲田実が速攻を仕掛けます。守備から攻撃に切り替わるはずが、突然攻撃される形になった暁星はこのピンチに対応しきれずシュートを決められ、先制点が早稲田実に入りました。このミスと20番の選手の投入とは直接結び付けることはできませんが、何か因果を感じずにはいられませんでした。

先制を許した暁星ですが、まだ時間は十分にあります。ここで暁星ベンチは17分に20番の選手に替えて2番の選手を投入、この直後の19分には右CKからヘッド一発、ボールがクロスバーをかすめるチャンスが生まれ、24分には右サイド展開から中央にいた10番風間選手にパスが通り、低くよく抑えられたシュートが放たれるなど徐々に反撃ムードが高まっていきます。

対する早稲田実は25分に8番の選手に替えて17番の選手を投入、直後の29分には暁星が19番の選手を投入と両軍総力戦の装いを呈してきます。ただ、暁星は33分にバックパスのミスから大きなピンチを招くなど、何となく連携という点で暁星らしくないシーンもありました。

暁星がDFの背後に通して風間選手に勝負させようとしても、早稲田実は集中切らさず必死に守っていました。風間選手はヨコには行けるのですが、持ち前のタテ突破をなかなかさせてもらえず、ちょっと苦しそうでした。

そして早稲田実は終了直前にも11番の選手に替えて4番の選手を投入するなど最後まで考えられるあらゆる手を尽くしてこのまま逃げ切り、ついに準々決勝のカベを突き破りました。

~今日の記事の最後に~

この日で今の暁星3年生の高校サッカーが終わりました。私が何の気なしにこのブログを始めた去年の夏、最初に衝撃を受けた選手が暁星の風間選手でした。あのときの背番号は14番でしたね。そして、暁星は東京代表を勝ち取り、私は暁星と風間選手を何回も見ることが出来ました。決勝の修徳戦は今でも鮮明に覚えています。この間、暁星のご父兄の方々、OBの方々、将来暁星でサッカーをやる小学生のご父兄の方々からたくさんのコメントやメールをいただき、これがブログを続ける上で大きな励みになりました。学業とサッカーを両立させ、試合で全力を振り絞ってプレーし、勝っても相手を慮る心を持つ皆さんを私は忘れません。切り替えに時間がかかるかもしれませんが、これからは勉強がんばってください。

Kumzeminame

2007年10月22日 (月)

修徳vs農大一

Bブロック準々決勝、駒沢補助球技場第3試合です。

8強のカベを破れば一気にスパートしそうな実力校農大一とご存知名門修徳の試合です。この試合は修徳の誇る強力な攻撃トリオ(小澤選手、目黒選手、西谷選手)と前回葛飾野戦で「いい選手だなぁ」とマークした農大一14番の選手をフォーカスすることといたしました。

開始早々、小澤選手の左足のシュートが炸裂、惜しくもゴールにはなりませんでしたが、この日の小澤選手はキレキレモードでコンディションの良さがうかがわれました。この小澤選手、後ほど触れますが後半ものすごいプレーを見せてくれます。

試合は地力に勝る修徳が押し気味に進めますが、農大一も上述の14番の選手に技術が高い8番と11番の選手を中心に攻撃を組み立て、守っては随所に体を張ったプレーを織り交ぜながら必死にがんばります。しかし、修徳はちょっとやそっとじゃ倒れない高校生離れしたボディバランス能力を有するこの強力トリオが前線から激しくプレッシャーをかけ、農大一をじわじわ追い詰めていきます。

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とにかく修徳の選手は自らはなかなか倒れませんが、相手に寄せるときは確実にバランスを崩させますので、やられた方はたまったものではありません。ボールが来たらいつ何時も次のプレーにつながるポイントへ一発で正確に止めないとあっという間に体をぶつけられてボールを奪われてしまいます。上の目黒選手の写真を見てもわかるとおり、見えていないはずの真後ろからアタックに来た選手に対して瞬時に遠い方の足でボールを届かない場所に動かし、右足一本に重心かけて振り切ってそのままスペースへ飛び出していきます。

そして前半38分、相手を引き付けるだけ引き付けて仲間を余らせた修徳が西谷選手のゴールで先制します。サッカーにたらればは禁物ですが、農大一は「あと数分持ちこたえれば・・・」っていうやられてはいけない時間帯に一発くらってしまいました。前半は修徳1点リードで終わりました。

でも、まだ1点です。農大一も8番の選手を中心に攻撃を組み立てようとしますが、14番の選手も11番の選手も要所ではがっちり抑え込まれ、なかなかいい形が作れません。逆に修徳は後半15分には右ロビングを落としたところからのシュート、キャプテン原選手のFKに合わせたヘディングシュートとたたみ掛けていきます。こんな展開で農大一が攻め込んだところで上述の小澤選手のスーパープレーが飛び出しました。

2_2 自陣でボールを奪った修徳は前線で張っていた小澤選手にタテオパス一本、農大一もさすがに小澤選手をマークしていましたが、ボールを受けた小澤選手は一瞬で前を向きドリブル突破、マークしていた農大一DFが並走して突破を食い止めに体を寄せていきましたが、寄せ切れなかった瞬間に右足を一閃、25メートルはあったろうと思われる距離をボールは空間を飛び続け、そのまま農大ゴール左隅に突き刺さりました。後半20分の出来事でした。

日頃の練習だけでなく、センスというか才能というかこういったものに、ゲームの中での一瞬の閃き、GKの位置を確認する視野、さらに体を寄せられていながらあの距離を正確に蹴ることのできる技術、これらが全部揃ってないとあそこからは打ちません。というか打てるわけないです。

この後、修徳は22分に左サイド突破からの低いクロスに目黒選手がダイヴィングヘッドがあって、30分に小澤選手のキープからチャンスを作ってそれを押し込み3-0、終了間際には右サイドからの攻撃から16番の選手のシュートが決まって4-0となり修徳が完勝しました。修徳は強力攻撃陣だけでなく、地味ながら黙々と着実に仕事をこなす6番の選手もいたりしてチームとして完成されつつあります。

最後に目黒選手のダイビングヘッドとそれに見事に反応した農大一GKの写真をお見せいたします。

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kumazemi's favorite players 2007:農大一の14番

2007年10月21日 (日)

都三鷹vs関東第一

選手権東京予選Bブロック準々決勝です。駒沢補助球技場で行われました。

今年インターハイに出場して1勝をあげ、新しい歴史を作った関東第一にそのインターハイではよもやの地区予選敗退を喫した都三鷹が挑みました。ただ、皆さんもご存知の通り、都三鷹は来期のT1昇格を勝ち取り、本大会では初戦でBブロック優勝候補でもあった東京朝鮮を破りましたので、何かが起こるのではなかろうかと思って見ていたファンの方々も多かったと思います。

Photo_2 前半はどちらかというと静かでした。関東第一は個々の技術の高さもありボールを保持するのですが、都三鷹も相手ボール保持者に素早く2人がアタックするような速い寄せで有効な仕事はさせず、なかなか双方チャンスを作れない展開が続きます。

このような流れの中、前半15分に関東第一が決定的なチャンスを迎えます。関東第一の8番の選手と9番の選手を密着してマークしていた都三鷹ですが、一瞬バイタルエリア付近を個人技とパスで切り崩されてしまいます。私も「三鷹、やられた」と思ったのですが、これを三鷹GKが神がかり的ファインセーブで防ぎます。これでゲームが動き出すかと思ったのですが、淡々とした流れはさほど変わることはなく、このまま前半は0-0で終わり、勝負は後半に持ち越されます。

ボール保持率で上回る関東第一がどんな仕掛けと工夫をしてくるかと都三鷹が前半のような集中を切らさない粘り強い守備を続けられるかをフォーカスポイントとしていましたが、ゲームは予想外の展開となります。

Photo_4前半より攻撃がアグレッシヴになってきた都三鷹が後半12分、左サイドでのパス交換から素早く中央へ入れ、それを思い切ってミドルシュート、こぼれたところを押し込んで先制します。「スピードでタテに突破し、深い位置まで切り込んで中へ折り返す」という攻撃はあまりなく、「外へ展開したらいったんポイントを作って中央のDFをバラし、そこに正確にヨコパスを通して、前が空いてればミドルを打つ」という狙いだったようです。

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そしてその数分後、都三鷹はまたもやほぼゴール前中央からミドルシュートを放ち、ボールがGKの手とクロスバーに当たって跳ね返ってきたところを蹴り込んで2-0とします。ミドルシュートもすごかったのですが、跳ね返ってきたボールを蹴りこんだシュートも見事でした。これは何気ないプレーでしたがすばらしかったです。

同じパターンで偶然に2点入ることはまずありませんので、、これは練習の賜物なのでしょう。この攻撃パターンの習得と集中を切らさない守備、これを担保する持久力の強化などが夏負けてからここまでの都三鷹の大きな成長ポイントだったのではないでしょうか。

対する総体都大会で都つばさ総合を寄せ付けなかった関東第一ですが、攻撃にもあまり工夫がみられず、何となく元気がない感じがしました。関東第一がリズムをつかめないままゲームはこのまま終了し、都三鷹が準決勝へ進みました。

Photo_5優勝候補を2校撃破した都三鷹は、山下先生の策士ぶりがクローズアップされることも多いかと思いますが、東京朝鮮と関東第一は指導者がその試合のために何か策を弄して完勝できるほど甘い相手ではありません。確かに作戦はあったとは思いますが、夏以降、この選手権予選までに克服すべき課題を明確にして相当の練習をしてきた成果であり、実力がついたのです。この指導力を称えるべきであると私は思います。

ただ、試合後の山下先生があまりにも嬉しそうで、ガッツポーズまで出していたので、思わずパチリとやってしまいました。ご容赦ください。

サッカーは11人でやるチームスポーツなのだということをあらためて知らされたゲームでした。私の今後の少年指導にも活かしたいと思います。

2007年9月28日 (金)

修徳vs創価

23日駒沢第2球技場第3試合を弟子のホソゼミが取材しましたので掲載します。研修中の身で名門修徳を取材するのは3年早いと言おうと思ったのですが、言う前に勝手に行かれてしまいました。もはや師匠を師匠と思っていないようです。

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Syvsso

午後になって若干風が涼しく感じるようになった駒沢第2球技場に“東の大関”修徳の登場です。

14時のキックオフを待つ修徳イレブンの右サイドの張り出しがとても気になり始めた頃、主審のホイッスルが鳴り響きます。1回戦をPK戦で勝ち上がってきた創価の勢いはどんなものか。インターハイの雪辱なるか。

キックオフと同時に高いフィジカルを発揮する修徳高校は、やはり右サイドをフルに使った展開をしてきます。試合を待ちわびていたかのようにその7番西谷選手から出たボールに中央から入り込んだ10番小澤選手が合わせて修徳が開始4分で先制点を奪取します。あっという間の出来事と相手を寄せ付けないスピーディなコンビネーションに会場みな唖然としていました。

このままゲームはどうなるのか、修徳がそれくらい点を積み上げてしまうのか、そんなことを考えながらゲームは続きます。修徳のフィジカルは依然目立つものの、負けじと創価も果敢にゴール前に仕掛けます。この創価の粘り強さがこの2回戦でも見ることができるのか。時計の針が25分を回るころ集中的に修徳ゴールにブルーのユニフォームが襲いかかります。そんな前半29分、右サイドから上がったセンタリングに創価10番の選手が頭で合わせて同点ゴール。修徳のフィジカルに対抗するのは粘り強くボールを繋いでチャンスを待つ、そんな風にも感じる同点ゴールで一気に士気が上がる創価イレブン。一方、同点に追いつかれた修徳は前半30分にもかかわらず頭を抱える選手が・・・。「こんなはずじゃない」と聞こえてくるような表情です。

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その追いつかれた修徳がどう立て直すのかと思っていた矢先の前半32分、創価が痛恨のPK献上です。キッカーは9番目黒選手。しかし、フェイントを入れて蹴ったボールに創価GKが鋭く反応、見事に止めます。やはり、「この時間帯の流れは創価にあったな」と思うしかない感じでした。

しかし、ここから修徳本来のプレイスタイルが激しくなります。右サイド7番西谷選手のアクセルは全開になり、中央に切れ込むドリブル、20mの距離を全力疾走でボールに吸い付き、創価ディフェンスを蹴散らすかのような強い当たりではね除けてはクロスを上げるなど、右サイドを完全に支配します。そして前半36分に目黒選手が勝ち越しヘディングシュート。前半終了間際には10番小澤選手のチャンスメークから再び目黒選手が3点目をゲット。痛恨のPK失敗からわずか10分の間に2点もぎ取るんですから、修徳目黒選手の精神力はとしかいいようがありません。

後半になっても修徳の体力は落ちることはなく、ピッチの中をところ狭しと駆け回ります。徐々に疲れが見え始めていた創価も必死に守りますが、33分左サイドからの攻撃でまたもや目黒選手のこの日ハットトリックとなる勝負を決定づける4点目のヘッドで決まり、勝負ありとなりました。

4-1というスコアだけ見れば修徳の圧勝ですが、創価のバランスのとれたシステムとプレイスタイル、なにより諦めない精神はすばらしいものでした。勝った大関修徳としても今日のゲームで得た収穫はきっとあると思います。今後の修徳の試合は目が話せないと思いました。

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あたかも東京の高校サッカーを知っているような口ぶり、なぜか多用する体言止め、ところどころに入る「つぶやき」。どうやらホソゼミは表現については密かに家で学習しているようです。でもホソゼミは『ビリーズブートキャンプ7日間集中プログラム』を完遂して2kg太ったものすごーく意志の弱いやつなので、これ以上褒めるのはやめときます。

今日の最後は私kumazemiがセレクトした「立ちはだかる原選手」の写真でで締めます。

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2007年9月26日 (水)

都つばさ総合vs都江戸川

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キックオフと同時に江戸川のロングシュートで幕を開けたこの試合、前半序盤は初戦芝浦工大高を4対1で撃破して勢いに乗る江戸川のペースで進みます。

展開としては、最終ラインからゆっくりパスを回してゲームを組み立てるつばさ総合に対し、江戸川は中央からディフェンスの裏を突く長いパスでペースを作っていく、という感じだったと思います。

Evsts_4高速ドリブラー井上選手を抑えなければ勝機がない江戸川は、彼の前にスペースを与えないよう注意しながら守り、ボールを奪ったら速攻を仕掛けるという戦術だったと思います。

この流れの中、前半9分、挑戦者江戸川が左コーナーキックのチャンスにうまくヘッドで合わせて先制します。

大関となり追われる立場になったつばさ総合がよもやの先制を許し、ゲームとしては面白くなりました。先制パンチをくらったつばさ総合は、早い時間帯に追いつくべくディフェンスラインを上げていきます。

しかし、前半18分、裏を取ろうと動き出した11番の選手が縦パスに鋭く反応、そして左足を振りぬき江戸川が2点目をゲットします。前半早い段階で江戸川が2点をリードするという、大関つばさ総合にとっては、差し手争いしているうちにもろ差しにされた形になってしまいました。

Evsts22_2

つばさのみんなは家を出るとき、まさかこのような展開になるとは思ってもみなかったと思いますが、スピードスターを複数擁するつばさ総合は、ショートパスをつないで左右にゆさぶりをかけるいつもの攻撃スタイルで反撃します。一方、リードした江戸川も時折ミドルレンジのシュートを織り交ぜるなど流れが変わらないよう必死にプレーします。

私も経験ありますが、格上相手に早い段階で思わぬリードを奪った場合、守りに入ればやられることはわかっていても「このまま終われ」という思いがよぎってきます。そして前半35分、つばさ総合が左コーナーキックのチャンスに3番の選手が頭で合わせて1点返し、前半はこのまま終わります。結果論ですが、江戸川が献上したこの時間帯での1点が、この試合の流れを大きく変えてしまいます。あと40分で最低無失点に抑えて2点とらなければならないのと1点とればいいのでは心の持ち方が大きく異なります。

Evsts2案の定1点差で後半を迎えたつばさ総合は、中盤を制圧し、激しく攻撃を仕掛けます。こうなると守勢に回らざるを得ない江戸川はどんどん体力を消耗していきます。そして後半10分、9番の選手がドリブルで2人の江戸川DFを切り裂きシュート、ボールが右隅に突き刺さりついに同点に追いつきます。江戸川もカウンターで気をはきますが、後半半ば頃から足が止まってしまいました。この展開の中、後半24分には17番の選手がヘッドで逆転ゴール、同34分には10番の選手がとどめの4点目を決め勝負が決しました。

もろ差しで何度か土俵際まで追い込まれながら、最後は豪快に上手投げです。つばさ総合の底力はさすがです。大関として立ちあいで変わることも奇襲もせず、真正面から受けて立ち、最後は投げ飛ばしました。

でも江戸川はよくがんばりました。Wing様の情報によれば、2年生も多いとのこと、次期は楽しみです。都立の強豪に名を連ねることも不可能ではない、そんな可能性を感じさせるチームです。大関を追い詰めたこの試合を自信にしてがんばってください。

kumazemi's favorite players 2007:江戸川の11番

※本記事はホソゼミの取材をベースにkumazemiがところどころ加筆修正した作品です。なお、写真はすべてホソゼミが撮影いたしました。

2007年9月24日 (月)

農大一vs都葛飾野

Vs

選手権都大会23日駒沢第二球技場第4試合です。葛飾野は取材しに学校まで行ったことは何回もあるのですが、学校そのものを取材したことはなかったので、高尾行きを断念してこっちに来ました。

葛飾野は近年力をつけてきた都立校で、1地区では強豪私立の次に位置する都立の星です。対する農大一は都大会常連でもう一つ壁を越えれば関東第一のようにググーッと来るであろう東京の実力校です。

この2校による前のゲームで創価に圧勝した修徳への挑戦権をかけた戦いです。

両軍ほどよく気合が乗ったウォーミングアップでしたが、序盤はお互い出方を探るような静かな立ち上がりでした。葛飾野は18番の選手がよくボールに絡んで前線への起点作りに奔走し、農大一は強くて冷静な14番の選手から右に張り出す19番の選手からゴール前で張る大型FW9番の選手に合わせる展開を模索します。

しかし、前半の前半までは両チームともやや決め手を欠く展開だったと思います。

14 最初にチャンスを掴んだのは農大一でした。

15分、右コーナーキックに14番の選手が持ち前の体幹の強さを生かして、相手DFより体を前に入れてヘディングシュート、惜しくも外れましたがビッグチャンスでした。

この直前の10分、葛飾野はGKとDFのボールが絡んだ連携で一瞬ヒヤリとする場面がありました。しかし、このプレーはこの後の大きな場面の伏線になったような気がします。何でもないシーンだったので見過ごしてしまいがちですが、私の経験上、誰も気づかないようなプレーがその後の試合を決定付けるようなプレーにつながっていくケース(ややこじつけもありますが・・・)が多いのではないかと感じています。この場面はそんなことを予感させるものでした。

都葛飾野は7番の選手が右サイドを仕掛て突っつきはじめ、ここから高い技術と強さを感じさせる10番と20番の選手につなぎ、打開を図ります。この葛飾野の10番と20番の選手は非常にいい選手です。下の写真は、その20番の選手の思い切りのいいシュートシーンです。

20

こんな展開の中、農大一が前半28分、上述の14番の選手のボール奪取から右に展開、早めに入れたロビング気味のクロスに農大攻撃陣と葛飾野DFが交錯したところを押し込み先制します。

そして5分後の33分、またも右クロスから今度は11番の選手がヘッドをズバッと決め追加点を上げます。農大一FW9番の選手は上背もありますが、足元にもきちんと収まり、ポストプレーもうまいです。前半にあった自身がフリーでドンピシャのボールが来た場面がありましたが、あれは決めないといけません。

試合の方はこのまま前半終了、後半葛飾野が1点返しますが及ばず、修徳への挑戦権は農大一が獲得しました。

私がこの試合で目を奪われたのは農大一の14番の選手と葛飾野の10番と20番の選手です。特に葛飾野の10番の選手は自身ががっちりマークされながらもボールが来たらそう必死にキープし、何とか農大一の詰めが速い中央を避け、サイド展開に持っていこうとがんばっていました。農大一のこの10番の選手を自由にさせない戦術の中、彼の奮闘には胸を打つものがありました。その彼のフリーキックの場面を載せさせてください。

10fk

農大一は次戦で修徳と戦いますが、14番の選手のコンディションがばっちりで走り負けなければ間違いなくいいゲームになります。

2007年9月23日 (日)

選手権都大会9/23結果

昨日はたくさんのコメントをいただきましてありがとうございました。kumazemi不覚にも風邪を引いてしまい、昨日は結果をブログにまとめている途中8時に寝てしまいました・・・でもきちんと返信させていただきます。

昨日行われた16試合の結果をまとめ、23日付けでアップしました。両ブロックでベスト8が揃いました。

【Aブロック】

勝利校 試合結果 次の相手(10/21)
帝京 2-1東京実業 京華
京華 2-1(延)高輪 帝京
足立学園 3-0大東大一        成立学園
成立学園 2-1(延)実践学園 足立学園
東京成徳 1-0都立江北 堀越
堀越 3-1東工大附属  東京成徳
都立国分寺 2-0都立大附属       都立つばさ総合
都立つばさ総合 4-2都立江戸川       都立国分寺

【Bブロック】

勝利校 試合結果  次の相手(10/21)  
修徳 4-1創価 農大一
農大一 2-1都立葛飾野    修徳
早稲田実業 4-1大成          暁星
暁星 4-0かえつ有明     早稲田実業
國學院久我山     5-0都立松が谷    都立駒場
都立駒場 1-0国士舘    國學院久我山
都立三鷹 3-1東京朝鮮    関東第一
関東第一 4-0専大附属     都立三鷹

実践学園、都江北、東京朝鮮、国士館の大関級が姿を消しました。しかし、実践学園vs成立学園の試合は本当、高尾山噴火直前までいくようなすごい試合だったようですね。この試合には弟子の1人でいざというときに使うカプセル怪獣「マツケンザウルス」がムービー持って現場に行っていますので、何とかして動画で載せたいと思っています。

足立学園がんばってますね。今年のこれまでの成績は今一歩でしたが、さすが実績ある実力校、選手権ではきっちりチームを作り上げてきました。横綱成立学園も一息入れられない戦いが続きます。

つばさ総合も初戦は苦戦したみたいですね。前半20分まで0-2でリードされていたようです。ここから4点入れて逆転ですからつばさの底力はすごいです。でも都江戸川も大健闘です。よくがんばりました。

都江北は1点に泣きましたが、ここまでの成績は立派です。東京成徳はハイレベル3地区の新たな顔になっていきそうですね。

都駒場vs国士館もどうなるかと思っていましたが、都駒場がやりましたね。国士館が選手権都大会の初戦で消えるのは最近聞いたことがないです。

都三鷹が東京朝鮮に勝ちました。都三鷹は組合せ決まってから相当気合入れて調整してきたと思いますが、本番で全力出し切れるチームはすばらしいです。関東第一戦見ものです。

東工大附属はここで散りましたか・・・堀越相手にひょっとしたらと思っていましたが、さすがですね堀越は。勢いがついていたチームを迎え撃った感じですね。本当さすがです。

その他では帝京、暁星、國學院久我山、修徳のビッグネームに早実、関東第一、京華が勝ち残りました。

ここで約1ヶ月空いて準々決勝は10月21日になります。

“眠れる獅子”國學院久我山、不気味です。

2007年9月20日 (木)

選手権都大会9/16結果

9月16日に行われた13試合の結果をまとめました。

【Aブロック】

勝利校 試合結果 次の相手(9/23)
東京実業 1-1PK5-4日本学園 帝京
足立学園 1-0東海大菅生 大東大一
成立学園 7-0都立西          実践学園
東京成徳 4-2城北       都立江北
東工大附属 5-1武蔵工大付       堀越
都立江戸川 4-1芝浦工大高       都立つばさ総合

【Bブロック】

勝利校 試合結果 次の相手(9/23)
創価 2-2PK6-5東亜学園 修徳
都立葛飾野 4-1東京 農大一
大成 1-0本郷          早稲田実業
かえつ有明 3-1中大杉並     暁星
都立松が谷 4-2中大附属     國學院久我山
都立駒場 3-0駒大高       国士館
専大附属 2-1都立調布南       関東第一

去年のファイナリスト東海大菅生が初戦で姿を消しました。足立学園の大物食いです。

あと私が注目していた創価vs東亜学園はPKで創価に軍配があがりました。これは見たかったです。

成立学園は圧勝、東工大附属もいいコンディションを持続しているようですね。

日本学園はPKで涙をのみ、横綱帝京への挑戦権は東京実業が取りました。

しかし、2回戦で成立学園vs実践学園に都立駒場vs国士館ですか・・・♪私の心は冬模様♪です。

他のカードも正直どっちが勝っても不思議でないカードが続きますね。

今年は何が起こるかわからないです。

高尾山が噴火?するかもしれません!

