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2008年3月18日 (火)

「聞き上手が人を動かす」

私が大変お世話になっておりますキャリパーコーチングカレッジ㈱代表で清水隆一コーチングオフィスを運営されている清水隆一さんが「聞き上手が人を動かす」という本をお書きになられました。

21d5vrbk3l_2清水隆一さんのプロフィールをご紹介いたしますと、1959年東京都墨田区に生まれ、早稲田実業(野球部主将、甲子園出場)⇒早稲田大学教育学部(野球部主将)⇒熊谷組入社(野球部)⇒熊谷組野球部監督(1992年都市対抗準優勝)と輝かしい実績をお持ちで、現在はコーチングの第一線で活躍する傍ら(財)日本体育協会公認スポーツ指導者養成講座講師や早稲田大学大学院スポーツ科学研究科講師も務めておられます。

私は2004年頃から親しくさせていただいており、また大変お世話になっております。野球とサッカーと種目の違いこそありますが、「指導」については多くの気付きを与えていただき、仕事や少年指導に生かしており、早速私も読まさせていただきました。

よくありがちなやたら横文字使って難しそうに書かれているようなことは一切なく、ご自身の実際のご経験をベースにとてもわかりやすい言葉で語られております。

自分がずーっとやってきたスポーツで指導者になる場合、どうしても自分の経験則からついつい教えすぎてしまうことがあり、「俺の言う通りにやれ」パターンに陥りがちですよね。

20080209_45725 しかし、この本は「人を動かすための3つの法則」、「気付きに至るまで-試行錯誤から成功へ-」、「実践パターン・10の実例」の三章で構成されており、単なるスポーツ指導者としての心構えだけでなく、ビジネスの世界においても「人の上に立つ者の仕事は何か」を問いかけてくれていて、指導実践の現場にすぐに生かすことができる内容になっています。

ぜひ、この見聞録の読者の皆様も一度読んでみてください。

特に少年指導されているコーチの方やこれから指導者になろうという志をお持ちの方には必読の書になるはずです。

ちなみに清水隆一さんはこんな感じの方です。飲むとハンパじゃないのでハラハラさせられることも多々ありますが、なぜかずっと一緒に話していたいと思わせる何とも人間味ある方です。しかも全くブレません!

次に清水さんに触れる記事では『kumazemi、清水隆一さんと錦糸町で豪遊!』という記事になろうかと思いますが、その際はどうかご容赦ください。

※くまぜみ動画で1/20関東第一vs八王子、保善vs都国分寺の2試合をアップしました!

2007年2月23日 (金)

コーチングの清水先生

Gazou 「ベースボール基本のき」という指導本をご存知でしょうか。

私が尊敬申し上げ、コーチングを指導していただきながら、よくお酒もご一緒させていただき個人的に大変かわいがっていただいている清水隆一さんの著です。

清水さんは本所中学(墨田区)から早稲田実業に進まれ、公式野球部主将として1977年の春・夏の甲子園に出場(いずれもベスト8)し青森国体では優勝されました。その後早稲田大学に進学して4年時は主将、熊谷組入社後は8年連続都市対抗野球出場し、1992年に熊谷組の監督に就任、都市対抗野球で準優勝されました。

熊谷組野球部休部後は「清水隆一コーチングオフィス」代表として独立され、つい先日人材ソリューション企業のキャリパー・ジャパンと提携し、キャリパー・コーチング・カレッジを設立され代表に就任されております。

先日、設立の事業説明会とパーティがあって私もお招きいただき、行ってきました。この「ベースボール基本のき」で実技シーンにモデルとして阿久根兼司さんという清水さんの早実、早大の後輩で大学時は六大学ベストナインにも選ばれて日米大学野球にも出場した方が出ておられますが、この阿久根さんも一緒でした。今、「斉藤(ハンカチ王子)二世」との呼び声高い早実野球部(4月から2年生)阿久根駿介選手のお父さんです。

