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2010年12月31日 (金)

駒澤大学高vs大津

快晴の国立競技場での開幕戦となったのは激戦の東京都Aブロックを制した駒大高と、熊本の名門大津高校の顔合わせとなりました。この日は非常に気温が低く、観戦には防寒対策無くしてはいられないほどでしたが、両校イレブンの気迫のこもる戦いは寒さを吹き飛ばすものでした。

立ち上がりは駒大高が仕掛けます。前半1分過ぎには、駒大9番高平選手がミドルを放ちます。ボールは枠をp捉えますが、ここは大津GKがきっちり捕球しました。対する大津は前半3分、左サイドから9番米良選手へパスを供給しますが、駒大高DFも必死に体を寄せこの場面を凌ぎます。

そして前半7分でした。都大会でも再三見せていた駒大高8番の黒木選手からのロングスローを、11番須貝選手がシュート、こぼれたボールが右に詰めていた駒大高9番高平選手の前へ絶好の形で流れ、これを落ち着いて蹴り込み、駒大高が今大会初ゴールとなる先制点を決めました。

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続く前半10分には、駒大高は左サイドからの大きなクロスに10番山本選手が合わせますが、これは大津GK落ち着いてクリアします。この時間、大津は序盤にいせていたエース9番米良選手にロングボールを集める攻撃パターンから、サイド攻撃のパターンに切り替え、駒大高最終ラインの手前に出来たスペースを狙って攻め立てます。

前半17分、右サイドからのパスを大津10番若杉選手が受けると、ディフェンス二人をかわし、素早い反転から左足でシュート、これが駒大ゴールに決まって大津が同点に追いつきます。この場面も若干空いた最終ラインの手前のスペースに走り込んできた若杉選手に高い技術を駆使されの失点でした。

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これで試合は振り出しとなります。その後も前半21分、大津8番車屋選手のミドルシュートを駒大高GK岸谷選手がパンチングでクリアする場面や、前半35分には駒大高左サイドからのグラウンダーのクロスに10番山本選手がスライディングシュートを合わせる場面など双方攻撃を仕掛ける場面がありましたが、前半は1対1のまま折り返します。

後半開始直後の4分、大津はペナルティエリア付近でのFKを得ますが、駒大高GK岸谷選手も高い集中力でこれを決めさせません。逆に駒大高は後半13分、8番黒木選手が左に大きくサイドチェンジを織り交ぜ攻撃、これは決まりませんでしたが、大きくサイドを使って揺さぶる攻撃が出てきます。

そして後半27分でした。駒大高は距離のあるFKを大きくゴール前に入れると、これを大津DFはヘッドでクリアしかしこのボールに駒大高8番黒木選手が右サイドで奪取、すぐさまゴール前にロビングを供給、これに駒大高11番須貝選手がダイビングヘッドで合わせ、駒大高が勝ち越します。

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この綺麗なゴールに私は言葉を失い、抱き合う選手たちの姿がとても美しく映りました。追う展開となった大津は、後半33分、FKからのこぼれ球を5番植田選手が必死に詰めますが、駒大高DFにクリアされゴールになりません。続く後半34分、大津は若杉選手と宮本選手を下げ、17番と20番の選手を投入して転機を図ります。しかし、時間は刻一刻と過ぎ、このままアディショナルタイム3分を終えようとする時でした。

大津がロングボールをヘッドでつないで一気に駒大高ペナルティエリア内に進入したところ、必死に後ろから止めに行った駒大高はファウルを犯してしまい、何とこの時間帯に大津にPKのチャンスを与えてしまいます。歓喜する大津とうなだれる駒大高。鮮やかなコントラストを描く緑のピッチ上にはキッカーのキャプテン4番藤本選手が登場します。静まり返る中、藤本選手が蹴った左コースには、駒大高GK岸谷選手が見事な読みで反応し、これをセーブ。するとここでゲーム終了のホイッスルが鳴り響き、駒大高が初出場にして国立競技場での開幕戦に勝利しました。

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都大会決勝の帝京との試合と同様、我慢を強いられる厳しい試合を勝ち抜いた駒大高の次戦は星陵です。強豪ですが、これまでの練習を思い出してください。それに皆さんには運があります。トーナメント戦は、運のあるチームがその流れをキープしたまま大仕事をすることが多々あります。が大事です。

それにしても敗れたとは言え、大津の選手の皆さんの高い技術力には驚きました。九州の実力を実感しました。昨年のルーテル学院に続き、熊本県勢との開幕戦は記憶に残る開幕戦となりました。

取材:ぬまちちぶ

2010年11月13日 (土)

都駒場vs國學院久我山

Bブロック決勝戦の舞台まで勝ち上がってきたのは都駒場と國學院久我山。両校応援団の大きな声援をバックに試合が始まりました。

最初に相手ゴールに迫ったのは都駒場でした。前半6分、左サイドからのパスを受けた10番の選手がGKとの1対1を制してシュートを決めますが、オフサイドがあり得点にはなりません。國學院久我山もすかさず反撃に出ます。8分に右サイド11番の選手からのクロスボールにフリー10番の選手が合わせようとしますが、わずかに届きません。9分には7番、11番の選手のコンビネーションで右サイドを突破すると、7番の選手がシュート。これはDFが弾きコーナーキックとなりますが、そのこぼれ球から10番の選手のシュートが決まります。しかしこのプレーも直前にオフサイドがありました。両校とも得点にこそならなかったものの、ゴールまでの形はきっちりと作ってきます。

前半13分、中盤左サイドの都駒場の選手がペナルティエリア内へ鋭いパスを出します。10番の選手が態勢を崩しながらもボールを触り後ろへと軽く戻すと、それを9番の選手がダイレクトでシュート。これが見事にゴールネットに突き刺さります。あっという間の、流れるようなボールの軌跡に会場は大きな歓声に包まれました。

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都駒場はこれまでの試合でも堅固な守備を披露してきましたが、この日も中盤でボールを持った選手に対して複数人で激しく奪いに行きます。それに対して國學院久我山の選手は、持ち前のテクニックで包囲網をかいくぐりパスをつなげます。ボールを支配しチャンスを窺う國學院久我山と、しっかりとした守備でゴール前に近づけさせない都駒場という構図が続きました。

前半35分、自陣からのボールを國學院久我山11番の選手が受け左サイドへと出します。そこから10番の選手がシュートしますがGKが弾きます。さらに11番の選手が押し込もうと詰め寄りますが、これもGKがキャッチしました。前半は都駒場の1点リードで終わります。

後半に入っても、追う國學院久我山が攻める形は続きます。前線で活発に動き回る10番、11番の選手へどんどんボールを入れていきます。都駒場はほぼ全員が自陣に戻り守備に力を傾けますが、ボールを奪ってからは素早く両サイドへ長いパスを通し、積極的にシュートを狙っていきました。20分には、右サイドから中へ切れ込んだ11番の選手が強烈なシュートを放ちますが、GKがファインセーブで阻みます。

この時間帯から國學院久我山がより一層厚みのある攻撃を仕掛け始めます。24分、右サイドのフリーキックから4番の選手がヘディングしますが、これはGKがキャッチ。31分には右サイド突破から9番の選手がミドルシュート、ゴール右へと外れてしまいます。さらに32分、ハーフウェーライン付近での素早いリスタートから、10番の選手がGKと対峙します。ループシュートでゴールを狙いますが、GKの素早い飛び出しもあり、ボールはクロスバーの上を越えていきました。

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スコアボードが動かないまま時間は経過していきます。36分、國學院久我山9番の選手がスルーパスに抜け出しますがオフサイドの判定。直後にはコーナーキックからヘディングシュートがありました。ゴール前へのパスに対して何人もの選手が飛び込んでいく迫力満点の攻撃を続ける國學院久我山でしたが、この日の都駒場は最後まで落ち着いた守備で失点を許しません。1点を守りきった都駒場が全国への切符を獲得しました。

両チームのスタイルがよく出ていた試合でした。西が丘を沸かせてくれた選手たちに大きな拍手を贈りたいと思います。都駒場の全国初戦は古豪滝川第二との対戦となりました。会場はここ西が丘です。


取材:TEAM kumazemi

2010年11月11日 (木)

都駒場vs都東久留米総合

Bブロック準決勝2試合目は都立校同士の対戦となりました。西が丘には青空が広がり始めます。

キックオフから直接ゴールを狙ってきた都東久留米総合は、2分にもクロスボールから7番の選手がシュートを試みます。対する都駒場は3、4分とミドルシュートで先制点を狙います。両チームとも最終ラインから前線までの距離を縮め、厚みのある中盤でボールを回しながら自分たちの形を作ろうとしていきました。

そんな前半の主導権を握ったのは都東久留米総合でした。19分、21分と左サイドからのクロスボールで惜しい場面を作ると、30分には右サイドから10番の選手のフリーキックに14番の選手が合わせます。さらに32分、先程シュートを撃った14番の選手が右サイドをドリブルで持ち上がってセンタリング。9番の選手が飛び込みますが、これはGKがキャッチしました。相手の勢いにやや押され気味の都駒場でしたが、25分にはオーバーラップした2番の選手が絡むチャンスを作るなど、防戦一方というわけではありません。このまま0-0でハーフタイムとなります。

後半は都駒場11番の選手のシュートで幕を開けました。そこからやや落ち着いた展開が続きましたが、10分を過ぎてお互いにビッグチャンスが巡ってきます。まずは11分、都東久留米総合14番の選手がロングボールに走りこみ、飛び出してきたGKを交わしてゴールライン際角度の無い位置からシュートします。これはDFがカット、戻ってきたGKがしっかりとボールを掴みました。直後の12分には今度は都駒場4番の選手のクロスにファーサイド11番の選手がヘディング。ボールはポストに直撃します。手に汗握る攻防に、両陣営の応援も一層盛り上がっていきました。

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後半も20分頃に差し掛かると、都東久留米総合がボールを持つ時間が徐々に増えていきます。前線で存在感を示す7番の選手がボールに触る回数が増えてきたように感じました。都駒場は固く守った状態から縦に素早いボールを入れてチャンスを窺います。両者あと一歩のところまでは行くのですが最後の決定打が出ず、決着は延長戦へと持ち越されました。

延長前半、最初にゴールに迫ったのは都東久留米総合でした。4分、ゴール正面やや左、およそ30mの位置でフリーキックを獲得。10番の選手のシュートはわずかにクロスバー上へと外れました。

ゴールが生まれたのは延長前半も終盤の9分のことでした。都駒場の、延長戦から交代で入った18番の選手だったでしょうか、シュートしたボールがDFに当たったのか浮き上がり、ループシュートとなってゴールへと吸い込まれていきました。そして10分には、8番の選手が約35mものミドルシュートを豪快に決めて、あっという間に都駒場が2点のリードを奪います。

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もう後の無い都東久留米総合は、延長後半に怒涛の猛攻を仕掛けました。バックスタンドの応援団だけでなく、ゴール裏で応援していた地元の少年団と思われる子供たちもありったけの声を出して選手を後押しします。そして5分に、ペナルティエリア右でパスを受けた6番の選手が落ち着いてゴールを決めて1点差に詰め寄ります。

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9分、左コーナーキックが右サイドに流れると、もう一度中へと折り返します。GKをすりぬけて無人のゴールを横切っていくボールを、何とか押し込もうと懸命に足を伸ばしますが、わずかに届きません。これが最後のチャンスとなり、試合は2-1で都駒場が勝利しました。

前後半80分間も激しいものでしたが、延長戦に入ってからの異様とも言える熱気は凄まじいもので、私たちも試合終了後に脱力してしまうほどでした。西が丘の歴史に、そして観ていた人びとの記憶に残る素晴らしい試合だったと思います。両校の選手、関係者の皆様、ありがとうございました。

取材:コータロー 速報:のっぽろ

2010年11月10日 (水)

駒澤大学高vs成立学園

Aブロック準決勝2試合目です。満員のバックスタンドから割れんばかりの大歓声が送られる中、キックオフを迎えました。

この試合、立ち上がりから非常に激しい両者のぶつかり合いとなりました。前半1分に成立学園9番の選手がファーストシュート。続く2分には10番の選手のクロスから8番の選手がゴールを狙いますが、これは左ポストに直撃します。駒澤大学高は6分、11番の選手がゴール右から思い切りの良いシュートを放つと、8分には甘いクリアボールを奪った10番の選手がゴール前に飛び込みます、さらに12分に再び11番の選手が、15分に8番の選手のロングスローから9番の選手がチャンスを作りました。

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押し気味に試合を進める駒澤大学高では、ツートップ10番、11番の選手の前を向く意識の強さが非常に目立って見えました。また、フリーキックにロングスローとセットプレーを一手に引き受ける8番の選手の存在感も光ります。成立学園はまだリズムを掴みきれていないようでしたが、積極的にシュートする10番の選手、細かいボール捌きでDFを翻弄する9番の選手を中心に、攻撃を組み立てていきます。

28分に成立学園に、31分に駒澤大学高にそれぞれコーナーキックのチャンスがあると、そこからのラスト10分は駒澤大学高が激しく攻め立てる時間となりました。33分、右サイドからパスを受けた9番の選手がシュート、これは味方に当たってしまいます。37分には左コーナーキックをニアサイドで7番の選手が触り、11番の選手がシュートしますが、惜しくも左に外れました。39分、40分にもミドルシュートを放った駒澤大学高のペースで前半は終わります。

後半立ち上がりも駒澤大学高が3、4、5分と立て続けにゴールに迫ります。成立学園も6分、10番の選手が左サイドをドリブル突破してシュートする良い形を作りました。8分、駒澤大学高は右からのセンタリングに9番の選手がシュート、これがゴール右上に突き刺さり先制に成功します。ゴール裏までびっしりの応援団から怒涛の歓喜の声が押し寄せてきました。

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成立学園はすかさず反撃に出ます。11分に10番、8番の選手のコンビネーションからチャンスを作ると、16分には投入されたばかりの20番の選手が起点となってシュートまで持ち込みますが、ここはDFがカットしました。さらに20分、23分と19番、12番の選手を投入。徐々に流れを引き寄せていきました。

しかしここで再び駒澤大学高に得点が生まれました。26分、ゴール正面でボールを持った10番の選手が、右に流れながら強烈なシュートをゴールに叩き込みます。

成立学園にとっては苦しい失点となってしまいましたが、一度引き寄せ始めた流れは変わりませんでした。29分、20番の選手がスピードを活かして右サイドを突破しコーナーキックのチャンスを得ると、続く33分にも同様の場面を作ります。また、DF4番の選手が前線に残るなど厚い攻撃を仕掛けていきますが、駒澤大学高も体を張った守備で一歩も譲りません。ロスタイムにはその4番の選手のミドルシュートがありましたが、無情にもバーの上へ。あっという間に過ぎ去っていった80分間は、駒澤大学高に軍配が上がりました。

両チームの意地がぶつかり合ったような、壮絶な試合でした。駒澤大学高は決勝で王者帝京に挑みます。私が言う事ではないかもしれませんが、成立学園イレブンの分まで、全てを出し切って欲しいと思います。


取材:コータロー 写真:ぬまちちぶ 速報:のっぽろ サポート:コリンズ調布&カトリーヌ

2010年11月 7日 (日)

國學院久我山vs東京実業

昨日のような見事な快晴とまではいかないものの、明るく気持ち良い空気の中で始まった準決勝2日目。まずは國學院久我山と東京実業のイレブンが西が丘のピッチに姿を現しました。

最初にゴールへ近づいたのは東京実業でした。前半5分、左サイドのスローインから9番の選手がボールキープ、そこからクロスボールを入れますが、これはGKがキャッチします。この9番の選手、試合を通して前線で効果的な動きをしていたように感じました。國學院久我山は8分、9分と9番、11番の選手がシュート。こちらもGKが防ぎました。11分には東京実業左からのロングスローに、18番の選手がペナルティエリア内で競り合います。

國學院久我山は、少ないタッチでどんどんパスをつなげていくお馴染みのスタイルでやや押し気味に試合を進めます。それに対して東京実業は中盤で2、3人で相手選手を囲むプレスを徹底しボールを奪い、そこからディフェンスライン裏へロングボールを入れていきました。

19分、東京実業14番の選手が左サイドを持ち上がり、中へ切れ込んでのシュート。20分には再び左14番の選手から中央9番の選手へ。巧みなトラップでボールを捌き、11番の選手へとつなげますがシュートまで持ち込めません。21分、今度は國學院久我山が大きなサイドチェンジからゴールを狙います。

一進一退の攻防が続く中、23分に國學院久我山が先制します。ゴール正面でボールを持った9番の選手が、相手DFの間を無理矢理突破してゴールを決めました。会場がどよめく、素晴らしいプレーでした。