2007年9月19日 (水)

専大附属vs都調布南

Aisatsu

私の弟子でまだ新人研修中のホソゼミが駒沢第2の試合をリポートしてきました。先日「師匠(kumazemi)よりすごいレンズを買いました!」と言っていたので、「感じ悪いヤツだな」と思いつつも密かに期待していましたが、やっぱり写真も戦評もまだまだでした。

両チームの選手には大変申し訳ありませんが、それでもトライした弟子の挑戦意欲に敬意を表し、記事にさせてください。

私自身は専大附属の新人戦日大二戦を一度見ましたが、その時10番の選手のセンスの良さと小柄ながら勇気あるGKの選手が印象に残っていました。

以下、ホソゼミのリポートと写真です。

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(上)前半12分、左サイドのセンタリングに8番の選手が入り込んできて専大附属が先制。

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(上)専大附属、ミドルシュート

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(上)調布南、後半の決定的チャンス。

流れは前半1点を先制した専大附属が後半もサイド攻撃を展開しますが、後半中頃からやや最終ラインと中盤の間にスペースが目立つようになり、調布南がここを支配し始めます。しかし、専大附属が左サイドからのロングパスを調布南GKがファンブルしたところを押し込み2点目をゲット。追う調布南もサイド攻撃を展開、専大附属のDFラインを下げさせます。そして調布南も専大附属GKがファンブルしたところを押し込み1点返しますが、残り時間もあまりなく、このままタイムアップ、2-1で専大附属が勝利しました。

ホソゼミはまだ一人で写真取りながら戦評を克明にメモり、お気に入り選手を探してフォーカスするのは難しいようです。今後実地研修のコマを増やして指導育成いたします。

2007年9月18日 (火)

本郷vs大成

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選手権都大会東伏見会場の試合です。よく師弟対決と言われるカードがありますが、大成の田口監督は阿出川監督率いる本郷OBですのでこの試合はそういった面でも関心のあるゲームでした。

大成高校を見るのは初めてなのですが、開始直後から7番、9番、10番の選手の高い個人技と見事なダイレクトプレーが連続して映し出され、これは徒者ではないと感じました。特に9番の選手は才能を感じさせるプレーヤーです。

試合は序盤から中盤を制した大成ペースで進み、5分に一度決定的チャンスがあり、ここはシュートをミスっとしまいましたが、7分にもクロスバーを叩く場面もあったりして、本郷がなかなかリズムを掴めず大成ペースで時間が経過します。

Ht14本郷はあまり中盤で手数をかけず、前線のスペースに早くボールを入れ、そこへFWを走らせてチャンスを作りたいのですが、大成の守備も冷静で、決定機を作らせません。

いい展開もあるのですが、クロスの際にミスキックしてしまったり、無理しないでいったん下げようとしたパスを突かれたりと細かいミスがあり、大成への流れをなかなか断ち切れません。

こういう流れの中、26分に大成が先制します。

サイド攻撃ではなく中央からの攻撃だったと思いますが、球の出所に意識が向いていた本郷DFが上述の才能ある9番の選手へのラストパスを許してしまいました。これをこの9番の選手が落ち着いて何なく決めました。前半はこのまま大成の1点リードで終わります。    

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                         しかし、後半は一転して本郷の出足が速くなってボールや相手への寄りも前半より格段によくなり、さらにFW桃井選手もどんどん仕掛けるようになって流れを奪い返します。対する大成は前半より足が止まって運動量も減ったため、後半は本郷のペースになります。

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そして何より前半完全に牛耳られていた中盤を、キャプテン7番由利選手の運動量の回復によりここの地上権を奪い返します。         

Ht1_3 そして後半34分、左タッチライン深いところからこの由利選手がニアポストに向かって放り込んだロングスローによるボールが大成DFもGKも触れぬままゴール前を通過、ここに本郷の2人の選手がダイビングヘッド気味に体ごと突っ込みます。しかし、無情にもあとわずかで押し込めず、ボールはゴールラインを越えていきました。あと3センチ額を前に出せたなら、同点ゴールになっていたでしょう。ギリギリの戦いだと勝負の分かれ目はこんなところにあったりするのですね。これもサッカーです。

試合はこのまま後半を凌ぎきった大成が1-0で勝利しました。大成は地区大会で桐朋を破っただけあって、個々の能力も高く、ダイレクトを多用する戦術も見事で強いチームだと思います。もし23日が涼しい日であったら、早実とて楽な試合運びはできないでしょう。

私が10代のとき憧れていた本郷高校3年生部員の皆さん、本当にお疲れ様でした。あの頃から取り巻く環境も学校自身も大きく変わったことと思いますが、こうやって目の前で見れば本郷は本郷です。私の心の中ではいつでも「横綱」です。

これからの5ヶ月、勉強がんばってください。本当の勝負はこれからです。

kumazemi's favorite players 2007:大成の9番、本郷の7番

2007年9月16日 (日)

かえつ有明vs中大杉並

Kc_2

昨年1年生だけのチームで旋風巻き起こしたかえつ有明と激戦5地区で私武蔵と明大中野を撃破してきた中大杉並と当たりました。かえつ有明は東の関脇ですから、中大杉並が挑戦する形です。

試合の方は開始早々かえつ有明が左サイドで裏に通したスルーパスからクロスが入り、決定的な場面を迎えますがここを中大杉並が紙一重でクリア、失点を免れます。思えばこのクリアはその後の中大杉並の戦い方の予兆でありました。

確かにかえつ有明は選手個々の技術が優れており、試合を優位に進めますが、中大杉並はボール保持者への寄りが速く、かつ簡単にクロスを入れさせない守備で対抗します。この守備はこの後しばらく続き、かえつ有明が苦戦するわけですが、この集中を切らさないディフェンスは見事でした。かえつ有明は仕方なく遠めから打つ場面が多かったです。

中大杉並も前半9分にDF1人かわしてシュートするチャンスがありましたが、こちらはかえつ有明GKのファインセーブに阻まれました。このまま前半は0-0で終わり、押していながらシュートまでなかなかいけなかったかえつ有明にはちょっとイヤな感じがしたのではないでしょうか。

Kc_3そして後半14分、このイヤな予感が的中してしまいます。

右コーナーキックのチャンスを得た中大杉並はいったん二アサイドに全員集まって、キックと同時に散っていく作戦を取り、まんまとフリーになったキャプテン7番の選手にこれ以上ないすばらしいボールが来て先制します。

それにしてもこのコーナーキック、相当練習しますね。ここで必殺技が決まるところはすばらしいの一言です。

優位に進めながら先制されたかえつ有明はみんな必死の形相で攻撃しますが、上述の通り中大杉並の集中を切らさずに速い集散を繰り返す守備にてこずります。刻々と時間が経過していき、かえつ有明に焦りの色が出始めますが、ここまで集中切らさず早く寄せていた中大杉並の守備ですが、後半25分過ぎから徐々にボールに行くタイミングが一歩遅れ始めます。

Kc_4そして後半31分くらいでした。押し込んだかえつ有明が左コーナーキックを得ます。

そのこぼれ球の奪い合いから混戦になったところを10番の選手が右足を投げ出すようにシュート、ブラインドになっていたGKは動けず、左隅にボールが吸い込まれていきました。これで1-1の同点になります。

こうなると地力に勝るかえつ有明が押せ押せになり、寄せが甘くなり始めた中大杉並に痛恨のファウルが出てしまいます。反則は決してほめられたものではありませんが、仕方がなかったように思えました。かえつ有明はこのペナルティエリアすぐ外やや左側のFKを直接蹴り込んで逆転、終了間際には左から右への大きなサイドチェンジで中大杉並を振り回し、9番の選手がシュートを決めて3-1と鮮やかな逆転で勝利を収めました。

敗れましたが、中大杉並はすばらしい戦いをしていたと思います。特にこの暑さにこの相手で、選手みんなが高い守備の意識を持続していたのは見事です。下の写真は身を挺して守る中大杉並8番の選手です。

Kcdf

中大杉並が5地区を勝ち抜いた力は本物です。いいチームでした。あともう少し粘れば1-0で勝ってました。ただ、この「あともうひと踏ん張り」の差が番付校とそうでない学校にあるんです。ここを強化すれば中大杉並は必ずもっと強いチームになると思います。新人戦がんばってください。かえつ有明の次は暁星ですね。これも見ものです。

それにしてもかえつ有明の選手、みんな逞しくなってました。

kumazemi's favorite players 2007:かえつ有明の6番、中大杉並の7番

2007年9月 1日 (土)

第86回選手権都大会組合せ

本日組合せが決定し、発表されました。

しかし、恐れていたことが現実となり、kumazemi茫然自失でございます。

なぜに2校しかない横綱が同ブロックになってしまうのでしょうか。しかも比較的近いゾーンで・・・。

気を取り直して細かく見てみますと、三役級(大関~張出小結)はAブロック16校、Bブロック18校とほぼ均衡が取れており、ご近所さん対決も東京成徳vs城北、都駒場vs駒大の2つのカードだけですので、横綱の同ブロック以外はほぼ完璧な組み合わせです。ただ、Bブロックは激戦必至です。

8強をベースに小さいブロックに分けて見てみますとAブロックの清瀬内山A会場②ブロックはすごい面子になってます。あとBブロック駒沢補助会場②ブロックはオール三役ですね。

目標はあくまで東京代表の選手権奪還ですが、私としましてはまずは皆さんが悔いのないよう精一杯プレーしてくれることを期待します。

Photo

いよいよ西が丘サッカー場が季節の移ろいに逆行して熱くなってくる時がやってきました。

Kumazeminame

2007年8月24日 (金)

無手勝流高校サッカー番付(07秋)

総体都大会から選手権地区予選を経まして、ここでの成績を基に選手権都大会向けの番付を作成いたしました。

しつこいようですが、この番付はノーロジックの無手勝流です(皆様を説得する自信なし)。

いつもどおり、直近の大会で何回戦まで行ったかだけでなく近年実績も加味し、どの相手にどのようなスコアだったかも極力考慮しました。しかし、秋場所の番付なので大前提として総体11傑と今回の地区予選突破校に対するリスペクトがあります。

なお、Tリーグも考慮せよというご意見いただいて検討してみたのですが、各校どういう位置づけでやってるかなど把握しきれていない点もあって全てを反映させるのは無理でしたが、成立学園だけは勝手に反映させていただきました。ご容赦くださいませ。あのチームはどう考えても理屈抜きで横綱級なので。

また、過去2回は東西左右均衡を図ってまいりましたが、今回それを未来永劫続けていくのは不可能であると判断、また同時に前頭筆頭でスパッと切ってしまうこともできず、これまた勝手に「平幕上位」なる位を設けました。これもご容赦ください。

なお、空欄は該当校なしです。

     東(1~4地区)

     西(5~8地区)

     帝   京    成立学園

横    綱    

関東第一

修   徳

都つばさ    総合

大    関

國學院     久我山

早稲田実

実践学園

暁   星

東京朝鮮

都江北

大張   関出

東海大    菅生

国士館

堀   越

高   輪

東京実業

かえつ  有明

関    脇

都駒場

駒   大

日本学園

駿台学園

大東大一

正則学園

関張   脇出

都三鷹

都国分寺

創   価

東京成徳

東工大附

東   京   

小     結

農大一

都調布南

福生

足立学園

東海大     高輪台

保   善       

小張   結出

武蔵工大

専大附属東亜学園

都松が谷都石神井

都葛飾野

本   郷    

京   華    学習院

筆前    頭頭

中大附属都保谷 

都    西 日大二

中大杉並都調布北

都新宿 都城東   

芝浦工大 

城   北  都江戸川

上平   位幕

成   蹊   都東大和

都立大附明大中野

大   成  都日野台

今回は東の関脇クラスを中心に大きな変動がありました。とても難しかったです。

多くの学校が「都大会に出て一つ勝つ」ことを目標にやっていると思いますが、関脇級とてうかうかできない状況というのは東京のレベルを押し上げるのに必要な要素だと思っています。平幕上位や前頭筆頭、小結級が関脇、大関、横綱をハラハラさせるようになってきますと覇権奪還も現実味を帯びてくるでしょう。

東京は学校数が多くてクラブユースもたくさんありますので、一つ突出した強豪がいい選手を集めて全国制覇を狙うのはもはや無理です。それにそんなことされても面白くありません。やはり地域レベルの底上げをして頂点を高くするのが王道です。

もし違和感等ございましたら、メールにてやさしくご指摘くださいますようお願いします。

Kumzeminame

2007年8月22日 (水)

都大会出場校決定

都大会出場校が決まりました。

地区 都大会出場校(:総体11傑、:T1、:国体強化校、黒:地区優勝)
1地区 関東第一修徳、かえつ有明、都葛飾野、都江戸川
2地区 都江北、京華、本郷、足立学園
3地区 帝京成立学園東京朝鮮、大東大一、城北、東京成徳、芝浦工大付
4地区 都つばさ総合暁星、高輪、東京実業、東京、東工大附属
5地区 國學院久我山実践学園堀越都西、専大附属、中大杉並、東亜学園
6地区 国士館駒大高都駒場、日本学園、農大一、武蔵工大附、都立大附属
7地区 都三鷹、都松が谷、都調布南、大成
8地区 早稲田実、東海大菅生、創価、都国分寺、中大附属

数えたら45校でした。総体11傑とT1組が7校かぶってたりして昨年より2校少ないです。

昨年度はAブロックベスト4が暁星、関東第一、国士館、修徳でBブロックベスト4が東京朝鮮、東海大菅生、都久留米、帝京でした。そして地区予選から勝ち上がってきた暁星と総体ではころっと負けた都立久留米が優勝しました。正直、今年は帝京と成立学園が頭一つ二つ抜けているとは思います。が、何が起こるかわからないのがトーナメント戦です。何しろPK戦があります。しかし、相手が引いて守ってPK狙いだろうが、カウンター一発狙いだろうが制限時間内できっちり得点して勝つのが本当の王者です。

あれこれ推測するのは組合せが決まってからということになりますが、この組合せがどうなるかは結果に大きく影響しますね。どういう方法で抽選が行われるのかは知りませんが、万が一ブロックの均衡がとれていないような組み合わせになったら波乱があるかもしれません。

地区優勝校は敗れたチームと参加できなかったチーム約290校の分までがんばってください。特に東京高校は都立小山台の分までよろしくお願いします。

9月からの本大会には、やり残したことがない状態で心を洗って臨んでください。

Senshin

2007年8月21日 (火)

地区予選大詰め

本日、新たに10校の都大会出場校が決まりました。

京華、本郷、足立学園、専大附属、東亜学園、中大杉並、東工大附属、高輪、東京、東京実業です。

この結果により、駿台学園(東の張出大関)、正則学園(東の関脇)、学習院(東の張出関脇)、都立石神井(西の張出小結)が地区予選で姿を消しました。そして、昨日までの保善(東の張出関脇)、東海大高輪台(東の張出関脇)、芝(東の小結)、日体荏原(東の前頭筆頭)、日大二(西の関脇)、都立保谷(西の小結)、都立福生(西の小結)、私立武蔵(西の張出小結)、都立立川(西の前頭筆頭)、成城学園(西の前頭筆頭)と合わせて計14校の番付組が敗れ去ったことになります。

この中には格上(あくまでも私の無手勝流番付07夏の上のことです)と当たって惜敗した学校(都立福生)や実力が拮抗している学校同士で白黒ついた試合もありますが、予選免除16校を除いた27校のうち半数の14校が都大会出場を断たれるというのは予想外でありました。そしてそのうち6試合はPKです。

ただ、東亜学園や足立学園などのここのところ静かでしたがもともと実績のあるチームや、京華、専大附属、高輪、東工大附属といった実力校が勝ち上がってきてますので、一概に番狂わせの多い年とは言い切れないと思います。翻って私の無手勝流番付など大して意味を持たないということも言えます。

それにしてもやっぱり高校生は春先からひと夏超えるとグーッと伸びるチームが出てくるのですね。

もし読者の方で学習院vs京華、駿台学園vs大東大一、高輪vs正則学園、東亜学園vs都立石神井のゲームをご覧になった方がいらっしゃいましたらぜひ情報をください。知りたい方がたくさんいると思います。

私自身も「無手勝流高校サッカー番付07秋」を編成する上で上記ゲームはどういう内容だったかもちょっぴり知りたいのです。この番付編成は期日が8月いっぱいですので正直焦っています。

一点特に最近気になっているのは、もしかして私のブログが現役の選手の皆さんや指導者の方々のご迷惑になっているのではないかということです。

番付も面白おかしく茶化しているつもりは全くなく、やってる本人は極めて真剣にやっているのですが、これが逆にご迷惑をおかけしているとしたら、それは私にとって不本意極まりないことでありますので、遠慮なくご指導願います。もし、東京の高校サッカーを後退させているのだとしたら、私はすぐに撤収いたします。

明日21日で1地区と3地区で都大会出場校が決まり、本決戦全出場校が出揃い、いよいよ盛り上がってきますね。

昨年は数々のドラマがありました。

今年はどんなドラマが展開されるのか、とても楽しみです。

そして、今大会の東京代表による選手権奪還の成就を願いつつ、今日は寝ることとします。

2007年8月20日 (月)

都立大附属vs駒場学園

Aisatsu

狛江高校会場最終ゲーム、6地区最後の都大会出場校枠をめぐる戦いです。最後の椅子を奪い合うのにふさわしい1点を争うゲームになりました。

ご存知、駒場学園はT3リーグ(現在Aブロック首位)でも活躍する強豪です。しかし、新人戦地区予選は都立町田にPK負け、総体支部予選では日本学園に完敗と今年は都大会に出場できていません。対する都立大附属も新人戦地区予選は都立芦花に破れ、総体支部予選では日大鶴ヶ丘に決勝で阻まれました。

したがいまして両チームとも3年生は自分たちの足跡を後輩に残すためにも絶対に負けられないゲームであったと思います。

ゲームは思いもよらない展開で幕が開きます。「ピーッ」とキックオフのホイッスルが鳴り、「よいしょ」とカメラを構えて準備態勢に入ろうと思った瞬間に「ピピーッ」とゴールを宣するホイッスルが鳴りました。都立大附属のノーホイッスルゴールです。キックオフ直後に左に展開、折り返しのクロスを頭で押し込んだのです。

Komabadoutengoal そしてその6分後でした。今度は都立大附属ゴール前に送り込まれたボールに駒場学園の選手が突っ込み、GKとDFとその選手が一緒にもつれたところ、ボールがころころとゴール前中央に転がりだし、それを誰からもマークされていなかった14番の選手が難なく押し込み同点に追いつきます。

開始10分で1点ずつ取り合い、これはどうなるのだろうと思ったのですが、ここからゲームは一転膠着します。駒場学園は14番の選手を中心に11番の選手を絡めて攻撃し、守備はDFラインを浅く敷いて相手の大きな展開を阻止、中盤をコンパクトにして攻撃します。

対する都立大附属は、この浅いDFラインをドリブルで突破を図るような仕掛けが少なく、駒場学園ペースでゲームが進んでいきます。しかし、都立大附属DFも必死の守備で最終ラインは突破させません。前半は1-1で終わりました。

Toritsudaikessyougoal後半が始まり、前半は何となく駒場学園が勝ち越し点を奪いそうで奪えない雰囲気でしたので、後半の都立大附属はどう戦うかななんて思いながらメモってたら、ハンドかオフサイドかわからなかったのですが、ファウルでホイッスルが鳴ると思ったのか駒場学園守備陣が一瞬立ってしまったところにドフリーの14番の選手にボールが渡り、これを落ち着いて蹴りこんで都立大附属が勝ち越します。後半3分の出来事でした。

残り30分強で追う立場になった駒場学園は14分に20番の選手を投入、しかし、勝ち越した都立大附属は前半と打って変わって13番の選手がどんどんドリブル突破を仕掛けるようになり、14番の選手のオフサイドぎりぎりに飛び出していくような前半欲しかったプレーなどが徐々に駒場学園の焦りを誘い始めます。

Panching この後20分過ぎに7番の選手を投入、30分過ぎには9番の選手を投入してガンガン攻め続けます。しかし、都立大附属は集中を切らさず、特にバイタルエリア付近を強固に守り決定的場面を作らせません。この後半の守備は本当に見事でした。

バイタルエリアをがっちり守られる駒場学園は外から中、中から外とボールをよく動かして攻めるのですが、なかなかこのバイタルエリア付近の都立大附属DFを混乱させられません。そんな中、私が「あ、決まった」と思ったプレーがありました。駒場学園10番の選手のミドルシュートです。

Komaba10middle

しかし、これも厚い都立大附属の守りに阻まれ、万事休すとなりました。

私は試合終了後の両チームの対照的な光景は何べんも見ていますが、今日は見ていられなくなり、すぐに家路につきました。

駒場学園の3年生選手の皆さん、下向かないでください。これまで相当つらい練習してきたと思います。確かに都大会出場はかないませんでした。これは現実です。しかし、たった1試合に負けただけで、今までの努力が全て無意味になるわけではありません。必ず意味のあるものになります。というか意味のあるものにしてください。これからは卒業後の進路成就に向けてがんばってください。密かに応援しています。

Kumazeminame

2007年8月19日 (日)

日本学園vs学芸大附属

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6地区の都大会出場校決定戦です。総体は都大会一次トーナメント初戦で東海大高輪台に延長で惜敗した日本学園が、都大会出場を賭けて臨みました。学芸大附属は総体では保谷に惜しくも破れ、都大会には出られませんでしたが、ここまで1失点と堅守で勝ち上がってきており、やや失点が多く苦しみながら勝ち上がってきた日本学園にどう挑むかが観戦ポイントでした。

会場に到着したのが前半の25分過ぎでしたがこの時点で日本学園が1点リードしていました。しかし、見る限りでは暑さもあったと思いますが日本学園は少し苦しそうで、押しているのに2点目を取れず、なかなか突き放せない詰まった状況のようでした。前半はこのまま終わります。

乾燥して硬そうなグラウンドからはボールを蹴るたびに土ぼこりが舞い上がり、それが風で拡散するピッチコンディションなのでみんなやりづらかったと思います。それに今日もかなり暑い日でした。

後半も日本学園が押していきますが、14番の選手と10番の選手がサイドを崩そうという意思はあるものの、なかなか決定的場面を演出できません。ここで日本学園ベンチが動き、7番の選手に代えて18番の選手を投入します。この選手交代の意味はすぐにわかりました。彼はドリブラーだったのです。膠着した状況を打破しようと、仕掛ける選手を送り込んだのです。これで明らかにリズムが変わりました。この18番の選手による右サイドからの攻撃が増えた日本学園は14分にコーナーキックからのこぼれ球を14番の選手が蹴りこみ突き放しました。日本学園の攻撃はこの14番の選手と10番の選手がポイントで、そこに小柄ですが負けん気の強そうな9番の選手が絡んでいってチャンスを作ります。この9番の選手は日本学園の攻撃のスパイスになってます。