パーティでは清水さんと阿久根さんといっしょに野球とサッカーで競技種目こそ違いますが「指導」について大いに語り合い、とても楽しく有意義に過ごしました。ここで私はあらてめて思いました。それは「指導/教育」では選手に「考えさせる」ことが最も大切である、ということです。もちろん日本サッカー協会の指導教本にも書いてあります。

そして早実野球部はこの「選手に考えさせる」ことを重視した指導をされているそうです。昨年の夏の甲子園優勝はこのような指導の結晶なのでしょう。

しかし、この「選手に考えさせる」ことっていうのが難しいんですよね。私はこれが下手なんです。小学校低学年相手ににわかコーチやってますが、ついつい「こうすればいいんだよ」って答えを言っちゃうんですよね。「へぇー、そうなんだ」って喜んでくれるんですが・・・

この「ベースボール基本のき」は平易な言葉とわかりやすい画像でとても参考になります。

サッカーの指導本もたくさん売ってますけど、内容は横文字系やカタカナ系の用語が多かったりして、どこか専門書チックなものが主流のような気がしますので、誰か「サッカー基本のき」書いてくれたらうれしいななんて思います。

私もこの清水さんを中心に体育会系?で証券会社、信託銀行、保険会社などフィナンシャルの世界でバリバリやってる方々で組織された会のメンバーなので、サッカーに通ずる有益な情報がありましたらこのブログで紹介していきたいと思います。

2006年11月 2日 (木)

都立高校改革

昨日の暇つぶし記事をもうちょっとちゃんと調べてみました。

【ビジョン】

『かけがえのない存在となることを目指す教育の実現』

  • 豊かな人間性の育成
  • 学ぶ力と確かな学力の向上
  • 生きる力の基盤となる健康・体力づくりの増進

【都立高校改革とは】

  • 時代を担う人間を育成するため、生徒の可能性を伸ばすよう、少人数指導や体験学習など様々な指導方法を取り入れる。
  • 中高一貫教育校や総合学科高校などの新しいタイプの学校を地域バランスを考えて設置し、様々な学習希望や進路希望に応える。
  • 生徒・保護者に対してそれぞれの学校の目指す方向や授業内容についての説明責任を果たし、理解と協力を得ながら学校づくりをしていく新しい仕組みをつくる

【いろいろな都立高校】

  1. 学年制高校:従来のタイプ。それぞれの学年の中でとらなければならない授業(単位)が決められれている高校
  2. 単位制高校:決められた科目を学ぶのではなく、用意された科目の中から自分の興味・関心や進路希望に応じた科目を選んで学ぶ高校⇒都立芦花高校、都立飛鳥高校、都立大泉桜高校など
  3. 進学重視型単位制高校:単位制高校の中で、特に大学進学希望の実現に力を入れる高校。⇒都立国分寺高校、都立墨田川高校、都立新宿高校
  4. 総合学科高校:国語や理科などの普通教科から工業や商業、情報や美術などの専門教科まで、自分の興味・関心や進路希望に応じて学べる高校⇒つばさ総合高校、杉並総合高校、若葉総合高校など
  5. 中高一貫教育校:中学校から高校までの6年間を継続してじっくり学ぶことができる学校で、一貫した教育活動を計画的・効率的に行なうことによって学力や教養を身に付け、将来、社会の様々な場面、分野でのリーダーとなりうる人材を育てていく学校⇒都立桜修館高校(中等教育学校)、都立小石川高校(中等教育学校)、都立両国高校・中学校(併設型)、都立白鴎高校・中学校(併設型)
  6. 産業高校:ものづくり・流通・ビジネス活動等に関心を持つ生徒や多様化する社会の実情に対応できる広い知識と経験を兼ね備えた生徒を育成するために設置した専門分野の優れた職業能力や進路選択能力・職業意識を学ぶことができる高校⇒2007年度に墨田地区と八王子地区に開校予定
  7. 科学技術高校:科学技術に関する基礎的・基本的な知識や技術を幅広く学ぶことができる高校⇒都立科学技術高校、
  8. 昼夜間定時制高校:全日制と同様に3年で卒業できることも可能な夜だけでなく午前中から学べる定時制過程の高校⇒都立六本木高校、都立大江戸高校など
  9. チャレンジスクール:小中時代に学校生活のなじめなかったり、自分の個性や能力を発揮できなかったが、自分の夢や目標に向かってもう一度はじめからチャレンジしたいという生徒を応援する学校。総合学科で午前部から三部制の定時制単位高校⇒都立桐ヶ丘高校、都立世田谷泉高校など
  10. トライネットスクール:自宅などでインターネットを使って勉強する、新しいタイプの通信制高校(月2回程度のスクーリングあり)⇒都立砂川高校
  11. エンカレッジスクール(指定方式):可能性を持ちながら力を発揮できずにいる生徒を積極的に受け入れ、30分授業や体験学習の導入等の思い切った指導を取り入れた高校⇒都立足立東高校、都立秋留台高校、都立練馬工業、都立蒲田高校
  12. 進学指定重点校(指定方式):全国の公立高校のトップクラスの学力を身につけた生徒を多数育てる目的の高校⇒都立日比谷高校、都立戸山高校、都立西高校、都立八王子東高校 都立青山高校、都立立川高校、都立国立高校