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直後の23分に東京実業は14番の選手のクロスから18番の選手がシュートと反撃に出ますが、ここからゴールで勢いのついた國學院久我山の猛攻を受け始めます。31分、左コーナーキックからグラウンダーのクロスが入ると、ニアサイド8番の選手が鋭いシュートで追加点をあげます。さらに33分、9番の選手が右サイドからゴール正面へとドリブル、エリア内の11番の選手との見事ワンツーから3点目を決めます。9番の選手の大活躍で攻撃力を爆発させた國學院久我山があっという間にリードを3点に広げ、前半は終了します。

後半に入ると、得点差に余裕のある國學院久我山は無理をせず、それでいてここぞという場面では一気に加速して追加点を狙います。東京実業はキープ力のある選手が多く、中盤で相手ボールを奪ってからサイドへしっかりとつなぎ、そこを起点としてゴールチャンスを作ろうという意図があったように思えました。その流れで良い形はできるのですが、最後シュートを撃つところで國學院久我山DFが自由にさせません。少しでも早く1点を返したい東京実業にとってはもどかしい時間帯となりました。

後半21分、國學院久我山に4点目が生まれます。中央やや左でボールを受けた8番の選手がGKを交わすシュート。カバーに入っていた東京実業DF3番の選手が何とか防ごうと体全体で飛び込みますが、勢いのあるボールはゴールへと吸い込まれていきました。

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東京実業は19分に投入していた10番の選手に加え、34分に9番、17番の選手もピッチへ送り込み相手ゴールを目指し続けました。両サイドからのセンタリングや直接フリーキックで果敢に狙いますが、固い守りに跳ね返されます。ロスタイムに得たフリーキックがゴール上へと外れるとそこでホイッスル。國學院久我山の決勝戦進出が決まりました。

東京実業イレブンは最後まで全力でのプレーで試合を記憶に残るものにしてくれました。1、2年生も多かったようですので、横断幕にあった「不撓不屈」の精神で再び西が丘の舞台に戻ってきてください。赤と白のユニフォーム、シンプルなデザインが緑の芝に映えてカッコよかったです。

國學院久我山は決勝で都駒場と激突します。壮絶な試合になることは必至ですね。


取材:コータロー 速報:のっぽろ

2010年11月 6日 (土)

帝京vs関東第一

いよいよ舞台は西が丘。秋晴れの空の下、第一試合開始を告げるホイッスルが吹かれました。

バックスタンドに両校の応援団が陣取り、ブラスバンドの演奏も聞こえる独特の雰囲気の中、どのような立ち上がりになるかと思っていた矢先の前半7分、帝京の先制ゴールが生まれます。左からのコーナーキックに、10番の選手がニアサイドで合わせると、ボールは吸い込まれるようにゴールへと入ってきました。直後の5分には、関東第一が細かいパスをつないでからスルーパス、これに10番の選手が走りこみますが、帝京DFとGKが連携してボールを奪います。

序盤から動きのある展開となったこの試合、帝京は持ち前の寄せの速さで相手ボールを奪いにかかります。ボールを持った選手に対して2、3人で囲んでいく場面は、帝京らしいプレーとして見慣れていてもやはり迫力のあるものでした。関東第一はそのプレッシャーをかいくぐって細かいパスをつなぎゴールへと向かいます。両チームのボールに対する執念がプレーに表れたように、時折激しいコンタクトも見られました。

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帝京は12分に右コーナーキックから、ファーサイドで2番の選手がヘディング。これはゴール右へ外れますが、この選手は試合を通して空中戦での強さを披露してくれました。20分には関東第一11番の選手が左サイドで粘り強くキープし、チャンスを演出します。足元の細かいタッチが印象的な、攻撃のアクセントとなる選手でした。

試合は帝京ペースで進んでいきます。センタリングからヘディングシュートで何度もゴールを脅かしますが、関東第一GKが安定したセービングで凌ぎます。34分には、クロスボールをキャッチしたGKからカウンターが始まり、リズム良くパスをつないで最後は8番の選手が同点のチャンスを迎えます。しかしシュートはポスト上へと外れてしまいました。前半は帝京1点リードで折り返します。

後半開始と同時に関東第一は中盤15番の選手、センターフォワード19番の選手を投入します。フレッシュな選手が入り、まずは同点に追いつきたいところでしたが、後半9分、帝京が追加点を奪いました。コーナーキックからペナルティエリア内で混戦となり、7番の選手がシュートを決めます。

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追いかける関東第一は、右サイドバック2番の選手の積極的なオーバーラップや、9番の選手のドリブルなどでゴールへと近づきますが、帝京の堅い守備の前になかなかシュートを打たせてもらえません。20分に交代で入った16番の選手も果敢にドリブル突破を試みますが、帝京は2、3人に囲んでボールを奪っていきます。前がかりになる関東第一に対して、しっかりと守備をしてから無理をせずロングボールでチャンスを作る帝京、という構図の後半中盤の時間帯となりました。

時間が残り少なくなっていく中、関東第一は最後までゴールを狙い続けました。36分、センタリングにファーサイドで競り合いますが、GKと接触してファールとなってしまいます。38分には2番の選手がふわりと浮かせたパスをゴール前へ送るもオフサイドの判定。このままタイムアップを迎え、帝京が4年連続での決勝戦進出を勝ち取りました。

帝京強し、という印象が残った試合でした。4年続けての全国出場へ向けて、決勝戦でも変わらぬサッカーを見せてくれるのが楽しみですね。敗れはしましたが、関東第一イレブンは西が丘まで勝ち上がったことを誇りに思ってください。最後まで前を向いて懸命にプレーする素晴らしいチームでした。


取材:コータロー 写真:ぬまちちぶ 速報:のっぽろ サポート:コリンズ調布&カトリーヌ

2010年10月24日 (日)

都駒場vs成蹊

第2試合は都駒場と成蹊の対決となりました。総体代表の都駒場に成蹊が挑むという形でたったとは思いますが、実際にはゲームの行けは行方が最後までわからない壮絶な戦いになりました。

キックオフのホイッスルが鳴るとすぐに都駒場のペースの展開となり、左右のサイドを効果的に使って攻撃を仕掛けていきます。対して成蹊のDFラインは集中力をもって対処していきます。

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前半22分、都駒場はゴール前混戦から7番の選手がシュートを放ちますが、ゴール捕らえられません。続く25分には左のCKのボールを頭で落としてチャンスを作りますが、成蹊DFが落ち着いてクリア、28分のFKのチャンスは直接狙いますが、クロスバーの上に外れてしまいます。序盤はこのように押し気味の都駒場がたたみかけます。

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前半30分が経過するも都駒場の攻撃時間が長く続きますが、成蹊はゴール前の堅い守備で決定的な場面を作らせません。前半34分、再び訪れたFKの場面で、キッカー都駒場8番の選手が直接狙ってきたシュートも、成蹊GKがパンチングでクリア。しかし、ここまで都駒場の激しい攻撃を凌いできた成蹊DF陣でしたが、前半36分、駒場11番の左サイドからのクロスにタイミングバッチリのヘディングシュートは、ついに堅守の成蹊ゴールをこじ開け、都駒場が先制します。

攻め続けるも得点できなかった都駒場が先制したことで、都駒場への流れが加速するかと思われましたが、それ以上に成蹊の集中力が上がっていきます。前半終了寸前には、都駒場10番の選手が決定的場面でシュートを打ちますが、成蹊GKがスーパーセーブ、追加点を許しません。このまま試合は駒場1点リードのまま後半へ折り返します。

後半に入っても容赦ない都駒場の攻撃が続きますが、後半12分、成蹊9番の選手が駒場DFの最終ラインの裏へ回るとそこに綺麗なスルーパスが通り、あっという間にGKと1対1となり、これを9番の選手が落ち着いて決めて、成蹊が同点に追いつきます。

前半にあれだけ攻め続けながらもなかなか追加点を取れずにいた都駒場にとって、押しながら決めきれずにいたこの時間帯の失点は痛かったのではないでしょうか。本当にこの同点劇で流れは変わってしまいました。ここから成蹊が盛り返していきます。

成蹊は都駒場の中盤で回すパスをインターセプトする場面が見られるようになり、後半21分には成蹊10番の選手がパスの乱れをついてインターセプトすると、そのままドリブルで相手ゴール前に持ち込むプレーもありました。しかし、都駒場DFもきっちり体を寄せていき、簡単にはシュートを打たせません。

後半24分には成蹊GKが都駒場の2連発の攻撃をファインセーブで死守、自軍に傾きかけたこの流れを相手に離しません。中盤は都駒場に制されるものの、成蹊の仕掛けるカウンターに会場は沸きあがります。、

この後は両校とも得点を決めることができず、延長戦へ突入します。

延長前半3分、都駒場はゴール前クロスを頭であわせ、こぼれ球を詰めるも、成蹊GKの神懸かったファインプレーで阻止されます。しかし、延長後半に入ってすぐ、駒場が遂に2点目を上げ(申し訳ないのですがよく見えませんでした)、都駒場がこのまま逃げ切り、西が丘行きを決めました。

成蹊の堅固な守備を軸にしながら、少ないチャンスをモノにする展開で優勝候補都駒場高校を苦しめたこの試合、私にとっても記憶に残る試合となりました。どんなに相手が強豪であっても、信じて100分走り抜いたイレブンには脱帽です。都駒場の皆さんは成蹊イレブンの分まで、次回の東久留米戦、全力で戦い抜いてください。

次戦の対都東久留米総合戦はファンは見逃してはならないゲームですね。これは本当に楽しみです。ものすごい試合になると思われます。

取材:ぬまちちぶ

2010年10月22日 (金)

都東久留米総合vsかえつ有明

西が丘行きの切符をかけて、都東久留米総合高校とかえつ有明の準々決勝の顔合わせとなりました。この強豪対決は、かえつ有明が持ち合わせる高い技術力と東久留米総合の高い組織力のぶつかり合いとなりました。

ゲームが始まるとかえつ有明の早いパスはテンポ良く回り、東久留米はプレスを掛けますがなかなかボールを奪うことが出来ません。開始早々3分、かえつ有明はFKはを10番の選手が直接狙ってきますがこれはゴール左に外れます。かえつ有明の正確無比で早いパス回しは、中盤での良いリズムを確実に作っていきます。

一方、東久留米はこの時間帯、なかなかボールを優位に保持することができませんが、一瞬の隙からボールを奪うと、ロングパスで大きく前方へフィード、一気に相手陣地を攻め立てていきます。

前半15分、東久留米はボールを奪うと右サイドの14番の選手から前に走りこむ18番の選手に長めのボールが供給され、これをシュートまで持ち込みますが、惜しくもゴールマウスを捕らえられません。しかし、この攻撃パターンが後々この試合の重要な場面を演出していきます。

前半18分には、東久留米7番の選手がドリブルで相手をかわして左足でシュートに持ち込みますが、これは惜しくもゴール右。中盤でボールを支配するものの、なかなか相手ゴール前で決定的な場面を作れないかえつ有明に対し、東久留米はかえつ有明最終ライン付近にできるスペースへどんどん走りこみ、長いパスを効果的に使ってチャンスを作り出していきます。

そして前半25分でした。ペナルティエリア左外、角度のない位置からのFKを、東久留米10番の選手がGKのポジションをよく見て直接決め、東久留米が先制します。

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追う立場になったかえつ有明は早い時間で追いつきたいところではありますが、中盤は優位に展開するも、ゴール前での決定的な場面を作ることがなかなかできません。逆に先制した東久留米は、前半34分、右サイドから11番の選手が入れたクロスに8番の選手がドンピシャのヘッドで合わせますが、これはクロスバーの上でした。

かえつ有明も負けじと前半35分、右サイドからのクロスに逆サイドでフリーでシュートを放ちますが、枠外へ外してしまい、この決定的な場面をものにすることができませんでした。そして、試合は前半終、東久留米1点リードで後半へ折り返します。

後半も立ち上がり、かえつ有明はリズミカルにパスを繋いで左サイドを切り崩すと中央の17番の選手にクロスを放り込み、ボレーシュートの体勢に入りますが、このシュートは空を切ってしまいます。後半開始直後からエンジンを入れ替えたかのようなかえつ有明の攻撃でしたが、この時間帯でも同点に追いつくことはできません。ここから前半の緊迫とした流れから大きく試合の流れが変わります。

まずは後半4分、右サイド東久留米18番の選手から中央の14番の選手へパスを受け、14番の選手はそのまま相手GKを落ち着いてかわして無人となったゴールにシュートを決めて2点目。13分にはかえつ有明がペナルティエリア内でのハンドを取られ、東久留米10番の選手がこのPKを落ちついて決めて3点目。続く15分には右サイドから東久留米10番の選手のFKに東久留米3番の選手がヘディングで合わせて4点目。立て続けの東久留米の攻撃は15分間で3点を追加し、4対0と大きくリードします。

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かえつ有明も後半18分、右サイドから持ち込んで7番の選手のシュート、29分にはゴール前のこぼれ球を8番の選手がシュート、32分の10番の選手のシュート、いずれもフリーで決定的と思われる場面を作り出しますが、いずれもゴールマウスを捕らえる事ができません。逆に東久留米は後半35分、右サイド3番の選手のパスに9番の選手が相手GKの位置を見ては、綺麗な弧を描くループシュートで5点目を決めます。

後半ロスタイムの時間帯では東久留米6番の選手が右サイドから持ち込んでシュート。そのこぼれ球を19番の選手がきっちり詰めて6点目を叩き込みました。

試合はこのまま終了、6対0という予想外のスコアで東久留米総合がかえつ有明を破り、今年も西が丘行きのチケットを手にしました。ポゼッションは確実にかえつ有明に軍配が上がるゲームでしたが、相手のスペースをうまく突いて、シンプルにゴール前での好機を何度と作り、それをきっちり得点に結びつけた東久留米が得点を重ねていきました。

東久留米総合の次の相手は都駒場です。これは、本当に楽しみです。

取材:ぬまちちぶ

2010年10月17日 (日)

成立学園vs実践学園

Aブロック準々決勝の好カード、壮絶な試合になりました。

開始直後から成立学園のパスサッカーが冴え、前半5分に早くも中央10番の選手から左に位置した9番の選手につなぎ、受けた9番の選手が一瞬でかわしてシュートを放ちます。

続く前半6分にはCKから4番の選手がヘッドで合わせるもこれはバーの上、序盤は成立学園が優位に展開していきます。

対する実践学園はディフェンシヴにいくことは予め想定範囲内といった感じで常に守備のバランスを取り、長めのボールを駆使しながらカウンターを狙います。特にコレクティブゾーンで複数で挟みこむ守備と、サイドでプレーする9番の選手の中への切り込み封じが徹底されていました。

しかし、この9番の選手と8番の選手が小柄ながら縦横無尽に動き回り、左利きのエース11番の選手の正確無比なポストプレーから連動して少ないタッチでリズミカルな攻撃を仕掛けます。

そんな中の前半11分、実践学園は速攻から右に展開、そこからの深めのクロスを落としたところに足を投げ出すようなボレーが決まり先制点か!と思いましたがこれは危険なプレイでノーゴールとなります。

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このプレーの後の前半18分には実践学園が成立学園陣内でパスをカット、そこから右サイドに大きく展開してチャンスを作るなど押され気味の実践学園が息を吹き返します。

成立学園はゴール前に放り込むようなチャンスメイクはせず、11番の選手のポストプレーを絡めて、徹底して空間を使わずに地面を使うサッカーを展開、見ごたえのあるゲームは前半は0対0で折り返します。

後半に入っても両校意地をかけた戦いを展開、一瞬たりとも気を抜けないすばらしいゲームになりますが、後半4分、実践学園は得た右FKからのボールに3番の選手が競り合い、飛び出した成立学園GKの手より零コンマ何秒先に頭で触ってゴールネットを揺らし、実践学園が先制します。

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地面を制され押されていた実践学園はセットプレーから空中戦で先制、狙い通りの展開になります。

ここから成立学園ベンチが動き出し、後半16分に仕掛けられる15番の選手を投入、後半24分にはエース11番の選手が中央からシュート、直後に18番の選手を投入と流れを手繰り寄せようとします。それにしても成立学園の選手層の厚さには驚きました。

時間が刻々と過ぎる中、32分には実践学園が負傷した2番の選手に代えて20番の選手を投入、10分を切って両校激しさが増してきます。そして、タイムアップまであと5分という後半35分、右からゴール左奥深めのGKが出られないポイントへ完璧に放り込まれたロビングから、成立学園エース11番の選手が起死回生のヘディングシュートを叩き込み、ここでゲームが振り出しに戻ります。

そして試合はこのまま1対1で終了、延長に入りますが、逃げ切れなかった実践学園も気合を入れなおして互角に戦い、西が丘行きチケットの行方は運命のPK戦に委ねられた結果、幾ばくかの運を持っていた成立学園の手に収まりました。

それにしてもすばらしいゲームで、終わった後、しばらく放心状態になりました。高校サッカーってgreatです。

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2010年10月 9日 (土)

駒大高vs都大泉

駒大vs都大泉の試合は赤のジャージに黒パンの駒大のキックオフで始まりました。

前半2分駒大は都大泉DFの裏のスペースへ縦パスを入れて、これに追いついたFWの選手がシュートしますが、これはGKがキャッチしました。 続いて3分にはDFの2番の選手がロングシュートを打ちますが、都大泉DFに当たりCKになります。 

前半5分、駒大は右サイド外側を2番と8番の選手でえぐろうとしますが都大泉19番の選手が気合のカット。波状攻撃で都大泉のゴールへ押し寄せる駒大は前半6分、右のタッチライン深い位置からのロングスローにゴール前ニアサイドの7番の選手が頭で合わせます。 このボールがゴール左側ニアサイドを守っていたキーパーの右側、ファーサイドへ吸い込まれ、駒大が先制しました。

ロングスローからの攻撃はこの後もたびたび展開されますが、大きな武器です。

前半10分には駒大が右中盤の位置から左へ大きくサイドチェンジ気味のアーリークロスを入れ左サイドから入ってきた選手がシュートまで行きますが、これは都大泉GKがキャッチします。都大泉はなかなか攻め手がない中、7番キャプテンが縦一本でチャンスを作ろうとしますが、うまく前線の選手に繋がらず良い形の攻撃が出来ずにいます。

前半14分頃には、駒大が深い位置のスローインをたて続けに3回得て、ロングスローで得点を狙いに行きますが、都大泉も同じ形での得点を許すものかと守ります。

前半18分、駒大10番の選手と8番の選手がワンツーで都大泉のDFラインを突破し、10番の選手がそのまま都大泉のゴールを目指してフルスピードでドリブルしてゴール右側へシュート。2対0となりました。見事なワンツーパスで手数をかけずにきれいに一瞬で最終ラインの裏を突く攻撃はまるでお手本のようで見事でした。

前半21分、都大泉の久しぶりの攻撃で左から右への展開の後、6番の選手からスルーパスが出ますがこれは駒大のGKがキャッチしました。前半27分、駒大は右サイドの8番の選手からのセンタリングを11番の選手がヘディングで狙いますが、これはゴール右へ外れました。

前半41分、駒大10番の選手が右サイドをワンツーパスで突破しゴールへ迫り決定的なシーンを作りシュートしますが、都大泉GKが脚一本でファインセーブ!