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学芸大附属はなかなか中盤をつくることができず、前線に早めに放り込むやや単調な攻撃が多かったような気がしますが、ここまで失点が多く、想像するに今日はその点を徹底的に修正してきたであろう日本学園の早い出足に苦しみました。後半から投入された9番か10番の選手に一度ボールをあてて、そこからサイドへ展開するようなピッチの横幅を活用したダイナミックな攻撃を仕掛けたほうがよかったかもしれません。ただ、追う立場でプレッシャーも受ける中、早く敵陣ゴール前に行きたい気持ちもよくわかります。私のような外野は常に勝手な講釈をたれますが、やってる選手たちにとってはどうしようもない部分もあるはずなんですよね。

学芸大附属守備陣はもっと思い切ってラインを上げた方がいい場面もありましたが、全体を通してはよくがんばったと思います。新チームに何人の2年生がいるのかはわかりませんが、次期もきっといいチームになると思います。ただし、攻撃のバリュエーションはもっと増やしてください。

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なお、5地区では都立保谷が専大附属に破れ、私立武蔵が中大杉並に3対0と完敗、都立石神井が日大二に3対0で完勝しました。東亜学園も残ってます。7地区では都立調布南、都立松が谷、大成が勝ち抜け、8地区では創価、東海大菅生、都立国分寺、中大附属が都大会出場を決めています。Kumazeminame

2007年8月18日 (土)

地区予選途中経過

28の都大会枠に281校が参加した選手権東京地区予選もすでに193校が姿を消し、いよいよ佳境に入ってきました。

敗れ去った193校の中には東海大高輪台(対東工大附属2対4)、都立福生(対創価1対2)、芝(対都立日比谷2対3)、桐朋(対大成1対2)、都立立川(対都立国立1対1PK4対5)、成城学園(対都立芦花1-1PK6対7)、保善(対東京成徳1対2)などの実績あるチームが含まれています。

特に昨日の保善対東京成徳は実績では保善に分があるもののお互い強豪ひしめく3地区で確固たる地位を築いている学校同士なので激しい戦いになるだろうと思っていましたが、これもまた私の友人から聞いたのですがその通りの展開だったようです。この友人からの情報から少し試合内容に触れてみたいと思います。

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先の総体支部予選ではFK一発で東海大高輪台に都大会出場を阻まれここで負けるわけにはいかない保善に、春から夏にかけて力をつけてきた東京成徳がどう戦うかというゲームでした。開始直後から保善のパワープレーが東京成徳DFを追い詰めますがフィニッシュの精度がいまひとつで得点できない中、暑さからか中盤が間延びしてボールを拾えなくなったところを東京成徳が一瞬のスキを突いて先制し、このまま東京成徳1点リードで前半を折り返します。後半は保善の交代選手が期待にこたえてサイドからの突破で同点に追いつきます。これで保善が目を覚ますかと思いきや、DFからのバックパスをGKが処理を慌ててしまい、そこを東京成徳FWに絡まれて勝ち越し点を献上してしまいます。この後、保善は猛攻を仕掛けますがこれを凌ぎきった東京成徳が2-1で勝利しました。

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ギリギリの中の戦いではちょっとしたミスが命取りになることがあります。完全に崩されて完璧なクロスを上げられそこにエースがボレーで叩き込んだ1点もバックパスをかっさらって押し込んだ1点も同じ1点です。人間のやることにミスはつきものですが、絶対にミスが許されない場面でミスが出てしまった保善はここで敗れてしまいました。個人的にはこの両チームとも都大会でガンガン戦えるチームですから保善の敗退はとても残念です。組合せを恨んでもしょうがないですが、3地区はこれがあるから怖いです。

6、7、8地区は19日に都大会出場校が決まります。6地区では成城学園が都立芦花にPKで破れ、日本学園、武蔵工大付、農大一といった有力校も苦しみながらの勝ち上がりでした。特にPKまでもつれこんだ農大一は冷や汗ものだったのではないでしょうか。激戦区7地区は桐朋を破った大成が注目です。8地区は中大附属が都立東久留米総合を退けました。私的には東海大菅生vs錦城というのも面白そうだなと思っています。

いずれにしましても各地区6~12チームに絞られました。ここからは技術・戦術もさることながら「何が何でも都大会に行くのだ」という強い精神力と心の安定を失わない冷静さが大切です。

持てる力の100%出し切りいつものプレーをしてください。普段やってないことややり慣れてないことは本番ではできません。しかし、選手の中で監督やチームメイトも知らない密かに特訓していたオリジナル秘密兵器を持っている選手はぜひ出してください!

Kumazeminame_2

2007年8月17日 (金)

日体荏原vs立正

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前頭筆頭の試合を見に駒沢補助球技場まで来ました。まず思ったのは日体荏原のユニフォームがカッコイイのです!最近校名を漢字で記したユニフォームは少なくなってきているなか、真っ赤に黒を配して「日体荏原」 です。

ゲームの方は日体荏原の完勝でした。しかし、前半の20分過ぎくらいまではこんな大差がつくとは思いませんでした。というのもゴール前を死守する立正の守備にてこずり、なかなかいい形のフィニッシュまで持っていけなかったからです。ボールは支配するもののここ一番でパスの精度が今一歩だったりして、リズムとしては決して日体荏原のリズムではなかったのではないでしょうか。

しかし、こんな展開の中、キラリと光る選手がいました。日体荏原の10番の選手です。決して体格的に恵まれた方ではないですが、正確なボールコントロールと少ないタッチの見事なボールさばきでかなりのセンスを持ち合わせていることがうかがえました。そしてこの10番の選手がイヤな雰囲気を断ち切る仕事をします。

前半27分頃だったと思います。それまで配給に徹していた10番の選手が一瞬空いたシュートコースを見逃さず強烈なミドルシュートを突き刺し日体荏原が先制します。

これで波に乗った日体荏原は相手より上回るフィジカル面もあって空中戦も仕掛けるようになり、29分には浮き球の奪い合いからヘッドで押し込み2-0とします。

対する立正は相手の速い寄せと強いフィジカルに思うようなプレーができず、劣勢を強いられます。相手は格上ですから、奪ったボールはあまり手数をかけずに前線にどんどん入れていかないとなかなかシュートまで持っていけません。よって、状況を判断して速攻だと思ったらスピードコントロールされたパスを供給しないと瞬く間にカットされてしまいます。立正はややこういう場面が多かったように思いました。

前半は3-0で折り返し、後半は3分にドリブル突破した9番の選手のシュート、10分には中央やや右から20番の選手が抜け出してシュート、13分には同じような位置から今度は7番の選手が抜け出してシュートを決め、22分には右コーナーキックから9番の選手が強烈なヘディングシュートを決めます。

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24分には上述した10番の選手の前線の位置をよく見た見事なロビングを19番の選手がヘッドで決めました。この場面では、ゴール前の前線の選手にDFが張り付いていたので低いボールで点で合わせるのではなく、滞空時間の長い高いボールを供給してに「せーの」で競らせる意図を持ったプレーですばらしい状況判断でした。

ただ、暑さもあったと思いますが日体荏原は細かいプレーでイージーミスも散見され、これはきちんと修正しないとこれからプレッシャーのきつい三役級とやるときに苦しくなります。細かいプレーを堅実に、ここぞという時は大胆に、が大切です。修徳あたりはこういう部分を徹底的に詰めてきていい流れを作らせてくれません。次の試合ではボールを大切に扱うという意識を強く持ってでプレーしてください。であれば視野が広くて状況判断の的確な10番の選手を中心とした日体荏原の攻撃は十分三役級にも通じるものがありますから、目標の位置に到達できると思います。

立正は前半よく守っていたのですが、後半守備が破綻してしまいました。特に中央付近を再三突破され失点してしまったのは今後の課題の一つだと思います。日体荏原守備陣も試合中何度か処理を誤ってヒヤッとする場面がありましたが、こういうところを抜け目なく突くしたたかさも必要です。

これで日体荏原は否が応でも緊張する初戦を突破しました。次が都立小山台、反対側から東京高校が虎視眈々と狙うブロックで気が抜けないですが、目標達成に向けがんばってください。

kumazemi's favorite players 2007:日体荏原の10番

Kumazeminame

2007年8月16日 (木)

東工大附属vs東海大高輪台

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地区予選屈指の好カードは、東の張出関脇が地区予選初戦で姿を消すという波乱の結果となりました。

前半開始直後から気合の入った東工大附属が早い出足と中盤でのダイレクトパス多用で主導権を握ります。対する東海大高輪台は空中戦こそ制するものの、なかなか攻撃の糸口をつかめない感じでした。ゲームは10分過ぎあたりから動き始め、最初のビッグチャンスは東工大附属がCKからつくりました。

観た感じでは1対1では東工大附属が勝っていたようにも見え、この選手権に向けて相当鍛えてきたんだなと思いました。また、上述のように中盤でダイレクトパスを多用する東工大附属に対して東海大高輪台は不用意に飛び込まないように対処したのかもしれませんが、ややプレスが甘い感じを受けました。こうなるとゲームは東工大附属ペースが加速する形になります。

そして東工大附属が先制点をもぎとります。前半29分くらいだったと思います。私が一目見てスターになれる!と感じた9番の選手が左コーナーキックに勇気あるヘディングシュートを決めました。

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この後も勢いに乗った東工大附属は小さな三角形を瞬時に作ってダイレクトを多用しながらシンプルな攻撃を仕掛けます。よもやの先制パンチをくらった東海大高輪台は、ダイレクトの出所を読んでボールを奪いにいく姿勢を出し、何とか反撃を試みますが、前線への展開において、FWの足もとなのかスペースなのかが今一歩はっきりしないのでなかなかいい形でフィニッシュまで持って行けません。前半はこのまま1-0で終了しました。

ここからは私の大切な友人のレポートから一部拝借して記述します。

後半は暑さから両チームとも足が止まり始めますが、セットプレーから東海大高輪台が同点に追いつきます。しかし、すぐに東工大附属もFKから得点して突き放します。このような展開からラスト10分間は東海大高輪台もDFの要を前線に上げてパワープレーを試みますが、前掛になったところを逆にカウンターから失点してしまい、終わってみれば4-2で東工大附属に軍配が上がりました。聞いたところによりますとこの日の東工大附属のベンチには藤田監督(帝京→順天堂大)と顧問の先生以外にコーチ3名、GKコーチ2名、トレーナー1名を配するという充実ぶりだったそうです。そしてすばらしい指導者と伺っております進藤先生はスタンドからご覧になっていたそうです。文武両道は口で言うほど簡単なことではなく、さらにこれをきちんと貫くのは並大抵のことではないと思います。今日の勝利はまさにあっぱれとしか言いようがありません。

敗れた東海大高輪台はこの友人もスタートから「らしくないというか大人しかった」と言ってました。この原因が何なのかはわかりません。暑さかもしれませんし緊張かもしれません。どんな強豪校や名門校でも大会初戦というのは戦い方が難しいといいます。相手の情報も当然入っていたでしょうし、負けられないという意識がちょうどいい気合を通り越して過剰になってしまっていたのかもしれません。でも、これで全てが終わるわけではなく、みなさんの人生からみれば一つのポイントに過ぎません。予選開催中は悔しい思いから離れられないと思いますが、東海大高輪台の選手はみんな上手なんですからこれをバネにしてぜひ次のカテゴリにトライしてください。

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なお、今日で都立福生、桐朋、芝といった好チームが姿を消しています。

kumazemi's favorite players 2007:東工大附属の9番

Kumzeminame

2007年8月15日 (水)

都八丈vs錦城学園

Hachijoukinjou

いよいよ選手権予選が始まりました。今日は盆休みということもあって大井埠頭まで行ってみました。が、激しい暑さで大井埠頭公園内を歩いているうちに頭痛がし始め、軽い熱中症のような症状になってしまいました。恐ろしい熱さです。明らかに異常です。

この会場には初めてきましたが、人工芝のいいピッチです。観客席もあります。しかし、ゴール裏とバックスタンド側は雑草ぼうぼうでした大田区役所の職員の皆さん、忙しいとは思いますが刈っておいてください。あれは芝生観戦席とは言えません。

さて、試合の方は開始直後から都八丈が主導権を握ります。錦城学園のサイドのプレッシャーがやや甘く、一度ボールをサイドに展開されると深く切り込まれてピンチを招いてしまいます。しかし、最後の最後の守備意識は高いものがあり、押しているものの都八丈は先制できずに時間が経過していきました。

しかし、前半23分頃、都八丈はポストプレーのうまいFW11番の選手のゴールで先制します。とるべき人がとったことでいいムードになった都八丈はこの後も攻撃の手を緩めず、28分頃にはボランチ7番の選手の見事な配球からまたも11番の選手がドリブルシュートを決めて2-0、前半終了間際には中盤8番の選手が錦城学園DFを1人かわして右足を振りぬき、目の覚めるようなミドルシュートを決めて3-0となります。

この都八丈は10番キャプテンの選手が中心のチームだと思いますが、運動量は少ないものの奪ったボールを確実に配球する7番の選手にスピードのある9番の選手の右サイドの突破、そしてこのミドルシュートを決めた運動量豊富で技術もある8番の選手の左サイド突破が主な攻撃スタイルです。

Hachijo8dribble この8番の選手は線こそやや細いもののつばさ総合の井上選手を髣髴とさせるいい選手です。

確かに錦城学園のコレクティブゾーンにおける守備にやや迫力に欠ける部分があったので、さほどプレッシャーなくできたとは思いますが、でもこの暑さの中で守備の意識を持ちつつも長い距離をドリブルで駆け上がったり、ショートパスで局面打開を図ろうとするセンスはきらりと光るものがありました。

あと何と言っても都八丈の7番の選手です。

写真は前半のひとコマですが、FKの場面ではありません。ボールを保持しながら、暑さ対策で一休みしつつ、ちゃんと前線の選手の位置とスペースを確認しています。

Hachijo7_2この後はやはり似たような場面で、今度は暑さ対策の一休みを入れずに突然トップギアに入れてゴール前までドリブル突破を仕掛けました。後半、都八丈は大幅に選手を入れ替えますが、この7番の選手は替えませんでしたので、要なのでしょう。

試合のほうは後半から出てきた20番の選手の活躍もあって5-0で都八丈が勝ちました。錦城学園は数回あった速攻でのチャンスで1点返したかったですね。バイタルエリア付近で数的優位になる局面もありましたが、焦りからでしょうかフィニッシュにつなげるプレーがやや雑になってしまいました。あと、後半替わった錦城のGKの選手がしきりに指示していたのが印象的でしたが、やはりもっとプレッシャーをかけなければいけません。

でもあの暑さの中、炎天下でサッカーを75分やるのは大変です。屈強40代を自認する私でさえ歩いているだけで軽い熱中症になるくらいの状態ですから、選手たちの消耗は相当だったと思います。

Kinjogoalmae

錦城学園含めて本日28校が姿を消しました。ノックアウト方式の一発勝負は感動を生みますが切なさも残りますね。なお、都福生は順調に発進し、次戦は創価です。地区予選屈指の好カードになりました。

kumazemi's favorite players 2007:都立八丈の8番

Kumazeminame

2007年7月31日 (火)

インターハイ2回戦

佐賀で行われているインターハイですが、今日東京代表が出てきました。

帝京4-0(前半1-0)各務原、関東第一0-0(PK5-4)桐生第一と2校とも初戦を突破いたしました!

次戦は帝京が桐光学園、関東第一が佐賀東です。帝京のブロックにはこの桐光学園の他に市立船橋と青森山田もいてかなり激戦ブロックです。関東第一も地元校との試合ですからもろアウェー状態になりますし、国見と同じブロックにいます。

他に注目していたのが宮城工と埼玉栄だったのですが、宮城工は初戦で市立浦和に勝ちましたが、今日西京(山口)に敗れてしまいました。埼玉栄は昨日の1回戦で丸岡(福井)に2対2から惜しくもPKで涙を飲みました。また、王国代表名門藤枝東も勝ちあがり、次は東福岡を零封した流経大柏(千葉)を当たります。

ディフェンディングチャンピオンの広島観音と選手権チャンピオンの盛岡商業はそろって今日の初戦で敗れました。「連覇」とか「三連覇」というのはとてつもなくすごい偉業であることがわかります。

次でベスト8が出揃います。帝京と関東第一、がんばってください!

私は遠く離れた東京で仕事してますが、何とか次の山場を乗り越えられるよう、祈っております。

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暑い中の連戦ですが、精魂尽き果てるまでベストを尽くしましょう。それが高校サッカーのすばらしいところです。

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2007年7月26日 (木)

07選手権東京地区予選

選手権地区予選が決まって発表されました。

私はこの地区予選が終わって選手権都大会が始まるまでに、「無手勝流高校サッカー番付(07秋)」の編成作業を行います。

そこで現在の番付表に載っている高校を中心に注目のカードをチェックしてみました。

【地区】校名(番付) 組合せ(番付) 摘要
【1】かえつ有明(関脇) 都葛西南vs中央学院中央の勝者 葛西南は要注目です
【3】大東大一(小結) 早稲田 駿台学園と同ブロック
【3】保善(張出関脇) 東京成徳(張出小結) 番付組同士の対戦
【4】正則学園(関脇) 都産業技術 高輪と同ブロック
【4】芝(小結) 都日比谷 東海大高輪台と同ブロック
【4】東海大高輪台(張出関脇) 東工大附属 地区予選屈指の好カード
【4】日体荏原(前頭筆頭) 立正 東京と同ブロック
【5】日大二(関脇) 学大大泉vs都中野工の勝者 都石神井と同ブロック
【5】都石神井(張出小結) 都杉並総合vs都富士の勝者 日大二と同ブロック
【7】都立川(前頭筆頭) 頴明館 桐朋と同ブロック
【8】東海大菅生(大関) 都五日市vs都小平西の勝者 大関試練の夏です

5地区では日大二、都石神井、東亜学園、日大鶴ヶ丘がずっぽり同ブロックになりました。ここは激戦区です。

記事「一通のメール」でご紹介しました3年生のほとんどが引退した都立川は初戦が頴明館、そして桐朋と同じブロックです。

昨年「何で地区予選から出てるんだろう」と思った暁星がスルスルスルっと勝ち上がって優勝しました。今年はこう見ると東海大菅生があてはまってますね。捲土重来となるか見ものです。

プリンス入りをターゲットに上半期を戦ってきたであろうと思われる成立学園が、この選手権都大会はもろに本気モードでくるでしょう。

この成立学園と“横綱”帝京、初のインターハイ出場を果たした関東第一を軸に展開されていくと思いますが、今年著しく成長した都立つばさ総合、近年強化が実りつつある早稲田実、実力校の実践学園に東京朝鮮、そしておなじみ暁星、修徳、國學院久我山、東海大菅生と都大会が待ち遠しいですね。

今年の夏は「猛暑」と言われていましたが、気象庁が訂正して「平年並み」になりました。

が、東京の高校サッカーは「平年並み」ではない熱い戦いをお願いします。

Kumzeminame_2

2007年7月20日 (金)

駒大高vs修徳

Kskaisimae T1リーグ第9節、駒大高と修徳のゲームです。

ここまで駒大高は2勝5敗1分、修徳は4勝2敗2分で、失点が修徳9に対して駒大高は15ですので、数字づらだけ見れば、駒大高は失点しないで接線に持ち込みたいところだったと思います。

駒大高は5敗しているものの完封負けは2試合だけで、帝京からは2点取ってますので、もしかしたら壮絶な「打ち合い」になるのではないかと思っていましたが、予想に反して1点を争う緊迫したゲームになりました。

K4head最初のチャンスは駒大高に来ました。前半5分の左コーナーキックです。ファーポストめがけて舞いあったボールに、駒大高キャプテン4番の選手が修徳DFに体を寄せられながらも競り勝ち、ヘディングシュートを放ちました。

ボールは僅かに左ポスト外に流れてしまい、ゴールにはなりませんでしたが、順位的にT2リーグへの降格圏内にいる駒大高のこのゲームに対する気迫を感じました。

ただ、試合の方はやや修徳が押し気味で進んでいきます。

このピンチで目が覚めたか、その後は修徳がチャンスを作っていきます。特に15分の10番エース小澤選手のワントラップ・ボレーはだてに修徳の10番背負ってないなと思わせるプレーでした。また、守備では駒大高のサイド攻撃を封じるためにコレクティヴゾーンではあっという間に4人で囲んでボールを奪うなど、集中して守っていました。

ただ、押してはいるのですが、持たなくていいところで持ってしまったりしてなかなかいい形でのフィニッシュまでいかず、向笠先生からも再三「ボールを動かせ」との指示が飛んでいました。

しかし、修徳伝統のサイド攻撃は健在でした。下の写真は修徳9番目黒選手の左サイドの突破です。

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目黒選手というと昨年の選手権決勝対暁星戦思い出すんですよね。目黒選手は後半に出てきたのですが、原選手のFKで1点差にした後、この目黒選手から小澤選手にパスが出て、受けた小澤選手が駆け上がってきた西谷選手にもう「どうぞ決めてください」っていう感じのパスを出し、これを西谷選手がダイレクトで蹴りこんで同点に追いついたあのシーンです。

そういえば、今年の修徳、今名前あげた選手みな残っているではないですか!で、前半30分、上述の目黒&小澤&西谷のトリオが先制ゴールを生み出すのであります。今度は10番小澤選手→7番西谷選手→9番目黒選手という流れの右サイド攻撃でした。決めたのは写真の目黒選手です。

K8shoot しかし、もう負けられない駒大高は必死に反撃します。見た感じではやはり失点を防ごうと守備の意識が高かったのではないかなと思いました。でも、先制されても下を見ず、小柄な8番の選手もところ狭しと動き回ってました。

そして先制された7分後の37分、左サイドFKからゴール前で混戦になったところを16番の選手が押し込み、追いつきます。

守備の意識が高い駒大高からやっとの思いで先制したばかりだった修徳は、この時間に追いつかれたのは痛かったと思いますが、ここは駒大高の気迫が上回ったのだと思います。

その後も一進一退の攻防が続きましたが、両チームともゴールをこじ開けられず、1-1の引き分けに終わりました。駒大高としては暁星戦を残していますので、何としても勝ち点3を積み上げ、國學院久我山と成立学園との試合を残しているすぐ上の国士舘にプレッシャーをかけたいところだったと思います。でも、気持ちを切り替えてあと2節がんばってください。

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激しい勝ち点3争いだったこのゲームを象徴する写真をご紹介して、今日は終わります。

2007年7月18日 (水)

成立学園vs横河武蔵野

成立学園ですが、昨年初冬以来7ヶ月ぶりに見ました。ハンパじゃないです。

ここまで7戦6勝1分で37得点5失点・・・優勝したらプリンスリーグ関東への出場権が得られるこのリーグ戦に対するモチベーションが高いです。しかし、メンタル面だけでこのようなゲームはできません。選手個々の判断、技術、スピード、どれもがすごいのです。

文章で表現できないので、写真でご紹介します(深い曇天であまりうまく撮れませんでしたが・・・)

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プロ並みのボディバランスとフェイントで次々に突破し、何が何でもフィニッシュまでもっていきます。

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前を空けてしまったら、一瞬でトップギアに入って、切り裂かれてしまいます。

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この深いタックルも、右足を使って一瞬にして左側へボールを動かし、シュートを決めました。