本当に大きく変わろうとしていますね。というより変わりましたね。すでに「特別推薦」みたいな制度もあって、スポーツや芸術などの分野で優れた生徒を推薦で受け入れる都立高校も多数あります。それに教育理念にはサッカー指導教本とかぶるところもあったりしますし、企業で教育研修などを担当されている方には一つの参考にはなるのではと思います。

都立高校出身の親御さんはどうしても自分のときのイメージがなかなか離れないかもしれませんが、その時とは大きく変わっておりますので、親としてきちんと理解しておくことも重要かなと思いました。

詳細はこちらを見てみて下さい。

2006年11月 1日 (水)

変わってゆく都立高校

単なる好奇心と暇つぶしでちょっと調べてみました・・・

○旧制府立中の歴史を持つ都立高校と選手権予選の結果

  • 旧制府立第一中⇒都立日比谷高校(地区予選で東京実業に0-4)
  • 旧制府立第二中⇒都立立川高校(地区予選で桐朋に1-3)
  • 旧制府立第三中⇒都立両国高校(地区予選で都立城東に0-10)
  • 旧制府立第四中⇒都立戸山高校(地区予選で芝浦工大付に1-6)
  • 旧制府立第五中⇒都立小石川高校(地区予選で京華に0-2)
  • 旧制府立第六中⇒都立新宿高校(地区予選で成城に1-4)
  • 旧制府立第七中⇒都立墨田川高校(地区予選で都立小岩に0-5)
  • 旧制府立第八中⇒都立小山台高校(地区予選で暁星に1-7)
  • 旧制府立第九中⇒都立北園高校(地区予選で都立広尾に0-3)
  • 旧制府立第十中⇒都立西高校(地区予選で実践学園に0-5)
  • 旧制府立第十一中⇒都立江北高校(都大会1回戦で暁星に1-2)
  • 旧制府立第十二中⇒都立芦花高校(地区予選で都立小川に2-2PK5-6)
  • 旧制府立第十三中⇒都立豊多摩高校(地区予選で日大二に0-1)
  • 旧制府立第十四中⇒都立石神井高校(都大会1回戦でかえつ有明に0-1)
  • 旧制府立第十五中⇒都立青山高校(地区予選で都立志村に1-6)
  • 旧制府立第十六中⇒都立江戸川高校(地区予選で都立葛飾野に1-5)
  • 旧制府立第十七中⇒都立日本橋高校(地区予選で都立足立西に0-18)
  • 旧制府立第十七中⇒都立葛飾野高校(都大会2回戦で東京朝鮮に1-2)
  • 旧制府立第十八中⇒現存せず
  • 旧制府立第十九中⇒都立国立高校(都大会1回戦で都立千歳丘に1-2)
  • 旧制府立第二十中⇒都立大泉高校(地区予選で都立石神井に0-2)
  • 旧制府立第二十一中⇒都立武蔵丘高校(地区予選で都立石神井に0-1)
  • 旧制府立第二十二中⇒都立六本木高校(定時制総合学科により不参加)
  • 旧制府立第二十三中⇒都立大森高校(地区予選で都立美原に0-9)
  • 旧制府立第二十四中⇒現存せず