前半は終始駒大高が押し気味で2対0で終了しました。

後半はブルージャージの都大泉のキックオフで開始しました。都大泉は後半開始から二人の選手を交代させ反撃に出ようと考えたようです。

後半4分、駒大高が左サイドの中盤から4人が絡むワンタッチパスで高い位置へボールを運びます。このワンタッチパスの交換は素晴らしくテンポ良くあっという間にバイタルゾーン近辺まで迫りました。

続いて、左サイドから強めのグラウンダーのセンタリングを、右からゴール中央へ都大泉DFを引き連れて走り込んだ選手に入れますが、これをゴール中央の選手は都大泉DFを引き連れたまま見事にスルー、ファーサイドからより確実な態勢で入ってきた6番の選手を完全にフリーにしてしまい、この6番の選手がシュート、3対0となりました。ワンタッチのパス交換に始まり最後のシュートまできれいに連携した攻撃は素晴らしいものでした。駒大は続く後半7分にも駒大高は追加点をあげて4対0とします。

後半21分、都大泉10番の選手が気迫あふれるプレイで駒大DFのクリアーボールに体を張ってアタックし跳ね返ったボールがゴール前へ転がって行き一瞬都大泉のチャンスかと思われましたが駒大DFの落ち着いた処理でクリアーされます。

そして後半27分、後半交代で入った駒大高13番の選手がペナルティーエリア内左へ持ち込み、落ち着いて決めて5対0とします。

31分には、駒大右からのクロスを駒大のFWがGKの前でかっさらって流し込み、1点追加し6対0。後半35分駒大は、右サイド6番の選手から縦へスルーパスを入れ、8番の選手がペナルティーエリア内の右サイドからシュートしますがGKがファインセーブ、しかし、はじかれたボールが駒大8番の選手の足元に転がります、これを8番の選手が6番の選手へラストパスを送り6番の選手がシュートしますがGKがファインセーブしコーナーキックとなりました。今日の都大泉GKは休む暇がありません。

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後半37分、駒大高は右サイド6番の選手が左ファーサイドへクロスを入れ、折り返したボールをゴール前の19番の選手が都大泉GKの前でオーバーヘッドキックで決め、7対0、試合はこのまま終了、終始波状攻撃で攻めた駒大が勝利しました。
普段の練習の成果だと思いますが、まるでフットサルのようにワンタッチやツータッチで短いパスを回して相手DFラインを崩し、裏へ出たところで振り切り、最後は見事な連携でゴールを奪う駒大は素晴らしいチームだと思いました。

Reported by GG

2010年10月 2日 (土)

かえつ有明vs修徳

都東久留米総合グラウンドの第2試合、かえつ有明と修徳の対戦です。

序盤からディフェンスライン裏へとボールを入れ合う縦に速い展開となります。お互いの守備陣のコントロールの良さが際立ち、最初の10分だけで何度もオフサイドが取られました。両チームの守備の意識の高さは試合を通して感じられるものとなります。

少しずつ流れを引き寄せていったのは修徳でした。12、16、17分と立て続けにクロスボールからのシュートを試みます。18分には、右サイドで起点となっていた7番の選手が膝を痛めたようで、代わりに17番の選手が入りますが、この選手も右サイドで次々とチャンスを作っていきました。かえつ有明18番の選手が対応することが多かったのですが、この両選手のマッチアップは非常に見応えのあるものとなりました。

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修徳は前半26分、右サイド9番の選手のセンタリングに10番の選手がシュート、これはクロスバー上へと外れます。試合を優位に進めながらもなかなか枠内へとシュートを撃てない、もどかしい時間が続きました。

ここまで修徳の攻撃によく耐えてきたかえつ有明は、前半ラスト10分で反撃に出ました。31分に左サイド突破を試みると、続く35分には11番の選手だったでしょうか、抜けだしてシュートしますが、これは修徳GKが防ぎました。前半はこのまま、両者無得点で終わります。

後半立ち上がりも、両チームとも積極的にゴールを目指したプレーを披露します。中盤の選手の攻守の切り替えの速さもさることながら、前線の選手の守備を厭わない姿勢がそこに加わり、目まぐるしい一進一退の攻防となりました。

後半9分、修徳は右サイドから切り込んで2度シュートを放ちますが、いずれもかえつ有明GKがナイスセーブで阻みます。21分に修徳8番の選手が思い切りの良いミドルシュートを撃つと、これがポストを直撃!これで勢いが出たのか、修徳はここから次々とチャンスを作っていきます。

27分には途中交代の14番の選手だったと思いますが、クロスボールに飛び込むもGKがクリア。33分にはペナルティエリア内での混戦からシュートしますが、再びGKがファインセーブ。かえつ有明GKはこの日大当たり、最後尾からチームを鼓舞し続けました。

あっという間に時間が経過し、このまま延長戦突入かと思われた後半39分のことでした。自陣でボールを奪取したかえつ有明3番の選手が、右サイドを勢い良くドリブルで駆け上がります。ゴールライン際まで持ち上がってから中の選手にパスすると、そこからボールをつなぎ、最後は11番の選手がシュート。これが劇的な決勝ゴールとなりました。

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陽射しが強く気温も上がり続ける中で、最後まで精一杯のプレーを見せてくれた選手の皆様に拍手を贈りたいと思います。試合を通して濃密な内容のサッカーをした両チームの完成度の高さが印象深い試合でした。

取材:コータロー

2010年9月22日 (水)

実践学園vs明治学院

実践学園高尾グラウンド第一試合です。運営サイドにアクシデントがあって試合開始が40分遅れ、何とも言えない雰囲気の中ゲームが始まります。

試合開始31秒でした。左サイドに攻め入った実践学園ですが、ここで浮き球を角度のないところから蹴り込んで先制します。速報打ち込みスタンバイの確認をしている最中の出来事でした。

ここから実践学園の怒涛の攻撃が始まり、これ以上序盤で失点したくない明治学院はまずは防戦に腐心でざるを得なくなります。しかし、実践学園の分厚い攻撃は明治学院中盤を守備に追わせ、しだいに明治学院エース10番の選手と中盤の間に距離ができ始めます。これで、実践学園CB陣は余裕を持ってこの10番の監視することができ、長めのボールが彼に供給されても、1対2で封じ込みます。

明治学院は相手が実践学園とあって、ディフェンシヴに戦いながらも、チャンスには逆襲を怖がらずに攻め上がり、何とか10番の選手にフィニッシュをと目論んでいたと思います。

しかし、実践学園は引き気味になった明治学院に容赦なく攻め込み、前半7分に右からのロビングにヘッド合わせ2点目、16分にこぼれ球をボレーと20分経たぬうちに3対0とします。

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何が何だかわからないうちに3点差つけられた明治学院ですが、前半25分にはエース10番の選手の粘りから11番の選手がタテに抜け出しシュート!惜しくも右サイドネットを直撃するというシーンもありました。やはり、明治学院攻撃のカギはこの10番の選手が握っています。

しかし、後半28分、実践学園は中央タテパスの落としから11番の選手が抜け出して4点目を決めます。実践学園は左サイドのキャプテン10番の選手が巧みな仕掛けと正確なクロスで攻撃を組み立て、守っては高さとうまさを兼ね備えた守備陣が安定さを発揮します。

ただ、大きくリードして気抜けしたわけではないと思いますが、前半34分に守備のミスから明治学院に1点を献上、前半は4対1と実践学園リードで終わります。

後半何とか立て直して1点返したい明治学院でしたが、開始5分、右サイドスローインから頭で繋がれ11番の選手にヘッドで押し込まれ、実践学園に5点目を決められてしまいます。

しかし、ここから一気に崩れるのではなく持ちこたえ、10分過ぎから大きなサイドチェンジを織り交ぜるなどしていい展開が見られるようになります。

そして後半18分の明治学院のベンチワークで中盤の間延びが解消され、10番の選手の孤立度合いなくなってきていいリズムになってきます。

後半29分には、逆に実践学園が11番の選手に代えて13番の選手を投入、35分には8番の選手に代えて大柄な15番の選手を投入、リズムを掴みかけた明治学院にこれでもかと圧力をかけます。このシーンを見て、実践学園の選手層の厚さを感じました。さすがです。

この後も明治学院は何とかもう1点返そうと必死に攻撃を仕掛けますが、このままタイムアップ、実践学園が5対1で勝ちました。

明治学院は前半やや気負いと硬さが感じられ、百戦錬磨で試合巧者の実践学園にそこを突かれて早い時間に3点失点しまいましたが、10番の選手や、この日攻守に献身的な動きを見せた8番の選手、時おり見せたドリブル突破が切れ味抜群だった11番の選手など、地区予選3試合で27得点無失点のチーム力は見ることができました。

パンフレットを見る限りでは1、2年生も多いようですし、来期も楽しみですね。Catch The Dream!

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kumazemi's favorite players 2010:明治学院の8番

2010年9月21日 (火)

日大三vs暁星

日大三高vs暁星高、は白の暁星のキックオフで始まりました。

前半4分日大三11番の選手がペナルティーエリア外左からこぼれ球をダイレクトでミドルシュートを打ちますがこれはゴール右上へ外します。

前半5分暁星右サイド10番の選手からのセンタリングをゴール前へ走り込んだ14番の選手がダイレクトのハーフボレーでゴールを狙いますが、これは左に外れます。惜しいシュートでした。この後、前半は一進一退の攻防が展開されますが、どちらかと言えば日大三がゴール前まで攻め込むシーンが多かったように思いました。

暁星は6番の選手を右サイドに配置し、日大三DFの裏の大きなスペースに縦にパスを入れ、これを6番の選手がダッシュして追いつき、クロスを入れてシュートに繋げるパターンを繰り返しますが、なかなか得点にはつながりません。暁星の6番の選手は最後まで良く走り、良くボールに絡んでいました。

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そして前半終了間際の36分、日大三が攻め上がり、左サイドから中央へ送ったパスに中央に居た3番の選手が右足のアウトサイドでシュート。これがDFに当たり、コースが変わってゴール左側へ吸い込まれます。

前半終了間際のこの日大三の先制点で、前半は1対0で終了しました。このゴールを決めた日大三の3番の選手は、体は大きくありませんが俊敏な動きで暁星守備陣をかく乱しているシーンがありましたので、何かやってくれそうな感触が立ち上がりからありました。

後半はピンクの日大三のキックオフで始まりました。開始早々、暁星が右サイドからセンタリングし、中央の選手がヘディングでシュートしますが、これはオフサイドの判定。続く後半4分には、再び暁星が縦一本のパスで攻め上がります。その後、スローインからチャンスを作り7番の選手がシュートしますが枠を外します。

さらに後半9分、暁星が速攻で右サイドを上がり、アーリークロスで中央の13番の選手に合わせますが、これはオフサイド。このように後半立ち上がりは追いかける暁星が攻勢に出ます。

後半12分、暁星ベンチは先に動き、13番の選手に代わり12番の選手えお投入、さらに後半16分には11番の選手に代わって20番の選手、14番の選手に代わって2番の選手を同時に交代、運動量を上げて得点を奪いに行きます。

この交代後の数分の間は暁星が豊富な運動量と早い展開でゲームを支配しているように感じました。

そんな中の後半14分、日大三はゴール前で細かいパスを4~5本つないだ後、右のファーサイドでフリーになっていた10番の選手に左からクロスを入れて、10番の選手がヘディングで押し込みますが、これはオフサイド。

後半20分には日大三ベンチも19番の選手に代えて7番の選手を入れ、体制を整えようとします。しかし、後半22分、日大三のゴール方向へグラウンダーで放り込まれたボールを暁星の選手が猛チャージで追いかけてきます。

これに日大三GKはペナルティーエリアの外でクリアーするかエリアの中まで待って捕球するか少し躊躇してしまったか、ペナルティーエリアの外ではクリアーせずにエリア内まで下がりながら捕球しようとしたところ、暁星の選手の猛ラッシュもあってか捕球ミス、これをトップスピードでボールを追いかけてきた暁星の選手は見逃さず、GKを置き去りにしてボールをゴールへ流し込みました。これはGKにとってはとても辛い瞬間だったはずですが、見ている私もミスによる失点の辛さを知っているだけに胸が痛み、気を取り直して頑張ってほしいと思いました。これで試合は1対1の振り出しに戻ります。

後半24分、追いついた暁星が勢いを増してゴール前へなだれ込み、双方の選手が入り乱れる中、何回かシュートしますがDFとGKの捨て身の守備に阻まれ得点はできません。

しかし、後半25分、押され気味だった日大三は、9番の選手が右サイドからゴール左側へシュートを叩き込み、2対1と勝ち越します。

追いついて押せ押せになりながらよもやの勝ち越しをくらった暁星は、後半28分、6番が中央突破でディフェンスを一人かわしてシュートまで行こうとしますが、これは日大三DFの懸命のスライディングではじかれます。

ラスト10分のなった後半30分、日大三は6番の選手に代わって12番の選手を入れます。

後半32分、縦パスに反応した暁星左サイド8番の選手が走り込んでシュートしますが、ゴール右へ外します。さらに暁星は後半33分には右サイドからのセンタリングを中央の8番の選手に合わせようとしますが、これはわずかにパスコースがずれてしまいました。この時間帯、暁星は右サイドから何度も攻め上がりますが、焦りからかラストパスの精度が僅かにブレるシーンが見られました。

後半36分、暁星はトップの10番の選手にロングパスを入れ、日大三DF4番の選手とのマッチプレイをしかけますが、これは日大三4番の選手が勝ちます。暁星FWの選手と日大三DF4番の選手の攻防は随所に見られましたが、このDFの4番の選手は強く、かなり効いていました。この戦いは迫力があって見ごたえがありました。

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後半39分には暁星がCKを得て、ほとんど全員が上がっていきましたが、得点には至りません。徐々に時間が無くなってくる中、暁星は必死の攻めを展開しますがゴールを割る事は出来ず、このまま試合は終了、日大三が暁星を破る大金星をあげました。

1点を争う攻防で、気合の入った迫力がある試合でした。また、選手交代のベンチワークも色々想像させてもらいました。

取材:GG

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日大三はこつこつと強化してきたのでしょうね。名門相手に名前負けせず、ミスで追いつかれながらも突き放しての勝利は本当に見事でした。

2010年9月20日 (月)