相手を背負っていたり、マークがタイトな時は、ダイレクトを多用しながら簡単にそしてシンプルにショートパスをつないで局面を打開します。そして、ここぞというときは高い個人技とスピードで仕掛けます。これを延々とやられたら相手はズルズル下がるしかなく、下がったらボールを奪っても攻撃に切り替わるのに時間がかかりますので、あっという間に中盤で包囲され、再びボールを奪われて攻撃をくらいます。このように成立学園はこの試合を完全に支配しました。

私もFW出身なのでどうしても前の選手に目がいってしまいがちで申し訳ないのですが、はっきり申し上げて成立学園のFW9番の選手は高校生レベルで止められるかどうかわからない強烈なゴールゲッターです。衝撃を受けました。

2007年7月 8日 (日)

暁星vs関東第一

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今日はT1リーグを見に行きました。インターハイ出場を決めている関東第一と暁星の試合です。

ここまで6試合で4勝2分と負けなしの暁星に対して関東第一は3勝2敗1分という成績です。

ゲームは序盤から暁星がやや優勢で進んでいきます。7番と9番の選手に12番の選手が絡んで、FW22番の選手に前を向かせてシュートを打たせる戦法です。対する関東第一は読みのすばらしいDF13番の選手中心の守りから奪ったボールを7番の選手につなぎ、9番、10番、26番の選手を絡めてカウンターを仕掛けます。

Kanichisensei先制したのは押されていた関東第一でした。13分頃、速攻気味に右サイドを突破して入れた低めのクロスに、フリーだった7番の選手が押し込みました。あっという間でした。

これで流れは関東第一かと思いましたが、ここまでTリーグ負けなしの暁星はリズムを崩さず攻撃の手を緩めません。

すると20分くらいだったでしょうか、暁星は左サイドでの粘りから中央へ通したところ、関東第一DFのややクリアミスぎみの対応を見逃さず、22番の選手がゴール正面から蹴りこんで同点となります。

この時間帯はやや関東第一のDFが下がり気味だった感がありましたが、そこを突いて得点に結びつける暁星はやはりさすがですね。

Gyoseigyakutenそして24分、暁星は中盤でのボールの奪い合いから、サイドを使わず中央に通し、ワンツーのようなショートパスをパパッと交換してまたもや22番の選手がゴール前から蹴りこんで逆転します。

しかし、この暁星22番の選手はいい選手ですね。あどけない顔つきですが、必殺仕事人的な感じがします。ここぞというチャンスにいい所にちゃんといるんですよね。しかも受けてからシュートするまでが速い!名門は代が替わっても次から次へとすごいのが出てきますね。ゲームの方は前半このまま2-1で終わります。

Kanichi10cross 前半は下がり気味だったDFを修正してきた関東第一が10番の選手の縦横無尽なアクションでチャンスを作りますが、あと一歩詰め切れません。対する暁星は「危ないな」という展開には、バイタルエリアあたりにあっという間に8人くらい集結して守ります。運動量もすごいですし、この集中は最後まで切れることはありませんでした。

関東第一はもっと遠めからでも積極的にシュートを打った方がよかったのではないかと思いました。確実にやろうとする姿勢も大切ですが、劣勢でしたのでリズムを取り返す意味でも、強引でも何でも一つ思い切ったプレーがあったら少し展開が変わっていたかもしれません。

Hagesiikobo後半の中盤以降、少しゲームが荒模様になってきましたが、暁星が後半30分にくらいにゲットしたPKを確実に決めて3-1とし、このまま押し切って勝利を収めました。

両チームとも自陣深い位置から中盤、前線と1対1の攻防には見ごたえがありました。個人的には関東第一の10番の選手が履いていたエンジ色のスパイクがやたらカッコイイなと思ってみてました。また、このエンジが関東第一の個性的なユニフォームにぴったりマッチしてるんです。息子に買ってやりたいので19センチのサイズが売ってたら誰か情報ください(笑)。

Machup

kumazemi's favorite players 2007:暁星の7番

2007年6月25日 (月)

帝京vs修徳

Shakehand 総体都大会準決勝、インターハイ代表決定戦です。

修徳はヤマだった前回の実践学園戦を5対1と圧勝して準決勝に駒を進めてきました。対する帝京は関東大会での優勝はなりませんでしたが、初戦では元横綱の國學院久我山を退けてきました。

両校はもう何十年も前から東京でしのぎを削ってきた間柄であり、この2校抜きでは東京の高校サッカーを語ることは不可能なのであります。

その両雄がインターハイ出場をかけた準決勝で当たりました。

ゲームは立ち上がりから帝京が攻めまくります。私世代は何となく帝京=スロースターターというイメージがあるのですが、今の帝京はその頃とは違いますね。猛暑といえるような天候でしたから、消耗する前に得点しておきたいということもあったと思いますが、とにかく「人」をがっちり押さえて修徳に攻撃の糸口を見つけさせず優位に展開していきます。

Shutoku_head 一方、修徳は押されながらも、あまり手数をかけずに、両サイドを使って速攻を仕掛けます。

ただ、ちょっと気になったのがキャプテン4番の原選手です。今日はキックの精度がいまひとつで、ボールが足にヒットしていない感じでした。パスの強弱も微妙にずれていて、「通ればチャンス!」という場面でボールスピードが足りない場面が何度かありました。原選手自身も首をかしげていたシーンがありましたので、本人が一番納得いってないのだと思います。この原選手はご存知の方も多いかと思いますが、あの昨年度選手権東京Aブロック決勝の暁星戦で反撃の狼煙を上げるFKを決めた選手ですから、今日の原選手はいつもの原選手ではなかったのかもしれません。

前半は押す帝京にしぶとく凌ぐ修徳という感じでこのまま0-0で終わるかなと思った前半終了間際、攻撃のリズムが出始めてやや前掛かりになっていた修徳に対し、帝京がそのお株を奪う速攻を仕掛け、左サイドから速めのグラウンダーのボールにエース新選手がダイレクトで合わせて流し込んで先制します。本当、この攻撃はアッという間の出来事で、修徳はあまりの速攻に絶対にプレッシャーを解いてはならない新選手に決定的な仕事をさせてしまいました。修徳にとってこの1点は大きかったですね。

後半は立ち上がりから攻撃的に行った修徳に対し、帝京はいつもの自分たちのスタイルで戦い、7分に2点目、15分にはFKからサインプレーみたいなのを使って3点目を奪います。

しかし、修徳もこの3点目を失った直後にやはり得意のサイド攻撃からエース10番小澤選手の見事なヘディングシュートで1点返します。真夏のように暑く照りつける太陽に苦しみながら帝京から最低あと2点奪わなければならなくなった修徳は、本当にきつかったと思います。

しかし、やっぱり修徳は修徳でした。このような状況下でも決してあきらめず攻撃を仕掛け、帝京が退場者を出して1人少なくなってからの猛攻にはすごいものがありました。ただ、何度かあった決定的ビッグチャンスを決め切れなかったのが痛かったです。そしてゲームはこのまま3-1で終了、帝京が昨年に引き続きインターハイ切符を手にしました。見てて思ったのはやはりこの結果は現時点での横綱と張出大関の実力差であるということです。特にディフェンス面では帝京に一日の長がありました。

Seriai2

でもやっぱり帝京対修徳というの何度見ても興奮しますね。今日も帝京の試合巧者ぶりと修徳の不撓不屈は健在でした。修徳は選手権に強いですから、また秋が楽しみです。予選勝ち上がり組みで唯一関東大会組に挑んだ修徳に拍手を贈ります。

kumazemi's favorite players 2007:修徳の7番、10番

2007年6月17日 (日)

総体都大会6/17結果

総体都大会準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。4強のうち3強が関東大会出場組で、予選組からはただ修徳ただ1校が勝ち残りました。

惜しくも敗れてしまいましたが、新人戦で帝京に大敗した堀越はきっちり守備を修正してきました。国士館にPK勝ちするなどここまでしぶとく勝ち上がってのベスト8ですから選手権では要注目ですね。

勝利校 試合結果 準決勝の相手
帝京 1-0國學院久我山 修徳
修徳 5-1実践学園 帝京
都立つばさ総合 2-2PK5-3早稲田実 関東第一
関東第一 1-0堀越 都立つばさ総合

私はここのところやや週末に予定が多くて取材にいけないのですが、いつも応援してくださる方から13日ヴェルディグラウンドで行われた暁星vs國學院久我山戦の情報をいただきましたので少しご紹介しますと、立ち上がりから飲水タイムの20分まではボールポゼッションも出来た暁星が久我山に対してがっぷり四つに組み、きっちり中盤を経由して組み立てるサッカーで國學院久我山に仕掛け、対する國學院久我山は最終ラインからでもFWに、あるいはDFの裏に正確なロングフィードで対抗するという展開だったようです。

しかし、フィジカルが強い國學院久我山にプレッシャーをかけられた暁星は中盤以降徐々にパスミスも出始め、いつものシステムが機能しなくなっていき、前半の25分とハーフタイム直前に國學院久我山の鋭い縦パスに反応できず失点してしまったようです。暁星は、後半再度球際勝負を強くしようと選手後退を絡めていきますが、主将が欠場し、さらに左サイドの選手も出場できなかったことも影響したのでしょう、反撃のリズムを掴みきれなかったようです。

【6月13日ヴェルディグラウンド結果】

勝利校 試合結果 準々決勝の相手
國學院久我山 3-1暁星 帝京
堀越 0-0PK7-6国士館 関東第一

準決勝は帝京vs修徳という泣く子も黙る名門同士のカードと都立つばさ総合vs関東第一という近年力をつけてきた新しい強豪校同士のカードになりました。勝てばインターハイ出場ということになりますので激しい戦いになるでしょう。天気は梅雨前線の影響であまりよくないかもしれませんが、残っている4校には全力を出し切ったすばらしいパフォーマンスを期待しています。

話は変わるのですが、先日このブログシステムを運営しているtype-pad社から「データの転送量がオーバーしていますので、ランクアップしたシステムへ移行してください」と連絡がありました。見聞録で使用した画像が多すぎたようです。じゃぁ移行しようということで調べてみたところ、それは法人向けのプランで私の想像をはるかに超える年間料金でございました・・・

type-pad社様、私は法人ではなく個人ですので、今の月額使用量を3倍にしていただいて結構ですからこのままこのプランでやらせてください!

2007年6月 2日 (土)

関東大会1回戦

関東大会1回戦の結果です。

【Aグループ】

勝利校 試合結果 勝利校代表都県
帝京 5-0高崎経済大付 東京都
埼玉栄 1-0山梨学院大附 埼玉県
市立東 1-1PK4-2柏日体          神奈川県
矢板中央 2-0(延)水戸商業 栃木県

【Bグループ】

勝利校 試合結果 勝利校代表都県
県立座間 1-0水戸葵陵 神奈川県
真岡 2-2PK5-4前橋          栃木県
市立浦和 6-2甲府東       埼玉県
千葉国際 2-0関東第一 千葉県

【Cグループ】

勝利校 試合結果 勝利校代表都県
前橋育英 5-1大宮東 群馬県
日大藤沢 1-0(延)都つばさ総合    神奈川県
中央学院 2-0帝京第三 千葉県
水戸桜ノ牧 2-1宇都宮白楊 茨城県

プリンスリーグ組の市立船橋、流経大柏、八千代、習志野、武南、浦和東、桐蔭学園、桐光学園、前橋商業、佐野日大、鹿島学園、韮崎が出ていないことを考えるとやはり千葉県と神奈川県のレベルは相当高いですね。

つばさ総合は日大藤沢に食い下がって延長戦までもつれこんだようですが、あと一歩及ばなかったようです。この試合は、後日記事にしたいと思います

Bグループの関東第一も千葉国際に敗れてしまいました。この千葉国際なんですが、私は勉強不足でよく知らなかったのでちょっと調べましたところ平成4年に開校した新しい私立校で、サッカー部は夏休みにブラジル遠征に行っているみたいです。あとブラジル人の選手もいるようです。

昨年は総体千葉予選が決勝トーナメント2回戦まで進出(八千代松蔭に0-1)、選手権千葉予選は決勝トーナメントに進出し、1回戦で敗れたものの幕張総合相手に1-1からPK戦に持ち込んでます。今年は強化が実りつつあるのですね。市立船橋を筆頭に、全国大会で上位進出を狙うことができる実力校が多い千葉にまた強豪校が出現です。

関東第一とつばさ総合の敗戦は残念でしたが、すぐ総体都大会があります。

選手の皆さんは気持ちを切り替えてグッドコンディションで臨んでください。

最後に“横綱”帝京は横綱相撲で発進ですから、やっぱりさすがです。

2007年5月26日 (土)

総体都大会5/26結果

総体都大会5月26日一次トーナメント決勝の結果です。

勝利校【番付】 試合結果【番付】 次の相手【番付】
國學院久我山【張出大関】 2-0東京実業【張出小結】 暁星【張出大関】
暁星【張出大関】 1-1PK5-4都駒場【関脇】 國學院久我山【張出大関】
修徳【張出大関】 1-0創価【張出関脇】 実践学園【大関】
実践学園【大関】 3-0都調布北 修徳【張出大関】
早稲田実業【張出大関】 2-0正則学園【関脇】 都江北【小結】
都江北【小結】 2-0都西 早稲田実業【張出大関】
国士館【大関】 2-0駿台学園【張出大関】 堀越【関脇】
堀越【関脇】 2-0成立学園【関脇】 国士館【大関】

この結果により、二次トーナメント1回戦(6月10日)の組み合わせは、

  • 國學院久我山【西の張出大関】vs暁星【東の張出大関】
  • 修徳【東の張出大関】vs実践学園【西の正大関】
  • 早稲田実業【西の張出大関】vs都立江北【東の正小結】
  • 国士館【西の正大関】vs堀越【西の正関脇】

となりました。“小結”都立江北が(関東大会組を除いた)ベスト8に入って選手権の地区予選免除権を手に入れました。すばらしい快進撃です。この都立江北以外は全て関脇級以上ですし、地区予選で本郷を、二回戦では“西の張出大関”駒大高校を破ってますから、大相撲で言うところの「敢闘賞」決定です。

こう見ますとやはり実績ある強豪校がずらりですが、ここで成立学園が姿を消しました。堀越は地力がありますね。また、国士館が駿台学園を下しましたが、このカード、ひょっとしたらと思っていましたもののここは正大関が底力を見せてくれました。

ちなみに昨年のベスト8は國學院久我山、保善、都立三鷹、東京朝鮮、修徳、私立武蔵、早稲田実業、東海大菅生で関東大会組が国士館と帝京で、二次トーナメント初戦の組み合わせは、

  • 國學院久我山vs保善
  • 都立三鷹vs東京朝鮮
  • 修徳vs私立武蔵
  • 早稲田実業vs東海大菅生

でした。ここで保善を延長の末に勝利した國學院久我山が次戦で国士館をPK戦で下し、決勝では帝京を破って優勝、見事全国高校総体東京第一代表になりました。第二代表の帝京ともに全国でも好成績を残したのは記憶に新しいところです。

ここでわれらが“横綱”帝京なんですが、全国高校総体に出場するためには初戦で國學院久我山か暁星を倒して、準決勝で修徳か実践学園を倒さなければなりません。ここの4校は全て大関陣です。横綱とはいえ、これは結構ハードですね。

日程は6月2日(土)、3日(日)、4日(月)が関東大会の開催日で、これを挟んで6月10日(日)が二次トーナメント1回戦、17日(日)が二回戦、23日(土)が準決勝(総体代表決定戦)、24日(日)が決勝です。

最後に私のブログつながりの友人で現役バリバリのサッカー部マネージャーmaruさんから情報をいただきました総体宮城県予選決勝トーナメント1回戦の結果をお知らせいたします。

利府2-0白石、東北学院9-1築館、富谷3-2古川、泉館山2-0東陵、名取北2-1仙台二、仙台三3-0古川工、塩釜4-0迫桜、東北工大5-1石巻商、宮城工2-1白石工、仙台商2-1佐沼、聖和学園8-0志津川、泉5-0涌谷、仙台育英9-0古川学園、東北5-0石巻工、多賀城2-0亘理、学院榴ヶ岡5-1気仙沼

昨夏代表の宮城工は辛勝発進、明日は利府vs東北学院と仙台育英vs東北という決勝カードといってもおかしくない対戦が起こってしまうようです。

2007年5月22日 (火)

都立調布北vs都立保谷

Img_0321

20日は高尾まで行ったものの、ちょっと用事があったので15時キックオフのこのゲーム開始には間に合わず、後半からの観戦になってしまいました。

しかし延長戦からPKまでもつれ込むエキサイティングなゲームですばらしい選手も発見しましたのでリポートします。

着いて早々でした。保谷の10番の選手が中央から次々に調布北の守備をかわし、1人で持ち込んでシュートを決めるシーンに遭遇しました。これで保谷が2対1と勝ち越します。

「上手だなぁ」と思いましたが、保谷はこの10番の選手だけでなく、8番、9番、14番の選手など技術の高い選手がたくさんいて、ちょっと見ただけで「正小結はさすがだな」と感じました。

完全に保谷のペースでした。

Chofugk 対する退場者を出して1人少ない調布北は一言で言うと「ひたむきに」プレーしていました。やや長いボールを多用しているなとは感じていましたがでも「ひたむき」でした。一番がんばっていたのはGKの選手ですね。やや神がかったファインセーブを連発して自陣ゴールを守り続けます。まさしく「守護神」です。

しかし、後半30分には私がこの日一番「うまいなぁ」と感じた保谷の14番の選手のワントラップボレーなんかも飛び出してなかなか調布北が流れを引き戻せない時間が続きます。

しかし、終了間際、これまたこの日の私イチオシの調布北10番の選手がバイタルエリアで高い個人技を発揮して粘り、右サイドのウラへパスを通します。そしてそこからの見事な折り返しから混戦となったところ蹴りこみ、同点に追いつきます。

私が勝手に思うにこの同点ゴールには布石があったと思います。その流れを変えた一つのプレーとはこの同点ゴールの直前に調布北の10番の選手から左サイドの15番の選手に通ったパスです。

それまでロングボールか中央こじ開け主体でなかなかサイドに有効な展開ができていなかったのですが、この一本のパスは10番の選手にバイタルエリア付近でも焦って中をこじ開けようとせず、いったん外へ出そうという意識の変化ではなかったかと思うのです。このような展開でしたから、保谷は中のマークがやや甘くなって失点してしまいました。

本当、サッカーは一つのプレーで流れがガラッと変わりますね。この同点劇の直後の終了寸前には、決定的場面を故意にファウルで阻止したとして保谷の選手が一発退場になってしまいました。

そしてゲームは延長でも決着つかず、PK戦に突入、後半の後半から主導権を失ってしまった保谷は調布北GKのナイスセーブもあったりして4人連続で決められず敗退してしまいした。こんな高い技術を持っている保谷の選手が次々とPKを外していくシーンを見て、サッカーにおけるメンタル面の影響の恐ろしさを感じました。

最後に今日のナイスショットを掲載します。調布北10番の選手のシュートシーンです。プレーもすばらしいですが、とてもハンサムでかっこいいので深大寺界隈ではモテモテで有名なのではないでしょうか(サッカーと関係ないことでごめんなさい)

Chofu10shoot

kumazemi's favorite players 2007:都立保谷の14番、都立調布北の10番

2007年5月21日 (月)

実践学園vs都立新宿

Img_0393

総体都大会2回戦Dブロック実践学園高尾グラウンド会場の試合です。

聞いたところによりますと都立新宿高校は20年ぶりの都大会出場で、1回戦都小金井北戦の勝利は30年ぶりの都大会での勝利だそうです。

私はこういうストーリー大好きです。そして天はそんな物語をちゃんと見ていて、30年ぶりに都大会で1勝した歴史ある公立校に、西の正大関が立ちはだかるシナリオを書いていました。

この両チームでは選手個々の経験も違うでしょうし、技術やスピード、パワーも違います。練習環境も違います。無論、格段に実践学園の方が優位です。

しかし、優位である実践学園は勝利はもちろんのこと、おそらく焦点を当てているであろう次のブロック決勝と二次トーナメント初戦に向けて内容が求められます。修正不要なストロングポイントの確認や短期間で修正でき得る課題の抽出も大事です。しかし、内容の乏しい試合、即ち全体としてよくない、まるで実践学園らしくないゲームですと、実績ある強豪とはいえ立て直すのはさすがに容易ではなくなります。

したがいまして新宿が実践学園らしさを出させず、どこまで食らいついていくがポイントだったと思います。

J789実践学園は写真の9番の選手を基点に7番の選手と8番の選手が絡んで、左右から、中央から、スピードのある攻撃を仕掛けます。

あえて言いますと、中盤での新宿のプレスがやや甘く、ここを自在にやられた感はありました。

しかし、それも無理はありません。中盤で都度飛び込んで行けば、個々の技術と局面打開力に勝る実践学園に守備の枚数を抜かれ、ゴール前の守備が薄くなってしまいます。

ボールを支配され、中盤を制されるのはやむを得ないこととし、守備において絞るタイミングやバランスを失うことだけは避けながら人数をかけて最後の最後で守り、奪ったボールを早めに前線キャプテン11番の選手にあてる作戦だったのだと思います。

S4heisou開始10分過ぎくらいから実践学園はこのような作戦に有効なサイド攻撃をどんどん仕掛けます。それも簡単にクロスを上げるのではなく、執拗に切り込んでいきます。新宿も体を張って守りますが、この攻撃は新宿の選手たちの体力をかなりの速度で奪っていたのではないでしょうか。

実践学園の次々に繰り出すスピードを保持したまま精度の高いダイレクトプレーには私も唸るしかありませんでした。

そして前半10分少し過ぎたくらいだったと思いますが、右サイドからのピンポイントのクロスにドンピシャのヘッドを合わされ実践学園が先制します。そしてその後30分くらいだったでしょうか、それほど処理が難しそうではなかった低めのクロスを新宿GKがファンブルしてしまい、そこを押し込まれて2対0となります。確かにファンブルはファンブルなんですが、実践学園の選手は間に合わなくても簡単にキャッチさせないような動きをしていましたし、ファンブルしたところをちゃんと詰めてて押し込むのもさすがです。

こういうプレーは相当練習していないと本番では出ません。大体、GKが何でもないボールをファンブルする可能性はそんなに高くありませんし、たぶんシュートがポストに当たって跳ね返ってくる確率より低いのではないでしょうか。しかし、どんなに確率が低くても相手ゴール付近では何が起こるかわからない、何かが起これば即得点のチャンスになるのだ、ということを80分間頭に入れてプレーするのは口で言うほど簡単ではありません。

Sgoalmae

結果的には大差がつきましたが、先の関東予選で“横綱”帝京とがっぷり四つの戦いをしながら、都立つばさ総合に破れてここから戦わざるを得なくなった手負いの獅子状態の実践学園相手に新宿はよく戦いました。

スタンドには年配の新宿高校のOBらしき方も観戦に来られていました。私の時代は応援に来てくれる人などほとんどおらず、強いて言うなら当時付き合っていた彼女(女房じゃないです・・・)が忍んで来てくれるぐらいでしたから羨ましいです。

新宿の選手の皆様、これから勉強の方も大変になってくるとは思いますが、都大会で1勝したことに誇りにして、学業にもサッカーにも精一杯取り組んでいってください。

2007年5月20日 (日)