○次に選手権予選に参加した都立高校で、私のような80年代組が現役の頃にはあったのに今その校名がなくなってしまった都立高校があるのでなにがあったのか調べてみました。

  • 都立南高校都立大森東高校=都立美原高校(2005年4月統合)
  • 都立北高校=都立飛鳥高校(発展的に改編し2006年開校)
  • 都立大附属高校=都立桜修館高校(中高一貫校に改編し2006年開校)
  • 都立城南高校+都立日比谷高校定時制+都立三田高校定時制+都立芝商業定時制+都立青山高校定時制+都立第一商業定時制=都立六本木高校(2005年4月統合)
  • 都立千歳高校都立明正高校=都立芦花高校(2003年4月統合)
  • 都立大泉学園高校都立大泉北高校=都立大泉桜高校(2005年4月統合)
  • 都立館高校都立八王子高陵高校=都立翔陽高校(2005年4月統合)
  • 都立武蔵村山東高校都立砂川高校=都立上水高校(2004年4月統合)砂川高校は改編されて存続)
  • 都立羽田高校都立羽田工業=都立つばさ総合高校(2002年総合学科高として開校)
  • 都立永福高校都立桜水商業=都立杉並総合高校(2004年総合学科高として開校)
  • 都立農林高校都立青梅東高校=都立青梅総合高校(2006年総合学科高として開校)
  • 都立南野高校都立稲城高校=都立若葉総合高校(2005年総合学科高として開校)
  • 都立烏山工業全日制+都立代々木高校定時制+都立明正高校定時制=都立世田谷泉高校(定時制総合学科として2001年開校)
  • 都立城北高校全日制+都立北園高校定時制+都立赤羽商業定時制+都立池袋商業定時制=都立桐ヶ丘高校(2000年開校)
  • 都立科学工業高校都立江東工業=都立科学技術高校(2001年開校)
  • 都立港工業全日制・定時制+都立羽田高校定時制+都立鮫津工業定時制+都立羽田工業定時制=都立六郷工科高校(2004年開校)
  • 都立牛込商業都立池袋商業=都立千早高校(2004年開校)
  • 都立小石川工業都立世田谷工業=都立総合工科高校(2006年開校)

○すでに2007年開校で校名が変わってしまうであろうことがわかっている都立高校です。

  • 都立北野高校都立志村高校=板橋地区単位制高校
  • 都立水元高校都立本所工業=葛飾地区総合学科高校
  • 都立久留米高校都立清瀬東高校=東久留米地区総合学科高校
  • 都立向島工業都立向島商業=墨田地区産業高校
  • 都立第二商業都立八王子工業=八王子地区産業高校
  • 都立荻窪高校全日制・定時制+都立新宿高校定時制+都立冨士高校定時制+都立杉並高校定時制+都立武蔵高校定時制+都立三鷹高校定時制=杉並地区昼夜間定時制高校
  • 都立四谷商業全日制・定時制+都立鷺宮高校定時制+都立石神井高校定時制+都立大泉高校定時制+都立第四商業定時制=中野地区チャレンジスクール

○今後校名が変わってしまうであろう都立高校です。

  • 都立忠生高校都立町田高校=町田地区総合学科高校(2010年開校予定)
  • 都立赤坂高校都立市ヶ谷商業=大田地区商業高校(2009年開校予定)