都東久留米総合vs足立学園

朝から快晴に恵まれた都東久留米総合グラウンドでは、この日3試合が開催されました。第1試合は都東久留米総合と足立学園の顔合わせ。いつ見ても惚れ惚れする綺麗なピッチでキックオフです。

試合は比較的落ち着いた、ゆっくりとしたペースで始まります。しっかりと攻撃を組み立てる意図が両チームにあったのだと推測しますが、それに加えてお互いに中盤でのチェックが速く、どちらも自由にボールを回せないいという側面もあったように見えました。こうした中でも足立学園は前半8分に、東久留米は9分と11分にゴールに迫ります。

中盤での濃密な攻防がしばらく続き、両チームとも単発的なシュートを撃つにとどまる時間帯が続きます。この流れを変えたのは26分の東久留米でした。中盤やや左でボールを持った5番の選手が、逆サイドへとパスを出すと、これを受けたフリーの7番の選手が狙いすましたシュートを決めます。東久留米が1回戦と同じく7番の選手の得点で先制します。

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足立学園は直後の29分、右からのコーナーキックのボールがこぼれたところを、9番の選手だったと思いますが、右サイド角度の無い位置からシュート。これがゴールネットに突き刺さり、あっという間に同点に追いつきました。

ここからハーフタイムまでは東久留米が押す時間となりました。32分には右からのクロスに15番の選手が飛び込みますが惜しくもボールに触れず。34分にはゴール正面でパスをつないでから10番の選手がシュート、これは枠の上に外れました。前半は1-1で終わります。

後半立ち上がりも、やはり中盤での激しいボールの奪い合いとなりました。セットプレーやドリブル突破で打開を図りますが、両チームともしっかりとしたディフェンスで付け入る隙を与えません。

後半14分、東久留米の選手がドリブルでペナルティエリアに入り込んだところでファールを受け、PKを獲得します。キッカーは10番の選手、ゴール左へと放ったシュートは足立学園GKが見事弾きました。このファインセーブに沸き上がる応援団に呼応するかのように、足立学園は2つのチャンスを作り東久留米ゴールへと迫ります。試合の流れが一気に加速しました。

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東久留米は21分、左サイドを突破して強烈なシュート。23分には足立学園9番の選手が背後からのボールに走りこみますがトラップが合わず。27分に今度は東久留米9番の選手がミドルシュートを放つと、GKが触りクロスバーに弾かれます。さらに34分、足立学園のシュートをGKが弾いてコーナーキックになると、そのクリアボールから東久留米がカウンター、11番の選手のシュートはGKのナイスセーブに阻まれました。

そして37分、ついに均衡が破られます。東久留米11番の選手だったでしょうか、右サイドを突破してからのシュートを見事に決めてリードを奪いました。足立学園は残り少ない時間で猛攻を仕掛けますが、東久留米はこれを耐え抜きこのままタイムアップ。非常に見応えのあった一戦は東久留米が制しました。

敗れてしまいましたが、足立学園は守備の意識の高さが非常に際立った素晴らしいチームでした。勝ち上がった東久留米は、次戦かえつ有明との対戦。こちらも壮絶な試合になりそうです。

取材:コータロー

2010年9月18日 (土)

東京成徳vs東海大高輪台

駒沢補助球技場第3試合は、東京成徳と東海大高輪台という実力校同士の顔合わせとなり、試合開始から激しい立ち上がりとなりました。

前半3分、東京成徳は中盤でボールを奪うと、やや前めにポジショニングを取っていた東海大高輪台GKの位置を確認すると、ループシュートを狙います。これは枠の外へ外れてしまいますが、創意的な攻撃に観衆が湧き上がります。

一方、東海大高輪台は、前半6分に9番の選手が、左サイドから相手DFを引き連れたままシュートに持ち込みますがこれは枠の外でした。続く前半10分にも東海大高輪台は10番の選手がゴール前で相手DFのマークを外してパスを受け、そのままフィニッシュにつなげ、徐々にエンジンがかかってきます。乗ってきた東海大高輪台は、前半20分、9番の選手がスルーパスに反応して上手くDFの裏に飛び出してシュートを放ちますが、これはオフサイドの判定でした。

前半の東海大高輪台のプレッシャーはかなり効き、この素早い寄せに東京成徳はなかなか流れを自分に引き寄せられません。すると前半27分、東海大高輪台は、ショートコーナーからファーサイドにクロスを上げ、落としたボールをもう一度ヘッドで押し込みますが、東京成徳DFも堅い守備でゴールを割らせません。豊富な運動量で中盤を制しつつあった東海大高輪台ですが、東京成徳も最終ラインでは落ち着いて対処、両チームとも前半は無得点に終わり、勝負は後半に持ち越されます。

前半をはやや東海大高輪台のペースでしたが、これだけの猛暑の中であの運動量でしたので、後半はどう出てくるか、このあたりをフォーカスポイントに後半を見てみました。

後半5分、東京成徳11番が相手ペナルティエリア内へドリブルで持ち込んでシュートを放ちますが、東海大高輪台GKはこれをパンチング、東京成徳が少しずついいリズムになってきます。

続く後半8分には、右CKからのチャンスに、ファーサイドへ詰めていた東京成徳14番の選手(混戦で少し自信がありませんが・・・)が、東海大高輪台ゴールネットを揺らし、東京成徳が先制します。

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徐々に疲労が見え始め、前半に比べてやや運動量が落ちてきた東海大高輪台に対し、流れをたぐり寄せつつあった東京成徳は、後半14分に左サイドから7番の選手がシュート。そしてこの3分後の後半17分東海大高輪台のかけたオフサイドトラップを東京成徳14番の選手が絶妙のタイミングで飛び出してGKの位置をよく見てループ、ボールは緩やかな弧を描いて東海大高輪台ゴールに吸い込まれ、2点目をゲットします。

前半苦しみながらも後半2点先行した東京成徳は、ここからさらに加速するように畳みかけていきます。後半27分には2点目を決めた東京成徳14番の選手が左サイドから短い小刻みなタッチのドリブルで相手DFを4人交かわした場面では、観衆からどよめきが起こっていました。

追いかける立場の東海大高輪台も、このままでは終わるわけにはいかず、後半28分、相手ボールを奪うとシンプルにつないで左サイドから展開、ここからのクロスを11番の選手がヘッドを決めて1点返します。ここから東海高輪台はどんどんクロスを放り込む迫力ある攻撃で同点を狙いますが、無情にもここで試合終了のホイッスルが鳴り響き、2対1で東京成徳が勝利しました。

両校バランスのとれた良いチームでしたが、個々の選手のカラーがよく出ていた東京成徳に勝利の女神は微笑ました。次戦の日大一高戦も楽しみにしています。

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取材:ぬまちちぶ

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東京成徳は前半辛抱して後半に勝負に出たみたいですね。「成徳」の古代文字的漢字表記ナイスです。

多摩大目黒vs都野津田

駒沢第2球技場の第1試合は、このところメキメキと力をつけてきた多摩大目黒と、選手権都大会常連となった都野津田が登場です。同じ6地区同士でお互いをよく知るであろう両校の対戦には、壮絶な結末が待っていました。

立ち上がりまず仕掛けたのは多摩大目黒でした。1分にコーナーキックから20番の選手がファーストシュートを撃てば、5分には8番の選手のセンタリングに長身センターバック3番の選手が飛び込みます。多摩大目黒はこの3番の選手が攻守においてキーマンとなります。また右サイド4番の選手が鋭い動きでペナルティエリアへ切れこむシーンも目立ちました。11分にはスルーパスからゴールを決めますが、オフサイドの判定で得点とはなりません。

受身で試合に入った都野津田でしたが、14分、ワンチャンスを逃さず先制点を奪います。右サイドで10番の選手が粘ってクロスボールを入れると、1人の選手がうまくDFを引きつけて作ったスペースに14番の選手が走りこみ、ゴール左上へとシュートを決めました。さらに18分、再び14番の選手が今度はペナルティエリア内で相手をかわしてのシュートで追加点をあげます。キャプテンの2ゴールで都野津田が先手を取りました。

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しかし多摩大目黒も早い時間に1点を返します。25分、右サイドへ出た1本のロングパスに11番の選手が走りこむと、飛び出してきたGKの頭上を浮き球でかわし落ち着いてシュートを決めました。都野津田もすかさず反撃。28分に14番の選手がロングボールに合わせて走りこんだところを、素早く反応したGKと交錯してファールを獲得します。GKにはイエローカード、ゴール正面絶好の位置からのFKは3番の選手が蹴りますが、クロスバー上に外れました。

前半30分以降は多摩大目黒が持ち前の精度の高いパス回しで同点ゴールを模索します。次々と前線へボールを入れることで相手を押しこめ、中盤に生まれたスペースを上手に使って攻めていました。都野津田には苦しい時間帯となりましたが、最終ラインでボールを跳ね返し、1点リードのままハーフタイムを迎えます。

後半も前半終盤の勢いそのままに多摩大目黒が押します。前半と同様に右サイド4番の選手の効果的な仕掛けが見られました。ただ都野津田も懸命なディフェンスを見せ、簡単にはシュートを打たせません。

試合の転換点となったのは後半10分でした。コーナーキックからの競り合いの中で、多摩大目黒の選手がレッドカードにより退場となります。16分には都野津田が、右の8番の選手からのパスを14番の選手がふわりと浮かせたシュートで決め、スコアを3-1としました。攻守に渡って抜群の存在感を示していた14番の選手のハットトリックで、都野津田がゲームをグッと引き寄せます。

1人少なく2点を追う多摩大目黒は、ここでゲームプランをガラッと変えてきました。空中戦で圧倒的な強さを誇る3番の選手を前線に固定しパワープレーに徹します。都野津田は同じくセンターバック3番の選手が対応しますが、次々と放り込まれるロングボールへの対処に精一杯の時間帯が続きます。28分には多摩大目黒8番の選手のゴール正面でのFKが、ゴールポスト左上を直撃するシーンもありました。

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後半32分、ロングボールに走りこんだ多摩大目黒3番の選手が都野津田DFと競り合う中で笛が吹かれます。会場がしばし静まり返る中、主審はペナルティスポットを指差しました。このPKを多摩大目黒7番の選手が決めてスコアは3-2に。これで勢いに乗った多摩大目黒はいよいよ熾烈に攻め立てます。

押す多摩大目黒に押し返す都野津田。時計は既にロスタイムに突入していましたが、試合はここでは終わりませんでした。多摩大目黒の選手がゴールへ向けて蹴った浮き球が、GKの手をすり抜けてゴールへと吸い込まれます。直後にタイムアップの笛が吹かれ、劇的な同点ゴールにより決着は延長戦に委ねられることとなりました。

延長前半2分、多摩大目黒15番の選手のクロスから5番の選手のシュートは枠の右へ。4分、都野津田9番の選手の距離のあるループシュートはクロスバー上へ。中盤を省略したゴール前での戦いが繰り広げられますが、やはり追いついた勢いなのでしょうか、多摩大目黒は1人少ないことを感じさせません。そして9分、右サイドからのクロスに多摩大目黒の選手がシュート、GKかDFの選手が一度はクリアしましたが、そのボールが都野津田の選手に当たりオウンゴールとなりました。多摩大目黒がこの試合初めての、そして決定的なリードを奪います。

延長後半、両チームとも残る力を振り絞ってプレーしました。追う都野津田は、ここまでも効果的だった3番の選手のロングスローでゴール前にボールを放り込み、なんとか同点に持ち込もうとします。しかしここは多摩大目黒ディフェンスが踏ん張りました。都野津田は8分にイエローカード2枚での退場者を出して万事休す。100分間に及んだ激闘は多摩大目黒に軍配が上がりました。

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試合終了後、グラウンドで握手を交わし、肩を抱き合う両チームの選手の姿がとても印象的でした。このシーンが、どちらも全力を尽くした試合を物語っていたように感じています。

取材:コータロー

修徳vs日大二

駒沢第2球技場に最後に登場したのは修徳と日大二のイレブン。徐々に色濃くなる空の下で、1回戦最後の試合のキックオフを迎えました。

立ち上がり、修徳がいきなり押し込みます。2分にパスを繋いでから11番の選手が、4分にはセットプレーから9番の選手がシュートします。9番の選手はまさに”修徳のセンターフォワード”といった空中戦に強いストライカーで、立て続けに得たコーナーキックでは脅威となっていました。セットプレーもさることながら、サイドに預けてクロスボールという形で攻め立てる修徳に、日大二はほぼ全員が引いてのディフェンスを見せます。

しばらくは修徳の時間帯が続くかと思われましたが、前半13分、会場をどよめかせるゴールが日大二に生まれます。左サイドでボールを持った18番の選手が、中へドリブルで切れ込みながら1人、また1人とかわしていきます。そして4、5人は抜き去ったところでシュート一閃、ゴールネットを揺らしました。あまりに素晴らしいゴールに日大二応援団は歓喜に包まれます。私も思わず見惚れてしまい写真を撮ることができませんでした(すみません…)。

このゴールで試合の流れが変わりました。主導権を握っていた修徳はペナルティエリア付近まではボールを運べるものの、シュートへ持ち込めなくなります。それに呼応するように日大二がリードを広げようと攻めて行きます。

お互いに次の得点を奪いに行くアグレッシブな展開が続きました。その中でゴールへ肉薄したのが38分の修徳。右コーナーキックをファーサイドで折り返してのシュート後、ゴール前は大混戦となりますが、ここは日大二DFがナイスクリアで難を逃れました。日大二の1点リードで試合を折り返します。

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ハーフタイムを終えて、修徳が再び主導権を取り返します。後半8分、左サイドでのパス回しを起点として、ペナルティスポット付近でボールを受けた選手が後ろへ戻すと、待ち受けていた6番の選手がシュートを決めて同点に追いつきました。直後の9分、今度は日大二3番の選手がフリーキックのこぼれ球をミドルシュート。これは修徳GKがファインセーブで防ぎました。

ここで修徳ベンチが動きました。15分に14番の選手を、22分には19番の選手を投入してきます。特に15分の交代は、ターゲット9番の選手に代えて素早く相手陣内をかき回すタイプの14番の選手が入ったことで、攻撃のタイプに変化が生まれたように感じました。

ここから修徳の迫力ある猛攻が始まりました。押し込まれながらも最終ラインで懸命な守備を見せる日大二ですが、後半33分、ついに修徳が逆転に成功します。ペナルティエリア内からのシュートが弾かれたところを、11番の選手が再度のシュートでゴールへ突き刺しました。

日大二は残りわずかな時間、同点を目指して前に出ます。37分にはFKからのこぼれ球をスルーパスでつなげますが、これはオフサイドの判定。それでも最後まで諦めずにゴールへと向かいますが、後半ロスタイム、逆に修徳がゴール前での混戦から決めてリードを広げました。そしてここでタイムアップ。底力を見せた修徳が2回戦進出を決めました。

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修徳の激しい攻撃を凌ぎつつ、そのゴールを脅かし続けた日大二、敗れはしましたが見事な試合でした。すっかり暗くなったグラウンドで戦い続けた選手の皆様、応援されていた保護者、関係者の皆様に拍手を贈らせて頂きたいと思います。

取材:コータロー

2010年9月17日 (金)

都東久留米総合vs安田学園

駒沢第2球技場の第3試合は、昨年の覇者、都東久留米総合に安田学園が挑む形となりました。暑さはピーク、黙って座っているだけでも厳しい中でのキックオフです。

試合始まってすぐの前半3分、東久留米が先手を取ります。ペナルティエリア左でパスを受けた7番の選手が、柔らかく放物線を描くシュートを放つと、GKが触りますがゴール右へと吸い込まれていきました。この7番の選手、リーチが非常に長くて足元の技術も高い攻撃のキーマンで、試合を通して存在感を示していました。

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安田学園は中盤でキャプテン8番の選手を中心に、10番、18番の選手などがボールをもらい前線へとつなげていきます。しかし東久留米のディフェンスを前に、なかなかシュートの形まで持ち込めません。9分にはミドルシュートもありましたが、枠を捉えることはできませんでした。

東久留米は中盤でボールを回しつつ、ここぞという場面で鋭いボールを入れて相手を崩します。19分、見事なワンツーからのシュートが弾かれたところを、20番の選手が詰めてリードを広げると、33分には低い弾道のクロスにを9番の選手が合わせて3点目。さらに37分に11番の選手がライン裏へ抜けだしてから、39分には18番の選手がGKをかわしてそれぞれゴールを決め、前半終わって5-0というスコアになりました。ラスト10分での3得点、安田学園には重くのしかかるものとなってしまいました。