総体都大会5/20結果

総体都大会2回戦5月20日の結果です。

勝利校【番付】 試合結果【番付】 次の相手【番付】
東京実業【張出小結】 2-1開成 國學院久我山【張出大関】
國學院久我山【張出大関】 7-0都東大和 東京実業【張出小結】
暁星【張出大関】 3-0海城 都駒場【正関脇】
都駒場【正関脇】 2-0東京【張出小結】 暁星【張出大関】
修徳【張出大関】 2-0都東大和南 創価【張出関脇】
創価【張出関脇】 2-0成蹊 修徳【張出大関】
実践学園【正大関】 7-0都新宿 都調布北
都調布北 2-2PK2-0都保谷【正小結】 実践学園【正大関】
早稲田実業【張出大関】 1-0東京朝鮮【正大関】 正則学園【正関脇】
正則学園【正関脇】 1-1PK4-3都国分寺【張出関脇】 早稲田実業【張出大関】
都西 2-1かえつ有明【正関脇】 都江北【正小結】
都江北【正小結】 2-1駒大高【張出大関】 都西
駿台学園【張出大関】 1-1PK4-2足立学園 国士館【正大関】
国士館【正大関】 0-0PK7-6都調布南 駿台学園【張出大関】
成立学園【正関脇】 2-0東海大菅生【正大関】 堀越【正関脇】
堀越【正関脇】 0-0PK3-1東海大高輪台【張出関脇】 成立学園【正関脇】

次はブロック決勝ですのでブロック別にまとめますと、

【A】東京実業vs國學院久我山(東の前頭筆頭対西の張出大関)

【B】暁星vs都駒場(東の張出大関対西の正関脇)

【C】修徳vs創価(東の張出大関対西の張出関脇)

【D】実践学園vs都調布北(西の正大関対西の平幕)

【E】早稲田実vs正則学園(西の張出大関対東の正関脇)

【F】都西vs都江北(西の平幕対東の正小結)

【G】駿台学園vs国士館(東の張出大関対西の正大関)

【H】成立学園vs堀越(東の正関脇対西の正関脇)

となりました。Dブロック以外は見事な東西対決ですね。

この中で注目はFブロックですね。かえつ有明(関脇)と駒大高(張出大関)がここで散りました。また、正小結の都保谷も平幕の都調布北にPK戦で敗れました。駒大高を破った江北高校は本郷戦を見て「これはなかなかやるチームだな」と感じていましたが今日は大物を食いました。もう一方の西高校はすごいですね。張出小結と関脇を連続撃破です。正直、ここでかえつ有明が敗退するとは予想しておりませんでしたが、これが高校サッカーの恐ろしいところなんですよね。伸びるところは短時間でグングン伸びますので、ちょっと前のイメージなんかアテにならないことがあるのです。

これで二次トーナメント初戦で横綱へ挑戦するのは東京実業、國學院久我山、暁星、都駒場の4校に絞られました。

しかし、こう見ますとやっぱり東京は群雄割拠ですね。シード校3校と今日まで残っている16校を見ますとひゃーって感じです。

今回番付的には下がってしまいましたが、その底力については衆目の一致するところとなっている國學院久我山、成立学園、修徳が要注目ですね。

2007年5月14日 (月)

都立駒場vs都立立川

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総体都大会1回戦です。西の前頭筆頭が西の正関脇に挑みました。

立川は先の関東予選(新人戦)初戦で“大関”東京朝鮮相手に1対2と惜敗したものの延長まで持ち込む大健闘を見せており、実は密かにマークしていたのであります。

この立川がはご存知元祖“都立の強豪”駒場とどう戦うか、みどころのあるゲームになるだろうと思っていたのですが、本当にそういうゲームになりました。

開始直後、いきなり立川が駒場DFのちょっとした躊躇からボールを奪い、決定的な場面をつくります。これがこのゲームがもつれるプロローグになりました。立川は攻撃の組み立ては10番の選手と11番の選手のホットラインに19番の選手のスピード、対する駒場は9番の選手の高い技術とスピードから10番と11番の選手へといった感じでしょうか。特に11番の選手の前半17分の振り向きざまのシュートは、会場でも「おおお!」と声が上がっていました。

11toppa2 しかし、立川の11番の選手もすばらしい選手です。長身を生かしたヘディングの競り合い、ポストプレー、左右へ流れての突破と何れも高いパフォーマンスを表現できる選手で、駒場守備陣も相当神経使っている感じでした。

前半15分すぎくらいからは、攻撃がシュートで終わる場面が増えてきた駒場が徐々にペースを掴んでいきますが、立川は出足が早く、ぎりぎりのところまであきらめないで「つま先だけでも当ててやる!」といった感じの気迫あふれるプレーでよく守っていました。

                                                                                   そして前半はこのまま0-0で後半勝負だなと思った矢先の41分、バイタルエリアちょい手前あたりにふらふらっと上がったボールに立川6番の選手が反応、駒場の3番と4番のDFの選手が寄せきれなかったところをうまくコントロールし、思い切りよく右足を振りぬきます。これが決まって立川が先制、直後に前半終了のホイッスルが鳴りました。

駒場にしてみれば予想外の展開だったかもしれません。前半0-0はゲームプラン内だったと思いますが、1点ビハインドでの折り返しは想定外だったのではないでしょうか。

後半、駒場は怒涛の攻撃を見せます。立川もGKの選手のファインセーブ連発と私が今日一番感銘を受けた2,4,7,12番の立川DFのがんばりで必死に守ります。28分には左サイドに流れた高い技術をもつ駒場9番の選手にいいボールが出ました。ファーストタッチでそのままゴール方向にコントロールしていれば即シュートが打てたと思われましたが、中(やや後ろ)にコントロールしてしまいました。これも焦りからかもしれません。下の写真はそのがんばりに私が感銘を受けた立川DFカルテットの皆様です(それにしても後方の駒場応援団、すごい数です)。

Tachikawadf12_2 Tachikawadf4_2 Tachkawadf7_2 Tachikawadf2_2

しかし、関脇はそう甘くはなかったです。選手交代含めてこれでもかこれでもかと勝負をかけてくる駒場に対し、立川はだんだんファウルが多くなってきます。そして後半30分、ついに耐え切れなくなったかバイタルエリアで駒場にFKを与えてしまいます。これを一人おとりに使ってDF5番の選手が得意の左足を一閃、ボールは立川ゴールに突き刺さり、同点に追いつきます。その後は今日はあまり仕掛けていなかった駒場のエース10番の選手も前を向いて突破を図るようなプレーが出始めましたが、ゲームはこのまま終了、延長戦に入りました。

ここまで本当によくがんばっていた立川ですが、延長前半直後の2分くらいに見事なダイレクトプレーから右サイドに流され、そこからの低いクロスに合わされて勝ち越し点を奪われてしまいます。これでもう持ちこたえるパワーがかなり薄くなってしまったようです。11番の選手も孤立してしまい、奪ってもつなぎ先をがっちり押さえ込まれてしまいました。そして延長後半6分くらいに20番の選手の右サイドでの粘りあるプレーから3点目を奪われ、勝負がつきました。

それにしても立川の健闘が光るゲームでした。格上相手に真正面から堂々と戦っていました。はっきり申し上げて強いチームだと思います。

立川の皆さん、7地区は激戦区ですが選手権でも都大会に出てきてください。11番の選手をもう一度見たいですし、DFカルテットの皆さんとももう一度会いたい気持ちです。

これだけがんばりましたから、次はもっといい試合ができます。サッカーと勉強の両立も大変だと思いますが、顔を上げて選手権上位進出目指してすぐにスタート切ってください。

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kumazemi's favorite players 2007:都立駒場の5番、都立立川の1番(GK)

2007年5月13日 (日)

総体都大会5/13結果

総体都大会1回戦5月13日の結果です。

勝利校【番付】 試合結果【番付】 次の相手【番付】
東京実業【張出小結】 2-1(延)都日野台 開成
都東大和 4-1城北 國學院久我山【張出大関】
國學院久我山【張出大関】 4-0学習院【張出関脇】 都東大和
暁星【張出大関】 2-2(PK)都城東 海城
東京【張出小結】 2-1農大一【張出小結】 都駒場【関脇】
都駒場【関脇】 3-1(延)都立川 東京【張出小結】
修徳【張出大関】 6-0佼成学園 都東大和南
創価【張出関脇】 4-2國學院 成蹊
成蹊 3-0成城学園【前頭筆頭】 創価【張出関脇】
都新宿 2-1(延)都小金井北 実践学園【大関】
都調布北 3-2(延)日体荏原【前頭筆頭】 都保谷【小結】
都保谷【小結】 2-1(延)日大鶴ヶ丘 都調布北
早稲田実業【張出大関】 2-1(延)明大中野 東京朝鮮【大関】
都国分寺【張出関脇】 5-1都石神井【張出小結】 正則学園【関脇】
正則学園【関脇】 3-0安田学園 都国分寺【張出関脇】
都西 1-0私立武蔵【張出小結】 かえつ有明【関脇】
都江北【小結】 4-0獨協 駒大高【張出大関】
駒大高【張出大関】 2-0芝【小結】 都江北【小結】
足立学園 1-0日大二【関脇】 駿台学園【張出大関】
国士館【大関】 6-1豊島学院 都調布南
成立学園【関脇】 5-1東京成徳【張出小結】 東海大菅生【大関】
東海大高輪台【張出関脇】 1-0(延)日本学園【張出関脇】 堀越【関脇】
堀越【関脇】 3-0都豊島 東海大高輪台【張出関脇】

5月9日の記事であげた注目カードは、

  • 國學院久我山(西の張出大関)4-0学習院×(東の張出関脇)
  • 東京(東の張出小結)2-1農大一×(西の張出小結)
  • 都立駒場(西の正関脇)3-1都立立川×(西の前頭筆頭)
  • ×都立石神井(西の張出小結)1-5都立国分寺(西の張出関脇)
  • ×芝(東の小結)0-2駒大高(西の張出大関)
  • 成立学園(東の正関脇)5-1×東京成徳(東の張出小結)
  • ×日本学園(西の張出関脇)0-1東海大高輪台(東の張出関脇)

その他では、都保谷と早稲田実は辛勝、暁星は冷や汗発進となりました。修徳、国士館は圧勝発進、都江北も大差をつけて勝ち上がりました。

逆に春に旋風を起こした日大二が最近静かだった実力校足立学園に、私立武蔵が都立西にそれぞれ敗れました。

日本学園と東海大高輪台の東西張出関脇同士の戦いは延長までもつれて東海大高輪台に軍配が上がりました。もし、読者の方でこの試合をご覧になられた方がいらっしゃいましたら少しでいいので戦評コメントいただけるとうれしいです。

20日には東京朝鮮vs早稲田実、東海大菅生vs成立学園のビッグカードがあります。また、都江北が駒大と、東海大高輪台が堀越と当たります。

ところで今日は延長までもつれこむ試合が8試合ありました。1回戦でこれだけもつれるというのは、やはり底辺の拡がりで以前のような実力格差が薄まっている証拠ですね。

勝った高校はまた来週公式戦でそれはそれで大変ですが、負けてしまった高校は次の選手権が最後の大会になります。こう考えると4、5月で敗れてもう次が最後の大会になってしまうというのもなんか気の毒な気がします。

なんかいい仕組みはないものでしょうか・・・

2007年5月 5日 (土)

都立江北vs本郷

Hongoaisatu

総体地区予選の一戦、勝てば都大会という本郷対都立江北のゲームです。

それにしてもこの両チーム、公式戦でよく当たります。何か因縁めいたものも感じますね。ここ3年でも下記のとおり3回当たってます。

  • 一昨年の選手権地区予選決勝:○本郷1-1PK5-4都立江北×
  • 昨年の選手権地区予選決勝:○都立江北3-2本郷×
  • 今年の新人戦地区予選一次:○本郷2-0都立江北

Img_0015都立江北にしてみれば、ついこの間の新人戦完封負けのリベンジマッチということになるのでしょう。試合前からリラックスしつつもかなり気合が入っていました。左の写真はその試合前のブラジル体操です。隊列組んで声を出し、乱れず淡々と繰り広げられたこの光景には何か不気味な迫力を感じました。

試合はといいますと予想に反して比較的静かな立ち上がりでした。たぶんお互いに手の内知り尽くしているでしょうし、前回の新人戦地区予選こそ2点差ついたものの、他は大接戦になってますから、負けたら終わりのトーナメントでは立ち上がりは慎重に進めたのでしょう。ただ、ゲームの方はどちらかと言えば本郷がやや優勢だったと思います。本郷は20分過ぎあたりから少しずつテンポもよくなり、左サイドからの有効な攻撃も見られるようになって行きます。

しかし、先の関東予選(都大会)では敗れたもののあの実践学園相手に敵地で先制してさんざん苦しめたほどの実力を有している本郷が、有効な攻撃はするものの決定的なチャンスをつくれません。心なしかパスの質もよくなく、何かもがき苦しんでいるような感じを受けました。よく見ると実践学園戦(関東予選)と一部メンバーも変わっていたようなので何か特殊なチーム事情があったのかもしれませんが、とにかくこの日の本郷は大人しい本郷でした。

一方、都立江北は本郷とは対照的によく声を出していて、最終ラインの選手たちは中盤や前線の選手を鼓舞し続けていたのが印象的でした。前半はこのまま0-0で終わり、後半勝負となります。

Img_0113 Img_0120

後半は左サイドを突破した7番由利選手がシュートを打ったり、絶好な位置でのFKのチャンスもありましたがいずれもボールは都立江北GKの手に難なく収まってしまいます。

ただ、都立江北も上述のようにバックはよく声を出し、GKの選手もキャッチングやキックが安定していました。このように都立江北が本郷のよいところを出させないようによく集中を切らさず守ったとも言えます。ラグビー用語で申し訳ありませんが、ボールへの集散も都立江北がうまくできていました。

このような展開でしたので、決定的チャンスが先に都立江北に訪れたのも必然だったかもしれません。後半22分でした。GKが出そうで出られないバックラインの裏側にパスを出し、本郷DFが一瞬処理するのに躊躇したところをあっという間に2対1の局面を作って江北一の運動量を誇る11番の選手がゴールを決めました。

Kouhokugoal

残り10分足らずで追う展開になった本郷もリズムをつかめないながらも必死に攻撃し、特にサイドから崩そうと激しく仕掛けますが、ここでも都立江北は体を張って徹底抗戦します。これは最後まで集中してできていました。下の写真は自陣ゴール前で必死に守る都立江北の守備と終了直前に訪れた絶好の位置での本郷FKの場面です。

Kouhoku_difence Hougo_lastchance

                                このFKはアイデアはよかったのですが、ボールは無情にも右にそれ、万事休すとなりました。

それにしても都立江北は毎年チーム力が安定していますね。一つ“壁”を超えたら、そのままガーッと行きそうな気配を感じてきました。

kumazemi's favorite players 2007:都立江北の17番

2007年5月 4日 (金)

都立文京vs日大豊山

Bunkyo_mamori

総体支部予選(東支部)の5月3日の一戦です。勝てば都大会出場をかけて本郷-都立江北の勝者と戦う大事な一戦です。

ゲームは日大豊山が技術の高い10番の選手を軸に長い距離を走れる11番の選手を絡めて攻撃を組み立てます。一方、都立文京は中盤の7番の選手がゲームをつくり、最後はキャプテン9番の選手にボールを供給して得点を狙います。

前半はやや日大豊山が押していたのではないでしょうか。こんな中、前半25分バイタルエリア付近からのループシュートが決まって日大豊山が先制します。

Bunkyofk都立文京は7番の選手によるいい位置でのFKなどもありましたが、前半は無得点に終わりこのまま1-0日大豊山リードで折り返しました。

前半の都立文京はややボールの収まりがよくなく、なかなかよい形でボールを保持できなかったのが苦しい展開になってしまった一つの要因ではないでしょうか。

でも前半を見ていて都立文京の精力的によく動く7番の選手は、きっとこのチームの中心プレーヤーであることは間違いなく、何かやってくれそうな予感のするいい選手だなと感じました。

そして後半ですが、都立文京が少し戦い方を変えてきて、これが見事にハマります。

後半の都立文京はボールの収まりの悪さの修正もさることながら、あまりこねくり回さないで、速めに浅めのバックラインを敷く日大豊山の最終ラインとGKの間を狙う作戦に出ました。

この展開の中、後半15分まんまとこのポイントにボールが出され、9番の選手の飛び出しもあって日大豊山GKのミスを誘ってゴールが無人となってしまい都立文京が同点とします。

そしてその数分後でした。失点を機に日大豊山は守備を修正しようと思っていたと思いますが、またもこのエリアに出されたボールに都立文京9番の選手が走りこみ、今度は2番のDFが並走していたものの振り切り、ゴール左隅に落ち着いて流し込み逆転に成功、このまま都立文京が逃げ切りました。

Bunkyo_kessyougoal

それにしても都立文京の9番の選手の飛び出しは絶妙でした。本当、オフサイドギリギリで飛び出していきます。そしてスピードもさることながら腕の使い方がうまく、決勝点の場面でもこの腕(左腕)を巧みに使って完全に体を入れたことがこの決勝点ゴールにつながりました。

4日は都立江北に敗れてしまい、残念ながら昨年に続いての総体都大会出場はなりませんでしたが、日大豊山相手に逆転勝ちした経験は大きいと思います。点は取れるチームですから、守備をもっと強化して選手権上位進出を実現ほしいと思います。

2007年5月 1日 (火)

都立つばさ総合vs実践学園

Img_1751

関東大会東京予選の3位決定戦です。ただの3位決定戦ではありません。関東大会の第3代表を決める試合だったのです。

昨年の選手権予選で新しい歴史の一歩を踏み出した都立つばさ総合が、準決勝では惜しくも延長で関東第一に敗れたものの都立三鷹、駒大高校、東海大菅生の強豪をいずれも接戦を制して退け、実践学園と関東大会出場の座をかけて戦うところまできました。

開始直後、つばさ総合の深く蹴りこんだロビングボールが実践学園ゴールのクロスバーをたたく場面から始まりましたが、個々の技術に長けた実践学園が主導権を握ります。6分には右からのロビングからゴール前で決定的場面がありましたが、ここはつばさ総合GKのファインセーブで防ぎました。

kumazemi's Favorite Player 2006であるつばさ総合11番井上選手は実践学園の4番の選手に執拗にマークされ、なかなか持ち味の高速ドリブルが出せません。対する実践学園は7、8、9、10番の選手が織り成す見事なパスワークで中盤を制し、あっという間にビルドアップしていきます。

しかし、つばさ総合は昨年の選手権予選時に比べて各選手の1対1が格段に強くなっていて、この冬は守備の強化に取組んできたのだなと思わせるほどディフェンスが強化されており、ゴールを割らせません。

このような実践学園が主導権を握りつつも守備が強化されたつばさ総合が凌いでワンチャンスをうかがう展開の中、前半25分凌いでいたつばさ総合が先制します。これは連続写真でご覧ください。

Img_1759 Img_1760 Img_1761 Img_1762

左サイドにロングボールで大きく展開、受けた11番井上選手がここは持たずに素早くゴール前に流し込み、そこへ2人の選手が突っ込んでいき10番の選手が決めたのです。流し込まれたボールが最初に飛び込んだ6番の選手に合いそうだったのでここで実践学園のGKは飛び出しますが、ボールは後から飛び込んできた10番の選手の左太ももにあたり、そのまま左で蹴り込むには絶好の位置にボールが落ちました。最初の6番の選手の飛び込みに対応して体制を崩していた実践学園GKは一歩遅れてしまいました。これでゲームとしては面白くなりました。

よもやの先制を許した実践学園ですが慌てずに持ち味のパスワークと個人技で逆襲を仕掛けていきます。このままリードして終わりたいつばさ総合も集中を切らさずよく守っていましたが、実践学園はそうはさせてくれませんでした。あと3分で前半終わりという37分、実践学園は中盤からヘッドでバイタルエリアやや外側にボールを押し込んでそこへプレッシャーをかけたところ、つばさ総合のDFがヘッドでGKへバックパスするのか、はたまた自分で処理するのか迷って一瞬中途半端になってしまったところをボールを奪い、ペナルティエリア右角あたりから目の覚めるようなシュートを決めて同点とします。前半はこのまま1-1で終了しました。

この時点で流れは実践学園だなと思いました。ところがどっこい守備が強化されて見違えるようなチームになっていたつばさ総合は後半も主導権を握られながらも粘り強く守り、一瞬のチャンスを狙う戦術を貫いてきます。攻撃では9番の選手がキープもポストプレーも昨年よりとても上手になっていてきっちりターゲットの役割を果たしていました。もちろん決してあきらめないタフなチームであることは昨年選手主権予選の学習院戦で実証済みです。

後半最初の決定的場面は実践学園に訪れました。後半22分、10番の選手から8番の選手にパスが通った直後に思わずつばさ総合応援団からも「あ、やられた」と叫んでしまいたくなるようなシーンでした。この日のつばさ総合は運も味方につけていました。

このあたりから実践学園の攻撃が激しくなりますが、DFの4番の選手も攻撃参加するようになったことでつばさ総合11番井上選手に得意の高速ドリブルを発揮する場面が増えていきます。対する実践学園は26分と30分に選手交代を行って1点を取りにいきます。30分の交代で8番の選手が引っ込んでしまったのは個人的にはちょっと残念でしたが代わりに入った20番の選手はいかにも強そうな選手で、きっと決定的な仕事が得意なここ一番で頼りになる選手なのでしょう。

しかし、ゲームは劇的な結末を迎えます。私が「延長戦だ」と思っていた後半40分、前掛かりになっていた実践学園の猛攻を凌いで速攻を仕掛け、エースの9番の選手がGKと1対1になったところを落ち着いて流し込んで2点目を奪い、つばさ総合が強豪実践学園を破って関東大会の切符を手にしました。

Img_1815_2 Img_1816

Img_1825_2ただ、2分あったロスタイムでの実践学園の攻撃は凄まじかったです。再び追いついても不思議ではない猛攻でした。

しかし、先ほども申しましたがこの日のつばさ総合には「運」があり、対する実践学園には「ツキ」がなかったのかもしれません。左の写真はその猛攻の一部です。完全にフリーで決定的でしたが、ボールを捉えられませんでした。普段の練習ならまず決めていたことでしょう。これもサッカーです。心理的圧迫は普段のプレーをも引っ込めさせてしまうほど恐ろしいものなのです。ですから追い詰められても持てる技術を発揮できるようなトレーニングが大切なんですね。盛岡商業が豪雨の八千代戦、先制された決勝の作陽戦でも追い詰められながらも練習どおりの技術を発揮し、練習どおりの戦術で見事頂点に立ったのも記憶に新しいところです。

それにしても勝ったつばさ総合、見事です!すばらしいです。皆さんは一冬越して本当にものすごく成長しています。自信を持って関東大会で暴れてきてください。本当におめでとうございます。

Img_1836

なお、決勝は2対0で帝京が関東第一を破って見事春の王者になりました。横綱はさすがです。

2007年4月26日 (木)

関東大会予選4/22結果

帰国が25日に延びてしまい、久々の更新となってしまいました。申し訳ありません。

この間に東京では準決勝が行われ、春の王者決定戦は帝京対関東第一のカードになりました。

決勝進出校 結果 次の相手校
帝京 2−1(延)実践学園 関東第一
関東第一 2−1(延)つばさ総合 帝京

この間、強面おやじ様からこの前の関東第一対かえつ有明のレポートをいただきましたので、それを掲載させてください。強面おやじ様、本当にありがとうございます。

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試合の流れとしては、前半は前回の早実戦同様に関東第一はリトリート※からのカウンター狙いという形でしたので一見すると実力拮抗のような感じでした。関東第一はペナルティエリア内ではきっちり人数をかけてディフェンスするのでかえつ有明のアタッカー陣は前を向かせてもらえません。

一方、関東第一はカウンターからたびたび決定的チャンスをつくるものの、かえつ有明のGKのファインセーブ(一度は完全な1対1を防いだスーパーセーブもありました)に阻まれる、といった展開でした。

このような展開の中、関東第一が先制します。ファウルでもらった右側からのFKをうまくヘッドで合わせました(この試合ではかえつ有明にファウルが目立ち、これが後に致命的な局面をつくってしまいます)。前半はこのまま1-0で関東第一リードで終わりました。

後半に入ってかえつ有明はなかなかこじ開けさせてくれない中央からの攻撃からサイド攻撃に切り替えます。これが早々と功を奏し、後半開始直後かえつ有明の左サイドのプレイヤーがペナルティエリア外側、左角あたりの少し角度のないところからミドルシュートを放ち、これが見事にサイドネットぎりぎりに突き刺さり同点に追いつきます。

追いつかれた関東第一はさらにカウンター攻撃を強め、追いつかれた5分後に単独でペナルティエリアに進入したところを窮したかえつ有明DFに後ろから引っ掛けられてPKをゲット、これをきっちり決めて勝ち越し、再びかえつ有明のファウルがらみから3点目を奪いました。

ラスト10分は関東第一の運動量が落ちてきたところをかえつ有明得意の速いパスワークを生かした攻撃で再三相手ペナルティエリアに侵入しますが、守備の堅い関東第一はフィニッシュの形を作らせません。そしてこのままタイアップとなり関東第一が準決勝に駒を進めました。

スタイルが異なるチームの戦いでしたが、最終的には守備力の差、特に組織的なディフェンス力の差がでたような印象を受けました。しかし、かえつ有明の得点は、今後の関東第一攻略のヒントを教唆しているようにも感じました。

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強面おやじ様、すばらしいレポートありがとうございました!また、これからもよろしくお願いします。

いよいよ次は決勝です。関東大会予選は3位決定戦もありますので、実践学園と都立つばさ総合の試合も行われます。

くしくも東同士の決戦になりましたが、横綱に張出大関が挑むという試合ですね。

私もそろそろ総体予選向け無手勝流高校サッカー番付(夏場所番付表)編成に着手します!