都立久留米高校、来年から校名が変わってしまうのでしょうか・・・今年の都立久留米、無性に応援したくなってきました。

2006年10月 8日 (日)

子どもの体力

YOMIURI ON LINEのヘッドラインに「小中高生の体力低下続く、朝食抜きの影響明らか」というのがありました。朝食を食べなかったり、テレビを見る時間が長かったりする子供の体力は相対的に低いそうです(2005年度「体力・運動能力調査の結果)。

私のアーカイブにも今から4年前の2002年に読売新聞が特集した「子どもカラダ事情<体力編>」という記事があります。この記事では

  1. 親たちが子どもを外で遊ばせない
  2. 学習指導要領の変遷

に関係があるのではないかと仮説を立てています。

そして、親たちが子どもを外で遊ばせない理由として、外は危ない、テレビゲームがある、せっかくの公園もボール遊び禁止である、などを示しています。また、学習指導要領の方は、戦後:「身体の正常な発達」→1968:「体力の向上」→1977:「運動に親しませる」→1989:「楽しさを教える系傾向を強調」と変遷を経てきたことで、確実に体を動かす場として学校の「体育の授業」が「初めに基礎・基本を教えて」いくやり方から「まず試合をやって、おもしろさを教える」やり方に変わってきことなどを上げています。

さらに記事は、この時の中央教育審議会(中教審)スポーツ・青少年分科会による子どもたちが運動不足になった原因を「時間」「空間」「仲間」の減少ととらえた報告案を紹介し、国民一人ひとりが体力の重要さを認識できるかが、国の将来さえ左右しかねない、とまとめています。この分科会報告案は『「このまま子どもが成人した」将来について「我が国の社会が沈滞してしまうのではないかと危惧する」』とまで言い切っていたそうです。

ただ、記事に出てきた文部科学省スポーツ・青少年局の「ムチを振れば、体力は上がる。昔は先生の笛一つで成果が上がったが、一方でたくさんの運動嫌いを生み出してしまった」という説明と「運動に親しんで生涯にわたってスポーツを楽しむことで、結果的に体力向上に役立つ」という信念にも説得力があります。

と、2002年の話を長々と書きましたが、現在は2006年です。それももうあと3ヶ月で終わりです。この4年で中教審がまとめた『「時間」「空間」「仲間」の減少』という課題認識はどういう成果につながったのでしょうか。新たに「朝食抜き」という原因が出てきたところに「あらっ」と感じてしまいました。

ちなみに2005年度の体力・運動能力調査では、私が取材の主たるターゲットとしている高校3年生(17歳)の男子持久走と女子ハンドボール投げは過去最低だったそうです。

日本サッカーはドイツワールドカップで敗れましたが、14年前にプロができてから技術・戦術はそれ以前よりはるかに向上しました。底辺も拡大しました。ただ、何か一方で毎年少しずつぽろぽろ落っことしているものがあるような気がしてならないのは私だけでしょうか。

1007

写真はある東京の公園です。時間だってその気になれば作れるし、場所だってたくさんありますよ。「やる気」があって、それが「本気」ならできるはずです。会議室でロの字になって議論したところで解決なんてできません。みんな外へ出よう!

続きを読む "子どもの体力" »

2006年10月 7日 (土)

中高一貫校を考える(学費編)

9月29日の日記「子供の未来」でちょっと触れました私立中学受験の話ですが、週刊ダイヤモンド誌で特集がありましたのでちょっと記しておきたいと思います。

下世話な話で申し訳ないのですが、学費。

東京に限定した私立中高一貫校の6年間の学費(目安、入学金+授業料+施設・設備費+諸経費)のベスト10です。データの出所は大手進学塾です。

  1. 玉川学園(713万円、初年度年額138万円、寄付金有/学校債無)
  2. 慶應中等部(683万円、初年度年額150万円、寄付金有/学校債有)
  3. 東洋英和(682万円、初年度年額144万円、寄付金有/学校債無)
  4. 立教池袋(648万円、初年度年額127万円、寄付金有/学校債無)
  5. 学習院(623万円、初年度年額131万円、寄付金有/学校債無)
  6. 学習院女子(612万円、初年度年額124万円、寄付金有/学校債無)
  7. 大妻多摩(606万円、初年度年額130万円、寄付金無/学校債無)
  8. 大妻(599万円、初年度年額115万円、寄付金無/学校債無)
  9. 成城学園(592万円、初年度年額125万円、寄付金有/学校債無)
  10. 暁星(588万円、初年度年額115万円、寄付金無/学校債無)