後半に入っても東久留米ペースは続きます。3分、自陣深い位置でボールを奪うと、シンプルなパス5本でシュートまで持ち込むカウンターを見せます。あっという間に攻守が入れ替わる、スピード感溢れる印象的なプレーでした。安田学園は4分のコーナーキックの場面で良いボールが入ります。ニアサイドで競り合ったボールはそのままGKの目前を通過しますが、惜しくも誰も触れずに流れてしまいます。

ここからは東久留米がディフェンディングチャンピオンの試合運びを見せました。スタンドから大勢の応援団が声をかける安田学園もボールを奪おうと必死にプレスをかけますが、東久留米は磐石のボールキープで寄せ付けません。逆に隙を見つけては追加点を狙っていきました。

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安田学園に大きなチャンスが訪れたのは後半21分、右サイドから18番の選手だったでしょうか、クロスを入れてなんとかシュートで終わろうとします。が、これも東久留米DFに阻まれました。試合は最後まで主導権を握り続けた東久留米が勝利、王者の貫禄を見せつけました。連覇に向けてまずは好発進、ですね。

安田学園にとっては、なかなか持ち味を出させてもらえない苦しい試合でした。しかしその中でも、自分たちの積み重ねてきたサッカーをしようという姿勢は感じられました。聞くところによると都大会出場は7年ぶりだったとのことです。次は2年連続での出場を目指して練習を積み重ねて欲しいと思います。

取材:コータロー

実践学園vs東海大菅生

午前10時、高尾の実践学園グランドで、実践学園のキックオフで 試合開始。

開始10秒で実践学園がいきなりファウルし東海大菅生の選手がうずくまり、この試合はちょっと荒れるのかな?と心配に なりました。

前半9分には早くも東海大菅生の2番に代わって12番が入ります。 実践学園は11分に右サイド6番(間違っていたらごめんなさい) からゴール前に走り込んだ9番へドンピシャのセンタリング、これを9番が見事に決めて先制します。まったく見事なセンタリングと ヘディングシュートでした。

若干実践学園に追い風が吹いた後に両チームとも一進一退で迎えた34分、東海大菅生が右サイドへ配球し、実践学園ディフェンスが ペナルティーエリアの外でキープしたところへ東海大菅生の選手が ラッシュしてボールを奪うとそのままペナルティーエリアの右外を縦へ駆け上がり、ゴールライン間際でゴール前にいる7番へグラウンダーのセンタリング。この時実践学園キーパーと東海大菅生FWが交錯しますが、体ごと滑り込んだ11番が見事にゴールへ流し込みました。

試合は1対1となりますが、体を張ってゴールを守ろうとした実践学園ゴールキーパーが頭部を負傷し約10分試合中断。その後、キーパーは頭にテープをぐるぐるに巻き復帰しました。このナイスファイトを観衆は大きな拍手で迎えました。

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ロスタイムとなった46分には、東海大菅生がFKからきれいに9番→5番→7番とワンタッチでつなぎ、7番が右足のアウトサイドでゴールを狙うものの左へ外してしまいます。 前半50分、東海大菅生のペナルティーエリア右外で得たFKを実践学園2番が強烈なシュートで狙いますが、これはわずかにゴールの左上へ外れます。 前半はこのまま1対1で折り返します。

後半1分には東海大菅生のコーナーキックで実践学園の選手が負傷し10名での対応がしばらく続きました。

後半6分、実践学園が左サイドで得たFKをファーサイドのペナルティーエリア手前の2番の選手の頭に合わせ、これをきれいにヘッドで中央の11番へ折り返し、11番が胸トラップして反転して落ち着いてゴールへ流し込み、実践学園が2対1とリードします。

後半16分、東海大菅生のDFがペナルティーエリア内で奪ったボールを実践学園の選手が奪い返したところへ、奪われた東海大菅生の選手が後ろからチャージしてしまい、実践学園がPKを得て、これを10番キャプテンが落ち着いて決めて3対1。

両チーム共に少しDFラインとFWの距離ができ始め、少し長めの縦パスに続き、DF裏をえぐる様な縦パスが多くなり始めた25分、実践学園11番が左サイドをゴールライン際までえぐり、ゴールに迫ってシュートしますが、珍しい事にほとんど角度の無いキーパーとゴールの間を逆サイドに抜けていきます。

既にロスタイムとなった43分、東海大菅生20番が左からのスルーパスに反応し正面でシュートを打ちますが、これは惜しくもゴール右へ外れます。これで万事休すかと思った45分、東海大菅生7番がペナルティーエリア外の左からミドルをゴール右に突き刺し、3対2とします。 しかし、ここでタイムアップ。

両チームとも、猛暑の中、良く走り、何度もゴール前へ迫り、闘志あふれるプレーを続けましたが、結果は実践学園が3対2で東海大菅生を退けました。

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結果論ですが、両チームとも決定的なチャンスがとても多かっただけに、もっと点の取り合いになっていてもおかしくない試合だったなと思いました。

取材:じいじ

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じいじさん、1回戦屈指の好カードの取材、ありがとうございました。

駿台学園vs都葛飾野

駒沢第2球技場の第2試合は駿台学園と都葛飾野の対戦です。観客席は風があり多少暑さを和らげてくれますが、ピッチ上の気温は相当高くなっていると思われました。

試合は序盤から動きのある激しい展開となりました。どちらもサイドを起点にしてチャンスを作ろうという意図を持ち、ピッチを幅広く使った攻撃を見せます。試合が動いたのは13分、都葛飾野11番の選手が中盤でボールを受けると、ドリブルで持ち上がりペナルティエリアへ進入。ゴールライン際角度の無い位置から巧みなシュートでゴールを決めます。駿台学園もすかさず反撃。スルーパスに反応して見事にDFライン裏へと抜けた2番の選手が同点ゴールを決めました。

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両チームとも攻撃の手を緩めること無く試合は進みます。都葛飾野は7番、9番、10番、11番の各選手を中心にボールを回しながら得点の機会を伺います。小柄な彼らが体格の良い駿台学園DFの間をかいくぐってゴールへ向かうシーンは非常に迫力あるものでした。駿台学園ではゴールを決めた2番の選手に加え、強靭なフィジカルを存分に活かしたダイナミックなプレーをする9番の選手が攻撃陣を引っ張ります。スタイルの違う両校の攻め合いにあっという間に時間が経過していきました。

前半34分、都葛飾野が再びリードを奪います。ペナルティエリア内左で7番の選手がボールをキープ。DFにカットされますが、このボールを10番の選手が奪いクロスを入れると、中央9番の選手がゴールへと流し込みます。しかし駿台学園はまたも直後の36分に試合を振り出しに戻しました。左コーナーキックをファーサイドで折り返すと、5番の選手がまず飛び込みます。ボールがこぼれたところを9番の選手がしっかりと詰めて同点としました。息をもつかせぬ展開の前半は2-2で終わります。

後半も目まぐるしい展開で幕を開けます。8分、駿台学園のクロスボールが都葛飾野DFに当たりオウンゴールに。直後の9分には都葛飾野9番の選手が、右からのクロスボールをきれいなボレーシュートでゴールネットに突き刺してスコアは3-3となりました。

駿台学園の攻撃力が大爆発するのはここからでした。12分に10番の選手のゴールでリードすると、19分、23分、24分と立て続けに決めて気づけば4点のリードを奪います。出すパスがことごとく繋がりフィニッシュまで持ち込んだこの時間帯、都葛飾野にとっては悔やんでも悔やみきれない十数分間となってしまいました。

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大きく差をつけられた都葛飾野ですが、まずは1点返そうと得意のパス回しでゴールを狙います。しかし余裕を持った守備を見せる駿台学園をなかなか崩すことはできません。ならばとミドルシュートで局面打開を図りますが、こちらも奏功しませんでした。逆に駿台学園は35分にパス1本から9番の選手が8点目を決めて試合をクローズ。このままタイムアップとなりました。

試合の流れを上手く掴んで大量得点で勝利の駿台学園、各選手の身体能力の高さもさることながら、攻撃のバリエーションの多さも目を引きました。次の対戦相手は国士舘、激しい一戦となりそうです。

都葛飾野は速いパス回しで崩していく攻撃のスタイルがとても印象的でした。この試合で引退の3年生もいると思いますが、このスタイルは来年も引き継いで、同じ舞台で披露して欲しいと思います。

取材:コータロー

保善vs都片倉

駒沢補助球技場第2試合は、強豪保善高校と都大会初出場の都片倉の対戦です。初めての都大会出場ということもあり、少し控えめながら保護者の皆様の期待感あふれる応援もあって、私もフレッシュな感覚で観戦しました。

序盤は保善がボールを保持する時間が多かった感じですが、都片倉も右サイドからのクロスにヘディングでシュートシーンをつくります。保善は10番、6番の選手が左サイドからチャンスを作ろうとする場面が多かったように思えました。

前半15分、保善は左CKからヘッドでゴールネットを揺らしますが、このプレーはファウルとなり先制には至りません。続く20分にも、保善は右サイドから素早く展開、前で待ち構える長身9番の選手にクロスを合わせますが、都片倉はDF陣が必死に耐えます。

給水タイムの後、25分にも右CKからのボールに、高さで勝る保善9番の選手が頭ひとつ抜け出ててヘッドを試みますが、これは惜しくも枠の外でした。この時間帯、保善はひたすら長身の9番の選手にクロスを合わせる攻撃で攻め立てますが、都片倉の必死の守備になかなかゴールを割れません。

しかし、前半35分でした。保善は右サイドからのCKを、マークが手薄になっていたファーサイド3番の選手がドンピシャのヘディングシュートを叩き込み、先制点を奪取します。さらに続く39分、右CKを保善9番の選手がヘッドで競り、このこぼれ球を再び9番の選手が右足で蹴り込み、保善が2点目を奪います。

前半終了間際にもCKからのヘディングに飛び出したGKを越えてゴールに吸い込まれていくところを、もうこれ以上の失点を許さんとばかりに都片倉DFが必死にクリア、前半はこのまま2対0で折り返します。

前半の保善は、高さのある9番の選手を活かし、セットプレーから2発決めましたが、後半に入ってもその勢いは衰えず、ゲームをリードしていきます。

しかし、都片倉も吹っ切れたか、後半10分、右サイドからのクロスに3番の選手がヘディングシュート、これは惜しくも決まりませんでしたが、アグレッシヴな展開を見せ始めます。ここから徐々に都片倉に流れが傾き、パスが繋がるようになります。

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後半18分には、保善のDFラインがやや引いているのをみた都片倉11番の選手が、綺麗なミドルシュートを放つなど、いい流れがフィニッシュに繋がるようになってきます。前半に比べてやや動きが落ち、中盤にスペースが出来始めた保善は、すかさずベンチが動き、7番の選手に代えて14番の選手を送り込みました。

後半23分、やや受けに回っていた保善は左サイドでボールを奪うとシンプルに6番→11番と繋いでシュートに持ち込みますが、ゴールには至りません。後半は一進一退の攻防を繰り広げますが、どちらかというと都片倉の方が観衆を沸かせるプレーがありました。

しかし、都片倉の反撃もゴールには至らず、ゲームはこのまま2対0のまま終了、保善が2回戦へ進出しました。強豪が強豪たる所以は単に成績だけでなく、ここまで積み重ねてきた一つひとつの「経験」を本番で生かすからですね。あらためて感じました。猛暑でしたが、都片倉の粘りもあり、素晴らしいゲームでした。

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取材:ぬまちちぶ

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都片倉のユニフォーム、かっこいいです。

2010年9月16日 (木)

都三鷹vs早大高等学院

猛暑の中、駒沢補助球技場で行われた第一試合の都三鷹高校と早大学院の対決をリポートします。

ゆっくりとした立ち上がりかと思いきや、初めにに仕掛けたのは早大学院でした。中央でパスをつないでいる間に出来た左サイドのスペースへ展開すると、そのままシンプルに三鷹ゴール前にクロスを入れてきます。静かな立ち上がりとなった都三鷹でしたが、徐々にエンジンが掛かってきたのはこの10分過ぎからでした。

前半13分、早大学院の最終ラインからゴールキーパーへややルーズなバックパスを都三鷹は見逃さず、ここに詰めてシュートを打ち込みますが、これは早大学院GKが落ち着いて対処します。このあたりから三鷹のパスが繋がり始め、中盤を支配する時間が増えてきました。三鷹は中盤で14番の選手がタメをつくってから左右のスペースへ展開し、早大学院を揺さぶります。

前半18分、都三鷹の敵陣右サイドへ展開されたパスを体を張って止めにいったプレーで早大学院にイエローカード、猛暑の中、押され気味の早大高等学院が必死にプレーした結果でした。

給水タイムを経てからの前半26分、都三鷹の右コーナーキックに、ファーサイドでドンピシャのヘディングシュート、決まったか!と思いましたが、ここは早大学院GKが防ぎます。

前半30分を経過したあたりから早大学院の中盤にややスペースができ始め、都三鷹優勢の時間が続きます。

前半31分、右サイド三鷹7番の選手から14番の選手にパスが通ると、そのままペナルティアーク付近からシュートを放ちますが、早大学院GK正面でした。前半39分には、早大学院が右サイドからロングパスを入れ、都三鷹ゴールに迫る場面もありました。

このまま前半が終了と思った前半40分、都三鷹17番の選手のミドルシュートが決まり、都三鷹が先制します。これは一瞬の出来事でした。都三鷹17番に対して早大学院DFはきっちりと寄せることが出来ず、フリーで打たせてしまいました。

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後半も開始早々の右コーナーキックからのヘディングシュートなど、立ち上がりから都三鷹のは撃は手を緩めません。しかし、都三鷹は早大陣内で長くプレーするものの得点には至らず、落ちそうになる仲間を「ここで運動量を落としちゃダメだ」というゲキの声も上がっていました。

徐々に疲労の色が濃くなる後半の後半に差し掛かると、今まで防戦に徹せざるを得なかった早大学院がボールを保持する時間が増えてきます。

後半35分には両チームが選手交代を行い、都三鷹、早大学院ともに19番の選手がピッチに入ります。後半37分、ペナルティエリア内で三鷹14番の選手のシュートがGKに弾かれ、こぼれ球を8番の選手がシュートを撃ちましたが、これは惜しくもクロスバーに阻まれます。

続く39分には、途中交代で入った三鷹19番の選手が長い距離をドリブルし、一人でゴール前に持ち込みそのままシュートしますが、これも僅かにゴール右へ外れてしまい、追加点を上げることができません。

早大学院も最後まで諦めずにカウンターを狙いながら都三鷹を攻め立てますが、試合は無情にもここで終了のホイッスル、1対0で三鷹の勝利となりました。

攻撃する時間は都三鷹の方が多かったですが、やはり選手権都大会の初戦という舞台では、全国ベスト8の実績を持つ都三鷹とて、なかなか思い通りにはいかないものですね。

暑の中で走り続けた両チーム、本当に素晴らしい試合をありがとうございました。

取材:ぬまちちぶ

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都三鷹辛勝スタート、早大学院はさすが5地区代表です。

2010年9月15日 (水)

都東大和vs都江北

私立武蔵高校会場第2試合です。こちらも都立対決となりました。もはや都大会常連となっている都江北と激戦8地区で強豪揃いのブロックをオール完封で突破した都東大和の対戦です。

とにかく暑く、第1試合の選手たちを見ていてこの試合もきついだろうなと想像していましたが、案の定、前半途中でみんな汗びっしょりになっていて、後半は足をつる選手が続出するゲームとなりました。

比較的大柄な選手が多く、高さを活かしながらシンプルに攻める都江北に対し、都東大和は左右の選手が張り出し、外から中、外から中と攻撃します。特に都東大和左サイド7番の選手のこれでもかと繰り出すシザースフェイントは、録画してうちの小5の息子に見せたくなりました。

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ゲームは一進一退で進みますが、都江北は上述の都東大和7番の選手の中央への切り込みを多少人数をかけてでも阻止、奪ったボールは手数をかけずに前線へ預ける展開ですが、前半14分これが見事にはまり、都江北が先制します。中央ポスト役の選手がバックヘッドで流したボールを14番の選手が拾って右に持ち出し、一振りで強烈に突き刺しました。

先制された都東大和ですが、特に慌てることもなく、ていねいにパスをつないで外に出し、そこからサイド攻撃をしかけます。都江北はこの攻撃に時に複数で対応、前半はこのまま都江北1点リードで折り返します。

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リードする都江北の後半への入り方は悪くなかったと思うのですが、後半開始直後の2分に都東大和に同点ゴールを奪われてしまいます。これでゲームは振り出しに戻ったのですが、追いついた都東大和の動きがよくなり、パスワークも冴え、執拗にサイドから仕掛けます。

このあたりから少し都江北DFの顔つきが険しくなり、都東大和もアウトオブプレー時にふくらはぎを伸ばしたりする選手がちらほら出てきて、両軍我慢比べの様相を呈してきます。