※リトリート:ボールを奪われたらチーム全員が自陣あたりまで下がってそこからディフェンスを開始する守備戦術。

2007年4月16日 (月)

関東大会予選4/15結果

関東大会東京都予選4月15日の結果です。 (※写真と本文は関係ありません)

私は所用(シニアサッカーの試合)で残念ながら取材に行けませんでした。とても断腸の思いでしたが、そのシニアサッカーの試合ではハットトリック決めてきましたので、ご容赦ください・・・次は必ず現場へ参上します!

準決勝進出校 結果 次の相手校
実践学園 2−1駿台学園 帝京
帝京 3−1東京朝鮮 実践学園
関東第一 3−1かえつ有明 つばさ総合
つばさ総合 2−1東海大菅生 関東第一

このとおり、22日の準決勝は、実践学園VS帝京、関東第一VS都立つばさ総合というカードになりました。

それにしてもつばさ総合がんばりました。すごいです。ベスト4です。しかも、今度は昨年の選手権都予選準々決勝のカードの再現となりました。

つばさ総合にはすばらしい選手がたくさんいますし、何よりご父兄の支援/応援がすばらしいのです。

対する関東第一は既に強豪私立としての地位を確立し、すばらしい指導者のもと昨年“西が丘の壁”を突破しました。

このカードの勝者が帝京と実践学園の勝者が決勝となるわけですね。

この4チームは全て過去に取材しましたので、そこの記事をご紹介して今日の記事は終わります。

帝京実践学園関東第一つばさ総合①つばさ総合②

みんな、がんばれ!

※今日の夕刻より日本を離れますので、次回の更新は今週末になる予定です。

2007年4月10日 (火)

関東大会予選4/8結果

関東大会東京都予選4月8日の結果です。2_2 (※写真と本文は関係ありません)

準々決勝進出校 結果 次の相手校
駿台学園 2−1暁星 実践学園
実践学園 1-0国士舘(延長) 駿台学園
東京朝鮮 2-0日大二 帝京
帝京 8-1堀越 東京朝鮮
かえつ有明 1-0修徳 関東第一
関東第一 1-0早稲田実 かえつ有明
つばさ総合 1-0駒大高 東海大菅生
東海大菅生 1-0正則学園 つばさ総合

前回かえつ有明対修徳のリポートをいただきました強面おやじ様が、8日葛飾野高校での関東第一対早実の前半もご覧になられたとのことで少し伺ったのですが、関東第一がロングボールを織り交ぜながら攻撃する早実にフィニッシュまで持ち込ませないようきっちり守り、カウンターからピンポイントのサイドチェンジをかませて折り返したクロスに合わせて決勝点を奪ったそうです。

昨年、西が丘の壁を突破した関東第一、新たな歴史の第一歩を踏み出したかえつ有明と都立つばさ総合がベスト8に名を連ねました。

暁星、修徳、堀越、国士舘の名門校は敗れてしまいましたが総体ではきっちり巻き返してくることでしょう。

また、西の横綱国学院久我山を地区予選で退け、大東大一も破った日大二の活躍もすばらしかったです。そしてこの勢いのあるチームを迎え撃った東京朝鮮もさすがです。次の帝京戦はすごい戦いになるでしょう。

次の15日の準々決勝、舞台は全て駒沢です。

2007年4月 9日 (月)

帝京vs堀越

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関東大会予選、帝京と堀越の一戦です。帝京は1月の創価戦を2-0、堀越は日本学園を1-1からPKで退けての2回戦です。

清瀬内山グラウンドは応援する人がグラウンド内に入れず、外を囲むネット越しに観なければならない状況でしたが、たまたま私が陣取った位置の前は帝京の練習だったのでよくチェックしたのですが、明るく練習しながらもものすごく気合が入っていたのがわかりました。

結果的には実力差以上にこのゲームに臨む「気合」の差がスコアに出てしまった試合になりました。これほどの実力差はなかったと思います。

前半は個々の技術と徹底的に仕込まれた高い戦術、特にプレスの速さと局面局面であっという間にコンパクトな三角形を作って打開していく戦術で序盤から帝京がボールを支配します。

しかし、なかなかフィニッシュに持っていけません。逆に堀越は少ないチャンスを速攻気味に展開し、シュートまで持っていっていました。決定的な場面も前半11分に堀越にありました。惜しくもポスト右に外れてしまいましたが、帝京のDF陣もまだ落ち着く前でしたし、これが決まっていたらまた違った展開になったのではないでしょうか。

Photo_197 Photo_198

それにしても帝京はすごいです。中盤の素早いプレスと3番のキャプテンのDFラインの統率によって落ち着きを取り戻したあとは堅く守っていきました。

堀越のがんばりもあって前半は0―0で進みますが、堀越の左コーナーキックを防いだ直後に帝京が速攻を仕掛けたところ、ペナルティエリア内で倒してしまいPKを与えてしまいます。これで均衡が破れ、一気に帝京が押せ押せになります。願わくば、これも結果論ですが堀越はこのまま1点のビハインドのままで前半を終了したかったと思いますが、帝京は猛然とあと1点取りに来ます。

Photo_199 ちょっとわかりにくいですが、右の写真が2点目です。ここまで堀越は3番、5番、6番の守備陣が帝京の10番の選手に決定的な仕事をさせないように注意を払い、しかも中央からは崩されない守備を集中してやっていたのですが、速いプレスでボールを奪って右に左に振り回してのサイド攻撃についに耐え切れなくなって失点してしまいました。

前半で2点差をつけた帝京は、後半怒涛の攻撃を仕掛け続けます。前半の賢明な守備でで少々疲れてしまったのか、後半寄せが甘くなってしまい、堀越ゴールに容赦なく襲い掛かって6点をもぎ取りました。

堀越も意地のPKで1点返しましたし、私は堀越の9番の選手に才能を感じました。総体予選までにまたぐーっと成長してくると思います。

サッカーではいろんな要素がからまって圧勝も可能と考えられる相手に勝ったものの僅差のスコアになったり、実力差はさほどないので大差がついたりするとても複雑極まりない難解なスポーツです。だから人々を引き付けるのです。

まして高校年代ではそのゲームの過程におけるほんの些細なことがメンタルな部分に大きく影響を及ぼすこともあります。それは昨年の選手権予選準決勝で台風の目になっていてすばらしいチームだった関東第一が、よもやの退場劇もあって暁星に5点差で敗れたゲームでもわかります。

今日は最後に現時点で東の横綱である帝京10番の選手のシュートシーンを載せたいと思います。

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kumazemi's favorite players 2007:堀越の9番

2007年2月 4日 (日)

地区選抜交流会

U16・地区選抜交流会を見に行ってきました。

リポート書くほど長い時間いられなかったのですが、面白かったです。今日のカードは6地区vs3地区、1地区vs8地区、7地区vs地区、2地区vs5地区でした。

6vs3国体がU16化されましたが、これは元帝京高校監督の古沼貞推さんらが中心となって活動している「高校サッカーを考える会」が提言して協会が実行したものだったのですね。

古沼貞推さんの少年期から現在までを元川悦子さんが追った「情熱」という本を読んで知りました。

これを読んで私は古沼さんという方は高校サッカーの頂点に何度も立ち、多数のすばらしい選手や指導者を輩出し続ける名門帝京高校の偉大なサッカー指導者というより「プロデューサー」という側面が強かった方だったんだなと思いました。

6vs3_21vs8_2

国体U16化で一つ下の学年の世代がその学年で目指す目標もできましたね。

私も高校時代にこの地区選抜に選ばれてこの交流戦に出ました。場所は都立久留米高校だったと記憶しています。

Photo_173

それにしてもユニフォームがかっこいいですね。胸に「TOKYO」です。私も自宅に帰ってさっそく家の押入れの引き出しから引っ張り出してみてみました(しわしわです・・・)。

色を見ていただければもうおわかりと思いますが、私は1地区選抜でした。ただ「TOKYO」ではなく「東京」です。いまだに着れそうですから、生地はけっこういいものなのかもしれませんね。今、着てる皆さんも大事にしてください。

でもこれに選ばれたおかげで、自分の所属する高校では絶対に試合してもらえない高校との試合に出られたりして、その後の私に大きな影響を与えた経験だったと思います。

いつも眺めてるだけだった修徳の選手と一緒にプレーして、とにかくびっくりするだけで試合では何もできませんでしたが、FWととしてフルで使っていただいた当時の先生方には感謝しています。

今年の国体、何とか昭和61年韮崎大会以来の優勝をお願いします!

2007年1月23日 (火)

芝vs国士舘

新人戦都大会1回戦、実践学園高尾会場第二試合です。

Photo_162

4地区予選で日体荏原、大森学園、高輪、東京となみいる有力校を次々と撃破してきた芝が国士舘に挑みました。

Photo_167まず、国士舘10番の選手が挨拶代わりのオーバーヘッドを見舞います(写真) 。

惜しくも枠を外れましたが、このような飛び技を何なく繰り出す国士舘はフィジカルスキルが高く、よくワールドカップなんかでアフリカ勢に対して使われる「身 体能力の高さ」で芝を徐々に押し込んでいきます。

この差は国士舘がセカンドボールを制する形で現れました。

Photo_164奪ったボールをいい形で攻撃に結び付けられない芝に対して、拾ってはつないで、展開して、を繰り返す国士舘が前半半ばに右サイドからのクロスにダイビングヘッドであわせて先制します。

その数分後には今度は左サイドからうまく抜け出して冷静に中へ折り返されたボールに7番の選手が芝DFともつれながら飛び込み、右足で押し込んで2点目をあげます。

これで2点先行された芝は、DFの2番の選手が指示と鼓舞の声を出し続けますが、国士舘の速い寄せと上述の通りのセカンドボールへの対処の速さとうまさでなかなか流れを引き寄せられません。たびたび3番の選手が外へ流れてものすごいスピードでタテへの突破を図るのですが、国士舘も複数で潰しにいきます。

Photo_168早めに1点返したい芝に前半26分、セットプレーからビッグチャンスが訪れます。 左サイドで得たFKをゴール前やや深いポイントに放り込み、飛び込んできた3番の選手にタイミングが合いました。しかし、ボールと蹴り足のタイミングが合わず、ゴールに蹴りこむことはできませんでした。写真のとおり、ミートするにはかなり難しい高さのボールでした。この数分後にはコーナーキックからのこぼれ球を芝7番の選手がミドルを放ちますが、枠をとらえることはできませんでした。ただ、この2つのビッグチャンスで芝が確実に流れをつかみました。

Photo_169

そして前半37分、左サイドからのロビングボールに瞬間的スピードを生かして鋭く抜け出した芝3番の選手がいったんボールをきちっと止めて、国士舘ゴールにシュートを突き刺しました(写真)。

これで2対1となり、ゲームはわからなくなりました。

後半、いい時間に1点返して折り返した芝がどう出てくるのかがポイントでしたが、ハーフタイムでハッパかけられたのでしょうか、国士舘が持ち前のフィジカルスキルをいかんなく発揮し、ボールを支配していきます。

Photo_170圧力を増す国士舘に対し、守備の時間が長くなって来た芝はだんだん中盤が間延びするようになってしまい、クリアしたボールもことごとく拾われ、波状攻撃を仕掛けられます。

そして後半20分に右コーナーキックから完璧にヘッドで合わされて3対1、終了間際には左サイドを振り切られてゴールに向かって切り込まれ、国士舘16番の選手に右インサイドでシュートを決められ4対1、これで勝負ありました。

後半は芝の運動量がやや落ち、寄せが甘くなったところを国士館に突かれてしまいました。

しかし、芝の3番の選手のスピードはすごいです。足の回転数が普通のプレーヤーとは違いますね。ただ、この日は本調子でなかったのかプレーがやや淡白な感じがしました。それでもサイドに流れて危険なポイントに持ち込まれたときには国士舘DFが3人4人がかりで止めに行ってましたからすばらしい選手だと思います。また、1人成長が楽しみなプレーヤーと会うことができました。

芝は敗れてしまいましたが、相手の国士舘はトップ層に位置する高校ですから全く下を向くことはないと思います。夏までにフィジカル面を鍛えれば、DFを3人も4人も引き付けられるエースがいますので、総体はもっといいチームになるでしょう。

kumazemi's favorite players 2007:国士舘の6番、芝の3番

2007年1月22日 (月)

実践学園vs本郷

新人戦都大会1回戦の好カードです。古豪本郷が近年強化に取り組み東京の強豪私立に名を連ねてきた実践学園に挑みました。

Photo_156

高尾にある実践学園グラウンドで行われたのですが、これがまたすごいグラウンドなんです。全面人工芝一面とれてフットサルコートみたいのもあります。さらに野球場、テニスコート、合宿所、部室・・・どれをとってもクラブなみです。しいて言うなら観客席下のコンクリートむき出しの部分にラバーでも貼っていただけたらいいかなと思いました。

ゲームは挑戦者本郷が先制し、実践学園が追う展開で始まりました。実践学園はしっかりした技術でボールを扱い、ダイレクトを多用して徐々に中盤を制圧していきます。中央では短いパス交換及びダイレクトプレーで本郷に寄せさせず、そこで創り出した時間にサイドを駆け上がらせてチャンスを作っていきます。このゲームでは実践学園5番の選手のサイドアタックはすごい迫力でした。

この展開を執拗に行う実践学園に対し、前半36分くらいだったと思いますが、サイドアタックしてきた選手を止めるため本郷DFがファウルを犯し、FKを与えてしまいます(写真下左)

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実践学園の二人が何やら短い言葉を交わした後、低いライナー性のボールが打ち込まれ、混戦となったところを13番の選手が押し込みました。拡大するとわかりますが、この場面、実践学園4人に対して本郷は2人と、壁に数人立っているとはいえややゴール前が手薄だったような気がします。

このまま1対1で前半終了かと思いましたが、終了直前、本郷がビルドアップしようとしたところを実践学園8番の選手にインターセプトされ、そのままゴール前まで持ち込まれ冷静に決めれらてしまいました。結果論ですがこの時間帯に献上してしまったこの1点がその後本郷に重くのしかかったのではないかと思います。しかし、これも実践学園の中盤での速い寄せが本郷の焦りを誘った結果だと思います。

早くに先制されたものの前半のうちにきっちりひっくり返して折り返した実践学園は、後半持ち前の速いパス回し、素早いチェック、スピードに乗ったサイド攻撃に奪われたボールも自陣に来る前に奪い返す豊富な運動量で主導権を握って優位に試合を進めます。そして耐え切れなくなった本郷は後半20分に3点目を奪われます(写真下左)。

Photo_159これも結果論ですが、実践学園はボールの落ちどころやルーズボールへの対処などセカンドボールの奪取で本郷を大きく上回っていたように見えました。寄せたり競ったりして邪魔しても邪魔しても転がったボールや地面に落ちたボールをマイボールにできない状態はかなり苦しかったと思います。ここは五分五分の勝負に持ち込まないと余計に疲労もしますし、精神的に追い詰められてしまいます。ここらへんが強豪校のしたたかなところですね。

Photo_161右の写真は視野の広い本郷の7番の選手がロングフィードで劣勢な局面の打開を図るシーンです。

本郷にはこの視野の広い7番の中盤の選手に加え、前線に9番と11番の2枚のすばらしい選手がいますので、総体予選では生まれ変わってくるでしょう。

実践学園は8番の選手を基点にサイドスペースを有効に使った攻撃を武器に次は国士舘と戦います。国士舘はそう簡単にはさせてくれないのでタイトなゲームになると思いますが、2回戦屈指の好カードですのですばらしいパフォーマンスを期待しています。

kumazemi's favorite players 2007:実践学園の8番

2007年1月21日 (日)

新人戦都大会1回戦の結果

都内各地で新人戦都大会1回戦が行われ、ベスト16(総体地区予選免除)が決まりました。4月にこの16校で関東大会出場をかけて激突します。

パッと見ておわかりのとおり、地区予選組同士の試合もありましたが、全体的には予選免除校が地区予選組を圧倒しました。しかし、この中で選手権予選でBブロックベスト8の大東大一とAブロックベスト8の都立福生が敗れています。

2回戦進出校 結果 次の相手校
駿台学園(予選組) 2−1保善 暁星
実践学園(免除組) 3−1本郷 国士館
国士館(免除組) 4−1芝 実践学園
東京朝鮮(免除組) 2−1(延)都立立川 日大二
日大二(予選組) 3−1(延)大東大一 東京朝鮮
堀越(免除組) 1−1PK5−4日本学園 帝京
帝京(免除組) 2−0創価 堀越
修徳(免除組) 5−0都立江戸川 かえつ有明
かえつ有明(免除組) 5−0都立葛飾野 修徳
早稲田実(免除組) 1−0都立国分寺 関東第一
関東第一(免除組) 1−0都立駒場 早稲田実業
駒大高(免除組) 1−0都立保谷 都立つばさ総合
都立つばさ総合(免除組) 3−1都立三鷹 駒大高
正則学園(予選組) 3−0都立福生 東海大菅生
東海大菅生(免除組) 0−0PK5−3学習院 正則学園

昨年12月26日の記事で取り上げました駿台学園(防衛力NO.1)は1点失ったものの勝ちました。また、日大二(しぶとさNO.1)はその「しぶとさ」を発揮して大東大一を延長で破りました。層の厚い5地区優勝はダテではありません。これで総体都大会出場権獲得ですね。おめでとうございます!

一方、絶対的エースを擁して粘り強さを持ち味とし、私もこの大会で旋風を起こすのではと注目しておりました芝は、残念ながら国士館に1対4と敗れ、予選免除校に引けをとらない実力校で上位進出もあり得ると目していた日本学園は堀越に惜敗しました。組み合わせ見てこの初戦堀越戦を突破したら日本学園はひょっとするかなと思っていましたが、惜しくも2回戦進出はなりませんでした。

次戦は4月ですので新1年生も入ってきますね。スーパールーキーが現れるかもしれません。

名門私立、強豪私立がずらっと顔を並べる中、都立つばさ総合が唯一の都立として残っています。孤軍奮闘となりますががんばってほしいです。

それにしても4月の2回戦、決勝戦のようなカードもあって要注目試合がわんさかあります。

選手の皆様はこれからの寒くて忙しない2、3月をくれぐれもケガをしないように過ごしてください。

2007年1月 2日 (火)

新人戦都大会1回戦

東京の新人戦都大会(兼関東大会予選)の組み合わせが決まりました。1回戦は1月21日です。

なお、暁星はシードされて4月からの登場となり、すでに周知のとおりですが、統合が決まっている都立久留米の枠はありません。Photo_118

会場 時間 カード
駒沢補助 10:00 駒澤大学vs都立保谷
駒沢補助 12:00 都立三鷹vs都立つばさ総合
駒沢補助 14:00 駿台学園vs保善
実践学園高尾 10:00 実践学園vs本郷
実践学園高尾 12:00 芝vs国士舘
清瀬内山B 10:00 東京朝鮮vs都立立川
清瀬内山B 12:00 日大二vs大東大一
清瀬内山A 12:00 堀越vs日本学園
清瀬内山A 10:00 創価vs帝京
駒沢第二 10:00 修徳vs都立江戸川
駒沢第二 12:00 都立葛飾野vsかえつ有明
駒沢第二 14:00 都立福生vs正則学園
駒沢第二 16:00 学習院vs東海大菅生
東伏見G 09:30 都立国分寺vs早稲田実業
東伏見G 11:30 都立駒場vs関東第一

ひとこと言わせて!

≪地区予選決勝の再戦≫駿台学園と保善がなぜにここで当たりますか・・・。そんなら成立学園出してあげたい!

≪岩陰から日向へ≫都立江戸川はいきなり修徳と当たりますね。もう岩陰に隠れていられなくなりました。

≪しぶとさ通じるか≫日大二は大東大一とです。まずは箱根駅伝で日本大学と大東文化大学のどっちが先に大手町に来るかチェックしておきましょう。

≪ご近所対決≫共に国分寺市に校舎のある都立国分寺と早稲田実業が当たりますね。ちなみに国分寺市の市の花はさつき、市の木は欅です。

≪粘着力見せどころ≫芝高校の初戦は国士舘になりました。予選で見せた粘着力をいかんなく発揮してください。

いよいよ2007年東京の覇権奪還への第一歩が踏み出されます。

2006年12月24日 (日)

つばさ総合vsかえつ有明

来期のT3リーグ参入決定戦第一戦です。

両チームとも選手権都大会ベスト8に入り、新しい歴史づくりへの第一歩を踏み出した強豪で、この時のメンバーがほとんど残っていて、来年は各大会での上位進出が大いに期待できる高校です。

何より両チームに「MY FAVORITE PLAYERS 2006」がいますので見ないわけには行かず、つばさ総合高校に参上いたしました。羽田ICで降りればいいものをカーナビのないクマゼミカーははるか手前の鈴が森で降りてしまって第一京浜から産業道路をトコトコ走ってきたのですが、到着して唖然としました。このような400メートルトラック(たぶん)とサッカー場一面とれて観戦スペースもある都立高校の校庭をはじめて見ました。つばさ総合の選手たちはうらやましいです。

さてゲームですが、確かに重要な試合で戦評も大事なのですが、この時期のチームの観戦ですので、チームとしてというより「個」にフォーカスして観させていただきました。まずはお約束のMY FAVORITE PLAYERSを目で追ったのですが、かえつ有明の中村選手(選手権都大会の時の11番の選手です)が松葉杖をついているではありませんか。どうしたのでしょうか。重症の肉離れかそれとも骨折してしまったのでしょうか。とにかく無理せずきちんと治して都大会には出てきてほしいです。

Photo_95 そんでもって試合が始まって再びびっくりしました。選手権都大会での石神井完封の立役者、佐々木選手(当時背番号4)が10番背負ってFWになっているではありませんか!中村選手不在によるものなのか正式なコンバートなのかはチームの方しかわかりませんが、とにかく驚きました。

私、勝手に彼はかえつ有明の不動のセンターバックかと思っていましたが、東海大菅生戦後にチームに何か新しい方針が打ち出されたのですね。

ただ、この試合の佐々木選手に限っては、何かFWにまだ戸惑っているというか馴染んでないというかややぎこちなさを感じてしまいました(佐々木君ごめんね)。

一方、つばさ総合は11番"つばさのケビン・キーガン"井上選手も順調そうで、度々左サイドを得意の高速ドリブルで突破するなど元気な姿を確認できました。

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                                   この試合ではつばさ総合の19番の選手の動きがよかったと思いました。前半はたびたびかえつ有明守備陣の深いところでプレーする場面があり、ひとつのポイントになっていたと思います。前半はつばさ総合が間違いなく押していました。

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                           この流れでつばさ総合が前半1点を先制し、このまま前半は1-0で終わりました。

後半、かえつ有明が開始直後から盛り返し、同点に追いつくのですが、私はかえつ有明は8番の選手がポイントのような感じがしました。

あと、後半両チームとも当たりが激しくなっていきましたが、かえつ有明の選手は強いですね。新チームながら経験豊かなつばさ総合相手にガツンガツンいってましたね。かえつ有明が後半の序盤にあったチャンスをきっちり決めていたら結果はどうなっていたかわかりませんが、ゲームは1-1のまま終了しPK戦でつばさ総合が勝ちました。次の都立保谷戦に勝てばT3リーグ参入です。

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2006年12月23日 (土)

新人戦都大会出場校決定

新人戦都大会出場校が決定しました。組み合わせ抽選は30日です。

1地区 都立葛飾野 都立江戸川
2地区 本郷 学習院
3地区 駿台学園 保善
4地区 正則学園
5地区 日大二 都立保谷
6地区 日本学園 都立駒場
7地区 都立三鷹 都立立川
8地区 都立国分寺 創価

予選免除校(選手権都大会両ブロックベスト8)

暁星 修徳 都立つばさ総合 関東第一 国士舘 早実 堀越 都立福生
都立久留米※ 東海大菅生 かえつ有明 大東大一 東京朝鮮 駒大 実践学園 帝京

※統合されることが決まっている都立久留米はどうなるのかわからなかったのでそのまま校名を載せました。

ひとこと言わせて!