ちなみに私が試合を取材した中にも中高一貫私立校がありました。

  • かえつ有明(541万円、初年度年額115万円、寄付金有/学校債無)・・・24位
  • 桐朋(496万円、初年度年額115万円、寄付金無/学校債有)・・・56位
  • 帝京(485万円、初年度年額110万円、寄付金無/学校債無)・・・65位
  • 早稲田実業(482万円、初年度年額108万円、寄付金有/学校債無)・・・71位
  • 足立学園(426万円、初年度年額101万円、寄付金無/学校債無)・・・123位

ちょっと脱線しますが「部活」。これも中学、高校それぞれの部活参加率が出てました。選手権都大会を勝ち進んでいる高校の部活参加率を拾ってみますと、

  • 帝京:65%
  • 暁星:70%
  • かえつ有明:70%
  • 早実:不明

けっこう高い数字ではないでしょうか。あと週刊ダイヤモンド誌はビジネス誌ですので、「社長の出身校」なる記事もありました。

かの御手洗冨士夫日本経団連会長(キャノン会長)は私が選手権地区予選で取材しました都立小山台高校出身です(私の愛用するカメラもキャノン製です!)。

学費編の最後は学校タイプ別による大学までの合計教育費です。全て公立小学校をスタート地点として、オール公立で903万円オール私立で1500~1600万円(幅があるのは文系と理系で異なるため)ぐらいになるようです。

  • これに中学受験の際の進学塾代や通常の塾、予備校といった費用をいれると、当然もっとハネ上がります。ちなみに小学校4年生から6年生にかけての進学塾費用は、150~300万円くらいかかるそうです。

最後に小学校4年生の娘を持つ父の今の率直な気持ちを字てがみで表現しました。

2006年9月16日 (土)

拝啓 東京都教育委員会さま

9月9日のブログで「一貫指導」と題して勝手なこと書いたのですが、それにちょっと関連することとして、今読売新聞の教育ルネッサンスという特集で連載している「部活激変」という記事に触れたいと思います。

その中の9月14日付の記事で福岡県のある中学校サッカー部の顧問をされている教員の方を取材した記事があります。これを読むと教職にあって部活の顧問をされている先生の苦悩がわかります。

よく読んでいきますと東京都教育委員会は部活動の位置づけの見直しに着手し、規則を改正して部活動を正式に教育活動の一環と明文化したそうです。なんと部活動は学習指導要領(文部科学省が告示する教育課程の基準)から抜け落ちていたのです。

ということは(少々極端ですが)今まではそのスポーツや文化活動や科学研究等、やりたいという生徒だけ集めて行う単なる先生の趣味だったということになっちゃうんですが、大体未成年に大人があることについて教え導くんですからどう見たって教育ですよ。

何をいまさらって感じです。

この改正では週末の部活指導について代休と手当受給の選択ができるようになったそうですが、その選択時期は「週末の部活指導の申請を校長にする際に」、と書いてありますので、要するに休日出勤として認められたということなんですね。

ここに書いてある手当額(時給だと思います)が妥当なのかどうかは私にはわかりません。ただ、時間で払うという感覚がしっくりこないんですよね。勉強はかけた時間に比例して習得していくのは理解できます。でも、スポーツや音楽とかは全てが時間かけりゃいいってもんじゃないです。なんてたってクリエイティヴなものですから。