そして後半16分、パスの精度の高い東大和がドリブルからエース10番の選手が決め、ついに勝ち越します。都東大和はこのゴールの直前に左サイドを連続ワンツーで突破し、低い弾道のクロスをニアに合わせるシーンがありましたが、サイドを切り崩す練習は相当していると見ました。

暑さと1点を争う緊張感は否が応でもミスが許されない展開を生み、選手の体力を奪っていきます。後半24分には都江北が都東大和最終ラインでのパス回しをカット、9番の選手が強烈なミドルを見舞うシーン(惜しくも外れますが)がありました。

足にきている選手が多かった都東大和はベンチが動いて27分と30分に選手交代、追いかける都江北も13番の選手を投入、ラスト10分の攻防に試合の行方が預けられます。しかし、この後も足をつる選手が続出、猛暑の中のゲームは選手本来のパフォーマンスを発揮させません。でも、都東大和は疲れきった感じを醸し出しながらも1点差を守りきり、二回戦に駒を進めました。

勝った都東大和は個性的なチームですね。しかもパスワークが上手いです。都江北はサイド攻撃への対応、特に左7番の選手が巧みなフェイントと、スピードでタテへ行くとみせかけて中へ切り込んでくるプレーに前半からけっこう手を焼いている感じでしたので、これが疲労となって後半に影響したかもしれません。

しかし、実力的には互角で、それぞれが異なる攻撃スタイルを持つ両校の戦いは観る人の目を引きました。

都東大和は、足をよくマッサージして80分足つらないでプレーし続けられれば、今大会旋風を巻き起こす予感大です。

kumazemi's favorite players 2010:都東大和の7番

2010年9月14日 (火)

本郷vs堀越

東京の名門校同士が早くも1回戦で激突しました。堀越は総体で修徳をPKで破りベスト11、本郷は都大会一次トーナメント決勝に進出しました(都駒場に延長で敗退)。

キックオフ前の練習で、本郷は中央でダイレクトのパス交換から左右のサイドに大きく展開、そこからのクロスに飛び込んで合わせる戦術の確認をだいぶしていました。そして、これがゲームに大きく影響します。

堀越はスピードのある6番の選手の突破など織り交ぜますが、序盤はやや本郷優勢でゲームが進みます。両校ともロングスローを多用するのも目を引きました。

そんな中前半9分、左サイドコーナー寄り深い位置からの折り返し(遠くてよく見えなかったのですが、右サイドに位置する11番の選手のように映りました)に、ヘッドで合わせ、その撥ね返りを押し込んで本郷が先制します。あっという間でした。

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しかし、堀越もその3分後の前半12分、右コーナーキックのこぼれ球に9番の選手が反応、見事ミドルシュートを決め、これまたあっという間に同点に追いつきます。

ここからは本郷はゲーム前練習のとおりに中央パス交換からサイド、そこからのクロスにだーっとなだれ込む戦法、堀越は上述6番の選手のスピードと9番の選手の高い技術を軸に攻撃を仕掛けます。そして、本郷はこの戦法を終始仕掛け続けることになります。

ちなみに本郷右サイド11番の選手の身体能力はすごいものがありました。次戦も要チェックです。

このまま前半終わるかと思っていた40分、本郷は右タッチライン際で得たFKのチャンスにまたもやゴール前にだーっとなだれ込んでヘッドで押し込み、勝ち越します。堀越にはこの魔の時間帯の失点は痛かったと思います。

後半に入っても本郷の空中戦殺法は冴え、空中戦対応と暑さと本郷11番の選手への対応もあってか堀越DF陣が徐々に不安定になっていきます。

そして後半11分でした。奪ったボールをただ蹴るのではなく、効果的に繋げようと必死に模索していた堀越DFに、本郷9番の選手が執拗に絡んでボールを奪取、これを逆に本郷は慌てずに繋いでGKと1対1の局面を作り出してループ気味に決め、3対1とします。

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その3分後の後半14分には、再び本郷前線の選手がこれまた執拗に堀越DFに絡んでボールを奪取、今度はボールを受けた9番の選手が見事にコントロールされた浮き球でネットを揺らし4点目、試合前には予想だにしなかった展開になっていきます。

ここから両軍ベンチが動き出して矢継ぎ早に選手交代、これがひと段落した後半25分に堀越が1点返して2点差、残り15分ありましたし堀越の底力を考えると、にわかゲームはわからなくなります。

しかし、本郷は7番の選手に代えて3番の選手を投入するなどして簡単に流れを渡さず、最後は激しくなりましたが、このまま本郷が堀越の追撃を振り切り、2回戦にコマを進めました。

それにしてもこの本郷のスタイルは、見ていてよほど徹底的に練習してきたんだろうな思いました。でなければこれだけ高い再現性は維持されないでしょう。

対する堀越ですが、前半終了間際の失点が痛かったです。これで後半のゲームプランを変更せざるを得なくなったのかもしれません。

今年の本郷はひと味違いますね。

2010年9月12日 (日)

都大泉vs都狛江

いよいよ都大会が始まりました。9月も10日過ぎたというのにうだるような暑さの中、13試合行われました。まずは東伏見で行われた大泉対狛江の都立対決です。

立ち上がりは一進一退でしたが、都大泉は14番の選手を中心に都狛江のディフェンスの裏を狙い、都狛江はFW7番の選手にボールを入れてそこに周囲の選手が絡んでいく攻撃です。この都狛江7番の選手を都大泉DFはかなり意識していました。

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しかし、流れ的には都大泉がやや優勢に展開、都狛江は辛抱してカウンターを仕掛けます。都狛江はこの暑さの中でも守備の集中は切れず、前半19分の都大泉19番の選手からの裏を突く見事な右サイド縦パスにも必死に反応して守ります。

押し込まれる都狛江も、前半21分には6番の選手がバーをかすめるすごいミドルを放ち、引きっぱなしにならず抗戦します。

前半30分には、都狛江が右サイドから5番の選手が見事なクロス、これに10番の選手がフリー気味でヘディングシュートを撃ちますが、惜しくもGK正面でした。

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それにしても、都大泉18番の選手の都狛江7番の選手に対するマークは執拗で、相当警戒しているように見えました。

前半はこのまま終了、勝負は後半に持ち越されます。

後半に入り、序盤の主導権は都狛江が握ります。後半4分には40mはあるFKを意表を突いて右サイドに出し、そこからの折り返しのクロスにヘッドで飛び込むシーンもありました。

ここで後半上がり目のポジションに位置していた18番の選手が12分に負傷退場、代わりに12番の選手が入ります。すると、その5分後には都狛江が9番の選手に代えて15番の選手を投入、暑さに体力を奪われていく中、両軍ベンチも動き出します。

この20分過ぎまでは都狛江がペースを握り、心なしか都大泉の運動量が落ちたように見えました。そんな中、後半26分、都大泉は中央ポストプレーから右に展開、チャンスを作ります。

疲労の色が濃くなる中、両軍必死に足を動かしていましたが、ラスト10分を切った後半31分、都狛江が中盤で左から右にサイドを変えようとした横パスを都大泉14番の選手がカット、そのまま中央やや左をドリブルで駆け上がり、都狛江DFが慌てて戻って寄せる前に左足を振り抜いてゴール右に突き刺し、都大泉がついに均衡を破ります。

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主導権を握っていただけに、このビルドアップしようとしていたところの逆襲は痛かったですが、虎視眈々と相手のパスの強弱を予測、しかもきっちり決めてくる都大泉14番の選手を褒めるべきでしょう。

都狛江はこれでも下を向くことはなく、どんどん攻撃を仕掛け、都大泉は逃げ切りを図るのに精一杯なるまで押し込んでいきましたが、無情にもゲームはこのままタイムアップ、粘る都狛江をミスを逃さず突いて先制した都大泉が1点を守りきり、勝利しました。

両校とも総体で部活に区切りをつけた3年生がいたのではと想像しますが、ゲームは激しくもファウルの少ないクリーンな試合展開で、見てて気持ちよかったです。

勝った都大泉の次の相手は駒大高ですが、どんな強豪でも初戦は硬くなるものです。すばらしいゲームを期待します。

kumazemi's favorite players 2010:都大泉の14番

2010年8月22日 (日)

都狛江vs成城学園

続々都大会出場校が決まっていく中、少々遅くなってしまいましたが、8月18日の駒沢第2球技場17時キックオフの都狛江と成城学園の一戦をリポートします。遠くの空で雷が光り、音が轟く中で試合開始のホイッスルが吹かれました。

序盤は探り合いの時間になるかと思われた出だしでしたが、あっという間に試合が動きます。前半7分、左コーナーキックから狛江3番の選手がドンピシャのヘディングで先制。11分には今度は成城学園6番の選手が粘ってボールをサイドへ出すと、そこからのクロスに10番の選手が合わせてすぐさま同点に追いつきました

ここから両者とも次の1点を取りに行く姿勢が鮮明に表れます。やや押し気味に試合を進めたのは成城学園。14分に左コーナーキックから11番の選手がヘディング、また前半ロスタイムにも同じく11番の選手が右サイドに流れながらのシュートを見せました。前半は1対1のままハーフタイムに入ります。

薄暗くなり照明が点いた後半立ち上がり、狛江が再びリードを奪います。後半4分、9番の選手のシュートが弾かれたところを7番の選手が押しこみました。対する成城学園は8分に9番の選手がシュートしますが、これはGK正面へ飛びます。この時間帯から、両チームとも中盤で手数をかけずシンプルにゴール前へボールを運ぶようになり、攻守が次々と入れ替わる素早い展開となりました。また、どちらも積極的な交代でフレッシュな選手をピッチに送り込みます。

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終盤に入り、1点ビハインドの成城学園の猛攻が始まります。まずは32分、ロングボールがゴール右上ポストに当たり、こぼれ球を詰めますがこれは惜しくも枠の外へ。35分には9番の選手がクロスボールに倒れ込みながら合わせますが、これも左ポストに嫌われました。そしてロスタイム、10番の選手がボールを持つと、ペナルティエリア右に流れてシュート。これがゴールに吸い込まれ、成城学園が土壇場で同点に追いつきました。奇しくも直後にタイムアップとなり、決着は延長戦へと持ち越されます。

延長前半は狛江が押し気味に進めました。2分、5分とシュートを撃つと、8分、ペナルティエリアに送ったロングボールがそのままゴールに入り三度リードを奪います。そして延長後半、成城学園は1分、4分とゴール前で見せ場を作りますが、狛江ディフェンスがよく防ぎました。ロスタイムにもドリブル突破からシュートを試みますが、体を張った守備をかいくぐることはできません。ここで試合は終了、狛江の都大会出場が決まりました。

サッカーは最後の最後までどうなるかわからないとはよく言われることですが、まさにそれを実感した試合でした。2度追いついた成城学園と3度突き放した狛江、どちらも力を出しきりました。両チームに心から拍手を贈らせていただきます。

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2010年8月19日 (木)

都野津田vs都立大付属桜修館

駒沢第2球技場から15時キックオフの都野津田VS都立大付属桜修館の6地区予選決勝戦のリポートをお届けします。直前に降った雨は止みましたが、荒天を予感させる強い風が時折吹く中のキックオフとなりました。

立ち上がりはお互いに持ち味を出してゴールへ向かう展開となりました。野津田は中盤10番、14番の選手を中心に、都立大付はスピードのある9番の選手、キープ力のある10番の選手へボールを集め、しっかりとパスを繋いで攻撃を組み立てていきます。そんな中先手を取ったのは野津田でした。前半9分、良いディフェンスを見せていた3番の選手が持ち上がり縦に浮いたボールを出すと、11番の選手がペナルティエリア中央で頭に合わせて先制点を決めました。

ここからリードした野津田ペースの時間が続きます。両サイドを広く使ったパス回しでボールをキープし、また守備面でも素早い寄せで相手チャンスの芽を摘み取るなど、文字通り試合を支配しました。受身にならざるを得ない都立大付は、前線の選手がディフェンスライン裏を狙いますがシュートまで持ち込むことができません。

前半21分、野津田に追加点が生まれます。9番の選手が右サイドを迫力あるドリブルで突破、そのままペナルティエリアに切れこんで逆サイドへパスを出します。そこからのシュートは一度はクリアされますが、14番の選手だったでしょうか、ゴールへ押し込みました。さらに25分、またも右サイド9番の選手のクロスを、今度は10番の選手が流しこんで3点目。勢いに乗る野津田が一気にリードを広げ、そのまま前半は終了します。

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後半に入ると、都立大付がより前のエリアでプレーできるようになります。後半5分には10番の選手が左サイドから、続けて8番の選手が右からクロスを上げるなど、ゴール前での惜しい場面が見られるようになりました。しかしここで再び野津田9番の選手が登場します。右サイドからクロスをあげると、10番の選手がこの日2点目となるゴールを決めてスコアを4−0としました。

これで勝負あった、と思ったのですが、都立大付はここから地力を見せ始めます。後半14分、ロングパスに抜けだした9番の選手の鮮やかなループシュートで1点を返すと、17分には左からのクロスに18番の選手が見事なボレーシュート。これは野津田GKが抑えますが、ハーフライン付近でボールを奪えるようになった都立大付に勢いが出てきました。

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ただ、この日の野津田は一枚上手でした。攻守両面で大活躍の10番、14番の選手を中心に、時間が経過しても寄せの早さは衰えません。都立大付10番の選手がドリブル突破を試みる場面が多くありましたが、すぐに3人、4人と寄せてきて自由にプレーさせませんでした。それでも都立大付は32分、8番の選手から9番の選手へパスが通りシュート。続く34分には、またもライン裏に抜けた9番の選手が、ディフェンスに囲まれながらもゴールを決めて差を2点に縮めました。しかしこのままタイムアップ。野津田が都大会出場権を勝ち取りました。

実は野津田と都立大付の地区決勝での顔合わせは3年連続、いずれも野津田の勝利に終わっています。観客席に都立大付の昨年の選手と思われる方々がいらっしゃっていましたが、とても悔しい思いだったろうと忖度します。これから主役になる選手の皆様には、この悔しさをバネにして都大会出場へ向けて切磋琢磨して欲しいと思います。

2010年8月18日 (水)

都石神井vs都武蔵丘

猛暑の盛り、例年通り選手権地区予選がスタートしています。都立石神井高校グラウンドで行われた都石神井と都武蔵丘の試合のリポートです。

試合開始直後、あっという間に武蔵丘が先制点を決めました。あまりの早さに不意をつかれて確認できなかったのですが、おそらくゴールを決めたのは18番の選手だったと思います。いきなりのビハインドに落ち着きを取り戻すのに時間がかかったのでしょうか、石神井はパスがなかなか繋がらない時間が続きました。しかし左サイドで9番、10番の選手の存在感が出始めると、ボールが回るようになります。

武蔵丘は10番の選手が中盤で攻守両面に活躍します。ボールを持つと相手選手に囲まれるのですが、そこをかいくぐる場面も何度かありました。19分に武蔵丘は右サイド7番の選手のセンタリングからゴールに肉薄すると、22分に今度は左サイドを20番の選手が突破し、そのクロスを11番の選手が冷静にゴールへ流し込みます。

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ここから両チームともコンタクトプレーが目立ち始めました。中盤での激しいボールの奪い合いからゴールを狙いますが、どちらもシュートまで持ち込めません。しかし前半ロスタイムに石神井が1点を返します。右コーナーキックからのシュートがポストに跳ね返ったのを、3番の選手が押し込みました。このゴール直後にハーフタイムとなりましたが、この時間帯での得点は大きな意味があったのではないでしょうか。

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後半もいきなり試合が動きました。後半5分、石神井のシュートの場面でハンドがありPKが与えられると、これを8番の選手だったでしょうか、ゴール右に決めて試合を振り出しに戻します。さらに21分、石神井がこの試合初めてのリードを奪います。7番の選手だったと思いますが、約30mのロングシュートを見事にゴール右隅に突き刺しました。しかし武蔵丘も29分、縦に入った浮き球を6番の選手が絶妙なシュートでゴールへ送ります。これでスコアは3−3。ここから一進一退のめまぐるしい攻防が始まります。

後半32分、石神井20番の選手が狙うループシュートはGKがキャッチ。ロスタイムに入った39分には、武蔵丘20番が左サイドを長い距離ドリブルしてクロス、11番の選手が飛び込むもわずかに届かず。終了間際には石神井10番のクロスバー直撃のミドルシュート。さらに20番の選手がGKと1対1の局面を迎えますが、武蔵丘GKがナイスセーブ。次々と生まれるチャンスに観客もヒートアップ、試合を決めるゴールへの期待は高まりました。しかしここでホイッスル。勝負はPK戦へと持ち越され、足一本でシュートを止めたGKの活躍で石神井が勝利し、次戦へ駒を進めることになりました。