①国学院久我山が日大二にスコアレスのPK戦で敗れました(ううう・・・新人戦都大会は西の横綱不在です)。

②やはり成立学園がいないというのは・・・(ちょっとさびしいですね)。

③組み合わせにもよりますが日本学園は虎視眈々と頂上を狙ってると思われます。

④本郷の選手権は地区予選敗退で終わりましたがここで名門の意地を見せてくれると思います。

⑤都立葛飾野も要注目です。近年かなり力をつけてきていると思われます(指導されている方々が優秀なのだと思います)。

いよいよ2007新チームの本格的な戦いが始まりますが、その前に30日の暁星、31日の都立久留米をみんなで(できれば石原都知事含めた全都民で)応援しましょう!

2006年12月10日 (日)

本郷vs都立竹早

2東京都新人選手権2地区決勝リーグ、一次トーナメント最終戦で東の゛張出小結"京華を破った都立竹早と、私世代では名前聞いただけで萎縮してしまいます古豪本郷のゲームです。

ゲームの方は地力に勝る本郷の押せ押せの展開となりました。

ゲームが始まってすぐの5分に本郷が右サイドを突破し、角度のないところからファーサイドのゴールネットを揺らして先制します。そしてその10分後には左コーナーキックをファーポスト付近で頭で合わせ、開始10分で本郷が2-0とリードします。

本郷は、ポストプレーもうまくて左右に流れてスペースを作ったり、一度下がって追い抜いたりと実に効果的なオフザボールの動きができ、かつシュート力のある11番の選手を軸に攻撃を仕掛けます。そしてここに5番、9番、10番の選手が巧みに絡んで決定的なチャンスを作ります。一方、都立竹早は奪ったボールを早く9番の選手に預けて、そこを起点に攻撃を仕掛けたいのですが、本郷のプレッシャーの速さと強さにことごとくこのルートを遮断され、攻撃の糸口がなかなかみつからない状態が続きました。

10 リーグ戦ゆえ、もつれてくると得失点差も関係してくることから、都立竹早は何としても前半は0点に抑えたかったはずなんですが立て続けに失点してしまい、リズムを全くつかめないまま前半が終わりました。

この前の試合で学習院が筑波大附属に4-1と3点差つけて勝っています。前半終了で2点ビハインドの竹早は後半点を取らなければ都大会が遠のいてしまします。よって積極的に出てきました。

ベンチも動き出し、後半8分先に本郷が5番の選手に替えて17番の選手を入れ、その後の12分に都立竹早は7番の選手に替えて14番の選手を入れます。しかし、この直後、本郷が右コーナーキックから10番の選手がどんぴしゃりのヘディングシュートを決めて3-0となります。竹早DFが10番を捕まえきれていませんでした。

10_1竹早は後半30分にコーナーキック3連発のチャンスがあったのですが、集中を切らさない本郷にシュートまでもっていけず得点できませんでした。この後、前がかりになったところをサイドに流れる準備をして速攻を狙っていた本郷11番の選手に、中盤からまんまと正確なボールが供給され、戻りきれない竹早DFをあざ笑うかのように張り出していたサイドから右インサイドで巻いたロングシュートを決めました。

結局、終了間際にもゴール前混戦から10番が押し込んで5点目を上げた本郷の完勝でした。

本郷と都立竹早の差は奪ったボールを次にどう動かすかの速い判断とそれを可能にする周囲の第3、第4の動きの再現性、受けたボールのコントロール精度の差のような気がします。

私はもっと都立竹早の9番の選手のプレーが観たかったです。彼は周りもよく観ることができますし、技術もあります。

この時点で学習院と本郷が勝ち点3、得失点差はそれぞれ3と5ということで、この2校が優位になりました。2地区の次戦は12月17日(日)本郷は筑波大附属と、都立竹早は学習院高等科とぶつかります。

kumazemi's favorite players 2007:本郷の11番、都立竹早の9番

2006年11月26日 (日)

保善vs成立学園

Photo_24

「赤い魂」保善高校と成立学園のゲームです。負ければ都大会出場を断たれる3地区予選の準決勝です。私的には、願わくば都大会準決勝ぐらいで当たっていただきたいカードで、入場料払っても観る試合です。何せ東の張出大関対東の正関脇の戦いですから(番付表)。

序盤から6番、8番、9番、10番の選手の高い個人技とボール保持者への素早くかつ的確なサポートで成立学園が押し気味で進んでいきます。

対する保善高校はDF2番の選手(キャプテン)の読みとコース切り、DF5番の選手の体格を生かした守備で対抗、奪ったボールを前線11番の選手に当てて崩そうとする展開だったと思います。

でも成立学園は保善高校の11番の選手に危険なゾーンでは決定的な仕事をさせず、保善高校は上述した成立学園の攻撃カルテットの創造豊な攻撃にやや翻弄され、守勢に回っていきます。そして左サイドから中央へ展開され先制点を許し、20分には10番の選手に完璧なミドルシュートを決められ2-0となります。このように成立学園は攻撃カルテットのイマネジネーションから早めに敵陣バイタルエリアを制圧し、中央から攻撃するパターンが多い展開でした。

実際、6対4~7対3くらいで成立学園がゲームを支配していたので、私も正直「このままずるずるいっちゃうのかなぁ」と思っていた矢先の22分(2点目をくらった直後)にやや左サイドへ出されたスルーパスに素早く反応、成立学園DFの寄せの甘さもあって保善高校が1点返し、前半はこのまま2-1成立学園1点リードで終わります。結果論ですが、私はこのゲームのポイントは保善高校がこの早い時間に1点返して2-1で前半を折り返したところにあったと思います。

ハーフタイム、保善高校は円陣を組み、監督の指示に聞き入っていました。どういう指示だったかは無論聞こえませんのでわかりませんが、後半の保善高校の攻撃を見て「サイドから行け」ということだったのかなと勝手に想像してます。

すると後半、保善高校がキックオフ直後から仕掛けていきます。11番の選手に無理に前を向かそうとせずにポスト役で使ったり、中盤の選手が外からえぐったりと右に左にサイド展開を繰り広げて行きます。

そして後半4分、保善高校は右サイドでの粘りのプレーから成立学園DFを振り切って入れた低くて速いクロスに走りこんできた選手がニアサイドでドンピシャでヘッドを合わせ、2-2と追いつきます。この直後の5分頃にも、11番の選手のポストプレーから左へ展開、これまた低い(ゴロだったかもしれません)折り返しで決定的なチャンスを作るなど、後半は一転してサイド攻撃で保善が流れを掴みます。

なかなか流れを変えられない成立学園も攻撃カルテットがこれでもかこれでもかと保善守備網をこじ開けようとしますが、保善DFも体を張って阻止します。このような展開の中、後半8分、保善高校がまたもや左サイドを突破し、低いシュート性のボール(シュートかもしれません)入れたところ、成立学園GKが後へそらしてしまい、そこをきっちり詰めてついに3-2と逆転に成功します。

リードした保善高校にもDFキャプテン2番の選手が負傷退場するアクシデントが発生しますが、(たぶん)代わりに入ってきた17番の選手も同じようにしっかりプレーしてました。さすが強豪校は選手の層が厚いです。ただ、後半に入って何がなんだかわからないうちによもやの逆転を許した成立学園が、残り時間見て冷静さ取り戻したのか、追う展開になって前半のように激しく攻撃し始めます。ここでもやはり中央からの攻撃で、25分には10番の選手が無人のゴールに流し込むだけの決定的チャンスを創り出すなどしてしつこく中央攻撃を繰り返しているうちついにチャンスが訪れます。

成立学園PKゲットです。中央から抜け出した相手に思わず保善GKが相手の足を手で引っ掛ける形(写真下左)になってしまいました。この後にも同じようなことがあったんですが、保善高校はそっちの方も冷やっとしたのではないでしょうか。何れにしましても成立学園はこのPKをきっちり決め(写真下右)、3-3の同点となります。時間にして後半30分の出来事でした(新人戦は35分ハーフです)。

Photo_29 Photo_30

ゲームはこのまま終了、延長戦では一進一退で決着がつかず、PK戦にもつれ込み、4-3で保善高校が都大会切符を手にしました。

ここで成立学園が姿を消すというのもファンとしましては何ともいえない気分ですが、成立学園は例のカルテットによる創造性豊で破壊力抜群の攻撃に比べ、やや守備に課題があるような気がしました。特にサイドから攻撃の阻止力とやむを得ず突破されクロスを入れられた時の中央での連携です。でも攻撃陣はすごいですね。8番の選手は飛び級で関東大学リーグかなんかでプレーしてもいいのではないでしょうか。

これで3地区はもう一方のブロックで勝ち上がってきた駿台学園(東京成徳を1-0)と保善高校の決勝になりました。

kumazemi's favorite players 2007:保善高校の2番

なお、他地区の結果は下記のとおりです。

25日:(1地区リーグ最終戦)都立葛飾野1-1安田学園、都立江戸川2-1都立城東、(4地区準決勝)芝2-1東京、正則学園1-0東京実業、(7、8地区2次リーグ最終戦)都立立川1-1桐朋、都立東村山西3-2都立拝島、都立三鷹4-0大成、中大附属1-1都立東大和、都立南平0-0都立松が谷、都立東大和南2-1都立小金井北、都立国立2-2都立調布北、都立国分寺2-1創価

26日:(5地区リーグ最終戦)都立保谷0-0日大二、中大杉並2-2日大鶴ヶ丘、私立武蔵1-0佼成学園、國學院久我山8-0都立武蔵丘

現状私が把握している地区予選免除校以外の状況は、都大会出場決定が(1地区)都立葛飾野都立江戸川(3地区)駿台学園保善(4地区)正則学園(6地区)日本学園都立駒場です。また、絞られた状況は(2地区)筑波大附属・学習院・本郷・都立竹早から2校、(5地区)國學院久我山vs日大二の勝者と中大杉並vs都立保谷の勝者、(7地区)都立三鷹vs桐朋の勝者と都立立川vs都立南平の勝者、(8地区)都立東大和vs創価の勝者と中大附属vs都立国分寺の勝者となっています。

2006年11月23日 (木)

新人戦23日の取組結果

青字は今後の予定です(念のため東京都高体連HPでもご確認ください)。

【1地区】決勝リーグ(葛飾野が勝ち点6で首位

  • ■葛飾野高校会場
  • 11/23 [10:00] ○都立江戸川3-2安田学園
  • 11/23 [11:30] ●都立城東1-2都立葛飾野
  • ■城東高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立江戸川vs都立城東
  • 11/25 [11:30] 都立葛飾野vs安田学園

【2地区】一次トーナメント終了。4チームによる決勝リーグへ(12/10~)。

  • ■筑波大附属会場
  • 11/23 [10:00] ●郁文館1-1PK1-3学習院○・・・やはり郁文館は実力をつけてきていると思います。
  • 11/23 [11:30] ●都立文京1-2筑波大附属○
  • ■京華浦和会場
  • 11/23 [10:00] ●京華0-1都立竹早○・・・張出小結、敗れる!
  • 11/23 [11:30] ●都立豊島1-3本郷○

【3地区】トーナメント準々決勝終了。ベスト4出揃う。

  • ■城北高校会場
  • 11/23 [13:30] ●芝浦工大附2-2PK3-4東京成徳○
  • 11/23 [15:00] ○駿台学園4-0國學院●
  • 11/26 [09:30] 成立学園vs保善・・・2試合19得点対16得点の戦い
  • 11/26 [11:00] 駿台学園vs東京成徳
  • ■飛鳥高校会場
  • 11/23 [09:30] ○成立学園6-0早稲田●
  • 11/23 [11:00] ○保善10-0順天●

【4地区】トーナメント準々決勝終了。ベスト4出揃う。

  • ■つばさ総合高校会場
  • 11/23 [10:00] ●東海大高輪台1-1PK4-5東京○・・・観たかったです。
  • 11/23 [11:30] ○芝2-1高輪●
  • 11/25 [10:00] 東京vs芝
  • 11/25 [11:30] 正則学園vs東京実業
  • ■産業技術高専会場
  • 11/23 [10:00] ○正則学園1-0青陵●
  • 11/23 [11:30] ●東工大附属0-0PK3-4東京実業○・・・激闘だったようです。

【5地区】二次リーグ(Aグループ勝点6で国学院久我山が首位独走、Bグループは勝ち点6首位都立保谷を勝ち点4で日大二が追う展開)

  • ■早大高等学院会場Img_2008_1
  • 11/23 [09:30] ●私立武蔵1-3日大二○
  • 11/23 [11:00] ○中大杉並2-0都立武蔵丘●
  • 11/23 [12:30] ○都立保谷1-0佼成学園●
  • 11/23 [14:00] ○國學院久我山4-0日大鶴ヶ丘●
  • 11/26 [09:30] 都立保谷vs日大二
  • 11/26 [11:00] 中大杉並vs日大鶴ヶ丘
  • ■私立武蔵高校会場 
  • 11/26 [09:30] 私立武蔵vs佼成学園
  • 11/26 [11:00] 國學院久我山vs都立武蔵丘

【6地区】決勝

  • 11/23 [12:30] ○日本学園2-1都立駒場●・・・実力校で三役級の日本学園が張出大関を破り地区優勝です。日本学園は都大会でもひと暴れしそうです。

【7地区】【8地区】二次リーグ(都立立川と都立国分寺が勝ち点6で一つ抜け出す)

  • ■立川高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立立川vs桐朋(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立東村山西vs都立拝島(8地区)
  • ■松が谷高校会場
  • 11/23 [10:00] △桐朋1-1都立国立△(7地区)・・・国立はしぶといです。
  • 11/23 [11:30] ○都立三鷹1-0都立松が谷●(7地区)
  • 11/23 [13:00] ●都立調布北1-3都立立川○(7地区)
  • 11/23 [14:30] ○都立南平3-1大成●(7地区)
  • ■東大和高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立三鷹vs大成(7地区)
  • 11/25 [11:30] 中大附属vs都立東大和(8地区)
  • ■東大和南高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立南平vs都立松が谷(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立小金井北vs都立東大和南(8地区)
  • ■国立高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立調布北vs都立国立(7地区)
  • 11/25 [11:30] 創価vs都立国分寺(8地区)
  • ■国分寺高校会場
  • 11/23 [10:00] ○創価5-0都立拝島●(8地区)
  • 11/23 [11:30] ●都立東村山西0-5都立国分寺○(8地区)
  • 11/23 [13:00] ●都立小金井北0-1都立東大和○(8地区)
  • 11/23 [14:30] ○中大附属1-0都立東大和南●(8地区)

2006年11月21日 (火)

新人戦「西」19日取組結果

青字は19日の結果、紫字は今後の予定です(念のため東京都高体連のHPでも確認してください)

【5地区】19日は全て順延。5地区は雨の場合決して無理しませんね。

  • ■早大高等学院会場
  • 11/23 [09:30] 私立武蔵vs日大二
  • 11/23 [11:00] 中大杉並vs都立武蔵丘
  • 11/23 [12:30] 都立保谷vs佼成学園
  • 11/23 [14:00] 國學院久我山vs日大鶴ヶ丘
  • 11/26 [09:30] 都立保谷vs日大二
  • 11/26 [11:00] 中大杉並vs日大鶴ヶ丘
  • ■私立武蔵高校会場 
  • 11/26 [09:30] 私立武蔵vs佼成学園
  • 11/26 [11:00] 國學院久我山vs都立武蔵丘

【6地区】準決勝終了

  • ■狛江高校会場
  • 11/19 [11:00] 筑波大駒場1-4日本学園
  • 11/19 [13:30] 都立駒場4-1武蔵工大付
  • ■日大三高会場
  • 11/23 [12:30] 日本学園vs都立駒場・・・張出大関対上位進出を虎視眈々と狙う前頭筆頭の決戦となりました。これは間違いなく激しい戦いになりますね。

【7地区】【8地区】二次リーグ(なぜか引き分けが多いです)

  • ■立川高校会場
  • 11/19 [10:00] △都立三鷹1-1都立南平△(7地区)
  • 11/19 [11:30] ●都立国立0-2都立立川○(7地区)
  • 11/19 [13:00] △都立松が谷1-1大成△(7地区)
  • 11/19 [14:30] ○桐朋1-0都立調布北●(7地区)
  • 11/25 [10:00] 都立立川vs桐朋(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立東村山西vs都立拝島(8地区)
  • ■松が谷高校会場
  • 11/23 [10:00] 桐朋vs都立国立(7地区)
  • 11/23 [11:30] 都立三鷹vs都立松が谷(7地区)
  • 11/23 [13:00] 都立調布北vs都立立川(7地区)
  • 11/23 [14:30] 都立南平vs大成(7地区)
  • ■東大和高校会場
  • 11/19 [10:00] △中大附属0-0都立小金井北△(8地区)
  • 11/19 [11:30] △都立東大和南3-3都立東大和△(8地区)
  • 11/19 [13:00] △創価0-0都立東村山西△(8地区)・・・創価は国分寺戦を落とせなくなりました。
  • 11/19 [14:30] ●都立拝島0-8都立国分寺○(8地区)
  • 11/25 [10:00] 都立三鷹vs大成(7地区)
  • 11/25 [11:30] 中大附属vs都立東大和(8地区)
  • ■東大和南高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立南平vs都立松が谷(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立小金井北vs都立東大和南(8地区)
  • ■国立高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立調布北vs都立国立(7地区)
  • 11/25 [11:30] 創価vs都立国分寺(8地区)
  • ■国分寺高校会場
  • 11/23 [10:00] 創価vs都立拝島(8地区)
  • 11/23 [11:30] 都立東村山西vs都立国分寺(8地区)
  • 11/23 [13:00] 都立小金井北vs都立東大和(8地区)
  • 11/23 [14:30] 中大附属vs都立東大和南(8地区)

2006年11月20日 (月)

新人戦「東」19日取組結果

※速報です。第85回全国高校サッカー選手権大会の我が東京代表の相手が決まりました。

暁星は30日開会式直後の開幕戦で全日本ユースチャンピオンの滝川第二(兵庫)と、都立久留米はここ5年で2度も東京代表がやられてる宿敵作陽高校(岡山)と当たることになりました。

※ここからは新人戦です。

青字は19日の結果、紫字は今後の予定です(念のためこちらでもご確認ください)。

【1地区】二次リーグ

  • ■葛飾野高校会場
  • 11/19 [10:00] ●都立江戸川1-2都立葛飾野○・・・江戸川は小結相手に健闘しました。
  • 11/19 [11:30] ○都立城東1-0安田学園●
  • 11/23 [10:00] 都立江戸川vs安田学園
  • 11/23 [11:30] 都立城東vs都立葛飾野
  • ■城東高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立江戸川vs都立城東
  • 11/25 [11:30] 都立葛飾野vs安田学園

【2地区】一次トーナメント3回戦終了。

  • ■筑波大附属会場
  • 11/19 [10:00] ●獨協2-2PK3-4都立文京○
  • 11/19 [11:30] ●豊島学院0-1筑波大附属○
  • 11/19 [13:00] ○本郷2-0都立江北●・・・本郷がリベンジ果たしました。
  • 11/23 [10:00] 郁文館vs学習院
  • 11/23 [11:30] 都立文京vs筑波大附属
  • ■学習院会場
  • 11/19 [10:00] ●日大豊山1-3郁文館○・・・来ましたね、郁文館。
  • 11/19 [11:30] ○学習院高等科1-0都立小石川●・・・観たかった。
  • ■京華浦和会場
  • 11/19 [10:00] ○京華6-0都立足立西●
  • 11/19 [11:30] ●巣鴨0-3都立竹早○
  • 11/19 [13:00] ○都立豊島3-0昭和一●
  • 11/23 [10:00] 京華vs都立竹早
  • 11/23 [11:30] 都立豊島vs本郷

【3地区】トーナメント3回戦終了。ベスト8出揃う。

  • ■城北高校会場
  • 11/19 [09:30] ○駿台学園3-0岩倉●
  • 11/19 [11:00] ●都立高島0-1國學院○
  • 11/19 [12:30] ○順天3-0都立戸山●
  • 11/19 [14:00] ○保善9-0海城●・・・さすが関脇。圧勝です。
  • 11/23 [13:30] 芝浦工大附vs東京成徳・・・前頭筆頭にとっても難敵ではないでしょうか。
  • 11/23 [15:00] 駿台学園vs國學院・・・ダークホース國學院が関脇に挑みます。
  • ■大山高校会場
  • 11/19 [09:30] ○早稲田2-1成城●・・・張出小結、1点差で敗れる!
  • 11/19 [11:00] ●青山学院0-0PK3-4芝浦工大付○
  • 11/19 [12:30] ○東京成徳3-0淑徳●
  • 11/19 [14:00] ○成立学園10-0都立北園●
  • ■飛鳥高校会場
  • 11/23 [09:30] 成立学園vs早稲田
  • 11/23 [11:00] 保善vs順天

【4地区】トーナメント3回戦終了。ベスト8出揃う。

  • ■つばさ総合高校会場
  • 11/19 [10:00] ●明大明治1-4東京○
  • 11/19 [11:30] ○東海大高輪台3-0都立三田●
  • 11/23 [10:00] 東海大高輪台vs東京・・・注目カードです。
  • 11/23 [11:30] 芝vs高輪
  • ■私学事業団新小岩会場
  • 11/19 [10:00] ●都立九段1-1PK6-7青陵○
  • 11/19 [11:30] ○芝2-2PK4-1大森学園●
  • 11/19 [13:00] ○正則学園3-1都立田園調布●
  • ■産業技術高専会場
  • 11/19 [10:00] ●東洋0-4東京実業○
  • 11/19 [11:30] ○東工大付属4-1正則●
  • 11/19 [13:00] ○高輪2-1都立美原●
  • 11/23 [10:00] 正則学園vs青陵
  • 11/23 [11:30] 東工大附属vs東京実業・・・このカードも激闘になりますね。