晴れて教育の一環と明文化されて代休や手当が創設され、一見よくなった感があるんですが、代休や手当がつくということは「勤務」という位置づけになりまして、「勤務」ということは「使用者の指揮命令下」にあるということになりますから、顧問の先生方が変に管理強化されるんじゃないかという心配がおこるのであります。 「創造力はないが権限だけはある人」「優秀かつ個性的な指導者」が管理されて、その創造力が発揮できなくなくなったら本当に困るのであります。

東京都教育委員会の皆さま、地域クラブが部活の代役を果たしていることと部活指導の先生方の指導環境を改善することは全くもって別次元の話であることを理解し、問題解決に向けて一歩踏み出したしたことはすばらしいことであります。ただ、ファンとしましては15歳以下の選手たちが繰り広げる面白いサッカーが、無機質な単なる肥満防止の運動にならないよう、中学校の部活と地域クラブとの連携強化を促進するなど、今後も手を抜かずにご尽力いただきますようお願い申し上げます。

2006年9月 9日 (土)

一貫指導

今日、朝早く起きて近い将来中高一貫6年制学校に移行する都立高校の説明会に行ってきました。約90分のプログラムでしたがかなりの盛況でした。開始ぎりぎりに到着したら立ち見になってしまいました。

東京ではすでに5校が移行しており、今後平成22年度までにあと7校増える予定だそうです。

この一貫校は、小学校5・6年次の報告書(内申書みたいなものですかね)と適性検査(これが入試です)の総合判定により選抜されます。ユニークなのは各学校が入試に特徴(つまりどういう子に来てほしいか)を思い切り前面に出していることです。

例を挙げると

  • 社会と国語だけで67:33の学校
  • 国語、算数、理科、社会で11:33:11:45の学校
  • 算数と社会だけで89:11の学校
  • 国語、算数、理科、社会で29:14:28:29の学校
  • 算数、理科、社会を36:11:32とし残りの21が作文の学校

というような感じです。

ここでサッカーの話になっちゃうんですが、この方式だとサッカーにおいても6年間一貫指導がシステム上可能になります。

また、私はサッカーは右脳のスポーツだと決めつけていますが、算数の比率が高い学校なんかでサッカーを6年間一貫指導するとクリエイティブなチームもできそうです。ここからちゃんと受験勉強して大学入り、関東大学リーグでガンガンやるんです。

そして「サッカーが大好き」の状態のまま将来は右脳、左脳、語学をフルに活かしてプランナーやコーディネーターとして世界を相手にサッカー関係の仕事するのもいいですね。もちろんJリーグに挑戦もOKです。

都立高校は比較的に地域に密着していますから、地元のジュニアチームからいい指導者のいる中高一貫6年制学校にうまく受け渡しができれば、駒場や三鷹、久留米以外にも強力な都立高校が出現するかもしれません。

暁星、城北、高輪といったすでに一貫指導の私立もあり、サッカー指導に熱心な公立校でも下部組織かそれに限りなく近いクラブと連携して取り組んでいるところもあると思いますが、この中高一貫6年制学校は部活動でも何か新しい形ができるかもしれません。

条件として中学年代、高校年代それぞれのカテゴリーで優秀な指導者を配置しなければなりませんが、都立高校サッカー部で監督なされている先生方には熱心で優れた指導者がたくさんいます。

この中高一貫6年制学校の中からサッカー強化校みたいなカラーを持つ学校を作って、B級、A級ひいてはS級ライセンスを保持している先生はそこに15年くらい異動なしで配置したらどうでしょう。そしてこの教職にチャンレンジする先生は、公式戦の成績に応じてボーナスや退職金がアップダウンするようにしたらどうでしょうか。リスクをとる人に成功報酬がつくのはある意味当たり前ですし。

全日本ユースに東京から公立校が出てきてベスト4にでも残ろうものなら面白いことになりますね。

今日の日記の最後にこの説明会で聞いた言葉を記しておきたいと思います。

「自分で考える力を強化するためには体験が必要である」