他に感想が思い浮かばないくらい、素晴らしいという表現がぴったりな試合でした。日陰の全く無いグラウンドでプレーした選手、両チーム関係者の皆様には頭の下がる思いでいっぱいです。

2010年6月21日 (月)

都駒場vsかえつ有明

梅雨の季節特有の湿気が多い気候でしたが、駒沢補助グランドで行われた準々決勝第一試合の駒場vsかえつ有明戦をぬまちちぶがリポートします。

試合開始のホイッスルからボールを動かしながら仕掛けたのはかえつ有明でした。左コーナーキックからのチャンスを得ますが、都駒場GKも落ち着いてこれを処理します。かえつは運動量多く、早いパス回しは試合開始からペースを作り始めますが、前半7分の都駒場のコーナーキックで試合が動きます。やり直しとなった2回目のコーナーキックからのクロスに、ファーサイドに走りこんだ都駒場4番が見事に相手DFの裏を取り、ヘディングでかえつゴールに先制点を叩き込みます。

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立ち上がりのリズムが良かっただけにかえつ有明としては、このセットプレーからの失点は悔やまれるシーンでした。ここで気落ちせずにボールを動かしながら攻撃を組み立てるかえつ有明は、前半10分、右サイドから球足の速いグラウンダーのパスを中央に入れると、ダイレクトでシュートへ繋げますが、都駒場GKも必死のパンチングでこのピンチを乗り切ります。流れるようなリズムで時間を掛けずに相手ゴールを脅かす、こういった攻撃はかえつ有明の持ち味ですね。

そして、かえつ有明はここで得たコーナーキックから同点に追いつき、あっという間にゲームを振り出しに戻します。続く前半14分、かえつ有明は右サイドから短いパスで相手のDFを揺さぶり、ペナルティエリア外からシュートを打ちますが、都駒場も懸命の守備でこの時間を耐えます。都駒場の中盤陣もこの時間あたりから立て直しを図り、前半はお互い1得点ずつ奪う形で後半へ折り返します。

均衡したゲームに、両校ともプレーが熱くなりますが、後半立ち上がりの3分、都駒場がシンプルに組み立てると右サイドから入ったボールに9番の選手がダイレクトで打ったシュートが決まり、再びリードを奪います。対するかえつ有明は後半10分、6番の選手の負傷で得たFKに18番がヘディングで合わせるもバーの上。続く11分、6番がパスを受けてからドリブルでGKを交してシュートを決めるも、オフサイドフラッグが上がり、惜しくもノーゴールと猛攻が続きます。

かえつ有明は左サイドから9番が何度となくドリブルで切れ込んでいきますが、都駒場は決定的な場面を作らせず、やや引いた守備で耐えます。この後、かえつ有明GKのファウルに一発レッドカードが出てしまい、一人少ない人数で戦うことになってしまいますが、かえつ有明は最後まで諦めることなく都駒場ゴールに立ち向かいました。しかし、無情にもこのまま試合は2対1で終了、都駒場の勝利となりました。

ゲーム中のボール支配に関しましてはかえつ有明に歩があったように映りましたが、80分のゲームプランの中で、辛抱しながらも、得点のタイミングを逃さずに決めることが出来た都駒場は、試合巧者ですね。かえつ有明は春から確実に力をつけて来ていますし、ひと夏越えた選手権予選が本当に楽しみです。

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2010年6月20日 (日)

駒澤大学高vs私武蔵

梅雨の合間で晴れたり曇ったりの天気でしたが、少し暑い駒沢補助球技場に西の横綱登場です。

私武蔵は長身FWエース11番の選手にボールを集めた攻撃を試みますが、ゲームは序盤から駒大高が押し気味に進めます。前半6分には、駒大高に10番の選手がゴール前フリーとなる決定的場面もありました。

ディフェンシヴに戦う私武蔵は、やや下がり気味の位置でボールに絡む10番の選手や9番の選手が上述の長身FW11番の選手にタテ一本で打開を図りますが、駒大高は守備を固める私武蔵に対して、意識的にサイド攻撃を展開、7番の選手や8番の選手が絡んで時折大きなサイドチェンジを織り交ぜながら私武蔵ゴールに迫ります。

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このような展開の中、前半20分くらいでした、右に流れた10番の選手がゴール前の9番の選手にパス、これを落ち着いて流し込んで駒大高が先制します。執拗なサイド攻撃にやや迫り来るボール保持者10番の選手に意識が向きすぎたか、9番の選手を捕まえきれませんでした。

この後も駒大高はサイドからクロスを入れてゴール前空中戦に持って行ったり、上げないで切り込んでいったりと攻め続け、私武蔵の体力を奪っていきます。

そして、前半26分、左サイドの崩しから中央の6番の選手にパスがとおり、やや寄せが甘かったところをすかさずシュート、これが決まって2対0となります。

しかし、前半終了間際の私武蔵の攻撃の場面では、右サイドのワンツーから10番の選手が飛び出すいい攻撃も見られ、駒大高の早いプレシャーに対抗するには、いったん足元に入れてからの展開より、このような少ないタッチで早く11番の選手に入れる方が効果的ではないかと思いました(これは口で言うほど簡単ではないのですが・・・)。

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前半はこのまま終了しますが、後半に入っても駒大高のサイド攻撃は容赦なく、右に流れた10番の選手が持ち前の個人技でゴール前フリーになっていた9番の選手へパスを通す場面もあり、剛柔巧みに使い分ける駒大高の強さの一面を見ました。

この直後駒大高は8番の選手のクロスに9番のヘッドが決まって3対0、疲れの見え始めた後半29分には、バイタルエリア付近でコントロールミスを逃さずボールを奪取した11番の選手がリフティングしながらボレーを突き刺し4対0となり、勝負ありとなりました。

それでも私武蔵は果敢に1点を取りに行き、32分に左から絶妙なボールが長身FW11番の選手にわたり、駒大高GKと1対1になる場面がありました。ここは確実に行こうと思ったのでしょう、最後フィニッシュが0.5テンポ遅れてしまいました。

ゲームはこのまま終了し、駒大高が勝ちましたが、それでも私武蔵は総体都大会二次トーナメントまで進出し、堀越破ってのベスト8ですからすごいです。高校サッカーの悩ましいところで、ここから3年生は選手権予選までやるか後輩に託すか微妙な時期に入っていきますが、悔いのないように過ごしてほしいなと思います。

Kumzeminame

2010年5月24日 (月)

私武蔵vs工学院

駒沢補助競技場の第3試合、武蔵対工学院のリポートです。延長戦やPK戦を勝ち上がってきた両チームの対戦、気になっていました。

試合最初のシュートは武蔵11番の選手。ゴール正面からのシュートは工学院GKがしっかりとキャッチしました。武蔵はこの11番の選手の長身を活かそうと積極的にロングボールを使います。一方の工学院は10番の選手が司令塔となり攻撃を指揮します。この10番の選手がボールを持つとほぼ常に2人が奪いに来るのですが、抜群のキープ力で譲らず、味方に確実にボールをつなげていきました。特に左サイド7番の選手との連携が素晴らしく、何度か良い形を作っていきます。

前半は中盤で主導権を握った工学院が押す展開で進みます。28分には10番の選手がドリブルで2人を置き去りにしてミドルシュート、32分には右からのクロスからゴールを狙います。決定的だったのは36分、左サイド、ペナルティエリアわずか外から5番の選手の放ったシュートは、惜しくも逆サイドのポストに当たってゴールインとはなりません。前半は0−0のまま終わりました。

後半は立ち上がりから、両チームとも前半以上に積極的にゴールを目指します。1分に武蔵10番の選手がミドルシュートを撃てば、2分には工学院9番の選手がスルーパスからGKと1対1の局面を迎えるなど、先制点を獲りたい気持ちの出たプレーが続きました。11分、15分にもそれぞれゴールまであと一歩のところまで迫ります。

ゴールへの予感が高まっていく中、それを現実のものとしたのは武蔵でした。19分、右サイドからのコーナーキックを、DF3番の選手が見事頭で合わせてゴールネットへ突き刺します。

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待望のゴールに武蔵応援団からは大歓声があがりました。1点ビハインドの工学院はやはり10番の選手を中心に、まず1点を返そうと攻め続けます。24分には5番の選手がミドルシュートを試みますが、枠を捉えることはできませんでした。

後半31分、試合を決定づける武蔵の2点目が決まります。今度は左コーナーキック、ゴール前に生まれたスペースに飛び込んで行ったのは再び3番の選手。工学院の攻撃を最終ラインで凌ぎながらの2得点、文字通り攻守に大活躍の勝利の立役者となりました。

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どちらが勝っても不思議ではない試合だったと思います。そんなゲームを引き寄せた武蔵に勝負強さを感じたのは私だけでしょうか。関東大会の予選でもあの帝京をPK戦の末に破っていますし、今年のチームはひと味違う何かを持っているように思えてなりません。

工学院もここまで勝ち上がってきたことを糧にして、選手権でも都大会に顔を出してくれることを期待しています。

2010年5月23日 (日)

國學院久我山vs多摩大目黒

総体東京都大会一次トーナメント決勝です。

決勝戦計8試合が行われた駒沢公園から、國學院久我山と多摩大目黒の一戦のリポートです。早大学院を接戦の末に破った多摩大目黒が、言わずと知れた強豪校の國學院久我山に挑む形となりました。

決勝だからなのでしょうか、出だしは両チームとも少し固くパスミスもちらほら見受けられました。しかしそれもほんのわずかのこと、前半2分、まずは多摩大目黒がパスを何本かつないでから5番の選手のシュートでゴールを狙います。直後の3分、國學院久我山はゴールキックが左サイド裏のスペースへ向かうと、走り込んだ16番の選手が折り返します。これをファーサイドに詰めた11番の選手が押し込んで先制点を奪います。あっという間の出来事でした。

前半、國學院久我山の攻撃のアクセントとなっていたのはFW16番の選手。ディフェンスラインの裏を常にうかがい、中央から左に流れながら相手陣内を深くえぐる動きは非常に効果的なものでした。

リードを許した多摩大目黒でしたが、決して押し込まれているという印象は無く、後ろからしっかりと繋ぐサッカーで同点ゴールを目指します。中盤でパスの供給源となる10番の選手、右サイドで脅威となった14番の選手、体をうまく使ったポストプレーでターゲットとなった11番の選手など、それぞれのテクニックを活かした攻撃を繰り出して行きました。また、どの選手も当たりに強く、キープ力があるという印象を与えてくれます。

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そんな多摩大目黒の攻撃を、素早い寄せと数的優位で摘み取っていく國學院久我山は25分、4番の選手がGKとの1対1を制して追加点を上げます。さらに38分には、得意のボール回しから10番の選手が右サイドを切り込んでのシュートで3点目。チャンスを確実にゴールに結びつけた國學院久我山の3点リードでハーフタイムとなりました。

後半に入っても多摩大目黒のボールを大事に繋いでの攻撃は変わりません。しかし司令塔10番の選手へのプレッシャーがいよいよ強まると、思うような連携ができず苦しくなってきます。すると長身DF3番の選手が前線へ上がり、長いボール主体の攻撃へとシフトしたのでした。後半21分、ペナルティエリアを飛び出してロングボールをクリアしようとした國學院久我山GKのボールがDFに当たり跳ね返ります。すかさず無人のゴールを狙いますが、DFの体を張ったブロックで1点を返すことができません。この一連のプレーで何かあったのでしょうか、國學院久我山は17番のGKが交代で入りました。

一方の國學院久我山は、4番、20番の選手が主役となり攻撃の手を緩める事なく試合を進めていきます。23分には20番の選手が左サイドで粘ってセンタリングを上げると、4番の選手が迫力あるダイビングヘッドでゴール。30分過ぎには今度は右サイドから20番の選手がボールを上げると、再び4番の選手がドンピシャのタイミングで合わせてハットトリックを達成しました。

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國學院久我山は終盤にもいくつかチャンスを迎えましたが、ここは多摩大目黒GKがファインセーブでゴールを割らせません。またDF陣は、一矢を報いたい多摩大目黒の攻撃を最後まで危なげなく跳ね返し続けました。終わってみればスコアは5−0。抜群の攻撃力を見せてくれた國學院久我山が、見事な勝利で2次トーナメント進出を決めたのでした。

多摩大目黒は足下のテクニックに優れた選手が多く、ボールを大切に、意図のあるパスを繰り返して組み立ていこうとする印象を受けました。状況によってはパワープレーもできるのは大きな武器だと思います。選手権予選では台風の目になる可能性ありと見ました。

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2010年5月10日 (月)

攻玉社vs日大一

総体東京都大会一次トーナメントです。

攻玉社4-3(前半2-1、延長)日大一

葛飾野高校グラウンドで行われたゲームです。ここのところ実力をつけてきた攻玉社と支部予選をしぶとく勝ち抜いてきた日大一の対戦です。

まず目を引いたのが、日大一の大柄DF陣でした。対照的に攻玉社のFW12番の選手は小柄で、空中戦では攻玉社に分が悪いと見ました。

前半7分、その攻玉社は16番の選手が右サイドをえぐってグラウンダーの速いボールをゴール前に入れますが、これを日大一DFがクリアはじききれず、ボールが流れたところを神出鬼没の14番の選手が折り返したところ蹴り込み、紅玉社が先制します。ここは、やはり空中戦を避けるいい判断が演出したゴールでした。

失点直後の8分に決定的場面があったものの、都大会の緊張がほぐれないのか日大一は球際の勝負で攻玉社に優勢を許し、中盤でのパスワークもやや精度を欠いて少し苦しい展開となります。

そして、前半16分、敵陣やや右20mの位置でFKを得た攻玉社が、大柄DFが固めるゴール前から少しずらしてファーサイドを狙います。このボール7番の選手がヘッドで見事に折り返し、これをゴール前で押し込んで攻玉社が2点目を奪います。

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この2点目で流れは完全に攻玉社となります。FW12番の選手は常にオフサイドぎりぎりのタイミングを狙い、14番、16番、19番の選手がシンプルに組み立て、ピッチのいたるところを使って攻撃します。

しかし、前半20分すぎぐtらいだったと思います。攻玉社にDFとGKの呼吸が合わず、連携ミスが発生、ここをうまく突いた日大一のエース7番の選手が蹴り込み、1点を返します。これで緊張がほどけたか、日大一が盛り返し、ここから一進一退の攻防が続きます。30分には攻玉社が日大一の浅めのDFラインの裏を突いてGKと1対1のピンチを招きますが、日大一GKが神がかり的セーブで防ぎました。このシーンにも流れの変化を感じました。

前半はこのまま攻玉社1点リードで終わりますが、後半開始後も日大一のアグレッシヴさは維持されており、後半11分、攻玉社陣内右サイド深い位置でのボールの奪い合いで日大一エース7番の選手が奪取、そのままゴール前までドリブルで切り裂いてシュート、弾かれたところを押し込んでついに同点となります。

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日大一は球際の劣勢をはね返してきたことにより、攻撃に厚みが出てきたので、攻玉社は耐える時間が続きます。

そして、日大一はメンバー交代を行った数分後の後半21分、右サイド深いところからの折り返しをエース7番の選手がゴールを決め、ついに逆転します。このエース7番の選手は、荒削りな面があるものの、足が速く、勇気があって、ここぞという場面で決定的な仕事をする稀に見る「エースらしいエース」です。

両校の選手と関係者の皆様には大変申し訳ないのですが、私は所用で15時半には現場を去らなければならず、この後の攻玉社の起死回生の同点劇と延長戦での攻防を見ることはできませんでした。

もし、ご覧なった方がいらっしゃいましたら、コメントかメッセージいただけますと嬉しいです。

kumazemi's favorite players 2010:日大一の7番

2010年5月 5日 (水)

駒澤大学高vsかえつ有明

関東大会東京都予選決勝です。今日は夏の陽気でした。

序盤、駒大高は11番の選手のワントップ気味でサイドを意識した展開、対するかえつ有明はきちんとつないで17番の選手のオーバーラップと10番の選手のスピードを活かす展開です。

駒大高は、昨年からレギュラーの10番の選手と6番の選手が動き回り、7番の選手の高さを使いながら、最後屈強なFW11番の選手のフィニッシュにつなげる攻撃です。この11番の選手、決して一人でドリブル突破したり、強引に撃ったりしないのですが、とにかく屈強でボディバランスがよく、運動量も多いのでかえつ有明守備陣は手こずっていました。

その駒大高は前半7分、結果的にかえつ有明GKに阻止されますが、右からのクロスにゴール前二人で詰めるチャンスがありました。

かえつ有明は、駒大高の激しいプレッシャーで持ち前のパスサッカーがなかなかうまくいかず、やや苦しい立ち上がりとなります。前半12分にはボールを奪って攻撃に切り替える際にパスをカットされ、そのまま中央にいた駒大高10番につながれてクロスバーをかすめるシュートを浴びる場面もありました。