2006年11月15日 (水)

東京新人戦場所「西」の取組

太字は横綱、三役あるいは前頭筆頭です(番付表

念のため必ずこちらでもご確認ください。

【5地区】予選免除校:堀越・実践学園

  • ■早大高等学院会場(kumazemi's sanctuary参照) 1029vs10hs
  • 11/19 [09:30] 私立武蔵vs日大二
  • 11/19 [11:00] 中大杉並vs都立武蔵丘
  • 11/19 [12:30] 都立保谷vs佼成学園
  • 11/19 [14:00] 國學院久我山vs日大鶴ヶ丘
  • 11/23 [09:30] 都立保谷vs日大二
  • 11/23 [11:00] 中大杉並vs日大鶴ヶ丘
  • ■私立武蔵高校会場 
  • 11/23 [09:30] 私立武蔵vs佼成学園
  • 11/23 [11:00] 國學院久我山vs都立武蔵丘

【6地区】予選免除校:国士舘・駒大

  • ■狛江高校会場
  • 11/19 [11:00] 筑波大駒場vs日本学園
  • 11/19 [13:30] 都立駒場vs武蔵工大付

【7地区】【8地区】予選免除校:東海大菅生・都立久留米・早実・都立福生(会場が重なっておりますので合わせて表示しました)

  • ■立川高校会場
  • 11/19 [10:00] 都立三鷹vs都立南平(7地区)
  • 11/19 [11:30] 都立国立vs都立立川(7地区)
  • 11/19 [13:00] 都立松が谷vs大成(7地区)
  • 11/19 [14:30] 桐朋vs都立調布北(7地区)
  • 11/25 [10:00] 都立立川vs桐朋(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立東村山西vs都立拝島(8地区)
  • ■松が谷高校会場
  • 11/23 [10:00] 桐朋vs都立国立(7地区)
  • 11/23 [11:30] 都立三鷹vs都立松が谷(7地区)
  • 11/23 [13:00] 都立調布北vs都立立川(7地区)
  • 11/23 [14:30] 都立南平vs大成(7地区)
  • ■東大和高校会場
  • 11/19 [10:00] 中大附属vs都立小金井北(8地区)
  • 11/19 [11:30] 都立東大和南vs都立東大和(8地区)
  • 11/19 [13:00] 創価vs都立東村山西(8地区)
  • 11/19 [14:30] 都立拝島vs都立国分寺(8地区)
  • 11/25 [10:00] 都立三鷹vs大成(7地区)
  • 11/25 [11:30] 中大附属vs都立東大和(8地区)
  • ■東大和南高校会場(kumazemi's sanctuary参照)
  • 11/25 [10:00] 都立南平vs都立松が谷(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立小金井北vs都立東大和南(8地区)
  • ■国立高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立調布北vs都立国立(7地区)
  • 11/25 [11:30] 創価vs都立国分寺(8地区)
  • ■国分寺高校会場
  • 11/23 [10:00] 創価vs都立拝島(8地区)
  • 11/23 [11:30] 都立東村山西vs都立国分寺(8地区)
  • 11/23 [13:00] 都立小金井北vs都立東大和(8地区)
  • 11/23 [14:30] 中大附属vs都立東大和南(8地区)

西は地区予選前半から激戦目白押しですね。

※写真と本掲載記事とは関係ありません。

2006年11月14日 (火)

東京新人戦場所「東」の取組

太字は三役あるいは前頭筆頭です(番付表Img_2003

念のため東京都高体連のHPでもご確認ください。

【1地区】予選免除校:修徳・関東第一・かえつ有明

  • ■葛飾野高校会場(くまぜみサッカーフォト)
  • 11/19 [10:00] 都立江戸川vs都立葛飾野
  • 11/19 [11:30] 都立城東vs安田学園
  • 11/23 [10:00] 都立江戸川vs安田学園
  • 11/23 [11:30] 都立城東vs都立葛飾野
  • ■城東高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立江戸川vs都立城東
  • 11/25 [11:30] 都立葛飾野vs安田学園

【2地区】予選免除校:なし

  • ■筑波大附属会場
  • 11/19 [10:00] 獨協vs都立文京
  • 11/19 [11:30] 豊島学院vs筑波大附属
  • 11/19 [13:00] 本郷vs都立江北・・・小結と張出小結の注目カードです。
  • ■学習院会場
  • 11/19 [10:00] 日大豊山vs郁文館・・・なにげに郁文館は不気味ですよ。
  • 11/19 [11:30] 学習院高等科vs都立小石川・・・これは好カードです。
  • ■京華浦和会場
  • 11/19 [10:00] 京華vs都立足立西
  • 11/19 [11:30] 巣鴨vs都立竹早
  • 11/19 [13:00] 都立豊島vs昭和一

【3地区】予選免除校:帝京・東京朝鮮・大東大一

  • ■城北高校会場
  • 11/19 [09:30] 駿台学園vs岩倉
  • 11/19 [11:00] 都立高島vs國學院・・・國學院は選手権地区予選で"関脇"駿台学園から2点とってます。
  • 11/19 [12:30] 順天vs都立戸山
  • 11/19 [14:00] 保善vs海城
  • ■大山高校会場
  • 11/19 [09:30] 早稲田vs成城
  • 11/19 [11:00] 青山学院vs芝浦工大付
  • 11/19 [12:30] 東京成徳vs淑徳
  • 11/19 [14:00] 成立学園vs都立北園・・・大関の登場です。

【4地区】予選免除校:暁星・都立つばさ総合

  • ■つばさ総合高校会場
  • 11/19 [10:00] 明大明治vs東京
  • 11/19 [11:30] 東海大高輪台vs都立三田・・・大関の登場です。
  • ■私学事業団新小岩会場
  • 11/19 [10:00] 都立九段vs青陵
  • 11/19 [11:30] 芝vs大森学園
  • 11/19 [13:00] 正則学園vs都立田園調布
  • ■産業技術高専会場
  • 11/19 [10:00] 東洋vs東京実業
  • 11/19 [11:30] 東工大付属vs正則
  • 11/19 [13:00] 高輪vs都立美原・・・都立美原は選手権地区予選で"前頭筆頭"東京実業と接戦を演じてます。

新人選手権は上記地区予選を経て、年明けからと都大会が始まります。

2006年11月 6日 (月)

11/5首都圏の高校サッカー

この3連休、東京では各地で新人選手権地区予選が行なわれ、埼玉と千葉では選手権準々決勝が行なわれベスト4が決まりました。

【東京都新人選手権】

新人戦地区予選では、國學院久我山、都立三鷹などが順当に勝ち上がる中、いくつかの実績ある学校が姿を消しています。

  • 足立学園2-3都立豊島(足立学園が地区予選で敗退とは・・・)
  • ●城北0-1國學院
  • 駒場学園1-1PK4-5都立町田(駒場学園には少しだけ運が足りなかったようです・・・)
  • ●東亜学園0-1私立武蔵(この強豪校同士のカードは1点差で決着)

あと、私が過去に取材したことのある高校につきましてはこのような結果になっています。

  • 都立西2-2PK3-4早大高等学院
  • 都立田無0-1都立石神井
  • 都立小山台1-1PK4-5東海大高輪台(強豪相手にこの戦い。次につながります!)
  • 都立日比谷0-1都立田園調布
  • 桐朋4-0都立翔陽
  • 中大附属1-0都立羽村
  • 都立東大和南1-1PK4-3都立多摩
  • 東京実業7-1朋優学院
  • 東工大附5-0都立山崎
  • 日大二3-1都立杉並総合
  • 都立国分寺3-1都立武蔵野(国分寺から1点取ったのは見事です)

【選手権千葉大会】

  • ○市立船橋2-0(前半1-0)幕張総合
  • ○渋谷幕張1-1(前半1-0)延長1-0(前半0-0)習志野
  • ○流経大柏3-0(前半0-0)中央学院
  • ○八千代3-0(前半1-0)東京学館

11月12日(日)に柏の葉公園総合競技場で行なわれる準決勝は、市立船橋vs渋谷幕張、流経大柏vs八千代というカードになりました。

【選手権埼玉大会】

  • 西武台6-0(前半4-0)所沢西
  • ○武南4-1(前半2-1)川越南
  • ○国際学院1-1(前半0-0)PK5-4埼玉栄
  • ○市立浦和3-2(前半2-1)大宮東

11月12日(日)に駒場運動公園陸上競技場で行なわれる準決勝は、西武台vs武南、国際学院vs市立浦和というカードになりました。

なお、その他の関東は以下のとおりですが、他府県では鹿児島実業とルーテル学院(熊本)が姿を消しています。

  • 神奈川大会決勝:秦野vs桐光学園
  • 茨城大会決勝:鹿島学園vs水戸商
  • 栃木大会決勝:真岡vs作新学院
  • 群馬大会決勝:前橋商vs前橋育英

先の新人戦地区予選の日大二vs専大附属戦で、私の息子は生まれてはじめて見るPK戦に目を白黒させてましたが、彼はこの試合で「オフサイド」による「間接フリーキック」に気付いてしまい、帰りに「なんでなんで」と聞かれて困ってしまいました。

フリーキックとは手を使って相手を押した時に起きることと信じている彼に、オフサイドを説明できない私はにわかコーチも失格です・・・。

2006年11月 5日 (日)

国学院久我山vs都立杉並

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東京都新人選手権5地区予選、国学院久我山のゲームです。選手権予選は都大会初戦で暁星に敗れてしまい、新チームは地区予選からのスタートとなりました。相手は1回戦で7点取った都立杉並高校です。国学院久我山が新人戦で地区予選から出てくるというのはここ数年聞いたことがないので、杉並高校にとっては「新人戦でより上位進出を目指す」という点では運の悪いところに入ってしまいました。しかし、最終目標をもう少し先に置いているのならば、戦い方によっては貴重な経験を得られる組み合わせだとも言えます。

精度の高いボールコントロール、少ないタッチで確実につなぐパスワークとこれを可能にするするオフザボールの動き、コンタクトスキルと全てに優る久我山が圧倒的にゲームを支配します。

開始早々先制した国学院久我山は、11分に右45度くらいのペナルティエリアすぐ外の位置からのFKを8番の選手が左足で直接決め、23分には10番の選手がゴール前中央でGKをよく観てループシュート、30分にはバイタルエリアで少ないタッチでパスをつないでDFを翻弄して中央から7番の選手がきっちり決め、4点差をつけて前半を折り返します。

後半は開始1分でPKを得て、これをきっちり決めて5点差とすると13分には低い弾道の右コーナーキックからダイレクトに決められ6-0とします(写真下、白が久我山)。

Photo_42 Photo_43 Photo_44 

とにかく国学院久我山は少ないタッチでシンプルに、そしてうまく周囲を使ってボールを前へ運んでいくのですが、これに左右への大きな揺さぶりや相手を何人も巻き込む密集プレー(あれ戦術ならばさしづめラグビーで言うところのラック攻撃でしょうか)など多彩なので都立杉並は翻弄されてしまいます。都立杉並は奪ってから中盤へつないだり前線へ大きくフィードしたりするのですが、それを読んで動き出す選手が少ないので攻撃が単調になってしまいました。しかし、これも相手が横綱ですから仕方ありません。いいようのない圧力を受けていたはずです。奪われれば速攻をくらうのであまり無責任なことは言えませんが、中盤でローリスクなパスばかりではなく、ポジションをも無視して引っかきまわしたり、意表をつく予想外のプレーがもっとあったらなぁと思いました。

久我山の7点目はボールへの反応(コース読み)と寄りの速さの違いであげた得点でした。下の写真がそうですが、左から順に右に行きます。久我山が右コーナー付近の深い位置からマイナスのボールを折り返します。この時点では都立杉並のDF5番の選手もボールに反応していますし、後ろから走りこんでくる国学院久我山の選手も掴んでいたと思います。

Photo_56 Photo_58 Photo_60

しかし、真ん中 の写真では国学院久我山の選手が先人ボールに追いつき、そのままダイレクトでシュートを打たれてしまいました。後半の後半で都立杉並の選手には疲労もあったでしょうし、久我山は後半けっこう選手を入れ替えましたので能力差だけの結果ではないですが、ここらあたりも横綱級の高校は容赦ありません。中のマークが少し甘くなったり、一歩寄せが遅くなっただけで決定的な仕事をされてしまうんですね。

このゲームを観させていただき、サッカーでは「ボールを止めること」が極めて大事な技術であるということをあらためて感じました。

kumazemi's favorite players国学院久我山の3番

2006年11月 4日 (土)

都立武蔵北vs明学東村山

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東京都新人選手権8地区予選、都立武蔵野北高校と明治学院東村山高校の一戦です。選手権東京大会は武蔵野北が地区予選で都立国分寺に0-1、明学東村山も同じく地区予選で都立小金井北に0-4という結果でした。ちなみにこの両チームは昨年の選手権地区予選でもぶつかり、このときは武蔵野北が1-0で勝利しています。

ゲームの方は序盤から武蔵野北が優勢にゲームを進めます。明学東村山は中盤でなかなかボールが落ち着かないので、前線にボールが入らず、フィニッシュまでいけません。

そして前半20分、15番の選手の個人技からチャンスを作った武蔵野北が先制します。明学東村山は第2第3の動き出しがやや遅く、武蔵野北DFを混乱させることができません。そして26分、6番の選手のゴール付近への突進から武蔵野北が2点目を入れます。

相手への寄りが遅れ気味になってきた28分には、右コーナーキックのこぼれ球を狙いすましたミドルシュートを決められてしまい明学東村山は3点を追うことになってしまいました。

それにしても武蔵野北10番、12番、15番の選手の攻撃における連携は見事で、ここに6番の選手が前線に入り込むと大きなチャンスになります。

前半はこのようなやや一方的な展開で終わりました。ただ、武蔵野北に先制点を入れられる5分くらい前に、武蔵野北GKがミスキックから明学東村山の選手にボールを渡してしまい、GKと1対1になった大きなチャンスがあったのですが、あの場面できっちり決めていたら少し違う展開になったかもしれません。

後半に入っても武蔵野北は攻撃の手を緩めません。後半の明学東村山中央ゴール前を固めるのが精一杯になってしまったのか、右サイドを大きく空けてしまい、そこを武蔵野北10番の選手に徹底的に狙われて再三のピンチを招いてしまいました。

後半も優勢に進める武蔵野北が7分と12分にゴールを決め、結局5-0と思わぬ大差のつく結果で武蔵野北が勝利しました。明学東村山は全体的にマークがやや甘く、ボールの出所に対するプレッシャーも少し不足していたように見えました。対する武蔵野北は全体的に大柄で、このチームの中にあっては小柄な方ですがキープもできてスピードを生かした突破もできる10番の選手や高い個人技を持つ15番の選手などタレントもいてもっと上位に進出できる可能性を持つチームです。ただ、後半はやや決めなくてはならない決定的場面で決めきれないシーンもあり、上位進出のカギはここらへんの修正にあるのではないでしょうか。

いずれにしましても東京8地区は激戦区です。武蔵野北の選手の皆さんは、5日(日)の国分寺戦は選手権予選のリベンジ果たそうとあまり肩に力入れないで、平常心で戦ってください。タレントの数なら五分五分ですから、間違いなくディフェンスの勝負になります。

最後に1枚写真を載せましたが、これはどんなに劣勢になっても大きな声で仲間を鼓舞し続けた明学東村山のGKの選手に贈るエールです。この場面の勇気を持って飛び出したプレー、すばらしかったです。

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2006年11月 3日 (金)

拓大一vs都立国分寺

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東京都新人選手権8地区予選、拓殖大学第一高校と都立国分寺の一戦です。選手権東京大会は拓大一が地区予選決勝で中大附属に0-3、都立国分寺は都大会1回戦で都立久留米に延長の末1-3という結果でした。

拓大一は6番の選手の豊富な運動量から攻撃を組み立てたいのですが、中盤をなかなか優位に構成できず、やや苦しい展開でした。対する国分寺は15番の選手が巧みな個人技からボールを左右に散らし、7番の選手のスピードを生かした突破などで優勢に試合を進めます。この流れから前半は都立国分寺が1-0とリードして終わりました。

後半に入っても15番→10番のホットラインを活かしながら国分寺が優勢にゲームを展開します。拓大一もリードされているとはいえ最小得点差ですから、何とか早めに前線に入れてゴール近くでいい形を作ってワンチャンスをモノにしようとするのですが、やや焦りすぎていたのかボールを奪ってから最初のフィード(パス)がやや雑な場面があり、なかなかいい形を作れません。

そうこうしているうちに都立国分寺は右サイドからの展開からゴール前にいいボールを入れ、ゴール正面から完璧なシュートで2点目をゲットしました。後半30分くらいだったと思います。これで試合は決してしまいました。

国分寺DFは拓大一の焦りを見抜いていたのでしょう、拓大一の前線に入れようとするパスをことごとく読みきり、パスが入っても簡単には振り向かせず、あっという間に囲んでボールを奪う戦法がかなり効いていました。したがって、拓大一の10番の選手がいい位置にいても囲まれてしまう場面が多く、その局面を個人技で打開しなければならないパターンがやや多くなってしまいました。

拓大一も国分寺のクリアボールを中盤で拾えるケースもあったのですが、フリーで一度止めてサイドに大きく振ったり、一度戻してリズムを形成し直したりせずにダイレクトに前方へフィードしてしまうケースもやや目立ちました。拓大一のレベルならできるプレーですので、これも焦りからもしれません。

国分寺の15番の選手は高い個人技を有し、周囲をよく観ることができますので、この選手へのプレッシャーが甘いと左右に振られたり、決定的なタテパスを通されたりして、相手にとってはかなり危険になります。

全体的には国分寺の方がキープ力、ファーストタッチの精度、オフザボールでの動きに勝っていましたのでこの結果は今の時点での実力差ということなのだと思います。

試合後、拓大一の選手はとても悔しそうでした。結果もさることながら、イメージどおりのプレーができず、もっとできたはずだという思いが強かったのでしょう。でも、今は新チームとして始動したばかりです。このゲームでいくつかの課題も明らかになり、監督はこのメンバーの長所を生かせるチーム作りをすでにイメージしていることでしょう。

私個人的には拓大一の選手はみな仲間を助け合い、励ましあういい子達だなぁと感じました。これも指導者の方々が日頃からサッカーだけでなく、社会生活での基本を教えられているからだろうなぁと感じました。これから一歩一歩成長していくのですから、選手たちは自身の課題を自分の力で克服し、いいチームになってください。

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kumazemi's favorite players都立国分寺の15番

2006年10月30日 (月)

日大二vs専大附属

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新人戦から一戦リポートします。これも運ですが、私としましては過去の実績から都大会で戦えると想像できる両校が、地区予選で当たるのは少しもったいないぁと思いました。そしてゲームの方もやっぱり最後までもつれる激しいゲームになりました。

前半は10番の選手のゲームメークでワントップ気味の専大附属がペースを握っていました。1-1で迎えた前半33分、専大附属が右サイドからの攻撃に対して日大二GKがペナルティエリアを飛び出してしまい、直接FKのチャンスを得ます。

このFKに専大附属ゲームメーカー10番の選手が相手DFより先に飛び込んでヘディングシュートを放ちます。日大二DF2番の選手より走りこんだ位置もジャンプしたタイミングも完璧に勝り、ドンピシャのヘディングシュートになります。そして、このボールがポストに当たってはね返ったところを押し込みました。日大二からはオフサイドのアピールがありましたが、そのまま得点が認められ、これで専大附属が2-1と勝ち越します。前半はこのまま専大附属1点リードで終わりました。

後半は一転日大二が猛攻を仕掛けます。後半7分、9分、12分には立て続けに決定的場面を作り出します。しかし、専大附属はGKの神がかったすばらしいプレーでこの場面は防ぎきりました。それにしても専大附属GKの反応はすごかったです。GKとしては小柄な方だと思いますが、至近距離での反応や飛び込む勇気とタイミングは高いレベルの技術を持っているとみました。

その後も専大附属のフォーメーションがやや間延びしたこともあって、日大二は波状攻撃をかけます。後半20分にも中央から惜しい攻撃がありました。この間延びしたのが原因かもしれませんが、後半の専大附属は10番の選手がボールに触れることが前半に比べて少なくなった感じがじました。ちょっと「守ろう」という意識が強くなっちゃったのかもしれません。

対する日大二はやや中央からの強引なこじ開け攻撃が多いものの、完全にリズムを掴んでいました。そして、後半28分専大附属は中央から仕掛けに仕掛けられて同点に追いつかれます。このシュートはどんなすごいGKでも防げなかったと思います。本郷高校時代の加藤好男さん(現JFAナショナルトレセンコーチ)でも無理ですね。

ゲームはこのままタイムアップ。PK戦にもつれこみました。このPK戦も5人全員蹴って決まる流れになり、5-4で日大二が次に進みました。ここで両チームのPK戦を全てお見せします。専攻の専大附属は×○○○○、日大二は全員決めました。日大二の次の相手は都立杉並総合高校です。

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kumazemi's favo rite players専大附属の1番(GK)

2006年10月29日 (日)

新人戦が始まりました

選手権予選は佳境に入っていますが、一方新しいチームでの戦いも始まっています。東京の新人戦の結果と千葉、埼玉選手権予選の結果です。

【東京都新人戦地区大会】

○4地区(千代田区・港区・大田区・品川区・島嶼)

  • 都立九段3-1都立神津

○5地区(練馬区・中野区・杉並区・西東京市)

  • 都立西2-1都立井草
  • 都立練馬2-1都立大泉
  • 佼成学園7-0都立杉並工業
  • 日大二2-2PK5-4専修大附属
  • 都立杉並総合8-2東京大学教育学部附属高校
  • 都立保谷2-1杉並学院
  • 都立冨士8-0学芸大付属大泉
  • 私立武蔵3-1明大中野
  • 東亜学園8-0都立練馬工業

○6地区(目黒区・世田谷区・町田市・狛江市・稲城市)

  • 大東学園6-0都立小川
  • 日本学園6-0日大桜丘
  • 和光2-0都立成瀬
  • 都立町田5-0都立国際
  • 玉川学園5-0都立若葉総合

○7地区(三鷹市・調布市・府中市・国立市・立川市・日野市・多摩市・八王子市)

  • 昭和第一2-0多摩大聖ヶ丘
  • 都立八王子東5-0明星
  • 都立南多摩3-0都立永山
  • 都立調布南-棄権-都立府中工業
  • 都立調布北6-1八王子実践
  • 都立府中西4-1帝京大学高
  • 工学院7-0聖パウロ

○8地区(武蔵野市・小金井市・小平市・国分寺市・清瀬市・東久留米市・東村山市・東大和市・武蔵村山市・あきる野市・青梅市・西多摩郡・昭島市・福生市)

  • 都立武蔵村山2-0都立小平
  • 都立昭和7-0自由学園
  • 都立武蔵4-0都立小平西

【選手権千葉大会決勝トーナメント1回戦】

  • 市立船橋4-0県立若松
  • 県立幕張総合1-1PK5-4千葉国際
  • 流経大柏7-0千葉明徳
  • 中央学院2-1県立柏井
  • 八千代6-1市立柏
  • 東京学館2-0県立船橋二和
  • 習志野9-2県立船橋北
  • 渋谷幕張5-0県立柏陵

【選手権埼玉大会決勝トーナメント1回戦】

  • 西武台3-0正智深谷
  • 所沢西2-1浦和東
  • 川越南1-1PK7-6本庄第一
  • 武南8-1東京農大三
  • 埼玉栄6-0志木
  • 国際学院2-1大宮南
  • 市立浦和3-1伊奈学園総合
  • 大宮東2-0川口市立県陽