そして前半23分、駒大高は左コーナーキックのチャンスに、DF背にしてニアポストに立っていた11番の選手に見事にボールを合わせてヘッド一発で先制点をもぎ取ります。

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さらに、前半36分には、ゴール前やや右、距離にして25mのFKをまたもや11番の選手が左隅に直接蹴り込み、2対0となります。

このように前半は完全に駒大高ペースで、かえつ有明には苦しい展開でした。

後半に入ってからは気温も上がり、さしずめ総体都大会のような感じになってきますが、駒大高の激しいプレスは衰えず、2点入れた11番の選手も前線でプレスをかけ、自軍DFラインに押し上げる時間を与えます。ここらあたりは本当によく鍛えられていると感じました。

後半12分には、駒大高11番の選手が、右からのアーリークロスに胸でトラップしてそのままボレー、惜しくもバーを越えてしまいましたが、もう誰も止められないといった感じになってきます。

しかし、後半16分、駒大高の中盤のプレスがやや甘くなったところを、かえつ有明は素早く右に展開、その折り返しに11番の選手がシュートを放つチャンスがありました。このあたりから、暑さと点差が影響したか、駒大高の運動量が少し落ちてきます。

そして、後半25分でした。かえつ有明は駒大高中盤でのパスをカット、速攻を仕掛けて右に展開、受けた7番の選手が慌ててアタックに戻ってきた駒大高DFと最後並走しながらもループを決め、1点差に詰め寄ります。

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これでゲームはわからなくなります。

しかし、30分、追い上げムードのかえつ有明にこの日二枚目のイエローでの退場者が出るというアクシデントが発生、再度気合を入れなおした駒大高は直後の32分に右CKから4番の選手がドンピシャリのものすごいヘディングシュート決め、3対1とします。

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ゲームはこのまま終了、駒大高が優勝、タイトルを手にしました。今日の3点はいずれもセットプレーでしたが、全体的にバランスが良くてスキがなく、個々の技術も運動の質も量もすばらしいものがあり、今年も旋風を巻き起こしそうな予感がします。

駒大高の皆さん、関東大会がんばってください。そしてぜひタイトル取ってきてください。

Kumazeminame

kumazemi's favorite players 2010:駒大高の6番

2010年5月 4日 (火)

駒澤大学高vs東京朝鮮

晴天のもと行われました準決勝第2試合はぬまちちぶがレポートします。

燦燦とピッチを照らす日差しは「夏」を感じさせるほど強く、たまに吹きこんでくる風に観戦している僕たちには心地よさを感じましたが、選手たちのスタミナに影響を及ぼすのではないかと心配しました。

今年の駒大高の試合は、2回戦の東海大菅生戦で初めて観戦しましたが、昨年にも増してバランスの良さと技術の高さを感じ、春の段階ですがいい仕上がりの印象を持ちました。

一方、帝京を退けた武蔵高校を3回戦で9点も取って撃破した東京朝鮮高校の破壊力ある攻撃も大いに魅力的で、楽しみな対戦となりました。

試合開始早々から東京朝鮮のハードフィジカルな攻撃が駒大高を攻め立て、空中戦でも頭一つ抜け出す高さもあってやや東京朝鮮が優位に試合を進めます。

駒大高は前半5分、右サイドから10番の選手がクロスを放り込みますが、東京朝鮮GKが落ち着いて処理します。駒大高はサイドの展開から相手を揺さぶる攻撃パターンで今日も崩していくのかなと考え事していた前半11分、東京朝鮮は自陣でボールを奪うと、縦にシンプルなパスを繋いでペナルティエリア付近まで持ち込み、右サイドにスペースを作っていた11番?の選手でしょうか(逆サイドにいたので正確に見えませんでした)、このパスを受けるとそのまま持ち込んで飛び出してきたキーパーをしっかり見極めて駒大高ゴール左に先制点を叩き込みました。相手のボールを奪ってからゴールまで、時間をかけずに決めたゴールでした。

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早い時間帯での失点に、駒大高は東海大菅生戦の時とは違う流れの前半が続きますが、それでも気迫のこもったプレーを続けます。

前半14分には東京朝鮮GKが飛び出してボールをクリアしようと足を上げたところ、駒大高11番の選手の顔面に当たってしまい、イエローカードが出ます。ペナルティアーク付近から11番の選手が蹴ったFKは、壁を越えて東京朝鮮ゴール左隅に飛びますが、これは惜しくもポストに弾かれてしまいまた。

前半も25分を過ぎるあたりから、徐々に駒大高は攻め急ぐようになり、東京朝鮮の速いプレッシングにパスコースを消されては、カットされる時間が続きます。

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前半34分に駒大高8番の選手が気を吐いて持ち込んで右サイドを駆け上がる10番へパス、そのままシュートに持ち込みますが、これは惜しくも左に外れてしまいました。こういう本来のサイド攻撃が見えるようになってきたなと思えてきたところで前半終了のホイッスル。1対0と東京朝鮮リードで折り返します。

恐らく監督のゲキが飛んだのでしょう、ハーフタイムで冷静さを取り戻してきた駒大高は、後半開始早々3分、右サイドからドリブルで相手を3人ほど抜き去った8番の選手が綺麗なクロスを中央に放り込んでこれをヘディング、ゴール!と思えましたが、オフサイドフラッグがあがり、同点とはなりません。

しかし、前半は東京朝鮮に合わせるようにピッチ中央での展開を続けてきた駒大高は、後半からピッチを広く使い始めると、まず後半11分に、左サイドからこぼれ球を10番の選手ががすかさずキープし相手キーパーを落ち着いて交わして同点弾を蹴り込みます。

続く15分には、右サイドへの大きなサイドチェンジから中央にスペースを作った8番の選手へクロス、これをドンピシャのヘディングで逆転ゴール。さらに続く17分には東京朝鮮DFラインでのパスミスを狙っていたかのように10番の選手がボールを奪取、そのままドリブルで持ち込んでシュートを決め、あっという間に3点を奪い、僅か6分強で一気に流れも変えてしまいました。

後半36分に東京朝鮮がカウンターを仕掛け、左サイドからのクロスにで合わせますが、駒大高は落ち着いてセーブし、試合はこのまま3対1で駒大高が勝利しました。

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駒大高が5日の決勝戦でかえつ有明といかに戦うのか、非常に楽しみですが、インターハイも視野に入れて、より進化した駒大高サッカーに期待します。

2010年5月 3日 (月)

かえつ有明vs大成

ゴールデンウィーク真最中ですが、今日は駒沢第二球技場で行われた関東大会東京予選を見に来ました。

もはや強豪の仲間入りを果たしているかえつ有明対成長著しい大成高校の一戦です。

ここまで大成は、初戦国分寺に1対0、2回戦ではあの暁星に3対0と完勝、そして準々決勝では何と実践学園に3対0と完封して勝ち上がってきました。

対するかえつ有明は都東大和南、都駒場、都東久留米総合と都立の強豪を撃破してのベスト4です。

開始直後からややディフェンシヴな大成に対して、かえつ有明は前半7分には右からの攻撃で中央からフリーでシュートを放つ(ポスト直撃)など優位に試合を進めます。

かえつ有明は15番の選手が巧みにゲームをコントロール、攻撃では10番の選手と17番の選手のスピードを活かしてダイナミックに展開します。

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守備では、必ずボール保持者にきっちりファーストディフェンダーが詰めて判断する時間を極力短縮、逆に大成はこの速い詰めに遅攻がしにくく、速攻に活路を見出します。

そして前半23分、大成は自陣からその速攻を仕掛け、大きく左の10番の選手に展開、それを見た11番の選手が猛然とトップスピードに乗って中央に走りこみ、そこへ10番の選手が見事な横パスを通し、決定的チャンスが生まれました。結果的にGKに阻まれたのですが、受けた横パスをダイレクトで撃ってもよかったかもしれません。しかし、この判断に必要な時間はおそらく100分の1秒くらいだったでしょう。チャンスは確実に決めたいFWの性から言って無理もありません。

この後もかえつ有明がボール保持率で優位に立ちますが、少し大成の守備において全体的にプレスがやや甘い感じがして心配していたのですが、前半36分、これを突いてかえつ有明の17番の選手が豪快ミドルを決め、かえつ有明が先制、今大会初めて大成が失点します。

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1対0のまま後半に突入、序盤から流れはまだかえつ有明でした。しかし、後半10分、左サイドのスローインから見事なクロスが供給され、これを11番の選手がフリーで受けシュートを放ちますが、かえつ有明GKの見事なセービングで阻まれてしまいます。

同点を狙って攻撃を急ぐ大成に対して、かえつ有明は前述の15番の選手がボールをあっちこっちに配球、本当彼はいぶし銀の選手です。しかし、かえつ有明はボール支配はするものの、ややフィニッシュに積極性が足りなかったようにも見えました。

後半30分近くから両軍ベンチが動き出し、29分と34分にかえつ有明が、32分と38分に大成がメンバーチェンジを行います。

特に29分の大成のメンバーチェンジでは、11番の選手が下がってしまい、一瞬「ええっ」と思ったんですが、代わりに入った18番の選手はポストプレート相手を背負ってのプレーが抜群に上手く、なるほどと納得でした。

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ゲームはこのまま1対0でかえつ有明が勝利、決勝に進みました。両校個々の選手にそれぞれ持ち味があってこの先楽しみだなと思いました。ただ、このゲームでは経験の差が出たかもしれません。かえつ有明の試合運びの上手さが光りました。

大成はこの大会で大きな自信をつけたのではないでしょうか。すぐ総体予選が始まりますが、ここでの活躍も期待しています。

Kumazeminame

2010年4月12日 (月)

日本学園vs東海大高輪台

実践学園高尾グラウンドの第二試合は日本学園と東海大高輪台の顔合わせ。少し風が出てきたことで、桜の花びらが舞い散る中での試合となりました。

先手を取ったのは日本学園、前半2分のことでした。10番の選手が左サイドをドリブル突破し、ゴール前に詰める16番の選手へボールを送ります。立ち上がりのこのワンプレーの勢いそのままに、日本学園は前線の選手がボールを奪うチャンスを虎視眈々と狙い、細かいパスを次々と繋げて攻撃を組み立てました。16分には左サイドの10番の選手が少し後ろに戻したボールを3番の選手がセンタリング。ニアサイドの9番の選手はあとわずか届きませんでしたが、クロスボールに対してニアに果敢に飛び込んでいくシーンはこの後も何度も見られました。

東海大高輪台は受け身となりながらも、最終ラインからボールを大事に回して相手の隙を窺います。押し込まれていてどうしても前線に人数を割けない状況下で、ミドルシュートでや両サイド深い位置からの突破で局面打開を狙っていきました。

前半31分、終始主導権を握っていた日本学園に先制点が生まれます。左サイド3番の選手のセンタリングに対して、ニアサイドに選手が飛び込みディフェンスを引きつけると、ファーサイドの9番の選手だったでしょうか、待ち構えていたように見事にゴールを決めました。この得点で勢いに乗った日本学園は、前半残り時間で次々とチャンスを作ります。37分には10番の選手のシュート、39分には9番の選手のダイナミックなヘディングがありました。

後半始まってすぐの2分、再び日本学園が得点を奪います。中盤でボールを持った10番の選手がDF3人を引き連れながらペナルティエリアに入り込み、左足で見事なゴールを決めました。素晴らしいプレーに日本学園応援団は沸きに沸きます。

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後半6分、東海大高輪台にビックチャンスが巡ってきます。高くバウンドしたボールを9番の選手がヘディング、GKの頭上を通しましたが日本学園DFが間一髪でクリア。惜しくも得点差を縮めることができません。それでもこのプレーからでしょうか、徐々にではありますが東海大高輪台のボールがゴール前まで繋がる場面が増えてきました。両チームとも次の1点を求めて、攻め合いの様相を呈してきます。

日本学園は11番の選手が右サイドで巧くボールをキープし攻撃の起点となると、東海大高輪台では18番の選手が左サイドで存在感を発揮します。東海大高輪台は17分に10番の選手、18分に7番の選手が立て続けにシュート。22分には日本学園9番の選手がロングボールからGKと1対1の局面を迎えます。そして30分、GKがファンブルしたボールを東海大高輪台10番の選手がすかさず詰めますが、シュートまでは持ち込めませんでした。

後半32分、接触プレーで東海大高輪台GKがどこかを強く痛めたようで、しばらく試合中断となります。その後プレーに復帰はしましたが、最後まで痛みを必死に堪えていることが観ている側にも伝わってきていました。試合終了までピッチに立ち続けた彼に拍手を贈りたいと思います。また元気な姿を見せてください。

最後まで日本学園らしいパスサッカーが印象的な試合でした。毎年テクニシャンを擁してパスで崩すサッカーを見せてくれる日本学園、今年も見逃せないチームの1つですね。一方、この日は思うように自分たちのサッカーが出せなかった東海大高輪台ですが、試合中に「運べ!」という声がよく聞かれました。目指しているサッカーのイメージがしっかりとしているということなのだと思います。そのイメージを体現した試合を観られるのを、楽しみに待ちたいと思います。

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2010年4月11日 (日)

実践学園vs城北

いよいよ本格的に高校サッカーシーズンが始まりました!今年も東京各地の会場で数多くの名勝負やドラマが生まれるのだと考えると、それだけでワクワクしてしまいますね。

TEAM kumazemi一同、気持ち新たに取材させて頂きますので、今年もよろしくお願いいたします!

今シーズン初の取材は心地良い暖かさの実践学園高尾グラウンドから。まずは第一試合、城北と実践学園の両イレブンが緑の綺麗な人工芝のピッチに整列しました。

実践学園は前半2分に長身11番の選手のヘディング、6分にはコーナーキックからのボールを13番の選手のシュートで仕掛けます。対する城北も5分に8番の選手が左サイド突破で見せ場を作ると、10分にはキャプテン5番の選手がやはり左サイドで粘り9番の選手のシュートへと繋げました。

前半10分頃から実践学園の攻勢が始まります。DFラインからのロングボールを11番の選手が中心となってポストプレーで落とし、それを拾って繋げる展開が見事にハマリ出しました。両サイドからのクロスは城北守備陣が体を張って防ぎますが、その分次々とコーナーキックを獲得しゴールへ肉薄していきます。それでも17分の9番の選手のシュートは城北GKのナイスセーブで、20分の何度目かわからないコーナーキックからのヘディングはポストに嫌われ、なかなかゴールを割ることができません。

押し寄せる実践学園の波を返すことに精一杯な時間が続いた城北は、28分に大きなチャンスを迎えました。10番の選手が右サイドでバックパスをカット、GKと1対1となります。しかしこれは実践学園GKが素早い飛び出しで防ぎ、得点には結びつけられません。33分には再び10番の選手が、飛び出してきたGKを交わすようにゴールライン際からシュートしますが惜しくも外れます。

実践学園は37分、右コーナーキックにファーサイドの選手があとわずかで合わせられるシーンがありました。同じような形で何度もチャンスを作った前半でしたが、最後の最後で城北の選手が気迫溢れるディフェンスで守りきったのでした。結果スコアレスでハーフタイムとなります。

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城北8番の選手のシュートで始まった後半は、早い時間に両チーム1枚ずつ交代のカードを切る、新たな展開を予感させる立ち上がりとなります。その予感が現実のものとなったのは後半9分のことでした。右サイドを突破した選手からのクロスボールを、交代で入ったばかりの実践学園18番の選手だったでしょうか、待ち構えていた逆サイドでしっかりとゴールに送り均衡を破ります。さらに5分後、クリアボールを拾った10番の選手がペナルティエリア左側からシュート。これがゴール右側のサイドネットを揺らしリードを2点に広げました。

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この2つのゴールにより流れが変わりました。追いかける城北が前へ前へと全体的に上がってきたのに対し、実践学園はその裏をロングボールで狙う場面が目立つようになります。また正午近くになり気温が上がったせいか、選手達に疲れの色が見えるようになってきました。26分には足を痛めた(つったようにも見えました)城北10番の選手を、5番の選手が背負ってピッチ外に出るという場面もあった程です。このような難しい時間が続く中、両チームともゴールを目指すプレーを繰り返しますがスコアは動かず。後半に2点を決めた実践学園が2回戦進出を決めました。

城北には見どころを何度も作った10番の選手、攻守に渡ってポイントとなった8番の選手、ファイト溢れるプレーでチームを引っ張った5番の選手など魅力的な選手が沢山見受けられました。これから夏を経てどう成長していくのか楽しみなチームですね。実践学園ではやはりキャプテン10番の選手に言及しないわけにはいきません。正確なキックでゴールチャンスを演出したかと思えば、最終ラインに入ってチームを支える。彼の率いるチームの活躍、こちらも楽しみです。

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